JPH075487U - シャッター式浴槽蓋 - Google Patents
シャッター式浴槽蓋Info
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- JPH075487U JPH075487U JP4054993U JP4054993U JPH075487U JP H075487 U JPH075487 U JP H075487U JP 4054993 U JP4054993 U JP 4054993U JP 4054993 U JP4054993 U JP 4054993U JP H075487 U JPH075487 U JP H075487U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細長中空棒状体及び連結用帯状片のいずれも
がポリプロピレン樹脂によって製せられ、しかも同時押
出成形によって溶着一体化されたシャッター式浴槽蓋を
提供する。 【構成】 連結用帯状片3をなすポリプロピレン樹脂に
改質剤として水素添加のスチレン・ブタジエン・ラバー
を添加して折り曲げに適する柔軟性を付与する。硬質ポ
リプロピレン樹脂製の細長中空棒状体1と前記連結用帯
状片3とを同時押出成形の際に熱溶着する。
がポリプロピレン樹脂によって製せられ、しかも同時押
出成形によって溶着一体化されたシャッター式浴槽蓋を
提供する。 【構成】 連結用帯状片3をなすポリプロピレン樹脂に
改質剤として水素添加のスチレン・ブタジエン・ラバー
を添加して折り曲げに適する柔軟性を付与する。硬質ポ
リプロピレン樹脂製の細長中空棒状体1と前記連結用帯
状片3とを同時押出成形の際に熱溶着する。
Description
【0001】
本考案は浴槽の上面に被せて浴槽内の湯気が放散したり、湯温が低下するのを 防ぐ浴槽蓋に係り、その中でも特に硬質合成樹脂製の細長中空棒状体を軟質合成 樹脂製の連結用帯状片を介して多数連結した巻き込みの可能なシャッター式の浴 槽蓋に関する。
【0002】
実公昭60−6308号公報や同61−1832号公報等によって示されてい るとおり、浴槽蓋の製造材料としてポリプロピレン樹脂は公知である。 しかしながら、ポリプロピレン樹脂を用いた浴槽蓋の構造はブロー成形による 組合せ蓋がほとんどであり、シャッター式の浴槽蓋にポリプロピレン樹脂が用い られることはなかった。 その理由はシャッター蓋の構造に起因する。すなわち、シャッター式の浴槽蓋 は硬質合成樹脂製の細長中空棒状体を軟質合成樹脂製の連結用帯状片を介して多 数連結して巻き込みを可能としたものであり、製造上は同時押出成形の際に軟質 の連結片と硬質の中空棒状体が熱溶着されるものである。そこで、従来は熱溶着 性の良好なポリ塩化ビニル樹脂がシャッター蓋に多用されてきたわけであるが、 ポリプロピレン樹脂の場合には、硬質と軟質同士の溶着や接着性が非常に悪く、 結局ポリプロピレン樹脂を用いたシャッター蓋は製造が不可能か、あるいはきわ めて困難であるとされてきたのである。
【0003】
上記したように、シャッター式浴槽蓋の使用材料としては、構造上の問題から ポリプロピレン樹脂が用いられることがなく、専ら熱溶着性の優れたポリ塩化ビ ニル樹脂が用いられてきた。 しかしながら、ポリ塩化ビニル樹脂は周知のように70℃〜80℃で軟化して しまい耐熱性に劣るという欠点があり、例えば沸かし過ぎとか空焚き等により高 温蒸気が作用した場合には容易に熱変形を起こしてシャッター蓋の特徴である巻 き込みが不可能になり使用に耐えないものとなる。 そのため、これまでは中空棒状体の肉厚を増したり、内部に補強部材を挿着し て熱変形を防止するようにしていたが、このような手段によった場合は、元々比 重が約1.4と可成り大きいポリ塩化ビニル樹脂の性質上浴槽蓋全体の重量が増 え、取り扱いが厄介になるという問題点がある。
【0004】 また、ポリ塩化ビニル樹脂製の浴槽蓋の場合、廃棄されたときこれを再生する ことができず処分に不都合を来し、環境的にも経済的にも不利であるという問題 点がある。さらには、中空棒状体を連結する帯状片をなす軟質ポリ塩化ビニル樹 脂には多量の可塑剤が配合されているわけであるが、当該可塑剤は使用年数の経 過に伴い他のものに移行して次第に柔軟性が失われ、浴槽蓋の性能テスト項目中 のすべり抵抗値の低下を来すと共に、可塑剤に起因して黒カビが生起し易く、浴 室環境を害するという問題点も指摘されている。
【0005】 本考案者は汎用樹脂の中ではポリプロピレン樹脂が比重0.90〜0.91と 最も小さく、しかも機械的強度が大で耐衝撃性、剛性、耐熱性にも優れており、 且つ廃棄された場合でも再生が可能で環境保護にも資する点に着目し、シャッタ ー蓋に応用するにあたっての障害、すなわち中空棒状体をなす硬質ポリプロピレ ン樹脂と連結用帯状片をなす軟質ポリプロピレン樹脂との熱溶着性を改善し、前 記した従来のポリ塩化ビニル樹脂によって製せられたシャッター式浴槽蓋の不具 合点を解消すべく鋭意研究した結果、ポリプロピレン樹脂に特殊な改質剤を所定 分量配合すると、連結片としての折り曲げにとって良好な柔軟性が得られると共 に、中空棒状体をなす硬質ポリプロピレン樹脂との熱溶着性が良好で、同時押出 成形により全体がポリプロピレン樹脂によって製せられたシャッター式浴槽蓋が 得られることを見いだし本考案をなすに至ったものである。 したがって、本考案の目的は細長中空棒状体及び連結用帯状片のいずれもがポ リプロピレン樹脂によって製せられ、しかも同時押出成形によって溶着一体化さ れ、従来のポリ塩化ビニル樹脂によって製せられたシャッター式浴槽蓋の諸種の 欠点を解消したシャッター式の浴槽蓋を提供することにある。
【0006】
前記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれば、請求項1に係る考案は 、硬質合成樹脂製の細長中空棒状体と、この細長中空棒状体同士を連結する軟質 合成樹脂製の連結用帯状片とを同時押出成形してなるシャッター式の浴槽蓋にお いて、前記細長中空棒状体は硬質ポリプロピレン樹脂によって製せられ、且つ前 記連結用帯状片はポリプロピレン樹脂に改質剤を添加して軟質化した軟質ポリプ ロピレン樹脂によって製せられ、両者を同時押出成形の際に熱溶着にて連結して なることを特徴とするシャッター式浴槽蓋であり、また、請求項2に係る考案は 、改質剤が水素添加のスチレン・ブタジエン・ラバーであり、当該水素添加のス チレン・ブタジエン・ラバーをポリプロピレン樹脂100重量%に対し、150 重量%〜300重量%添加してなる請求項1記載のシャッター式浴槽蓋である。 さらに、請求項3に係る考案は、ポリプロピレン樹脂100重量%に対し、水 素添加のスチレン・ブタジエン・ラバーを150重量%〜300重量%添加して 軟質化させたすべり止め帯状片を、硬質ポリプロピレン樹脂製の細長中空棒状体 の下面長手方向に沿って熱溶着または接着してなる請求項1記載のシャッター式 浴槽蓋である。
【0007】 水素添加スチレン・ブタジエン・ラバー(以下、単にHSBRという)は、溶 液重合タイプのスチレン・ブタジエン・ラバーに水素を添加することにより得ら れるポリマーであって、これをポリプロピレン樹脂の改質剤としてポリプロピレ ン樹脂100重量%に対し、150〜300重量%の範囲内で添加するとポリプ ロピレン樹脂の軟質化効果が得られ、硬質ポリプロピレン樹脂との熱溶着性が改 善されるのである。当該HSBRはポリプロピレン樹脂中に数十ナノメーター単 位で超微細分散し、ポリプロピレン樹脂の軟質化に寄与するものである。 なお、HSBRを配合したポリプロピレン樹脂コンパウンド中には、他の添加 剤として微量のステアリン酸カルシウムのようなブロッキング防止剤やフェノー ル系の安定剤、着色剤等が配合される。
【0008】 本考案において、HSBRの配合量下限値をポリプロピレン樹脂100重量% に対し150重量%以上としたのは、これ以下の添加量であると連結用帯状片と して要求される柔軟性が得られないことが判明したからである。 また、配合量の上限値を300重量%以下としたのは、これ以上の添加量であ ると成形品樹脂表面にベタツキを生じる程度に軟質化してしまい連結用帯状片と して機能し得なくなることが判明したからである。 なお、最も好ましい配合量はポリプロピレン樹脂100重量%に対し、HSB R230重量%前後である。
【0009】 本考案はこのように連結用帯状片をなすポリプロピレン樹脂にHSBRを所定 量添加することにより、中空棒状体をなす硬質ポリプロピレン樹脂との熱溶着性 が改善されるものであって、本考案によれば細長中空棒状体及びこれを連結する 帯状片の全てをポリプロピレン樹脂によって同時押出成形することができ、従来 のシャッター蓋と同様巻き込みが可能であるほか、耐熱強度、耐衝撃性に優れ、 且つ軽量で黒カビの生成もなく、廃棄された場合、再生が可能で環境保全にも資 するシャッター式浴槽蓋を提供することができるものであると共に、連結用帯状 片が浴槽の上面に接することにより良好なるすべり抵抗効果が得られ、すべり難 いシャッター式浴槽蓋となるものである。なお、このすべり抵抗効果は、硬質ポ リプロピレン樹脂製細長中空棒状体の下面、すなわち浴槽上面との当接面に、H SBRを添加した軟質ポリプロピレン樹脂製の帯状片を熱溶着または接着により 付設することによって一層向上させることができるものである。
【0010】
以下、本考案シャッター式浴槽蓋の具体的構成を図示の実施例に基づき詳細に 説明する。 図1は本考案シャッター式浴槽蓋の一実施例を示す平面図、図2は図1のA− A線,B−B線に囲まれた部分の拡大平面図、図3は図2のC−C線に沿った断 面図である。
【0011】 図中1は一般グレードの硬質ポリプロピレン樹脂によって製せられた細長中空 棒状体であり、当該細長中空棒状体1の内部には、上部及び下部を繋ぐ補強用の リブ片2が付設されている。 3は前記細長中空棒状体1同士を連結する改質剤の添加された軟質ポリプロピ レン樹脂製の連結用帯状片であり、細長中空棒状体1と当該連結用帯状片3は同 時押出成形によって一定本数毎に一体的に製せられる。 前記連結用帯状片3には改質剤として、ポリプロピレン樹脂100重量%に対 し、230重量%のHSBRが添加されており、シャッター蓋の連結片に要求さ れる適度の柔軟性が付与され、折り曲げが自在であり、当該連結用帯状片3を介 して連設される多数の細長中空棒状体1を小さく巻き込むことができる。
【0012】 本考案シャッター式浴槽蓋は、以上のように硬質の細長中空棒状体1及び当該 棒状体1同士を連結する軟質の連結用帯状片3のいずれもがポリプロピレン樹脂 によって製せられ、連結用帯状片3をなすポリプロピレン樹脂に改質剤としてH SBRが配合され、当該HSBRが超微細分散されているので、折り曲げに好適 の柔軟性が得られると共に、硬質ポリプロピレン樹脂よりなる細長中空棒状体1 と熱溶着され、押出成形の際に一体となるもので、当該溶着状態は経時的にも安 定して剥離するようなことがない。また、シャッター蓋の全体が耐熱性に優れた ポリプロピレン樹脂によって製せられているので、一般のポリ塩化ビニル樹脂製 のシャッター蓋の場合の熱変形温度80℃を超えても何ら構造的に変形すること がなかった。
【0013】 なお、4は硬質ポリプロピレン樹脂製の細長中空棒状体1の下面長手方向に沿 って熱溶着により付設したすべり止め帯状片である。当該すべり止め帯状片4は 、前記連結用帯状片3と同様にポリプロピレン樹脂100重量%に対し、HSB Rを150〜300重量%添加した軟質ポリプロピレン樹脂製のものであり、シ ャッター蓋の同時押出成形の際に一体的に付設したものである。なお、このすべ り止め帯状片4はシャッター蓋の同時押出成形の際に付設せず、シャッター蓋の 製造後に熱溶着または接着剤によって細長中空棒状体1の下面に付設するように してもよいものである。
【0014】 前記したすべり止め帯状片4を硬質ポリプロピレン樹脂製の細長中空棒状体1 の下面長手方向に付設することにより浴槽の上面で一層すべり難い構造の浴槽蓋 となるものであるが、硬質ポリプロピレン樹脂製細長中空棒状体1同士を連結す る連結用帯状片3自体も適度な柔軟性を有しているので、当該連結用帯状片3が 浴槽の上面に当接する限りにおいて、特にすべり止め帯状片4を中空棒状体1の 下面に熱溶着等で付設しなくても、安全性を担保し得る程度のすべり抵抗は得ら れるものである。また、特に図示しないが、細長中空棒状体1の両端開口部には 適宜当該開口部を閉塞するキャップを嵌着する。 なお、本考案シャッター式浴槽蓋は、図示する実施例の構造に限定されるもの ではなく、連結用帯状片3がHSBR添加の軟質ポリプロピレン樹脂によって製 せられ、且つ当該軟質ポリプロピレン樹脂製の連結用帯状片3を介して硬質ポリ プロピレン樹脂製の細長中空棒状体1が連設されるものであれば、どのような構 造のシャッター蓋にも本考案を適用することができるものである。
【0015】
以上のように、本考案によれば細長中空棒状体及びこれを連結する帯状片の全 てをポリプロピレン樹脂によって同時押出成形することができ、従来のシャッタ ー蓋と同様巻き込みが可能であるほか、耐熱強度、耐衝撃性に優れ、且つ軽量で 黒カビの生成もなく、廃棄された場合、再生が可能で環境保全にも資するシャッ ター式浴槽蓋を提供することができるものである。また、連結用帯状片が浴槽の 上面に接することにより良好なるすべり止め効果が得られ、すべり難いシャッタ ー式浴槽蓋となるものである。なお、このすべり止め効果は、硬質ポリプレピレ ン樹脂製細長中空棒状体の下面に、HSBRを添加した軟質ポリプロピレン樹脂 製の帯状片を熱溶着または接着により付設することによって一層向上するもので ある。
【図1】本考案シャッター式浴槽蓋の一実施例を示す全
体平面図である。
体平面図である。
【図2】図1のA−A線,B−B線によって囲まれた部
分の拡大平面図である。
分の拡大平面図である。
【図3】図2のC−C線に沿った断面図である。
1:細長中空棒状体 2:リブ片 3:連結用帯状片 4:すべり止め帯
状片
状片
Claims (3)
- 【請求項1】 硬質合成樹脂製の細長中空棒状体と、こ
の細長中空棒状体同士を連結する軟質合成樹脂製の連結
用帯状片とを同時押出成形してなるシャッター式の浴槽
蓋において、前記細長中空棒状体は硬質ポリプロピレン
樹脂によって製せられ、且つ前記連結用帯状片はポリプ
ロピレン樹脂に改質剤を添加して軟質化した軟質ポリプ
ロピレン樹脂によって製せられ、両者を同時押出成形の
際に熱溶着にて連結してなることを特徴とするシャッタ
ー式浴槽蓋。 - 【請求項2】 改質剤が水素添加のスチレン・ブタジエ
ン・ラバーであり、当該水素添加のスチレン・ブタジエ
ン・ラバーをポリプロピレン樹脂100重量%に対し、
150重量%〜300重量%添加してなる請求項1記載
のシャッター式浴槽蓋。 - 【請求項3】 ポリプロピレン樹脂100重量%に対
し、水素添加のスチレン・ブタジエン・ラバーを150
重量%〜300重量%添加して軟質化させたすべり止め
帯状片を、硬質ポリプロピレン樹脂製の細長中空棒状体
の下面長手方向に沿って熱溶着または接着してなる請求
項1記載のシャッター式浴槽蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993040549U JP2595420Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | シャッター式浴槽蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993040549U JP2595420Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | シャッター式浴槽蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH075487U true JPH075487U (ja) | 1995-01-27 |
| JP2595420Y2 JP2595420Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12583539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993040549U Expired - Fee Related JP2595420Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | シャッター式浴槽蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595420Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993040549U patent/JP2595420Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2595420Y2 (ja) | 1999-05-31 |
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