JPH0755324B2 - 冷間圧延又は調質圧延用クロムメッキワークロール - Google Patents

冷間圧延又は調質圧延用クロムメッキワークロール

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JPH0755324B2
JPH0755324B2 JP60041011A JP4101185A JPH0755324B2 JP H0755324 B2 JPH0755324 B2 JP H0755324B2 JP 60041011 A JP60041011 A JP 60041011A JP 4101185 A JP4101185 A JP 4101185A JP H0755324 B2 JPH0755324 B2 JP H0755324B2
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JP
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roll
chrome
rolling
roughness
plating
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智也 出石
紘 鍬本
秀一 岩藤
洋一 古賀
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日本鋼管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、冷間圧延又は調質圧延において使用するク
ロムメツキワークロールに関するもので、圧延における
ロール寿命の延長を目的とする。
〈発明の背景〉 圧延用ワークロールは、被圧延材の量が増加するに従
い、ロール表面の粗度低下(摩耗)が進み、最終的には
被圧延材の粗度が確保出来なくなるか、あるいは所定の
圧下率で安定した圧延が困難になるかのいずれかにより
ロール寿命となる。
冷延鋼板の調質圧延を例にとると、被圧延材の表面粗度
(ダル鋼板でRa=30〜70μinch)を確保する為にロール
寿命は調質圧延距離80Km程度に規制されている。
又、ロール表面にクロムメツキを行なうクロムメツキワ
ークロールも、一部のロールに対してはロール寿命の延
長効果は認められるものの、各種のロール表面粗度のロ
ール全体に対して効果をあげるに至つていない。
このロール寿命が短い事により、ロール組替による圧延
機稼働率の低下及びロール研摩、ロールダル加工の増加
等をまねいているのが現状である。
〈発明の概要〉 本発明は上記した問題点を解決するためになされたもの
で、冷間圧延又は調質圧延用ワークロールにおいて、最
適クロムメツキ厚の範囲をロール粗度との関係で限定す
る事により広範囲の表面粗度ロールに対してクロムメツ
キにより大幅なロール寿命延長を達成せんとするもので
ある。
本発明者らは冷間圧延又は調質圧延用クロムメツキワー
クロール(但し下地がNiメツキされたクロムメツキワー
クロールの場合を除く)におけるメツキ厚とロール粗度
及びロール寿命の関係につき、種々実験研究を重ねた結
果、次のような知見を得た。
即ち、クロムメツキロールでは、メツキ厚が薄すぎると
表面粗度摩耗が早期にメツキ厚を越え、ロール母材に達
する為、ロール寿命延長効果が小さい。このため、最適
メツキ厚の下限値が存在するが、この値はロール母材粗
度により変化する。ロール粗度が高い場合は、主に一部
の粗度ピークの高い部分のみで被圧延材と接触する為、
厚いメツキ厚を必要とし、逆にロール粗度の低い場合は
それほど厚いメツキ厚を必要としない。
一方、メツキ厚が厚すぎると、メツキ後のロール表面粗
度がメツキ前のロール表面粗度に対して大きく変化する
欠点があるばかりで無く、圧延時の被圧延材とロール表
面の間に発生する摩擦力をメツキ面のみで受ける為、ロ
ール母材粗度は変化せず、メツキ表層のみが平滑化さ
れ、大幅な寿命延長を達成出来ない。
したがつて、最適メツキ厚には上限が存在する事になる
が、メツキ厚が厚すぎるとメツキ表層のみが平滑化する
事から、ロール母材粗度が低い程薄いメツキを必要とす
る事になる。逆にロール母材粗度が高いと厚いメツキ厚
まで適当となるが、ある一定のメツキ厚を越えるとメツ
キ剥離が発生する。このメツキ剥離の発生するメツキ厚
はロール粗度に関係なくほぼ一定である。この為、最適
メツキ厚の上限はロール粗度の関数となると共に一定の
上限値が設定される。
第1図にロール粗度Ra=3μmロールでのメツキ厚とロ
ール寿命の関係を示す。このグラフからわかるように最
適メツキ厚の下限は2.5μm程度である。また最適メツ
キ厚の上限は14μmである。これはメツキ厚14μmでメ
ツキ層のみの平滑化現象が認められると共に、16μmで
はメツキ剥離が発生する為である。
本発明者らは更に上記と同様な方法で、ロール粗度Ra=
0.2〜5μmの範囲のロールで試験を実施し、クロムメ
ツキにより5倍以上の寿命延長が達成されるメツキ厚範
囲を求めた。その結果を第2図に示す。このグラフから
クロムメツキ厚(t)はRaとの関係において直線a,b,c
に囲まれた範囲とするのが適切であることがわかる。こ
こで直線a,b,cは下記式で表わせることがグラフから読
みとれる。
a:t={5+3・Ra(μm)}μm c:t=16μm 又、クロムメッキにより8倍以上の寿命が達成されるよ
り好ましいメッキ厚範囲を求めた。
第2図よりクロムメッキ厚(t)はRaとの関係において
直線e、f、gで囲まれた範囲とすることが適切である
ことがわかる。
ここで直線e、f、gは下記式で表わせることがグラフ
から読みとれる。
e:t=5+3・Ra(μm) g:t=10μm したがって本発明においてより好ましいメッキ厚tは でかつt<10μm となる。このメッキ厚の範囲に設定することにより、ロ
ール寿命の大幅な延長が可能となる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、メツキ厚をロー
ル粗度との関係において限定することにより大幅なロー
ル寿命の延長が可能であり、産業上多大な効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクロムメツキ厚とロール寿命との関係を示すグ
ラフ、第2図は高ロール寿命を得られるクロムメツキ厚
の範囲はロール表面粗度Raとの関係で示したグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−196207(JP,A) 特開 昭58−73794(JP,A) 特開 昭61−74715(JP,A) 特開 昭63−144808(JP,A) 実開 昭47−38035(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地がNiメッキされた場合を除くクロムメ
    ッキ処理のなされた冷間圧延又は調質圧延用クロムメッ
    キワークロールにおいて、メッキ厚をロール粗度との関
    係から下式を満足するように調整したことを特徴とする
    冷間圧延又は調質圧延用クロムメッキワークロール。 但しt:メッキ厚 Ra:ロール粗度(μm)
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