JPH0756060B2 - 切削性に優れた超快削鋼 - Google Patents
切削性に優れた超快削鋼Info
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- JPH0756060B2 JPH0756060B2 JP63128615A JP12861588A JPH0756060B2 JP H0756060 B2 JPH0756060 B2 JP H0756060B2 JP 63128615 A JP63128615 A JP 63128615A JP 12861588 A JP12861588 A JP 12861588A JP H0756060 B2 JPH0756060 B2 JP H0756060B2
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- Japan
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- cutting
- machinability
- steel
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は切削性に優れた超快削鋼に関し、さらに詳しく
は、JIS SUM24L(AISI 12L14)よりもさらに優れた切削
性を有し、オフイス・オートメーション機器、家庭用電
気機械、カメラ、時計等の精密部品に使用することがで
きる高速度鋼による切削性に優れた超快削鋼に関する。
は、JIS SUM24L(AISI 12L14)よりもさらに優れた切削
性を有し、オフイス・オートメーション機器、家庭用電
気機械、カメラ、時計等の精密部品に使用することがで
きる高速度鋼による切削性に優れた超快削鋼に関する。
[従来技術] 従来、精密部品等の小物部品には、超快削鋼(12L14+T
e)が多く使用されてきている。
e)が多く使用されてきている。
この超快削鋼よりもさらに被削性に優れた快削鋼は、最
近、事務機器の高精度化により益々その利用範囲が広く
なってきている。しかし、この超快削鋼にTeが含有され
ている鋼では、現在以上の被削性を付与しようとする
と、製造が困難となり、また、コストが極めて高くな
る。
近、事務機器の高精度化により益々その利用範囲が広く
なってきている。しかし、この超快削鋼にTeが含有され
ている鋼では、現在以上の被削性を付与しようとする
と、製造が困難となり、また、コストが極めて高くな
る。
また、快削鋼に含有させる快削性元素として、Pb、Bi等
の元素は従来から良く知られているものであり、これに
ついて特開昭59-205454号公報に記載されている快削鋼
があるが、この快削鋼にはAl、Si、O、Te+Bi+Pbの3
快削性元素が含有されている。しかして、これら含有成
分は、Alが0.002〜0.060wt%含有されているが、Al2O3
を生成し易く、被削性を悪くし、また、Siが0.2wt%以
下含有され、このSiを含有させるとマトリックス硬度が
上昇し、工具摩耗により被削性が低下し、Oが0.010wt
%以下含有され、Oが含有されると硫化物が伸展し易く
なり、被削性が低下し、また、Te+Bi+Pbの含有は、特
に、Teの含有は熱間脆性となり圧延が困難となり、高温
で圧延する必要があり、歩留りが悪く、かつ、コスト高
となるという問題がある。
の元素は従来から良く知られているものであり、これに
ついて特開昭59-205454号公報に記載されている快削鋼
があるが、この快削鋼にはAl、Si、O、Te+Bi+Pbの3
快削性元素が含有されている。しかして、これら含有成
分は、Alが0.002〜0.060wt%含有されているが、Al2O3
を生成し易く、被削性を悪くし、また、Siが0.2wt%以
下含有され、このSiを含有させるとマトリックス硬度が
上昇し、工具摩耗により被削性が低下し、Oが0.010wt
%以下含有され、Oが含有されると硫化物が伸展し易く
なり、被削性が低下し、また、Te+Bi+Pbの含有は、特
に、Teの含有は熱間脆性となり圧延が困難となり、高温
で圧延する必要があり、歩留りが悪く、かつ、コスト高
となるという問題がある。
従って、従来においては優れた被削性を有し、製造が比
較的に容易で、さらに、コストの低い快削鋼が要望され
ていた。
較的に容易で、さらに、コストの低い快削鋼が要望され
ていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記に説明したような、従来の快削鋼の種々の
問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行ない、検討を重
ねた結果、快削性元素としてはPbとBiの2元素を含有さ
せ、さらに、Al、Siの含有量が極めて低いリムド系鋼と
し、製造が容易で、かつ、被削性が極めて良好な高速度
鋼による切削性に優れた超快削鋼を開発したのである。
問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行ない、検討を重
ねた結果、快削性元素としてはPbとBiの2元素を含有さ
せ、さらに、Al、Siの含有量が極めて低いリムド系鋼と
し、製造が容易で、かつ、被削性が極めて良好な高速度
鋼による切削性に優れた超快削鋼を開発したのである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る切削性に優れた超快削鋼の特徴とするとこ
ろは、 C≦0.2wt%、Si<0.02wt%、 Mn0.80〜1.20wt%、Al<0.002wt%、 O0.015〜0.030wt%、P0.01〜0.12wt%、 S0.13〜0.37wt%、Pb0.075〜0.49wt%、 Bi0.075〜0.49wt% を含有し、かつ、 Bi/(Pb+Bi)0.30〜0.70 Bi+Pb0.25〜0.70 であり、残部Feおよび不可避不純物からなることにあ
る。
ろは、 C≦0.2wt%、Si<0.02wt%、 Mn0.80〜1.20wt%、Al<0.002wt%、 O0.015〜0.030wt%、P0.01〜0.12wt%、 S0.13〜0.37wt%、Pb0.075〜0.49wt%、 Bi0.075〜0.49wt% を含有し、かつ、 Bi/(Pb+Bi)0.30〜0.70 Bi+Pb0.25〜0.70 であり、残部Feおよび不可避不純物からなることにあ
る。
本発明に係る切削性に優れた超快削鋼について、以下詳
細に説明する。
細に説明する。
先ず、本発明に係る切削性に優れた超快削鋼の含有成分
および含有割合について説明する。
および含有割合について説明する。
Cは含有量が0.1wt%を超えると被削性が低下する。よ
って、C含有量は≦0.2wt%とする。
って、C含有量は≦0.2wt%とする。
Siは含有量が0.02wt%を超えると高速度鋼による被削性
を低下させる。よって、Si含有量は<0.02wt%とする。
を低下させる。よって、Si含有量は<0.02wt%とする。
Mnは含有量が0.80wt%未満では熱間圧延時に鋼材表面疵
が発生し易く、また、1.20wt%を越えて含有されると強
度が高くなり、被削性が悪くなる。よって、Mn含有量は
0.80〜1.20wt%とする。
が発生し易く、また、1.20wt%を越えて含有されると強
度が高くなり、被削性が悪くなる。よって、Mn含有量は
0.80〜1.20wt%とする。
Alは鋼中の酸素と反応してAl2O3介在物を形成し易く、
工具寿命を短くし、また、硫化物がオーステナイト粒界
に析出して表面割れが発生し易くなる。よって、Al含有
量は<0.002wt%とする。
工具寿命を短くし、また、硫化物がオーステナイト粒界
に析出して表面割れが発生し易くなる。よって、Al含有
量は<0.002wt%とする。
Oは含有量が0.015wt%未満では圧延によりMnSが伸展し
て高速度鋼工具による被削性が低下し、また、0.030wt
%を越えて含有されると塑性変形能が低下して被削性が
悪くなる。よって、O含有量は0.015〜0.030wt%とす
る。
て高速度鋼工具による被削性が低下し、また、0.030wt
%を越えて含有されると塑性変形能が低下して被削性が
悪くなる。よって、O含有量は0.015〜0.030wt%とす
る。
Pは鋼の切削仕上げ面を改善する元素であり、含有量が
0.01wt%未満ではこの効果は少なく、また、0.12wt%を
越えて含有させても効果はあまり上がらない。よって、
P含有量は0.01〜0.12wt%とする。
0.01wt%未満ではこの効果は少なく、また、0.12wt%を
越えて含有させても効果はあまり上がらない。よって、
P含有量は0.01〜0.12wt%とする。
Sは含有量が0.13wt%未満では被削性を改善する効果が
有効に発揮することができず、また、0.37wt%を越えて
多量に含有されると鋼の機械的性質の劣化が著しくな
る。よって、S含有量は0.13〜0.37wt%とする。
有効に発揮することができず、また、0.37wt%を越えて
多量に含有されると鋼の機械的性質の劣化が著しくな
る。よって、S含有量は0.13〜0.37wt%とする。
Pb、Biは単に含有させるのではなく、低融点の介在物と
なるように含有割合を選択することにより、広い範囲の
切削条件により切削を行なうことが可能となり、そし
て、自動盤によりフォーミング加工を行なって、工具刃
先の平均温度を測定すると、使用切削条件の下では約25
0℃以下であることがわかった。従って、Pbの融点が327
℃、Biの融点は271℃であるから、上記介在物の融点を2
50℃以下となるように制御すれば、被削性はPb、Biの単
独に含有している快削鋼よりも優れたものとなる。
なるように含有割合を選択することにより、広い範囲の
切削条件により切削を行なうことが可能となり、そし
て、自動盤によりフォーミング加工を行なって、工具刃
先の平均温度を測定すると、使用切削条件の下では約25
0℃以下であることがわかった。従って、Pbの融点が327
℃、Biの融点は271℃であるから、上記介在物の融点を2
50℃以下となるように制御すれば、被削性はPb、Biの単
独に含有している快削鋼よりも優れたものとなる。
このような効果を発揮させるためには、PbおよびBi含有
量は0.075〜0.49wt%とし、かつ、 Bi/(Pb+Bi)=0.30〜0.70 Pb+Bi=0.25〜0.70wt% の特性式を満足しなければならないのである。
量は0.075〜0.49wt%とし、かつ、 Bi/(Pb+Bi)=0.30〜0.70 Pb+Bi=0.25〜0.70wt% の特性式を満足しなければならないのである。
[実施例] 次に、本発明に係る切削性に優れた超快削鋼の実施例を
比較鋼とともに説明する。
比較鋼とともに説明する。
実施例 第1表に示す含有成分および含有割合の鋼を溶製して、
鍛造、圧延、冷間引抜後、自動盤により切削試験を行な
った。
鍛造、圧延、冷間引抜後、自動盤により切削試験を行な
った。
(Pb+Bi)の含有量が一定値となるようにして、PbとBi
との含有量を変化させた鋼により、切削試験を行なった
結果を第1図に示す。この第1図において、切削条件
は、切削速度50m/min、送り0.03mm/rev、切込深さ0.73m
mである。
との含有量を変化させた鋼により、切削試験を行なった
結果を第1図に示す。この第1図において、切削条件
は、切削速度50m/min、送り0.03mm/rev、切込深さ0.73m
mである。
また、(Pb+Bi)を0.16、0.26、0.34の3水準に選択し
た。その結果、何れの水準においても、K={Bi(wt
%)}/[{Pb(wt%)}+{Bi(wt%)}]=0.56 となる割合において、12L14系超快削鋼(規格鋼)のPb
含有量0.35wt%の材料よりも、被削性(仕上げ面粗さ)
が優れているものである。
た。その結果、何れの水準においても、K={Bi(wt
%)}/[{Pb(wt%)}+{Bi(wt%)}]=0.56 となる割合において、12L14系超快削鋼(規格鋼)のPb
含有量0.35wt%の材料よりも、被削性(仕上げ面粗さ)
が優れているものである。
また、自動盤を使用した切削試験時、熱電対法により切
削温度を測定したところ、約250℃の温度であったの
で、この温度以下の溶融点を有する0.30≦K≦0.70の介
在物を生成させるように、含有割合を選択するのがよ
い。
削温度を測定したところ、約250℃の温度であったの
で、この温度以下の溶融点を有する0.30≦K≦0.70の介
在物を生成させるように、含有割合を選択するのがよ
い。
従って、第1図に示すように、本発明に係る切削性に優
れた超快削鋼は、比較鋼に比べて平均仕上げ面粗さが小
さく、優れていることがわかる。
れた超快削鋼は、比較鋼に比べて平均仕上げ面粗さが小
さく、優れていることがわかる。
また、第2図に示すように、切削速度の相違による平均
仕上げ面粗さにおいても、本発明に係る切削性に優れた
超快削鋼は、比較鋼に比べて優れていることがわかる。
第2図において、切削条件は、送り0.03mm/rev、切込深
さ0.73mmである。
仕上げ面粗さにおいても、本発明に係る切削性に優れた
超快削鋼は、比較鋼に比べて優れていることがわかる。
第2図において、切削条件は、送り0.03mm/rev、切込深
さ0.73mmである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る切削性に優れた超快
削鋼は上記の構成であるから、高速度鋼による切削にお
いて優れた被削性を有し、さらに、切削による超快削鋼
の仕上げ面粗さも極めて平滑であるという効果を有する
ものである。
削鋼は上記の構成であるから、高速度鋼による切削にお
いて優れた被削性を有し、さらに、切削による超快削鋼
の仕上げ面粗さも極めて平滑であるという効果を有する
ものである。
第1図はBi/(Pb+Bi)×100と平均仕上げ面粗さとの関
係を示す図、第2図は切削速度と平均仕上げ面粗さとの
関係を示す図である。
係を示す図、第2図は切削速度と平均仕上げ面粗さとの
関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】C≦0.2wt%、Si<0.02wt%、 Mn0.80〜1.20wt%、Al<0.002wt%、 O0.015〜0.030wt%、P0.01〜0.12wt%、 S0.13〜0.37wt%、Pb0.075〜0.49wt%、 Bi0.075〜0.49wt% を含有し、かつ、 Bi/(Pb+Bi)0.30〜0.70 Bi+Pb0.25〜0.70 であり、残部Feおよび不可避不純物からなることを特徴
とする切削性に優れた超快削鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63128615A JPH0756060B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 切削性に優れた超快削鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63128615A JPH0756060B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 切削性に優れた超快削鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01298138A JPH01298138A (ja) | 1989-12-01 |
| JPH0756060B2 true JPH0756060B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=14989168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63128615A Expired - Lifetime JPH0756060B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 切削性に優れた超快削鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756060B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2614656B2 (ja) * | 1989-04-14 | 1997-05-28 | 株式会社神戸製鋼所 | Pb―Bi系快削鋼及びその製造法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0776374B2 (ja) * | 1985-09-19 | 1995-08-16 | 大同特殊鋼株式会社 | 耐圧部品用快削鋼の製造方法 |
| JPH0737658B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1995-04-26 | 大同特殊鋼株式会社 | 快削鋼 |
| JPH0772322B2 (ja) * | 1986-11-10 | 1995-08-02 | 大同特殊鋼株式会社 | 快削鋼 |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP63128615A patent/JPH0756060B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01298138A (ja) | 1989-12-01 |
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