JPH0756068A - 補強光ファイバカプラ - Google Patents
補強光ファイバカプラInfo
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- JPH0756068A JPH0756068A JP5199816A JP19981693A JPH0756068A JP H0756068 A JPH0756068 A JP H0756068A JP 5199816 A JP5199816 A JP 5199816A JP 19981693 A JP19981693 A JP 19981693A JP H0756068 A JPH0756068 A JP H0756068A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 光ファイバ裸線12の周上に被覆13が設け
られた光ファイバ11の複数本を接触させ、互いに融
着、延伸して融着延伸部15を形成してなる光ファイバ
カプラ10と、この光ファイバカプラ10の少なくとも
融着延伸部15を収容するための上溝(収容部)21a
および下溝(収容部)22aが形成された補強器20と
からなり、この補強器20の上溝21aおよび下溝22
a表面上に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30
または緩衝部材が設けられ、該上溝21aおよび下溝2
2a内に上記光ファイバカプラ10の少なくとも融着延
伸部15が収容、固定されてなる補強光ファイバカプ
ラ。 【効果】 補強光ファイバカプラに振動や衝撃等が加わ
った際、融着延伸部に傷がつくことを防止できる。振動
や衝撃等に対する機械的強度が優れ、信頼性が優れた補
強光ファイバカプラを提供することができる。
られた光ファイバ11の複数本を接触させ、互いに融
着、延伸して融着延伸部15を形成してなる光ファイバ
カプラ10と、この光ファイバカプラ10の少なくとも
融着延伸部15を収容するための上溝(収容部)21a
および下溝(収容部)22aが形成された補強器20と
からなり、この補強器20の上溝21aおよび下溝22
a表面上に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30
または緩衝部材が設けられ、該上溝21aおよび下溝2
2a内に上記光ファイバカプラ10の少なくとも融着延
伸部15が収容、固定されてなる補強光ファイバカプ
ラ。 【効果】 補強光ファイバカプラに振動や衝撃等が加わ
った際、融着延伸部に傷がつくことを防止できる。振動
や衝撃等に対する機械的強度が優れ、信頼性が優れた補
強光ファイバカプラを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信分野、光計測分野
等に用いられる融着延伸型の光ファイバカプラに係わ
り、この光ファイバカプラについて振動や衝撃等に対す
る機械的強度を向上させた補強光ファイバカプラに関す
る。
等に用いられる融着延伸型の光ファイバカプラに係わ
り、この光ファイバカプラについて振動や衝撃等に対す
る機械的強度を向上させた補強光ファイバカプラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、融着延伸型の光ファイバカプラ
の一例を示すもので、図5中符号10は光ファイバカプ
ラ10である。この光ファイバカプラ10は複数本の光
ファイバ11を接触させ、互いに融着、延伸して融着延
伸部15を形成してなるもので、いずれかの光ファイバ
に入射した光を分岐したり、複数の光ファイバ端末に入
射した光を合流させて、他のファイバ端末から取り出す
役割を果たすもので、また、異なった波長の光を合波し
たり、分波したりするのに用いられる光部品である。上
記光ファイバ11は、石英ガラス等からなる光ファイバ
裸線12と、この光ファイバ裸線12の周上に設けられ
た樹脂等からなる被覆13から概略構成されており、こ
のような光ファイバ11同士を融着、延伸するには被覆
13の一部を除去し、光ファイバ裸線12を露出させる
必要がある。
の一例を示すもので、図5中符号10は光ファイバカプ
ラ10である。この光ファイバカプラ10は複数本の光
ファイバ11を接触させ、互いに融着、延伸して融着延
伸部15を形成してなるもので、いずれかの光ファイバ
に入射した光を分岐したり、複数の光ファイバ端末に入
射した光を合流させて、他のファイバ端末から取り出す
役割を果たすもので、また、異なった波長の光を合波し
たり、分波したりするのに用いられる光部品である。上
記光ファイバ11は、石英ガラス等からなる光ファイバ
裸線12と、この光ファイバ裸線12の周上に設けられ
た樹脂等からなる被覆13から概略構成されており、こ
のような光ファイバ11同士を融着、延伸するには被覆
13の一部を除去し、光ファイバ裸線12を露出させる
必要がある。
【0003】ところが、この種の光ファイバカプラ10
の融着延伸部15においては、上述の理由により光ファ
イバ裸線12の表面が露出した状態となっているため、
融着延伸部15の機械的強度が他のファイバ部分に比べ
て弱いという不都合があった。そこで、この種の光ファ
イバカプラ10では、少なくとも融着延伸部15を補強
器の収容部に収容して補強することが行われている。図
6は、その補強器の一例を示すもので、図6中符号20
は補強器である。この補強器20は、二つ割れ構造で、
断面半円形の柱状の上部ケース21と下部ケース22と
からなる。上部ケース21には上溝21aが形成されて
おり、一方下部ケース22には下溝22aが形成されて
いる。この例においては、上溝21aおよび下溝22a
が収容部となる。補強器20をなす材料としては、光フ
ァイバ裸線12をなす材料と同様の特性を有するものと
して石英ガラス等のセラミックが用いられている。
の融着延伸部15においては、上述の理由により光ファ
イバ裸線12の表面が露出した状態となっているため、
融着延伸部15の機械的強度が他のファイバ部分に比べ
て弱いという不都合があった。そこで、この種の光ファ
イバカプラ10では、少なくとも融着延伸部15を補強
器の収容部に収容して補強することが行われている。図
6は、その補強器の一例を示すもので、図6中符号20
は補強器である。この補強器20は、二つ割れ構造で、
断面半円形の柱状の上部ケース21と下部ケース22と
からなる。上部ケース21には上溝21aが形成されて
おり、一方下部ケース22には下溝22aが形成されて
いる。この例においては、上溝21aおよび下溝22a
が収容部となる。補強器20をなす材料としては、光フ
ァイバ裸線12をなす材料と同様の特性を有するものと
して石英ガラス等のセラミックが用いられている。
【0004】このような補強器20を用いて光ファイバ
カプラ10の融着延伸部15を補強するには、上部ケー
ス21の上溝21aと、下部ケース22の下溝22aと
を対向させて、これら上溝21aと下溝22a内に上記
光ファイバカプラ20の融着延伸部15およびこの融着
延伸部15両端近傍の光ファイバ部分を収納し、上溝2
1aと下溝22aの両端にぞれぞれ固定用接着剤を注入
し、この接着剤に上記光ファイバ部分の被覆13を接着
し、上溝21aおよび下溝22a内に融着延伸部15を
固定することによってなされていた。図7に、融着延伸
部15が補強器20によって補強された光ファイバカプ
ラ10(以下、補強光ファイバカプラという。)の例を
示す。
カプラ10の融着延伸部15を補強するには、上部ケー
ス21の上溝21aと、下部ケース22の下溝22aと
を対向させて、これら上溝21aと下溝22a内に上記
光ファイバカプラ20の融着延伸部15およびこの融着
延伸部15両端近傍の光ファイバ部分を収納し、上溝2
1aと下溝22aの両端にぞれぞれ固定用接着剤を注入
し、この接着剤に上記光ファイバ部分の被覆13を接着
し、上溝21aおよび下溝22a内に融着延伸部15を
固定することによってなされていた。図7に、融着延伸
部15が補強器20によって補強された光ファイバカプ
ラ10(以下、補強光ファイバカプラという。)の例を
示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の補強
光ファイバカプラにおいては、図8に示すように融着延
伸部15が中空に浮いた状態となっているため、この補
強光ファイバカプラに振動や衝撃等が加わると、融着延
伸部15が補強器20の上溝21aや下溝22a表面に
接触して融着延伸部15に傷がつく恐れがあり、補強光
ファイバカプラの本来の目的である機械的強度の向上が
あまり期待できないという問題があった。そこで、本願
発明者は、従来の補強光ファイバカプラに衝撃等が加わ
ったときに、融着延伸部15がどのような動作を起こす
かを以下のようにして調べた。光ファイバ裸線12の外
径が125μmである光ファイバ11の2本を融着、延
伸して融着延伸部15を形成した光ファイバカプラ10
を用いて作製した補強光ファイバカプラに、光ファイバ
裸線12の軸方向と直交する方向に200G程度の衝撃
Fを加えると、図8の二点鎖線で示すように融着延伸部
15に100μm程度の沈み込みや浮き上がりが生じ、
上溝21aや下溝22a表面と接触することが分った。
ここでは、光ファイバカプラ10の融着延伸部15の外
径は40μm程度、融着延伸部15を上溝21aおよび
下溝22a内に固定している固定用接着剤25間の距離
L1は40〜50mm程度であった。
光ファイバカプラにおいては、図8に示すように融着延
伸部15が中空に浮いた状態となっているため、この補
強光ファイバカプラに振動や衝撃等が加わると、融着延
伸部15が補強器20の上溝21aや下溝22a表面に
接触して融着延伸部15に傷がつく恐れがあり、補強光
ファイバカプラの本来の目的である機械的強度の向上が
あまり期待できないという問題があった。そこで、本願
発明者は、従来の補強光ファイバカプラに衝撃等が加わ
ったときに、融着延伸部15がどのような動作を起こす
かを以下のようにして調べた。光ファイバ裸線12の外
径が125μmである光ファイバ11の2本を融着、延
伸して融着延伸部15を形成した光ファイバカプラ10
を用いて作製した補強光ファイバカプラに、光ファイバ
裸線12の軸方向と直交する方向に200G程度の衝撃
Fを加えると、図8の二点鎖線で示すように融着延伸部
15に100μm程度の沈み込みや浮き上がりが生じ、
上溝21aや下溝22a表面と接触することが分った。
ここでは、光ファイバカプラ10の融着延伸部15の外
径は40μm程度、融着延伸部15を上溝21aおよび
下溝22a内に固定している固定用接着剤25間の距離
L1は40〜50mm程度であった。
【0006】ところで、補強光ファイバカプラの用途
は、最近、単に公衆通信に留まらず、航空機やロケット
等の移動体の通信や光ファイバジャイロスコープなど明
かに耐振動性、耐衝撃性等を必要とする領域に広がって
いるため、従来の補強光ファイバカプラをこのような用
途に用いるには振動や衝撃等に対する機械的強度に不満
があり、機械的強度がより優れた補強光ファイバカプラ
が要望されていた。このような要望を実現するため、光
ファイバカプラ10の融着延伸部15表面をプラスチッ
ク等で被覆して保護することが考えられているが、融着
延伸部15では2本の光ファイ裸線12中の光はコアか
ら大きく広がってクラッド表面にまで、すなわち光ファ
イバ裸線12表面にまで到達している。このため、融着
延伸部15をプラスチック等で被覆しようとすると、光
の伝搬状態が変わってしまい、光の結合状態等が変化す
るので、光ファイバカプラとしての動作が維持できなか
った。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、
振動や衝撃等に対する機械的強度が優れた補強光ファイ
バカプラを提供することを目的とする。
は、最近、単に公衆通信に留まらず、航空機やロケット
等の移動体の通信や光ファイバジャイロスコープなど明
かに耐振動性、耐衝撃性等を必要とする領域に広がって
いるため、従来の補強光ファイバカプラをこのような用
途に用いるには振動や衝撃等に対する機械的強度に不満
があり、機械的強度がより優れた補強光ファイバカプラ
が要望されていた。このような要望を実現するため、光
ファイバカプラ10の融着延伸部15表面をプラスチッ
ク等で被覆して保護することが考えられているが、融着
延伸部15では2本の光ファイ裸線12中の光はコアか
ら大きく広がってクラッド表面にまで、すなわち光ファ
イバ裸線12表面にまで到達している。このため、融着
延伸部15をプラスチック等で被覆しようとすると、光
の伝搬状態が変わってしまい、光の結合状態等が変化す
るので、光ファイバカプラとしての動作が維持できなか
った。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、
振動や衝撃等に対する機械的強度が優れた補強光ファイ
バカプラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、光ファイ
バ裸線の周上に被覆が設けられた光ファイバの複数本を
接触させ、互いに融着、延伸して融着延伸部を形成して
なる光ファイバカプラと、該光ファイバカプラの少なく
とも融着延伸部を収容するための収容部が形成された補
強器とからなり、該補強器の収容部表面上に光ファイバ
裸線よりも柔かい緩衝層または緩衝部材が設けられ、該
収容部内に上記光ファイバカプラの少なくとも融着延伸
部が収容、固定されてなる補強光ファイバカプラにより
解決される。
バ裸線の周上に被覆が設けられた光ファイバの複数本を
接触させ、互いに融着、延伸して融着延伸部を形成して
なる光ファイバカプラと、該光ファイバカプラの少なく
とも融着延伸部を収容するための収容部が形成された補
強器とからなり、該補強器の収容部表面上に光ファイバ
裸線よりも柔かい緩衝層または緩衝部材が設けられ、該
収容部内に上記光ファイバカプラの少なくとも融着延伸
部が収容、固定されてなる補強光ファイバカプラにより
解決される。
【0008】
【作用】本発明の補強光ファイバカプラにあっては、補
強器の収容部表面上に光ファイバ裸線よりも柔かい緩衝
層または緩衝部材を設けたことにより、この補強光ファ
イバカプラに衝撃や振動等が加わった際、光ファイバカ
プラの融着延伸部に沈み込みや浮き上がりが生じても補
強器の収容部表面上に緩衝層または緩衝部材が設けられ
ているので融着延伸部が収容部表面と直接接触すること
がなく、また、上記緩衝層または緩衝部材と接触しても
この緩衝層または緩衝部材は光ファイバ裸線よりも柔か
いため、融着延伸部に傷がつくのを防止することが可能
となる。
強器の収容部表面上に光ファイバ裸線よりも柔かい緩衝
層または緩衝部材を設けたことにより、この補強光ファ
イバカプラに衝撃や振動等が加わった際、光ファイバカ
プラの融着延伸部に沈み込みや浮き上がりが生じても補
強器の収容部表面上に緩衝層または緩衝部材が設けられ
ているので融着延伸部が収容部表面と直接接触すること
がなく、また、上記緩衝層または緩衝部材と接触しても
この緩衝層または緩衝部材は光ファイバ裸線よりも柔か
いため、融着延伸部に傷がつくのを防止することが可能
となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の補強光ファイバカプラの
第一の実施例を説明するための図であり、この第一の実
施例の補強光ファイバカプラが、図7に示した従来の補
強光ファイバカプラと異なるところは、補強器20の上
溝(収容部)21aおよび下溝(収容部)22aの表面
上に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30を形成
した点である。
に説明する。図1は、本発明の補強光ファイバカプラの
第一の実施例を説明するための図であり、この第一の実
施例の補強光ファイバカプラが、図7に示した従来の補
強光ファイバカプラと異なるところは、補強器20の上
溝(収容部)21aおよび下溝(収容部)22aの表面
上に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30を形成
した点である。
【0010】上記緩衝層30をなす材料としては、弾性
率が0.1〜300kgf/mm2であって、かつ上溝
21aおよび下溝22aとの接着力の強いプラスチック
材料等が好適であり、例えば、光ファイバカプラ10を
なす光ファイバ裸線12が石英ガラスからなる場合、シ
リコーン系の一液性弾性接着剤、紫外線硬化型のアクリ
レート系樹脂、熱硬化性シリコーン、ポリイミド等が挙
げられる。このような緩衝層30を形成する方法として
は、例えば、上述の緩衝層30をなす材料を補強器20
の上溝21aおよび下溝22aの表面上に塗布したの
ち、硬化すると目的とする緩衝層30が得られる。
率が0.1〜300kgf/mm2であって、かつ上溝
21aおよび下溝22aとの接着力の強いプラスチック
材料等が好適であり、例えば、光ファイバカプラ10を
なす光ファイバ裸線12が石英ガラスからなる場合、シ
リコーン系の一液性弾性接着剤、紫外線硬化型のアクリ
レート系樹脂、熱硬化性シリコーン、ポリイミド等が挙
げられる。このような緩衝層30を形成する方法として
は、例えば、上述の緩衝層30をなす材料を補強器20
の上溝21aおよび下溝22aの表面上に塗布したの
ち、硬化すると目的とする緩衝層30が得られる。
【0011】上記緩衝層30の厚みは、用いる材料等に
よって異るが、例えば、外径125μmの光ファイバ裸
線12を用いた光ファイバカプラ10の融着延伸部15
の外径が40μm程度、融着延伸部15を上溝21aお
よび下溝22a内に固定している固定用接着剤25間の
距離L1が40〜50mm程度で、緩衝層30をなす材
料がシリコーン系の一液性弾性接着剤の場合、5〜10
0μm程度とされる。
よって異るが、例えば、外径125μmの光ファイバ裸
線12を用いた光ファイバカプラ10の融着延伸部15
の外径が40μm程度、融着延伸部15を上溝21aお
よび下溝22a内に固定している固定用接着剤25間の
距離L1が40〜50mm程度で、緩衝層30をなす材
料がシリコーン系の一液性弾性接着剤の場合、5〜10
0μm程度とされる。
【0012】このような緩衝層30を形成する位置とし
ては、図1に示したように上溝21aおよび下溝22a
の表面全面でもよいが、光ファイバカプラ10の融着延
伸部15を上溝21aおよび下溝22a内に固定してい
る固定用接着剤25との接着性に問題がある場合には、
図2に示したように振動や衝撃等で融着延伸部15が上
溝21aおよび下溝22aに接触する可能性のある位置
に限定してもよい。
ては、図1に示したように上溝21aおよび下溝22a
の表面全面でもよいが、光ファイバカプラ10の融着延
伸部15を上溝21aおよび下溝22a内に固定してい
る固定用接着剤25との接着性に問題がある場合には、
図2に示したように振動や衝撃等で融着延伸部15が上
溝21aおよび下溝22aに接触する可能性のある位置
に限定してもよい。
【0013】図3は本発明の補強光ファイバカプラの第
二の実施例を説明するための断面図で、この第二の実施
例の補強光ファイバカプラが、図1に示した第一の実施
例と異なるところは、補強器20の上溝21(収容部)
aおよび下溝(収容部)22aの表面上に緩衝層30を
形成することなしに光ファイバ裸線12よりも柔かい緩
衝部材40を貼り付けた点である。
二の実施例を説明するための断面図で、この第二の実施
例の補強光ファイバカプラが、図1に示した第一の実施
例と異なるところは、補強器20の上溝21(収容部)
aおよび下溝(収容部)22aの表面上に緩衝層30を
形成することなしに光ファイバ裸線12よりも柔かい緩
衝部材40を貼り付けた点である。
【0014】上記緩衝部材40は、図4に示すように円
筒状のプラスチックパイプをその軸を中心として半分に
割って得られた上部カバー41と下部カバー42とから
構成されており、上部カバー41の上外面41aが補強
器20の上溝21aの表面上に接着剤等で貼り付けら
れ、一方下部カバー42の下外面42aが補強器20の
下溝22aの表面上に同様にして貼り付けられている。
上記プラスチックパイプをなす材料としては、弾性率が
1〜300kgf/mm2であるものが好適であり、例
えば、光ファイバカプラ10をなす光ファイバ裸線12
が石英ガラスからなる場合、紫外線硬化型のアクリレー
ト系樹脂、熱硬化性シリコーン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ四フッ化エチレン等が挙げられる。
筒状のプラスチックパイプをその軸を中心として半分に
割って得られた上部カバー41と下部カバー42とから
構成されており、上部カバー41の上外面41aが補強
器20の上溝21aの表面上に接着剤等で貼り付けら
れ、一方下部カバー42の下外面42aが補強器20の
下溝22aの表面上に同様にして貼り付けられている。
上記プラスチックパイプをなす材料としては、弾性率が
1〜300kgf/mm2であるものが好適であり、例
えば、光ファイバカプラ10をなす光ファイバ裸線12
が石英ガラスからなる場合、紫外線硬化型のアクリレー
ト系樹脂、熱硬化性シリコーン、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ四フッ化エチレン等が挙げられる。
【0015】上記緩衝部材40を貼り付ける位置として
は、図3では振動や衝撃等で融着延伸部15が上溝21
aおよび下溝22aに接触する可能性のある位置である
が、光ファイバカプラ10の融着延伸部15を上溝21
aおよび下溝22a内に固定している固定用接着剤25
との接着性に問題がない場合には、上溝21aおよび下
溝22aの表面全面でもよい。
は、図3では振動や衝撃等で融着延伸部15が上溝21
aおよび下溝22aに接触する可能性のある位置である
が、光ファイバカプラ10の融着延伸部15を上溝21
aおよび下溝22a内に固定している固定用接着剤25
との接着性に問題がない場合には、上溝21aおよび下
溝22aの表面全面でもよい。
【0016】このような緩衝部材40が貼り付けられた
補強器20には、対向する上内面41bと下内面42b
との間に光ファイバカプラ20の融着延伸部15および
この融着延伸部15両端近傍の光ファイバ部分が収納さ
れている。
補強器20には、対向する上内面41bと下内面42b
との間に光ファイバカプラ20の融着延伸部15および
この融着延伸部15両端近傍の光ファイバ部分が収納さ
れている。
【0017】これらの補強光ファイバカプラにあって
は、補強器20の上溝21aおよび下溝22aの表面上
に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30または緩
衝部材40を設けたことにより、この補強光ファイバカ
プラに衝撃や振動等が加わった際、光ファイバカプラ1
0の融着延伸部15に沈み込みや浮き上がりが生じても
上溝21aおよび下溝22aの表面上に緩衝層30また
は緩衝部材40が設けられているので融着延伸部15が
上溝21aおよび下溝22a表面と直接接触することが
なく、また、上記緩衝層30または緩衝部材40と接触
してもこの緩衝層30または緩衝部材40は光ファイバ
裸線12よりも柔かいため、融着延伸部15に傷がつく
ことを防止でき、振動や衝撃等に対する機械的強度が優
れたものとなり、信頼性が優れるという利点がある。
は、補強器20の上溝21aおよび下溝22aの表面上
に光ファイバ裸線12よりも柔かい緩衝層30または緩
衝部材40を設けたことにより、この補強光ファイバカ
プラに衝撃や振動等が加わった際、光ファイバカプラ1
0の融着延伸部15に沈み込みや浮き上がりが生じても
上溝21aおよび下溝22aの表面上に緩衝層30また
は緩衝部材40が設けられているので融着延伸部15が
上溝21aおよび下溝22a表面と直接接触することが
なく、また、上記緩衝層30または緩衝部材40と接触
してもこの緩衝層30または緩衝部材40は光ファイバ
裸線12よりも柔かいため、融着延伸部15に傷がつく
ことを防止でき、振動や衝撃等に対する機械的強度が優
れたものとなり、信頼性が優れるという利点がある。
【0018】(実施例)補強器20の上溝21aおよび
下溝22aの表面上にポリアミドからなる円筒状の緩衝
部材40を貼り付けた図3に示したような補強光ファイ
バカプラを作製した。ここでの緩衝部材40の弾性率は
100kgf/mm2であった。光ファイバ裸線12
は、コアがGeO2ドープSiO2ガラス、クラッドがS
iO2ガラス、コア径約10μm、モードフィールド径
約9.5μm(波長1.3μm)、カットオフ波長約
1.25μmであった。光ファイバカプラ10として
は、結合比が1:1(波長1.3μm)であるものを使
用した。
下溝22aの表面上にポリアミドからなる円筒状の緩衝
部材40を貼り付けた図3に示したような補強光ファイ
バカプラを作製した。ここでの緩衝部材40の弾性率は
100kgf/mm2であった。光ファイバ裸線12
は、コアがGeO2ドープSiO2ガラス、クラッドがS
iO2ガラス、コア径約10μm、モードフィールド径
約9.5μm(波長1.3μm)、カットオフ波長約
1.25μmであった。光ファイバカプラ10として
は、結合比が1:1(波長1.3μm)であるものを使
用した。
【0019】(比較例)補強器20の上溝21aおよび
下溝22aの表面上に緩衝部材40を貼り付けない以外
は、上記実施例と同様にして補強光ファイバカプラを作
製した。
下溝22aの表面上に緩衝部材40を貼り付けない以外
は、上記実施例と同様にして補強光ファイバカプラを作
製した。
【0020】そして、上記実施例および比較例の補強光
ファイバカプラについて衝撃試験により機械的強度を評
価した。衝撃試験は、上記実施例および比較例の補強光
ファイバカプラのそれぞれに100G、200G、30
0G、400G、500Gの衝撃(波形が鋸歯状)を各
10回加えることによって行った。衝撃試験の結果、比
較例の補強光ファイバカプラは500Gの衝撃が加えら
れたときに破断が生じた。これに対して実施例の補強光
ファイバカプラは500Gの衝撃を加えてもカプラに破
断が認められず、衝撃に対する機械的特性が優れ、信頼
性が優れていることが分った。
ファイバカプラについて衝撃試験により機械的強度を評
価した。衝撃試験は、上記実施例および比較例の補強光
ファイバカプラのそれぞれに100G、200G、30
0G、400G、500Gの衝撃(波形が鋸歯状)を各
10回加えることによって行った。衝撃試験の結果、比
較例の補強光ファイバカプラは500Gの衝撃が加えら
れたときに破断が生じた。これに対して実施例の補強光
ファイバカプラは500Gの衝撃を加えてもカプラに破
断が認められず、衝撃に対する機械的特性が優れ、信頼
性が優れていることが分った。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の補強光ファ
イバカプラにあっては、補強器の収容部表面上に光ファ
イバ裸線よりも柔かい緩衝層または緩衝部材を設けたこ
とにより、この補強光ファイバカプラに衝撃や振動等が
加わった際、光ファイバカプラの融着延伸部に沈み込み
や浮き上がりが生じても補強器の収容部表面上に緩衝層
または緩衝部材を貼り付けられているので融着延伸部が
収容部表面と直接接触することがなく、また、上記緩衝
層または緩衝部材と接触してもこの緩衝層または緩衝部
材は光ファイバ裸線よりも柔かいため、融着延伸部に傷
がつくことを防止でき、振動や衝撃等に対する機械的強
度が優れたものとなり、信頼性が優れるという利点があ
る。
イバカプラにあっては、補強器の収容部表面上に光ファ
イバ裸線よりも柔かい緩衝層または緩衝部材を設けたこ
とにより、この補強光ファイバカプラに衝撃や振動等が
加わった際、光ファイバカプラの融着延伸部に沈み込み
や浮き上がりが生じても補強器の収容部表面上に緩衝層
または緩衝部材を貼り付けられているので融着延伸部が
収容部表面と直接接触することがなく、また、上記緩衝
層または緩衝部材と接触してもこの緩衝層または緩衝部
材は光ファイバ裸線よりも柔かいため、融着延伸部に傷
がつくことを防止でき、振動や衝撃等に対する機械的強
度が優れたものとなり、信頼性が優れるという利点があ
る。
【図1】 第一の実施例の補強光ファイバカプラを説明
するための斜視図である。
するための斜視図である。
【図2】 第一の実施例の補強光ファイバカプラのその
他の例を説明するための斜視図である。
他の例を説明するための斜視図である。
【図3】 第二の実施例の補強光ファイバカプラを説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図4】 第二の実施例の補強光ファイバカプラの補強
器を説明するための斜視図である。
器を説明するための斜視図である。
【図5】 融着延伸型の光ファイバカプラの例を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】 従来の補強光ファイバカプラに用いられてい
た補強器の斜視図である。
た補強器の斜視図である。
【図7】 従来の補強光ファイバカプラの例を示す斜視
図である。
図である。
【図8】 従来の補強光ファイバカプラの例を示す断面
図である。
図である。
10・・・光ファイバカプラ、11・・・光ファイバ、12・・
・光ファイバ裸線、15・・・融着延伸部、20・・・補強
器、21・・・上部ケース、21a・・・上溝(収容部)、2
2・・・下部ケース、22a・・・下溝(収容部)、30・・・
緩衝層、40・・・緩衝部材
・光ファイバ裸線、15・・・融着延伸部、20・・・補強
器、21・・・上部ケース、21a・・・上溝(収容部)、2
2・・・下部ケース、22a・・・下溝(収容部)、30・・・
緩衝層、40・・・緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 大一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ裸線の周上に被覆が設けられ
た光ファイバの複数本を接触させ、互いに融着、延伸し
て融着延伸部を形成してなる光ファイバカプラと、該光
ファイバカプラの少なくとも融着延伸部を収容するため
の収容部が形成された補強器とからなり、該補強器の収
容部表面上に光ファイバ裸線よりも柔かい緩衝層または
緩衝部材が設けられ、該収容部内に上記光ファイバカプ
ラの少なくとも融着延伸部が収容、固定されてなる補強
光ファイバカプラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199816A JP3014250B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 補強光ファイバカプラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199816A JP3014250B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 補強光ファイバカプラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0756068A true JPH0756068A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3014250B2 JP3014250B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=16414120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5199816A Expired - Fee Related JP3014250B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 補強光ファイバカプラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3014250B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452624B1 (ko) * | 2002-10-31 | 2004-10-13 | (주)이리콤 | 광부품용 케이스의 조립방법 |
| JP2012517033A (ja) * | 2009-02-05 | 2012-07-26 | ダイアモンド・ソシエテ・アノニム | 光学差込接続のためのコネクタ部 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP5199816A patent/JP3014250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452624B1 (ko) * | 2002-10-31 | 2004-10-13 | (주)이리콤 | 광부품용 케이스의 조립방법 |
| JP2012517033A (ja) * | 2009-02-05 | 2012-07-26 | ダイアモンド・ソシエテ・アノニム | 光学差込接続のためのコネクタ部 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3014250B2 (ja) | 2000-02-28 |
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