JPH07560U - 製紙用ブレード - Google Patents
製紙用ブレードInfo
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- JPH07560U JPH07560U JP3024893U JP3024893U JPH07560U JP H07560 U JPH07560 U JP H07560U JP 3024893 U JP3024893 U JP 3024893U JP 3024893 U JP3024893 U JP 3024893U JP H07560 U JPH07560 U JP H07560U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】紙の表面にコート剤を塗布するための製紙用ブ
レード1を、金属板2の先端側面に、エッジ3aを備え
たジルコニアセラミックス製の板状体3を接着して構成
する。 【効果】エッジ3aが耐摩耗製に優れたジルコニアセラ
ミックスから成るため、長期間使用可能であり、しかも
靱性に優れたジルコニアセラミックス製板状体3を接着
して形成したことから、ブレード1自体を撓ませること
が可能であり、好適なコート剤の塗布を行うことができ
る。
レード1を、金属板2の先端側面に、エッジ3aを備え
たジルコニアセラミックス製の板状体3を接着して構成
する。 【効果】エッジ3aが耐摩耗製に優れたジルコニアセラ
ミックスから成るため、長期間使用可能であり、しかも
靱性に優れたジルコニアセラミックス製板状体3を接着
して形成したことから、ブレード1自体を撓ませること
が可能であり、好適なコート剤の塗布を行うことができ
る。
Description
【0001】
本考案は、紙の表面にコート剤を塗布するために用いる製紙用ブレードに関す る。
【0002】
従来より、製紙工程時に紙の表面に樹脂等を塗布したり、あるいは感熱剤を塗 布して感熱紙とすることが行われている。
【0003】 これらの樹脂や感熱剤等のコート剤を塗布する工程では、図5に示すように紙 16の上に載せたコート剤15をブレード11を用いて延ばしていく作業が行わ れている。このブレード11は、先端にエッジ11aを有する板状体であり、厚 み1mm以下、幅10cm程度、全長7〜9m程度の大きさで、ハイス鋼等の金 属材から形成されており、若干撓ませながら矢印方向へ移動させることで、紙1 6の表面にコート剤15を密着させながら先端のエッジ11aでコート剤15を 延ばし、掻き取るようになっていた。
【0004】
ところが、上記金属材からなるブレード11では、エッジ11aの磨耗のため 2時間程度の使用で交換しなければならず、極めて効率の悪いものであった。
【0005】 そこで、図6に示すように、ブレード11の耐磨耗性を向上させるために、側 面の先端部に炭化タングステン(WC)等の硬質膜13を溶射したものもあった (特公平2−36671号公報参照)が、これでも使用中に硬質膜13が剥がれ るため80時間程度の使用しかできなかった。
【0006】 また、耐摩耗性を高めるためにはブレード11全体をセラミックスで形成すれ ばよいが、このブレード11は極めて薄いものであり、使用時に撓む必要性があ るため、セラミックスで形成すると割れてしまうという問題点があった。また、 上記のように、ブレード11は全長が7〜9mと長いものであり、セラミックス で一体的に形成することは困難であった。
【0007】
そこで本考案は、金属板の先端側面に、エッジを備えたジルコニアセラミック ス製の板状体を接着して製紙用ブレードを構成したものである。
【0008】
本考案によれば、製紙用ブレードの本体が金属板からなり、その先端エッジ近 傍のみをセラミックスとしたこと、およびこのセラミックスとして特に靱性の大 きいジルコニアセラミックスを用いたことによって、使用時にブレードを撓ませ てもセラミックス部分が破損する恐れはない。また、先端エッジ部がセラミック スから成るため耐摩耗性に優れ、長期間良好に使用することが可能である。
【0009】
以下本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1、図2に示すように、本考案の製紙用ブレード1は金属板2の先端側面に ジルコニアセラミックス製の板状体3を接着したものである。そして、この板状 体3にはエッジ3aを備えており、図4に示すように、このブレード1を用いて 紙6の上のコート剤5を延ばしながら掻き取ることで、紙6の表面にコート剤5 を塗布することができる。また、このときブレード1の本体は金属板2からなる ため、この部分が撓むことによってエッジ3aを紙6の表面に押しつけることが でき、コート剤5の密着強度を高めることができる。
【0011】 本考案のブレード1において、金属板2はハイス鋼などからなり、好適に撓む ためには厚みを1mm以下とすれば良い。
【0012】 また、ジルコニアセラミックス製の板状体3についても同様に1mm以下の厚 みとしてあり、その先端には角度90°程度のエッジ3aを備えている。また、 ブレード1自体は全長7〜9mと長いものであるが、板状体3は長さ方向に複数 に分割して個別にジルコニアセラミックスで形成し、各々のエッジ3aが揃うよ うに金属板2に接着してある。
【0013】 さらに、板状体3と金属板2は両者の平面部を接着剤4で全面接着して固定し てあるが、このとき接着強度を向上させるために、互いの接着面2a、3bを粗 面とすることが望ましい。金属板2の接着面2aは例えばサンドペーパーで荒ら して表面粗さ(中心線平均粗さ:Ra)2μm以上の面とし、一方板状体3の接 着面3bは、焼成したままの面または粗いダイヤモンド砥石で研削することによ り表面粗さ(Ra)0.5μm以上とする。また、両者間に存在させる接着剤4 としては例えばエポキシ系のものを用い、その厚みを50〜100μmの範囲内 とすることで、接着強度を大きくすることができる。
【0014】 さらに、上記のように板状体3は長さ方向に分割して形成しているが、複数の 板状体3の接続部Aに大きな隙間があると、コート剤5を塗布する時に紙6の表 面に筋が入ってしまい不良品となってしまうため、この接続部Aの隙間は10μ m以下としてある。そのためには、各板状体3の合わせ面3cを表面粗さ(Ra )0.5μm以下の滑らかな面としておいて、互いの合わせ面3cを完全に密着 させた状態で板状体3と金属板2の接着を行えばよい。また、各々の板状体3の 合わせ面には接着剤4を介在させてもさせなくても良い。
【0015】 このように、板状体3の接着面3bは表面粗さ(Ra)0.5μm以上の粗面 とし、合わせ面3cは表面粗さ(Ra)0.8μm以下の滑らかな面としてある が、その他の面は表面粗さ(Ra)0.8μm以下の滑らかな面とすることによ ってエッジ3aを鋭くし、かつコート剤5の付着を防止するようにしてある。
【0016】 なお、上記板状体1を成すジルコニアセラミックスとしては、ZrO2 を主成 分とし、Y2 O3 、CaO、MgO、CeO2 、Dy2 O3 等の安定化剤を含有 してなる部分安定化ジルコニアセラミックスを用いる。
【0017】 例えば、安定化剤として2〜5モル%のY2 O3 を含み、平均結晶粒子径が1 μm以下で、正方晶の結晶を80%以上含むようなジルコニアセラミックスは、 強度が100kg/mm2 以上で、破壊靱性(K1C)が6MPa√m以上と極め て強度、靱性の高いものとなる。
【0018】 そして、このようなジルコニアセラミックスは、所定の組成に調合した原料を 板状体にプレス成形し、焼成した後、各表面を所定の表面粗さとなるように研磨 し、エッジ部を鋭利に加工することで製造することができる。さらに、必要があ れば熱間静水圧プレス(HIP)を行うことで、より強度を高めたり、あるいは 着色剤を含有させることで着色させることもできる。
【0019】 次に本考案の他の実施例を説明する。
【0020】 図3(a)に示す製紙用ブレード1は、金属板2の先端側に向けて薄くなる形 状とし、一方ジルコニアセラミックス製の板状体3は先端側に向けて厚くなる形 状とし、両者を接着剤4で接着したものである。また図3(b)(c)に示す製 紙用ブレード1は、金属板2に形成した段部に板状体3を接着したものである。
【0021】 このような構造とすることにより、製紙用ブレード1の板状体3を接着した部 分の厚みを0.6〜0.8mm程度に薄くすることが可能となり、より撓みやす い製紙用ブレード1とすることができる。
【0022】 また、図3の実施例では、板状体3の先端部に斜面3cを形成してエッジ3a の角度を120°程度としてあるが、この斜面3cによって好適にコート剤の塗 布を行うことができる。さらに、図示していないがエッジ3aを曲面状としたり 、あるいはエッジ3aおよび斜面3cを全体的に曲面状としても良い。
【0023】 ここで、本考案実施例として図1、2に示す製紙用ブレード1を試作して、従 来のブレード11とともに比較試験を行った。
【0024】 本考案実施例として、厚み0.5mm、幅75mm、長さ9mの金属板2の先 端側面に、ジルコニアセラミックスからなり、厚み0.5mm、幅12mm、長 さ250mm、エッジ角90°の板状体3を複数接着して、製紙用ブレード1を 構成した。また、比較例として、上記と同じ大きさの金属板のみからなるブレー ド11、およびこの金属板の先端側面に炭化タングステン(WC)を溶射して厚 み0.1mmの硬質膜13を形成したブレード11を用意した。それぞれのブレ ードを用いて、同一条件で紙6に樹脂のコート剤5を塗布する試験を連続的に行 い、ブレードの摩耗のため使用不能となるまでの時間を比較したところ、表1に 示す通りであった。
【0025】 この結果より明らかに、比較例である金属板のみからなるブレードでは2時間 程度、硬質膜を形成したブレードでも80時間程度の使用しかできなかった。こ れに対し、ジルコニアセラミックス製の板状体を備えた本考案のブレードを用い れば、120時間程度使用可能であり、しかも摩耗した後再研磨して形を整えれ ば再使用可能であることから、極めて寿命を長くできることがわかる。
【0026】
【表1】
【0027】
このように本考案によれば、金属板の先端側面に、エッジを備えたジルコニア セラミックス製の板状体を接着して製紙用ブレードを構成したことによって、エ ッジ部が耐摩耗製に優れたジルコニアセラミックスから成るため、長期間使用す ることが可能である。しかも、ブレードの本体を金属板で構成するとともに、靱 性に優れたジルコニアセラミックス製板状体を接着して形成したことから、ブレ ード自体を撓ませることが可能であり、コート剤を紙に密着させながら塗布する ことができ、高品質の紙を製造することができる。
【図1】本考案の製紙用ブレードを示す斜視図である。
【図2】図1中のX−X線断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本考案の他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図4】本考案の製紙用ブレードの使用状態を示す断面
図である。
図である。
【図5】従来の製紙用ブレードの使用状態を示す断面図
である。
である。
【図6】従来の製紙用ブレードを示す断面図である。
1:製紙用ブレード 2:金属板 3:板状体 4:接着剤 5:コート剤 6:紙
フロントページの続き (72)考案者 岩見 祐三 鹿児島県国分市山下町1番1号 京セラ株 式会社鹿児島国分工場内 (72)考案者 椎名 徹 埼玉県蕨市北町五丁目11番7号 株式会社 堀河製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】紙の表面にコート剤を塗布するためのブレ
ードであって、エッジを備えたジルコニアセラミックス
製板状体を金属板の先端側面に接着してなる製紙用ブレ
ード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993030248U JP2590330Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 製紙用ブレード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993030248U JP2590330Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 製紙用ブレード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07560U true JPH07560U (ja) | 1995-01-06 |
| JP2590330Y2 JP2590330Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=12298415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993030248U Expired - Fee Related JP2590330Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 製紙用ブレード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590330Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP1993030248U patent/JP2590330Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2590330Y2 (ja) | 1999-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |