JPH0756310B2 - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
- Publication number
- JPH0756310B2 JPH0756310B2 JP60087207A JP8720785A JPH0756310B2 JP H0756310 B2 JPH0756310 B2 JP H0756310B2 JP 60087207 A JP60087207 A JP 60087207A JP 8720785 A JP8720785 A JP 8720785A JP H0756310 B2 JPH0756310 B2 JP H0756310B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction material
- asbestos
- material layer
- adhesive
- semi
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は非アスベスト系摩擦材層と裏金との接着部分の
改良された摩擦材に関する。
改良された摩擦材に関する。
(従来の技術) デイスクブレーキパツド,ブレーキライニング等の摩擦
材は,摩擦材層と裏金とから構成され,両者をフエノー
ル,エポキシ,メラミン等の熱硬化性樹脂接着剤を用い
て接着していた。
材は,摩擦材層と裏金とから構成され,両者をフエノー
ル,エポキシ,メラミン等の熱硬化性樹脂接着剤を用い
て接着していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらアスベスト公害及び性能向上のニーズより
出てきた非アスベスト系摩擦材,特にスチールフアイバ
ーを基材とするセミメタリック系デイスクブレーキパツ
ド(以下,セミメタパツドとする)の非アスベスト摩擦
材層は,熱伝導率がアスベストフアイバーを基材とする
デイスクブレーキパツドのアスベスト系摩擦材層に比較
し約3〜4倍大きいため,摩擦現象によつて生じた摩擦
熱が接着剤等に到達し易く,その温度も従来のフエノー
ル,エポキシ,メラミン等の熱硬化性樹脂の耐熱温度で
ある250〜300℃をこえ,300〜350℃に到達する場合があ
る。また、非アスベスト系摩擦材層は,その性格上上記
の温度に何回となく到達し,そのつど接着剤の熱劣化が
進み最悪の場合,裏金から剥離する欠点があつた。
出てきた非アスベスト系摩擦材,特にスチールフアイバ
ーを基材とするセミメタリック系デイスクブレーキパツ
ド(以下,セミメタパツドとする)の非アスベスト摩擦
材層は,熱伝導率がアスベストフアイバーを基材とする
デイスクブレーキパツドのアスベスト系摩擦材層に比較
し約3〜4倍大きいため,摩擦現象によつて生じた摩擦
熱が接着剤等に到達し易く,その温度も従来のフエノー
ル,エポキシ,メラミン等の熱硬化性樹脂の耐熱温度で
ある250〜300℃をこえ,300〜350℃に到達する場合があ
る。また、非アスベスト系摩擦材層は,その性格上上記
の温度に何回となく到達し,そのつど接着剤の熱劣化が
進み最悪の場合,裏金から剥離する欠点があつた。
本発明は上記の欠点のない摩擦材を提供することを目的
とするものである。
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは上記の欠点を解消すべく種々検討した結
果,アルカリ金属珪酸系バインダーを主成分とする無機
質接着剤を用いて非アスベスト系摩擦材層と裏金とを接
着したところ接着剤層の耐熱温度を500℃まで向上させ
ることができた。
果,アルカリ金属珪酸系バインダーを主成分とする無機
質接着剤を用いて非アスベスト系摩擦材層と裏金とを接
着したところ接着剤層の耐熱温度を500℃まで向上させ
ることができた。
本発明は非アスベスト系摩擦材層と裏金とをアルカリ金
属珪酸塩系バインダーを主成分とする無機質接着剤を用
いて接着してなる摩擦材に関する。
属珪酸塩系バインダーを主成分とする無機質接着剤を用
いて接着してなる摩擦材に関する。
なお本発明においてアリカリ金属珪酸塩系バインダーを
主成分とする無機質接着剤としては,アルカリシリケー
ト〔M2O・xSiO2(MはNa・K・Li・R4N;xは整数)で示
される水溶性アルカリシリケートの水溶液〕例えば住友
化学製のスミセラム(商標名)−P,東亜合成化学製のア
ロンセラミック(商標名)−C等が用いられる。無機質
接着剤は従来の熱硬化性樹脂と併用して用いてもよい。
主成分とする無機質接着剤としては,アルカリシリケー
ト〔M2O・xSiO2(MはNa・K・Li・R4N;xは整数)で示
される水溶性アルカリシリケートの水溶液〕例えば住友
化学製のスミセラム(商標名)−P,東亜合成化学製のア
ロンセラミック(商標名)−C等が用いられる。無機質
接着剤は従来の熱硬化性樹脂と併用して用いてもよい。
本発明の摩擦材層を構成する摩擦材料は非アスベスト系
摩擦材料が用いられる。
摩擦材料が用いられる。
(実施例) 以下実施例により本発明を説明する。
実施例1 デイスクブレーキパツド用裏金の表面をブラストマシー
ンによつて梨地状に形成し,ついで表面に付着している
油脂,梨地状の形成に用いられた細かい粉末粒子残留物
等をトリクロールエチレンを用いて完全に除去した。そ
の後前記梨地状に形成した裏金の非アスベスト系摩擦材
層を接着する側の表面に,無機質接着剤として住友化学
製のスミセラム(商標名)−Pをスプレーガンにて12±
8μmの厚さに吹き付けた。ついで110±10℃の温度で2
0分間乾燥した。その後スチールフアイバー,黒鉛,BaSO
4,Al2O3及びフエノール樹脂(日立化成工業製,商品名N
MX−1208)を均一に混合し,80℃で1時間乾燥して得た
摩擦材料未硬化物を,無機質接着剤を吹き付けた側の裏
金の表面にのせ,所定の金型で圧力500kg/cm2,温度150
±10℃で5分間加熱加圧成形した。ついで180℃で5時
間熱処理し,冷却後所定の厚みに研磨して非アスベスト
系摩擦材層と裏金とを接着したセミメタパツドを得た。
ンによつて梨地状に形成し,ついで表面に付着している
油脂,梨地状の形成に用いられた細かい粉末粒子残留物
等をトリクロールエチレンを用いて完全に除去した。そ
の後前記梨地状に形成した裏金の非アスベスト系摩擦材
層を接着する側の表面に,無機質接着剤として住友化学
製のスミセラム(商標名)−Pをスプレーガンにて12±
8μmの厚さに吹き付けた。ついで110±10℃の温度で2
0分間乾燥した。その後スチールフアイバー,黒鉛,BaSO
4,Al2O3及びフエノール樹脂(日立化成工業製,商品名N
MX−1208)を均一に混合し,80℃で1時間乾燥して得た
摩擦材料未硬化物を,無機質接着剤を吹き付けた側の裏
金の表面にのせ,所定の金型で圧力500kg/cm2,温度150
±10℃で5分間加熱加圧成形した。ついで180℃で5時
間熱処理し,冷却後所定の厚みに研磨して非アスベスト
系摩擦材層と裏金とを接着したセミメタパツドを得た。
実施例2 実施例1と同じ無機質接着剤を吹き付けた上面にワニス
状フエノール樹脂(横浜ゴム製,商品名A344B)をスプ
レーガンにて12±8μmの厚さに吹き付けた以外は,実
施例1と同様の方法及び工程を経て非アスベスト系摩擦
材層と裏金とを接着したセミメタパツドを得た。
状フエノール樹脂(横浜ゴム製,商品名A344B)をスプ
レーガンにて12±8μmの厚さに吹き付けた以外は,実
施例1と同様の方法及び工程を経て非アスベスト系摩擦
材層と裏金とを接着したセミメタパツドを得た。
次に上記の実施例で得たセミメタパツドと従来の方法で
得たセミメタパツド(接着剤として実施例2で用いたワ
ニス状フエノール樹脂使用)とについて350℃に加熱し
た炉中に一定時間入れ,接着劣化試験を行なつた。その
結果を第1図に示す。なお第1図において接着面積は,3
50℃で一定時間熱り歴を受けさせたセミメタパツドを炉
外に出し,充分に冷却したのちアムスラー試験機で剪断
したとき裏金表面に残存した摩擦材面積の裏金面積に対
する比率を示す数値であり,この数値が高い程,接着剤
の裏金と非アスベスト系摩擦材層との接着効果が高いこ
とを示す。上記の試験の結果,従来の接着剤を用いて非
アスベスト系摩擦材層と裏金とを接着したセミメタパツ
ドはわずか1時間の熱処理で接着面積は0%となつた。
これに対し本発明になるセミメタパツドに用いられた接
着剤はすぐれた耐熱性を示す。
得たセミメタパツド(接着剤として実施例2で用いたワ
ニス状フエノール樹脂使用)とについて350℃に加熱し
た炉中に一定時間入れ,接着劣化試験を行なつた。その
結果を第1図に示す。なお第1図において接着面積は,3
50℃で一定時間熱り歴を受けさせたセミメタパツドを炉
外に出し,充分に冷却したのちアムスラー試験機で剪断
したとき裏金表面に残存した摩擦材面積の裏金面積に対
する比率を示す数値であり,この数値が高い程,接着剤
の裏金と非アスベスト系摩擦材層との接着効果が高いこ
とを示す。上記の試験の結果,従来の接着剤を用いて非
アスベスト系摩擦材層と裏金とを接着したセミメタパツ
ドはわずか1時間の熱処理で接着面積は0%となつた。
これに対し本発明になるセミメタパツドに用いられた接
着剤はすぐれた耐熱性を示す。
(発明の効果) 本発明によれば非アスベスト系摩擦材層と裏金とを接着
する接着剤は耐熱性にすぐれるため,接着剤層の温度が
350℃に達しても非アスベスト系摩擦材層と裏金とが簡
単に剥離しない摩擦材を提供することができる。
する接着剤は耐熱性にすぐれるため,接着剤層の温度が
350℃に達しても非アスベスト系摩擦材層と裏金とが簡
単に剥離しない摩擦材を提供することができる。
第1図は350℃処理時間とセミメタパツドの非アスベス
ト系摩擦材層と裏金の接着面積との関係を示すグラフで
ある。 符号の説明 1……従来のセミメタパツド 2……実施例1で得たセミメタパツド 3……実施例2で得たセミメタパツド
ト系摩擦材層と裏金の接着面積との関係を示すグラフで
ある。 符号の説明 1……従来のセミメタパツド 2……実施例1で得たセミメタパツド 3……実施例2で得たセミメタパツド
Claims (1)
- 【請求項1】非アスベスト系摩擦材層と裏金とをアルカ
リ金属珪酸塩系バインダーを主成分とする無機質接着剤
を用いて接着してなる摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60087207A JPH0756310B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60087207A JPH0756310B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | 摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61244935A JPS61244935A (ja) | 1986-10-31 |
| JPH0756310B2 true JPH0756310B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=13908507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60087207A Expired - Lifetime JPH0756310B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756310B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55107702A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-19 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Pressureless bonding method of friction material and adhesive agent used for this |
| JPS55138006A (en) * | 1979-04-12 | 1980-10-28 | Akebono Brake Ind Co Ltd | Preparation of sintered friction material |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP60087207A patent/JPH0756310B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61244935A (ja) | 1986-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |