JPH075667A - 写真処理組成物用容器 - Google Patents

写真処理組成物用容器

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JPH075667A
JPH075667A JP14239293A JP14239293A JPH075667A JP H075667 A JPH075667 A JP H075667A JP 14239293 A JP14239293 A JP 14239293A JP 14239293 A JP14239293 A JP 14239293A JP H075667 A JPH075667 A JP H075667A
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堀  哲
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ等を外した口部開放状態で折り畳み
状態を維持する写真処理組成物用容器を得る。 【構成】 蛇腹部16の軸直交断面における中心軸A−
Aから最も遠い角の部分の肉厚とその両側の部分の肉厚
との比が3分の1より大きく1以下とされていることか
ら、容器本体12をそれ自体で自立性を確保できる程度
の全体平均肉厚で形成した場合にも、キャップ38を取
り外した状態では、圧縮力の作用に応じて容器本体が伸
縮し、押し縮めた状態で外力を除去するとその状態が維
持される。このため、使用後に、キャップ38を取り外
し、蛇腹部16を縮めることにより容易に減容化できる
と共に、この減容化状態のまま回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真処理組成物用容器
に係り、特に感光材料の現像処理に用いられる処理液用
容器として好適な写真処理組成物用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動現像装置等の感光材料処理装置の処
理液用容器としては、従来、高密度ポリエチレン(HD
PE),ポリ塩化ビニル樹脂(PVC),ポリエチレン
テレフタート(PET)等の1層材料や、ナイロン/ポ
リエチレン(NY/PE)の様な多層材料を用いたブロ
ー成形或いは射出ブロー成形による剛性のある写真処理
組成物用容器が使用されている。これは、容器の自立性
や工場における液充填適性あるいは処理槽への注液適性
を重視してユーザーが使い易いようにし、更にはun規
制(輸出危険物輸送規制,即ち−18°Cにおける落下
強度を考慮した法規制)や劇毒物輸送規制にも対処でき
る強度を確保できるようにしたものである。
【0003】この一方、最近では、胴部に蛇腹部を設
け、圧縮することにより折り畳むことができるブロー成
形容器が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の剛性のある写真処理組成物用容器にあっては、剛性
故に内容物を排出して空になった後においても容器の形
状を維持しており、これがため、ユーザーが使用後廃却
する際に潰しにくく、比較的嵩を採るという不具合があ
った。
【0005】一方、上記従来の折り畳み可能なブロー成
形容器にあっては、確かに、圧縮方向の外力が作用して
いる間、あるいは圧縮状態でキャップをしっかりと占め
ている間は、折り畳み状態を維持できるが、キャップを
取り外した状態では、元の形状に復帰してしまう。この
種の容器では、キャップと容器とは、別々の材質の樹脂
で作られるのが一般的であることから、ブロー成形容器
を樹脂成形品の材料として再利用する等の場合には、キ
ャップと容器とを別々に回収する必要があり、かかる再
利用を目的として使用済み容器を回収する際に、嵩ばっ
て回収効率が低下するという不都合があった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、キャップ等を外した口開放状態で折
り畳み状態を維持する写真処理組成物用容器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
柔軟性を有する容器本体から軸方向へ突出した硬質の口
部がこれに係合する蓋部材により開閉され、前記容器本
体の軸方向の少なくとも一部に蛇腹部を有する写真処理
組成物用容器であって、前記容器本体がブロー成形によ
り断面多角形状に形成され、前記蛇腹部の軸直交断面に
おける中心軸から最も遠い角の部分の肉厚とその両側の
部分の肉厚との比が3分の1より大きく1以下とされて
いることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、柔軟性を有する容
器本体から軸方向へ突出した硬質の口部がこれに係合す
る蓋部材により開閉され、前記容器本体の軸方向の少な
くとも一部に蛇腹部を有する写真処理組成物用容器であ
って、前記容器本体がブロー成形により形成され、前記
蛇腹部が口部側から底部側に向かって軸方向に沿って交
互に配置され且つ底部側に行くにつれてその径が徐々に
大きくされた複数段の環状凸部と環状凹部とから形成さ
れ、一の環状凸部の環状最大突出部より口部側の軸方向
寸法と,当該一の環状凸部に環状凹部を介して口部側で
隣接する他の環状凸部の環状最大突出部の前記環状凹部
からの軸直交方向突出長との比が、0.7以上1.3以
下とされていることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、柔軟性を有する容
器本体から軸方向へ突出した硬質の口部がこれに係合す
る蓋部材により開閉され、前記容器本体の軸方向の少な
くとも一部に蛇腹部を有する写真処理組成物用容器であ
って、前記容器本体がブロー成形により形成され、前記
蛇腹部が口部側から底部側に向かって軸方向に沿って交
互に配置された複数段の環状凸部と環状凹部とから形成
され、前記各環状凸部の環状最大突出部近傍に当該環状
最大突出部の口部側及び底部側の内少なくとも一方にR
部が形成され、このR部の曲率半径と前記各環状凸部の
環状最大突出部より口部側の軸方向寸法との比が、1.
1以上3.0以下とされていることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の写真処理組成物用容器によれ
ば、蛇腹部の軸直交断面における中心軸から最も遠い角
の部分の肉厚とその両側の部分の肉厚との比が3分の1
より大きく1以下とされていることから、容器本体をそ
れ自体で自立性を確保できる程度の全体平均肉厚で形成
した場合にも、蓋部材を取り外した状態では、圧縮力の
作用に応じて容器本体が伸縮し、押し縮めた状態で外力
を除去するとその状態が維持される。このため、使用後
に、蓋部材を取り外し、蛇腹部を縮めることにより容易
に減容化(所要スペースを低減化)できると共に、この
減容化状態のまま回収することができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、蛇腹部が口
部側から底部側に向かって交互に配置され且つ底部側に
行くにつれてその径が徐々に大きくされた複数段の環状
凸部と環状凹部とから形成されていることから、容器本
体をそれ自体で自立性を確保できる程度の全体平均肉厚
で形成した場合にも、蓋部材を取り外した状態では、圧
縮力の作用に応じて容器本体が伸縮する。また、一の環
状凸部の環状最大突出部より口部側の軸方向寸法と,当
該一の環状凸部に環状凹部を介して口部側で隣接する他
の環状凸部の環状最大突出部の環状凹部からの軸直交方
向突出長との比が、0.7以上1.3以下とされている
ことから、押し縮めた状態で外力を除去すると元の形状
への復帰が防止され、その状態が維持される。
【0012】請求項3記載の発明によれば、蛇腹部が口
部側から底部側に向かって交互に配置された複数段の環
状凸部と環状凹部とから形成されていることから、容器
本体をそれ自体で自立性を確保できる程度の全体平均肉
厚で形成した場合にも、蓋部材を取り外した状態では、
圧縮力の作用に応じて容器本体が伸縮する。また、各環
状凸部の環状最大突出部の口部側及び底部側の内の少な
くとも一方にR部が形成され、このR部の曲率半径と各
環状凸部の環状最大突出部より口部側の軸方向寸法との
比が、1.1以上3.0以下とされていることから、押
し縮めた状態で外力を除去すると元の形状への復帰が防
止され、その状態が維持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。
【0014】図1に示す実施例の写真処理組成物用容器
10は、柔軟性を有する容器本体12と、この容器本体
12から軸方向(図1における上方)に突出した硬質の
口部14とを有し、容器本体12と口部14とはブロー
成形により一体成形されている。また、この写真処理組
成物用容器10は、軸直交断面が略正六角形状とされて
いる(図2の平面図参照)。
【0015】容器本体12は、口部14との境目の部分
から底部まで連続して蛇腹部16が形成されている。こ
の蛇腹部16は、軸方向(図1における上下方向)に所
定の間隔を隔てて配置された第1,第2,第3,第4,
第5の環状凸部18,20,22,24,26と、第1
の環状凸部18と第2の環状凸部20とを連結する第1
の環状凹部28と、第2の環状凸部20と第3の環状凸
部22とを連結する第2の環状凹部30と、第3の環状
凸部22と第4の環状凸部24とを連結する第3の環状
凹部32と、第4の環状凸部24と第5の環状凸部26
とを連結する第4の環状凹部34と、を含んで構成され
ている。
【0016】前記第1ないし第5の環状凸部18〜26
及び第1ないし第4の環状凹部28〜34は、いずれも
軸直交断面が略正六角形とされている。第1,第2,第
3,第4の環状凸部18,20,22,24の軸方向寸
法は、中心軸A−Aに直交する方向に最大量突出したそ
れぞれの環状最大突出部の図1における上側と下側が略
同一寸法とされている。また、第5の環状凸部26は、
環状最大突出部の上側より下側が幾分大きくされてい
る。
【0017】また、第1,第2,第3,第4,第5の環
状凸部18,20,22,24,26の環状最大突出部
の軸直交方向の突出量は、図1ないし図2に示されるよ
うに、最も口部14側に位置する第1の環状凸部18が
最も小さく底部側に行くにつれて徐々に大きくされ、最
も底部側に位置する第5の環状凸部26が最も大きくさ
れている。
【0018】さらに、図1に示されるように、第2の環
状凸部20の環状最大突出部の口部側(図1における上
側)の軸方向寸法a1 と、第1の環状凸部18の環状最
大突出部の第1の環状凹部28表面からの突出長b1
の比、a1 /b1 が0.7〜1.3、好ましくは0.9
〜1.1とされる。この関係は、第2の環状凸部20と
第3の環状凸部22、第3の環状凸部22と第4の環状
凸部24、第4環状凸部24と第5の環状凸部26との
間でも満足される。即ち,a2 /b2 ,a3 /b3 ,a
4 /b4 が0.7〜1.3,好ましくは0.9〜1.1
とされる。
【0019】また、第1,第2,第3,第4,第5の環
状凸部18,20,22,24,26には、それぞれの
環状最大突出部の上側及び下側の部分にR部18A,1
8B、20A,20B、22A,22B、24A,24
B、26A,26Bがそれぞれ形成されている。これら
のR部の曲率半径rは、5mm以上,好ましくは15m
m〜60mm,より好ましくは15mm〜40mmとさ
れる。また、前記各環状凸部におけるR部の曲率半径r
と環状最大突出部の口部側の軸方向寸法との比、r/a
は、1.1〜3.0、好ましくは1.3〜1.8であ
る。
【0020】さらに、第1の環状凹部28の最大径が第
1の環状凸部18の最大径に対し85%以下、好ましく
は40〜75%、より好ましくは50〜75%となるよ
うにし、第2の環状凹部30が第2の環状凸部20に対
しこれと同様の関係になるようにし、第3の環状凹部3
2が第3の環状凸部22に対しこれと同様の関係になる
ようにし、第4の環状凹部34が第4の環状凸部24に
対しこれと同様の関係になるようにすることが、折り畳
み効率の向上を図る上で好ましい。
【0021】口部14は、略円筒状に形成され、その軸
方向(上下方向)の中間部には、円の両端を同一弦長と
なるように平行に切除した断面形状(図2参照)のフラ
ンジ部36が設けられている。この口部14は、断面円
形のパリソンを用いてブロー成形により容器本体12と
一体的に形成されるのであるが、その際この口部14の
部分は容器本体12より径が小さいために容器本体12
より厚肉となるように形成することができ、これがた
め、口部14はある程度固くなるように形成されてい
る。ここで、口部14,フランジ部36及びこれらの近
傍を含む口元部の平均肉厚は、好ましくは0.5〜4m
m,より好ましくは0.5〜3mm,特に好ましくは
1.2mm〜2.5mmとなるように形成され、容器本
体12の平均肉厚は、好ましくは0.1mm〜1.5m
m,より好ましくは0.2mm〜0.7mm,特に好ま
しくは0.3mm〜0.5mmとなるように形成され、
両者の差が好ましくは0.2mm,より好ましくは0.
5mm程度になるようにされる。更に、口元部の平均肉
厚と本体平均肉厚との比は、2.0〜10.0程度とす
ることが望ましい。このようにすることにより、使用性
を損なうことなく、総重量を減少させることができる。
【0022】また、容器本体12の軸A−Aからの距離
が最も遠い六角形の各コーナーの部分(図2に矢印Bで
表示)は、最も薄く形成されるのであるが、この部分の
肉厚とその両側の部分(図2に矢印Cで表示)の肉厚と
の比が、1/3〜1、好ましくは1/2〜1となるよう
にすることが望ましい。
【0023】口部14の上端部の外周には、雄ねじ部1
4Aが形成されており、この雄ねじ部14Aに螺合する
雌ねじ部がその内壁に形成された蓋部材としてのキャッ
プ38が螺合され、口部14の上部開口が開閉されるよ
うになっている。キャップ38は、例えば、ポリプロピ
レン或いは高密度ポリエチレン(HDPE)により形成
される。ここで、高密度ポリエチレンとしては、例えば
密度が0.940g/ccより大きいもの,好ましくは
0.940g/ccより大きく0.98g/cc以下,
より好ましくは0.945g/cc〜0.97g/cc
のものを用いることができる。
【0024】写真処理組成物用容器10は、充填する液
体によって、ガスバリアー性が必要な場合には、用いる
材質及び原料を変えることによって必要なガスバリアー
性を容易に持たせることができる。例えば、写真用処理
液の中でも、現像液等のように高いO2 バリアー性を要
する液体用として形成される場合は、低密度ポリエチレ
ン/ポリビニルアルコール・エチレン共重合体/低密度
ポリエチレン(LDPE/EVOH/LDPE)の3層
構成や、低密度ポリエチレン/ナイロン(LDPE/N
Y)の2層構成等のような低密度ポリエチレンを主体と
する多層構成により形成し、ガスバリアー性が25ml
/m2 ・day・atm(20℃ 65%)以下、好ま
しくは0.5〜10ml/m2 ・day・atm(20
℃ 65%)となるようにする。
【0025】一方、写真処理組成物用容器10は、例え
ば漂白液や多くの定着液等のように必ずしもO2 バリア
ー性を要しない液体用として形成される場合には、低密
度ポリエチレン(LDPE)単体あるいはエチレン・酢
酸ビニル共重合樹脂(EVA:この場合は、密度0.9
40g/ccを越えるものも使用できる)を用いて形成
される。ここで、低密度ポリエチレンとしては、密度
0.940g/cc以下,好ましくは0.90g/cc
〜0.940g/cc,より好ましくは0.905g/
cc〜0.925g/ccのものを用いることができ
る。この場合の写真処理組成物用容器10のガスバリア
ー性は、50ml/m2 ・day・atm(20℃ 6
5%)、例えば100〜5000ml/m2 ・day・
atm(20℃ 65%)であってもよい。
【0026】写真処理組成物用容器10は、上記のよう
に、低密度ポリエチレンを主体として形成されるので、
従来の高密度ポリエチレン(HDPE)により形成され
た容器に比較して重量も軽くなる。
【0027】上述の如く構成された本実施例の写真処理
組成物用容器10によると、口部14は比較的固く、し
かもフランジ部36に相互に平行な平坦面36A,36
B(図2参照)が形成されているので、工場における現
像液,定着液等の処理液の充填作業を円滑に行うことが
できる。また、口部14が比較的固く、フランジ部36
が持ちやすいので、キャップ38の取り外し時に容器本
体12(この部分は柔軟である。)が捩じれることがな
い。このため、写真処理組成物用容器10内の処理液等
の液体が誤って口部14から溢れ出る等の不都合が起こ
りにくい。なお、写真処理組成物用容器10は柔軟性を
有することを特徴とするので、剛性のある従来の容器に
比べて充填時や使用時の液溢れが一面において起こり易
く、これを防止すべく液充填率を液体用容器10を軸方
向に引っ張って蛇腹部16を最大限延ばした状態の95
%以下、好ましくは95〜85%程度とすることが望ま
しい。
【0028】また、蛇腹部16が延びている状態では、
当該蛇腹部16に凹凸があるので、手に持ちやすく、ユ
ーザーが処理槽内に処理液を注ぐ際に蛇腹部16が自動
的に伸縮して液の出が早く空気の巻き込みも少なくなる
ので、この注液時の取扱が容易であると共に、注液作業
を円滑に行うことができる。
【0029】本実施例では、容器本体12の形状そのも
のによって写真処理組成物用容器10の自立性は十分に
確保されている。また、容器本体12に蛇腹部16が形
成されていることから、キャップ38を取り外して内部
の処理液を口部14から排出することにより、その排出
された処理液の量に応じて口部14を下方に押圧して蛇
腹部16を縮めてヘッドスペース(容器内上部の処理液
がない空間のスペース)を調整することができる。この
ように、ヘッドスペースを調整できるので、内部の処理
液が常に略満杯状態となるようにして、酸化防止を図る
こともできる。
【0030】さらに、内部の処理液をある程度の量以上
(略全量)排出すれば、口部14を下方にさらに押圧す
ることにより、写真処理組成物用容器10が図3に示さ
れるような形状に変化し、一層の減容化が可能である。
【0031】本実施例における容器の減容化とは、減容
化に要する圧力が、容器のサイズによっても異なるが、
好ましくは1〜20kg/cm2 、より好ましくは5〜
10kg/cm2 であり、容積が1リットル以上の容器
では、好ましくは3〜20kg/cm2 、より好ましく
は5〜10kg/cm2 程度の圧力で減容化できるもの
をいう。(以下の実施例においても同じ。) また、この写真処理組成物用容器10では、前述したよ
うな数々の各部の寸法、寸法比に特徴を持って蛇腹部1
6の各部が構成されているので、内部の処理液排出後に
蛇腹部16を縮めて減容化する際に、深く折り込んで折
り畳み効率の向上を図ることが可能となっている。ま
た、これらの各部の寸法、寸法比に加えて、容器本体1
2の肉厚が前述したような特徴を持って構成されている
ので、図3に示される折り畳んだ状態では、キャップ3
8を外したままでも、元の形状に復帰することがなく、
樹脂成形品の材料としての再利用を目的として、使用後
にキャップ38と別々に回収する場合であっても回収効
率を向上させることができる。
【0032】なお、上記第1実施例の各部の寸法、寸法
比は、上述した六角形状の容器のような多角形状の容器
のみでなく、円形や楕円形状の容器に採用しても、減容
化後の元の形状への復元防止という観点では好ましいも
のである。
【0033】図1に示される蛇腹部16を押し縮める前
の状態と図4に示される蛇腹部16を完全に押し縮めた
状態との比である減容率は50%以下、好ましくは40
%以下、より好ましくは30%以下にすることが望まし
い。但し、この割合は10%以上あることが、製造上,
設計上は好ましい。ここで、減容率とは、液体用容器1
0にキャップ30をして水中に沈めたときの水面の高さ
変化を利用して算出した容積比のことである。
【0034】また、写真処理組成物用容器10は、前記
の如く、低密度ポリエチレンを主体として柔軟に形成さ
れるので、合成樹脂の使用量が従来の高密度ポリエチレ
ン(HDPE),ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)等から
成る剛性のある写真処理組成物用容器に比較して少なく
なり、これがため破棄後に焼却する際の発熱量が少なく
なり、環境保全にも貢献することができる。
【0035】次に、本発明の第2実施例を図4ないし図
7に基づいて説明する。図4には、第2実施例に係る写
真処理組成物用容器40がキャップ38,中栓39と共
に示されている。
【0036】写真処理組成物用容器40は、柔軟性を有
する容器本体42と、この容器本体部42から軸方向
(図4における上方)に突出した硬質の口部44とを有
し、容器本体部42と口部44とはブロー成形により一
体成形されている。
【0037】容器本体42は、軸直交断面形状が略長方
形とされ、口部44との連結部42A(この部分は略四
角錐状の形状を有している)の下方部分には底部まで連
続する蛇腹部46が形成されている。
【0038】この蛇腹部46は、軸方向(上下方向)に
所定の間隔を隔てて配置された環状突出部としての第
1,第2,第3,第4,第5の算盤玉形状部48,5
0,52,54,56を含んで構成されている。ここ
で、算盤玉形状部とは、中心軸Z−Z(図5参照)及び
底面を共通とする相互に逆向きの上下二つのそれぞれの
頭を切り取った角錐または円錐状部から構成される外形
を有する形状部を意味する。以下においても同様の意味
で、この言葉を用いる。
【0039】第1,第2,第3,第4,第5の算盤玉形
状部48,50,52,54,56は、写真処理組成物
用容器40の中心軸をそれぞれの中心軸とし、軸直交方
向に同一寸法だけ突出した平面視略長方形状(図6参
照)の環状最大突出部(最大周長部)を有する。
【0040】相互に隣接する算盤玉形状部同士、即ち第
1の算盤玉形状部48と第2の算盤玉形状部50、第2
の算盤玉形状部50と第3の算盤玉形状部52、第3の
算盤玉形状部52と第4の算盤玉形状部54、第4の算
盤玉形状部54と第5の算盤玉形状部56は、順に平面
視長方形の環状凹部としての第1,第2,第3,第4の
環状接続部58,60,62,64をそれぞれ介して連
結されている。
【0041】軸方向中間に位置する第2,第3,第4の
算盤玉形状部50,52,54は、その軸方向寸法が環
状最大突出部の図4における上下で等しくされ、どれも
略同一形状に形成されている。
【0042】軸方向の最も口部44側に位置する第1の
算盤玉形状部48の軸方向寸法は、環状最大突出部の口
部44側が底部側より大きくなっている。反対に、軸方
向の最も底部側に位置する第5の算盤玉形状部56の軸
方向寸法は、環状最大突出部の口部44側が底部側より
小さくなっている。第1の算盤玉形状部48の環状最大
突出部の底部側の軸方向寸法及び第5の算盤玉形状部5
6の環状最大突出部の口部44側の軸方向寸法は、第
2,第3,第4の算盤玉形状部50,52,54の軸寸
法の略1/2となっている。
【0043】また、第1,第2,第3,第4,第5の算
盤玉形状部48,50,52,54,56には、それぞ
れの環状最大突出部の口部44側及び底部側の部分にR
部48A,48B、50A,50B、52A,52B、
54A,54B、56A,56Bがそれぞれ形成されて
いる。これらのR部の曲率半径rは、5mm以上,好ま
しくは15mm〜60mm,より好ましくは15mm〜
40mmとされる。また、前記各算盤玉形状部における
R部の曲率半径rと環状最大突出部の口部44側の軸方
向寸法aとの比、r/aは、1.1〜3.0、好ましく
は1.3〜1.8とされる。
【0044】さらに、第1,第2,第3,第4の環状接
続部58,60,62,64の最大径が第1,第2,第
3,第4,第5の算盤玉形状部48,50,52,5
4,56の最大径に対し85%以下、好ましくは40〜
75%、より好ましくは50〜75%となるようにする
ことが、折り畳み効率の向上を図る上で好ましい。
【0045】第5の算盤玉形状部56の底面には、凹部
56Cが形成され、これにより写真処理組成物用容器4
0を立てた場合の安定性の向上が図られている。
【0046】口部44は、第1実施例における口部14
と同様にしてブロー成形により容器本体部42と一体的
に形成されている。その際この口部44の部分はある程
度固くなるように形成されている。また、この口部44
は、略円筒状に形成され、その軸方向(図4における上
下方向)の中間部には、円の両端を同一弦長となるよう
に平行に切除した断面形状(図6参照)のフランジ部4
5が設けられている。ここで、口部44,フランジ部4
5及びこれらの近傍を含む口元部の平均肉厚は、好まし
くは0.5〜4mm,より好ましくは0.5〜3mm,
特に好ましくは1.2mm〜2.5mmとなるように形
成され、容器本体42の平均肉厚は、好ましくは0.1
mm〜1.5mm,より好ましくは0.2mm〜0.7
mm,特に好ましくは0.3mm〜0.5mmとなるよ
うに形成され、両者の差が好ましくは0.2mm,より
好ましくは0.5mm程度になるようにされる。更に、
口元部の平均肉厚と本体平均肉厚との比は、2.0〜1
0.0程度とすることが望ましい。このようにすること
により、使用性を損なうことなく、総重量を減少させる
ことができる。
【0047】また、容器本体42の中心軸からの距離が
最も遠い長方形の各コーナーの部分(図6に矢印Dで表
示)は、最も薄く形成されるのであるが、この部分の肉
厚とその両側の部分(図6に矢印E,Fで表示)の肉厚
との比が、1/3〜1、好ましくは1/2〜1となるよ
うにすることが望ましい。なお、矢印E,Fで表示する
長方形の長辺,短辺に相当する部分の肉厚は、それぞれ
略均一となるようにされている。このため、本実施例で
は、ブロー成形の際に、いわゆるパリソンコントローラ
及び異形ダイスを用いてパリソンコントロールがなされ
る。
【0048】口部44の上端部の外周には、第1実施例
における口部14と同様に、雄ねじ部44Aが形成され
ており、この雄ねじ部44Aに螺合する雌ねじ部がその
内壁に形成されたキャップ38が螺合されるようになっ
ている。
【0049】また、口部44には、蓋部材としての中栓
39が着脱自在に装着され、口部44の上部開口66が
この中栓39により開閉されるようになっている。この
中栓39は、口部44の上部開口66の開口端近傍の内
周面に密着し、内部の処理液が外部に漏出するのを防止
する役目を有している。
【0050】中栓39は、写真処理組成物用容器40と
同一の材料で形成されている。写真処理組成物用容器4
0は第1実施例における写真処理組成物用容器10と同
一材質で形成される。このため、中栓39及び写真処理
組成物用容器40を低密度ポリエチレンを主体として柔
軟に形成されるので、高密度ポリエチレン等で成形され
た従来の容器に比べて一層確実に密栓状態とすることが
でき、使用の途中で謝って倒した場合等にも内部の処理
液等の液漏れが起こりにくい。
【0051】上述のようにして構成された本第2実施例
によっても、第1実施例と同一又は同等の作用・効果を
得ることができる他、第1,第2,第3,第4,第5の
算盤玉形状部48,50,52,54,56の環状最大
突出部の軸直交方向の突出量が同一寸法であるため、蛇
腹部46の周囲に外筒を巻回することができ、外筒を巻
回した場合には、外筒によりある程度の強度を確保でき
るので、写真処理組成物用容器40の肉厚を一層薄くす
ることが可能となり、図7に示されるように写真処理組
成物用容器40を押し縮めた場合の所要スペースを一層
減少させることができ、元の形状への復帰を確実に防止
できる。
【0052】従って、使用後に破棄された写真処理組成
物用容器40の回収効率を向上させることができる。
【0053】次に、本発明の第3実施例を図8に基づい
て説明する。この実施例の写真処理組成物用容器70
は、柔軟性のある容器本体72とこの容器本体72から
軸方向(図8における上方)に突出した硬質の口部74
とを有しており、容器本体72と口部74とがブロー成
形により一体的に形成されている点は前記第1,第2実
施例と同様である。
【0054】この写真処理組成物用容器70の容器本体
72は、軸直交断面が円形とされている。この容器本体
72には、その軸方向(鉛直軸方向)の全体に渡って口
部74との境目まで連続する蛇腹部76が形成されてい
る。この蛇腹部76は、図7における上下5段の同一直
径の第6ないし第10の算盤玉形状部78,80,8
2,84,86と、第6の算盤玉形状部78と第7の算
盤玉形状部80とを接続する第5の環状接続部88と、
第7の算盤玉形状部80と第8の算盤玉形状部82とを
接続する第6の環状接続部90と、第8の算盤玉形状部
82と第9の算盤玉形状部84とを接続する第7の環状
接続部92と、第9の算盤玉形状部84と第10の算盤
玉形状部86とを接続する第8の環状接続部94とによ
り構成されている。
【0055】第6ないし第10の算盤玉形状部78,8
0,82,84,86は、上下対称の形状に形成されて
いる。
【0056】また、第6ないし第10の算盤玉形状部7
8,80,82,84,86の最大直径部の上側軸寸法
aと、当該第6ないし第10の算盤玉形状部78,8
0,82,84,86の最大径部の第5ないし第8の環
状接続部88,90,92,94表面からの突出長bと
の比、a/bが0.7〜1.3,好ましくは0.9〜
1.1とされる。
【0057】また、第6ないし第10の算盤玉形状部7
8,80,82,84,86には、それぞれの最大直径
部の上側及び下側の部分にR部78A,78B、80
A,80B、82A,82B、84A,84B、86
A,86Bがそれぞれ形成されている。これらのR部の
曲率半径rは、5mm以上,好ましくは15mm〜60
mm,より好ましくは15mm〜40mmとされる。ま
た、前記各算盤玉形状部におけるR部の曲率半径rと最
大直径部上側の軸との比、r/aは、1.1〜3.0、
好ましくは1.3〜1.8とすることが望ましい。
【0058】さらに、第5ないし第8の環状接続部8
8,90,92,94の直径寸法が第6ないし第10の
算盤玉形状部78,80,82,84,86の最大直径
部の直径寸法に対し85%以下、好ましくは40〜75
%、より好ましくは50〜75%となるようにすること
が望ましい。
【0059】蛇腹部76の各部の寸法あるいは寸法比が
上記のような特徴をもって構成されるのは、蛇腹部41
を押し縮めて容器本体72を減容化する際に、折り畳み
効率の向上を図ると共に、しっかりと押し込まれて元の
形状に復帰し難くするためである。
【0060】第10の算盤玉形状部86の底部には、凹
部86Cが形成され、これにより写真処理組成物用容器
70を立てた場合の安定性の向上が図られている。
【0061】容器本体72と口部74とは、前述した第
1,第2実施例と同様の材料を用い同様の製造方法によ
りブロー成形により一体成形されている。また、口部7
4は、第1実施例における口部14及び第2実施例にお
ける口部44と同様に構成されている。
【0062】この第3実施例によっても、第2実施例と
同等の作用,効果を得ることができる。
【0063】なお、上記第3実施例では、容器本体72
の軸直交断面が円形の場合を例示したが、容器本体72
の軸直交断面形状を、例えば楕円形に形成してもよい。
このように容器本体の断面形状を楕円形にした場合に
は、同一高さ寸法で楕円の短半径がその直径と同一とな
る円形の容器と比べて大きな容量の液等を充填すること
ができ、相当大きな容量(例えば2リットル〜5リット
ル)の容器であっても手で掴むことができるようにな
る。また、写真処理剤の場合、いくつかの種類の容器を
組み合わせ同時に一つの箱に収納することが多いが、こ
のような場合にも、容器本体の軸直交断面形状が円形よ
り楕円形の容器の方がデッドスペースが少なくて効率よ
い箱詰めが可能である。
【0064】なお、口部に形成されたフランジ部の形状
は、第1ないし第3実施例で例示した形状に限られるも
のではなく、他の形状、例えば四角形,六角形,八角形
等に形成しても良い。但し、フランジ部と容器本体部と
の間の口元の部分を長くする場合には、この部分を持つ
ことができるので、フランジ部を円形に形成したり、あ
るいはフランジ部を省略してもよい。
【0065】また、上記第1ないし第3実施例では、容
器本体の口部との境目から底部までの軸方向の全体に蛇
腹部を有する場合を例示したが、口部との境目から底部
までの軸方向の一部に蛇腹部を設けてもよい。
【0066】上記第1ないし第3実施例では、容器本体
の蛇腹部が5段の凸部を有する場合を例示したが、この
蛇腹部を構成する凹凸の数は、好ましくは2〜10個,
より好ましくは4〜6個程度であることが望ましい。
【0067】なお、上記実施例においては、本発明に係
る写真処理組成物用容器を感光材料の現像処理に用いる
処理液(これについては、後述する。)を充填するのに
使用する場合を例示したが、本発明に係る写真処理組成
物用容器は、ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理に用
いる処理組成物以外の粒状の液体状組成物、流体状組成
物、粉末状組成物などを封入するためにも用いることが
でき、更には他の液体、例えば各種飲料等を充填する飲
料用容器として使用することも可能である。
【0068】上記実施例では、写真処理組成物用容器の
内容積については明示していないが、本発明は、内容積
50ミリリットル以上、好ましくは数100ミリリット
ルの容器から数リットル(具体的には、例えば2〜5リ
ットル)の容器に適用できる。
【0069】なお、本発明に係る写真処理組成物用容器
に充填される(以下、単に「本発明が適用される」と略
述する)写真用処理剤としては、公知のものを用いるこ
とができる。例えば、発色現像液,黒白現像液,漂白
液,定着液,漂白定着液,調整液,安定液などを挙げる
ことができる。
【0070】本発明が適用される発色現像液は、好まし
くは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とする
アルカリ性水溶液である。この発色現像主薬としては、
アミノフェノール系化合物も有用であるが、p−フェニ
レンジアミン系化合物が好ましく使用され、その代表例
としては3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β
−ヒドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ
−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルア
ニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β
−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩,塩酸塩
若しくはp−トルエンスルホン酸塩が挙げられる。これ
らの化合物は目的に応じ2種以上併用することもでき
る。
【0071】発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩,ホ
ウ酸塩若しくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物
塩、沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾー
ル類若しくはメルカプト化合物のような現像抑制剤また
はカブリ防止剤などを含むのが一般的である。また、必
要に応じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシ
ルアミン、亜硫酸塩ヒドラジン類、フェニルセミカルバ
ジド類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸
類、トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン)類の如き各種保恒剤、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコールのような有機溶
剤、四級アンモニウム塩、アミン類のような現像促進
剤、色素形成カプラー、競争カプラー、ナトリウムボロ
ンハイドライドのようなカブラセ剤、1−フェニル−3
−ピラゾリドンのような補助現像主薬、粘性付与剤、ア
ミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、アルキル
ホスホン酸、ホスホノカルボン酸に代表されるような各
種キレート剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニト
リロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキ
サンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、
1−ヒドロキシエチリデン−1、1−ジホスホン酸、ニ
トリロ−N,N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレ
ンジアミン−N,N,N’,N’−テトラメチレンホス
ホン酸、エチレンジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニ
ル酢酸)及びそれらの塩を用いることができる。
【0072】また、反転処理に用いられる黒白現像液に
は、ハイドロキノンなどのジヒドロキシベンゼン類、1
−フェニル−3−ピラゾリドンなどの3−ピラゾリドン
類またはN−メチル−p−アミノフェノ−ルなどのアミ
ノフェノ−ル類など公知の黒白現像主薬を単独であるい
は組み合わせて用いることができる。
【0073】漂白剤としては、例えば鉄(III)などの多
価金属の化合物、過酸類、等が用いられる。代表的漂白
剤としては鉄(III)の有機錯塩、例えばエチレンジアミ
ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサ
ンジアミン四酢酸、メチルイミノ二酢酸、1,3ージア
ミノプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、などのアミノポリカルボン酸類の錯塩,過硫酸塩な
どを用いることができる。さらにアミノポリカルボン酸
鉄(III)錯塩は、漂白液においても、漂白定着液におい
ても特に有用である。
【0074】定着剤としては、チオ硫酸塩、チオシアン
酸塩、チオエーテル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化
物塩等を挙げることができるが、チオ硫酸塩の使用が一
般的であり、特にチオ硫酸アンモニウムが最も広範に使
用できる。漂白定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩,重
亜硫酸塩,スルフィン酸類あるいはカルボニル重亜硫酸
付加物が好ましい。
【0075】本発明が適用される発色現像液、漂白定着
液などの処理液の代表的な例は、「写真工業別冊、最新
写真処方便覧」笹井 明著(写真工業出版社、昭和58
年7月20日発行)に記載されている。
【0076】本発明が適用される代表的な具体的な処理
剤としては、次のものを挙げることができる。
【0077】カラーネガフィルム用発色現像液、漂白
液、定着液、安定液としては、特開平4−359,24
9号公報に記載されたもの、特に実施例1に記載された
発色現像補充液、漂白補充液、定着補充液、安定液N
o.18を各々用いることができる。これらは、そのま
ま容器に収納してもよいし、濃縮して収納してもよい。
例えば、上記安定液No.18は100倍に濃縮しても
よい。
【0078】カラーペーパー用発色現像液、漂白定着液
としては、特開平4−195,037号公報に記載され
たもの、特に実施例、中でも実施例2に記載されたカラ
ー現像補充液、漂白定着補充液を各々用いることができ
る。直接ポジカラー感光材料用発色現像液、漂白定着
液、水洗水としては、特開平1−93,739号公報に
記載された発色現像補充液(実施例のもの、特に実施例
2に記載の発色現像補充液)、特開平2−50,157
号公報に記載された発色現像補充液(実施例のもの、特
に実施例4の発色現像補充液、中でもCD−20)、特
開平2−91,642号公報に記載された発色現像補充
液(実施例のもの、特に実施例1の発色現像補充液、中
でもNo.6)、特開平3−13,941号公報に記載
された漂白定着液(実施例のもの、特に実施例1の漂白
定着液)、特開平3−13,941号公報に記載された
水洗水、特に実施例1に記載のもの、を各々用いること
ができる。これらの処理液は、そのまま容器に収納して
もよいし、濃縮して収納してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る写真
処理組成物用容器によれば、キャップ等を外した口開放
状態で折り畳み状態を維持するので、回収効率の向上を
図ることができるという従来にない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る写真処理組成物用容
器をキャップと共に示す正面図である。
【図2】図1の容器の平面図である。
【図3】減容化された状態の図1の写真処理組成物用容
器を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る写真処理組成物用容
器をキャップ、中栓と共に示す斜視図である。
【図5】図4の写真処理組成物用容器の正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】減容化された状態の図4の写真処理組成物用容
器をキャップと共に示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る写真処理組成物用容
器を示す正面図である。
【符号の説明】
10 写真処理組成物用容器 12 容器本体 14 口部 16 蛇腹部 18 第1の環状凸部 20 第2の環状凸部 22 第3の環状凸部 24 第4の環状凸部 26 第5の環状凸部 28 第1の環状凹部 30 第2の環状凹部 32 第3の環状凹部 34 第4の環状凹部 38 キャップ(蓋部材) 39 中栓(蓋部材) 40 写真処理組成物用容器 42 容器本体 44 口部 46 蛇腹部 48 第1の算盤玉形状部(環状凸部) 50 第2の算盤玉形状部(環状凸部) 52 第3の算盤玉形状部(環状凸部) 54 第4の算盤玉形状部(環状凸部) 56 第5の算盤玉形状部(環状凸部) 58 第1の環状接続部(環状凹部) 60 第2の環状接続部(環状凹部) 62 第3の環状接続部(環状凹部) 64 第4の環状接続部(環状凹部) 70 写真処理組成物用容器 72 容器本体 74 口部 76 蛇腹部 78 第6の算盤玉形状部(環状凸部) 80 第7の算盤玉形状部(環状凸部) 82 第8の算盤玉形状部(環状凸部) 84 第9の算盤玉形状部(環状凸部) 86 第10の算盤玉形状部(環状凸部) 88 第5の環状接続部(環状凹部) 90 第6の環状接続部(環状凹部) 92 第7の環状接続部(環状凹部) 94 第8の環状接続部(環状凹部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する容器本体から軸方向へ突
    出した硬質の口部がこれに係合する蓋部材により開閉さ
    れ、前記容器本体の軸方向の少なくとも一部に蛇腹部を
    有する写真処理組成物用容器であって、 前記容器本体がブロー成形により断面多角形状に形成さ
    れ、前記蛇腹部の軸直交断面における中心軸から最も遠
    い角の部分の肉厚とその両側の部分の肉厚との比が3分
    の1より大きく1以下とされていることを特徴とする写
    真処理組成物用容器。
  2. 【請求項2】 柔軟性を有する容器本体から軸方向へ突
    出した硬質の口部がこれに係合する蓋部材により開閉さ
    れ、前記容器本体の軸方向の少なくとも一部に蛇腹部を
    有する写真処理組成物用容器であって、 前記容器本体がブロー成形により形成され、前記蛇腹部
    が口部側から底部側に向かって軸方向に沿って交互に配
    置され且つ底部側に行くにつれてその径が徐々に大きく
    された複数段の環状凸部と環状凹部とから形成され、 一の環状凸部の環状最大突出部より口部側の軸方向寸法
    と,当該一の環状凸部に環状凹部を介して口部側で隣接
    する他の環状凸部の環状最大突出部の前記環状凹部から
    の軸直交方向突出長との比が、0.7以上1.3以下と
    されていることを特徴とする写真処理組成物用容器。
  3. 【請求項3】 柔軟性を有する容器本体から軸方向へ突
    出した硬質の口部がこれに係合する蓋部材により開閉さ
    れ、前記容器本体の軸方向の少なくとも一部に蛇腹部を
    有する写真処理組成物用容器であって、 前記容器本体がブロー成形により形成され、前記蛇腹部
    が口部側から底部側に向かって軸方向に沿って交互に配
    置された複数段の環状凸部と環状凹部とから形成され、
    前記各環状凸部の環状最大突出部近傍に当該環状最大突
    出部の口部側及び底部側の内少なくとも一方にR部が形
    成され、このR部の曲率半径と前記各環状凸部の環状最
    大突出部より口部側の軸方向寸法との比が、1.1以上
    3.0以下とされていることを特徴とする写真処理組成
    物用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010536682A (ja) * 2007-08-28 2010-12-02 ネステク ソシエテ アノニム 折り畳み式ボトル及びその使用方法

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