JPH0756846B2 - プラスチックフェライトの製造方法 - Google Patents

プラスチックフェライトの製造方法

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JPH0756846B2
JPH0756846B2 JP1042206A JP4220689A JPH0756846B2 JP H0756846 B2 JPH0756846 B2 JP H0756846B2 JP 1042206 A JP1042206 A JP 1042206A JP 4220689 A JP4220689 A JP 4220689A JP H0756846 B2 JPH0756846 B2 JP H0756846B2
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JP
Japan
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ferrite
resin
plastic
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mixed
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雅司 杉本
雅史 松本
光男 坂倉
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂とフェライトから成る複合材料である、
プラスチックフェライトの製造方法に係るもので、特に
フェライト粉末の製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
電子部品の小型化、薄型化等の要求に応じるために、イ
ンダクタンス素子の磁芯等として、プラスチックフェラ
イトが用いられるようになっている。
このプラスチックフェライトは、セラミック焼成物の粉
末であるフェライト粉末と樹脂を混合して所望の形状に
成型される。
フェライト粉末は、フェライト原料混合物を焼成した
後、ボールミル等で所望の粒径になるまで粉砕してから
樹脂と混合される。
〔課題〕
しかし、上記のようにして製造されたフェライト粉末を
用いたプラスチックフェライトは、材料特性が劣化し、
キューリー点が低くなったり、磁芯として用いたインダ
クタの直流重畳特性が劣化するなどの問題を生じてい
る。
また、粒子形状が不均一のため、樹脂と混合したときの
分散性、流動性が劣化し、フェライトの含有量を多くで
きないという問題がある。
本発明は、このような課題を解決し、特性の良好な磁芯
材料等を得ようとするものである。
また、成型性の面でも良好なプラスチックフェライトを
得ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、フェライト粉末を球形に造粒した後に、混
合、成型して、上記の課題を解決するものである。
すなわち、フェライト粉末と樹脂を混合し、成型するプ
ラスチックフェライトの製造方法において、フェライト
原料混合物を含む泥漿を噴霧乾燥法によって球形に造粒
し、その粒子を焼成した後に樹脂と混合し、成形するこ
とに特徴を有するものである。
また、フェライト原料混合物を含む泥漿を噴霧乾燥法に
よって異なる径の球形に二種類以上造粒し、その粒子を
混合し、焼成した後に樹脂と混合し、成型することに特
徴を有するものである。
〔作用〕
焼成したフェライトを粉砕することにより特性の劣化を
初透磁率(μiac)の変化で示したのが第1図である。
粒径を小さくするために粉砕時間を長くすると、初透磁
率が小さくなることを示している。これは、粉砕による
磁気歪みの増加がフェライト粉末の磁気特性を劣化させ
ているものと考えられる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。比較のために
四つのサンプルを製造した。
『サンプル1』スプレードライヤ造粒(二種類−粒径80
μ/ノズル法、粒径20μ/ディスク法を7:3で混合 『サンプル2』スプレードライヤ造粒(粒径20μ/ディ
スク法)と粉砕(粒径5μ)を5:5で混合 『サンプル3』スプレードライヤ造粒(粒径20μ/ディ
スク法)と粉砕(粒径5μ)を3:7で混合 『サンプル4』粉砕(粒径5μ)のみ〔比較例〕 スプレードライヤ造粒のノズル法は、フェライト原料混
合物を含む泥漿を噴霧乾燥させて、球形の粒子を形成す
るもので、比較的大きな球形の粒子を形成するのに適し
ている。ディスク法は回転する円板を用いて泥漿を遠心
法によって球形の粒子に形成するものである。比較的小
さい粒子を形成するのに適している。
球形に形成されたフェライトの粒子は炉で焼成し、フェ
ライト粉末を得た。
一方、粉砕は焼成したフェライトをボールミルで約5μ
になるまで行った。
それぞれ造粒されたフェライト粉末は樹脂(PPS)と混
合され、トロイダル形状のコアに成型された。
上記のようにして得られた各サンプルの樹脂面の特性と
磁性体材料としての磁気特性を表1に示す。
樹脂面では、サンプル1の特性が劣っているがこれは、
粒径が80μと大きくなっているためと考えられる。粒径
の小さいサンプル2とサンプル3はいずれも樹脂の面に
おける特性が向上していることを示している。
磁気的な特性でみると、粉砕のみのサンプル4に比較し
て球形に造粒した他の三つのサンプルはいずれもQが高
くなっている。この値は10MHzで測定したものである。
直流重畳特性はμの5%低下磁界で測定したもので、粉
砕のみによるサンプル4の13.60eに対して、球形に造粒
したサンプル1は19.80eと約46%も高くなっている。こ
れにより、粉砕しないフェライト粉末を用いることによ
り、大電力での使用が可能となり、また磁気飽和が生じ
難い小型の装置を得ることも可能となる。
同様にキューリー点についても、粉砕を行ったものは低
くなっている。
上記のように、球形に造粒したフェライト粉末を用いる
と、樹脂面、磁性材料面での特性を改善できる。初透磁
率を高めるためには、フェライトの充填率を高める必要
があるので、粒度配合(ブレンド)を行うことによって
充填率を高めることができる。
また、粉砕した粉末と混合しても特性を改善することが
できるが、混合する比率を高めると磁気的な特性を劣化
させるので、混合量を抑える必要がある。
〔効果〕
本発明によれば、フェライト粉末を球形にしたので、樹
脂への分散性が向上し、粒子間の摩擦が減少して流動性
が向上する。したがって、加工性に優れたプラスチック
フェライトを得ることができる。
また、粉砕による磁気歪みをなくすることができるた
め、Q、直流重畳特性等の磁気的な特性が改善され、イ
ンダクタンス素子等の磁芯として優れたプラスチックフ
ェライトが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は粉砕時間と特性の劣化を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−242005(JP,A) 特開 昭48−17500(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライト粉末と樹脂を混合し、成形する
    プラスチックフェライトの製造方法において、フェライ
    ト原料混合物を含む泥漿を噴霧乾燥法によって球形に造
    粒し、その粒子を焼成した後に樹脂と混合し、成形する
    ことを特徴とするプラスチックフェライトの製造方法。
  2. 【請求項2】フェライト粉末と樹脂を混合し、成形する
    プラスチックフェライトの製造方法において、フェライ
    ト原料混合物を含む泥漿を噴霧乾燥法によって、二種類
    以上の異なる径の球形に造粒し、それぞれの粒子を焼成
    した後に樹脂と混合し、成形することを特徴とするプラ
    スチックフェライトの製造方法。
  3. 【請求項3】異なる径の粒子を、回転円板による遠心法
    と加圧ノズル法によりそれぞれ成形する請求項2記載の
    プラスチックフェライトの製造方法。
JP1042206A 1989-02-22 1989-02-22 プラスチックフェライトの製造方法 Expired - Lifetime JPH0756846B2 (ja)

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JPH02222106A (ja) 1990-09-04

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