JPH0757214A - ラミネート型磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

ラミネート型磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH0757214A
JPH0757214A JP5198595A JP19859593A JPH0757214A JP H0757214 A JPH0757214 A JP H0757214A JP 5198595 A JP5198595 A JP 5198595A JP 19859593 A JP19859593 A JP 19859593A JP H0757214 A JPH0757214 A JP H0757214A
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JP5198595A
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Koji Matsuda
幸治 松田
Hideki Nibe
英樹 仁部
Tetsuo Ueda
哲生 植田
Tatsushi Suzuki
達志 鈴木
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来よりさらに量産性に富む構造とし、従来
よりさらにローコスト化する。 【構成】 3層構造のコア組立体からなり、中央に挟ま
れる記録再生用コア部品2は磁気ギャップG2を有する
ものであるが、両側の消去用コア部品1と3には独立し
た磁気ギャップはなく、中央のコア部品との組み合わせ
でサイドイレーズ式の消去用磁気回路を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フロッピーディスク
装置などの磁気ディスク記録再生装置に用いられる磁気
ヘッドに関し、特に、複数の薄板部品を積層した構造の
コア組立体を中心要素とするラミネート型磁気ヘッドお
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のフロッピーディスク装置用の磁気
ヘッドは超小型化されており、構造的にはラミネート型
とバルク型の2種類が主流である。この発明の対象であ
るラミネート型磁気ヘッドの従来の代表的な構成を図1
〜図4に示している。
【0003】図1に示すように、3枚の薄板部品1,
2,3が積層接着されてコア組立体が構成されている。
中央の薄板部品2は記録再生用コア部品であり、両側の
薄板部品1と3はそれぞれ消去用コア部品である。なお
各薄板部品1,2,3はE字型に形成されているが、本
明細書においては、このE字型の形状については図4の
ように主片部分Mに3個の脚片X,Y,Zがつながった
ものと各部分を表現する。
【0004】記録再生用コア部品としての薄板部品2
は、ほぼU字型のフェライト薄板(磁性体薄板)21
と、ほぼU字型のセラミック薄板(非磁性体薄板)22
とを含み、両者の側端面同士が突き合されて接着され、
全体として1枚の薄板部品2となっている。また、前記
フェライト薄板21はI字型フェライト薄板21aとL
字型フェライト薄板21bとを含み、両者の端面同士が
突き合されて接着されて1枚のU字型フェライト薄板2
1となっている。この2つのフェライト薄板21aと2
1bの接着境界が記録再生用磁気ギャップG2であり、
この磁気ギャップG2はE字型における前記主片部分M
に配置されている。
【0005】消去用コア部品である薄板部品1の構成も
前記薄板部品2とほぼ同じで、ほぼU字型のフェライト
薄板11と、ほぼU字型のセラミック薄板12とを含
み、両者の側端面同士が突き合されて接着され、全体と
して1枚の薄板部品1となっている。また、前記フェラ
イト薄板11はI字型フェライト薄板11aとL字型フ
ェライト薄板11bとを含み、両者の端面同士が突き合
されて接着されて1枚のU字型フェライト薄板11とな
っている。この2つのフェライト薄板11aと11bの
接着境界が消去用磁気ギャップG1である。
【0006】もう1つの消去用コア部品である薄板部品
3の構成は薄板部品1と同じであり、ほぼU字型のフェ
ライト薄板31と、ほぼU字型のセラミック薄板32と
を含み、両者の側端面同士が突き合されて接着され、全
体として1枚の薄板部品3となっている。また、前記フ
ェライト薄板31はI字型フェライト薄板31aとL字
型フェライト薄板31bとを含み、両者の端面同士が突
き合されて接着されて1枚のU字型フェライト薄板31
となっている。この2つのフェライト薄板31aと31
bの接着境界が消去用磁気ギャップG3である。
【0007】3枚の薄板部品1,2,3が積層接着され
た状態では、中央の薄板部品2におけるフェライト薄板
21の部分の表裏両面に薄板部品1と3のセラミック薄
板12と32が接合しており、セラミック薄板22の部
分の表裏両面にフェライト薄板11と31が接合してい
る。従って図3に示すように、E字型コア組立体におけ
る主片部分Mの下端面(記録媒体の摺接面)には、中央
に記録再生用磁気ギャップG2が配置され、記録媒体摺
動方向に対して遅れ側の左右にに2つの消去用磁気ギャ
ップG1とG3が配置されている。よく知られているよ
うに、この消去用磁気回路の配置はトンネルイレーズ式
と呼ばれているタイプである。
【0008】また図2に示すように、3枚の薄板部品
1,2,3が積層接着されたE字型のコア組立体に対
し、中央の薄板部品2におけるU字型フェライト薄板2
1の両端部間に掛け渡すようにバックバーと称する別の
フェライト片(磁性体片)4が取り付けられ、これらの
磁性体で形成された記録再生用磁気回路に鎖交するよう
に記録再生用コイル5がE字型の一方端の脚片Xに装着
されている。
【0009】さらに、両側の2枚の薄板部品1と3にお
けるU字型フェライト薄板11と31について、これら
を一体としてその両端部に掛け渡すように別のフェライ
ト片6が取り付けられ、これらの磁性体で形成された消
去用磁気回路に鎖交するように消去用コイル7がE字型
の他方端の脚片Zに装着されている。
【0010】以上説明したように、3枚の薄板部品1,
2,3の基本的な構成は同じであるが、次にこれら薄板
部品の製造方法について図5に従って説明する。
【0011】まず図5(A)に示すように、U字型横断
面のフェライト棒材51とI字型横断面のフェライト棒
材52とを用意し、これらを図5(B)のように組み合
わせて接着する。ただし接着工程に先立って、両者の接
着面に精密に厚みが制御されたスペーサ膜をスパッタリ
ングなどで形成する。後述のようにフェライト棒材51
と52の接着境界が磁気ギャップとなるが、この部分に
予め形成したスペーサ膜の厚みでギャップ幅が精密に設
定される。
【0012】フェライト棒材51と52とを接着してか
らフェライト棒材52の片面を研削してその厚みを所定
値に仕上げ、その後図5(C)に示すように、長方形横
断面のセラミック棒材53をフェライト棒材52の研削
面に接着する。次に、接着された3個の棒材の図中にお
ける下面を精密に研削し、フェライト棒材51と52の
下方の接着面の高さ寸法(磁気ギャップの深さ寸法とな
る)を所定値に仕上げる。
【0013】次にフェライト棒材51と52およびセラ
ミック棒材53の一体化物の図中における上面側を研削
加工し、図5(D)に示すように、この一体化物の横断
面形状を所定のE字型に形成する。次にE字型横断面の
前記一体化物を横断方向にスライスして(輪切りにし
て)、図5(E)に示すように所定の厚さのE字型薄板
部品を得る。これが図1における薄板部品1または2ま
たは3に相当する薄板部品であり、フェライト棒材51
と52の接着面であった部分Gが磁気ギャップとなる。
【0014】以上詳細に説明したように、ラミネート型
磁気ヘッドでは、その主要な構成要素である複数の薄板
部品が、それを厚み方向に連ねた形態の複合棒状部品と
してまず製作され、その複合棒状部品をスライスするこ
とで形成される。従って同一形状・寸法の薄板部品をき
わめて能率よく大量に製作することができる。このこと
がラミネート型磁気ヘッドの大きな特徴である量産性の
良さの主要因である。
【0015】ちなみに、例えば特開昭63−29370
9号公報に開示されているようなサイドイレーズ式のス
トラドル型磁気ヘッドは、その構造からして最近の超小
型化およびローコスト化の要請にまったく応えられず、
前述したラミネート型やバルク型に凌駕されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前項で詳細に説明した
ラミネート型磁気ヘッドは、その量産性の良さからロー
コスト化の要請に応えられてきた。しかしローコスト化
の要請はとどまるところなくレベルアップするという現
状があり、この観点では従来構造のラミネート型磁気ヘ
ッドはほぼ限界に達していると言わざるを得ない。
【0017】ラミネート型磁気ヘッドの製作において、
記録再生コア部品および消去用コア部品となる各薄板部
品の磁気ギャップを精密に形成するための工程が、高度
な技術を必要としコストのかかる部分である。つまり、
ギャップ幅を決めるスペーサ膜の形成工程や、ギャップ
深さ寸法に係わる部品の位置決め工程および寸法仕上げ
のための研削工程などが製作コスト面での大きな比重を
占めている。従来構造のラミネート型磁気ヘッドでは、
コア組立体を構成する3つの薄板部品1,2,3のすべ
てに磁気ギャップがあるので、3つの薄板部品のすべて
の製作に関して前記の精密なギャップ形成に要するコス
トの問題がある。
【0018】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、従来よりさらに量産性に富
む構造とし、従来よりさらにローコスト化することがで
きるようにしたラミネート型磁気ヘッドおよびその製造
方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、ラ
ミネート型磁気ヘッドの消去用磁気回路の形式をトンネ
ルイレーズ式からサイドイレーズ式に変更し、その構造
を次のようにした。
【0020】3枚の薄板部品が積層接着されてコア組
立体が構成されている。
【0021】3枚の薄板部品のうちの中間に挟まれた
薄板部品AはほぼU字型の磁性体薄板A1とほぼU字型
の非磁性体薄板A2とを含み、両者の側端面同士が突き
合されて接着され、全体として主片部分に3個の脚片が
つながったほぼE字型をなす1枚の薄板部品Aとなって
いる。
【0022】前記磁性体薄板A1は2枚の磁性体薄板
A11と磁性体薄板A12とを含み、両者の端面同士が
突き合されて接着されて1枚の磁性体薄板A1となって
おり、前記磁性体薄板A11と前記磁性体薄板A12の
接着境界が記録再生用磁気ギャップとなり、この磁気ギ
ャップは前記薄板部品Aにおける前記主片部分に位置し
ている。
【0023】もう1枚の薄板部品Bはギャップのない
一体物の磁性体薄板B1と非磁性体薄板B2とを含み、
両者の端面同士が突き合されて接着されて1枚の薄板部
品Bとなっており、前記磁性体薄板B1は少なくとも前
記薄板部品Aの前記主片部分における前記非磁性体薄板
A2から前記磁性体薄板A1の前記磁気ギャップの手前
位置にまでわたる部分の表面に接合され、前記非磁性体
薄板B2は少なくとも前記薄板部品Aの前記主片部分に
おける前記磁性体薄板A1の残りの部分の表面に接合さ
れている。
【0024】さらにもう1枚の薄板部品Cはギャップ
のない一体物の磁性体薄板C1と非磁性体薄板C2とを
含み、両者の端面同士が突き合されて接着されて1枚の
薄板部品Cとなっており、前記磁性体薄板C1は少なく
とも前記薄板部品Aの前記主片部分における前記非磁性
体薄板A2から前記磁性体薄板A1の前記磁気ギャップ
の手前位置にまでわたる部分の裏面に接合され、前記非
磁性体薄板C2は少なくとも前記薄板部品Aの前記主片
部分における前記磁性体薄板A1の残りの部分の裏面に
接合されている。
【0025】ほぼU字型をなす前記磁性体薄板A1の
両端部が別の磁性体片で連結されているとともに、これ
らの磁性体で形成された磁気回路に鎖交するように記録
再生用コイルが装着されている。
【0026】前記磁性体薄板B1と前記磁性体薄板C
1とが別の磁性体片で連結されているとともに、これら
の磁性体で形成された磁気回路に鎖交するように消去用
コイルが装着されている。
【0027】また前記のラミネート型磁気ヘッドの製作
工程においては、前記各薄板部品を製作するにあたっ
て、その薄板部品を厚み方向に連ねた形態の複合棒状部
品をまず製作し、その複合棒状部品をスライスすること
で所定厚さの薄板部品を得るようにした。
【0028】
【作用】記録再生用コア部品である前記薄板部品Aの構
成は従来と基本的に同じで、記録再生用の磁気ギャップ
を有している。消去用磁気回路としてサイドイレーズ式
を採用したので、消去用コア部品である2枚の前記薄板
部品には磁気ギャップはない。前記消去用コイルで消去
用磁気回路を励磁すると、E字型の主片部分の記録媒体
摺接面において、磁性体薄板B1から磁性体薄板A1の
一側面に向けて磁束が空間に飛び出すとともに、磁性体
薄板A1の他側面から磁性体薄板C1に向けて磁束が空
間に飛び出し、この磁束で媒体における記録トラックの
両側が消去される。
【0029】消去用コア部品である2枚の前記薄板部品
には磁気ギャップはないので、これを製作するための複
合棒状部品は1つの磁性体棒材と1つの非磁性体棒材を
接着したきわめて単純な構成でよく、磁気ギャップのあ
る薄板部品に比べてはるかに簡単に製作することができ
る。
【0030】
【実施例】この発明の一実施例によるラミネート型磁気
ヘッドの構成を図6〜8に示している。この磁気ヘッド
においては、3枚の薄板部品1,2,3が積層接着され
てコア組立体が構成されている。中央の薄板部品2は記
録再生用コア部品であり、両側の薄板部品1と3はそれ
ぞれ消去用コア部品である。
【0031】記録再生用コア部品としての薄板部品2
は、細部の形状は異なるものの基本構成は図1の従来の
ものと同じである。つまり、ほぼU字型のフェライト薄
板(磁性体薄板)21と、ほぼU字型のセラミック薄板
(非磁性体薄板)22とを含み、両者の側端面同士が突
き合されて接着され、全体として主片部分Mに3個の脚
片X,Y,ZがつながったほぼE字型をなす1枚の薄板
部品2となっている。また、前記フェライト薄板21は
I字型フェライト薄板21aとL字型フェライト薄板2
1bとを含み、両者の端面同士が突き合されて接着され
て1枚のU字型フェライト薄板21となっている。この
2つのフェライト薄板21aと21bの接着境界が記録
再生用磁気ギャップG2であり、この磁気ギャップG2
はE字型における前記主片部分Mに配置されている。
【0032】消去用コア部品である薄板部品1は、ギャ
ップのない一体物のフェライト薄板11とセラミック薄
板12とを含み、両者の端面同士が突き合されて接着さ
れて1枚の薄板部品1となっている。前記フェライト薄
板11は、中間の前記薄板部品2の前記主片部分Mにお
ける前記セラミック薄板22のから前記フェライト薄板
21の磁気ギャップM2の手前位置までにわたる部分の
表面に接合された主片部分11mと、前記薄板部品2の
前記中央脚片Yにおける前記セラミック薄板22の表面
に接合された脚片11yとを含む一体物である。また前
記セラミック薄板12は、前記薄板部品2の主片部分M
における前記フェライト薄板21の残りの部分の表面に
接合された主片部分12mと、前記薄板部品2の端部脚
片Xにおける前記フェライト薄板21の表面に接合され
た脚片12xとを含むL字型の一体物である。
【0033】もう1つの消去用コア部品である薄板部品
3は、ギャップのない一体物のフェライト薄板31とセ
ラミック薄板32とを含み、両者の端面同士が突き合さ
れて接着されて1枚の薄板部品3となっている。前記フ
ェライト薄板31は、中間の前記薄板部品2の前記主片
部分Mにおける前記セラミック薄板22から前記フェラ
イト薄板21の磁気ギャップM2の手前位置までにわた
る部分の裏面に接合された主片部分31mと、前記薄板
部品2の前記端部脚片Zにおける前記セラミック薄板2
2の裏面に接合された脚片31zとを含む一体物であ
る。また前記セラミック薄板32は、前記薄板部品2の
主片部分Mにおける前記フェライト薄板21の残りの部
分の表面に接合された主片部分32mと、前記薄板部品
2の端部脚片Xにおける前記フェライト薄板21の表面
に接合された脚片31xとを含むL字型の一体物であ
る。
【0034】薄板部品1と薄板部品3の違いは、フェラ
イト薄板11の脚片11yがE字型の薄板部品2の中央
脚片Yに沿う位置にあるのに対し、フェライト薄板31
の脚片31zがE字型の端部脚片Zに沿う位置にある点
である。
【0035】そして図7に示すように、3枚の薄板部品
1,2,3が積層接着されたE字型のコア組立体に対
し、中央の薄板部品2におけるU字型フェライト薄板2
1の両端部間に掛け渡すようにバックバーと称する別の
フェライト片(磁性体片)4が取り付けられ、これらの
磁性体で形成された記録再生用磁気回路に鎖交するよう
に記録再生用コイル5がE字型の一方端の脚片Xに装着
されている。
【0036】また、薄板部品1におけるフェライト薄板
11の脚片11yの先端と薄板部品3におけるフェライ
ト薄板31の脚片31zの先端に掛け渡すように別のフ
ェライト片6が取り付けられ、これらの磁性体で形成さ
れた消去用磁気回路に鎖交するように消去用コイル7が
E字型の他方端の脚片Zに装着されている。
【0037】図8に示すように、薄板部品1におけるフ
ェライト薄板11のギャップG2に近接した端部と、薄
板部品3におけるフェライト薄板31のギャップG2に
近接した端部が、記録再生用磁気ギャップG2を形成し
ているフェライト薄板21aの両側面にそれぞれ近接配
置されている。消去用コイル7で消去用磁気回路が励磁
されると、フェライト薄板11の端部からフェライト薄
板21aの一側面に向けて磁束が飛び出すとともに、フ
ェライト薄板21aの他側面からフェライト薄板31の
端部に向けて磁束が飛び出す。この磁束が記録媒体に作
用し、ギャップG2による記録トラックの両側が消去さ
れる。これは良く知られたサイドイレーズ式の動作であ
る。
【0038】以上の構成説明で明らかなように、この発
明における記録再生用コア部品である薄板部品2は、基
本的に従来と同じ工程で製作される。これについては図
5を用いてすでに詳しく説明しているので、ここでは再
説明しない。
【0039】消去用コア部品である2枚の薄板部品1と
3は磁気ギャップを含まないので、その製作は従来より
はるかに簡単であり、そのため量産性が向上し、ローコ
スト化を実現することができる。つまり図9,10に示
すように、所定形状のフェライト棒材61とセラミック
棒材62を組み合わせて接着し、研削加工により所定の
横断面形状に成形し、その後所定の厚さにスライスする
ことで薄板部品1および薄板部品3を得ることができ
る。
【0040】ところで図11に示すように、消去用コイ
ル7はバックバーであるフェライト片6の回りに装着し
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
ラミネート型磁気ヘッドは、3層構造のコア組立体から
なり、中央に挟まれる記録再生用コア部品は磁気ギャッ
プを有するものでるが、両側の消去用コア部品には独立
した磁気ギャップはなく、中央のコア部品との組み合わ
せでサイドイレーズ式の消去用磁気回路を構成してい
る。各コア部品である薄板部品は複合棒状部品をスライ
スすることで製作されるが、消去用コア部品としての薄
板部品には磁気ギャップがないので、これを製作するた
めの複合棒状部品は1つの磁性体棒材と1つの非磁性体
棒材を接着したきわめて単純な構成でよく、磁気ギャッ
プのある薄板部品に比べてはるかに簡単に製作すること
ができる。従って、ラミネート型磁気ヘッドの量産性が
従来よりさらに向上し、大幅なコストダウンを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のラミネート型磁気ヘッドの構成図その1
である。
【図2】従来のラミネート型磁気ヘッドの構成図その2
である。
【図3】従来のラミネート型磁気ヘッドの構成図その3
である。
【図4】従来のラミネート型磁気ヘッドの構成図その4
である。
【図5】従来および本発明に共通する磁気ギャップのあ
る薄板部品の製造工程を示す概略図である。
【図6】この発明の一実施例によるラミネート型磁気ヘ
ッドの構成図その1である。
【図7】この発明の一実施例によるラミネート型磁気ヘ
ッドの構成図その2である。
【図8】この発明の一実施例によるラミネート型磁気ヘ
ッドの構成図その3である。
【図9】この発明における磁気ギャップのない薄板部品
の製造工程を示す概略図その1である。
【図10】この発明における磁気ギャップのない薄板部
品の製造工程を示す概略図その2である。
【図11】消去用コイルの取り付け位置が異なるこの発
明の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2,3 薄板部品 11,21,31,31a,31b フェライト薄板
(磁性体薄板) 12,22,32 セラミック薄板(非磁性体薄板) 5 記録再生用コイル 7 消去用コイル G2 記録再生用磁気ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達志 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成要件〜を備えたことを特
    徴とするラミネート型磁気ヘッド。 3枚の薄板部品が積層接着されてコア組立体が構成さ
    れている。 3枚の薄板部品のうちの中間に挟まれた薄板部品Aは
    ほぼU字型の磁性体薄板A1とほぼU字型の非磁性体薄
    板A2とを含み、両者の側端面同士が突き合されて接着
    され、全体として主片部分に3個の脚片がつながったほ
    ぼE字型をなす1枚の薄板部品Aとなっている。 前記磁性体薄板A1は2枚の磁性体薄板A11と磁性
    体薄板A12とを含み、両者の端面同士が突き合されて
    接着されて1枚の磁性体薄板A1となっており、前記磁
    性体薄板A11と前記磁性体薄板A12の接着境界が記
    録再生用磁気ギャップとなり、この磁気ギャップは前記
    薄板部品Aにおける前記主片部分に位置している。 もう1枚の薄板部品Bはギャップのない一体物の磁性
    体薄板B1と非磁性体薄板B2とを含み、両者の端面同
    士が突き合されて接着されて1枚の薄板部品Bとなって
    おり、前記磁性体薄板B1は少なくとも前記薄板部品A
    の前記主片部分における前記非磁性体薄板A2から前記
    磁性体薄板A1の前記磁気ギャップの手前位置にまでわ
    たる部分の表面に接合され、前記非磁性体薄板B2は少
    なくとも前記薄板部品Aの前記主片部分における前記磁
    性体薄板A1の残りの部分の表面に接合されている。 さらにもう1枚の薄板部品Cはギャップのない一体物
    の磁性体薄板C1と非磁性体薄板C2とを含み、両者の
    端面同士が突き合されて接着されて1枚の薄板部品Cと
    なっており、前記磁性体薄板C1は少なくとも前記薄板
    部品Aの前記主片部分における前記非磁性体薄板A2か
    ら前記磁性体薄板A1の前記磁気ギャップの手前位置に
    までわたる部分の裏面に接合され、前記非磁性体薄板C
    2は少なくとも前記薄板部品Aの前記主片部分における
    前記磁性体薄板A1の残りの部分の裏面に接合されてい
    る。 ほぼU字型をなす前記磁性体薄板A1の両端部が別の
    磁性体片で連結されているとともに、これらの磁性体で
    形成された磁気回路に鎖交するように記録再生用コイル
    が装着されている。 前記磁性体薄板B1と前記磁性体薄板C1とが別の磁
    性体片で連結されているとともに、これらの磁性体で形
    成された磁気回路に鎖交するように消去用コイルが装着
    されている。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のラミネート型磁気ヘッ
    ドの製作工程において、前記各薄板部品を製作するにあ
    たって、その薄板部品を厚み方向に連ねた形態の複合棒
    状部品をまず製作し、その複合棒状部品をスライスする
    ことで所定厚さの薄板部品を得ることを特徴とするラミ
    ネート型磁気ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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