JPH075721B2 - アルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカーボネート及びそのヒドロキシ末端停止ポリカーボネートへの転化法 - Google Patents
アルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカーボネート及びそのヒドロキシ末端停止ポリカーボネートへの転化法Info
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- JPH075721B2 JPH075721B2 JP2222706A JP22270690A JPH075721B2 JP H075721 B2 JPH075721 B2 JP H075721B2 JP 2222706 A JP2222706 A JP 2222706A JP 22270690 A JP22270690 A JP 22270690A JP H075721 B2 JPH075721 B2 JP H075721B2
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- C08G64/0208—Aliphatic polycarbonates saturated
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- C08G64/24—General preparatory processes using carbonyl halides and phenols
-
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- C08G64/28—General preparatory processes using halocarbonates and phenols
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- Organic Chemistry (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒドロキシ末端停止ポリカーボネートの製造
法およびその製造に使用する中間体に関する。更に詳し
くは、本発明は末端アルキルペルオキシホルメート基を
有するポリカーボネートからのヒドロキシ末端停止ポリ
カーボネートの製造に関する。
法およびその製造に使用する中間体に関する。更に詳し
くは、本発明は末端アルキルペルオキシホルメート基を
有するポリカーボネートからのヒドロキシ末端停止ポリ
カーボネートの製造に関する。
ポリカーボネートは、その優れた物理的性質のために非
常に注目されているエンジニアリング樹脂である。例え
ば、芳香族ポリカーボネートは良好な熱安定性と共に高
い引張及び衝撃強さを示す。しかし、有機溶剤等の様々
な薬品に対する抵抗力、が低いため、自動車等のいくつ
かの用途におけるポリカーボネートの使用が制限されて
いる。
常に注目されているエンジニアリング樹脂である。例え
ば、芳香族ポリカーボネートは良好な熱安定性と共に高
い引張及び衝撃強さを示す。しかし、有機溶剤等の様々
な薬品に対する抵抗力、が低いため、自動車等のいくつ
かの用途におけるポリカーボネートの使用が制限されて
いる。
ポリカーボネートにおける耐溶剤性等の性質を改良する
1つの可能な方法は、ポリアミド等のこうした性質を有
する他のポリマーとブレントすることである。しかし、
得られるブレンドは、通常、ポリカーボネートとポリア
ミドとが不相容性のために欠陥がある。しかし、ポリカ
ーボネートとポリアミドのブレンドは、ポリアミド−ポ
リカーボネート共重合体をブレンド中に混合することに
よって相容化される。同様の相容化は、通常ポリカーボ
ネートと相容しない他の類のポリマーにおいても功を奏
する。
1つの可能な方法は、ポリアミド等のこうした性質を有
する他のポリマーとブレントすることである。しかし、
得られるブレンドは、通常、ポリカーボネートとポリア
ミドとが不相容性のために欠陥がある。しかし、ポリカ
ーボネートとポリアミドのブレンドは、ポリアミド−ポ
リカーボネート共重合体をブレンド中に混合することに
よって相容化される。同様の相容化は、通常ポリカーボ
ネートと相容しない他の類のポリマーにおいても功を奏
する。
ポリカーボネート共重合体を形成するためには、他のポ
リマーと反応する官能基がポリカーボネート上に存在す
ることが必要である。従って、例えば米国特許第4,732,
934号明細書には、典型的にはヒドロキシ末端停止ポリ
カーボネートとトリメリト酸無水物酸クロリド(TAAC)
等の試薬とを反応させて生成されるカルボキシ末端基を
有するポリカーボネートが開示されている。この様に、
この種の官能化ポリカーボネートの製造は中間体として
ヒドロキシ末端停止ポリカーボネートの使用を必要とす
る。
リマーと反応する官能基がポリカーボネート上に存在す
ることが必要である。従って、例えば米国特許第4,732,
934号明細書には、典型的にはヒドロキシ末端停止ポリ
カーボネートとトリメリト酸無水物酸クロリド(TAAC)
等の試薬とを反応させて生成されるカルボキシ末端基を
有するポリカーボネートが開示されている。この様に、
この種の官能化ポリカーボネートの製造は中間体として
ヒドロキシ末端停止ポリカーボネートの使用を必要とす
る。
理論的には、ヒドロキシ末端停止ポリカーボネートは従
来からのビスフェノールとホスゲン等のカーボネート源
とのポリカーボネート生成反応により製造することがで
きる。しかし、これは、ヒドロキシ末端基が従来からの
フェノール等の連鎖停止剤の不在下でのみ生起するため
実際には実施不能である。連鎖停止剤を除くと、高分子
量の扱いにくいポリカーボネートの生成をもたらす。
来からのビスフェノールとホスゲン等のカーボネート源
とのポリカーボネート生成反応により製造することがで
きる。しかし、これは、ヒドロキシ末端基が従来からの
フェノール等の連鎖停止剤の不在下でのみ生起するため
実際には実施不能である。連鎖停止剤を除くと、高分子
量の扱いにくいポリカーボネートの生成をもたらす。
調節された分子量のヒドロキシ末端停止ポリカーボネー
トの製造が、例えば米国特許第4,736,013号明細書に開
示されている様なビスフェノールAテトラヒドロピラニ
ルエーテル又はその塩等の連鎖停止剤を使用することに
より達成されている。次いで、このテトラヒドロピラニ
ル基はポリカーボネートを酸で処理することにより除去
される。しかし、この製造法は、ポリカーボネートの有
機溶媒中の溶液に対して行なわれる追加の工程(酸処
理)が必要であることから、しばしば不利となることは
明らかである。通常のポリカーボネート生成操作に対し
て追加の操作の導入を必要としないヒドロキシ末端停止
法を考案することが望まれる。
トの製造が、例えば米国特許第4,736,013号明細書に開
示されている様なビスフェノールAテトラヒドロピラニ
ルエーテル又はその塩等の連鎖停止剤を使用することに
より達成されている。次いで、このテトラヒドロピラニ
ル基はポリカーボネートを酸で処理することにより除去
される。しかし、この製造法は、ポリカーボネートの有
機溶媒中の溶液に対して行なわれる追加の工程(酸処
理)が必要であることから、しばしば不利となることは
明らかである。通常のポリカーボネート生成操作に対し
て追加の操作の導入を必要としないヒドロキシ末端停止
法を考案することが望まれる。
今回、種々の有機ヒドロペルオキシドの連鎖停止試薬と
しての使用が、新規なアルキルペルオキシホルメート末
端停止ポリカーボネートの生成をもたらすことを見い出
した。これらのアルキルペルオキシホルメート末端停止
ポリカーボネートは、溶融状態で単に加熱すればヒドロ
キシ末端停止ポリカーボネートに転化する。追加の操作
は必要としない。
しての使用が、新規なアルキルペルオキシホルメート末
端停止ポリカーボネートの生成をもたらすことを見い出
した。これらのアルキルペルオキシホルメート末端停止
ポリカーボネートは、溶融状態で単に加熱すればヒドロ
キシ末端停止ポリカーボネートに転化する。追加の操作
は必要としない。
従って、本発明の1つの観点は、式(I): [式中A1は2価の脂肪族、脂環式又は芳香族基であり、
そしてRは第三級脂肪族又は脂環式基である] を有する末端基の存在で特徴づけられるアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネートである。
そしてRは第三級脂肪族又は脂環式基である] を有する末端基の存在で特徴づけられるアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネートである。
本発明のポリカーボネートは、末端基構造以外において
は従来どおりである。従って、それらは式(II): [式中A1は前述の意味を有する] の構造単位を含むと考えられる。最も頻繁には、A1は芳
香族基、とりわけ式(III): −A2−Y−A3− [式中A2及びA3は夫々単環式の2価の芳香族基であり、
そしてYは1個又は2個の原子がA2をA3から隔てている
橋かけ基である] を有する基である。式(III)中の遊離の原子価結合
は、通常A2とA3のYに対するメタ又はパラ位にある。
は従来どおりである。従って、それらは式(II): [式中A1は前述の意味を有する] の構造単位を含むと考えられる。最も頻繁には、A1は芳
香族基、とりわけ式(III): −A2−Y−A3− [式中A2及びA3は夫々単環式の2価の芳香族基であり、
そしてYは1個又は2個の原子がA2をA3から隔てている
橋かけ基である] を有する基である。式(III)中の遊離の原子価結合
は、通常A2とA3のYに対するメタ又はパラ位にある。
A2及びA3は、置換されていないフェニレン又はその置換
誘導体であることができる。置換されていないフェニレ
ン基が好適である。A2及びA3の両方がp−フェニレンな
のが好ましいが、両方ともo−又はm−フェニレンであ
るか、あるいは一方がo−又はm−フェニレンで他方が
p−フェニレンであることもできる。
誘導体であることができる。置換されていないフェニレ
ン基が好適である。A2及びA3の両方がp−フェニレンな
のが好ましいが、両方ともo−又はm−フェニレンであ
るか、あるいは一方がo−又はm−フェニレンで他方が
p−フェニレンであることもできる。
橋かけ基Yは、1個又は2個の原子、好ましくは1個の
原子がA2をA3から隔てている橋かけ基である。それは、
最も頻繁には炭化水素基であり、そして特に例えばメチ
レン、シクロヘキシルメチレン、[2.2.1]ビシクロヘ
プチルメチレン、エチレン、エチリデン、2,2−プロピ
リデン、1,1−(2,2−ジメチルプロピリデン)、シクロ
ヘキシリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシ
リデン又は2,2−アダマンチリデン等の飽和された炭素
数1乃至12の脂肪族又は脂環式基であり、とりわけアル
キリデン基である。アリールで置換された基も、不飽和
基及び例えばオキシ基等の炭素及び水素以外の原子を含
む基と同様に包含される。置換基は、Y基の脂肪族、脂
環式及び芳香族部分に存在することができる。
原子がA2をA3から隔てている橋かけ基である。それは、
最も頻繁には炭化水素基であり、そして特に例えばメチ
レン、シクロヘキシルメチレン、[2.2.1]ビシクロヘ
プチルメチレン、エチレン、エチリデン、2,2−プロピ
リデン、1,1−(2,2−ジメチルプロピリデン)、シクロ
ヘキシリデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデシ
リデン又は2,2−アダマンチリデン等の飽和された炭素
数1乃至12の脂肪族又は脂環式基であり、とりわけアル
キリデン基である。アリールで置換された基も、不飽和
基及び例えばオキシ基等の炭素及び水素以外の原子を含
む基と同様に包含される。置換基は、Y基の脂肪族、脂
環式及び芳香族部分に存在することができる。
ホモポリカーボネート及びコポリカーボネートの両方、
並びにコポリエステルカーボネートを使用することがで
きる。最も好ましくは、それらは、構造単位の少なくと
も一部においてA2及びA3の夫々がp−フェニレンであ
り、YがイソプロピリデンであるビスフェノールAホモ
及びコポリカーボネートである。入手が容易で、しかも
性質が優れているため、ビスフェノールAホモポリカー
ボネートが、しばしばとりわけ好適である。
並びにコポリエステルカーボネートを使用することがで
きる。最も好ましくは、それらは、構造単位の少なくと
も一部においてA2及びA3の夫々がp−フェニレンであ
り、YがイソプロピリデンであるビスフェノールAホモ
及びコポリカーボネートである。入手が容易で、しかも
性質が優れているため、ビスフェノールAホモポリカー
ボネートが、しばしばとりわけ好適である。
本発明のポリカーボネートの末端基は、式(I)を有す
る。式中、Rは第三級脂肪族又は脂環式基であるが、し
かしそれは芳香族置換基を含むことができる。Rは、最
も頻繁には脂肪族であり、そして典型的には約4乃至10
個の炭素原子を含む。tert−ブチル及び2−フェニル−
2−プロピルが、これらの基を含む必要な試薬(ヒドロ
ペルオキシド)が入手でき比較的安価なため、しばしば
好ましい。
る。式中、Rは第三級脂肪族又は脂環式基であるが、し
かしそれは芳香族置換基を含むことができる。Rは、最
も頻繁には脂肪族であり、そして典型的には約4乃至10
個の炭素原子を含む。tert−ブチル及び2−フェニル−
2−プロピルが、これらの基を含む必要な試薬(ヒドロ
ペルオキシド)が入手でき比較的安価なため、しばしば
好ましい。
本発明のアルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカ
ーボネートは、連鎖停止剤としての式:ROOH[式中Rは
前述の意味を有する]のアルキルヒドロペルオキシドの
存在下での有機ジヒドロキシ化合物、好ましくはビスフ
ェノール等のジヒドロキシ芳香族化合物とホスゲンとの
反応により製造することができる。この方法が、本発明
のもう1つの観点である。
ーボネートは、連鎖停止剤としての式:ROOH[式中Rは
前述の意味を有する]のアルキルヒドロペルオキシドの
存在下での有機ジヒドロキシ化合物、好ましくはビスフ
ェノール等のジヒドロキシ芳香族化合物とホスゲンとの
反応により製造することができる。この方法が、本発明
のもう1つの観点である。
前記ペルオキシド末端停止ポリカーボネートの製造は、
従来法の界面条件下で、有機溶媒として塩化メチレン等
の実質的に水不混和性の液体を用いて、通常最も簡便に
行なわれる。この反応は、アルカリ性媒体中で、触媒と
してトリエチルアミン等の第三級アミンの存在下で起こ
る。この反応は、ホスゲンを前記ジヒドロキシ化合物及
びアルキルヒドロペルオキシドと組合せて用いること
で、1工程で行なうことができる。しかし、例えば米国
特許第4,737,573号及び同4,743,676号各明細書に記載さ
れている様に、最初にアルカリ性条件下でビスフェノー
ルをホスゲンと反応させてビスクロロホルメートオリゴ
マー組成物を製造し、次いで触媒を加えこのビスクロロ
ホルメート組成物をポリカーボネートに転化するのがし
ばしば好ましい。前出の米国特許第4,743,676号明細書
に開示されている様に、ポリカーボネートへの転化の前
に連鎖停止剤を導入することが、しばしばとりわけ好ま
しい。
従来法の界面条件下で、有機溶媒として塩化メチレン等
の実質的に水不混和性の液体を用いて、通常最も簡便に
行なわれる。この反応は、アルカリ性媒体中で、触媒と
してトリエチルアミン等の第三級アミンの存在下で起こ
る。この反応は、ホスゲンを前記ジヒドロキシ化合物及
びアルキルヒドロペルオキシドと組合せて用いること
で、1工程で行なうことができる。しかし、例えば米国
特許第4,737,573号及び同4,743,676号各明細書に記載さ
れている様に、最初にアルカリ性条件下でビスフェノー
ルをホスゲンと反応させてビスクロロホルメートオリゴ
マー組成物を製造し、次いで触媒を加えこのビスクロロ
ホルメート組成物をポリカーボネートに転化するのがし
ばしば好ましい。前出の米国特許第4,743,676号明細書
に開示されている様に、ポリカーボネートへの転化の前
に連鎖停止剤を導入することが、しばしばとりわけ好ま
しい。
連鎖停止剤の割合は、所望する分子量のポリカーボネー
トを生成させる様に選択し、日常的な実験に基づいて容
易に決定し得る。一般的に、特定の分子量のポリカーボ
ネートを生成させるために、フェノール等の従来からの
連鎖停止剤の場合よりも幾分高い割合のアルキルヒドロ
ペルオキシドを使用する必要があることが分る。即ち、
ビスフェノールを基準として約1乃至10、好ましくは約
2乃至8モル%のアルキルヒドロペルオキシドを通常使
用する。
トを生成させる様に選択し、日常的な実験に基づいて容
易に決定し得る。一般的に、特定の分子量のポリカーボ
ネートを生成させるために、フェノール等の従来からの
連鎖停止剤の場合よりも幾分高い割合のアルキルヒドロ
ペルオキシドを使用する必要があることが分る。即ち、
ビスフェノールを基準として約1乃至10、好ましくは約
2乃至8モル%のアルキルヒドロペルオキシドを通常使
用する。
本発明のアルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカ
ーボネートの製造を、下記実施例で例証する。
ーボネートの製造を、下記実施例で例証する。
実施例1 ホスゲン浸漬管、管頂かくはん機、フリードリッヒ冷却
器、50ml圧力均等型添加漏斗及びpHプローブを備えた50
0mlモートンフラスコ内に、ビスフェノールA3.01グラム
(56ミリモル)、水60ml及び塩化メチレン100mlを装入
し、そして50%の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを
9乃至10に調節した。必要に応じて水酸化ナトリウム溶
液を加えてpHを9.5乃至10に調節しながら、かくはん下
でホスゲンを0.32グラム/分の速度で加えた。20分後に
ホスゲンの添加を停止し、そして混合物を窒素でスパー
ジし、そして窒素スパージ終了後5分間かくはんした。
器、50ml圧力均等型添加漏斗及びpHプローブを備えた50
0mlモートンフラスコ内に、ビスフェノールA3.01グラム
(56ミリモル)、水60ml及び塩化メチレン100mlを装入
し、そして50%の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを
9乃至10に調節した。必要に応じて水酸化ナトリウム溶
液を加えてpHを9.5乃至10に調節しながら、かくはん下
でホスゲンを0.32グラム/分の速度で加えた。20分後に
ホスゲンの添加を停止し、そして混合物を窒素でスパー
ジし、そして窒素スパージ終了後5分間かくはんした。
その後、tert−ブチルヒドロペルオキシド252mg(2.8ミ
リモル)を加え、そしてかくはんを更に30分間続けた。
塩化メチレン中の0.56Mトリエチルアミン1mlを添加した
後、pHを9.0乃至9.5に保ちながら0.32グラム/分でのホ
スゲンの添加を再び10分間行なった。混合物を再び5分
間窒素でスパージし、そしてホスゲン検出紙で負の読み
が得られるまで放置した。有機層を分離し、塩酸水溶液
で3度、脱イオン水で1度洗浄し(これにより硝酸銀を
用いて負の塩化物テストが得られた)、そしてブレンダ
ー内のアセトン中に注入した。所望したアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネートが白色粉末と
して沈澱し、これを真空過により取り出し、そして真
空オーブン内で45℃で60時間乾燥させた。プロトン核磁
気共鳴及びフーリエ変換赤外分光分析により、前記ポリ
カーボネートが所望した分子構造を有することが示され
た。ゲル透過クロマトグラフィー分析により、生成物が
51,700の重量平均分子量及び33,500の数平均分子量を有
することが示された。
リモル)を加え、そしてかくはんを更に30分間続けた。
塩化メチレン中の0.56Mトリエチルアミン1mlを添加した
後、pHを9.0乃至9.5に保ちながら0.32グラム/分でのホ
スゲンの添加を再び10分間行なった。混合物を再び5分
間窒素でスパージし、そしてホスゲン検出紙で負の読み
が得られるまで放置した。有機層を分離し、塩酸水溶液
で3度、脱イオン水で1度洗浄し(これにより硝酸銀を
用いて負の塩化物テストが得られた)、そしてブレンダ
ー内のアセトン中に注入した。所望したアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネートが白色粉末と
して沈澱し、これを真空過により取り出し、そして真
空オーブン内で45℃で60時間乾燥させた。プロトン核磁
気共鳴及びフーリエ変換赤外分光分析により、前記ポリ
カーボネートが所望した分子構造を有することが示され
た。ゲル透過クロマトグラフィー分析により、生成物が
51,700の重量平均分子量及び33,500の数平均分子量を有
することが示された。
実施例2 tert−ブチルヒドロペルオキシドを等モル基準でクメン
ヒドロペルオキシド(即ち、2−フェニル−2−プロピ
ルヒドロペルオキシド)に代えて、実施例1の方法を繰
り返した。生成物は、84,000の重量平均分子量を有して
いた。
ヒドロペルオキシド(即ち、2−フェニル−2−プロピ
ルヒドロペルオキシド)に代えて、実施例1の方法を繰
り返した。生成物は、84,000の重量平均分子量を有して
いた。
本発明のアルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカ
ーボネートを、溶融状態で、典型的には約200乃至300℃
の範囲の温度で加熱することによりヒドロキシ末端停止
ポリカーボネートに転化することができる。この転化法
が、本発明のもう1つの観点である。
ーボネートを、溶融状態で、典型的には約200乃至300℃
の範囲の温度で加熱することによりヒドロキシ末端停止
ポリカーボネートに転化することができる。この転化法
が、本発明のもう1つの観点である。
この転化反応は、溶融ポリマー反応において典型的な任
意の条件下で行なうことができる。ペレット化の前に常
法とされる様にポリカーボネートを押出したときに、こ
の反応が固有に生起する。従って、押出がヒドロキシ末
端停止ポリカーボネートへの転化を達成するための簡便
且つ一般的な手段である。
意の条件下で行なうことができる。ペレット化の前に常
法とされる様にポリカーボネートを押出したときに、こ
の反応が固有に生起する。従って、押出がヒドロキシ末
端停止ポリカーボネートへの転化を達成するための簡便
且つ一般的な手段である。
アルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカーボネー
トのヒドロキシ末端停止種への正確な転化機構は、確実
には分っていない。最も蓋然性が高いのは、通常ポリカ
ーボネートを部分的に水性の混合物から単離する結果と
して必然的な痕跡量存在する水の存在下で生起する単純
なクリーゲー転移であろう。tert−ブチルペルオキシホ
ルメート末端停止種について例示した、クリーゲー転移
の結果として生起する反応系列は、以下の通りである。
反応系列中、PCはポリカーボネート鎖を表わす。
トのヒドロキシ末端停止種への正確な転化機構は、確実
には分っていない。最も蓋然性が高いのは、通常ポリカ
ーボネートを部分的に水性の混合物から単離する結果と
して必然的な痕跡量存在する水の存在下で生起する単純
なクリーゲー転移であろう。tert−ブチルペルオキシホ
ルメート末端停止種について例示した、クリーゲー転移
の結果として生起する反応系列は、以下の通りである。
反応系列中、PCはポリカーボネート鎖を表わす。
アルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカーボネー
トの対応するヒドロキシ末端停止ポリカーボネートへの
転化を、下記実施例で例証する。
トの対応するヒドロキシ末端停止ポリカーボネートへの
転化を、下記実施例で例証する。
実施例3 実施例1の生成物の試料を、二軸押出機で、400回転/
分のスクリュウ速度、120乃至275℃の範囲の温度でペレ
ットに押出した。フーリエ変換赤外分光分析により、得
られた透明な黄色いペレットが0.135重量%のヒドロキ
シ含量を有することが示された。重量平均分子量は44,7
00であり、数平均分子量は13,700であった。
分のスクリュウ速度、120乃至275℃の範囲の温度でペレ
ットに押出した。フーリエ変換赤外分光分析により、得
られた透明な黄色いペレットが0.135重量%のヒドロキ
シ含量を有することが示された。重量平均分子量は44,7
00であり、数平均分子量は13,700であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−1726(JP,A) 特開 昭63−314237(JP,A) 特開 昭59−27908(JP,A) 米国特許4304882(US,A) 米国特許3991109(US,A) 米国特許3812095(US,A) 欧州特許公開322011(EP,A)
Claims (20)
- 【請求項1】式(I): [式中A1は2価の脂肪族、脂環式又は芳香族基であり、
そしてRは第三級脂肪族又は脂環式基である] を有する末端基の存在で特徴づけられるアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネートを溶融状態で
加熱することからなるヒドロキシ末端停止ポリカーボネ
ートの製造法。 - 【請求項2】ポリカーボネートがtert−ブチルペルオキ
シホルメート末端停止ビスフェノールAホモポリカーボ
ネートである請求項1記載の製造法。 - 【請求項3】ポリカーボネートが2−フェニル−2−プ
ロピルペルオキシホルメート末端停止ビスフェノールA
ホモポリカーボネートである請求項1記載の製造法。 - 【請求項4】ポリカーボネートがコポリカーボネートで
ある請求項1記載の製造法。 - 【請求項5】加熱温度が約200乃至300℃の範囲である請
求項1記載の製造法。 - 【請求項6】式(I): [式中A1は2価の脂肪族、脂環式又は芳香族基であり、
そしてRは第三級脂肪族又は脂環式基である] を有する末端基の存在で特徴づけられるアルキルペルオ
キシホルメート末端停止ポリカーボネート。 - 【請求項7】A1が芳香族炭化水素基である請求項6記載
のポリカーボネート。 - 【請求項8】Rがtert−ブチル又は2−フェニル−2−
プロピルである請求項7記載のポリカーボネート。 - 【請求項9】A1が式(III): −A2−Y−A3− [式中A2及びA3は夫々単環式の2価の芳香族基であり、
そしてYは1個又は2個の原子がA2をA3から隔てている
橋かけ基である] を有する請求項8記載のポリカーボネート。 - 【請求項10】A2及びA3が夫々p−フェニレンであり、
そしてYがイソプロピリデンである請求項9記載のポリ
カーボネート。 - 【請求項11】ホモポリカーボネートである請求項10記
載のポリカーボネート。 - 【請求項12】連鎖停止剤としての式:ROOH[式中Rは
第三級脂肪族又は脂環式基である]のアルキルヒドロペ
ルオキシドの存在下で有機ジヒドロキシ化合物とホスゲ
ンとの反応を行なうことからなるアルキルペルオキシホ
ルメート末端停止ポリカーボネートの製造法。 - 【請求項13】ジヒドロキシ化合物がジヒドロキシ芳香
族化合物である請求項12記載の製造法。 - 【請求項14】Rがtert−ブチル又は2−フェニル−2
−プロピレンである請求項13記載の製造法。 - 【請求項15】ジヒドロキシ芳香族化合物が式: HO−A2−Y−A3−OH [式中A2及びA3は夫々単環式の2価の芳香族基であり、
そしてYは1個又は2個の原子がA2をA3から隔てている
橋かけ基である] を有する請求項14記載の製造法。 - 【請求項16】ジヒドロキシ芳香族化合物及びポルオキ
シエステルと組合せてホスゲンを使用し、反応を1工程
で行なう請求項15記載の製造法。 - 【請求項17】反応を2工程で行ない、第1の工程はビ
スクロロホルメートオリゴマー組成物の製造であり、そ
して第2の工程はこのビスクロロホルメートオリゴマー
組成物のポリカーボネートへの転化である請求項15記載
の製造法。 - 【請求項18】アルキルヒドロペルオキシドを第2工程
の前に導入する請求項17記載の製造法。 - 【請求項19】A2及びA3が夫々p−フェニレンであり、
そしてYがイソプロピリデンである請求項18記載の製造
法。 - 【請求項20】ポリカーボネートがホモポリカーボネー
トである請求項19記載の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| US399,650 | 1982-07-19 | ||
| US07/399,650 US5043414A (en) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | Alkylperoxyformate-terminated polycarbonate |
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|---|---|
| JPH03143919A JPH03143919A (ja) | 1991-06-19 |
| JPH075721B2 true JPH075721B2 (ja) | 1995-01-25 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2222706A Expired - Lifetime JPH075721B2 (ja) | 1989-08-28 | 1990-08-27 | アルキルペルオキシホルメート末端停止ポリカーボネート及びそのヒドロキシ末端停止ポリカーボネートへの転化法 |
Country Status (4)
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| US (1) | US5043414A (ja) |
| EP (1) | EP0415071A3 (ja) |
| JP (1) | JPH075721B2 (ja) |
| CA (1) | CA2017475A1 (ja) |
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| US3812095A (en) | 1968-02-06 | 1974-05-21 | Pennwalt Corp | Compounds having peroxy and aliphatic azo groups and methods using these as initiators |
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- 1990-07-23 EP EP19900114051 patent/EP0415071A3/en not_active Ceased
- 1990-08-27 JP JP2222706A patent/JPH075721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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| US3812095A (en) | 1968-02-06 | 1974-05-21 | Pennwalt Corp | Compounds having peroxy and aliphatic azo groups and methods using these as initiators |
| US3991109A (en) | 1968-05-07 | 1976-11-09 | Pennwalt Corporation | Diacyl peroxy compounds |
| US4304882A (en) | 1968-05-07 | 1981-12-08 | Pennwalt Corporation | Polymer from peroxy compounds containing acylating groups |
Also Published As
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