JPH0757609B2 - 単軌条運搬車の非常停止装置 - Google Patents

単軌条運搬車の非常停止装置

Info

Publication number
JPH0757609B2
JPH0757609B2 JP3242598A JP24259891A JPH0757609B2 JP H0757609 B2 JPH0757609 B2 JP H0757609B2 JP 3242598 A JP3242598 A JP 3242598A JP 24259891 A JP24259891 A JP 24259891A JP H0757609 B2 JPH0757609 B2 JP H0757609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rail
stop
emergency stop
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3242598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0558278A (ja
Inventor
英男 千種
Original Assignee
ちぐさ索道株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ちぐさ索道株式会社 filed Critical ちぐさ索道株式会社
Priority to JP3242598A priority Critical patent/JPH0757609B2/ja
Publication of JPH0558278A publication Critical patent/JPH0558278A/ja
Publication of JPH0757609B2 publication Critical patent/JPH0757609B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動単軌条運搬車が
正規の停止位置で停止しなかった場合、その停止位置よ
り少し先でこれを確実に停止させるようにした非常停止
装置に関する。特に乗用単軌条運搬車に於いては安全性
を高める上で有効である。
【0002】
【従来の技術】単軌条運搬車は、1本のレ−ルの上を荷
物運搬用に自走できるようにしたものである。本来は農
業用に小型のものが用いられていたのであるが、近ごろ
になって1トン積みの土木用のものも使われるようにな
ってきた。レ−ル敷設の手間は比較的簡単である。傾斜
の多い狭い土地でも十分に使用できる。電気を使う事が
できないので、従来はエンジン駆動であった。農業用、
土木用いずれにしても無人運転する。始動時にはレ−ル
の一端にいる作業者が始動操作する。これは機械的な操
作である。レ−ルは1本であって分岐点がないので、始
点と終点の間を行き来きするだけである。これらの端点
では適当な停止バ−が地上に立ててあり運搬車側のブレ
−キバ−に当たり、これを作動させて停止させるように
なっている。
【0003】自動無人運転するのであるから、制動のた
めの機構が重要である。これは3つある。ひとつは端点
で停止するための通常のブレ−キである。もうひとつは
降坂時に暴走しないように一定速度で走行できるように
した定速ブレ−キである。第3の制動装置は通常は使用
される事のないもので非常用である。これは異常な高速
になるとこれを検知しブレ−キを作動させるものであ
る。このように、単軌条運搬車は、停止ブレ−キ、定速
ブレ−キ、非常停止装置の3種の制動装置を備えてい
る。非常停止装置は独自の制動機構を持つものもある
が、使用頻度が少ないので、いざという時に働くかどう
か疑問である。そこで、独自の制動機構を持たず、停止
ブレ−キを共用するようにしている事が多い。この場合
は、非常停止装置といってもこれは異常な速度を検出す
るための速度センサに過ぎない。
【0004】非常停止というカテゴリ−はそれ故従来は
過速時に停止するという事を意味していたのである。こ
れは、従って定速ブレ−キを補完するものという事がで
きる。定速ブレ−キが正常であれば非常停止装置が作動
する余地がない。本発明ではそれに加えて、端点で正規
の停止位置に停まらなかった時に、その停止位置のすぐ
先で緊急に停止させる事も非常停止という事にする。本
発明はこの意味での非常停止装置を与えようとするもの
である。これは前述の停止ブレ−キを補完するものであ
る。本来単軌条運搬車は、荷物を運ぶための自動走行す
る小規模な運搬装置であったが、近年になって、人を運
ぶためのものとしての要求が強くなってきた。ゴルフ場
や行楽地、傾斜の強い発電所などに於いては、乗用単軌
条運搬車が強く望まれる。
【0005】この場合、物を運ぶのではないから大型に
なるし、走行装置も大きくなる。しかし、人を運ぶので
あるから安全が何より大切である。また、操作が容易で
あるという事も強く望まれる。操作性を高めようとする
と、エンジン駆動であっては難しく、電気を用いてモ−
タ駆動にした方が良い。これまで電気駆動の単軌条運搬
車は存在しなかったのであるが、乗用の為に電気で動く
単軌条運搬車が発明された。この場合、レ−ルに沿って
三相交流の送電線を設けなければならない。レ−ル敷設
の工事がやや複雑になるという欠点はある。本発明者が
提案した電気駆動の単軌条運搬車は、 (1)特願平2−30988号(H2.2.9出願) (2)特願平2−61699号(H2.3.13出願) (3)特願平2−88968号(H2.4.2出願) (4)特願平2−98836号(H2.4.13出願) などに詳しく述べらている。これは制動装置について言
えば、従来のエンジン式のものと同じように、端点で自
動停止するための停止ブレ−キ、一定速度以上のスピ−
ドが出ないようにした定速ブレ−キ、非常停止ブレ−キ
などを備えている。非常停止ブレ−キについては特に上
記の(2)に詳説してある。
【0006】その機能は先程から述べているように、異
常な高速が生じた時に、この過速性を検出し、緊急にブ
レ−キをかけるものである。つまり既に述べたように、
これは定速ブレ−キを補完するものである。つまり過速
センサなのである。回転運動を伝えるいずれかの軸をフ
レ−ムの側方へ突出させる。この回転軸に対して回転自
在にドラムを取り付ける。ドラム自体は回転せず中の回
転軸が回転しているのである。ドラムには下方に錘りを
付け、重力によって一定方位を保つようにしている。ド
ラムの回転は非接触のセンサで検出する。これは磁気的
な非接触センサを用いている。内部の回転軸にはシュ−
を拡開自在に取り付ける。これは常時バネで閉じるよう
になっている。単軌条運搬車の速度に比例してドラム内
部の回転軸が回転する。遠心力が発生するので、バネの
弾性に抗してシュ−が拡こうとする。運搬車の速度があ
る程度以上に増えると、シュ−がより大きく開きドラム
内周に接する。するとドラムが回る。ドラムの回転を前
記の非接触センサで検出する。センサ信号によって電磁
ブレ−キを作動させる。モ−タが停止する。単軌条運搬
車が止まる。こういうような機構になっている。回転軸
のまわりにバネで閉じたシュ−を取り付け、ドラムで覆
っている点で、定速ブレ−キも非常ブレ−キも共通であ
る。しかし、定速ブレ−キのドラムは回転せずフレ−ム
に固定してあってブレ−キシュ−が摩擦回転してゆくの
で一定速度で進み続ける。非常停止ブレ−キの場合は、
ドラムがシュ−に当たると回転し、この回転をセンサで
監視し、センサ信号によってブレ−キをかけ急停車する
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、3種のブレ−キ
の内、始点、終点など端点で自動的に停止するための停
止ブレ−キは、電気駆動になったのでリミットスイッチ
とストライカ−を用いる事になる。端点の適用な箇所に
ストライカ−を立てておき、単軌条運搬車の方にはリミ
ットスイッチを取り付けておく。運搬車が端点に近づく
と、リミットスイッチがストライカ−に衝突する。リミ
ットスイッチが切れてモ−タへの給電が停止すると同時
に、電磁ブレ−キが作動して単軌条運搬車が停車する。
レ−ルの最も端には、レ−ルから抜けてしまうのを防ぐ
ためダンパがあり、これはスプリングで前方へ押された
バッファを持っている。もしもリミットスイッチ、スト
ライカが正常に働かない場合は、単軌条運搬車はダンパ
に強く衝突してやっと止まる事になる。リミットスイッ
チに異常があったり、リミットスイッチとストライカの
位置関係がずれていたりすると、正規の停止位置に於い
て単軌条運搬車が停止せずダンパにぶつかってやっと止
まるという事になる。本発明者がこの単軌条運搬車を製
造販売してから今までそのような事故は起こっていな
い。しかしリミットスイッチは寿命があるものである。
有接点スイッチであるからスイッチ部分が故障すること
もある。地上に設置したストライカ−も何らかの理由で
位置がずれるという事も考えられる。これらの通常の停
止機構が故障すると、単軌条運搬車はダンパにぶつかっ
てやっと停止するという事になる。ダンパにはバネがつ
いていて緩衝作用を持たせるようになっている。
【0008】単に荷物を運ぶだけのものであればそうな
っても差し支えない。しかしながら、人間が乗っている
場合は危険であるかも知れない。バネによるバッファが
あるにしても強い衝撃であるから、乗客がかなりのショ
ックを感じるかもしれない。また怪我人が出る惧れもあ
る。このような安全面の他に、モ−タや歯車に及ぼす機
械的な悪影響も考えられる。ダンパにぶつかるとモ−タ
に過負荷がかかる。このため過負荷防止装置が働いてモ
−タへの給電が中止されるのであるが、それまでの短い
間にしろ、モ−タや減速機構には過大な負荷が加わって
いることになる。モ−タが焼ける惧れもあるし、歯車が
欠けるという事もありうる。もちろん定期点検でリミッ
トスイッチやストライカ−は点検するのであるが、次の
定期点検までの間に事故が発生するという事もありう
る。事故というのはそういうものであって、予見できな
いものなのである。それ故、リミットスイッチとストラ
イカ−よりなる通常の停止ブレ−キの他に、これらを補
完するブレ−キを設けて安全性を高める必要がある。本
発明はこういう意味で、非常停止という言葉を使ってい
る。正常位置で止まらなかった場合であっても、ダンパ
に当たる事なく緊急停止ができるようにした非常停止装
置を提供する事が本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の単軌条運搬車の
非常停止装置は、ラックを有するレ−ルの上を走行する
電動単軌条運搬車であって、電動機Aと、ラックに噛合
いレ−ルに沿った推力を得る駆動ピニオンLと、電動機
Aで発生した動力を減速しながら駆動ピニオンに伝達す
るため歯車列によって構成された動力伝達機構と、レ−
ル上を走行するための上下前後の車輪と、動力伝達機構
を内蔵し車輪を支持するためのフレ−ムCと、駆動ピニ
オンの回転を停止させるための動力伝達機構の中又は電
動機Aに接して設けられる電磁ブレ−キとを含む単軌条
運搬車の走行装置の非常停止装置であって、動力伝達機
構のひとつの回転軸に対して軸受けを介して回転自在に
取り付けられるドラムと、ドラムの内部にあって前記回
転軸の周囲に設けられ一定回転速度以上になると遠心力
のために拡開しドラムに接触してこれを回転させるシュ
−と、自由状態のドラムを一定方向に保つためドラムか
ら垂下された位置決め用錘りと、ドラムの正規位置から
の回転を検出し、ドラムが正規位置からずれた場合に電
磁ブレ−キを作動させるようにしたセンサと、地上側の
単軌条運搬車が正常時に停止すべき正規停止位置よりも
さらに進んだ位置に設けられ前記ドラム又はドラムに結
合された部材に接触してこれを回転させる事のできる非
常停止用ストライカ−とよりなり、単軌条運搬車が正規
の停止位置で止まらずに走行し続けた時、非常停止用ス
トライカ−にドラム又はドラムに結合された部材が衝突
しドラムが回転し電磁ブレ−キが作動して単軌条運搬車
が停止するようにした事を特徴とする。
【0010】
【作用】この単軌条運搬車はもともと過大な速度を検出
して暴走を防ぐために緊急にブレ−キをかけるという非
常停止装置を備えていた。これは一定速度以上で非常停
止ドラムが回転しそれを非接触センサが検出するという
ものである。この機構を借用して始点終点での非常停止
を行おうとするものである。正常な停止位置より奥の方
に非常停止用ストライカ−を設けておき、単軌条運搬車
がそこまで止まらずに走行してきた場合に、ストライカ
−により非常停止ドラムが回転するようにしている。す
るとこの回転をセンサで検出するのでブレ−キがかかる
のである。ドラムを回転させるのであるから、これに適
するようにドラムの付属部品と非常停止用ストライカ−
の形状について、工夫しなければならない。例えば、ド
ラムの中心点以外の点で側方へ延びるピンを立ててお
き、このピンにストライカ−が当たるようにする。スト
ライカ−は斜め辺と水平辺とをつないだ折線状のものと
することができる。このストライカ−にピンが衝突する
と、ドラムは自由回転できるからピンがストライカ−に
よって、斜め方向に押されて回転する。ドラムが一定角
度回転するのでセンサがドラム回転を検出し、ブレ−キ
をかけるように働く。このためダンパに衝突する前に単
軌条運搬車が停止し、ダンパに衝突するのを回避でき
る。もっとも単純には、ドラムを重力によって一定方位
に保つための錘りに横方向のバ−を固着し、これをスト
ライカ−で回転するようにする。ドラム中心とバ−との
距離が長いほうがドラムを回転するに要する力が少なく
て済む。その代わり、ドラムを一定角回転するために運
搬車が走行する距離は増加する。
【0011】
【実施例】実施例を示す図面によって、本発明の単軌条
運搬車の停止装置を説明する。この発明はごく一部の構
造に関する改良であるが、他の構造物との関係が分から
ないとその動作が理解し難いので、単軌条運搬車の全体
の構成を全て説明する。図1は単軌条運搬車の左側面
図、図2は正面図である。単軌条運搬車は2基の走行装
置Dの上に、乗客の乗れる車両Fを搭載したものであ
る。レ−ルJは上レ−ルUと下レ−ルVとを継板Tで連
結したものである。車両Fの上には座席H、操作盤G、
制御盤Iなどが設けられる。走行装置Dは、アルミ合
金、鋳鉄などで作られるフレ−ムCと、車輪、車軸、歯
車などを含む。フレ−ムCは左右に分かれ中央部をレ−
ルJが貫けるようになっている。2つのフレ−ムを連結
しているのが、前上部偏芯車輪軸1と後上部偏芯車輪軸
2である。これらは前上部車輪Mと後上部車輪Nとを回
転自在に支持する。これらは上レ−ルU上にある。上部
車輪の他にガイドロ−ラX、Yがあってこれらが上レ−
ルUの側方を押さえるのでこれはレ−ルJの上に安定に
存在できる。前下部車輪軸3、後下部車輪軸4がその下
方にあって、上レ−ルUの下面を押さえている下部車輪
O、Pを片持ち支持している。但し、下部車輪軸4は左
方にひとつだけあって、その右方には駆動ピニオンLが
設けられている。このように、上レ−ルに対しては上下
前後に車輪があって上下からこれを押さえ、ガイドロ−
ラによって左右から押さえている。また下レ−ルVに対
しては、ガイドロ−ラR、Rが前後左右に有り、側面を
押さえている。上下レ−ルにするのは、側方に対するゆ
れに対して強くするためである。上レ−ル側方にラック
Kが固着される。駆動ピニオンLはラックKに噛合う。
電動機Aの回転駆動力が減速されて駆動ピニオンに伝わ
るのでラックに対して走行できるわけである。
【0012】図8と図9によって動力伝達系を説明す
る。図8は動力伝達系を分かり易く模式的に表したもの
である。図9は実際の動力伝達系の断面図である。図9
は周囲の部品も詳しく描かれているので、分かり難い事
もあり、図8で系統を明示している。電動機Aの出力軸
5は、多数の歯車を直列に噛み合わせた歯車伝達機構に
より、フレ−ムC内部の歯車列に伝わる。出力軸5はa
ジョイント6により、a軸7に接続される。a歯車8が
a軸7に取り付けられこれが回転し、以下回転力はb軸
9のb歯車10、c軸11のc歯車12、d軸13のd
歯車14へと伝わる。走行装置にはd軸13の先端に非
常停止検出用遠心クラッチYが設けられる。これは3つ
目の制動装置であって本来は、過速である事を検出しこ
のときに停車させるものである。しかし本発明では非常
停止検出用遠心クラッチYを他の目的に使う。つまり軌
道の終点、始点に於いて、運搬車が何らかの故障によっ
て停止しなかった場合に、これを用いて緊急に停車させ
るようにしたのが本発明である。過速検出のため、これ
はd軸の回転数を監視している。しかし本発明ではd軸
回転数を監視する機構は無関係である。
【0013】電動機の回転力は、d軸13からdジョイ
ント15を経て、フレ−ムの中のd′軸17に伝わる。
これからe歯車18を経て、e軸19のf歯車20に伝
わる。さらにこれがg歯車21、h歯車22、o歯車3
3を経て非常用定速ブレ−キQに伝わる。駆動ピニオン
Lに伝わるトルクは、f軸23のi歯車24から、g軸
25のk歯車27、h軸29のl歯車、m歯車を経て、
i軸32のn歯車31へ伝わる。このようにしてbギヤ
ケ−ス51の中の歯車列によって、減速された回転力が
i軸32に駆動ピニオンLを回転させる。駆動ピニオン
Lは上レ−ルUの側方に固定されたラックKに噛み合っ
ている。電動機Aが回転すると、駆動ピニオンLが減速
回転するので、ラックKを押し単軌条運搬車が走行する
ことになる。非常用定速ブレ−キQは坂を降りる時など
にスピ−ドが出過ぎるのを防止して一定速度で走行する
ようにしたものである。これは、円筒形の定速ブレ−キ
ドラム80、カバ−81、軸受板82、フィン83、ブ
レ−キシュ−84、ピン85、スプリング86などを含
む。j軸34の回転が遅い間はスプリング86の弾性力
によってブレ−キシュ−84は閉じている。しかしj軸
34の回転が速くなると遠心力によってブレ−キシュ−
84が拡がる。これがブレ−キドラム80の内壁に接触
するので、内壁から摩擦抵抗を受ける。つまりj軸の回
転数は一定に保たれる事になる。
【0014】非常停止検出用遠心クラッチYについて説
明する。これは、フレ−ムCの側方の歯車伝達機構Wの
aギヤケ−ス50の外側に設けられる。これは図9〜図
12に示している。皿状に折り曲げた被検出リング36
とドラム35とが円板部に於いて互いに固着されてい
る。この固着部37のボス部に軸受け38がある。これ
によってd軸13に対し、被検出リング36、ドラム3
5が回転自在に支持される。実際には後述のようにドラ
ム35には錘りをつけるのでこれらは常に同一方向を向
き静止しているのであるが、d軸13は回転する。d軸
13の先端には取り付け治具39が固着してある。取り
付け治具39にはピン41によってシュ−42が揺動可
能に取り付けられる。シュ−42の他端はスプリング4
0により内側に引き寄せられている。回転数が遅い時、
スプリングの弾性力によって2つのブレ−キシュ−42
は閉じている。ドラム35とシュ−42の間には空隙が
ある。ドラム35は下方に錘り48が付いている。これ
の重さのために、ドラム35は、d軸13が回転してい
るにも拘らず一定の方位を向いている。d軸の回転数は
例えば1750RPMでかなりの速度であるが、ドラム
35、被検出リング36の回転数は0RPMである。
【0015】但し錘り48の自重によってこの状態が保
たれるのであるから、錘り以上の力を加える事によって
外部からドラム35を回転することは容易にできる。錘
り48の重さは誤動作の起こらない程度の重さのもので
あれば良い。このドラム35は本来異常な高速を検出す
るものである。d軸の回転が速くなると、遠心力が強く
なるので、スプリング40の弾性力に打ち勝ってシュ−
42が拡開する。拡がったシュ−42がドラム35の内
壁に接触する。ドラム35はシュ−42とともに回転す
る。これで異常な高速が検出された事になる。ドラム3
5、被検出リング36は一体となって回転する。被検出
リング36は、円筒形の有壁部49と開口部43とを有
する。中心角Θ(Θ<180°)の部分が開口部43
に、(360°−Θ)の部分が有壁部49になってい
る。錘り48が下方を向いている時の開口部43の中間
点の延長線上に検出センサ45を設ける。これは近接ス
イッチであって、金属片が近くに存在する状態と存在し
ない状態とを区別するセンサである。電気的又は磁気的
な作用による近接スイッチであり市販のものを使用する
事ができる。通常、錘り48が直下を向いているので、
検出センサ45は開口部43に対向している。検出セン
サ45は金属を検知しない状態(非作動)である。d軸
の回転が速くなると、スプリング40の弾性力に打ち勝
ってシュ−42が拡きドラム35が回転するので、検出
センサ45の近くに有壁部がくる。検出センサが金属を
検知した状態(作動)になる。
【0016】検出センサの作動信号はケ−ブル47を通
じて電磁ブレ−キEに伝達される。電磁ブレ−キが作動
し電動機への電力も同時に遮断される。電動機軸が停止
する。駆動ピニオンLが停止する。単軌条運搬車の全体
が停車する。この例では被検出リング36の開口部43
の中心角Θは約90°、有壁部の中心角は270°であ
る。Θはドラム35の揺れによる誤動作を避け、しかも
確実に動作するように適当な値を決定すべきである。以
上の構成は前述の特願平2−61699号と同じであ
る。本発明はこれにさらに非常停止機構をひとつ加えよ
うとするものである。それは軌条の始点、終点に於ける
定点停止に関する非常停止である。図13は終点又は始
点に於けるレ−ルと走行装置のみの側面図である。図1
4はその正面図である。始点又は終点で単軌条運搬車は
自動停止しなければならないので、走行装置の下には停
止用リミットスイッチSが付いており、これが始点終点
に設置されたストライカ−(図示せず)に衝突する事に
より電磁ブレ−キEが作動するようになっている。これ
が正常な動作なのである。しかしリミットスイッチSは
有限の寿命を持つ電気部品であるから、いつか故障す
る。定期点検などでリミットスイッチを検査し、故障す
る前に交換するようにしていたとしても、何らかの原因
でリミットスイッチが故障する可能性がある。又ストラ
イカ−の位置が変わるということもある。
【0017】本発明はリミットスイッチ、ストライカ−
の故障によって停止位置に単軌条運搬車が正しく停止し
なかった場合に初めて作動するものである。これは前述
の非常停止用遠心クラッチYの機構を利用する。これの
ドラム35から垂下された錘り48の下方に水平方向に
バ−119が溶接されている。走行部についての改良は
これだけで済む。地上側には非常停止用ストライカ−1
24を設ける。これは軌道の終点と始点に設置するので
あるが、前述のリミットスイッチSに対するストライカ
−よりも奥に設ける。支柱102にパイプバンド120
によって、長い横パイプ121を固着する。横パイプ1
21の途中にパイプバンド122によって縦パイプ12
3を鉛直方向に取り付ける。縦パイプ123の上には非
常停止用ストライカ−124が取り付ける。これは帯状
の鋼材を折り曲げたものである。レ−ルの中央部に向か
う方向には導入斜辺125があり、これに続いて水平辺
126がある。導入斜辺125の最低高さと最高高さの
中間に、単軌条運搬車走行装置の、非情停止検出用遠心
クラッチYに設けた錘り48のバ−119の高さが位置
するようにする。非常停止用ストライカ−124はレ−
ル側方に設置されるものであって、単軌条運搬車が正規
位置で停止しなかった時には、バ−119を上方へ引き
上げるものである。さらにこの後方にはバッファ128
が設けられる。これは先頭の衝突子129をスプリング
130によって前方へ弾性的に押し出したものである。
固定具131がアングル132、ねじ133によってレ
−ルの終端に固定される。単軌条運搬車が停止しないで
レ−ル端まで走ってきた場合は、衝突子129に衝突す
る。そして、スプリング130によって緩衝されて停止
する。
【0018】図13に於いて一点鎖線で示したものが本
発明の動作時を表している。単軌条運搬車がリミットス
イッチ、ストライカ−の故障で、ここまで走ってきたと
すると、ドラム35のバ−119が導入斜辺125の斜
面に当たる。さらに、運搬車が走行すると、バ−119
は導入斜辺125の上面を滑り上がってゆく。頂点12
7では一点鎖線で示すように、バ−119、錘り48は
斜め下方に向くようになる。ドラム35がこれだけ回転
するので、検出センサ45は被検出リング36の有壁部
49に対向するようになる。検出センサ45は金属の近
接を検知して作動状態になる。これが非常検出である。
作動信号は電磁ブレ−キEに送られてこれを動作させ
る。同時にモ−タへの電力が切られる。このため単軌条
運搬車が停止する。もちろん適当な時間遅れを伴って制
動させるのである。バッファ128に衝突して止まるの
とは違いショックが少ない。どれほどの時間で完全に停
止させるかという事は適宜の設計すれば良いのである
が、一例を述べる。正常時に、リミットスイッチSとス
トライカ−の接触によって停止させる場合は2秒間かけ
てゆっくりと停める。本発明の装置で非常停止する場合
は、制動開始から300mm〜400mm進んで約0.
5秒で停めるようにする。時間も距離も短いがショック
はさほどでもない。これはバッファ128までの距離が
限られているからであり、土地の余裕があれば、バッフ
ァ128とリミットスイッチのストライカ−の距離を広
くとれるのでより長い時間と距離をかけてよりゆっくり
と停める事ができる。本発明は端点での行き過ぎを防止
するための非常停止装置であり動作は以上の通りであ
る。
【0019】次に復帰の動作について説明する。これは
本発明の範囲には含まれない。 リミットスイッチを外してこれを調べる。故障して
いる場合は取り替える。 ストライカ−の位置を調べる。狂っていればこれを
正す。 リミットスイッチをはずした状態で前進させる。 近接スイッチ(検出センサ45)を外す。この状態
で前進後進させ、その動きを観察する。 電気回路を調べる。 非常停止装置のチェックをする。 このようにして故障の箇所が分かるので、これを直して
元のようにスイッチ類、ストライカ−を取り付ける。
【0020】
【発明の効果】乗用電動単軌条運搬車に於いて、終点始
点での正常停止ができなかった場合でも、これを検知し
て非常停止させる事ができる。人間が単軌条運搬車に乗
るのであるから安全性を高める事は極めて重要である。
本発明は安全性を高揚する点で極めて効果的である。リ
ミットスイッチとストライカ−による正常停止装置が故
障する可能性は否定できない。どのように定期点検して
いてもその惧れはある。本発明はこのような場合の危険
を除く事ができる。バッファに衝突することによって停
止させた場合、人間に与える肉体的精神的なショックは
大きい。これは回避しなければならない。またバッファ
に衝突して停止する場合は、モ−タの過負荷防止装置を
通じてモ−タを停止することになるが、この場合、モ−
タや伝達機構の歯車を傷める惧れもある。本発明はこの
ような不都合をも防ぐ事ができる。反面この装置のため
に必要なものは数少なくて、地上側に非常停止用ストラ
イカ−を設置する事と、運搬車側には錘りにバ−を溶接
することだけで良い。付加設備は少ないのであるが、安
全性を高める効果は大きく優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非常停止装置が設けられ単軌条運搬車
の全体の左側面図。
【図2】同じものの正面図。
【図3】走行装置のみの平面図。
【図4】走行装置の正面図。
【図5】走行装置の左側面図。
【図6】走行装置の背面図。
【図7】走行装置の右側面図。
【図8】動力伝達系統の略図。
【図9】動力伝達系統、非常用定速ブレ−キ、非常用遠
心クラッチの部分の断面図。
【図10】動力伝達系統、非常用定速ブレ−キ、非常用
遠心クラッチの部分断面左側面図。
【図11】非常検出用遠心クラッチの部分の平面図。
【図12】非常検出用遠心クラッチの部分の底面図。
【図13】単軌条の始点、終点におけるレ−ルの近傍に
設けられる非常停止用ストライカ−と運搬車の走行装置
の非常検出装置の関係を示す側面図。
【図14】単軌条の始点、終点におけるレ−ルの近傍に
設けられる非常停止用ストライカ−と運搬車の走行装置
の非常検出装置の関係を示す正面図。
【符号の説明】
A 電動機 B 動力伝達系統 C フレ−ム D 走行装置 E 電磁ブレ−キ F 車両 G 操作盤 H 座席 I 制御盤 J レ−ル K ラック L 駆動ピニオン M 前上部車輪 N 後上部車輪 O 前下部車輪 P 後下部車輪 Q 非常用定速ブレ−キ R 下部ガイドロ−ラ S 停止用リミットスイッチ T 継板 U 上レ−ル V 下レ−ル W 歯車伝達機構 X 上部ガイドロ−ラ Y 非常停止検出用遠心クラッチ 35 ドラム 36 被検出リング 37 固着部 38 軸受 39 取付治具 40 スプリング 41 ピン 42 ブレ−キシュ− 43 開口部 45 検出センサ 46 カバ− 47 ケ−ブル 48 錘り 49 有壁部 102 支柱 119 バ− 120 パイプバンド 121 横パイプ 122 パイプバンド 123 縦パイプ 124 非常停止用ストライカ− 125 導入斜辺 126 水平辺 127 頂点 128 バッファ−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラックを有するレ−ルの上を走行する電
    動単軌条運搬車であって、電動機Aと、ラックに噛合い
    レ−ルに沿った推力を得る駆動ピニオンLと、電動機A
    で発生した動力を減速しながら駆動ピニオンに伝達する
    ため歯車列によって構成された動力伝達機構と、レ−ル
    上を走行するための上下前後の車輪と、動力伝達機構を
    内蔵し車輪を支持するためのフレ−ムCと、駆動ピニオ
    ンの回転を停止させるための動力伝達機構の中又は電動
    機Aに接して設けられる電磁ブレ−キとを含む単軌条運
    搬車の走行装置の非常停止装置であって、動力伝達機構
    のひとつの回転軸に対して軸受けを介して回転自在に取
    り付けられるドラムと、ドラムの内部にあって前記回転
    軸の周囲に設けられ一定回転速度以上になると遠心力の
    ために拡開しドラムに接触してこれを回転させるシュ−
    と、自由状態のドラムを一定方向に保つためドラムから
    垂下された位置決め用錘と、ドラムの正規位置からの回
    転を検出し、ドラムが正規位置からずれた場合に電磁ブ
    レ−キを作動させるようにしたセンサと、地上側の単軌
    条運搬車が正常時に停止すべき正規停止位置よりもさら
    に進んだ位置に設けられ前記ドラム又はドラムに結合さ
    れた部材に接触してこれを回転させる事のできる非常停
    止用ストライカ−とよりなり、単軌条運搬車が正規の停
    止位置で止まらずに走行し続けた時、非常停止用ストラ
    イカ−にドラム又はドラムに結合された部材が衝突しド
    ラムが回転し電磁ブレ−キが作動して単軌条運搬車が停
    止するようにした事を特徴とする単軌条運搬車の非常停
    止装置。
JP3242598A 1991-08-27 1991-08-27 単軌条運搬車の非常停止装置 Expired - Lifetime JPH0757609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242598A JPH0757609B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 単軌条運搬車の非常停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3242598A JPH0757609B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 単軌条運搬車の非常停止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0558278A JPH0558278A (ja) 1993-03-09
JPH0757609B2 true JPH0757609B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=17091429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3242598A Expired - Lifetime JPH0757609B2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 単軌条運搬車の非常停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0757609B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103628858A (zh) * 2013-11-13 2014-03-12 宝鸡石油机械有限责任公司 一种基于钻机集成控制的急停控制系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4785237B2 (ja) * 2000-10-27 2011-10-05 光永産業株式会社 単軌条運搬車の駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103628858A (zh) * 2013-11-13 2014-03-12 宝鸡石油机械有限责任公司 一种基于钻机集成控制的急停控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0558278A (ja) 1993-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5453053A (en) Amusement ride having spinning passenger cars
KR100770349B1 (ko) 언로더 주행 급제동장치
JPH0558278A (ja) 単軌条運搬車の非常停止装置
KR20120103188A (ko) 비상제동을 위한 무인 전동차용 충격력 감지장치
CN210001370U (zh) 一种轿厢意外移动保护装置
KR20170070617A (ko) 에스컬레이터 역주행 방지장치
JP2616828B2 (ja) 乗用電動単軌条運搬車の非常停止装置
JP4266468B2 (ja) センサ付き金車
CN108482287A (zh) 一种自动紧急后防护装置及方法
JPH0465925B2 (ja)
JP2662658B2 (ja) 索道の逆走検出保安装置
KR101262209B1 (ko) 안전장치를 가지는 운반차
CN220365440U (zh) 一种下拉式的轨道车门紧急解锁装置
JP4986108B2 (ja) 展伸機を用いた耐震脱線防止システム
JP2021109650A (ja) 不定傾斜軌道上で乗客を輸送するための衝撃吸収機能を備えた車両及び同車両を備える設備
KR200223764Y1 (ko) 하역기의 밀림방지장치
JPH10250577A (ja) モノレール車の安全装置
CN224241972U (zh) 行走保护装置、运载工具及层压设备
CN217320322U (zh) 一种机械防撞装置
JPH07227020A (ja) 架空線走行装置
CN121974096A (zh) 一种用于电动汽车总装生产的汽车底盘输送装置
JPH0650404Y2 (ja) 移動棚装置のストッパ
EP0242392A1 (en) Emergency locking device for an extractable strap in a vehicle safety belt
JPH0352225Y2 (ja)
JPS6030367Y2 (ja) 昇降・横行型二段または多段式駐車装置の安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060831

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20081219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090422

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02