JPH075923B2 - 圧縮性および成形性に優れる粉末冶金用高合金鋼粉 - Google Patents
圧縮性および成形性に優れる粉末冶金用高合金鋼粉Info
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- JPH075923B2 JPH075923B2 JP63075955A JP7595588A JPH075923B2 JP H075923 B2 JPH075923 B2 JP H075923B2 JP 63075955 A JP63075955 A JP 63075955A JP 7595588 A JP7595588 A JP 7595588A JP H075923 B2 JPH075923 B2 JP H075923B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、耐熱焼結合金鋼部品などを粉末冶金法によっ
て製造する際に用いられる、Co含有の高合金鋼粉に関
し、その圧縮性および成形性を改善したものである。
て製造する際に用いられる、Co含有の高合金鋼粉に関
し、その圧縮性および成形性を改善したものである。
<従来の技術> 焼結合金鋼は、自動車部品などに盛んに使用されてお
り、最近では高合金組成の部品も増加してきた。重要な
用途に、耐熱部品があり、自動車エンジンの排気側弁座
リングなどが実用化している。これらの耐熱部品は、合
金元素としてCoを用いることが多く、たとえば6.5%
(重量%、以下同様)Coを含有する合金鋼粉を原料とし
ている。耐熱性向上のためには、さらに多量のCo添加が
必要であることが多く、7〜25%のCoを含む焼結合金鋼
が検討されている。Coが7%以上になると、今までのプ
リアロイ鋼粉では、鋼粉粒子が硬くなるため、鋼粉の圧
縮性と成形性が劣化し、部品製造上大きな問題となる。
一方、鉄粉と合金元素の粉末、たとえばCo粉を混合し
て、いわゆる混粉法で部品を製造すれば、粉末の圧縮性
においては問題がないが、焼結時の均一拡散合金化をね
らって、Coの微粉を用いると、粉末の流れ性が悪く、成
形性が極端に劣化して、圧粉体の欠損がひんぱんに生じ
る問題がおきる。
り、最近では高合金組成の部品も増加してきた。重要な
用途に、耐熱部品があり、自動車エンジンの排気側弁座
リングなどが実用化している。これらの耐熱部品は、合
金元素としてCoを用いることが多く、たとえば6.5%
(重量%、以下同様)Coを含有する合金鋼粉を原料とし
ている。耐熱性向上のためには、さらに多量のCo添加が
必要であることが多く、7〜25%のCoを含む焼結合金鋼
が検討されている。Coが7%以上になると、今までのプ
リアロイ鋼粉では、鋼粉粒子が硬くなるため、鋼粉の圧
縮性と成形性が劣化し、部品製造上大きな問題となる。
一方、鉄粉と合金元素の粉末、たとえばCo粉を混合し
て、いわゆる混粉法で部品を製造すれば、粉末の圧縮性
においては問題がないが、焼結時の均一拡散合金化をね
らって、Coの微粉を用いると、粉末の流れ性が悪く、成
形性が極端に劣化して、圧粉体の欠損がひんぱんに生じ
る問題がおきる。
これらの点を解決するため、母合金法と称して、Co含有
量の更に高いFe−Co合金粉を純鉄粉等と混合して用いる
方法が考えられ、類似の技術が特公昭61−36043号にも
見られるが、Co以外の添加元素も含めて、優れた組成の
母合金法はこれまで存在しなかった。
量の更に高いFe−Co合金粉を純鉄粉等と混合して用いる
方法が考えられ、類似の技術が特公昭61−36043号にも
見られるが、Co以外の添加元素も含めて、優れた組成の
母合金法はこれまで存在しなかった。
ところで溶製材料の耐熱合金鋼に用いられる元素は、C
o,Cr,Ni,Mo,Vなどだが、粉末冶金の場合、焼結までの過
程で難還元性の酸化物が形成されると、還元されずに部
品の品質を劣化させるので、その酸化物がFeの酸化物よ
り易還元性の元素であるCo,Ni,Moなどが好まれて多用さ
れる。ここで、Niの一部は等重量のCuで、Moの一部は2
倍重量のWで置き換えることができる。現在、焼結鋼の
組成として検討されることが多いのは、Co:3〜25%,Ni:
0.2〜10%,Mo:0.2〜15%である。CuやWを含む時は、Ni
をNi+Cu(Ni含有量とCu含有量との和を示す。以下同
様)で置きかえることができ、また、MoをMo+1/2W(Mo
含有量とW含有量の1/2との和を示す。以下同様)で置
きかえることができる。
o,Cr,Ni,Mo,Vなどだが、粉末冶金の場合、焼結までの過
程で難還元性の酸化物が形成されると、還元されずに部
品の品質を劣化させるので、その酸化物がFeの酸化物よ
り易還元性の元素であるCo,Ni,Moなどが好まれて多用さ
れる。ここで、Niの一部は等重量のCuで、Moの一部は2
倍重量のWで置き換えることができる。現在、焼結鋼の
組成として検討されることが多いのは、Co:3〜25%,Ni:
0.2〜10%,Mo:0.2〜15%である。CuやWを含む時は、Ni
をNi+Cu(Ni含有量とCu含有量との和を示す。以下同
様)で置きかえることができ、また、MoをMo+1/2W(Mo
含有量とW含有量の1/2との和を示す。以下同様)で置
きかえることができる。
<発明が解決しようとする課題> このような状況に鑑み、本発明はこのような組成範囲の
合金元素を含み、しかもCo含有量が3〜25%にわたっ
て、圧縮性および成形性に優れた合金鋼粉を提供するも
のである。
合金元素を含み、しかもCo含有量が3〜25%にわたっ
て、圧縮性および成形性に優れた合金鋼粉を提供するも
のである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、重量割合で、Co:10〜36%,Ni+Cu:0.2〜20
%,Mo+1/2W:0.15%以下を含有し、残部がFeおよび不可
避的不純物からなる組成範囲の合金鋼粉と、Mo+1/2W:
0.2〜19%,Co+Ni+Cu:2%以下を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる組成範囲の合金鋼粉との混合
粉で、必要に応じて粉末冶金用純鉄粉も混合でき,その
平均組成がCo:3〜25%,Ni+Cu:0.2〜10%,Mo+1/2W:0.2
〜15%の範囲にあり、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなることを特徴とする圧縮性および成形性に優れる粉
末冶金用高合金鋼粉である。但し、Ni+CuはNiとCuの含
有量の和、Mo+1/2WはMoの含有量とWの含有量の半分の
和、Co+Ni+CuはCo,NiおよびCuの含有量の和のそれぞ
れ表示である。
%,Mo+1/2W:0.15%以下を含有し、残部がFeおよび不可
避的不純物からなる組成範囲の合金鋼粉と、Mo+1/2W:
0.2〜19%,Co+Ni+Cu:2%以下を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる組成範囲の合金鋼粉との混合
粉で、必要に応じて粉末冶金用純鉄粉も混合でき,その
平均組成がCo:3〜25%,Ni+Cu:0.2〜10%,Mo+1/2W:0.2
〜15%の範囲にあり、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなることを特徴とする圧縮性および成形性に優れる粉
末冶金用高合金鋼粉である。但し、Ni+CuはNiとCuの含
有量の和、Mo+1/2WはMoの含有量とWの含有量の半分の
和、Co+Ni+CuはCo,NiおよびCuの含有量の和のそれぞ
れ表示である。
<作用> 以下、本発明の限定範囲の根拠を詳細に説明する。
まず、第1鋼粉のCo量を10〜36%とするが、これは後述
する実施例に示すように、最終組成を一定とした時、混
合合金鋼粉の圧縮性と成形性が、最適となるために選定
している。最終組成が与えられた時、第1鋼粉のCoが10
%未満であると、第1鋼粉よりも柔かい第2鋼粉の配合
割合が必然的に小さくなるので、総体的な圧縮性と成形
性が劣化する。一方でCoが36%を超えると、第1鋼粉そ
のものが硬くなりすぎて、これも圧縮性と成形性が劣化
する原因となる。適切な範囲は10〜36%である。
する実施例に示すように、最終組成を一定とした時、混
合合金鋼粉の圧縮性と成形性が、最適となるために選定
している。最終組成が与えられた時、第1鋼粉のCoが10
%未満であると、第1鋼粉よりも柔かい第2鋼粉の配合
割合が必然的に小さくなるので、総体的な圧縮性と成形
性が劣化する。一方でCoが36%を超えると、第1鋼粉そ
のものが硬くなりすぎて、これも圧縮性と成形性が劣化
する原因となる。適切な範囲は10〜36%である。
第1鋼粉のNi+Cu量は、0.2〜20%とする。
Ni+Cu量の下限は、最終焼結材料のNi+Cuの下限量を確
保するため、自動的に定められる。上限は、Coと同様、
圧縮性と成形性を向上させる範囲として定められる。
保するため、自動的に定められる。上限は、Coと同様、
圧縮性と成形性を向上させる範囲として定められる。
第1鋼粉には、基本的にMoやWを含有しないことが望ま
しい。これは本発明者らの検討の結果の知見に基づくも
ので、本発明の重要なポイントである。すなわち、Moや
Wは、それ自体を鉄粉に合金化しても、あまり圧縮性や
成形性を損わないが、CoやNiあるいはCuが合金化する
と、相乗効果によって、格段にそれらの劣化が著しくな
るのである。後述の実施例で、適正範囲が具体的にデー
タとして示されるが、第1鋼粉のMo+1/2Wの上限量は0.
15%である。これを超えると、圧縮性と成形性の低下が
顕著になる。
しい。これは本発明者らの検討の結果の知見に基づくも
ので、本発明の重要なポイントである。すなわち、Moや
Wは、それ自体を鉄粉に合金化しても、あまり圧縮性や
成形性を損わないが、CoやNiあるいはCuが合金化する
と、相乗効果によって、格段にそれらの劣化が著しくな
るのである。後述の実施例で、適正範囲が具体的にデー
タとして示されるが、第1鋼粉のMo+1/2Wの上限量は0.
15%である。これを超えると、圧縮性と成形性の低下が
顕著になる。
本発明では、このように第1鋼粉中のMoやWの含有量を
極力制限し、第2鋼粉にMoやWを含有させる。第2鋼粉
中のMo+1/2Wは0.2〜19%とする。この下限は、最終組
成の下限量を確保するために必然的に定められる。上限
は、第1鋼粉のCoやNi+Cuと同様、混合合金鋼粉全体の
圧縮性、成形性が劣化しないための条件として与えられ
る。これらは、後述する実施例で具体的なデータによっ
て裏付けられる。
極力制限し、第2鋼粉にMoやWを含有させる。第2鋼粉
中のMo+1/2Wは0.2〜19%とする。この下限は、最終組
成の下限量を確保するために必然的に定められる。上限
は、第1鋼粉のCoやNi+Cuと同様、混合合金鋼粉全体の
圧縮性、成形性が劣化しないための条件として与えられ
る。これらは、後述する実施例で具体的なデータによっ
て裏付けられる。
第2鋼粉には、基本的にCo,Ni,Cuを含有しないが、その
理由は、第1鋼粉のMoやWを制限する理由と同様であ
る。ただし、Co+Ni+Cuが2%までならば悪影響が小さ
いので許容できる。
理由は、第1鋼粉のMoやWを制限する理由と同様であ
る。ただし、Co+Ni+Cuが2%までならば悪影響が小さ
いので許容できる。
本発明の第2の形態は、第1鋼粉、第2鋼粉に加え、粉
末冶金用の純鉄粉をさらに混合した場合である。この場
合の利点は、限られた組成範囲の第1鋼粉と第2鋼粉
に、純鉄粉を混合することにより、多様な最終組成の混
合合金鋼粉が得られるとともに、第2表(2)の実施例
15,16,18に示すように圧縮性や成形性が向上する点にあ
る。
末冶金用の純鉄粉をさらに混合した場合である。この場
合の利点は、限られた組成範囲の第1鋼粉と第2鋼粉
に、純鉄粉を混合することにより、多様な最終組成の混
合合金鋼粉が得られるとともに、第2表(2)の実施例
15,16,18に示すように圧縮性や成形性が向上する点にあ
る。
この粉末冶金用純鉄粉はアトマイズ法あるいは酸化スケ
ールの還元によって得られる。
ールの還元によって得られる。
また、第1鋼粉、第2鋼粉とも、それぞれ1種の鋼粉で
ある必要はなく、夫々の組成範囲内で2種以上の鋼粉を
配合して用いても良い。すなわち、たとえば第1鋼粉が
2種の鋼粉の配合により成り、第2鋼粉が3種の鋼粉の
配合により成るものを配合して最終鋼粉を得ることがで
きる。
ある必要はなく、夫々の組成範囲内で2種以上の鋼粉を
配合して用いても良い。すなわち、たとえば第1鋼粉が
2種の鋼粉の配合により成り、第2鋼粉が3種の鋼粉の
配合により成るものを配合して最終鋼粉を得ることがで
きる。
なお、これらの合金鋼混合粉末に、ステンレス鋼粉,粉
末冶金で通常用いられる黒鉛粉や、潤滑剤としてステア
リン酸亜鉛,ステアリン酸等を添加した混合粉末も本発
明の範囲に含まれる。
末冶金で通常用いられる黒鉛粉や、潤滑剤としてステア
リン酸亜鉛,ステアリン酸等を添加した混合粉末も本発
明の範囲に含まれる。
<実施例> 実施例に用いる鋼粉は、すべて所定組成の溶鋼を水アト
マイズによって粉化し、H2ガス中980℃で30分間の仕上
還元を施し、−80#粒度として用いた。いずれの鋼粉
も、不純物として、 C:0.002〜0.016%,Si:0.01〜0.03%, Mn:0.05〜0.32%, P:0.003〜0.029%, S:0.006〜0.026%,O:0.06〜0.23%を含有していた。
マイズによって粉化し、H2ガス中980℃で30分間の仕上
還元を施し、−80#粒度として用いた。いずれの鋼粉
も、不純物として、 C:0.002〜0.016%,Si:0.01〜0.03%, Mn:0.05〜0.32%, P:0.003〜0.029%, S:0.006〜0.026%,O:0.06〜0.23%を含有していた。
本発明法における第3の粉末として用いる純鉄粉は、同
様に水アトマイズと仕上還元ののちに、−80#として用
いた。不純物は、 C:0.003%,Si:0.01%,Mn:0.06%,P:0.008%,S:0.010%,
O:0.07%であった。
様に水アトマイズと仕上還元ののちに、−80#として用
いた。不純物は、 C:0.003%,Si:0.01%,Mn:0.06%,P:0.008%,S:0.010%,
O:0.07%であった。
比較用のプリアロイ鋼粉も、同様の製法で調達した。ま
た、従来の混粉法による比較例では、純鉄粉は上記同じ
アトマイズ粉を用い、Niは平均粒径7μ、Cuは平均粒径
13μ、Coは平均粒径5μ、Moは平均粒径10μ、Wは平均
粒径9μの、それぞれ単体の金属粉末を上記純鉄粉に混
合した。
た、従来の混粉法による比較例では、純鉄粉は上記同じ
アトマイズ粉を用い、Niは平均粒径7μ、Cuは平均粒径
13μ、Coは平均粒径5μ、Moは平均粒径10μ、Wは平均
粒径9μの、それぞれ単体の金属粉末を上記純鉄粉に混
合した。
実施例の鋼粉、比較例の鋼粉の組成を第1表に示す。
これらの鋼粉は、ステアリン酸亜鉛0.8%,黒鉛粉(平
均粒径19μ)0.5%を混合し、成形圧力7t/cm2で、直径1
1.3mm、高さ11.3mmの円柱状に成形し、圧粉体の密度に
よって圧縮性を、ラトラー値によって成形性を評価し
た。その結果を配合後の鋼粉の組成と共に第2表にまと
めて示す。
均粒径19μ)0.5%を混合し、成形圧力7t/cm2で、直径1
1.3mm、高さ11.3mmの円柱状に成形し、圧粉体の密度に
よって圧縮性を、ラトラー値によって成形性を評価し
た。その結果を配合後の鋼粉の組成と共に第2表にまと
めて示す。
比較例1,実施例1〜4,比較例2〜4は、最終組成がCo:7
%,Ni:1.4%,Mo:1.4%の場合である。第1図にこの結果
を整理して示す。第1鋼粉中のCoが10〜36%の範囲にあ
ると、従来のプリアロイ法に比べ、圧縮性が良好(圧粉
密度が高い)で、かつ成形性も優れて(ラトラー値が低
い)いる。また、混粉法に比べると、成形性が格段に向
上している。
%,Ni:1.4%,Mo:1.4%の場合である。第1図にこの結果
を整理して示す。第1鋼粉中のCoが10〜36%の範囲にあ
ると、従来のプリアロイ法に比べ、圧縮性が良好(圧粉
密度が高い)で、かつ成形性も優れて(ラトラー値が低
い)いる。また、混粉法に比べると、成形性が格段に向
上している。
実施例5,6,比較例5〜7は、最終組成がCo:8%,Ni:6%,
Mo:2%の場合である。第2図に示すように、第1鋼粉中
Ni量が本発明範囲の0.2〜20%であれば、優れた成形性
と圧縮性が得られていることがわかる。
Mo:2%の場合である。第2図に示すように、第1鋼粉中
Ni量が本発明範囲の0.2〜20%であれば、優れた成形性
と圧縮性が得られていることがわかる。
実施例7,8,比較例8,9は、最終組成Co:10%,Ni:3%,Mo:1
%の場合である。第3図に示すように、第1鋼粉中のMo
量を0.15%以下におさえると、優れた圧縮性と成形性が
得られる。
%の場合である。第3図に示すように、第1鋼粉中のMo
量を0.15%以下におさえると、優れた圧縮性と成形性が
得られる。
実施例9,10,比較例10,11は、最終組成がCo:8%,Ni:4%,
Mo:8%の場合である。第4図に示すように、第2鋼粉中
のMo量が0.2〜19%ならば、圧縮性,成形性に優れたも
のが得られる。
Mo:8%の場合である。第4図に示すように、第2鋼粉中
のMo量が0.2〜19%ならば、圧縮性,成形性に優れたも
のが得られる。
実施例11〜13,比較例12〜15は、最終組成がCo:22%,Ni:
9.5%,Mo:2.5%の場合である。第5図に示すように、第
2鋼粉中のCo+Ni+Cu量を2%以内におさえると、圧縮
性と成形性の総合特性が、従来のプリアロイ法や混粉法
に比べて向上する。
9.5%,Mo:2.5%の場合である。第5図に示すように、第
2鋼粉中のCo+Ni+Cu量を2%以内におさえると、圧縮
性と成形性の総合特性が、従来のプリアロイ法や混粉法
に比べて向上する。
実施例14,15,比較例16,17は、最終組成がCo:8%,Ni:1.5
%,Cu:0.5%,Mo:1.5%,W:2%の場合である。第2表から
明らかなように、Niの一部をCuで、Moの一部をWで置き
かえた場合も、本発明法は従来法よりも優れた圧縮性と
成形性をもたらす。実施例15は、第3の粉末として、純
鉄粉を20%配合しているが、これも非常に優れた特性を
示している。
%,Cu:0.5%,Mo:1.5%,W:2%の場合である。第2表から
明らかなように、Niの一部をCuで、Moの一部をWで置き
かえた場合も、本発明法は従来法よりも優れた圧縮性と
成形性をもたらす。実施例15は、第3の粉末として、純
鉄粉を20%配合しているが、これも非常に優れた特性を
示している。
実施例16,比較例18,19は、最終組成がCo:3%,Cu:1%,W:
2%の場合である。このように低Co量の時も、第2表か
らわかるように、本発明法の効果が十分に見られる。
2%の場合である。このように低Co量の時も、第2表か
らわかるように、本発明法の効果が十分に見られる。
実施例17および実施例18は、最終組成が実施例14,15,比
較例16,17と同様に、最終組成がCo:8%,Ni:1.5%,Cu:0.
5%,Mo:1.5%,W:2%であるが、第1鋼粉,第2鋼粉が複
数の場合である。いづれも本発明の効果が達成されてい
る。
較例16,17と同様に、最終組成がCo:8%,Ni:1.5%,Cu:0.
5%,Mo:1.5%,W:2%であるが、第1鋼粉,第2鋼粉が複
数の場合である。いづれも本発明の効果が達成されてい
る。
実施例19,比較例20,21は、最終組成がCo:4.5%,Ni:1.5
%,Mo:14.5%と、Mo含有量が高い場合である。第2鋼粉
のMoを19%以内とすることにより、高い圧縮性,成形性
が得られる。
%,Mo:14.5%と、Mo含有量が高い場合である。第2鋼粉
のMoを19%以内とすることにより、高い圧縮性,成形性
が得られる。
<発明の効果> 以上、実施例に示したとおり、本発明によれば、7%以
上の高Co組成はもとより、3%以上のCo組成において
も、圧縮性や成形性が従来のプリアロイ法,混粉法によ
りも大幅に向上しており、Co:3〜25%,Ni+Cu:0.2〜10
%,Mo+1/2W:0.2〜15%の最終組成に対して、極めて有
用な合金鋼粉が与えられることが明らかである。
上の高Co組成はもとより、3%以上のCo組成において
も、圧縮性や成形性が従来のプリアロイ法,混粉法によ
りも大幅に向上しており、Co:3〜25%,Ni+Cu:0.2〜10
%,Mo+1/2W:0.2〜15%の最終組成に対して、極めて有
用な合金鋼粉が与えられることが明らかである。
第1図から第5図は、それぞれ、第1鋼粉中のCo量,第
1鋼粉中のNi量,第1鋼粉中のMo量,第2鋼粉中のMo
量,第2鋼粉中のCo+Ni+Cu量が、混合された合金鋼粉
の圧縮性と成形性に及ぼす影響を示すものである。
1鋼粉中のNi量,第1鋼粉中のMo量,第2鋼粉中のMo
量,第2鋼粉中のCo+Ni+Cu量が、混合された合金鋼粉
の圧縮性と成形性に及ぼす影響を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 純一 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内 (72)発明者 古君 修 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社技術研究本部内
Claims (2)
- 【請求項1】重量割合で、 Co:10〜36% Ni+Cu:0.2〜20% Mo+1/2W:0.15%以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
範囲の合金鋼粉と、 Mo+1/2W:0.2〜19% Co+Ni+Cu:2%以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
範囲の合金鋼粉との混合粉であり、平均組成が Co:3〜25% Ni+Cu:0.2〜10% Mo+1/2W:0.2〜15% の範囲にあり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
ことを特徴とする圧縮性および成形性に優れる粉末冶金
用高合金鋼粉。 但し、Ni+CuはNiとCuの含有量の和、Mo+1/2WはMoの含
有量とWの含有量の半分の和、Co+Ni+CuはCo,Niおよ
びCuの含有量の和のそれぞれ表示である。 - 【請求項2】重量割合で、 Co:10〜36% Ni+Cu:0.2〜20% Mo+1/2W:0.15%以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
範囲の合金鋼粉と、 Mo+1/2W:0.2〜19% Co+Ni+Cu:2%以下 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成
範囲の合金鋼粉と、 粉末冶金用純鉄粉との混合粉であり、平均組成が Co:3〜25% Ni+Cu:0.2〜10% Mo+1/2W:0.2〜15% の範囲にあり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
ことを特徴とする圧縮性および成形性に優れる粉末冶金
用高合金鋼粉。 但し、Ni+CuはNiとCuの含有量の和、Mo+1/2WはMoの含
有量とWの含有量の半分の和、Co+Ni+CuはCo,Niおよ
びCuの含有量の和のそれぞれ表示である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63075955A JPH075923B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 圧縮性および成形性に優れる粉末冶金用高合金鋼粉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63075955A JPH075923B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 圧縮性および成形性に優れる粉末冶金用高合金鋼粉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01252701A JPH01252701A (ja) | 1989-10-09 |
| JPH075923B2 true JPH075923B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=13591156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63075955A Expired - Lifetime JPH075923B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 圧縮性および成形性に優れる粉末冶金用高合金鋼粉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075923B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103042207A (zh) * | 2013-01-18 | 2013-04-17 | 苏州大学 | 一种用于提高钛合金表面高温耐磨减摩性能的材料及其应用 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4937806A (ja) * | 1972-08-11 | 1974-04-08 | ||
| JPS5438579A (en) * | 1977-08-31 | 1979-03-23 | Omron Tateisi Electronics Co | Method of installing contacts |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63075955A patent/JPH075923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01252701A (ja) | 1989-10-09 |
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