JPH075987B2 - 低磁場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
低磁場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH075987B2 JPH075987B2 JP63059142A JP5914288A JPH075987B2 JP H075987 B2 JPH075987 B2 JP H075987B2 JP 63059142 A JP63059142 A JP 63059142A JP 5914288 A JP5914288 A JP 5914288A JP H075987 B2 JPH075987 B2 JP H075987B2
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- Japan
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- roll
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/562—Details
- C21D9/563—Rolls; Drums; Roll arrangements
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は低磁場で高い磁束密度が得られる無方向性電磁
鋼板の製造方法、より詳細には、縦型連続焼鈍炉による
焼鈍方法に関する。
鋼板の製造方法、より詳細には、縦型連続焼鈍炉による
焼鈍方法に関する。
電磁鋼板、特に無方向性電磁鋼板のなかでも比較的高級
な電磁鋼板は、焼鈍時での曲げや張力付与等による歪の
導入によってその磁気特性が劣化し易いという問題があ
る。特に縦型連続焼鈍炉では、横型焼鈍炉に較べ炉内張
力が高く、また炉内ロールに板が巻付くことによって板
に歪が導入されるため、磁気特性、特に低磁場特性が劣
化し易い。このため、縦型連続焼鈍炉による高級な電磁
鋼板の製造は難しく、特公昭62-49321号にみられるよう
な低級な電磁鋼板しか製造できないのが実状である。
な電磁鋼板は、焼鈍時での曲げや張力付与等による歪の
導入によってその磁気特性が劣化し易いという問題があ
る。特に縦型連続焼鈍炉では、横型焼鈍炉に較べ炉内張
力が高く、また炉内ロールに板が巻付くことによって板
に歪が導入されるため、磁気特性、特に低磁場特性が劣
化し易い。このため、縦型連続焼鈍炉による高級な電磁
鋼板の製造は難しく、特公昭62-49321号にみられるよう
な低級な電磁鋼板しか製造できないのが実状である。
本発明はこのような従来の問題に鑑みなされたもので、
縦型連続焼鈍炉による焼鈍において、特定のクラウン量
と鋼板の板厚及び板温との関係で決められる特定のロー
ル径を有する炉内ロールを用い鋼板を所定の張力の下で
通板させることにより、ロールに板が巻き付く際の歪の
導入を防止し、低磁場での磁束密度に優れた無方向性電
磁鋼板が得られることを見い出し、本発明を完成させた
ものである。
縦型連続焼鈍炉による焼鈍において、特定のクラウン量
と鋼板の板厚及び板温との関係で決められる特定のロー
ル径を有する炉内ロールを用い鋼板を所定の張力の下で
通板させることにより、ロールに板が巻き付く際の歪の
導入を防止し、低磁場での磁束密度に優れた無方向性電
磁鋼板が得られることを見い出し、本発明を完成させた
ものである。
すなわち本発明は、縦型連続焼鈍炉により最終焼鈍を行
うに当り、炉内通板時における鋼板張力を1.0kg/mm2以
下とし、且つ400〜900℃の温度域において下記条件、 1200≦D/t≦2600 D/t≧90+2.79T 0.5≦ΔD≦3.5 但し、 D:炉内ロール径(mm) t:鋼板厚(mm) T:ロール通板時の鋼板の板温(℃) ΔD:ロールクラウン量(mm) を満足するよう鋼板を通板させることを特徴とする低磁
場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法で
ある。
うに当り、炉内通板時における鋼板張力を1.0kg/mm2以
下とし、且つ400〜900℃の温度域において下記条件、 1200≦D/t≦2600 D/t≧90+2.79T 0.5≦ΔD≦3.5 但し、 D:炉内ロール径(mm) t:鋼板厚(mm) T:ロール通板時の鋼板の板温(℃) ΔD:ロールクラウン量(mm) を満足するよう鋼板を通板させることを特徴とする低磁
場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法で
ある。
以下、本発明の詳細をその限定理由とともに説明する。
従来、冷延鋼板用縦型連続焼鈍炉の炉内ロールは、その
ロール径が板の腰折れ等を考慮し、またロールクラウン
量が通板性(センタリング性)を確保する観点から決め
られている。しかし、このような炉内ロールに電磁鋼板
を通板させた場合、板に歪が導入され低磁場での磁束密
度の劣化を招いていたものである。そこで本発明者ら
は、低磁場での高磁束密度の確保という面から炉内ロー
ルの径及びクラウンに検討を加え、種々の実験の結果、
特定張力の下で、特定のロールクラウン量と鋼板の板厚
及び板温との関係で決まる特定のロール径を有する炉内
ロールを用いて鋼板を通板させることにより、鋼板の低
磁場での磁束密度を効果的に改善できることを確認し
た。
ロール径が板の腰折れ等を考慮し、またロールクラウン
量が通板性(センタリング性)を確保する観点から決め
られている。しかし、このような炉内ロールに電磁鋼板
を通板させた場合、板に歪が導入され低磁場での磁束密
度の劣化を招いていたものである。そこで本発明者ら
は、低磁場での高磁束密度の確保という面から炉内ロー
ルの径及びクラウンに検討を加え、種々の実験の結果、
特定張力の下で、特定のロールクラウン量と鋼板の板厚
及び板温との関係で決まる特定のロール径を有する炉内
ロールを用いて鋼板を通板させることにより、鋼板の低
磁場での磁束密度を効果的に改善できることを確認し
た。
第1図ないし第3図はその結果を示すものである。この
うち第1図は炉内ロール径D/鋼板厚さtが製品の低磁場
での磁束密度(B3)に及ぼす影響を、板厚0.3〜0.8mmの
鋼板(Si:1wt%)が600℃でロールを通板する場合につ
いて調べたもので、この場合にはD/tが1800を下回ると
鋼板に永久歪が残留し、磁束密度B3が劣化している。第
2図はこのような試験をロール通板時の板温を変化させ
て行った結果を示すもので、良好な磁気特性を確保する
ためには、板に加わる応力をその板温での降伏応力を超
えない範囲にとどめる必要があり、そのためのD/tの下
限はロール通板時の鋼板の板温T(℃)の関数で近似的
に、D/t=90+2.79Tで表わすことができる。また、炉内
における板温は主として設備的な制約から略900℃は上
限とされ、また板温が400℃未満の低温領域では歪残留
はさほど問題ではなくなり、このため本発明が対象とす
べきロール通板時における板温は400℃〜900℃である。
したがって、歪導入を防止するためには第2図の結果に
基づき、D/t≧90+2.79T、D/t:1200〜2600とする必要が
ある。
うち第1図は炉内ロール径D/鋼板厚さtが製品の低磁場
での磁束密度(B3)に及ぼす影響を、板厚0.3〜0.8mmの
鋼板(Si:1wt%)が600℃でロールを通板する場合につ
いて調べたもので、この場合にはD/tが1800を下回ると
鋼板に永久歪が残留し、磁束密度B3が劣化している。第
2図はこのような試験をロール通板時の板温を変化させ
て行った結果を示すもので、良好な磁気特性を確保する
ためには、板に加わる応力をその板温での降伏応力を超
えない範囲にとどめる必要があり、そのためのD/tの下
限はロール通板時の鋼板の板温T(℃)の関数で近似的
に、D/t=90+2.79Tで表わすことができる。また、炉内
における板温は主として設備的な制約から略900℃は上
限とされ、また板温が400℃未満の低温領域では歪残留
はさほど問題ではなくなり、このため本発明が対象とす
べきロール通板時における板温は400℃〜900℃である。
したがって、歪導入を防止するためには第2図の結果に
基づき、D/t≧90+2.79T、D/t:1200〜2600とする必要が
ある。
第3図は炉内ロールのクラウン量ΔDが低磁場での磁束
密度(B3)及び鋼板の通板性(蛇行量の大小)に及ぼす
影響を示したものである。これによれば、ΔDが大きい
と板通板時のセンタリング性は向上するが、幅方向の歪
差が大きくなることにより、幅センター部の残留応力が
増加して著しい場合には中伸び状態となり、磁束密度B3
が著しく劣化する。鋼板の通板性を過度に損うことなく
磁束密度B3を改善するためには、クラウン量ΔDを0.5
〜3.5mmの範囲とする必要がある。また、より高い磁束
密度B3を得るためには、鋼板の通板性はある程度損われ
るが、クラウン量を0.5〜3.0mm,より望ましくは0.5〜2.
5mmの範囲とすることが好ましい。
密度(B3)及び鋼板の通板性(蛇行量の大小)に及ぼす
影響を示したものである。これによれば、ΔDが大きい
と板通板時のセンタリング性は向上するが、幅方向の歪
差が大きくなることにより、幅センター部の残留応力が
増加して著しい場合には中伸び状態となり、磁束密度B3
が著しく劣化する。鋼板の通板性を過度に損うことなく
磁束密度B3を改善するためには、クラウン量ΔDを0.5
〜3.5mmの範囲とする必要がある。また、より高い磁束
密度B3を得るためには、鋼板の通板性はある程度損われ
るが、クラウン量を0.5〜3.0mm,より望ましくは0.5〜2.
5mmの範囲とすることが好ましい。
なお、通板ロールに付すべきクラウン形状は特に限定は
なく、第3図に示すようなフラット形状、サインカーブ
形状等、任意の形状とすることができる。
なく、第3図に示すようなフラット形状、サインカーブ
形状等、任意の形状とすることができる。
また、焼鈍炉内通板時の鋼板張力が1.0kg/mm2を超える
と、炉内ロール径及びクラウンを上述のように規制して
も、なお歪の導入により低磁場での高磁束密度が得られ
ず、このため本発明では張力を1.0kg/mm2以下にして鋼
板を通板させる。
と、炉内ロール径及びクラウンを上述のように規制して
も、なお歪の導入により低磁場での高磁束密度が得られ
ず、このため本発明では張力を1.0kg/mm2以下にして鋼
板を通板させる。
なお、本発明は加熱、均熱、冷却のどの帯域においても
適用できることは言うまでもない。また、本発明が対象
とする鋼板はSi量が4.0wt%以下程度の鋼板である。
適用できることは言うまでもない。また、本発明が対象
とする鋼板はSi量が4.0wt%以下程度の鋼板である。
鋼板が板温600℃で通板すべき炉内ロールが第1表に示
すロール径及びクラウン量を有する縦型連続焼鈍炉にお
いて、Si:0.8wt%の冷延鋼板(0.5mmt×960mmw)を焼鈍
温度800℃、炉内張力0.5kg/mm2の条件で連続焼鈍し、炉
内通板性及び得られた鋼板の磁気特性を調べた。その結
果を第1表に合わせて示す。
すロール径及びクラウン量を有する縦型連続焼鈍炉にお
いて、Si:0.8wt%の冷延鋼板(0.5mmt×960mmw)を焼鈍
温度800℃、炉内張力0.5kg/mm2の条件で連続焼鈍し、炉
内通板性及び得られた鋼板の磁気特性を調べた。その結
果を第1表に合わせて示す。
〔発明の効果〕 以上述べた本発明によれば、縦型連続焼鈍炉において、
ある範囲の炉内ロール径とクラウンを有する炉内ロール
を用い鋼板を所定の張力下で通板させることにより、ロ
ールに板が巻付く際の歪の導入を適切に防止し、低磁場
で高い磁束密度を有する無方向性電磁鋼板を製造するこ
とができる。
ある範囲の炉内ロール径とクラウンを有する炉内ロール
を用い鋼板を所定の張力下で通板させることにより、ロ
ールに板が巻付く際の歪の導入を適切に防止し、低磁場
で高い磁束密度を有する無方向性電磁鋼板を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はD/tが磁束密度B3に及ぼす影響を示すものであ
る。第2図はD/tと鋼板板温について磁束密度B3が良好
な範囲を示したものである。第3図はクラウン量ΔDが
磁束密度B3及び通板性に及ぼす影響を示したものであ
る。
る。第2図はD/tと鋼板板温について磁束密度B3が良好
な範囲を示したものである。第3図はクラウン量ΔDが
磁束密度B3及び通板性に及ぼす影響を示したものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 高明 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 林 晴夫 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 稲垣 淳一 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−119620(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】縦型連続焼鈍炉により最終焼鈍を行うに当
り、炉内通板時における鋼板張力を1.0kg/mm2以下と
し、且つ400〜900℃の温度域において下記条件を満たす
よう鋼板を通板させることを特徴とする低磁場での磁束
密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法。 1200≦D/t≦2600 D/t≧90+2.79T 0.5≦ΔD≦3.5 但し、 D:炉内ロール径(mm) t:鋼板厚(mm) T:ロール通板時の鋼板の板温(℃) ΔD:ロールクラウン量(mm)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63059142A JPH075987B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 低磁場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63059142A JPH075987B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 低磁場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01234525A JPH01234525A (ja) | 1989-09-19 |
| JPH075987B2 true JPH075987B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=13104780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63059142A Expired - Fee Related JPH075987B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 低磁場での磁束密度の優れた無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075987B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5338082B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2013-11-13 | Jfeスチール株式会社 | 無方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
| AT524148B1 (de) * | 2020-08-20 | 2022-08-15 | Nntech Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Elektrobands |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61119620A (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-06 | Kawasaki Steel Corp | たて型連続焼鈍炉によるけい素鋼帯の焼鈍方法 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63059142A patent/JPH075987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01234525A (ja) | 1989-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |