JPH0761209A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH0761209A JPH0761209A JP5230894A JP23089493A JPH0761209A JP H0761209 A JPH0761209 A JP H0761209A JP 5230894 A JP5230894 A JP 5230894A JP 23089493 A JP23089493 A JP 23089493A JP H0761209 A JPH0761209 A JP H0761209A
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Abstract
路面での走行における耐摩耗性及び耐偏摩耗性を向上す
る。 【構成】トレッド部2に溝10を凹設することにより、
陸面12と海面13とに区分し、かつ前記トレッドゴム
15を内側のベースゴム層16と外側のキャップゴム層
17とにより形成し、さらにベースゴム層16及びキャ
ップゴム層17の各硬度とトレッドゴム15の全厚さT
に対するベースゴム層の厚さt1比とを規制するととも
に、陸面に設けサイピング14をベースゴム層16に切
込ませている。
Description
行性能を保持しつつ乾いた路面での走行における耐摩耗
性及び耐偏摩耗性を高めた空気入りタイヤに関する。
の多い地域を走行する車両は、冬期にあっては積雪路を
走行するためスパイクタイヤが用いられていた。
行する際にはスパイクが雪中に食い込みグリップ性を高
め走行安定性を高める一方、積雪のない乾いた路面を走
行する際には、スパイクによって路面が削り取られ、わ
だちが発生するなど操縦安定性を低下させ、又路面を削
ることにより粉塵が生じる。
ド面に突起がなく粉塵を発生させないいわゆるスタッド
レスタイヤが用いられつつある。スタッドレスタイヤ
は、ゴムの硬度を低くしかつトレッド面に設けるサイピ
ングのラジアルエッジ成分を高めることによりグリップ
性を高めている。
使用者が本格的な降雪を1ケ月乃至2ケ月以前に車両に
装着されることが多々あり、従って降雪のない乾いた路
面を走行することもあり得る。
行した際には、前記のようなスタッドレスタイヤでは、
トレッド部が急激に摩耗又は偏摩耗し、著しく耐久性を
損なうという問題がある。
図った提案がなされているが、(a)にあっては摩耗し
た後のタイヤ外観が損なわれ商品価値が低下する。
方向に限定されるため取付時にタイヤの向きを確認せね
ばならずタイヤ交換が煩わしく、又向きを間違えること
によりタイヤ性能を著しく損ない、さらに(c)にあっ
ては雪上走行性能の低下を招くなど実用的ではない。
てトレッドを気孔を有するエラストマー材料を用いて形
成する提案もなされているがこのものも氷雪時における
走行性能を充分に向上させるには至っていない。
を重ねた結果、トレッドゴムを2層として、内側に硬質
のベースゴム層を、又外側に軟質のしかも有機繊維から
なる短繊維を混在させたゴム組成物からなるキャップゴ
ム層を配し、さらにサイピングを、その最も深い位置に
おいてはベースゴム層まで切込ませることにより、冬期
における氷雪路上での走行性能を保持しつつ、乾いた路
面の走行に対して耐摩耗性及び耐偏摩耗性を高めうるこ
とを見出したのである。
上における制動性能を保持しつつ、乾いた路面走行に対
する耐摩耗性及び耐偏摩耗性を高めた空気入りタイヤの
提供を目的としている。
らサイドウォール部をへてビード部のビードコアで折返
すカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッ
ド部の内方に配されるベルト層とを含むタイヤ構造層を
具え、かつ前記トレッド部に溝を凹設することによりト
レッド外面をなす陸面と、前記溝の溝壁面が挟む海面と
に区分し、かつ前記トレッド部にタイヤ構造層に沿って
タイヤ軸方向に延在するベースゴム層と、このベースゴ
ム層の半径方向外側でタイヤ軸方向にのびることにより
前記陸面と、溝壁面とを覆うキャップゴム層とからなる
トレッドゴムを配した空気入りタイヤであって、前記ベ
ースゴム層はキャップゴム層よりも硬質かつ0℃でのJ
ISA硬度が58〜68度のゴムからなり、キャップゴ
ム層は0℃でのJISA硬度が50〜60度かつ有機繊
維材からなる短繊維を、ゴム100重量部に対して2〜
10重量部を配合したゴム組成物からなるとともに、前
記陸面での前記ベースゴム層の厚さt1と前記トレッド
ゴムの全厚さTとの比t1/Tを0.3〜0.6とし、
しかも前記陸面に、少なくとも一端が前記溝壁面で開口
するとともにベースゴム層を切込む深さを有するサイピ
ングを形成するとともに、このサイピングの最も深い位
置でのサイピング最大深さHSは、前記溝の溝深さgの
0.6〜0.9倍、かつ前記サイピングがベースゴム層
を切込む切込み深さHNと前記サイピング最大深さHS
との比HN/HSを0.08以上かつ0.3以下とした
ことを特徴とする空気入りタイヤである。
向外側に配されるキャップゴム層とによって形成され、
ベースゴム層は0℃でのJISA硬度を58〜68度の
ゴムによって形成されている。
より、タイヤ走行時における動的歪が小さくなり、又剛
性、強度が高いため偏摩耗の発生を効果的に抑制しう
る。さらにサイピングの溝底をこのベースゴム層に位置
させることによってその溝底に生じる破断力を低減しう
るため、割れの発生及びその成長を抑制し、サイピング
の溝底部を起点として生じるトレッド部の破損を防ぐこ
とが出来る。
は、動的歪は低減せず偏摩耗が生じやすい。又68度を
こえると製造上、寸法精度が安定せずゴム厚さが安定し
ない。
が50〜60度のゴム組成物を用いて形成している。5
0度未満ではトレッド外面をなす前記陸面が軟らかい通
常の摩耗が大きくなり、耐久性に劣る。他方60度をこ
えると氷雪路面走行時において、グリップ力が低下し、
牽引性能及び制動性能の低下を招来する。
短繊維をゴム100重量部に対して2〜10重量部の比
率で配合したゴム組成物を用いて形成している。このよ
うな短繊維を配合することにより、強さが増しかつ乾い
た路面走行時における石噛みなどによる陸面のカットを
防止できる他、短繊維を配合することによって路面に接
地する陸面に微少な凹凸が形成されることとなり、氷雪
路面でのエッジ効果を高めることによりグリップ力及び
制動性能が向上する。なお前記短繊維の配合比率が2重
量部未満では前記陸面に生じる凹凸が少なくエッジ効果
が発揮されない。又10重量部をこえて多量に配合すれ
ばゴムの補強性が低下し、耐摩耗性に劣ることとなる。
レッドゴムの全厚さTとの比t1/Tを0.3〜0.6
としている。前記比t1/Tが0.3未満では、乾いた
路面での摩耗抑制の効果が現れず0.6をこえると、陸
面の40%未満の摩耗によって早期にベースゴム層が表
面に露出することとなり、このベースゴム層の露出によ
って氷雪路面での走行性能が著しく低下するため、耐用
寿命を著しく縮めることとなる。
ンピングの最大深さHSは溝の溝深さgの0.6〜0.
9倍としている。0.6倍未満では氷雪路におけるグリ
ップ力が不足し、牽引力及び制動性能に劣る一方、0.
9倍をこえると、走行時及び制動時、陸部の変形が大き
くなりヒールアンドトウ摩耗などの偏摩耗が生じやす
い。
む切込深さHNと前記サイピング最大深さHSとの比H
N/HSを0.08以上かつ0.3以下としている。こ
のようにサイピングの溝底部をベースゴム層に切込ませ
ることによって、前記した如くサイピングの溝底部を起
点とする破損を防止できるのである。前記比HN/HS
が0.08未満では破損防止の効果が少なく、0.3を
こえると走行時においてベースゴム層が大きく変形し、
偏摩耗の発生が高くなる。
的に結合しかつ一体化することによって、氷雪路におけ
る走行性能を保持しつつ、乾いた路面での耐摩耗性、耐
偏摩耗性を高めることが出来るのである。
る。空気入りタイヤ1は、前記トレッド部2の両端から
タイヤ半径方向内方にのびるサイドウォール部3、3
と、該サイドウォール部3、3の半径方向内端に位置す
るビード部4、4とを有する。又空気入りタイヤ1はト
レッド部2からサイドウォール部3を通りビード部4の
ビードコア5の周りを折返すトロイド状のカーカス6
と、その半径方向外側かつトレッド部2の内方にベルト
層7とを含むタイヤ構造層8を設ける。
ヤの赤道Cに対して本実施例では80°〜90°の角度
で配列したいわゆるラジアル又はセミラジアル方向配列
体であり、又カーカスコードとしてスチールコードの他
にナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミ
ド等の繊維コードが採用される。
6側からタイヤの半径方向外側に向かって2枚のベルト
プライ7a、7aが配される。
a、7aに傾斜して配されかつ互いに交差するベルトコ
ードを具え、該ベルトコードはスチールの他、カーカス
6と同様にナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族
ポリアミド等の繊維コードが用いられる。
ベルト層7に加えてベルト層7の半径方向外側に配さ
れ、ベルト層のリフティングを防止するバンド層などの
構造部材を加えてもよい。
方向に延在する5本の周方向溝からなる溝10…が凹設
されこれらの溝10、10の間及び溝10とトレッド縁
Eとの間には、6つのリブが形成される。
即ちトレッド外面がなす陸面12と、前記溝10の溝壁
面11が挟む海面13とに区分される。なお本実施例で
はこれらの溝10…は、その溝深さgを略同一深さとし
ている。
に沿ってタイヤ軸方向に延在するベースゴム層16と、
このベースゴム層16の半径方向外側でタイヤ軸方向に
のびるキャップゴム層17とからなるトレッドゴム15
が配される。しかもこのキャップゴム層17は前記陸面
12と溝10の溝壁面11とを覆っている。
も硬質のゴムからなりかつその0℃でのJISA硬度を
58〜68度の範囲に設定している。
硬度を50〜60度とするとともに短繊維をゴム100
重量部に対して2〜10重量部を配合したゴム組成物か
らなる。なお短繊維としては、有機繊維が用いられ、本
実施例ではセルコ等天然植物性繊維を粉砕し0.074
〜0.177程度に形成される。
の厚さt1と、トレッドゴム15の全厚さTとの比を
0.3〜0.6としている。他方、溝10の溝深さgが
キャップゴム層17の厚さt2よりも大に形成されてお
り、従ってベースゴム層16には、溝壁面11をなすキ
ャップゴム層17によって、該ベースゴム層16が内方
に凹む凹部19が形成される。
で開口するサイピング14…が設けられる。本実施例で
はサイピング14はリブFの一方の溝壁面11で開口し
リブをタイヤ軸方向にのび他端がリブFの中間位置で途
切れる第1のサイピング14Aと、該リブFの他方の溝
壁面11で開口し、第1のサイピング14Aと逆向きに
のびリブFの中間位置で途切れる第2のサイピング14
Bとをタイヤ周方向に交互に千鳥状に配している。
うに、そのサイピング14が開口する溝壁面11におけ
るサイピング深さHOをベースゴム層16に切込むこと
なく、キャップゴム層17内にとどめるとともに、溝1
0からベースゴム層16の前記凹部19をタイヤ軸方向
にこえた位置でサイピング深さを増し該サイピング14
はベースゴム層16に切込む。又、サイピング14の最
も深い位置でのサイピング最大深さHSは、溝10の溝
深さgの0.6〜0.9倍としている。
を切込む切込深さHN、即ちサイピングの最大溝深さH
Sからキャップゴム層の厚さt2を差引いた値とそのサ
イピング最大深さHSとの比HN/HSを0.08以上
かつ0.3以下としている。なおサイピング14の溝巾
は、1.5mm以下で実質的な溝巾を有さない範囲である
ことが好ましい。
方向溝に加えて横溝を設けてなる溝により、多数のブロ
ックからなるブロックパターンを形成してもよく、又サ
イピングは両端がともに溝壁面で開口することにより、
溝間を結ぶサイピングとして形成することも出来、本発
明は、種々な態様のものに変形できる。
つ図1〜3に示す構成を有するタイヤについて、表1に
示すテストAによる実施例1、2の仕様によるタイヤ
と、前記構成とサイピングの溝深さを違えたタイヤ(比
較例1、2)とをそれぞれ試作し性能比較を行った。
の仕様によるタイヤと、前記構成のうちベースゴム層の
ゴム厚さを薄くしたタイヤ(比較例3)及びベースゴム
層の硬度を低くしたタイヤ(比較例4)とを試作し性能
比較を行った。
同じであり、下記の仕様による。 a)氷上制動性能テスト 試験車に速度計、制動距離測定器及び試験タイヤを取付
け、氷盤によって形成された試験路面上を40km/Hの
定速度で走行させるとともに、4輪ロックにて急ブレー
キをかけ、車が停車するまでの制動距離を測定し、試験
車の全重量、速度及び制動距離の各値から摩擦係数を算
出し、比較例2及び比較例4をそれぞれ100とする指
数で表示した。数値が大きいほど摩擦係数が高く良好で
あることを示す。
制動性能テストに準じて制動しかつ評価した。
てテストコースを60km/Hの速度で走行させた後、主
溝の残深さを測定し、摩耗量を求めた。なおテストに際
してタイヤの接地は乾燥状態で行った。テスト結果を表
1に示す。
例のものと略同等の氷雪上の走行性能を保持できしかも
耐摩耗性、耐偏摩耗性が向上したことが確認出来た。
前記した構成を具えていることにより、氷雪路面におけ
る走行性能を保持しつつ乾いた路面走行時における耐摩
耗性及び耐偏摩耗性を高めることが出来、スノータイヤ
として好適に採用しうる。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
ード部のビードコアで折返すカーカスと、このカーカス
の半径方向外側かつトレッド部の内方に配されるベルト
層とを含むタイヤ構造層を具え、かつ前記トレッド部に
溝を凹設することによりトレッド外面をなす陸面と、前
記溝の溝壁面が挟む海面とに区分し、かつ前記トレッド
部にタイヤ構造層に沿ってタイヤ軸方向に延在するベー
スゴム層と、このベースゴム層の半径方向外側でタイヤ
軸方向にのびることにより前記陸面と、溝壁面とを覆う
キャップゴム層とからなるトレッドゴムを配した空気入
りタイヤであって、 前記ベースゴム層はキャップゴム層よりも硬質かつ0℃
でのJISA硬度が58〜68度のゴムからなり、 キャップゴム層は0℃でのJISA硬度が50〜60度
かつ有機繊維材からなる短繊維を、ゴム100重量部に
対して2〜10重量部を配合したゴム組成物からなると
ともに、 前記陸面での前記ベースゴム層の厚さt1と前記トレッ
ドゴムの全厚さTとの比t1/Tを0.3〜0.6と
し、 しかも前記陸面に、少なくとも一端が前記溝壁面で開口
するとともにベースゴム層を切込む深さを有するサイピ
ングを形成するとともに、 このサイピングの最も深い位置でのサイピング最大深さ
HSは、前記溝の溝深さgの0.6〜0.9倍、 かつ前記サイピングがベースゴム層を切込む切込み深さ
HNと前記サイピング最大深さHSとの比HN/HSを
0.08以上かつ0.3以下としたことを特徴とする空
気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記ベースゴム層は、前記溝の溝深さgが
キャップゴム層の厚さt2よりも大であることにより、
溝壁面をなす前記キャップゴム層によって、ベースゴム
層が内方に凹む凹部が形成されることを特徴とする請求
項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記サイピングは、このサイピングが開口
する前記溝壁面におけるサイピング深さを、ベースゴム
層までの深さよりも浅くしかつ前記溝から前記ベースゴ
ム層の前記凹部をタイヤ軸方向にこえた位置でサイピン
グ深さを増すことを特徴とする請求項2記載の空気入り
タイヤ。
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