JPH0761564B2 - 切断プレス装置 - Google Patents

切断プレス装置

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JPH0761564B2
JPH0761564B2 JP20787589A JP20787589A JPH0761564B2 JP H0761564 B2 JPH0761564 B2 JP H0761564B2 JP 20787589 A JP20787589 A JP 20787589A JP 20787589 A JP20787589 A JP 20787589A JP H0761564 B2 JPH0761564 B2 JP H0761564B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、薄いコイル状鋼板からブランクを切り出す切
断プレス装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の切断プレス装置は、ブランク材の形状を
正方形、長方形又は台形の3種類に限定しており、これ
らの形状に対して、能率向上のために、プレスラムの1
ストロークで2枚のブランク材を切り出すようにしてい
た。
しかし、平行四辺形やコイル状鋼板の送り量が少ないブ
ランク材は、2枚切りを行った場合に、コイル状鋼板の
供給方向に対して直角をなす方向に排出することができ
なかった。このような時には1対の切断型のうち、いづ
れか一方をプレス装置から外部に取り出すか又は1対の
切断型を両方取り外して、新たに別の切断型をボルスタ
にセットしプレスラムのストローク毎に所定のブランク
材を切り出すようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の切断プレス装置では、切り換えの都度クレー
ン等を使用して切断型の着脱を行うことを余儀なくさ
れ、多大の時間と労力とを必要とするという問題点があ
った。
本発明は、このような点に着目して、段取り工数及び段
取り時間の短縮化を図り、切断プレス装置の機能を向上
させることを目的としてなされてものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、上型及び下型を
夫々有し薄いコイル状鋼板の供給方向前方及び後方に配
置した前方ブランクダイ及び後方ブランクダイを備え、
該各ブランクダイの切断刃によってコイル状鋼板から所
定の形状寸法のブランクを切り出す切断プレス装置であ
って、前記各ブランクダイのいづれか一方の上型内には
その上型の高さ寸法を他方の上型の高さ寸法に対し短縮
自在とし、且つプレスラムのストロークで前記一方の上
型の切断動作の遂行と回避とを選択的に行わせるカム機
構を組み込み、前記他方の上型は前記プレスラムのスト
ロークで常時切断が遂行できる高さ寸法を保持している
ことを特徴とするものである。
(作用) 本発明に係る切断プレス装置では、上型及び下型を夫々
有し、薄いコイル状鋼板の供給方向の前方及び後方に配
置した前方ブランクダイ及び後方ブランクダイのいづれ
か一方の上型内に組み込んであるカム機構をもって、当
該一方の上型の高さ寸法を他方の上型の高さ寸法に対し
短縮自在とし、プレスラムのストロークに対して当該一
方の上型の切断動作の遂行と回避とを選択的に行わせ、
他方の上型は前記プレスラムのストロークで常時切断が
遂行できる高さ寸法を保持していて、必要に応じて1枚
切りと2枚切りとを選択的に行える。
(実施例) 本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例に係る切断プレス装置の要部を
示す略示的平面図、第2図はその側面図である。
この実施例に係る切断プレス装置は、上型2,12及び下型
3,13を有し薄いコイル状鋼板Cを第1図に矢印Aで示す
供給方向から供給し、その供給方向の前方及び後方に配
置した前方ブランクダイ1及び後方ブランクダイ11を備
え、当該各プランクダイ1,11の図示しない切断刃によっ
て供給されたコイル状鋼板Cから所定の形状寸法のプラ
ンクを切り出すものである。そして、両プランクダイ1,
11の上型2,12は、図示しないプレスラムのストロークで
切断動作が遂行され、2枚切りを行うことができるのみ
ならず、後方ブランクダイ11の上型12内に組み込まれた
後述するカム機構によって、その上型12の高さ寸法を他
方の上型2の高さ寸法に対して短縮させ、プレスラムの
ストロークで上型12の切断動作が遂行されないようにし
て1枚切りとすることが自在にできるようにしたのであ
る。
前方ブランクダイ1は、図示しない切断刃を有する上型
2及び下型3を備えて、定位置に取り付けてあるボルス
タ4上に設置され、プレスラムのストロークで常時切断
が遂行できる高さ寸法を保持している。前記ボルスタ4
は、コイル状鋼板Cの供給方向Aには移動しないが、図
示しない回動中心軸を中心にして回動自在に構成されて
いる。
後方ブランクダイ11は、図示しない切断刃を有する上型
12及び下型13を備えて、摺動可能な状態に設けてあるボ
ルスタ14上に設置されている。このボルスタ14は、サー
ボモータ15で回転駆動されるねじ棒16を備えたねじ機構
によってコイル状鋼板Cの供給方向Aに摺動自在に設置
され、且つ図示しない回動中心軸を中心にして回動自在
になっている。
また、後方ブランクダイ11は、鋼板ガイド部材10との間
に配設された複数のパンタグラフ機構からなる第1のコ
ンベヤ51で連結され、前方ブランクダイ1との間は、パ
ンタグラフ機構からなる第2のコンベヤ52と、ブランク
押し出し機構56を介在させた複数の短いパンタグラフ機
構からなる第3のコンベヤ53とで連結され、後方ブラン
クダイ11がコイル状鋼板Cの供給方向Aに沿って摺動す
る際に、これら各コンベヤが自在に伸縮し、夫々の相互
連結状態が保持されている。
前方ブランクダイ1の前方には、傾斜した第4のコンベ
ヤ54が設けられ、更にその前方に傾斜した第5のコンベ
ヤ55が配設されている。
第3図は第1図のIII−III線に沿って要部のみを示し且
つ一部を破断して示した正面図、第4図は後方ブランク
ダイの上型の要部を拡大して示した平面図、第5図は第
4図のV−V線に沿う縦断面図、第6図は第4図の左側
から見た略示的な側面図、第7図は第5図と同様の縦断
面図である。
第3図に示したように、後方ブランクダイ11は、その上
型12に、高さ寸法を短縮させるためのカム機構22を備え
ている。このカム機構22は、基部5の上に固定した上面
板18の上部に、コイル状鋼板Cの供給方向Aに対して直
交する方向に摺動自在に設けたスライドプレート23と、
該スライドプレート23の上部に位置させたアジャストプ
レート27と、前記スライドプレート23を摺動させるため
のエアシリンダ40とから概ね構成されている。
上面板18には、第4図及び第6図に示したように、その
上面の長さ方向両側縁に沿って、断面逆L字状のガイド
プレート19が複数のボルト19aにより向かい合わせて固
定され、これらガイドプレート19によってスライドプレ
ート23が上面板18上において摺動自在に支持される。
更に、第5図及び第7図に示したように、上面板18に
は、前記両ガイドプレート19の中間位置において、アジ
ャストプレート27を支持する連結ブロック35が取り付け
られる。この連結ブロック35の取り付けは、その取付位
置における中央部と、その周囲の所定の位置の4箇所に
設けたねじ穴18aと小ねじ穴18bによって取り付けられ
る。即ち、ねじ穴18aに六角頭20aを有するスライドピン
20のねじ部20bを螺合させ、小ねじ穴18bに六角頭21aを
有するばね保持ボルト21のねじ部を螺合させることによ
って上下動可能に連結ブロック35が取り付けられる。
この連結ブロック35は、第4図及び第5図に示したよう
に、両側のアジャストプレート27間に位置する中央部35
aと、この中央部の上側寄りの部分から両アジャストプ
レート27の下側に一体に張り出した張出部35bとからな
り、中央部35aには中央貫通孔35cと、この中央貫通孔35
cの周囲4箇所に形成した上向き凹部35dと、この凹部35
dの底板35eに穿設した透孔35fとを備えている。両張出
部35bは、対応するアジャストプレート27の下面側に抉
り形成した角形凹部に嵌入されそれぞれ4本のボルト36
で連結されている。中央部35aは、中央貫通孔35cにオイ
ルレスプッシュ37を嵌合させ、スライドピン20を当該オ
イルレスプッシュ37に遊嵌させ、各透孔35fにばね保持
ボルト21を遊嵌させ、各ばね保持ボルト21の外周に嵌合
する圧縮ばね38を凹部35dに収納してある。この圧縮ば
ね38は、ばね保持ボルト21の六角頭21aの下面と底板35
の上面との間に介在し、連結連結ブロック35を介してア
ジャストプレート27を下方に付勢している。そして、ア
ジャストプレート27は、スライドピン20に沿って上下方
向に移動可能であると共に、圧縮ばね38で下向きに付勢
され、且つ当該スライドピン20で前後左右方向への動き
が拘束されている。従って、カム機構22を構成するスラ
イドプレート23とアジャストプレート27は、両ガイドプ
レート19間で且つ連結ブロック35によって規制を受ける
状態で上面板18上に夫々一対が設けられることになる。
両側に位置するスライドプレート23は、第3図、第5図
及び第7図に示されたように、その両自由端部が連結プ
レート25により連結され、全体が枠状に形成されると共
に、各スライドプレート23の上面に所定の間隔をもって
複数のカムプレート26が取り付けられた構成になってい
る。そして、カムプレート26は、片側に斜面26aを備え
た略台形の断面形状を有し、上面26bがスライドプレー
ト23の上面23aよりも上方へ突出させてある。
両側に位置するアジャストプレート27は、その下面に前
記スライドプレート23のカムプレート26と略対応する位
置に、斜面31a及び下面31bを有する逆台形プレート31を
下面27aから突出させて取り付けてある。この取り付け
は、例えば4本のボルト39により取り付けられる。ま
た、アジャストプレート27の上面で、且つ逆台形プレー
ト31の真上に、上面33aを突出させた円形のウレタン製
クッション材33がボルト34により取り付けられている。
このように取り付けられたカムプレート26と逆台形プレ
ート31とが、上面26bと下面bとが当接状態にある時
(第3図及び第5図)前方ブランクダイ1と方ブランク
ダイ11との高さ寸法が一致しており、スライドプレート
23がスライドして斜面26a,31aが摺接状態にある時(第
7図)後方ブランクダイ11の高さ寸法が短縮された状態
になる。
カム機構22を駆動させるエアシリンダ40は、第3図及び
第4図に示したように、実質的に両スライドプレート23
間に位置するように配設され、実際には第5図及び第7
図に示したように、上面板18に設けた長方形の孔24の一
端部に垂下状態で固定した取付金具41を介して、上面板
18の下部に位置するように取り付けられる。即ち、エア
シリンダ40のシリンダ本体40aを取付金具41に取り付
け、出入りロッド40bの先端は先端金具40cを介してブラ
ケット42に連結し、該ブラケット42は孔24から持ち上げ
てスライドプレート23に連結させてあり、出入りロッド
40bの出入り動作によってスライドプレート23が摺動す
るようになっている。
そして、第7図に示したように、出入りロッド40bの入
り動作で、第4図及び第5図に示した位置から、スライ
ドプレート23が図において右方向に摺動し、カムプレー
ト26及び逆台形プレート31の各傾斜面26a,31aを当接さ
せて滑らせ、カムプレート26の上面26bがアジャストプ
レート27の下面27aに当接するようになると、アジャス
トプレート27が、第5図に示す位置状態に対して、寸法
Hだけ下降し、この分だけ後方ブランクダイ11の上型12
の高さ寸法が低くなって、図示しないプレスラムが下死
点となっても、アジャストプレート27が押圧されず、切
断刃がコイル状鋼板Cを切り出す位置まで上型12を下降
させないので、コイル状鋼板Cは切断されない。
次に、上記構成を有する本発明の切断プレス装置につい
て、その動作を説明する。
コイル状鋼Cは、鋼板ガイド部材10で幅方向の位置を案
内されて第1のコンベア51上を移動し、後方ブランクダ
イ11の上型12と下型13との間を通り、第2のコンベヤ52
及び第3のコンベヤ53上から前方ブランクダイ1の上型
2と下型3との間を通って供給される。
この時に、エアシリンダ40の出入りロッド40bを出の方
向に動作させて第5図に示す状態になっているときに
は、カム機構22におけるカムプレート26と逆台形プレー
ト31の各上面26b,31bが当接した状態にあり、前方ブラ
ンクダイ1と後方ブランクダイ11の各上型2,12の高さ寸
法が同じであるので、コイル状鋼板Cは、プレスラムの
ストローク毎に2枚切りされ、切断された2枚のブラン
クのうち前方ブランクダイ1で切断されたものは第4の
コンベヤ54及び第5のコンベヤ55上に降下し、これらの
両コンベヤの傾斜に従って切断プレス装置の前方に搬出
される。また、両ブランクダイ1,11間で切断されたブラ
ンクは第2のコンベヤ12及び第3のコンベヤ53上に落下
し、ブランク押し出し機構56によって切断プレス装置の
側方へ搬出される。
1枚切りを行う場合には、シリンダ本体40aを操作して
出入りロッド40bを引き込む方向に動作させると、カム
機構22を構成するスライドプレート23の摺動によって第
7図に示すように、アジャストプレート27が下降し、後
方ブランクダイ11の上型12の高さ寸法が短縮されて低く
なり、プレスラムのストロークで前方ブランクダイ1の
上型2のみが切断動作を行い、後方ブランクダイ11の上
型12は下降しないので、切断動作は行われない。そし
て、プレスラムのストローク毎に前方ブランクダイ1で
切断されたブランクは、前述と同様に切断プレス装置の
前方に搬出される。
なお、本発明は、前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、後方ブランクダイ11に代えて、前方ブランクダイ
1の方にカム機構22を設け、後方ブランクダイ11の上型
12に対して前方ブランクダイ1の上型2の高さ寸法を短
縮自在とするようにしてもよく、カム機構には直線運動
カムに代えて回転運動カムを用いることもでき、その他
種々の変更が可能である。
(発明の効果) 本発明は、上述の如く構成され、前方ブランクダイ及び
後方ブランクダイのいずれか一方の上型内には当該一方
の上型の高さ寸法を他方の上型の高さ寸法に対し短縮自
在とし、且つプレスラムのストロークで前記一方の上型
の切断動作の遂行と回避とを選択的に行わせるカム機構
を組み込み、前記他方の上型は前記プレスラムのストロ
ークで常時切断動作を遂行できる高さ寸法を保持してい
ることにより、両上型の高さ寸法を同一の状態にして、
プレスラムのストローク毎に2枚切りとし、一方の上型
の高さ寸法を他方に対して短縮させ、プレスラムのスト
ローク毎に1枚切りとし、この2枚切りと1枚切りとを
カム機構の動作のみにて自在に選択でき、段取り工数及
び段取り時間の短縮化を図り、切断プレス装置の機能を
向上させることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る切断プレス装置の要部を
示す略示的平面図、第2図はその側面図、第3図は第1
図のIII−III線に沿って要部のみを略示的に示し且つ一
部を破断して示した正面図、第4図は後方ブランクダイ
の上型の要部を拡大して示した略示的平面図、第5図は
第4図のV−V線に沿い一部を破断して示した略示的縦
断面図、第6図は第4図の左側から見た要部のみの略示
的側面図、第7図は第5図と同様の略示的縦断面図であ
る。 符号の説明 C……コイル状鋼板、1……前方ブランクダイ 2,12……上型、3,13……下型 4,14……ボルスタ、5……基部 10……鋼板ガイド部材、11……後方ブランクダイ 15……サーボモータ、18……上面板 19……ガイドプレート、20……スライドピン 21……ばね保持ボルト、22……カム機構 23……スライドプレート、24……孔 25……連結プレート、26……カムプレート 26a,31a……斜面、26b……上面 27……アジャストプレート、31……逆台形プレート 31b……下面、35……連結ブロック 40……エアシリンダ、40a……シリンダ本体 40b……出入りロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型及び下型を夫々有し薄いコイル状鋼板
    の供給方向前方及び後方に配置した前方ブランクダイ及
    び後方ブランクダイを備え、該各ブランクダイの切断刃
    によってコイル状鋼板から所定の形状寸法のブランクを
    切り出す切断プレス装置であって、前記各ブランクダイ
    のいづれか一方の上型内にはその上型の高さ寸法を他方
    の上型の高さ寸法に対し短縮自在とし、且つプレスラム
    のストロークで前記一方の上型の切断動作の遂行と回避
    とを選択的に行わせるカム機構を組み込み、前記他方の
    上型は前記プレスラムのストロークで常時切断が遂行で
    きる高さ寸法を保持していることを特徴とする切断プレ
    ス装置。
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