JPH0761680B2 - 積層二軸延伸フィルムの製造方法 - Google Patents
積層二軸延伸フィルムの製造方法Info
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- JPH0761680B2 JPH0761680B2 JP26496887A JP26496887A JPH0761680B2 JP H0761680 B2 JPH0761680 B2 JP H0761680B2 JP 26496887 A JP26496887 A JP 26496887A JP 26496887 A JP26496887 A JP 26496887A JP H0761680 B2 JPH0761680 B2 JP H0761680B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れたガスバリヤー性を有する積層二軸延伸フ
ィルムに関する。詳しくはエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物樹脂(以下EVOHと記す)層を有する食品包装
等に用いて好適な積層二軸延伸フィルムに関するもので
ある。
ィルムに関する。詳しくはエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物樹脂(以下EVOHと記す)層を有する食品包装
等に用いて好適な積層二軸延伸フィルムに関するもので
ある。
二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下OPPと記す)
は、透明性、機械的性質、耐水性、包装適性等の性質に
優れており、セロハンフィルムの市場を凌駕しながら急
成長を遂げている。しかしOPPフィルム自身酸素等のガ
スバリヤー性が劣る為、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)を
コートしたOPP(通称K−OPP)が食品包装、その他包装
分野で主に利用されている。ところが、PVDCは、ガスバ
リヤー性(特に湿度依存性が少い)は良好であるが臭
い、変色の問題および、廃棄した場合焼却炉を痛める、
大気汚染、等の問題がある。
は、透明性、機械的性質、耐水性、包装適性等の性質に
優れており、セロハンフィルムの市場を凌駕しながら急
成長を遂げている。しかしOPPフィルム自身酸素等のガ
スバリヤー性が劣る為、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)を
コートしたOPP(通称K−OPP)が食品包装、その他包装
分野で主に利用されている。ところが、PVDCは、ガスバ
リヤー性(特に湿度依存性が少い)は良好であるが臭
い、変色の問題および、廃棄した場合焼却炉を痛める、
大気汚染、等の問題がある。
EVOHフィルムはガスバリヤー性、臭い、変色、焼却性等
が、優れていることから、各方面で利用されているが、
耐水性、ヒートシール性が劣ることから単体で使用され
ることはなく、押出ラミネート法、ドライラミネート
法、共押出ラミネート法等により積層して用いられるこ
とが一般に行われていた。
が、優れていることから、各方面で利用されているが、
耐水性、ヒートシール性が劣ることから単体で使用され
ることはなく、押出ラミネート法、ドライラミネート
法、共押出ラミネート法等により積層して用いられるこ
とが一般に行われていた。
しかるに、これらの方法ではEVOH樹脂層の厚みを薄くす
ることに限度があり、経済的にも不利を生じていた。
ることに限度があり、経済的にも不利を生じていた。
特にEVOH樹脂層を10μ以下数μで使用しようとした場合
単体のEVOHフィルムを美麗に製造することは、シワ、フ
ィルム切れ等の問題があり難かしい。さらに、EVOH樹脂
層を数μにするとガスバリヤー性が劣る問題があった。
単体のEVOHフィルムを美麗に製造することは、シワ、フ
ィルム切れ等の問題があり難かしい。さらに、EVOH樹脂
層を数μにするとガスバリヤー性が劣る問題があった。
EVOH樹脂を用いたフィルムの技術に関する文献としては
以下に挙げるようなものが知られている。
以下に挙げるようなものが知られている。
特開昭51−6276号公報:EVOH樹脂層と他の延伸可能な熱
可塑性フィルムを密着積層した后、延伸するEVOH樹脂層
の二軸延伸方法で均一延伸し、薄肉化する記載がある
が、薄肉化した二軸延伸EVOH樹脂層をシワなく単独で長
尺に巻取り、単層フィルムとして使用することは難し
い。
可塑性フィルムを密着積層した后、延伸するEVOH樹脂層
の二軸延伸方法で均一延伸し、薄肉化する記載がある
が、薄肉化した二軸延伸EVOH樹脂層をシワなく単独で長
尺に巻取り、単層フィルムとして使用することは難し
い。
特開昭52−15570号公報:含水させたEVOH樹脂層を一方
向に延伸し、更に延伸温度を変えて前記延伸方向と直角
方向に延伸し、その后熱処理する遂時二軸延伸方法の記
載があるが、数μと薄くするとシワなく単独で長尺に巻
取ることは難しく上記同様単層フィルムとして使用する
ことは難しい。
向に延伸し、更に延伸温度を変えて前記延伸方向と直角
方向に延伸し、その后熱処理する遂時二軸延伸方法の記
載があるが、数μと薄くするとシワなく単独で長尺に巻
取ることは難しく上記同様単層フィルムとして使用する
ことは難しい。
特開昭52−54784号公報:ポリプロピレン樹脂層(以下P
Pと記す)の一軸延伸された上に接着用樹脂層とのEVOH
樹脂層とを積層したフィルムを押出ラミネートし、その
后で、EVOH層に含水処理を施し、テンター方式にて、延
伸する遂時二軸延伸方法の記載がありEVOH樹脂層を数μ
にしてもPP樹脂層に支えられるので、シワになることは
なく薄肉化による幣害は解決されると思われる。
Pと記す)の一軸延伸された上に接着用樹脂層とのEVOH
樹脂層とを積層したフィルムを押出ラミネートし、その
后で、EVOH層に含水処理を施し、テンター方式にて、延
伸する遂時二軸延伸方法の記載がありEVOH樹脂層を数μ
にしてもPP樹脂層に支えられるので、シワになることは
なく薄肉化による幣害は解決されると思われる。
特開昭52−57274、特開昭53−142882:同上の技術 特開昭55−2075号公報:PP樹脂層と接着用樹脂層を共押
出し、このものを一軸延伸し、その上にEVOH樹脂層を押
出ラミネートし、該フィルムを直角方向に延伸する遂時
二軸延伸方法の記載がある。
出し、このものを一軸延伸し、その上にEVOH樹脂層を押
出ラミネートし、該フィルムを直角方向に延伸する遂時
二軸延伸方法の記載がある。
以上はTダイ法を主体とした二軸延伸成形法によるもの
である。
である。
フィルムの二軸延伸成形法にはTダイ法の他にチューブ
ラー法がある。
ラー法がある。
特開昭52−129777号公報、特開昭57−25920号公報:EVOH
樹脂層を含水させ、チューブラー二軸延伸する方法。
樹脂層を含水させ、チューブラー二軸延伸する方法。
特開昭57−41924号公報:ポリアミド樹脂とEVOH樹脂を
共押出ししてチューブラー二軸延伸する方法。
共押出ししてチューブラー二軸延伸する方法。
前記した従来技術の方法で本発明の目的を達成しようと
した場合Tダイ法を主体とした遂時二軸延伸方法がある
が、この方法には以下の問題点がある。
した場合Tダイ法を主体とした遂時二軸延伸方法がある
が、この方法には以下の問題点がある。
すなわち、EVOH樹脂フィルムの安定延伸倍率(ネッキン
グがなくなり厚みムラがなくなる倍率)とPP樹脂フィル
ムの安定延伸倍率とが異なる為、(EVOH樹脂フィルムの
安定延伸倍率は縦方向延伸倍率と横方向延伸倍率の積で
10〜20、好ましくは12〜16であるのに対し、PP樹脂フィ
ルムの安定延伸倍率の積は30〜55である) 両者の延伸倍率が合わず、成形性が悪い。
グがなくなり厚みムラがなくなる倍率)とPP樹脂フィル
ムの安定延伸倍率とが異なる為、(EVOH樹脂フィルムの
安定延伸倍率は縦方向延伸倍率と横方向延伸倍率の積で
10〜20、好ましくは12〜16であるのに対し、PP樹脂フィ
ルムの安定延伸倍率の積は30〜55である) 両者の延伸倍率が合わず、成形性が悪い。
このため、樹脂の片方又は両者に、低い延伸倍率でネッ
キングがなくなるようなエラストマーを添加して改良し
たり、「特開52−146487」の如くPP樹脂(グラフト変性
品も可)とEVOH樹脂とを共押出ししたフィルムを特定の
温度範囲で延伸させて延伸ムラを起させないようにした
り、「特開昭52−103481」の如くPP樹脂(グラフト変性
品)を両側にEVOH樹脂を中間層として延伸時EVOH樹脂を
溶融状態にして延伸倍率をマッチングされることが行な
われている。
キングがなくなるようなエラストマーを添加して改良し
たり、「特開52−146487」の如くPP樹脂(グラフト変性
品も可)とEVOH樹脂とを共押出ししたフィルムを特定の
温度範囲で延伸させて延伸ムラを起させないようにした
り、「特開昭52−103481」の如くPP樹脂(グラフト変性
品)を両側にEVOH樹脂を中間層として延伸時EVOH樹脂を
溶融状態にして延伸倍率をマッチングされることが行な
われている。
更に、例えば、「特開昭58−89325」にはPP樹脂(グラ
フト変性品)とEVOH樹脂を共押出し又は押出ラミネート
したフィルムを二軸延伸するとEVOH樹脂層の白化および
クラックが生ずる傾向が強く、EVOH樹脂層の両側にPP樹
脂(グラフト変性品)を積層して初めて効果が生ずると
の記載もある。
フト変性品)とEVOH樹脂を共押出し又は押出ラミネート
したフィルムを二軸延伸するとEVOH樹脂層の白化および
クラックが生ずる傾向が強く、EVOH樹脂層の両側にPP樹
脂(グラフト変性品)を積層して初めて効果が生ずると
の記載もある。
本発明はEVOH樹脂とPP系樹脂とからなり、EVOH層が充分
に薄く、しかもガスバリヤー性に優れ、臭い、変色もな
く、易焼却性の積層フィルムを得ることを目的とする。
に薄く、しかもガスバリヤー性に優れ、臭い、変色もな
く、易焼却性の積層フィルムを得ることを目的とする。
本発明の要旨は、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(樹脂A)層とポリプロピレン系樹脂(樹脂B)層と
を有する積層二軸延伸フィルムを製造するに当り、共押
出成形により外側から樹脂A、接着層、樹脂Bの積層順
にして下向きにチューブ状で押出し、外方から冷却水に
より急冷することにより無延伸フィルムを得、得られた
チューブ状無延伸フィルムの樹脂A層の含水率を5〜15
重量%にしてチューブラ二軸延伸を行なった後、140〜1
60℃の温度で熱処理することを特徴とする積層二軸延伸
フィルムの製造方法に存する。
物(樹脂A)層とポリプロピレン系樹脂(樹脂B)層と
を有する積層二軸延伸フィルムを製造するに当り、共押
出成形により外側から樹脂A、接着層、樹脂Bの積層順
にして下向きにチューブ状で押出し、外方から冷却水に
より急冷することにより無延伸フィルムを得、得られた
チューブ状無延伸フィルムの樹脂A層の含水率を5〜15
重量%にしてチューブラ二軸延伸を行なった後、140〜1
60℃の温度で熱処理することを特徴とする積層二軸延伸
フィルムの製造方法に存する。
本発明の中で、EVOH樹脂は公知の方法で製造されたもの
であれば特に制限はなく、エチレン含有率25〜50モル
%、ケン化度が90%以上であり酸素バリヤー性が高いも
のであれば特に支障はない。
であれば特に制限はなく、エチレン含有率25〜50モル
%、ケン化度が90%以上であり酸素バリヤー性が高いも
のであれば特に支障はない。
接着層を形成する接着用樹脂はポリオレフィン樹脂を不
飽和カルボン酸でグラフト変性したものであれば特に制
限はないがPPを主体としたものが好適に使われる。
飽和カルボン酸でグラフト変性したものであれば特に制
限はないがPPを主体としたものが好適に使われる。
グラフト変性に用いる不飽和カルボン酸としてはアクリ
ル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸等が挙げられるが、この中で無水マレイン酸が好
ましい。グラフト変性量としては、ポリマー100重量部
に対して0.05〜5重量部の範囲である。
ル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸等が挙げられるが、この中で無水マレイン酸が好
ましい。グラフト変性量としては、ポリマー100重量部
に対して0.05〜5重量部の範囲である。
PP系樹脂は、PP樹脂単独又は混合物、更にはPP樹脂と他
のポリオレフィン系樹脂との混合物でポリプロピレン樹
脂成分が70wt%以上を示めるものであれば差しつかえな
いが、中でもPP樹脂が好ましく、プロピレンのホモポリ
マーおよび、プロピレンとエチレン、ブテン、ヘキセン
等のプロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体が挙
げられる。
のポリオレフィン系樹脂との混合物でポリプロピレン樹
脂成分が70wt%以上を示めるものであれば差しつかえな
いが、中でもPP樹脂が好ましく、プロピレンのホモポリ
マーおよび、プロピレンとエチレン、ブテン、ヘキセン
等のプロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体が挙
げられる。
上記のポリマーには、目的に応じて各種の添加剤を混入
しても良い。
しても良い。
本発明の製造方法についての特徴は チューブラー二軸延伸法を選びEVOH層とPP層の安定延
伸倍率のマッチングを図ったこと。
伸倍率のマッチングを図ったこと。
EVOH層は遂時二軸延伸法では難しく同時二軸延伸法が
適しているのでチューブラー2軸延伸法を選択したこ
と。
適しているのでチューブラー2軸延伸法を選択したこ
と。
EVOH層を外層にし、無延伸フィルムを作る工程で外部
水冷方式を選び急冷すると同時に含水状態にしEVOH層の
延伸をし易くしたこと。
水冷方式を選び急冷すると同時に含水状態にしEVOH層の
延伸をし易くしたこと。
EVOH層とPP系樹脂を接着用樹脂で共押出成形した場
合、その接着力は、Tダイ成形法で、無延伸フィルムを
作成するよりも外部水冷方式で行った方がはるかに大き
く、延伸后の接着力もその傾向が残ること〔今迄の我々
の知見から得ていることであるが、Tダイ成形の場合、
急冷するよりも徐冷する方が接着力が高く、空冷インフ
レ成形でも同じ傾向にある。水に接触して冷却(急冷)
した場合のみ接着力が高くなる。諸説はあるものゝこの
理由は現在のところはっきりしない。〕 EVOH樹脂は薄肉(数μ)で使用するので、酸素ガスバ
リヤー性を上げる必要があり、二軸延伸処理効果と熱処
理効果を組み合せてバリヤー性を向上させたこと。
合、その接着力は、Tダイ成形法で、無延伸フィルムを
作成するよりも外部水冷方式で行った方がはるかに大き
く、延伸后の接着力もその傾向が残ること〔今迄の我々
の知見から得ていることであるが、Tダイ成形の場合、
急冷するよりも徐冷する方が接着力が高く、空冷インフ
レ成形でも同じ傾向にある。水に接触して冷却(急冷)
した場合のみ接着力が高くなる。諸説はあるものゝこの
理由は現在のところはっきりしない。〕 EVOH樹脂は薄肉(数μ)で使用するので、酸素ガスバ
リヤー性を上げる必要があり、二軸延伸処理効果と熱処
理効果を組み合せてバリヤー性を向上させたこと。
が挙げられ、以上のことを見い出したことにより、初め
てK−OPPライクのフィルムを完成するに至ったもので
ある。
てK−OPPライクのフィルムを完成するに至ったもので
ある。
チューブラー2軸延伸する方法は従来より公知のもので
あれば特に制限はないが、温度管理(予熱、延伸、冷
却、熱処理)をより精密にすることが好ましい。
あれば特に制限はないが、温度管理(予熱、延伸、冷
却、熱処理)をより精密にすることが好ましい。
無延伸フィルムを作成する時のEVOH樹脂層の含水量は冷
却時の冷却水温、冷却水温、冷却水との接触時間に影響
され、急冷されたものは含水量が多く、徐冷されたもの
は少い。本発明の場合、無延伸フィルムの作成工程では
極力急冷することが望ましい。チューブラー二軸延伸を
行なう場合、EVOH層の含水量が重要である。前述の冷却
条件で含水量をコントロールできるが無延伸フィルムの
製造とチューブラー延伸とを別個に行なう場合や、その
他含水量を調節する必要が生じた場合には温水や加熱蒸
気による処理装置を設けて含水させても良い。尚無延伸
フィルムに含水させる場合、ムラのないように含水させ
ることは云うまでもない。
却時の冷却水温、冷却水温、冷却水との接触時間に影響
され、急冷されたものは含水量が多く、徐冷されたもの
は少い。本発明の場合、無延伸フィルムの作成工程では
極力急冷することが望ましい。チューブラー二軸延伸を
行なう場合、EVOH層の含水量が重要である。前述の冷却
条件で含水量をコントロールできるが無延伸フィルムの
製造とチューブラー延伸とを別個に行なう場合や、その
他含水量を調節する必要が生じた場合には温水や加熱蒸
気による処理装置を設けて含水させても良い。尚無延伸
フィルムに含水させる場合、ムラのないように含水させ
ることは云うまでもない。
三層無延伸フィルムをチューブラー二軸延伸する場合の
EVOH樹脂層の含水量は5〜15wt%で好ましくは8〜12wt
%である。5wt%未満では水分の可塑剤的効果が出ず均
一な延伸フィルムが出来ず、15wt%以上ではEVOH樹脂層
と接着用樹脂層の間の接着力が低下したり、場合によっ
ては気泡が生じる幣害がある。
EVOH樹脂層の含水量は5〜15wt%で好ましくは8〜12wt
%である。5wt%未満では水分の可塑剤的効果が出ず均
一な延伸フィルムが出来ず、15wt%以上ではEVOH樹脂層
と接着用樹脂層の間の接着力が低下したり、場合によっ
ては気泡が生じる幣害がある。
このようにEVOH層の含水量の調節のため、EVOH層はチュ
ーブの外側に位置させる必要がある。EVOH層をチューブ
の内側とした場合、EVOH層に含水させることは難かし
く、延伸ムラが発生(EVOH層が網目模様となる)し、ひ
どい場合は破裂してしまう。
ーブの外側に位置させる必要がある。EVOH層をチューブ
の内側とした場合、EVOH層に含水させることは難かし
く、延伸ムラが発生(EVOH層が網目模様となる)し、ひ
どい場合は破裂してしまう。
EVOH樹脂層を内側にして、内部水冷方式で無延伸フィル
ムを作ってEVOH樹脂層に水分を含水させてチューブラー
二軸延伸を行なおうとする試みも考えられるが、チュー
ブラー二軸延伸を行う際、内部に包含された水分がバブ
ル内に蓄積され、バブル径が徐々に膨張し、折径制御が
出来なくなる不都合を生じる。
ムを作ってEVOH樹脂層に水分を含水させてチューブラー
二軸延伸を行なおうとする試みも考えられるが、チュー
ブラー二軸延伸を行う際、内部に包含された水分がバブ
ル内に蓄積され、バブル径が徐々に膨張し、折径制御が
出来なくなる不都合を生じる。
チューブラー二軸延伸する場合の延伸温度は、無延伸フ
ィルムの冷却度合(急冷が徐冷か)、EVOH樹脂層の含水
量、によって異なるが100℃〜140℃、好ましくは110℃
〜130℃である。
ィルムの冷却度合(急冷が徐冷か)、EVOH樹脂層の含水
量、によって異なるが100℃〜140℃、好ましくは110℃
〜130℃である。
延伸温度が100℃未満ではPP系樹脂層の延伸が難しくな
り140℃以上ではEVOH樹脂層の延伸が不安定となる。
り140℃以上ではEVOH樹脂層の延伸が不安定となる。
延伸倍率については縦延伸倍率2.5〜5倍、横延伸倍率
2.5〜5倍で可能であるが、好ましくは縦延伸倍率と横
延伸倍率の積が9〜25で縦延伸倍率と横延伸倍率の比が
1:1〜1.2:1であることが望ましい。熱処理方法はテンタ
ー式、ロール式、チューブラー式など任意の方式で熱処
理可能であり、温度条件としては、140℃以上160℃以下
が好ましい。140℃以下では酸素バリヤー性の向上が少
く、160℃以上ではPP系樹脂の融点が近いため好ましく
ない。
2.5〜5倍で可能であるが、好ましくは縦延伸倍率と横
延伸倍率の積が9〜25で縦延伸倍率と横延伸倍率の比が
1:1〜1.2:1であることが望ましい。熱処理方法はテンタ
ー式、ロール式、チューブラー式など任意の方式で熱処
理可能であり、温度条件としては、140℃以上160℃以下
が好ましい。140℃以下では酸素バリヤー性の向上が少
く、160℃以上ではPP系樹脂の融点が近いため好ましく
ない。
無延伸フィルムの作成の方法として、下向き外部水冷方
式を採用することを記載したが外部水冷方式と併用でチ
ューブ内冷却であるインサイドマンドレルを使用しても
良い。
式を採用することを記載したが外部水冷方式と併用でチ
ューブ内冷却であるインサイドマンドレルを使用しても
良い。
二軸延伸後のフィルムの各層の厚みは、用途にもよる
が、各々の厚み比が(A):(B):(C)=1〜1.5:
0.2〜3:8.8〜5.5で、総厚みが10μm〜40μmである積
層二軸延伸フィルムであり、該フィルムの製造方法が、
下向き外部水冷インフレ方式で無延伸フィルムを作成
し、EVOH樹脂層に含水させた状態で、チューブラー二軸
延伸機に掛けその后、熱処理を施したことを特徴とする
積層二軸延伸フィルムに関するものである。
が、各々の厚み比が(A):(B):(C)=1〜1.5:
0.2〜3:8.8〜5.5で、総厚みが10μm〜40μmである積
層二軸延伸フィルムであり、該フィルムの製造方法が、
下向き外部水冷インフレ方式で無延伸フィルムを作成
し、EVOH樹脂層に含水させた状態で、チューブラー二軸
延伸機に掛けその后、熱処理を施したことを特徴とする
積層二軸延伸フィルムに関するものである。
次に本発明を実施例にて更に詳しく説明するが、本発明
はその要旨を越えない限り、これらの実施例に何ら制約
されるものではない 実施例1 無延伸フィルムの作成条件(共押出多層水冷インフレフ
ィルム) 〔押出機〕 外層押出機(EVOH層):35mmφ、L/D=22、圧縮比=3.0 中間層押出機(接着性樹脂層):40mmφ、L/D=26、圧縮
比=3.5 内層押出機(PP層):40mmφ、L/D=26、圧縮比=3.5 〔ダイス〕 3層ダイス:75mmφ、C.L=1.2mm、トミー機械工業KK
製、 ダイス温度:230℃ 〔押出機〕 kg/hr 外層:中間層:内層=1kg:1kg:8kg 〔フィルム折径、厚み〕 110mm、250μ 〔水温、含水量〕 外部水冷インフルの冷却水温度:10℃ EVOH樹脂層の含水量:8wt%に調整 〔原料樹脂〕 外層:EVOH樹脂:日本合成(株)製、商品名「ソアノー
ルET」 エチレン含有量38モル% MP 173℃ MFI(210℃)4.0 中間層:接着用樹脂:三菱化成工業(株)製、商品名
「NOVATEC・AP196P」ポリプロピレンを主体とした接着
性ポリマー 密度 0.89 MP 140℃ MFI(230℃)2.6 内層:PP樹脂:三菱化成工業(株)製、商品名「NOVATEC
−P1220F」 密度 0.90 MP 165℃ MFI(230℃)2.0 以上の条件で無延伸フィルムを作成した。
はその要旨を越えない限り、これらの実施例に何ら制約
されるものではない 実施例1 無延伸フィルムの作成条件(共押出多層水冷インフレフ
ィルム) 〔押出機〕 外層押出機(EVOH層):35mmφ、L/D=22、圧縮比=3.0 中間層押出機(接着性樹脂層):40mmφ、L/D=26、圧縮
比=3.5 内層押出機(PP層):40mmφ、L/D=26、圧縮比=3.5 〔ダイス〕 3層ダイス:75mmφ、C.L=1.2mm、トミー機械工業KK
製、 ダイス温度:230℃ 〔押出機〕 kg/hr 外層:中間層:内層=1kg:1kg:8kg 〔フィルム折径、厚み〕 110mm、250μ 〔水温、含水量〕 外部水冷インフルの冷却水温度:10℃ EVOH樹脂層の含水量:8wt%に調整 〔原料樹脂〕 外層:EVOH樹脂:日本合成(株)製、商品名「ソアノー
ルET」 エチレン含有量38モル% MP 173℃ MFI(210℃)4.0 中間層:接着用樹脂:三菱化成工業(株)製、商品名
「NOVATEC・AP196P」ポリプロピレンを主体とした接着
性ポリマー 密度 0.89 MP 140℃ MFI(230℃)2.6 内層:PP樹脂:三菱化成工業(株)製、商品名「NOVATEC
−P1220F」 密度 0.90 MP 165℃ MFI(230℃)2.0 以上の条件で無延伸フィルムを作成した。
送り出し速度(低速側) 3m/min 引き取り速度(高速側) 10.5m/min 予熱筒:径200φ、高さ1m 加熱方式 熱風エアーリング方式 風量6m3/min 熱風温度140℃ 延伸点におけるフィルム温度131℃ 延伸倍率 タテ 3.5倍 ヨコ 3.5倍 〔熱処理条件〕 上記チューブラー二軸延伸フィルムを延伸直後にバッチ
式でオーブン熱処理を行った。
式でオーブン熱処理を行った。
熱処理温度 160℃ 熱処理時間 10秒 以上のフィルムは、透明性もよく、延伸ムラもない美麗
なものであった。
なものであった。
得られたフィルムの物性評価を第1表に示す。
評価は次の方法で実施した。
光学的性質 ヘイズ:JISK6714に準じた(23℃、65%R
H) 引張強伸度 JISK6782に準じた(23℃、65%R
H) 酸素透過度 JISK1707に準じた(23℃、0%R
H) 表−1に示した如く、透明性が良く、延伸性も安定して
おり酸素バリヤー性の優れた積層二軸延伸フィルムであ
った。
H) 引張強伸度 JISK6782に準じた(23℃、65%R
H) 酸素透過度 JISK1707に準じた(23℃、0%R
H) 表−1に示した如く、透明性が良く、延伸性も安定して
おり酸素バリヤー性の優れた積層二軸延伸フィルムであ
った。
実施例−2 無延伸フィルムのEVOH樹脂層の含水量を12wt%、延伸倍
率をたて3.7倍、よこ3.7倍に変更した他は実施例−1と
同様に行つた。結果は表−1に示した通りで良好なフィ
ルムが得られた。
率をたて3.7倍、よこ3.7倍に変更した他は実施例−1と
同様に行つた。結果は表−1に示した通りで良好なフィ
ルムが得られた。
比較例−1 無延伸フィルムのEVOH樹脂層の含水量を3wt%にした他
は実施例−1と同様に行つた。結果は表−1に示した通
りで、延伸ムラがあり透明性が劣った。
は実施例−1と同様に行つた。結果は表−1に示した通
りで、延伸ムラがあり透明性が劣った。
比較例−2 無延伸フィルムの樹脂構成を実施例−1とは逆にし、EV
OH樹脂層の含水量を0%にした他は実施例−1と同様に
行つた。結果は表−1に示した通りで、延伸ムラが激し
く、時には延伸時破れが発生し、延伸フィルムは網目状
ムラが起っており、透明性の悪いものであった。
OH樹脂層の含水量を0%にした他は実施例−1と同様に
行つた。結果は表−1に示した通りで、延伸ムラが激し
く、時には延伸時破れが発生し、延伸フィルムは網目状
ムラが起っており、透明性の悪いものであった。
参考例 表−1に市販のK−OPPの評価結果を示す。以上のこと
から判る様に本発明のフィルムは透明性はほゞ同等で、
酸素バリヤー性の優れているものであった。
から判る様に本発明のフィルムは透明性はほゞ同等で、
酸素バリヤー性の優れているものであった。
本発明の製造方法によって得られたフィルムはガスバリ
ヤー性に優れ、臭い、変色もなく、食品包装等の各種包
装フィルムとして大変好適に用いられる。
ヤー性に優れ、臭い、変色もなく、食品包装等の各種包
装フィルムとして大変好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−41972(JP,A) 特開 昭57−131523(JP,A) 特開 昭62−268621(JP,A) 特開 昭53−142482(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(樹脂A)層とポリプロピレン系樹脂(樹脂B)層とを
有する積層二軸延伸フィルムを製造するに当り、共押出
成形により外側から樹脂A、接着層、樹脂Bの積層順に
して下向きにチューブ状で押出し、外方から冷却水によ
り急冷することにより無延伸フィルムを得、得られたチ
ューブ状無延伸フィルムの樹脂A層の含水率を5〜15重
量%にしてチューブラ二軸延伸を行なった後、140〜160
℃の温度で熱処理することを特徴とする積層二軸延伸フ
ィルムの製造方法。 - 【請求項2】樹脂Aがエチレン含有率25〜50モル%、ケ
ン化度90%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物である特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 - 【請求項3】樹脂Bがポリプロピレン又はポリプロピレ
ンと他のポリオレフィンとの混合物からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。 - 【請求項4】接着層が不飽和カルボン酸でグラフト変性
したポリオレフィンであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26496887A JPH0761680B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 積層二軸延伸フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26496887A JPH0761680B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 積層二軸延伸フィルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01108028A JPH01108028A (ja) | 1989-04-25 |
| JPH0761680B2 true JPH0761680B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=17410710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26496887A Expired - Fee Related JPH0761680B2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 積層二軸延伸フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761680B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE0103507L (sv) * | 2001-10-22 | 2003-04-23 | Tetra Laval Holdings & Finance | Förpackningslaminat för en autoklaverbar förpackningsbehållare |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP26496887A patent/JPH0761680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01108028A (ja) | 1989-04-25 |
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