JPH0761884A - 分解性被覆肥料 - Google Patents

分解性被覆肥料

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JPH0761884A
JPH0761884A JP5226516A JP22651693A JPH0761884A JP H0761884 A JPH0761884 A JP H0761884A JP 5226516 A JP5226516 A JP 5226516A JP 22651693 A JP22651693 A JP 22651693A JP H0761884 A JPH0761884 A JP H0761884A
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JP
Japan
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ethylene
granular fertilizer
hydroxy
copolymer
powder
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Pending
Application number
JP5226516A
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English (en)
Inventor
Michiyuki Ashihara
通之 芦原
Toshio Fujita
利雄 藤田
Shigemitsu Yoshida
重光 吉田
Yoshitatsu Yamashita
吉達 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施用後の残留被膜が土壌中で速に分解する被
覆粒状肥料の提供。 【構成】 粒状肥料の表面がポリ−2−ハイドロキシ−
2−アルキル酢酸を有効成分とする分解性被膜で被覆さ
れてなる被覆粒状肥料。 【効果】 土壌中2年放置後の被覆の崩壊度は100
%、同じく比較例は1〜3%。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は分解性被膜で被覆された粒状肥料
と、その製造法に関する。更に詳しくは、ポリ−2−ハ
イドロオキシ−2−アルキル酢酸を必須の樹脂成分とす
る分解性被膜で被覆された該肥料と該製造法に関する。
本発明は土壌中に於て主として加水分解、または/及び
土壌微生物による分解を受けて、最終的には土壌中に残
留しない被膜を有する被覆粒状肥料を提供するものであ
る。本発明による被膜中には粒状肥料の溶出を調節する
ため、種々の助剤または薬剤が添加できる。
【0002】
【従来の技術】土壌中に施用された粒状肥料の肥効成分
の溶出を、作物の生育に伴う該成分の要求と合致させる
ため、または粒状肥料の流通過程における吸湿または固
結を防止するため種々の研究がなされてきた。粒状肥料
の表面を高分子重合体で被覆する方法もその一つであ
る。この被膜には熱硬化性、または熱可塑性の何れも使
用されている。しかしながら、この様な高分子重合体に
よる被膜にも後述のような種々の問題がある。
【0003】熱硬化性樹脂を用いる方法としては、例え
ばスチレン化アルキッド樹脂とフェノール樹脂(英国特
許594,555)脂肪油変性アルキッド樹脂、脂肪油
ジシクロペンタジエン共重合体、ジイソシアネート変性
脂肪油共重合体(特公昭40−28927)若しくはフ
ェノール樹脂等(特公昭44−28457)が示されて
いる。また、熱可塑性樹脂を用いる方法としては、例え
ばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、及びポリフ
ッ化アルカンまたはこれらの構成単位単量体の二以上か
らなる共重合体(英国特許第815,829)、酢酸ビ
ニル乳化重合液(特公昭37−15832)が示されて
いる。
【0004】高分子重合体、特に熱可塑性樹脂液、或は
その乳化重合液を被覆材として、用いたときの問題点と
して、特公昭42−13681には粒状物表面に液状ま
たは曳糸性樹脂を被覆させると、樹脂の曳糸性のためわ
ずか数%樹脂が被覆されるだけで粒子は粘着しあってブ
ロックを作ってしまい、個々の粒状物にならず均一に厚
く被覆することは困難であることが示されている。特開
昭50−99858、特開昭51−75674、特開昭
53−88265は本発明者らによって発明された粒状
肥料の被覆方法に関するものであるが、これら公報には
樹脂溶液の性質と乾燥条件の選択によって被覆工程でブ
ロッキングを起こすことなく、一工程で能率よく被覆で
きる方法が示されている。特開昭50−93858はポ
リオレフィンを主成分とする被覆材で粒状肥料を被覆す
るに際し、粒状肥料に被覆材料の溶液を噴霧し、被覆す
ると同時に高速熱風流により乾燥し、粒状肥料を被覆す
る方法が示されている。この技術の特徴は、極めて薄
い被膜で均一に被覆できる点と、界面活性剤を溶出調
整剤として被膜に分散させ溶出速度を調節できる点にあ
る。特開昭51−75874は、ポリ塩化ビニリデン系
の樹脂、及び酢酸ビニル部分が5重量%以下のエチレン
・酢酸ビニル共重合体がポリオレフィン樹脂と同時に極
めて薄い被膜として粒状肥料を均一に被覆できることを
開示している。特公昭60−37074では、ポリオレ
フィン系樹脂とエチレン酢酸ビニル共重合体及び界面活
性剤による該被膜が、安定性の高い溶出コントロールを
もたらすことが可能であることを開示している。特公昭
60−3040及び特開昭55−1872ではタルク等
の無機粉体を前記ポリオレフィン系樹脂等の被膜中に分
散させることにより、溶出コントロール機能を維持し、
併せて溶出後の残留カプセルの崩壊や分解が促進される
ことが開示されている。更に本発明者らは、エチレン・
一酸化炭素共重合体(特公平2−23516)、エチレ
ン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体(特公平2−23
515)等の光分解性の共重合体を主要な被覆材とし、
任意に溶出がコントロールできる技術を開発した。この
技術による被覆肥料は土壌中に光が届かない暗黒状態で
は分解が極めて遅く、表層に露出した機会に分解・崩壊
化が起るため、連用して行く場合常時数年または十数年
分の被膜が残留する可能性があった。これら光分解性を
有する被覆肥料の欠点を克服するために、本発明者らは
光の届かない土壌中でも分解が進行する生分解性樹脂で
ある脂肪族ポリエステル類に注目し、3−ハイドロオキ
シ−3−アルキルプロピオン酸による被覆技術を完成し
開示した(特公平2−23517)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら一連の
分解性樹脂を有効成分とする被覆肥料の研究を進め完成
されたもので、その目的溶出後の残留被膜が土壌中で主
として加水分解、または/及び土壌微生物によって分解
され、土壌中に被膜が残留しない被覆肥料を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(1)ま
たは(6)の主要構成と(2)〜(5)または(7)〜
(9)の実施態様的構成を有する。 (1)粒状肥料の表面がポリ−2−ハイドロオキシ−2
−アルキル酢酸を有効成分とする分解性被膜で、被覆さ
れてなる分解性被覆肥料。 (2)アルキル基が水素、メチル、若しくはエチル基で
ある前記第1項に記載の粒状肥料。 (3)分解性被膜がポリ−2−ハイドロオキシ−2−ア
ルキル酢酸のほかポリ塩化ビニリデン、ポリオレフィ
ン、ゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタアクリレート、エチレン・一酸化炭
素共重合体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体、若しくはエチレン・エチルアクリレート共重合体、
エチレンメタクリル酸共重合体の樹脂類、並びにパラフ
ィン、硬化油、固形脂肪酸、及び金属油、蜜蝋、木蝋、
石油樹脂若しくはロジンの低分子樹脂状物質からなる前
記第1項に記載の粒状肥料。 (4)分解性被膜に無機質または有機質であって難水溶
性または不溶性の粉末を含有せしめた前記第1項または
第3項に記載の粒状肥料。 (5)無機質粉末がタルク、クレイ、シリカ、ケイソウ
土、金属酸化物若しくはイオウの粉末であり、有機質粉
末が澱粉、若しくはクロチリデンジウレアの粉末である
前記第4項に記載の粒状肥料。 (6)ポリ−2−ハイドロオキシ−2−アルキル酢酸の
有機溶剤液を流動状態の粒状肥料に噴霧状で添加し、該
添加時、該粒状肥料に高速熱風流を吹き付けて添加され
た該有機溶剤液中の溶剤を除去乾燥せしめることを特徴
とする分解性被膜で被覆された粒状肥料の製造方法。 (7)有機溶剤溶液にポリ−2−ハイドロオキシ−2−
アルキル酢酸のほかポリ塩化ビニリデン、ポリオレフィ
ン、ゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタアクリレート、エチレン・一酸化炭
素共重合体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合
体、若しくはエチレン・エチルアクリレート共重合体、
エチレンメタクリル酸共重合体の樹脂類、並びにパラフ
ィン、硬化油、固形脂肪酸、及び金属油、蜜蝋、木蝋、
石油樹脂若しくはロジンの低分子樹脂状物質から選ばれ
た1種類若しくは2種類以上の物質を溶解せしめて使用
する前記第6項に記載の粒状肥料の製造法。 (8)有機溶剤溶液に無機質または有機質であって難水
溶性または不溶性の粉末を混合分散せしめて使用する前
記第6項または第7項に記載の粒状肥料の製造法。 (9)無機質粉末がタルク、クレイ、シリカ、ケイソウ
土、金属酸化物若しくはイオウの粉末であり、有機質粉
末が澱粉、若しくはクロチリデンジウレアの粉末である
前記第8項に記載の粒状肥料の製造法。
【0007】本発明の構成と効果につき以下に詳述す
る。本発明は分解性の脂肪族ポリエステルであるポリ−
2−ハイドロオキシ−2−アルキル酢酸(化学構造
I)、及びその共重合体(化学構造II)を被覆材料とし
て使用することを特徴とするが、好ましい材料としては
ポリ−2−ハイドロオキシ酢酸(化学構造III )、ポリ
−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢酸(化学構造I
V)、ポリ−2−ハイドロオキシ−2−エチル酢酸(化
学構造V)、2−ハイドロオキシ酢酸と2−ハイドロオ
キシ−2−メチル酢酸の共重合体(化学構造VI)であ
る。
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】本発明では化学構造[III ]から[VI]の
2−ハイドロオキシ−2−アルキル酢酸の単独または混
合物を必須の分解性樹脂とする。また、本発明に必須の
脂肪族ポリエステルであるポリ−2−ハイドロオキシ−
2−アルキル酢酸の単量体にはL体、D体、D,L体と
3種類の光学異性体が存在するが、これらの内どれであ
っても本発明の目的は達成され得る。これら本発明に必
須の脂肪族ポリエステルは、土壌中での崩壊性において
は極めて良好な被膜が得られるものの、溶出期間が比較
的短く、ホモポリマーで被覆した場合は被膜が硬く、脆
くなると云った機能、物性上の性質を有している。下記
に示す汎用性樹脂は、本発明に必須の該脂肪族ポリエス
テルの性質を補う目的、例えば物性の改良、溶出コント
ロール、増量材、及び膜分解調節等の目的で本発明効果
が損なわれない範囲で、均一混合または別の層の膜の形
で利用できる。
【0015】汎用性樹脂とは、ポリ塩化ビニリデン及び
その共重合体、ポリオレフィン系の樹脂、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・一酸化炭素共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体、エチレン・
エチルアクリレート共重合体、エチレン・メタクリル酸
共重合体、ゴム系樹脂、ポリスチレン、ポリメチルメタ
アクリレート等である。これらのうちポリ塩化ビニリデ
ン及びその共重合体、ポリオレフィン系の樹脂及びエチ
レン・一酸化炭素共重合体等の高分子材料は溶出を遅延
させる目的からは好ましい材料である。一方、溶出を促
進させる材料としてはエチレン・酢酸ビニル共重合体の
特に酢酸ビニル含量の多い(40重量%以上)ものや、ゴ
ム系樹脂の内天然ゴム、ポリイソプレン、スチレン・ブ
タジエンランダム共重合体等である。また、好ましいワ
ックス材料としてはパラフィン、固形油脂類、特に硬化
油、固形脂肪酸とその二価、三価の金属塩、蜜蝋、木
蝋、ロジン、及び石油樹脂等であり、これらは溶出を遅
延させる材料である。
【0016】また、これら汎用性樹脂の他、前述のポリ
−3−ハイドロオキシ−3−アルキルプロピオン酸や、
ポリカプロラクトン等の生分解性脂肪族ポリエステル等
は、種類によって分解速度に差異はあるが、任意に混合
しても本発明の効果が損なわれることが無いので、被膜
物性改良や増量材等の目的で使用することが出来る。
【0017】これら樹脂類の混合に際しては被膜物性、
及び残留被膜の土壌中における分解性の観点から混合資
材の種類とその割合が決められる。本発明必須のポリ−
2−ハイドロオキシ−2−アルキル酢酸の内、単一の単
量体より構成されるホモポリマーには先にも触れたよう
に脆い性質があり、得られた被覆肥料の取扱い及び輸送
に際して被膜に割れが生ずる恐れがあるので、柔軟性に
優れた共重合体、またはこれとホモポリマーを適宜混合
使用する方法及び、例えばL体とD,L体といった異な
る光学異性体による共重合体、またはこれとホモポリマ
ーを適宜混合使用する方法は被膜の物性向上において望
ましい方法である。また、分解性の面ではホモポリマー
よりも共重合体の方が分解速度が速い傾向があり、より
速い分解が要求される場合には共重合体を使用すること
は望ましい方法である。これらの分子量については、被
膜強度の観点から3万以上が好ましく、上限は被覆工程
の操作性から50万以下が望ましいが、特に好ましい範
囲は5万から30万である。
【0018】他の汎用性樹脂との混合に際しては、物性
の改善に加えて土壌中の生分解性を損なわない範囲で混
合割合が決められる。物性の改善については、硬くて脆
いホモポリマーには柔軟性に優れるポリオレフィン重合
体や共重合体等とブレンドすることにより、また、中間
または内外層に極薄い補強膜を形成することにより改善
できる。他の樹脂類についても同様な目的で使用し得る
ことは云うまでもない。更に、これらの樹脂類を混合す
ることにより、溶出速度の制御が出来る。一方、土壌中
における残留被膜の分解性に関しては、前述のポリ−3
−ハイドロオキシ−3−アルキルプロピオン酸やポリカ
プロラクトン等の他の生分解性樹脂の任意の混合により
分解性が損なわれることはないが、非分解性の樹脂で
は、通常50重量%以下、好ましくは30重量%以下の
範囲にとどめることが望ましい。50重量%を越える添
加では、例え易分解性のフィラー等の混合を行なっても
樹脂層の実質的な分解が進行しなくなる。
【0019】本発明では更に被膜物性や、溶出コントロ
ール機能が損なわれない範囲でフィラーや、界面活性剤
等の添加物が使用できる。本発明で使用されるフィラー
としての粉体は、難水溶性または不水溶性の粉体であ
り、無機質若しくは有機質の何れのものも使用し得る
が、その粒径は被膜厚みの半分以下、好ましくは1/2
以下のものが良い。これらのフィラーは被膜内に均一に
分散されるが、分散性不良のものはシリコン等による表
面処理や界面活性剤等で分散し易くする等の分散性改良
処理が必要である。これらの無機質粉体の好ましい材料
としては、タルク、炭酸カルシウム、クレイ、ケイソウ
土、シリカ及びその塩、金属酸化物、イオウ等が挙げら
れる。これら無機質粉体の内イオウは微生物分解を受け
る材料であり、被膜の複合材料の成分として土壌中での
分解を受け易くする等の利点がある。一方、有機質の粉
体はフィラーとしては無機のものに劣るが、微生物によ
って分解を受けるものが多く、複合材料としての土壌分
解はイオウより優れた点があり、例えば澱粉その他澱粉
質の材料や、土壌中で微生物分解によってNH4 を生成
するクロチリデンジウレア等の緩効性窒素肥料が好まし
い材料である。これら粉体をフィラーとして使用した場
合、該使用量が増えるといづれの粉体を使用した場合で
あっても被膜強度が低下する傾向がある。
【0020】本発明に使用し得る界面活性剤は陽イオン
性のもの、陰イオン性のもの、両性のもの、非イオン性
のもの何れも使用し得るが、界面活性剤の親水性疎水性
のバランスが重要である。親水性が強すぎる場合は被膜
内に均一に分散せずに凝集して被膜欠陥生成の原因にな
る。親油性の強いものは被膜への影響はないが、溶出促
進効果がやや劣る傾向がある。これら界面活性剤のHL
Bは15以下、好ましくは11から13の範囲にある。
【0021】本発明はあらゆる肥料成分を含む粒状物に
適用できる。例えば硫安、塩安、硝安、尿素、塩化加
里、硝酸加里、硝酸ソーダ、燐酸アンモニア、燐酸加
里、燐酸石灰等の水溶性肥料、及びキレート鉄、酸化
鉄、塩化鉄、ホウ酸、ホウ砂、硫酸マンガン、塩化マン
ガン、硫酸亜鉛、硫酸銅、モリブデン酸ナトリウム、モ
リブデン酸アンモニウム等の水溶性微量要素の単体また
は2種以上の成分を含む肥料に対しては特に有効であ
る。また、OMUP(クロチリデンジウレア)、IBD
U(イソブチリデンジウレア)やオキザマイド等の難水
溶性肥料に適用すると、これらの肥料の有効期間を延ば
すことが出来る。
【0022】本発明の被覆材は、有機溶剤に溶解または
分散して使用される。この時使用される溶剤は、高分子
材料やワックス類を溶解するもので、フィラーは撹拌に
よって分散させながら供給するのがよい。被覆材料と溶
剤の組合せによっては被覆中にブロック化し、被覆操作
継続が不可能な場合もあるが、この場合には本発明者ら
が開示した本発明実施方法として好ましい特公昭54−
3140に準じて溶剤との組合せを変更するか、被覆が
出来る他の樹脂、例えばポリオレフィンやポリ塩化ビニ
リデン樹脂を本発明の範囲の割合に混合して使用すれば
よい。以下実施例によって本発明を説明する。
【0023】
【実施例】
1.本発明肥料の製造例−I 図1は製造例−I及びIIにおいて用いた噴流カプセル化
装置を示す。1は噴流塔で塔径250mm、高さ200
0mm、窒素ガス噴出口径50mm、円錐各50度で肥
料投入口2、排ガス出口3を有する。噴流用窒素ガスは
ブロアー10から送られ、オリフィス流量計9、熱交換
器8を経て噴流塔に至るが、流量は流量計、温度は熱交
換器で管理され、排気は排ガス出口3から塔外に導き出
される。カプセル化処理に使用される粒状肥料は肥料投
入口2から所定の熱風を(N2 ガス)を通し乍ら投入し
噴流を形成させる。熱風温度はT1 、カプセル化中の粒
子温度はT2 、排気温度はTa の温度計により検出され
る。T2 が所定の温度になったら、カプセル化液を一流
体ノズル4を通して噴霧状で噴粒に向かって吹き付け
る。被覆液は液タンク11で撹拌しておき、粉体使用の
場合は粉体が被覆液中に均一に分散されているように撹
拌しておく。所定の被覆率に達したらブロアーを止め、
被覆された肥料を抜き出し口7より排出する。本製造例
では下記の基本条件を維持しつつサンプルの試作を行な
った。 一流体ノズル:開口0.8mmフルコン型 熱風量:4m3 /min 熱風温度:100±2℃ 肥料の種類:6〜7meshの粒状尿素 肥料投入量:10kg 供試溶剤:トルエン 被覆液濃度:固形分5.0重量% 被覆液供給量:0.3kg/min *被覆液はポンプ5より送られてノズルに至るが、80
℃以下に温度が低下しないように蒸気で過熱しておく。 被覆時間:73分 カプセル化率(対肥料):10%
【0024】2.本発明肥料の製造例−II 製造例−Iと同じ被覆装置を用い、本製造例では下記の
基本条件を維持しつつサンプルの試作を行なった。 一流体ノズル:開口0.8mmフルコン型 熱風量:4m3 /min 熱風温度:100±2℃ 肥料の種類:6〜7meshの粒状尿素 肥料投入量:10kg 供試溶剤:酢酸エチル 被覆液濃度:固形分5.0重量% 被覆液供給量:0.3kg/min *被覆液はポンプ5より送られてノズルに至るが、70
℃以下に温度が低下しないように蒸気で過熱しておく。 被覆時間:73分 被覆率(対肥料):10%
【0025】3.本発明肥料の製造例−III 図2は製造例III に於て用いた被覆粒状装置を示す。被
覆液調整は撹拌機付き溶解槽に溶剤(ヘキサフルオロイ
ソプロパノール)と被覆材を入れ、溶剤を加熱(それぞ
れの溶剤の常圧で沸点の5〜10℃以下を目安とす
る)、撹拌して溶解し、固形分1重量%の樹脂溶液とす
る。この溶液は溶解後も常時撹拌され、フィラーが入っ
た場合でも均一な分散状態を保持されている。肥料の被
覆は回転パン中に粒状肥料を入れて転動させ、該肥料粒
子に熱風と該被覆液を噴霧状で添加し、溶剤を蒸発させ
て所定の被覆率に至るまで被覆を形成させて被覆粒状肥
料を得る。回転パンとして直径30cmの糖衣機を使用
するが、この中に6〜7meshの粒状尿素を入れ30
rpmにて回転させ、径5cmの熱風噴出口より200
3 /HRの80℃(出口温度)の熱風を粒子転動面よ
り約20cmのところから吹き付ける。被覆液は溶解槽
にて溶解・分散した後撹拌を継続しながら約50℃に保
持し、被覆液をポンプで糖衣機に付設したスプレーノズ
ルに送り、スプレー用N2 ガスにて粉霧状で転動粒子に
2L/HRの供給速度で粒子温度が50〜55℃の範囲
で操作できる様に継続的に添加し、所定の被覆率に至る
まで被覆操作を行なった。
【0026】4.本発明肥料の溶出率測定例 製造例I、II及びIII で製造した本発明肥料をそれぞれ
10gを200ml水中に浸漬して25℃に静置する。
所定期間後肥料と水に分け、水中に溶出した尿素を定量
分析により求める。肥料には新水を200ml入れて再
び25℃に静置、所定期間後同様な分析を行なう。この
様な操作を反復して水中に溶出した尿素の溶出累計と日
数の関係をグラフ化して溶出速度曲線を作成し、80%
溶出率に至る日数を知ることが出来る。表1,2の溶出
項の24時間溶出とは、上記溶出測定に於て25℃、2
4時間経過後の水中溶出率であり、80%溶出日数とは
上記溶出率測定に於て溶出速度曲線を作成して求めた。
【0027】5.本発明肥料のカプセル崩壊度測定 本発明のサンプル5gを一粒ずつ先の鋭い針を用いてピ
ンホールを作り、30℃水中にて2週間静置して中の尿
素を溶出させて空カプセルを作る。溶出液から分離した
空カプセルを樹脂製ネットに入れ畑(北九州市若松区、
砂壌土)に埋設。2年間放置後カプセルの状態を観察
し、明かにカプセルの原型を止めているサンプルについ
て、カプセルの全量を回転羽付きV型混合機に入れて3
0分間撹拌混合する。その後10mesh篩を通し、通
過したカプセルの供試カプセルに対する百分率を求めて
崩壊度として表1,2に表示した。原型をとどめず痕跡
のみ、或は痕跡も認められないものについては上記操作
を行なわず崩壊度100%とした。
【0028】
【表1】
【0029】*1 低蜜度ポリエチレン MI=20
d=0.922 *2 エチレン・酢酸ビニル共重合体 MI=20 V
Ac=33重量% *3 平均粒径10μ *4 エチレン・一酸化炭素共重合体 MI=0.75
CO=0.95重量% *5 ポリ(L−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢
酸) Mw=150,000 *6 ポリ(2−ハイドロオキシ酢酸) Mw=13
0,000 *7 ポリ(D,L−2−ハイドロオキシ−2−メチル
酢酸) Mw=150,000 *8 ポリ(L−2−ハイドロオキシ−2−エチル酢
酸) Mw=150,000 *9 L−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢酸・D,
L−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢酸共重合体 L−2−ハイドロオキシ−2−メチル酢酸:D,L−2
−ハイドロオキシ−2−メチル酢酸=70:30 Mw
=130,000 *10 2−ハイドロオキシ酢酸・L−2−ハイドロオ
キシ−2−メチル酢酸共重合体 2−ハイドロオキシ酢酸:L−2−ハイドロオキシ−2
−メチル酢酸=30:70 Mw ̄100,000 *11 2−ハイドロオキシ酢酸・L−2−ハイドロオ
キシ−2−メチル酢酸共重合体 2−ハイドロオキシ酢酸:L−2−ハイドロオキシ−2
−メチル酢酸=50:50 Mw=100,000 *12 2−ハイドロオキシ酢酸・L−2−ハイドロオ
キシ−2−メチル酢酸共重合体 2−ハイドロオキシ酢酸:L−2−ハイドロオキシ−2
−メチル酢酸=70:30 Mw=90,000 *13 平均粒径10μ *14 平均粒径5μ *15 エチレン3%を含むコポリマー型アタクチック
ポリプロピレン Mw=60,000 *16 平均粒径10μ *17 平均粒径10μ
【0030】
【表2】
【0031】*18 塩化ビニリデン・塩化ビニル共重
合体 VC1=10重量% *19 平均粒径5μ *20 HO−CH2 −O−[CO−(CH25 −]
n−OH n=1000(平均値) *21 ポリ−3−ハイドロオキシ−3−メチルプロピ
オン酸 Mw=750,000 *22 m.p=69〜73℃ワックス
【図面の簡単な説明】
【図1】製造例I及びIIで用いた噴流カプセル化装置。
【図2】製造例III で用いた粒状肥料被覆装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状肥料の表面がポリ−2−ハイドロオ
    キシ−2−アルキル酢酸を有効成分とする分解性被膜
    で、被覆されてなる分解性被覆肥料。
  2. 【請求項2】 アルキル基が水素、メチル、若しくはエ
    チル基である請求項第1項に記載の粒状肥料。
  3. 【請求項3】 分解性被膜がポリ−2−ハイドロオキシ
    −2−アルキル酢酸のほかポリ塩化ビニリデン、ポリオ
    レフィン、ゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ
    スチレン、ポリメチルメタアクリレート、エチレン・一
    酸化炭素共重合体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素
    共重合体、若しくはエチレン・エチルアクリレート共重
    合体、エチレンメタクリル酸共重合体の樹脂類、並びに
    パラフィン、硬化油、固形脂肪酸、及び金属油、蜜蝋、
    木蝋、石油樹脂若しくはロジンの低分子樹脂状物質から
    なる請求項第1項に記載の粒状肥料。
  4. 【請求項4】 分解性被膜に無機質または有機質であっ
    て難水溶性または不溶性の粉末を含有せしめた請求項第
    1項または第3項に記載の粒状肥料。
  5. 【請求項5】 無機質粉末がタルク、クレイ、シリカ、
    ケイソウ土、金属酸化物若しくはイオウの粉末であり、
    有機質粉末が澱粉、若しくはクロチリデンジウレアの粉
    末である請求項第4項に記載の粒状肥料。
  6. 【請求項6】 ポリ−2−ハイドロオキシ−2−アルキ
    ル酢酸の有機溶剤液を流動状態の粒状肥料に噴霧状で添
    加し、該添加時、該粒状肥料に高速熱風流を吹き付けて
    添加された該有機溶剤液中の溶剤を除去乾燥せしめるこ
    とを特徴とする分解性被膜で被覆された粒状肥料の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 有機溶剤溶液にポリ−2−ハイドロオキ
    シ−2−アルキル酢酸のほかポリ塩化ビニリデン、ポリ
    オレフィン、ゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポ
    リスチレン、ポリメチルメタアクリレート、エチレン・
    一酸化炭素共重合体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭
    素共重合体、若しくはエチレン・エチルアクリレート共
    重合体、エチレンメタクリル酸共重合体の樹脂類、並び
    にパラフィン、硬化油、固形脂肪酸、及び金属油、蜜
    蝋、木蝋、石油樹脂若しくはロジンの低分子樹脂状物質
    から選ばれた1種類若しくは2種類以上の物質を溶解せ
    しめて使用する請求項第6項に記載の粒状肥料。
  8. 【請求項8】 有機溶剤溶液に無機質または有機質であ
    って難水溶性または不溶性の粉末を混合分散せしめて使
    用する請求項第6項または第7項に記載の粒状肥料。
  9. 【請求項9】 無機質粉末がタルク、クレイ、シリカ、
    ケイソウ土、金属酸化物若しくはイオウの粉末であり、
    有機質粉末が澱粉、若しくはクロチリデンジウレアの粉
    末である請求項第8項に記載の粒状肥料。
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