JPH0761901A - 草花の密封接着方法およびその方法で製造された草花密封接着製品 - Google Patents

草花の密封接着方法およびその方法で製造された草花密封接着製品

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JPH0761901A
JPH0761901A JP21009293A JP21009293A JPH0761901A JP H0761901 A JPH0761901 A JP H0761901A JP 21009293 A JP21009293 A JP 21009293A JP 21009293 A JP21009293 A JP 21009293A JP H0761901 A JPH0761901 A JP H0761901A
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JP
Japan
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mount
heat
flower
flowers
sealed
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JP21009293A
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Yoshiki Kishimoto
良樹 岸本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄くて弾力性があり、細部の仕上げが美し
く、草花を自然色に近い状態で長期間保存可能で、透明
性に優れ草花をあざやかに見せることができる草花の密
封接着方法およびその方法で製造された草花密封接着製
品を提供する。 【構成】 熱融着性フィルム6で草花3を密封接着する
方法であって、採取した草花を乾燥させながらプレスす
る第1工程と、プレスされた草花3を台紙4の表面に仮
接着する第2工程と、表面に草花3が仮接着された台紙
4の両面を、台紙4より大きく、かつ、略同一形状の2
枚の熱融着性フィルム6ではさむ第3工程と、温められ
たゴムローラで、2枚の熱融着性フィルム6をそれぞれ
台紙4の両面にヒートシールするとともに、2枚の熱融
着性フィルム6の端部同士をヒートシールして草花3を
密封接着する第4工程とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、草花の密封接着方法お
よびその方法で製造された草花密封接着製品に関する。
さらに詳しくは、草花の色を自然に近い状態で長期間保
存する場合に使用される草花の密封接着方法およびその
方法で製造された草花密封接着製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の草花の密封方法としては、たとえ
ば、ヒート式、ガラス直接法、パック式等が知られてい
る。ここに、ヒート式は、図6に示すように、布101 の
上に草花103 を並べ、その上に布フィルム102 を置き、
高温に調節したアイロンをすばやくかけて草花を密封す
る方法である。また、ガラス直接法は、図7に示すよう
に、額縁のガラス側から押板側へ向かって、ガラス111
、草花112 、台紙113 、乾燥剤114 、乾燥剤の固定材1
15 、押板116 がその順に配置される草花の密封方法で
ある。さらに、パック式は、図8に示すように、表側か
ら裏側へ向かって、透明アクリル121 、草花122 、ウレ
タン123 、台紙124 、乾燥剤125 がその順に配置され、
周囲をフィルム126 で包み、フィルム126 の外周縁をヒ
ートシールする草花の密封方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ヒート式により草花を密封する方法では、つぎのような
問題があった。 高温に調節したアイロンをすばやくかけなければな
らないので、草花103 の一つ一つを細部にわたって美し
く仕上げるにはかなりの熟練を要する。 アイロンによる仕上げのため大量生産には不適当で
ある。 草花が完全に密封接着された状態ではなく、また、
フィルム102 自体が薄いため、草花の色を自然に近い状
態で長期間保存することはできない。 葉書、カード等の比較的小さなものに押花を形成す
る場合には適するが、額縁用の押花のように大きな押花
を形成する場合には適さない。
【0004】また、ガラス直接法により草花を密封する
方法では、つぎのような問題があった。 額縁の裏側内部に草花112 の水分を吸収するための
乾燥剤114 が配置されているため、額縁の厚さが厚くな
り、また、額縁全体の重量も大きくなるので、取り扱い
にくい場合がある。 額縁内部で乾燥剤114 が動かないように固定するた
めには、ウレタン等の固定材115 を入れなければなら
ず、また、乾燥剤114 を定期的に交換しなければならな
いので、手間がかかり面倒である。 ガラス越しの草花112 は直射日光の影響を大きく受
けるとともに、額縁自体は完全密封されていないので、
上述したヒート式よりも草花の色を自然に近い状態で長
期間保存することは困難である。
【0005】さらに、パック式により草花を密封する方
法では、つぎのような問題があった。 草花122 の水分を吸収するための乾燥剤125 、草花
122 の凹凸を平滑にするためのウレタン123 等が配置さ
れているため、全体の厚さが大きくなるので、うちわ等
のように動かして使用するものには利用しにくい。 周囲をフィルム126 で包み、フィルム126 の外周縁
をヒートシールするため、上述したヒートシール式やガ
ラス直接法よりも草花の色を自然に近い状態で長期間保
存することが可能であるが、手間がかかりすぎる。ま
た、透明のアクリル121 等を必要とするので材料費が高
くなる。 ウレタン123 は、草花を固定する役目を果たしてい
るが完全には固定することができないため、草花が移動
し模様が変化するおそれがある。 本発明は、かかる事情に鑑み、薄くて弾力性があり、細
部の仕上げが美しく、草花を自然色に近い状態で長期間
保存可能で、透明性に優れ草花をあざやかに見せること
ができる草花の密封接着方法およびその方法で製造され
た草花密封接着製品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の草花の密封接着
方法は、草花を台紙に張りつけて熱融着性フィルムで草
花を密封接着する方法であって、採取した草花を乾燥さ
せながらプレスされた第1工程と、プレスした草花を台
紙の表面に仮接着する第2工程と、表面に草花が仮接着
された台紙の両面を、該台紙より大きく、かつ、略同一
形状の2枚の熱融着性フィルムではさむ第3工程と、温
められたゴムローラで、2枚の熱融着性フィルムをそれ
ぞれ台紙の両面にヒートシールするとともに、2枚の熱
融着性フィルムの端部同士をヒートシールして草花を密
封接着する第4工程とからなることを特徴とする。ま
た、本発明の草花密封接着製品は、表面を形成する第1
層、熱で溶ける裏面を形成する第3層および第1層と第
3層をつなぐ第2層から形成される3層構造の熱融着性
フィルムによりヒートシールされたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の草花の密封接着方法によれば、採取し
た草花を乾燥しながらプレスし、台紙の表面に仮接着し
た後、熱融着性フィルムでヒートシールして草花を密封
接着することができる。また、本発明の草花密封接着製
品では、熱で溶ける第3層を備えた3層構造の熱融着性
フィルムが使用されており、第3層は温められたゴムロ
ーラで溶かされるため、第3層の成分が草花や台紙内に
浸透するので、草花は台紙と熱融着性フィルムとの間に
隙間なく完全密封接着される。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の草花密封接着方法で製造さ
れた草花密封接着製品をうちわの本体に使用した実施例
を図面に基づき説明する。図1には、うちわAの本体1
の表面に草花を密封接着した場合の平面図が示されてい
る。うちわAの形状等は市販のものととくに変わるとこ
ろはなく、うちわ本体1に柄2が取り付けられたもので
ある。
【0009】うちわ本体1は、図2に示すように、草花
3、台紙4、接着剤5および熱融着性フィルム6から構
成されている。草花3は、後述するように、電気押花装
置によって乾燥され、プレスされたものを使用した。台
紙4は、乾燥しており、耐熱性を有するものであれば、
とくに制限なく、たとえば、ちり紙、和紙、厚紙、布等
どのようなものでも使用できるが、本実施例では、うち
わ本体1に草花3を密封接着する観点から約 0.3mmの厚
紙を使用した。
【0010】接着剤5は、草花3を台紙4に仮接着する
ためのものであるが、水分のできるだけ少ない接着剤で
あることが好ましい。すなわち、後述するように、接着
剤5の上を温められたゴムローラが通過するため、ゴム
ローラ通過の際に接着剤5から水蒸気が発生すると、水
蒸気によりフィルムと台紙またはフィルム同士が完全に
接着されないため仕上りが悪くなるとともに、水分によ
り草花が腐食するからである。かかる観点から、本実施
例では木工用ボンドを使用した。
【0011】熱融着性フィルム6は、図3に示すよう
に、光沢を有する表面を形成する第1層61、110 〜120
℃の熱で溶ける半透明の裏面を形成する第3層63および
第1層61と第3層63をつなぐ第2層62から形成された3
層構造となっているのが一般的であるが、第2層と第3
層が一体となった2層構造のものも市販されている。な
お、本実施例では、第1層61にポリエステル、第2層62
に特殊ポリエチレン、第3層63にポリエチレンとサーリ
ン樹脂の化合物がそれぞれ使用された3層構造で、厚さ
100 ミクロンの熱融着性フィルムを使用した。
【0012】つぎに、うちわ本体1内に草花3を密封接
着するには下記の手順による。 まず、採取してきた草花を電気押花装置に通し、草
花を乾燥させながらプレスする。電気押花装置20は、図
4に示すように、上側から下側へ向かって、フラワーシ
ート21、ウレタン22、2枚の小花用紙23,24、フラワー
シート25がその順に配置されており、上下のフラワーシ
ート21,25の外側には熱線ヒータ(図示省略)が取り付
けられている。したがって、2枚の小花用紙23,24の間
に採取した草花3をはさむと、草花3は乾燥されながら
プレスされることになる。 つぎに、図2に示すように、乾燥されプレスされた
草花3の裏面の一部に接着剤5を塗布し、台紙4に草花
3を仮接着する。 つぎに、台紙4の両面を、台紙4と相似で、かつ台
紙4よりやや大なる熱融着性フィルム6で包囲する。 最後に、台紙4の両面を包囲している熱融着性フィ
ルム6に温められたゴムローラを通過させて熱融着性フ
ィルム6を台紙4の両面にそれぞれヒートシールすると
ともに、熱融着性フィルム6の縁部同士をヒートシール
して草花3を密封接着する。すなわち、熱融着性フィル
ム6の第3層63がゴムローラの移動により順次溶けて、
第3層63の樹脂が草花3および台紙4内に浸透するの
で、草花3が台紙4と熱融着性フィルム6の間に完全密
封接着されることとなる。
【0013】なお、熱融着性フィルム6をヒートシール
することができれば、とくに制限なくどのようなヒート
シール装置でも使用することができるが、大量生産等の
観点から本実施例では、(株)明光商会製のMSパウチ
H-320Zを使用した。また、本実施例では、熱融着性フ
ィルム6を台紙4の両面にそれぞれヒートシールした
が、台紙4の片面にのみヒートシールすることもでき
る。しかし、台紙4の片面にのみヒートシールした場合
は台紙4のヒートシールされていない表面から空気や水
分等が出入りするため、草花の退色が進行し保色性に欠
けるので、短期間の使用に限られる。したがって、草花
の色の長期間保存、用途の拡大等の観点からは本実施例
のように台紙4の両面にそれぞれヒートシールすること
が好ましい。また、台紙4の周囲のフィルム同士の接着
部分をカットすることもでき、さらに、台紙4の一部の
みにフィルムを接着することもできるが、密封が十分で
ないため、草花の長期間保存等の観点からは、本実施例
のように台紙4よりやや大きいフィルムで台紙の両面に
それぞれヒートシールすることが好ましい。
【0014】以上の手順により、草花3は完全密封接着
されるため、草花3の色を自然に近い状態で長期間保存
することができるとともに、草花密封接着製品はすぐれ
た防水効果を発揮することができる。また、乾燥剤を必
要としないため、非常に薄く、かつ弾力性に富む草花密
封接着製品をつくることができるので、うちわ本体1の
ように動かして使用するものに利用することもできる。
また、熱融着性フィルム6の第3層63の樹脂が草花3や
台紙4内に溶け込んでしまうため、透明性に優れ草花3
をあざやかに見せることができる。なお、本実施例で
は、うちわ本体1に草花密封接着製品を使用した場合に
ついて説明したが、草花密封接着製品は、うちわ本体1
以外にも額縁、写真立て、カード、葉書、コースター、
テーブルクロス、マガジンラックの飾り、カレンターの
飾り等に利用することができ、また、台紙4を薄くする
ことによって照明スタンドの傘として利用することもで
きるため、広範囲の用途を有する。
【0015】つぎに、本発明の別の実施例にかかわる草
花密封接着製品について説明する。上記実施例では、無
地の台紙4を使用したが、模様付台紙を使用することも
できる。たとえば、図5に示すように、台紙4に娘のシ
ルエット10を描いておいて、髪や帽子等の飾りに草花3
を利用することができる。なお、本実施例ではシルエッ
トが描かれた台紙に草花を組み込んだが、シルエット以
外に風景、模様等が描かれた模様付台紙に草花を組み込
むこともできるので、バラエティーに富んだ草花密封接
着製品をつくることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の草花密封接着方法は、乾燥させ
ながらプレスした草花を台紙にヒートシールして密封接
着するため、草花の色を自然に近い状態で保存すること
ができるとともに、薄い草花密封接着製品を造ることが
できる。また、本発明の草花密封接着製品は、3層構造
の熱融着性フィルムで完全密封・完全接着されるため、
草花の色を長期間保存することができるとともに、すぐ
れた防水効果を発揮することができる。また、第3層の
成分は草花や台紙内に溶け込んでしまうため、透明性に
優れ草花をあざやかに見せることができる。さらに、模
様付台紙の使用によりバラエティーに富んだ草花密封接
着製品をつくることができるので、多用途、多趣味等に
応じた草花密封接着製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわるうちわの平面図で
ある。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】熱融着性フィルムの詳細断面図である。
【図4】採取した草花の乾燥、プレスに使用する電気押
花装置の原理説明図である。
【図5】本発明の別の実施例にかかわるうちわ本体の平
面図である。
【図6】従来のヒートシール式による草花密封製品の断
面図である。
【図7】従来のガラス直接法による草花密封製品の断面
図である。
【図8】従来のパック式による草花密封製品の断面図で
ある。
【符号の説明】
3 草花 4 台紙 6 熱融着性フィルム 61 第1層 62 第2層 63 第3層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】草花を台紙に張りつけて熱融着性フィルム
    で草花を密封接着する方法であって、採取した草花を乾
    燥させながらプレスする第1工程と、プレスされた草花
    を台紙の表面に仮接着する第2工程と、表面に草花が仮
    接着された台紙の両面を、該台紙より大きく、かつ、略
    同一形状の2枚の熱融着性フィルムではさむ第3工程
    と、温められたゴムローラで、2枚の熱融着性フィルム
    をそれぞれ台紙の両面にヒートシールするとともに、2
    枚の熱融着性フィルムの端部同士をヒートシールして草
    花を密封接着する第4工程とからなることを特徴とする
    草花の密封接着方法。
  2. 【請求項2】表面を形成する第1層、熱で溶ける裏面を
    形成する第3層および第1層と第3層をつなぐ第2層か
    ら形成される3層構造の熱融着性フィルムによりヒート
    シールされたことを特徴とする請求項1記載の草花の密
    封接着方法により製造される草花密封接着製品。
JP21009293A 1993-08-25 1993-08-25 草花の密封接着方法およびその方法で製造された草花密封接着製品 Pending JPH0761901A (ja)

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Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2388340A (en) * 2003-03-18 2003-11-12 Lynda-Christina West Decorative plastic laminate
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JP2019181793A (ja) * 2018-04-09 2019-10-24 タキロンシーアイ株式会社 梱包用フィルム及び梱包用部材
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CN114206630A (zh) * 2019-07-30 2022-03-18 A·塔迪奥 用于服装、物品和家具部件装饰目的的脱水、密封和防水的植物组件及其实施/制造方法

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