JPH09234830A - ラミネ−ト物およびその製造方法 - Google Patents

ラミネ−ト物およびその製造方法

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JPH09234830A
JPH09234830A JP8065469A JP6546996A JPH09234830A JP H09234830 A JPH09234830 A JP H09234830A JP 8065469 A JP8065469 A JP 8065469A JP 6546996 A JP6546996 A JP 6546996A JP H09234830 A JPH09234830 A JP H09234830A
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shaped magnet
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達也 井川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、ホワイトボ−ドやスチ−ル家
具側面等の磁性体表面に、粘着テ−プやカラ−マグネッ
ト等を使わなくても直接固定できるラミネ−ト物、およ
びその製造方法である。 【解決手段】本発明は、積層した下地層とシ−ト状磁石
層の一辺に、カバ−フィルムの一辺を固着して他辺を開
閉自在とし、その間にシ−ト状表示物を熱溶融性接着剤
で接着固定させるが、カバ−フィルムと下地層をガラス
転移温度が75℃以上である合成樹脂とし、接着剤層を
ガラス転移温度が20℃未満で接着性を示すものとした
構成、または、下地層を設けずにシ−ト状磁石層を熱溶
着によりシ−ト状表示物に直に固着させ、周辺部を接着
剤により固着させる構成により、前記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシ−ト状表示物をラ
ミネ−トフィルムでラミネ−トしたラミネ−ト物および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報掲示紙、写真、イラスト、押
し花を貼付けた台紙等のシ−ト状表示物を汚れや損傷か
ら守るために、内側に接着剤層を有する2枚のラミネ−
トフィルムでシ−ト状表示物を挟持して圧着または加熱
圧着してラミネ−ト物を得ることはよく知られていた。
このラミネ−ト物は定期券や名刺等はそのまま携帯して
使用できるが、例えば写真、イラスト、情報掲示紙、押
し花台紙等のラミネ−ト物をホワイトボ−ドやスチ−ル
家具等の側面に固定するには粘着テ−プやカラ−マグネ
ット等が必要であった。
【0003】しかし、シ−ト状表示物を挟持したラミネ
−ト物は情報掲示用の紙等とは違って一定の厚みと重さ
があるため、粘着テ−プやカラ−マグネット等では湿気
や振動等で落下したりずれたりすることが多々あった。
そのため、粘着力のかなり強いテ−プや磁力の強いカラ
−マグネットを使わざるを得ず不経済であるとともに表
示物の美観を損なう等の欠点があった。
【0004】
【発明の課題】本発明は前記欠点を解決するものであっ
て、すなわち、ホワイトボ−ドやスチ−ル家具側面等の
磁性体表面に、粘着テ−プやカラ−マグネット等を使わ
なくても直接固定できるラミネ−ト物、およびその製造
方法を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はラミネ−ト物
を、透明又は半透明のカバ−フィルムと、前記カバ−フ
ィルムの一面に塗布した熱溶融性の接着剤層と、熱可塑
性で可撓性を有するシ−ト状磁石層と、シ−ト状磁石層
のカバ−フィルム側の一面に積層した下地層と、下地層
の一面に塗布した熱溶融性の接着剤層と、2つの接着剤
層間にカバ−フィルムおよびシ−ト状磁石層の周縁より
内方に位置して挿入してあるシ−ト状表示物からなり、
前記カバ−フィルムと前記下地層はガラス転移温度が7
5℃以上である合成樹脂から形成するとともに、両接着
剤層はガラス転移温度が20℃未満で接着性を示すもの
を使用して、シ−ト状表示物を対向する両接着剤層で固
着した構成にして前記課題を解決した。
【0006】また、本発明はラミネ−ト物を、透明又は
半透明のカバ−フィルムと、カバ−フィルムの一面に塗
布された熱溶融性の接着剤層と、熱可塑性で可撓性を有
するシ−ト状磁石層と、接着剤層とシ−ト状磁石層間で
カバ−フィルム、接着剤層、およびシ−ト状磁石層の周
縁より内方に位置して挿入してあるシ−ト状表示物から
なり、シ−ト状磁石層が熱溶着によってシ−ト状表示物
と固着しているとともに、カバ−フィルムとシ−ト状磁
石層のシ−ト状表示物の外側に位置する部分が接着剤層
により固着した構成として前記課題を解決した。
【0007】さらに、本発明はラミネ−ト物の製造方法
を、裏側全面に熱溶融性の接着剤層を塗布した透明又は
半透明のカバ−フィルムの1辺を可撓性を有するシ−ト
状磁石層の1辺に接続させ、カバ−フィルムとシ−ト状
磁石層間にカバ−フィルムおよびシ−ト状磁石層より小
さいシ−ト状表示物を周辺部を残してカバ−フィルム側
を表示側として挟入し、そのシ−ト状表示物を挟入した
カバ−フィルムとシ−ト状磁石層を少なくとも1対のロ
−ラ間を通して加熱および加圧することによって、シ−
ト状磁石層部分を熱溶着によりシ−ト状表示物の裏面に
固着させるとともに、シ−ト状表示物の外側に位置する
カバ−フィルムとシ−ト状磁石層を接着剤層により固着
させ、かつ、ロ−ラの押圧でカバ−フィルム、シ−ト状
表示物、およびカバ−フィルム間の空気を排出して各層
を密着させた状態でラミネ−トしてなるものとして、前
記課題を解決した。
【0008】
【実施の態様】本発明で用いられるシ−ト状磁石層は、
プラスチックやゴム等の可撓性物質に磁性粉体を分散し
たものは全て使用できるが、熱可塑性樹脂中にバリウム
フェライトあるいはストロンチウムフェライト等の強磁
性粉体を分散し、シ−ト状に形成したものがより好適に
使用できる。カバ−フィルムはガラス転移温度が75℃
以上である例えばポリエステル樹脂などの透明又は半透
明のフィルムが使用でき、75℃未満のものだと熱接着
時に変形等のおそれがでる。
【0009】下地層はシ−ト状磁石層の一面に積層する
が、カバ−フィルムと同じガラス転移温度や融点をもつ
樹脂、例えば同じポリエステル樹脂などで白色又は有彩
色の不透明のもので黒色のシ−ト状磁石層を遮蔽できる
ものが使用できる。
【0010】カバ−フィルムの裏面および下地層の一面
全面には、ガラス転移温度が20℃未満で熱接着時に軟
化して接着性をもつ、例えばポリエステル樹脂やエチレ
ン−酢酸ビニル樹脂を主成分としたもの等の熱溶融性接
着剤を塗布して積層状とし、それでシ−ト状磁石層、下
地層およびカバ−フィルム全体にラミネ−タ内に配設さ
れたヒ−タの熱を均一に与える。ガラス転移温度が20
℃以上のものを使用すると一般的なラミネ−タでは十分
な接着ができないことかある。
【0011】カバ−フィルムはその1辺をカバ−フィル
ムとほぼ同一外形のシ−ト状磁石層および下地層の1辺
に熱溶着等で固着して図2に示すような片側開閉自在の
ラミネ−ト用シ−トとして用意しておく。ここでシ−ト
状磁石層はその厚みを用途により数種類異なるものを揃
えておくと便利である。
【0012】所望のシ−ト状表示物、例えば写真等をラ
ミネ−トしたい場合は、それを掲示する場所に合った厚
さのラミネ−ト用シ−トを選び、図3のように前記シ−
ト状表示物をカバ−フィルムとシ−ト磁石層、下地層の
間に挿入した後、それを図4のように2枚を固着した側
を先にして(開閉自在の側を後にして)ラミネ−タに挿
入し、ヒ−タを有する1対のロ−ラ間を通過させる。
【0013】ラミネ−ト用シ−トはロ−ラで熱を加えら
れながら押圧されるので、カバ−フィルムおよび下地層
の接着剤が溶融してシ−ト状表示物に粘着した後、ラミ
ネ−タ内の別の送りロ−ラにより先に送られる間に冷却
されて、シ−ト状表示物はカバ−フィルムとシ−ト状磁
石層、下地層の間に固着されて図1のようになる。その
際、カバ−フィルムと下地層はガラス転移温度又は融点
が前述の通りなので熱接着時に変形することがない。ま
た、ラミネ−ト用シ−トは片側開閉自在の固着側から順
次ロ−ラにより押圧されつつ加熱されていくので、カバ
−フィルム、シ−ト状表示物、およびシ−ト状磁石層、
下地層間の空気を順次開閉自在側に排出しながら接着さ
れて中に気泡のない完全密着のラミネ−ト物が得られ
る。
【0014】本発明では、図2に示すようにシ−ト状磁
石層に下地層を設けず、かつ接着剤層をカバ−フィルム
層側のみに設けたものも適用でき、これはシ−ト状表示
物の回り(下地)が黒色となってもよい使用法のとき適
用できるものである。この場合のラミネ−トは、ロ−ラ
の熱がカバ−フィルムの裏面の接着剤およびシ−ト状磁
石層の表面を溶融し、シ−ト状表示物の裏面とシ−ト状
磁石層の表面を互いに接着させるとともに、シ−ト状表
示物の外側部分のカバ−フィルムとシ−ト状磁石層を接
着剤で互いに接着させる。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。バリウムフ
ェライト磁性体粉88重量部と塩素化ポリエチレン樹脂
12重量部をニ−ダ−で混合し、それをロ−ル圧延によ
り厚さ0.17mmとし、それを長方形に裁断して可撓性
のシ−ト状磁石層1を得た。このシ−ト状磁石層1の上
面に、白色のポリエステル樹脂(ガラス転移温度81
℃、融点264℃)からなる下地層2を積層し、その下
地層2の上面にポリエステル樹脂よりなる熱溶融性接着
剤(東洋紡株式会社製、バイロンGM900、ガラス転
移温度−20℃)を塗布して接着剤層3としてある。こ
の接着剤層3は熱接着時に軟化して接着性を持つもので
ある。
【0016】シ−ト状磁石層1および下地層2の1辺に
は、透明である以外は下地層2と同一のポリエステル樹
脂よりなるカバ−フィルム4の1辺を熱溶着により固着
して、図3のように他の1辺が開閉自在であるラミネ−
タ用シ−ト5を得た。このカバ−フィルム4の裏面(シ
−ト状磁石層1に対向する面)には、その全面に下地層
2に塗布した接着剤と同じポリエステル樹脂よりなる熱
溶融性接着剤を塗布して接着剤層6としてある。
【0017】このラミネ−ト用シ−ト5の一辺を開いて
中にラミネ−ト用シ−ト5より縦横が小さいシ−ト状表
示物である掲示紙7を周辺部を残して挿入し、再び閉じ
て掲示紙7を挟持したラミネ−ト用シ−ト5をラミネ−
タ8(株式会社パイロット製ラミネ−タA3)に挿入し
た。ラミネ−タ8はその概略図を図4に示すが、シ−ト
状表示物7を挟持したラミネ−ト用シ−ト5を開閉する
側の一辺を後方にして入り口より挿入し、ヒ−タ9,9
を内蔵した1対のロ−ラ10,10間に通して加熱、加
圧した後、別の送りロ−ラ11,11により出口に送
る。ラミネ−ト物5はその間に冷却されてカバ−フィル
ム4とシ−ト状磁石層1、下地層2の間に掲示紙7を固
着する。
【0018】こうして図1のようなラミネ−ト物12が
得られた。このラミネ−ト物12は、シ−ト状磁石層
1、下地層2とカバ−フィルム2の間に接着剤層6,7
で掲示紙7が強固に固着されており、かつ、各層間には
気泡がなく完全な密着状態となっており、カバ−フィル
ム4や下地層2も変形しておらず、良好なラミネ−ト物
12であった。
【0019】このラミネ−ト物12をスチ−ル家具(図
示せず)の側面に当てると、シ−ト状磁石層1が吸着し
固定した。また、スチ−ル家具の側面を濡らして吸着さ
せたり、吸着後多少の振動を与えてもラミネ−ト物12
の吸着力が衰えてずれたり落下することはなかった。こ
れはホワイトボ−ド面に固定したときも同様の作用をな
した。なお、ラミネ−ト物12が重くなったりしたとき
はシ−ト状磁石層1の厚さが厚く磁力が強いものを使用
すると確実に固定できた。
【0020】なお、前記実施例でカバ−フィルム4と下
地層4にポリ塩化ビニル(ガラス転移温度70℃、融点
160℃)を用いて作成してみたが、カバ−フィルムに
変形やしわが発生する場合があり使用に耐えなかった。
【0021】図2の実施例はシ−ト状磁石層1に下地層
2を設けずに、その一辺に直にカバ−フィルム4を固着
して開閉自在としたものであり、接着剤層6はカバ−フ
ィルム4側にのみ設けたものである。この場合のラミネ
−トは、ロ−ラ11,11の熱でカバ−フィルム4の裏
面の接着剤6およびシ−ト状磁石層1の表面を溶融し
て、シ−ト状表示物7の裏面とシ−ト状磁石層1の表面
を互いに粘着させるとともに、シ−ト状表示物7の外側
部分を接着剤6でカバ−フィルム4とシ−ト状磁石層1
を互いに粘着してラミネ−ト物12’を形成する。この
ラミネ−ト物12’はシ−ト状表示物7の回り(下地)
が黒色となってもよい使用方法のとき適用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明で得られるラミネ−ト物は、ホワ
イトボ−ドやスチ−ル家具の側面等の磁性体表面に、粘
着テ−プやカラ−マグネット等を使わなくてもラミネ−
ト物を直接固定でき、かつ、固定面が濡れていたり、多
少の振動があってもずれや落下することのないものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で得られたラミネ−ト物を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例のラミネ−ト物を示す断面
図である。
【図3】本発明のラミネ−ト用シ−トにシ−ト状表示物
を挿入させた状態を示す断面図である。
【図4】本発明のラミネ−ト物の製造を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 シ−ト状磁石層 2 下地層 3,6 接着剤層 4 カバ−フィルム 5 ラミネ−ト用シ−ト 7 シ−ト状表示物 8 ラミネ−タ 9 ヒ−タ 10 ロ−ル 12,12’ ラミネ−ト物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明又は半透明のカバ−フィルムと、前記
    カバ−フィルムの一面に塗布した熱溶融性の接着剤層
    と、熱可塑性で可撓性を有するシ−ト状磁石層と、シ−
    ト状磁石層のカバ−フィルム側の一面に積層した下地層
    と、下地層の一面に塗布した熱溶融性の接着剤層と、2
    つの接着剤層間にカバ−フィルムおよびシ−ト状磁石層
    の周縁より内方に位置して挿入してあるシ−ト状表示物
    からなり、前記カバ−フィルムと前記下地層はガラス転
    移温度が75℃以上である合成樹脂から形成するととも
    に、両接着剤層はガラス転移温度が20℃未満で接着性
    を示すものを使用して、シ−ト状表示物を対向する両接
    着剤層で固着してあることを特徴とする、ラミネ−ト
    物。
  2. 【請求項2】透明又は半透明のカバ−フィルムと、カバ
    −フィルムの一面に塗布された熱溶融性の接着剤層と、
    熱可塑性で可撓性を有するシ−ト状磁石層と、接着剤層
    とシ−ト状磁石層間でカバ−フィルム、およびシ−ト状
    磁石層の周縁より内方に位置して挿入してあるシ−ト状
    表示物からなり、シ−ト状磁石層が熱溶着によってシ−
    ト状表示物と固着しているとともに、カバ−フィルムと
    シ−ト状磁石層のシ−ト状表示物の外側に位置する部分
    が接着剤層により固着してあることを特徴とする、ラミ
    ネ−ト物。
  3. 【請求項3】裏側全面に熱溶融性の接着剤層を塗布した
    透明又は半透明のカバ−フィルムの1辺を可撓性を有す
    るシ−ト状磁石層の1辺に接続させ、カバ−フィルムと
    シ−ト状磁石層間にカバ−フィルムおよびシ−ト状磁石
    層より小さいシ−ト状表示物を周辺部を残してカバ−フ
    ィルム側を表示側として挟入し、そのシ−ト状表示物を
    挟入したカバ−フィルムとシ−ト状磁石層を少なくとも
    1対のロ−ラ間を通して加熱および加圧することによっ
    て、シ−ト状磁石層部分を熱溶着によりシ−ト状表示物
    の裏面に固着させるとともに、シ−ト状表示物の外側に
    位置するカバ−フィルムとシ−ト状磁石層を接着剤層に
    より固着させ、かつ、ロ−ラの押圧でカバ−フィルム、
    シ−ト状表示物、およびシ−ト状磁石層間の空気を排出
    して各層を密着させた状態でラミネ−トしてなる、ラミ
    ネ−ト物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106005A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Dainippon Printing Co Ltd ラミネートフィルムとその使用方法
JP2015054470A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 大日本印刷株式会社 非吸着性シーラントフィルム
JP2016210177A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 三菱レイヨン株式会社 ラミネートシート

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