JPH076238B2 - 外壁構造 - Google Patents

外壁構造

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JPH076238B2
JPH076238B2 JP8332787A JP8332787A JPH076238B2 JP H076238 B2 JPH076238 B2 JP H076238B2 JP 8332787 A JP8332787 A JP 8332787A JP 8332787 A JP8332787 A JP 8332787A JP H076238 B2 JPH076238 B2 JP H076238B2
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光彦 荻野
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物外壁構造に関するものである。さ
らに詳しくは、主柱、間柱等からなる壁下地と壁体間に
通気路を形成すると共に、土台部分において外気と通じ
るように通気孔を形成したあて木を配設し、壁体の内部
結露の除去、腐食抑制による寿命の延命、美観の向上を
安価に、しかも短時間に施工しうるように構成した外壁
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の一般の木造住宅の外壁構造においては、第6図
(a)に示すように土台1、桁2及び柱(間柱)等から
構成される壁下地3の土台1にあて木4を水平に配設
し、あて木4を被覆するように断面が変形Z字状である
水切り5を固定した後、壁下地3に直接サイディング等
の壁材6を配設したものがある。なお、7は基礎、8は
軒天板、9は野地板、10は鼻かくし板である。また壁下
地3の土台1、桁2、および各柱(間柱)で形成された
壁体内部空間にはグラスウール等からなる断熱材11が
(一部省略)充填されている。この外壁構造によれば、
壁下地3と壁材6とが密着しているため、室内から浸透
した湿気が排出されず壁体内部に貯留し、外気温の低下
や上昇によって結露が発生し、グラスウール等の断熱材
11が「ヌレ雑巾」化し、断熱性の低下を招くと共に、壁
体の耐久性の劣化を招く欠点があった。このため第6図
(b)に示すように壁下地3上に、例えば縦胴縁を配設
して、壁下地3と壁材6間に空隙12を形成し、この空隙
12を通気路として活用する構造が徐々に施工されてきて
いる。しかしながら、通常基礎7は土台1より外側方に
突出しているため、空隙12の下部の開口が不十分であ
り、通気路としての機能を十分に活用できない不利があ
った。しかも、基礎7の外表面にラス材、モルタルによ
り化粧を施した場合は、空隙12の下部開口が閉塞される
欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、壁下地に縦胴
縁、あるいは横胴縁からなる取付体を、土台から桁に向
かって連続した空隙(通気路)を形成するように固定
し、土台部分に固定するあて木には複数個の透し孔から
なる通気孔を設けて、取付体から形成される通気路と通
気孔を連通化させ、かつ、あて木を被覆する断面変形Z
字状の化粧面とあて木の通気孔を穿設した面との間に空
隙を形成し、壁体内の通気路を確実に、かつ、十分に活
用を図りうる外壁構造を提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る外壁構造について詳細
に説明する。第1図(a)は上記外壁構造を示す説明
図、第1図(b)は土台部分を説明する説明図である。
図において21はコンクリート等からなる基礎、22は基礎
21上に設けられた土台、23は土台22上に立設した柱や間
柱、24は桁、25は土台22、間柱23、桁24から形成された
空間に充填された断熱材25で、土台22、間柱23、桁24、
断熱材25(一部省略)より壁下地26を形成する。27は取
付体で、(b)図に示すような縦胴縁、あるいは図示し
ないが、短尺で間隔を有するように配設する横胴縁等か
らなり、後述する壁材35を固定すると共に、壁材35と壁
下地26との中間に土台22から桁24に向かって連続した通
気路28を形成するものである。29はあて木で断面変形Z
字状の水切り31のバックアップ材として機能すると共
に、通気路28の下部開口となる通気孔30を有するもので
ある。すなわちあて木29は第2図(a)に示すように、
木材、各種プラスチック等からなる角柱状、あるいは図
示しないが各種プラスチック、金属等からなる角パイプ
状、C型チャンネル状の長尺体で、複数個の通気孔30を
有するものである。この通気孔30はあて木29を貫通する
透し孔であり、通気路28の下部開口となり、通気路28内
の空気の移動を促すためのものである。また水切り31は
断面変形Z字状の長尺体で、第2図(b)に示すように
背面32、傾斜面33、化粧面34を有するものである。ここ
で、あて木29と水切り31の寸法関係について示すと、あ
て木29の幅をW1、高さをh1、水切り31の背面32から化粧
面34までの幅をW2、化粧面34の高さをh2とすると、W1
W2、h1≦h2の関係にある。これは第1図(a)に示すよ
うに、あて木29を水切り31によって外観に露出しないよ
うに被覆し、雨水があて木29に接触しないようにすると
共に、あて木29と水切り31の化粧面34との間にΔWの間
隙を設けて通気孔30を閉塞しないようにするためであ
る。35は壁材で、例えば第3図(a)〜(m)に示すよ
うな金属サイディング材、第3図(n)〜(p)に示す
ような窯業系サイディング材、ALCパネル、モルタル壁
等からなるもので、取付体27に固定するものである。36
は見切縁で壁材35の軒天部における化粧材として機能す
るものである。また37は軒天板である。なお、第1図
(a)のように壁材35と軒天板37との中間に空隙38があ
る場合は、通気路28を移動する空気が空隙38より外部へ
放出される。また、図示しないが、通気路28を小屋裏と
連通化させることも可能である。
次に施工例につき簡単に説明する。まず、基礎21、土台
22、間柱23、桁24、断熱材25により壁下地26を形成す
る。次に取付体27として縦胴縁を土台22から桁24に向か
って垂直に固定する。次に取付体27の最下部に、あて木
29をほぼ水平に、かつ、通気孔30を壁下地26に対して垂
直になるように固定する。次に、水切り31の傾斜面33を
あて木29の上部に載置するようにし、背面32を固定具に
より取付体27に固定する。次に、壁材35として例えば横
張り用の金属サイディング材を土台22から桁24に向かっ
て取付体に固定することにより、外壁構造を形成する。
このようにして形成した外壁構造においては、下部開口
となる通気孔30が壁体に垂直方向に設けられており、基
礎21の外表面に化粧材21aを施しても確実に開口を確保
することができ、通気路28を十分に活用できるため、結
露を防止し、耐久性の向上を図ることができる。また、
施工は従来の方法とほとんど変わりがなく、容易に行う
ことができる。
上述したのは本発明に係る外壁構造の一実施例にすぎ
ず、第4図(a)〜(d)に示すようなあて木29、第5
図(a)〜(f)に示すような水切り31を用いることも
できる。すなわち、第4図(a)はパイプ状のあて木2
9、(b)図はC型チャンネル状のあて木29、(c)図
は面取りしたあて木29、(d)図は通気孔30を2方向に
設け、どちらの面で固定しても可能としたあて木29であ
る。また第5図(a)〜(c)は化粧面34に意匠性を持
たせた水切り31、(d)図は壁材35の下端を被覆するよ
うにした水切り31、(e)図は背面32に突条32aを設け
た水切り31、(f)図は壁材35として第3図(c)、お
よび(f)〜(m)図に示すような横張り用のサイディ
ング材を用いた際にスタータとしても機能する水切り31
である。また第1図において1点鎖線で示すように土台
部と軒天部に防虫用の金網αを配設し、通気路28内への
虫の侵入を防止することもできる。さらに図示しないが
壁下地26と取付体27との中間にアスファルトフェルト、
あるいは透湿性のある防風層(例えばデュポン社のタイ
ベックなど)を配設することも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る外壁構造によれば、取付体
によって形成される壁下地と壁材間の通気路と、あて木
に穿設した通気孔とにより、外部と連通化された上下の
通気路が確実に形成されるため、壁体内の自然通気が確
実に、かつ、良好に行われ、結露を防止し、建物の耐久
性が向上する。また、従来とほぼ同様に施工することが
でき、施工が容易である特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係る外壁構造を説明図
する説明図、第2図(a)、(b)は第1図(a)、
(b)において用いられるあて木と水切りを説明する説
明図、第3図(a)〜(p)は本発明に用いられる壁材
の例を示す説明図、第4図(a)〜(d)はあて木の変
形例を示す説明図、第5図(a)〜(f)は水切りの変
形例を示す説明図、第6図(a)、(b)は従来例を示
す説明図である。26 ……壁下地、27……取付体、28……通気路、29……あ
て木、30……通気孔、31……水切り。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主柱、間柱等からなる壁下地に縦胴縁、あ
    るいは横胴縁からなる取付体を土台から桁に向かって通
    気するように固定すると共に、該取付体の最下部には土
    台に沿ってあて木を配設し、該あて木をカバーするよう
    に断面変形Z字状の水切りを配設すると共に、上記取付
    体に乾式壁材を装着した外壁構造とし、かつ、前記あて
    木には複数個の通気孔を穿設すると共に、該通気孔が壁
    下地に対し垂直になるようにあて木を配設し、また前記
    水切りの外部に露出する化粧面と、あて木の通気孔を穿
    設した面との中間に間隙を形成したことを特徴とする外
    壁構造。
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