JPH0764219A - ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法

Info

Publication number
JPH0764219A
JPH0764219A JP20967093A JP20967093A JPH0764219A JP H0764219 A JPH0764219 A JP H0764219A JP 20967093 A JP20967093 A JP 20967093A JP 20967093 A JP20967093 A JP 20967093A JP H0764219 A JPH0764219 A JP H0764219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
sensitive material
sensitivity
emulsion
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20967093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Daimatsu
秀樹 大松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP20967093A priority Critical patent/JPH0764219A/ja
Publication of JPH0764219A publication Critical patent/JPH0764219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粒状性と感度のバランスに優れ、処理依存性の
改良された新規な、X線撮影系を構成するハロゲン化銀
感材を提供する。 【構成】支持体の両側にハロゲン化銀乳剤層を少なくと
も1層有する写真感材であり、該写真感材の前側および
後側にそれぞれ配置される2枚の放射線スクリーンから
なる放射線画像形成組体を構成する写真感材において、
該写真感材は該放射線スクリーンの主発光ピーク波長と
同一の波長を有しかつ半値幅が20±5nmの単色光で露
光し、35℃、25秒で現像処理し、露光面と逆側の感
光層を剥離したのち測定して、該感光層にて得られる濃
度が、最低濃度に0.5を加えた値になるのに必要な露
光量が0.011ルクス秒から0.045ルクス秒とな
る感度を有し、該乳剤層に含まれるハロゲン化銀乳剤の
うちの少なくとも1種類は化学増感前の未後熟状態にお
いて(全現像感度)/(表面現像感度)≧1.3であ
る、ことを特徴とする放射線用ハロゲン化銀写真感材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なハロゲン化銀写真
感光材料に関し、また、新規なX線画像形成方法に関す
る。本発明は、処理依存性の小さいハロゲン化銀写真感
光材料とその画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用放射線写真において、患者の組織
の画像は、透明支持体に塗布形成された少なくとも一層
の感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真感光材料(ハロ
ゲン化銀写真感光材料)を使用し、そのハロゲン化銀写
真感光材料にX線の透過パターンを記録することにより
作られる。X線の透過パターンはハロゲン化銀写真感光
材料を単独に用いて記録することができる。しかしなが
ら、人体が大量のX線の露光にさらされることは望まし
くないため、通常は、ハロゲン化銀写真感光材料に放射
線増感スクリーンを組み合せてX線撮影を行なってい
る。放射線増感スクリーンは、支持体の表面に蛍光体層
を備えているもので、その蛍光体層がX線を吸収して、
感光材料にとって感光度の高い可視光に変換するため、
その使用はX線撮影系の感度を顕著に向上させることが
できる。
【0003】X線撮影系の感度を更に向上させる方法と
して、両面に写真乳剤層を有する感光材料、すなわち支
持体の前側および後側にそれぞれハロゲン化銀写真感光
層を備えてなるハロゲン化銀写真感光材料を用い、その
両側を放射線増感スクリーン(単に増感スクリーンとも
呼ぶことがある)ではさんだ状態でX線撮影する方法が
開発されており、現在では、通常のX線撮影は、このよ
うな撮影方法が利用されている。この方法は、一枚の増
感スクリーンの使用では充分なX線吸収量が達成できな
いことから開発された方法である。すなわち、X線吸収
量を増すために一枚の増感スクリーンの蛍光体量を増量
しても、増量のため厚くなった蛍光体層内で変換された
可視光が、蛍光体層内部で散乱、反射するため、増感ス
クリーンから放出されて、増感スクリーンに接して配置
されている感光材料に入射する可視光が大きくぼけてし
まう。また、蛍光体層の深部で発生する可視光は蛍光体
層から出にくいため、むやみに蛍光体層を増加させて
も、増感スクリーンから放出される有効な可視光は増加
しない。従って、適度の厚さの蛍光体層を有する二枚の
増感スクリーンを使用したX線撮影方法は、全体として
のX線吸収量を増大させ、かつ増感スクリーンから有効
に変換された可視光を取り出すことができるとの利点を
有する。画質と感度のバランスにおいて優れたX線撮影
系を見い出すための研究は、これまでにも絶え間なく行
なわれてきている。たとえば、従来では、タングステン
酸カルシウム蛍光体の蛍光体層を有する青色発光の増感
スクリーンと、分光増感されていないハロゲン化銀写真
感光材料との組合せ(例、ハイスクリーン・スタンダー
ドとRX(いずれも富士写真フイルム株式会社商品名)
との組合せ)が一般的に利用されていたが、最近では、
テルビウム賦活希土類元素オキシスルフィド蛍光体の蛍
光体層を有する緑色発光の増感スクリーンと、オルソ分
光増感されたハロゲン化銀写真感光材料との組合せ
(例、HR−4とスーパーHRS(いずれも富士写真フ
イルム株式会社商品名)との組合せ)が用いられるよう
になり、感度と画質の双方において向上した結果が得ら
れている。
【0004】両側に写真乳剤層を備えたハロゲン化銀写
真感光材料と放射線増感スクリーンとの組合せを特定の
条件に設定して画質と感度とのバランスにおいて優れた
X線撮影系を見い出そうとの試みもなされている。たと
えば、特開平2−266344号公報、同2−2975
44号公報、および米国特許4803150号明細書に
は、X線照射側の増感スクリーン(前面増感スクリー
ン)と感光層(前面感光層)との組合せにより得られる
光特性(感度)を、反対側の増感スクリーン(後面増感
スクリーン)と感光層(後面感光層)との組合せにより
得られる光特性(感度)とを互いに相違するように設定
し、また前者の組合せと後者の組合せとが互いに相違す
るコントラストを示すように設定したX線撮影系が開示
されている。一方、フォトグラフィック・サイエンス・
アンド・エンジニアニング、第26巻、第1号(198
2)の40頁には、スリーエム社製放射線増感スクリー
ンとハロゲン化銀写真感光材料との組合せにおいて、Tr
imax12(スリーエム社の市販増感スクリーンの商品
名)とXUD(スリーエム社の市販ハロゲン化銀写真感
光材料の商品名)との組合せが、Trimax4(スリーエム
社の市販増感スクリーンの商品名)とXD(スリーエム
社の市販ハロゲン化銀写真感光材料の商品名)との組合
せに対して、ほぼ同等の感度、鮮鋭度(MTF)を示す
が、高いNEQ(アウトプットのシグナルノイズ比)を
与えるとの実験結果を示している。そして、この結果
は、XUDがXDに比べて高い鮮鋭度を示し、一方では
Trimax12がTrimax4に比べて高いX線吸収量を示すた
めと教示している。
【0005】一方近年、迅速処理に対する要望の高まり
にこたえて、各社とも45秒処理システムを開発しユー
ザーに提供している。また Dry to Dry 30秒の処理シ
ステムも1993年春、第49回日本放射線技術学会総
会(JMCP '93)と同時に開催された '93国際医
用画像総合展で発表された。しかしながら実際の病院の
現場においては90秒、さらには210秒処理まで行な
われているのが現実である。それ故、新しく開発される
感光材料は30秒処理から90秒処理(望ましくは21
0秒処理)のいづれの処理においても安定した写真性を
示す処理依存性の小さい感光材料であることが強く要望
されている。
【0006】勿論、X線画像の画質のみに注目すれば、
高い画質のX線画像を得ることは、感度の低いハロゲン
化銀写真感光材料に同じく感度の低い放射線増感スクリ
ーンを組合せて用いることにより可能であった。しか
し、このような低感度同士の組合せを利用する場合に
は、必然的に人体へのX線の露光量(被曝量)が増加す
るため、そのような組合せは実用上好ましくなく、特に
診断検診のように、被検者の大部分が健康な人である場
合には、被曝量の増加は極力回避する必要があるため、
実際に利用することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粒状と感度
のバランスにおいて優れた、そして特に処理依存性が改
良された新規なX線撮影系を構成する、ハロゲン化銀写
真材料を提供することを主な目的とする。また本発明
は、上記の新規なハロゲン化銀写真材料と放射線スクリ
ーンの組合せにおいて、更に有利な画像を得るX線撮影
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のハロゲン化銀写
真感光材料は、放射線スクリーンの主発光ピーク波長と
同一の波長を有しかつ半値幅が20±5nmの単色光で露
光し、現像液〔I〕を用い現像温度35℃、現像時間2
5秒で現像処理し、露光面と逆側の感光層を剥離したの
ち測定して、該感光層にて得られる濃度が最低濃度に
0.5を加えた値になるのに必要な露光量が、0.01
1ルクス秒から0.045ルクス秒となる感度を有し、
さらに該写真感光材料の乳剤層に含まれるハロゲン化銀
乳剤のうちの少なくとも1種類は化学増感前の未後熟状
態において (全現像感度)/(表面現像感度)≧1.3である ことを特徴とする放射線用ハロゲン化銀写真感光材料に
よって達成された。 現像液〔I〕 水酸化カリウム 21g 亜硫酸カリウム 63g ホウ酸 10g ハイドロキノン 25g トリエチレングリコール 20g 5−ニトロインダゾール 0.2g 氷酢酸 10g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 1.2g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.05g グルタルアルデヒド 5g 臭化カリウム 4g 水を加えて1リットルとしたのち、pH10.20に調節する
【0009】現像液〔I〕を用いた現像処理の標準的な
条件を更に詳しく説明すると、下記のようになる。 現像時間:25秒(液中21秒+液外4秒) 定着時間:20秒(液中16秒+液外4秒、定着液は下
記組成のもの) 水 洗:12秒 スクイズ及び乾燥:26秒 使用する現像装置:市販のローラ搬送自動現像機(例、
富士写真フイルム株式会社製FPM−5000自動現像
機) (現像タンク:容量22リットル、液温35℃) (定着タンク:容量15.5リットル、液温25℃) 同種の市販ローラ搬送自動現像機としては、イーストマ
ンコダック社製M−6AWがある。 定着液(定着液F)組成 チオ硫酸アンモニウム(70%重量/容量) 200ml 亜硫酸ナトリウム 20g ホウ酸 8g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(2水塩) 0.1g 硫酸アルミニウム 15g 硫酸 2g 氷酢酸 22g 水を加えて1リットルにした後、必要により水酸化ナト
リウムもしくは氷酢酸を用いて、pH4.5に調節す
る。
【0010】全現像感度および表面現像感度は以下の方
法で求める。ハロゲン化銀乳剤を透明支持体上に銀量2
g/m2となるように塗布し、これに1/10秒(285
4°K)のウェッジ露光を与えたあと、全現像液Aで2
2℃5分間現像したときに所定の濃度(カブリ+0.
3)を得るのに必要な露光量の逆数、および表面現像液
Bで22℃6分間現像したときに所定の濃度(カブリ+
0.3)を得るのに必要な露光量の逆数から求めること
ができる。
【0011】 全現像液A メトール 2g 亜硫酸ソーダ(無水) 90g ハイドロキノン 8g 炭酸ソーダ(一水塩) 52.5g KBr 5g KI 0.5g 水を加えて 1リットル 表面現像液B メトール 2.5g L−アスコルビン酸 10g NaBO2 ・4H2 O 35g KBr 1g 水を加えて 1リットル
【0012】本発明のハロゲン化銀写真感光材料の写真
感度は通常市販されている医療用Xレイフィルムより低
感度である(例えば富士メディカルXレイフィルム“ス
ーパーHR”のカタログFMS−92・7−SK・10
−2に記載されているスーパーHR−A,−S,−G,
−L,−HA,−H)。特に下記スクリーン〔1〕と比
較的低感度(例えば上記カタログに記載されているスー
パーHR−Sの約1/2の感度)のハロゲン化銀写真感
光材料の組合せは、粒状性と鮮鋭度の優れた画像を提供
する。 スクリーン〔1〕 X線エネルギーが80KVpのX線に対して25%以上
の吸収量を示し、コントラスト伝達関数(CTF)が空
間周波数1本/mmで0.79以上、そして空間周波数3
本/mmで0.36以上である放射線増感スクリーン。
【0013】本発明の感光材料の少なくとも一方の感光
層は、スクリーン〔1〕の主発光ピーク波長と同一の波
長を有し、かつ半値幅が20±5nmの単色光で露光
し、現像液〔I〕を用い、現像液温度35℃、現像時間
25秒で現像処理し、露光面と逆側の感光層を剥離した
のち測定して、該感光層にて得られる濃度が、最低濃度
に0.5を加えた値になるのに必要な露光量が0.01
1ルクス秒以上0.045ルクス秒以内となる感度を有
する。
【0014】本発明において使用するハロゲン化銀写真
感光材料の代表的な構成としては、青色に着色した透明
支持体の両側(前側および後側)にそれぞれ、下塗り
層、クロスオーバー低減のための染料層、少なくとも一
層の感光性ハロゲン化銀乳剤層そして保護層が順次形成
されてなる構成を挙げることができる。前側および後側
の各々の層は、実質的に互いに同一の層であることが望
ましい。またクロスオーバー低減のための染料は乳剤層
に添加してもよい。
【0015】支持体は、ポリエチレンテレフタレートな
どの透明な材料から形成されたものであって、青色染料
により着色されている。青色染料としては、X線写真用
フィルムの着色用として知られているアントラキノン系
染料など各種のものが使用できる。支持体の厚さは16
0〜200μm の範囲から適宜選ぶことができる。支持
体の上には、通常のX線写真用フィルムと同様に、ゼラ
チンなどの水溶性高分子物質からなる下塗り層が設けら
れる。
【0016】好ましい態様の一つとして下塗り層の上に
は、クロスオーバー低減のための染料層を設ける。この
染料層は通常、染料を含むコロイド層として形成され、
先に規定した現像処理にて脱色される染料層であること
が望ましい。染料層の上には、通常感光性ハロゲン化銀
乳剤層が形成される。
【0017】本発明のハロゲン化銀乳剤は未後熟の状態
において(全現像感度)/(表面現像感度)≧1.3、
好ましくは1.5以上であることが望ましい。ここで未
後熟状態とは硫黄、金、還元増感等のいわゆる化学増感
を行なうための増感剤を添加する前の状態である。分光
増感色素は添加されていてもよい。上記ハロゲン化銀乳
剤は最適に化学増感されたあと本発明の感光材料に使用
される。
【0018】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀乳
剤のハロゲン化銀としては塩臭化銀、臭化銀、ヨウ臭化
銀、塩ヨウ臭化銀を用いることができる。ヨウ化銀の含
量は10モル%以下、特に5モル%以下の範囲であるこ
とが好ましい。乳剤中のハロゲン化銀粒子は立方体、8
面体、14面体、菱12面体のような規則的(regular)
な結晶形を有するものでもよく、また球状、板状、じゃ
がいも状などのような変則的(irregular) な結晶形を有
するものでも或いはこれらの結晶形の複合形を有するも
のでもよい、種々の結晶形の粒子の混合から成ってもよ
い。また粒子径が粒子厚みの5倍以上の平板粒子は、本
発明に対し好ましく用いられる(詳しくは、RESEARCH D
ISCLOSURE 225巻 Item 22534 p.20〜
p.58、1月号、1983年、及び特開昭58−12
7921号、同58−113926号公報に記載されて
いる)。本発明において、感光性ハロゲン化銀乳剤は、
各層ごとに、2種類以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。混合する乳剤の粒子サイズ・ハロゲン組
成・感度・等が異なっていてもよい。例えば、球状もし
くはじゃがいも状の感光性乳剤と粒子径が粒子厚みの5
倍以上の平板粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳剤と同
一層もしくは特開昭58−127921号公報に記載の
如く異なった層に用いてもよい。異なった層に用いる
時、平板粒子からなる感光性ハロゲン化銀乳剤は支持体
に近い側にあってもよいし、逆に遠い側にあってもよ
い。
【0019】本発明に用いられる写真乳剤は P.Glafkid
es著 Chimie et Physique Photographique (Paul Monte
l 社刊、1967年)、G.F.Duffin著 Photographic Em
ulsion Chemistry (The Focal Press 刊、1966
年)、V.L.Zelikman et al著 Making and Coting Photo
graphic Emulsion (The Focal Press 刊、1964
年)、特開昭58−127921号及び同58−113
926号公報などに記載された方法を用いて調整するこ
とができる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法
等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン
塩を反応させる形式としては片側混合法、同時混合法、
それらの組合せなどのいずれを用いてもよい。ハロゲン
化銀粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法
(いわゆる逆混合法)を用いることもできる。同時混合
法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成される液相中
のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆるコントロ
ールド・ダブルジェット法を用いることもできる。この
方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近
いハロゲン化銀粒子よりなるハロゲン化銀乳剤がえられ
る。ハロゲン化銀粒子の結晶構造は内部まで一様なもの
であっても、また内部と外部が異質の層状構造をしたも
のや、英国特許635,841号、米国特許第3,62
2,318号に記載されているような、いわゆるコンバ
ージョン型のものであってもよい。又エピタキシャル接
合によって組成の異なるハロゲン化銀が接合されていて
もよく、また例えばロダン銀、酸化銀以外の化合物と接
合されていてもよい。又表面潜像型であっても内部潜像
型であってもどちらでもよい。ハロゲン化銀製造時のハ
ロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、カ
ドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩
またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩また
は鉄錯塩などを共存させてもよい。また、粒子形成時に
はアンモニア、チオエーテル化合物、チアゾリンジン−
2−チオン、四置換チオ尿素類を使用してもよい。
【0020】平板状ハロゲン化銀乳剤は、クナック(Cu
gnac) およびシャトー(Chateau)「物理熟成時の臭化銀
結晶の形態学の進展(イボルージョン・オブ・ザ・モル
フォルジー・オブ・シルバー・プロマイド・クリスタル
ズ・デュアリング・フィジカル・ライプニング)」サイ
エンス・エ・インダストリエ・フォトグラフィー、33
巻、No. 2(1962)、p.121−125、ダフィ
ン(Duffin) 著「フォトグラフィク・エマルジョン・ケ
ミストリー(Photographic emulsion chemistry)」フォ
ーカル・プレス(Focal Press)、ニューヨーク、196
6年、p.66〜p.72、A.P.H.トリベリ(Trivell
i) 、W.F.スミス(Smith)フォートグラフィクジャーナ
ル(Photographic journal) 、80巻、285巻(19
40年)等に記載されているが特開昭58−127,9
21号、特開昭58−113,927号、特開昭58−
113,928号、米国特許第4,449,520号に
記載された方法等を参照すれば容易に調整できる。ま
た、pBr1.3以下の比較的低pBr値の雰囲気中で
平板状粒子が重量で40%以上存在する種晶を形成し、
同程度のpBr値に保ちつつ銀及びハロゲン溶液を同時
に添加しつつ種晶を成長させることにより得られる。こ
の粒子成長過程に於て、新たな結晶核が発生しないよう
に銀及びハロゲン溶液を添加することが望ましい。平板
状ハロゲン化銀粒子の大きさは、温度調節、溶剤の種類
や量の選択、粒子成長時に用いる銀塩、及びハロゲン化
物の添加速度等をコントロールすることにより調整でき
る。
【0021】さらに、単分散六角平板粒子も有用な粒子
である。本発明でいう単分散六角平板粒子の構造および
製造法の詳細は特開昭63−151618号の記載に従
うが、簡単に述べると、該乳剤は、分散媒とハロゲン化
銀粒子とからなるハロゲン化銀乳剤であって、該ハロゲ
ン化銀粒子の全投影面積の70%以上が、最小の長さを
有する辺の長さに対する最大の長さを有する辺の長さの
比が、2以下である六角形であり、かつ、平行な2面を
外表面として有する平板状ハロゲン化銀によって占めら
れており、さらに、該六角平板状ハロゲン化銀粒子の粒
子サイズ分布の変動係数〔その投影面積の円換算直径で
表わされる粒子サイズのバラツキ(標準偏差)を、平均
粒子サイズで割った値〕が20%以下の単分散性をもつ
ものである。結晶構造は一様なものでもよいが、内部と
外部が異質なハロゲン組成から成るものが好ましく、層
状構造をなしていてもよい。また、粒子中に還元増感銀
核を含んでいることが好ましい。平板状粒子のアスペク
ト比は3以上30以下、好ましくは4.5以上20以下
である。本発明の平板状沃臭化銀粒子全体に含まれる沃
度含有量としては0.05〜5.0モル%、特に0.1
〜3.0モル%であることが好ましい。本発明の平板状
乳剤の投影面積直径は0.3〜2.0μm 、特に0.5
〜1.6μm であることが好ましい。また平行平面間距
離(粒子の厚み)としては0.05μm 〜0.3μm 、
特に0.1〜0.25μm のものが好ましく、アスペク
ト比としては、3以上、20未満、特に4以上8未満の
ものが好ましい。
【0022】ハロゲン化銀乳剤の化学増感としては貴金
属増感、硫黄増感、還元増感の1種以上を用いて行うこ
とが望ましい。化学増感は T.H.James、ザ・オセリ・オ
ブ・ザ・フォトグラフィック・プロセス、第4版、マク
ラミン、1977、p.67−76に記載されるように
活性ゼラチンを用いて行うことができるし、またリサー
チ・ディスクロージャー120巻、1974年4月、ア
イテム12008、リサーチ・ディスクロージャー、1
34巻、1975年6月、アイテム13452、米国特
許第1,623,499号、同第1,673,522
号、同第2,399,083号、同第2,642,36
1号、同第3,297,447号、同第3,297,4
46号、同第3,772,031号、同第3,761,
267号、同第3,857,711号、同第3,56
5,633号、同第3,901,714号および同第
3,904,415号並びに英国特許第1,315,7
55号および同第1,396,696号に記載されるよ
うにpAg5〜10、pH5〜8および温度30〜80
℃において硫黄、セレン、テルル、金、白金、パラジウ
ム、およびこれら増感剤の複数の組合わせを用いて行う
ことができる。化学増感は最適には、米国特許第2,6
42,361号に記載されるようにチオシアネート化合
物の存在下に、また米国特許第2,521,926号、
同第3,021,215号および同第4,054,45
7号に記載されるタイプの硫黄含有化合物の存在下に行
う。また、仕上げ(化学増感)改質剤の存在下に化学的
に増感することがきてる。用いられる仕上げ改質剤に
は、アザインデン、アザピリダジン、アザピリミジン、
ベンゾチアゾリウム塩、並びに1もしくは2以上の複素
環核を有する増感剤のように、化学増感の過程でカブリ
を抑制しかつ感度を増大するものとして知られた化合物
が用いられる。仕上げ改質剤の例は、米国特許第2,1
31,038号、同第3,411,914号、同第3,
554,757号、同第3,565,631号および同
第3,901,714号、カナダ特許第778,723
号およびダフィン(Duffin) 、フォトグラフィック・エ
マルジョン・ケミストリー・フォーカス・プレス(19
66)、ニューヨーク、pp.138−143に記載さ
れている。さらに一般に使用される増感色素の存在下に
化学増感を行なうことも高感度で現像進行性の良い乳剤
を得るために有用である。
【0023】また米国特許第3,891,446号およ
び同第3,984,249号に記載されるように、例え
ば水素を用いて還元増感することができるし、また米国
特許第2,983,609号、オフテダール(oftedar
l) ら、リサーチ・ディスクロージャー、136巻、1
975年8月、アイテム13654、米国特許第2,5
18,698号、同第2,739,060号、同第2,
743,182号、同第2,743,183号、同第
3,026,203号および同第3,361,564号
に記載されるように塩化第一錫、二酸化チオウレア、ポ
リアミンおよびアミンボランのような還元剤を用いて、
または低pAg(例えば5未満)および/または高pH
(例えば8より大)処理によって還元増感することがで
きる。
【0024】乳剤の圧力性に影響する要因として、内部
欠陥の存在が知られている。粒子形成の途中でより難溶
性のハロゲン化銀を形成すべく水溶性ハロゲン化物を添
加するか、水溶性ハロゲン化物と水溶性銀塩を添加した
再び微結晶母体と同じ組成のハロゲンを形成すべく水溶
性ハロゲン化物と水溶性銀塩を添加する方法によって内
部欠陥を導入することができる。塩臭化銀乳剤の場合は
粒子形成の後半をより臭化銀が多い組成の水溶性ハロゲ
ン化物を添加するいわゆるコンバージョン法も内部欠陥
の形成に有効である。一般に内部欠陥の多い粒子は圧力
により減感性を示し、内部欠陥の少ない粒子は圧力によ
り増感する。
【0025】本発明に使用される有用な増感色素は例え
ば米国特許第3,522,052号、同3,619,1
97号、同3,713,828号、同3,615,64
3号、同3,615,632号、同3,617,293
号、同3,628,964号、同3,703,377
号、同3,666,480号、同3,667,960
号、同3,679,428号、同3,672,897
号、同3,769,026号、同3,556,800
号、同3,615,613号、同3,615,638
号、同3,615,635号、同3,705,809
号、同3,632,349号、同3,677,765
号、同3,770,449号、同3,770,440
号、同3,769,025号、同3,745,014
号、同3,713,828号、同3,567,458
号、同3,625,698号、同2,526,632
号、同2,503,776号、特開昭48−76525
号、ベルギー特許第691,807号などに記載されて
いる。増感色素の添加量はハロゲン化銀1モルあたり2
00mg以上2000mg未満、好ましくは350mg以上1
000mg未満がよい。特にシアニン色素の添加が好まし
い。増感色素は粒子形成中、粒子形成後、化学増感前、
化学増感後等塗布までの各段階で添加できる。
【0026】本発明の感光材料に用いられるその他の各
種添加剤等の技術に関しては特に制限はなく例えば特開
平2−68539号公報等の以下の該当個所に記載のも
のを用いることができる。 項 目 該 当 個 所 1 カブリ防止剤・安定剤 特開平2−68539号第10頁左下欄17行目 から同第11頁左上欄7行目及び同第3頁左下欄 2行目から同第4頁左下欄。 2 分光増感色素 同第4頁右下欄4行目から同第8頁右下欄。 3 界面活性剤・帯電防止 同第11頁左上欄14行目から同第12頁左上欄 剤 9行目。 4 マット剤・滑り剤・可 同第12頁左上欄10行目から同右上欄10行目 塑剤 。同第14頁左下欄10行目から同右下欄1行目 。 5 親水性コロイド 同第12頁右上欄11行目から同左下欄16行目 。 6 硬膜剤 同第12頁左下欄17行目から同第13頁右上欄 6行目。 7 支持体 同第13頁右上欄7行目から20行目。 8 染料・媒染剤 同第13頁左下欄1行目から同第14頁左下欄9 行目。 9 現像処理方法 特開平2−103037号公報第16頁右上欄7 7行目から同第19頁左下欄15行目。及び特開 平2−115837号公報第3頁右下欄5行目か ら同第6頁右上欄10行目。
【0027】実施例1 乳剤の調製 〇乳剤Aの調製(比較) 水1リットル中にゼラチン(平均分子量15,000)
6.2g、臭化カリウム6.9gの49℃に保った水溶
液中へ、攪拌しながら硝酸銀4.0gの水溶液と臭化カ
リウム5.9gを含む水溶液をダブルジェット法により
37秒で添加した。続いてゼラチン18.6gを水溶液
を添加したあと硝酸銀9.8gを含む水溶液を22分か
けて添加しながら64℃に昇温した。さらに25%アン
モニア水溶液4.2ccを添加し、その10分後に3.9
gの酢酸を含む水溶液を添加した。引続き硝酸銀151
gの水溶液と臭化カリウムの水溶液をpAg8.8に保
ちながらコントロールダブルジェット法で35分間で添
加した。このときの流量は添加終了後の流量が、添加開
始後の流量の14倍となるよう加速した。添加終了後2
Nチオシアン酸カリウム溶液を45cc添加した。このあ
と温度を35℃に下げ沈降法により可溶性塩類を除去し
たあと、40℃に温度を上げてゼラチン35gとプロキ
セル85mg、ならびに増粘剤を添加して苛性ソーダと臭
化カリウム、硫酸銀水溶液にてpH6.0、pAg7.
8に調整した。温度を56℃に昇温し、エチルチオスル
ホン酸ナトリウム3mgを添加したあと直径0.07μm
のAgI微粒子を全銀量に対して0.1モル%添加し
た。その後二酸化チオ尿素0.04mgを添加し、4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイ
ンデンを198mgと色素−Iを600mg添加した。10
分後にセレン化合物−Iを0.52×10-5モル/モル
Ag、チオ硫酸ナトリウム1.03×10-5モル/モル
Ag、チオシアン酸カリウム30mg、塩化金酸6mgを添
加し、50分間熟成した。
【0028】
【化1】
【0029】この後急冷し、固化させたものを乳剤Aと
した。得られた乳剤は全粒子の投影面積の総和の93%
がアスペクト比5以上の粒子からなり、平均投影面積直
径0.81μm 、個々の粒子のアスペクト比から求めた
平均アスペクト比は6.2、標準偏差は15%であっ
た。
【0030】〇乳剤Bの調製(比較) 乳剤Aの未後熟状態の乳剤を乳剤Bとする。ここで未後
熟状態とはAgI微粒子を全銀量に対して0.1モル%
添加したあと冷却、固化させたものである。
【0031】〇乳剤Cの調製(本発明) 水1リットル中にゼラチン(平均分子量15,000)
6.2g、臭化カリウム6.9g、沃化カリウム0.3
gの49℃に保った溶液中へ、攪拌しながら硝酸銀4.
0gの水溶液と臭化カリウム5.9gを含む水溶液をダ
ブルジェット法により24秒で添加した。続いてゼラチ
ン18.6gを含む水溶液を添加したあと硝酸銀9.8
gを含む水溶液を22分かけて添加しながら64℃に昇
温した。さらに、25%アンモニア水溶液6.6ccを添
加し、その10分後に6.2gの酢酸を含む水溶液を添
加した。引き続き硝酸銀151gの水溶液と臭化カリウ
ムの水溶液を、pAg8.0に保ちながらコントロール
ダブルジェット法で35分間で添加した。このときの流
量は添加終了後の流量が、添加開始後の流量の14倍と
なるよう加速した。添加終了後2Nチオアシン酸カリウ
ム溶液を45cc添加した。このあと温度を35℃に下げ
沈降法により可溶性塩類を除去したあと、40℃に温度
を上げてゼラチン35gとプロキセル85mg、ならびに
増粘剤を添加して、苛性ソーダと臭化カリウム、硝酸銀
水溶液にてpH6.0、pAg7.8に調整した。温度
を56℃に昇温しエチルチオスルホン酸ナトリウム3mg
を添加したあと直径0.07μm のAgI微粒子を全銀
量に対して0.1モル添加した。その後、二酸化チオ尿
素0.04mgを添加し、4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデンを198mgと色素
−1を600mg添加した。10分後にセレン化合物−I
を0.52×10-5モル/モルAg、チオ硫酸ナトリウ
ム1.03×10-5モル/モルAg、チオシアン酸カリ
ウム30mg、塩化金酸6mgを添加し50分間熟成した。
この後、急冷し固化させたものを乳剤Cとした。得られ
た乳剤は全粒子の投影面積の総和の70%以上がアスペ
クト比5未満、2以上の平板粒子からなり、平均投影面
積直径0.68μm 、個々の粒子のアスペクト比から求
めた平均アスペクト比は3.7、標準偏差は20%であ
った。
【0032】〇乳剤Dの調製(本発明) 乳剤Cの調製において、AgI微粒子を添加したあと未
後熟状態で冷却、固化させたものを乳剤Dとした。
【0033】 支持体の調製 (1) 下塗層用染料分散物Aの調製 下記の染料−Iを特開昭63−197943号に記載の
方法でボールミル処理した。
【0034】
【化2】
【0035】水434mlおよび Triton X−200界面
活性剤(TX−200)の6.7%水溶液791mlとを
2リットルのボールミルに入れた。染料20gをこの溶
液に添加した。酸化ジルコニウム(ZrO2)のビーズ4
00ml(2mm径)を添加し、内容物を4日間粉砕した。
この後、12.5%ゼラチン160gを添加した。脱泡
したのち、濾過によりZrO2 ビーズを除去した。得ら
れた染料分散物を観察したところ、粉砕された染料の粒
径は直径0.05〜1.15μm にかけての広い分野を
有していて、平均粒径は0.37μm であった。さら
に、遠心分離操作をおこなうことで0.9μm 以上の大
きさの染料粒子を除去した。こうして染料分散物Aを得
た。 (2) 支持体の調製 二軸延伸された厚さ175μm の青色に着色したポリエ
チレンテレフタレートフィルム上にコロナ放電処理をお
こない、下記の組成より成る第1下塗液を塗布量が4.
9cc/m2となるようにワイヤーバーコーターにより塗布
し、185℃にて1分間乾燥した。次に反対面にも同様
にして第1下塗層を設けた。 ・ブタジエン−スチレン共重合体ラテックス溶液 (固形分40%ブタジエン/スチレン重量比=31/69) 158cc ・2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム 塩4%溶液 41cc ・蒸留水 300cc 上記の両面の第1下塗層上に下記の組成からなる第2の
下塗層を塗布量は下記に記載の量となるように片側ず
つ、両面にワイヤー・バーコーター方式により155℃
で塗布、乾燥した。 ・ゼラチン 160mg/m2 ・染料分散物A(染料固形分として) 30mg/m2 ・C12H25O(CH2CH2O)10H 1.8mg/m2 ・プロキセル 0.27mg/m2 ・マット剤 平均粒径2.5μm のポリメチルメタクリレート 2.5mg/m2 このようにして、クロスオーバーカット層を含む支持体
を調製した。 塗布液の調製 乳剤塗布液A ・乳剤A 1kg(ゼラチン60g、Ag92g) ・デキストラン(平均分子量3.9万) 18g ・ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量4.1万) 3g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 1g ・ヨーカカリ 83mg ・トリメチロールプロパン 5g ・ポリマーラテックス(ポリ(アクリル酸エチル/メタクリル酸) =97/3、重量比)) 5g ・硬膜剤(1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド) エタン) 2.7g ・2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ− 1,3,5−トリアジン 55mg
【0036】
【化3】
【0037】 (保護層塗布液) ・ゼラチン 1kg ・デキストラン(平均分子量3.9万) 200g ・C16H33O(CH2CH2O)10H 39g ・C8F17SO2N(C3H7)(CH2CH2O)4(CH2)SO3Na 1.6g ・C8F17SO3K 7g ・ポリメチルメタクリレート粒子(平均粒径3.7μm ) 91g ・プロキセル 0.7g ・ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量4.1万) 45g ・ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(平均分子量60万) 3g ・NaOH 1.6g ・C8H17C6H4(OCH2CH2)3SO3Na 24g ・蒸留水 upto 14.4リットル
【0038】乳剤塗布液C 乳剤Aのかわりに乳剤Cを使用したほかは、乳剤塗布液
Aの調製と全く同様にして、乳剤塗布液Cを調製した。
【0039】 感光材料−X,−Yの作製 で調製した乳剤塗布液Aと保護層塗布液を同時押し出
し法により、で調製した支持体の両側に同一条件で遂
時塗布をした。片面あたり塗布銀量は1.6g/m2、保
護層のゼラチン量は1g/m2とした。このようにして感
光材料−X(比較)を作製した。同様にして乳剤塗布液
Cと保護層塗布液の同時押し出し法により感光材料−Y
(本発明)を作製した。
【0040】 全現像感度、表面現像感度測定用テス
ト試料−α、−βの作製 透明な支持体上に乳剤Bを含む乳剤塗布液と保護層塗布
液を塗布銀量2g/m2、保護層のゼラチン量1g/m2
なるように同時塗布してテスト試料−αを得た。同様に
して乳剤Dを含むテスト試料−βを得た。乳剤が異なる
他は乳剤塗布液の組成はと同じである。
【0041】 全現像感度、表面現像感度の測定 テスト試料−α、−βの各々を500W、2854°K
のタングステン電球を用い連続ウェッジを通して1/1
0秒露光を与えた。既述の方法に従って各々の全現像感
度、表面現像感度を求めた。(全現像感度)/(表面現
像感度)はそれぞれテスト試料−α=1.1、テスト試
料−β=1.6であった。
【0042】 胸部ファントーム実技による現像進行
性の確認 京都化学(株)製胸部ファントーム、三相12パルス1
00KVp (3mm厚のアルミニウム等価フィルター装
着)、フォーカルポットサイズ0.6mm×0.6mmのX
線源を用い、距離140cmの位置にファントームを置
き、そしてその後にグリッドレシオ8:1の散乱線カッ
トグリッド、そしてその後に感光材料と増感スクリーン
との組体を置き、撮影を行なった。増感スクリーンは特
願平5−121675号実施例3に記載されている増感
スクリーンA(CTF(1本/mm)0.869、CTF
(3本/mm)0.494)を使用し、それぞれ感光材料
−X(比較)、感光材料−Y(本発明)と組み合わせて
撮影を行なった。自動現像機FPM−5000、現像液
RD−III 、そして前述の定着液Fを用い、35℃で9
0秒処理(現像時間は25秒)を行なったときに、各々
の組体で肺野のある一点の濃度が1.8となるようにX
線露光量を、露光時間を変えることにより調節した。
【0043】次に上記のFPM−5000、90秒処理
で肺野のある一点の濃度が1.8となるX線の露光条件
で撮影した感光材料−X、−Yを自動現像機CEPRO
S−M、処理液CE−D−FI(富士写真フイルム
(株)製)、現像温度35℃で45秒処理(現像時間1
3.4秒)を行なった時の肺野の濃度(FPM−500
0、90秒処理で濃度1.8を示した部分)を求めた。
結果を表Iに示す。本発明の感光材料−Yは処理条件の
違いによる濃度差が非常に小さく、処理依存性が小さい
ことがわかる。
【0044】
【表1】
【0045】 感光材料と絶対感度の測定 実施例で調製した試料と市販感光材料 Super HRS Super
HRC(富士写真フイルム製)の絶対感度を調べた。透過
ピーク波長545nm半値巾20nmの透過性を示すフィル
ターを用い、色温度が2856K°のタングステン光源
(フィルターにより545nmの光−−放射線増感スクリ
ーンの主発光波長に対応−−を中心とする光を選んで用
いた)を照射光として用いて写真感光材料を露光し、そ
の感度を測定した。即ち、上記の照射光をニートラルな
ステップウェッジに通し1/20秒間感光材料に照射し
て露光を行なった。露光後に感光材料を、自動現像機
(富士写真フイルム株式会社性、商品名FPM−500
0)にて、現像液(I)を用い、35℃にて25秒(全
処理時間90秒)現像した。露光面と逆側の感光層を剥
離したのち、濃度を測定し、特性曲線を得て、その特性
曲線から最低濃度(Dmin) に0.5加えた濃度となるに
必要な露光量を算出し、それを感度として表IIにルクス
秒で示した。なお、露光量を算出するに当り、タングス
テン光源より発光し、フィルターを濾過させた光の照度
をPI−3F型照度計(更生済みのもの)を測定した。
【0046】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な支持体の両側にハロゲン化銀感光
    性乳剤層を少なくとも1層有する写真感光材料であり、
    該写真感光材料の前側および後側にそれぞれ配置される
    2枚の放射線増感スクリーンからなる放射線画像形成組
    体を構成する写真感光材料において、該写真感光材料は
    該放射線スクリーンの主発光ピーク波長と同一の波長を
    有しかつ半値幅が20±5nmの単色光で露光し、現像液
    〔I〕を用い現像温度35℃、現像時間25秒で現像処
    理し、露光面と逆側の感光層を剥離したのち測定して、
    該感光層にて得られる濃度が、最低濃度に0.5を加え
    た値になるのに必要な露光量が0.011ルクス秒から
    0.045ルクス秒となる感度を有し、該乳剤層に含ま
    れるハロゲン化銀乳剤のうちの少なくとも1種類は化学
    増感前の未後熟状態において(全現像感度)/(表面現
    像感度)≧1.3である、ことを特徴とする放射線用ハ
    ロゲン化銀写真感光材料。 現像液〔I〕 水酸化カリウム 21g 亜硫酸カリウム 63g ホウ酸 10g ハイドロキノン 25g トリエチレングリコール 20g 5−ニトロインダゾール 0.2g 氷酢酸 10g 1−フェニル−3−ピラゾリドン 1.2g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.05g グルタルアルデヒド 5g 臭化カリウム 4g 水を加えて1リットルとしたのち、pH10.20に調節する
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光
    材料を下記の特徴を有する2枚の放射線増感スクリーン
    でサンドウィッチして放射線画像を形成する方法。 放射線増感スクリーン 放射線増感スクリーンのうちの少なくとも一方は、X線
    エネルギーが80KVpのX線に対して25%以上の吸収
    量を示し、コントラスト伝達関数(CTF)が、空間周
    波数1本/mmで0.79以上、そして空間周波数3本/
    mmで0.36以上である放射線増感スクリーン。
JP20967093A 1993-08-24 1993-08-24 ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法 Pending JPH0764219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20967093A JPH0764219A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20967093A JPH0764219A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0764219A true JPH0764219A (ja) 1995-03-10

Family

ID=16576665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20967093A Pending JPH0764219A (ja) 1993-08-24 1993-08-24 ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0764219A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6790152B2 (en) 2001-09-11 2004-09-14 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle front and rear wheels drive system and clutch changeover method
US6916265B2 (en) 2002-09-25 2005-07-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Power transfer apparatus
EP1582392A2 (en) 2004-03-31 2005-10-05 Honda Motor Co., Ltd. Control method for four-wheel drive vehicle
EP1630027A2 (en) 2004-08-23 2006-03-01 Honda Motor Co., Ltd. Fault detecting apparatus for four-wheel drive vehicle
US7111377B2 (en) 2002-09-25 2006-09-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for assembling power transfer apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6790152B2 (en) 2001-09-11 2004-09-14 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle front and rear wheels drive system and clutch changeover method
US6837817B2 (en) 2001-09-11 2005-01-04 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle front and rear wheels drive system and clutch changeover method
US6916265B2 (en) 2002-09-25 2005-07-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Power transfer apparatus
US7111377B2 (en) 2002-09-25 2006-09-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method for assembling power transfer apparatus
EP1582392A2 (en) 2004-03-31 2005-10-05 Honda Motor Co., Ltd. Control method for four-wheel drive vehicle
EP1630027A2 (en) 2004-08-23 2006-03-01 Honda Motor Co., Ltd. Fault detecting apparatus for four-wheel drive vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0444256B2 (ja)
US4801526A (en) Silver halide photographic light-sensitive material
JPH0259968B2 (ja)
JPH0764219A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法
EP0237335B1 (en) Radiographic elements exhibiting reduced crossover
US4680252A (en) Silver halide light-sensitive photographic material for radiographic use
JPH11119371A (ja) 医療診断用放射線写真要素
JP2002182329A (ja) ハロゲン化銀系放射線写真フィルム
US5523198A (en) Light-sensitive silver halide photographic material
JPH0514887B2 (ja)
US5023898A (en) X-ray radiographic system
JP3229445B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体
EP2259136A1 (en) Film with blue dye
EP1422560B1 (en) Radiographic film for mammography with improved processability
JP2603168B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤の製造方法
JPH0756254A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法
JPH075605A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04177237A (ja) 鮮鋭性を改良したx線用ハロゲン化銀写真感光材料
JPH04211243A (ja) 診断性を向上したハロゲン化銀写真感光材料
JPH0621917B2 (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料
JP2004170985A (ja) 放射線写真用ハロゲン化銀フィルム
JPH0772566A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成法
JPS63259650A (ja) 色素汚染等が改良されたハロゲン化銀写真感光材料
JPH054655B2 (ja)
JPH0514888B2 (ja)