JPH0764353B2 - 容器の仕切り具 - Google Patents

容器の仕切り具

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JPH0764353B2
JPH0764353B2 JP4046551A JP4655192A JPH0764353B2 JP H0764353 B2 JPH0764353 B2 JP H0764353B2 JP 4046551 A JP4046551 A JP 4046551A JP 4655192 A JP4655192 A JP 4655192A JP H0764353 B2 JPH0764353 B2 JP H0764353B2
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正樹 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菓子等を収納する容器
本体に内装して用いる仕切り具に関する。
【0002】
【従来の技術】容器本体内を多くの収納空間に仕切るた
めの仕切り具としては、仕切り空間を予め形成した樹脂
成型品や板材を組み立てたものが一般的に知られている
が、これでは、予め立体的に構成されたものであると、
嵩張りやすく保管や運搬に大きいスペースを要し、ま
た、板材に複数のくい込みスリットを形成して交差状に
組立てるものでは、その組立加工に手数を要するもので
ある。そこで、従来では、矩形の板材の中央部位に直線
スリットを形成し、この直線スリットの延長線を折り線
として板材を折り立てて、前記直線スリットをはさんで
対向する一対の壁部を形成し、その直線スリットの両端
と長手方向中間位置との夫々に内折り線と外折り線とを
設定して、板材を十字状、または菱形に折り曲げること
で、多数の仕切り空間を形成するように構成していた
(例えば、実開昭56‐26656号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
従来構造のものでは、嵩ばらず、また、その組立も簡単
で便利なものであるが、その仕切り具と周壁部分との固
定を考えた場合、格別その工夫がなされていなかった。
したがって、特に、単なる板状や棒状ではなく、ある角
度を有した角部が周壁部分に面した状態となるため、周
壁部分に挿入して係止させるなどの構成を採用し難いも
のである菱形状の空間を形成しようとする場合、接着な
どの煩わしい作業を要するものであり、仕切り具と周壁
との相対位置を固定して用いるには不便なものであっ
た。本発明は、前記の仕切り具自体の嵩ばらず、組立が
簡単であるという、折り曲げ式の仕切り具の利点を活か
しながら、周壁に対して菱形状の仕切り空間形成用の仕
切り具を固定するための構成も簡素化することにその目
的がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、容器内空間を5個以上の
収納空間に区画する仕切り具において、矩形に形成され
た板材の中央部位に直線スリットを形成し、この直線ス
リットの延長線を折り線として板材を折り立てて、前記
直線スリットをはさんで対向する一対の壁部を形成し、
前記直線スリットの両端に該当する位置において前記両
壁部に夫々内折り線を設定すると共に、直線スリットの
長手方向中間位置において前記両壁部に夫々外折り線を
設定し、さらに、前記両壁部の外折り線の近くでその両
側に内折り線を形成し、この内折り線よりも前記外折り
線側寄りの両壁部の、各外折り線による折り重ね部分
に、前記外折り線を含んで、かつ、外折り線長さ方向で
の一部にわたる範囲で切り欠き部を設け、この切り欠き
部の残部となる前記折り重ね部分によって容器本体の周
壁に形成された凹部に対して係入する突起状の支持部を
構成したことである。同様の目的で仕切り具を構成する
にあたり、矩形に形成された板材の中央部位に複数の直
線スリットを適当間隔をあけて直列状に形成し、これら
直線スリットの延長線を折り線として板材を折り立て
て、前記直線スリットをはさんで対向する一対の壁部を
形成して、容器内空間が7個以上に区画する収納空間を
有するように構成してもよい。また、前記板材として
は、板紙、アルミニウムの薄板、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、スチロール等のプラスチックの薄板を利用す
ることができる。
【0005】
【作用】本発明の構成によると、板材に直線スリットを
1本形成した場合には、例えば、図13に示すように、
前記内折り線cと外折り線dとの間に別の内折り線eを
設定することで、図12に示すような中央に菱形の収納
空間が中抜き形成された十字形の仕切り具2を得ること
ができる。又、直線スリットを2本形成した場合には、
上記した中抜き十字形の複合組合わせができ、例えば図
1中に示すような形状の仕切り具2、或いは図6や図8
に示すような形状の仕切り具2を得ることができる。そ
して、これらの仕切り具と周壁との固定は、菱形の端部
を直に周壁に面した状態とするのではなく、その角部に
連続した状態に形成された板状の支持部と、周壁に形成
された凹部とで行われるので、仕切り具が周壁に固定し
難い菱形状空間を形成するものであっても、構造の複雑
さを招くことなく仕切りを固定設置することができる。
また、前記支持部の形成も、仕切り具の形成とともに、
その端部に一体的に形成されるので、組立加工上の煩わ
しさもない。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると次
のような効果が得られる。 (1) 1枚の板材を用いて多くの収納空間の仕切りが
可能な仕切り具を簡単に製作できるようになった。 (2) 一つの仕切り具について部品は1つであるため
に、部品管理も簡単であり、組みまちがいの発生もなく
能率よく組上げることができる。 (3) 組み上げ前の材料としては積層して嵩低く取り
扱うことができ、保管、梱包、運搬、等に便利である。 (4) スリットの両側に位置する壁部の折り曲げによ
って各種形状に構成するので、板材は矩形でよく、原材
から歩留りよく板材を切出すことができ、この点におい
ても実用上の効果が大きい。 (5) 仕切り具の形成と同時に一体形成できる板状の
支持部を用いて固定するので、仕切り具が固定し難い菱
形状の空間を形成するものであっても、周壁に対する仕
切り具の固定構造のために特別な加工や、余分な組み付
け工数を要さず、簡単に構成することができる。 (6)特に、板材に紙材を利用する場合には安価に製作
できる。
【0007】
【実施例】(実施例1) 図1に菓子箱に利用される容器の一例が示されている。
この容器は、紙製の容器本体1と、これの内部空間を7
個の収納空間に仕切る紙製の仕切り具2と、容器本体1
を収納するプラスチック製の容器ケース3とから成る。
容器本体1は、矩形の底板部1aの周辺から二つ折り形
成された二重側板1bが立上げられたものであり、1枚
の板紙の折り曲げによって作成されている。仕切り具2
は1枚の板紙(板材の一例)を折り曲げて組上げたもの
たであり、図3(イ),(ロ),(ハ)に基づいてその
構成及び組上げ手順を説明する。
【0008】図3(イ)は原紙から型抜きされた素材の
板紙を示しており、全体的には細長い矩形をなし、表面
にのみ印刷やコーティングが施されている。この板紙の
中央部位には2本の直線スリット4a,4bが直列状に
形成されると共に、これら直線スリット4a,4bの延
長線上に谷折りの折り線aが形成され、その両脇に山折
りの折り線bが平行に形成されている。そして、図3
(ロ),(ハ)に示すように、折り線aに沿う谷折り
と、折り線bに沿う山折りを行うことによって、山折り
重合された一対の壁部5a,5bを直線スリット4a,
4bをはさんで対向させる。又、各直線スリット4a,
4bの両端に該当する位置において両壁部5a,5bに
夫々内折り線cが設定されると共に、各直線スリット4
a,4bの長手方向中央位置において両壁部5a,5b
に外折り線dが設定され、かつ、右半部分における内折
り線cと外折り線dとの間には更に内折り線eが設定さ
れている。両壁部5a,5bの各内折り線c,e及び外
折り線dを折り曲げると図4に示すようになる。さら
に、前記両壁部5a,5bの外折り線dの近くでその両
側に形成された内折り線eよりも前記外折り線d側寄り
の両壁部5a,5bの、各外折り線dによる折り重ね部
分8に、前記外折り線dを含んで、かつ、外折り線d長
さ方向での一部にわたる範囲で切り欠き部7を設け、こ
の切り欠き部7の残部となる前記折り重ね部分8によっ
て、容器本体1の周壁となる側壁1bに形成された位置
決め用の凹部9に差込み支持されるための突起状の支持
部6を構成している。ここで左半部において内折り線c
で直角に折り曲げ、外折り線dで折り重ねると、図1中
の左半部に示すように十字形の仕切り壁が形成される。
又、右半部において、内折り線c,eで45°に折り曲
げ、外折り線dで折り重ねると、図1中の右半部に菱形
の収納空間を有する中抜き十字形の仕切り壁が形成され
る。又、このようにして形成された各仕切り壁の各端部
には、夫々前記側壁1bに形成された位置決め用の凹部
9に差込み支持されるための支持部6が形成されるよう
に、この板紙の素材が型抜きされている。
【0009】尚、前記突部6を図5に示すように鉤形に
形成して抜止め機能をもたらすようにするもよく、その
形状は任意に設定できる。又、壁部5a,5bを形成素
材に、折り線bに平行な折り線をさらに備え、この素材
を横断面中空の三角形状になるように折り曲げることに
よって、壁部5a,5 bを断面三角形の中空壁になるよ
うに形成して実施してもよい。この場合、壁強度が大に
なって有利である。
【0010】(実施例2) 図6に仕切り具2の第2の実施例が示されている。この
例は、第1の実施例で示した中抜き十字形の仕切り壁の
両側に十字形の仕切り壁を連設したものであり、素材の
板紙の形状は図7に示すようになる。
【0011】(実施例3) 又、図8に示すように、単一の中抜き十字形の仕切り壁
を有する仕切り具2を構成するもよく、この場合の素材
板紙も図9に示すように、単一の直線スリット4を備え
たものとなる。
【0012】(実施例4) 上記各実施例では仕切り具素材として安価な板紙を利用
しているが、アルミニウムの薄板、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、スチロール等のプラスチックの薄板を利用
して、収容物に適した、或いは装飾性に優れた仕切り具
に仕上げることもできる。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の仕切り具を備えた紙製容器の分解
斜視図
【図2】容器本体に仕切り具を組付けた状態を示す斜視
【図3】仕切り具の組上げ手順を示す斜視図
【図4】組上げ途中の仕切り具を示す斜視図
【図5】位置決め用突起の変形例を示す側面図
【図6】第2実施例の仕切り具を示す斜視図
【図7】第2実施例の仕切り具の展開図
【図8】第3実施例の仕切り具を示す斜視図
【図9】第3実施例の仕切り具の展開図
【符号の説明】
1 容器本体 4,4a,4b 直線スリット 5a,5b 壁部 6 支持部 7 切り欠き部 8 折り重ね部分 9 凹部 a 折り線 c 内折り線 d 外折り線 e 内折り線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内空間を5個以上の収納空間に区画
    する仕切り具であって、 矩形に形成された板材の中央部位に直線スリット(4)
    を形成し、この直線スリット(4)の延長線を折り線
    (a)として板材を折り立てて、前記直線スリット
    (4)をはさんで対向する一対の壁部(5a),(5
    b)を形成し、前記直線スリット(4)の両端に該当す
    る位置において前記両壁部(5a),(5b)に夫々内
    折り線(c)を設定すると共に、直線スリット(4)の
    長手方向中間位置において前記両壁部(5a),(5
    b)に夫々外折り線(d)を設定し、さらに、前記両壁部(5a),(5b)の外折り線
    (d)の近くでその両側に内折り線(e)を形成し、こ
    の内折り線(e)よりも前記外折り線(d)側寄りの両
    壁部(5a),(5b)の、各外折り線(d)による折
    り重ね部分(8)に、前記外折り線(d)を含んで、か
    つ、外折り線(d)長さ方向での一部にわたる範囲で切
    り欠き部(7)を設け、 この切り欠き部(7)の残部となる前記折り重ね部分
    (8)によって容器本体(1)の周壁に形成された凹部
    (9)に対して係入する突起状の支持部(6)を構成し
    てある 容器の仕切り具。
  2. 【請求項2】 容器内空間を7個以上の収納空間に区画
    する仕切り具であって、 矩形に形成された板材の中央部位に複数の直線スリット
    (4a),(4b)を適当間隔をあけて直列状に形成
    し、これら直線スリット(4a),(4b)の延長線を
    折り線(a)として板材を折り立てて、前記直線スリッ
    ト(4a),(4b)をはさんで対向する一対の壁部
    (5a),(5b)を形成し、 前記直線スリット(4a),(4b)の両端に該当する
    位置において前記両壁部(5a),(5b)に夫々内折
    り線(c)を設定すると共に、各直線スリット(4
    a),(4b)の長手方向中間位置において前記両壁部
    (5a),(5b)に夫々外折り線(d)を設定し、さらに、前記両壁部(5a),(5b)の外折り線
    (d)の近くでその両側に内折り線(e)を形成し、こ
    の内折り線(e)よりも前記外折り線(d)側寄りの両
    壁部(5a),(5b)の、各外折り線(d)による折
    り重ね部分(8)に、前記外折り線(d)を含んで、か
    つ、外折り線(d)長さ方向での一部にわたる範囲で切
    り欠き部(7)を設け、 この切り欠き部(7)の残部となる前記折り重ね部分
    (8)によって容器本体(1)の周壁に形成された凹部
    (9)に対して係入する突起状の支持部(6)を構成し
    てある 容器の仕切り具。
  3. 【請求項3】 前記板材が板紙である請求項1または2
    に記載の容器の仕切り具。
  4. 【請求項4】 前記板材がアルミニウムの薄板である請
    求項1または2に記載の容器の仕切り具。
  5. 【請求項5】 前記板材がプラスチックの薄板である請
    求項1または2に記載の容器の仕切り具。
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JP3-134150 1991-06-05
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