JPH0764828B2 - 液晶化合物 - Google Patents

液晶化合物

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JPH0764828B2
JPH0764828B2 JP59215367A JP21536784A JPH0764828B2 JP H0764828 B2 JPH0764828 B2 JP H0764828B2 JP 59215367 A JP59215367 A JP 59215367A JP 21536784 A JP21536784 A JP 21536784A JP H0764828 B2 JPH0764828 B2 JP H0764828B2
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仁士 末永
雅明 田口
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 液晶は、既に種々の電気光学素子として応用され、時計
や電卓等の表示に実用化されてきている。現在実用化さ
れている液晶表示素子は、ネマテイツク液晶やコレステ
リツク液晶の誘電的配列効果を利用したものが大部分で
ある。しかし、期待されている画素数の多い表示素子へ
の応用に当つては、応答性の点や、駆動マージンが取れ
ない事によるコントラスト、視角特性の点で問題になっ
ている。そのため、各画素毎にスイツチング素子を形成
するMOSパネルやTFTパネルが一方において研究開発がさ
かんに行なわれている。
(先行技術の記載) こうした中で、クラーク(clack)等は米国特許第43679
24号において、かかる液晶素子の欠点を除去する、スメ
クチツク相を用いた新しい表示原理による液晶素子を開
示している。
図1には、スメクチツクC*相またはH相の模式図が示さ
れて居り、液晶は各分子層1から成つており、個々の層
の中では、分子長軸の平均的な方向が、層に垂直な方向
と角度Ψ0だけ傾いて示されている。マイヤー(Meye
r)等がLe Journal de Physique 第36巻3月1975に発
表した“強誘電性液晶”という題名の論文においては、
光学的に活性な分子からなるスメクチツクC*あいるはH
相は、一般に電気双極子密度を有し、強誘電性である
ことを開示している。この双極子密度は、分子の傾き
方向nには垂直で、スメクチツクの層面に平行な方向に
作用する。同論文の記載する所は、この事はスメクチツ
クH相にも適用可能であるが、H相では層に垂直な軸の
まわりの回転に対しての粘性がより大きくなる。これら
のカイラルスメクチツク液晶には電気双極子が存在する
ので、誘電異方性によるよりも、ずつと強く電場の作用
を受ける。更に、この作用力の極性が電場と平行な
方向を向くという意味で極性のあるものなので、印加さ
れる電場の方向を反転させることにより、の方向が反
転されることになる。即ち、電場を反転させることによ
つて、図1及び2で示したように、分子がコーン(この
コーンの角2Ψ。を以下、コーン角という)に沿つて変
位することによりの方向を制御することが出来る。そ
してこの分子の平均的な長軸方向の変化を2枚の偏光板
を用いて検出することにより、電気光学粗型として利用
し得る。
このスメクチツクC*相またはH相の電界への応答を利用
した電気光学素子は、その自発分極と電界との作用力
が、誘電異方性によるよりも3〜4桁大きい故に、TN型
液晶素子に比して、優れた高速応答性を有し、かつ適当
な配向制御を行なうことにより、メモリー機能をもたす
ことが可能であり、高速光学シヤツター又は表示情報量
の多いデイスプレイ等への応用が期待される。
ところで、この様な強誘電性を有するカイラルスメクチ
ツク液晶材料については、種々の化合物が合成され又之
等の化合物の性質について研究されてきている。例え
ば、強誘電性液晶として最初に合成されたのは、DOBAMB
Cとして知られるp−デシロキシベンジリデン アミノ−2−メチルブチルシンナメートである。このシ
ツフ塩基系列の液晶は次の一般式で表わされ、この構造
式を持つ化合物の強誘電性について広く研究された。
(式中、Xは−H,−Cl,又は−CNであり、Yは−Cl又は
−C2H5であり、*印は不整炭素原子を表す。) しかし、この系列の液晶化合物は、室温より高い温度で
始めてカイラルスメクチツク相を示すため、室温では使
えず又シツフ系化合物であるから、水分により分解され
るので安定性の点で問題があるなどの欠点を有してい
る。
この系の発展系として、一般式 で表わされる、シツフ塩基を形成するベンジル基のベン
ゼン環に、水酸基をo−の位置に導入し、之がシツフ塩
基の2重結合と水素結合を形成するシツフ系のカイラル
スメクチツク液晶化合物を、B.I.オストロフスキー(B.
I.Ostrovskii)等がFerroelectrics 24(1980)309に、
又はA.ハラスビー(A.Hallsby)等がMol.Cryst.Liq.Cry
st.,Letter82(1982)61に発表し、之等が室温で含む広
い温度範囲で、スメクチツクC*相を呈する化合物として
注目されている。又、分子内水素結合を有するため、水
分による分解が起りにくく、安定性の点でも、通常のシ
ツフ系液晶に比べ優れている。しかし、実用面から、0
℃以下で結晶化しない事が要求されているので、いま
だ、この系の化合物で合成せれている液晶では未だ実用
上の要求を満たすに至つていない。
他に、アゾキシ系の液晶材料についてP.ケラー(P.Kell
er)等がAmn.Phys.(1978)139誌上に発表しているが、
使用温度範囲の面で未だ十分でなく、又、濃い黄色の化
合物であり又紫外線に弱いためフイルターの使用が必要
であるなど実用上問題がある。
こうした中で、安息香酸エステル系液晶化合物として
は、B.I.オストロフスキー(B.I.Ostrovskii)等によつ
て の構造式で表わされる液晶化合物が公表されて居り、こ
の系の化合物は比較的室温に近い温度範囲でカイラルス
メクチツク液晶相を呈する材料として報告されて居り、
このエステル系の化合物は単体又は混合液晶としてTN型
液晶材料として実用化され安定性の面でも秀れて居り、
有望視されているが、一般に粘度が高い欠点がある。
又、G.W.グレー(G.W.Gray)等はMol.Cryst.Liq.Crys
t.,37(1976)189,(1978)37誌に、高い温度範囲でカ
イラルスメクチツク液晶相を呈するビフエニルエステル
系材料について報告して居る。
(発明が解決しようとする問題点) 上記する如く、現状では、実用に供せられる室温を含む
0℃以下から室温より上に至る広い温度範囲でカイラル
スメクチツク相を呈する液晶化合物はいまだ見出されて
居らず、又、知られている化合物の内で比較的広い温度
範囲にわたつてカイラルスメクチツク相を呈する化合物
でも、安定性或いは粘性などの点に問題があるのが現状
である。
〔発明の要約〕
ここにおいて、本発明者等は安定性に優れ、かつ、室温
を含む広い温度範囲に亙つてカイラルスメクチツク相を
呈する液晶化合物を得るについて、鋭意研究の結果、
(I)で表わされる新規液晶化合物を見出した。また、
本発明の液晶化合物はブレンド用材料としても用いるこ
とができる。
従つて、本発明の目的は、安定性に秀れ常温を含む広い
液晶温度範囲にわたつてスメクチツクC*相と有し、又迅
速な応答性を有するカイラルスメクチツク相を呈する液
晶化合物及びこの化合物を含む液晶組成物を提供するに
ある。
即ち、本発明は、一般式(I) (ここで、mは1〜8、nは5〜18、*印は不(ここ
で、mは1〜8、nは5〜18、*印は不整炭素原子を示
す。) で表わされる新規化合物及びこの化合物を含む液晶組成
物を提供するにある。
〔発明の詳しい説明〕
上式の液晶化合物は、室温近辺で広い温度範囲にわたつ
て、Sc *相を呈し、かつ応答迅速度が速いことが明らか
になつた。本発明化合物の応答速度は、上記の分子内水
素結合を有するシツフ塩基系化合物 又は安息香酸エステル系化合物 (ここで▲R* m▼は不整炭素原子を有するアルキル基で
あり、Rnは直鎖アルキル基を示す。)で表わされる液晶
化合物の示す応答速度より速い応答速度を有する。
本発明のピリミジン系液晶化合物の分子の骨格部分はベ
ンゼン環とピリミジン環が直結して短いにもかかわら
ず、高いスメクチツク性を示し、広い温度範囲にわたつ
てSc *相を示すのは、ピリミジン環とベンゼン環の電気
陰性度の相違による分子軸方向の分極が大きく、これに
よつて生じる大きな分子相互作用によるものと思われ
る。又、本願化合物が速い応答性を示すのは、ビリミジ
ン環がベンゼン環より巾が大きいため、分子形状とし
て、中央部がふくらんだ形をしており、このふくらみが
分子間の距離を大きくする働きをして、分子の回転粘度
を小さくし、応答を速めているものと思われる。
一般式(I)の化合物の合成法を化学式で記すと以下の
通りである。
或るいは、第2法 若しくは第3法 を用いて、第1法に示した通りに を得、ついで第1法に倣つて (YはOH又はハロゲンを示す)を得、ついで脱ベンジル
した後、之に (Zはハロゲンを示す)を反応させることによつて目的
化合物を得ることが出来る。
ここで光学活性アルコールは以下の様にして得られる。
光学活性アミルアルコール (▲〔α〕25 0▼=−4,487°(neat))を出発原料とし
てアルキルマロン酸合成法により炭素数増大を行つて夫
々の炭素数を有するアミルアルコールが得られる。この
様にして得られ光学活性を有するアルコールの−OHは、
周知の方法により、之を脂肪族及び芳香族のスルホン酸
エステルもしくはハロゲン化物に転化できる。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1(m=5,n=8) 光学活性な5−n−オクチル−2−〔4−(6−メチル
オクチルオキシ)フエニル〕ピリミジンの合成 1)光学活性な4−(6−メチルオクチルオキシ)ベン
ゾニトリルの合成 100ml四つ口フラスコに、4−シアノフエノール5.75g、
市販の活性アミルアルコールより合成された1−ブロム
−6−メチルオクタン10g、無水炭酸カリウム6.67g、
N、N−ジメチルホルムアミド30mlを入れ、窒素雰囲気
下、110℃で8時間反応した。反応後、不溶物を過
し、エーテル抽出した。有機層は、5%NaOH、水、飽和
食塩水で洗浄後、乾燥し、エーテルを溜出した。得た油
状物を精製し、光学活性な4−(6−メチルオクチルオ
キシ)ベンゾニトリル11.4gを得た。
2)光学活性な4−(6−メチルオクチルオキシ)ベン
ズアミジン塩酸塩の合成 100ml四つ口フラスコに、光学活性な4−(6−メチル
オクチルオキシ)ベンゾニトリル10g、乾燥エタノール1
2.5ml、乾燥ベンゼン16mlを入れた。この混合物を攪拌
しながら3℃以下で、乾燥した塩化水素ガスを攪拌しな
がら、3℃以下で吹き込んだ。室温で2日放置後、溶媒
を溜去し、粗結晶を得た。
得られた粗結晶を乾燥エタノール64mlと共に300ml四つ
口フラスコに入れ、之にアンモニア11.08gを含む乾燥エ
タノール30mlを、室温でゆつくりと滴下した。滴下後、
3日間室温で放置した。これを精製し、9.58gの光学活
性な4−(6−メチルオクチルオキシ)ベンズアミジン
・塩酸塩を得た。
7.14,dJ=9Hz,2H,AromaticH 8.06,dJ=9Hz,2H,AromaticH 4.09,tJ=6Hz,2H,−O−CH2− 3)光学活性な5−n−オクチル−2−〔4−(6−メ
チルオクチルオキシ)フエニル〕−4,6−ジヒドロキシ
−ピリミジンの合成 100mlの四つ口フラスコに、金属ナトリウム1.15g,乾燥
メタノール33mlを入れた。このナトリウムメチラート溶
液に、光学活性な4−(6−メチルオクチルオキシ)ベ
ンズアミジン塩酸塩5g,次いで、n−オクチルマロン酸
ジエチル4.55gを入れ、加熱還流下に18時間反応した。
冷却後、濃硫酸を用いて酸性とし、結晶を析出させた。
粗結晶を精製し、光学活性な5−n−オクチル−2−
〔4−(6−メチルオクチルオキシ)フエニル〕−4.6
−ジヒドロキシ−ピリミジン6.32gを得た。
4)光学活性な5−n−オクチル−2−〔4−(6−メ
チルオクチルオキシ)フエニル〕−4.6−ジクロロ−ピ
リミジンの合成 50mlのフラスコに、光学活性な5−n−オクチル−2−
〔4−(6−メチルオクチルオキシ)フエニル〕−4.6
−ジヒドロキシ−ピリミジン6g,オキシ塩化リン27ml,N
−ジエチルアニリン4mlを入れ、加熱還流下に21時間反
応した。反応後、過剰のオキシ塩化リンを溜去し、残渣
を氷水中に注入した。これをエーテル抽出し、アルカリ
水溶液で洗浄後、さらに水、飽和食塩水で中性になるま
で洗浄した。有機層を乾燥後、エーテルを溜去し、粗生
成物を得た。これを精製し、光学活性な5−n−オクチ
ル−2−〔4−(6−メチルオクチルオキシ)フエニ
ル〕−4.6−ジクロロ−ピリミジン3.6gを得た。
8.22,dJ=9Hz,2H,AromaticH 6.85,dJ=9Hz,2H,AromaticH 3.94,tJ=6Hz,2H,−CH2−O− 2.82,t,2H, 5)光学活性な5−n−オクチル−2−〔4−(6−メ
チルオクチルオキシ)フエニル〕−ピリミジンの合成 200mlのフラスコに、光学活性な5−n−オクチル−2
−〔4−(6−メチルオクチルオキシ)フエニル〕−4.
6−ジクロロ−ピリミジン1.88g,10%パラジウム−炭素
0.4g,酸化マグネシウム0.55g,エタノール60ml,水45mlを
入れ、油浴上50℃で理論量の水素が吸収されるまで、水
素添加した。触媒を別し、エーテル抽出した。エーテ
ル層は、水、飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、エーテルを
溜去した。得た粗生成物を繰り返し精製し、光学活性な
5−n−オクチル−2−〔4−(6−メチルオクチルオ
キシ)フエニル〕−ピリミジン0.9gを得た。
この液晶化合物は、以下のような転移温度を示した。
(*印は過冷却であることを示す。) 以上のように、室温を含む約35℃という広い温度範囲で
SC *相を呈し、かつ、SC *相の下にSB相を有するため、低
温則は3℃まで、スメクチツクドメイン状態を保持す
る。SB相は、表示の応答はしないが、結晶化によるスメ
クチックドメイン状態の破壊がないため、温度を上げて
SC *相にもどすと、同じ表示状態をon−offするので、LC
パネルにした時の保存温度範囲としうる。
この液晶化合物を、PVAラビングの一軸配向処理を施し
た基板間に挟持し、液晶層厚を2.5μmとし、±20Vの電
圧印加で、直交ニコル下で、特性を測定した。
測定温度は25℃であつた。
{コーン角−40.5℃ {コントラスト(Ton/Toff)−12.5 {応答速度−600μsec このセルの応答の温度依存性データを第3図に示す。
実施例2(m=3,n=8) 光学活性な5−n−オクチル−2−〔4−(4−メチル
ヘキシルオキシ)フエニル〕−ピリミジンの合成。
温度計、冷却管、塩化カルシウム管、滴下ロートを備え
た30mlの三つ口フラスコに、水素化ナトリウム0.35g
(7ミリモル)(約50%油中懸濁液)及び乾燥N.N−ジ
メチルホルムアミド5mlを 8.39(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 7.02(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 4.02(t,2H,J=6Hz,−CH2−O−) 2.62(t,2H,−CH2−Pyrimidine) この液晶化合物は、以下のような転移温度を示した。
(*印は、過冷却であることを示す。) この液晶化合物を、実施例1と同じ配向処理を施した2.
5μmのセルに封入して、同じ条件で応答速度を測定し
た所、250μsecを示した。
実施例3(m=1,3,5,n=11,14) 5−n−アルキル−2−〔4−(3−メチルピルアルキ
レンオキシ)フエニル〕ピリミジンの合成 (*印は不斉炭素) 以下、下記光学活性アルキル化剤とアルキルピリミジル
フエノールを用いて、実施例2と同様な操作を行ない目
的化合物を得た。
これらの液晶化合物の転移温度及び応答速度を、実施例
1と同様にして、測定して得れた結果を以下の表にまと
めた。
実施例4(m=2,n=6) 光学活性な5−n−ヘキシル−2−〔4−(3−メチル
ペンチルオキシ)フエニル〕−ピリミジンの合成 温度計、冷却管、塩化カルシウム管、滴下ロートを備え
た30mlの三つ口フラスコに、水素化ナトリウム0.411g
(約50%油中懸濁液)乾燥N.N−ジメチルホルムアミド1
0mlを入れた。次に、乾燥N.N−ジメチルホルムアミド5m
lに溶解した4−(5−n−ヘキシル−2−ピリミジニ
ル)フエノール2.0gを氷冷下に滴下した。室温で30分間
反応した後、光学活性な3−メチルペンタノール−1の
p−トルエンスルホン酸エステル1.99gを加えた。滴下
後、95℃で9時間反応を行ない、冷却後、氷水中に流し
込み、酢酸エチルで抽出した。有機層は、5%NaOH,
水,飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、有機溶媒を溜去し
た。得た残渣を繰り返し精製し、5−n−ヘキシル−2
−〔4−(3−メチルペンチルオキシ)フエニル〕−ピ
リミジン2.31g(収率86%)を得た。
I.R.(nujol):υ=1605,1585,1250,1170,1110cm-1 ′H−N.M.R.(60 MHz,CDCl3/TMS int) δ(ppm)= 8.57(s,2H,Pyrimidine H) 8.38(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 6.97(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 4.03(t,2H,J=6Hz,−CH2−O−) 2.57(t,2H,−CH2−Pyrimidine) 0.5〜2.2(22H) 得られた化合物の転移温度を測定して次の結果を得た。
〔実施例5〜10〕(m=2,n=7〜12) 5−n−アルキル−2−〔4−3−メチルペンチルオキ
シ)フエニル]ピリミジンの合成 実施例4に於ける4−(5−n−ヘキシル−2−ピリミ
ジニル)フエノールの代わりに、異なつたアルキル置換
基をもつ、4−(5−n−アルキル−2−ピリミジニ
ル)フエノールを用いる以外は、実施例4と同様にして
下記に示す化合物を得た。(得た化合物は、′H−N.M.
R.において、アルキル基に相応するプロトン数がδ=0.
5〜2.1ppmの領域で変化する以外、実施例1の化合物の
I.R.,′H−N.M.R.と同様な吸収及びシグナルを示し
た。) (*印は不斉炭素) 実施例11(m=3,n=7) 光学活性な5−n−ヘプチル−2−〔4−(4−メチル
ヘキシルオキシ)フエニル]−ピリミジンの合成 (但、*印は不正炭素を示す。) 温度計、冷却管、塩化カルシウム管、滴下ロートを備え
た30mlの三つ口フラスコに、水素化ナトリウム0.45g
(約50%油中懸濁液)、乾燥N.N−ジメチルホルムアミ
ド8mlを入れた。次に、氷冷下、乾燥N.N−ジメチルホル
ムアミド5mlに溶解した4−(5−n−ヘプチル−2−
ピリミジニル)フエノール2.1gを滴下した。室温で30分
間反応した後、光学活性な4−メチルヘキサノール−1
のp−トルエンスルホン酸エステル2.11gを加えた。滴
下後、80℃で15時間反応を行ない、冷却後、氷水に流し
込み、酢酸エチルで抽出した。有機層は、5%NaOH,
水,飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、有機溶媒を溜去し
た。得た残渣を繰り返し精製し、5−n−ヘプチル−2
−〔4−(4−メチルヘキシルオキシ)フエニル〕−ピ
リミジン2.3g(収率78%)を得た。
I.R.(nujol):υ=1605,1592,1245,1165,1105cm-1 ′H−N.M.R.(60MHz,CDCl3/TMS int) δ(ppm)= 8.53(s,2H,Pyrimidine H) 8.33(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 6.95(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 3.97(t,2H,J=6Hz,−CH2−O−) 2.58(t,2H,−CH2−Pyrimidine) 0.5〜2.2(26H) 得られた化合物の転移温度と応答速度を測定して次の結
果を得た。
実施例12〜15(m=3,n=6〜12) 光学活性な5−n−アルキル−2−[(4−メチルヘキ
シルオキシ)フエニル]ピリミジンの合成法 実施例11に於ける4−(5−n−ヘプチル−2−ビリミ
ジニル)フエノールの代わりに、異なつたアルキル置換
基をもつ、4−(5−n−アルキル−2−ピリミジニ
ル)フエノールを用いる以外は、実施例11を繰返して下
記の化合物を得た。
(得た化合物は、′H−N.M.R.において、アルキル基に
相応するプロトン数がδ=0.5〜2.2ppmの領域で変化す
る以外は、実施例11の化合物のI.R.,′H−N.M.R.と同
様な吸収及びシグナルを示した。) (*印は不斉炭素) 得られた化合物の転移温度と応答速度を測定して次の結
果を得た。
実施例16(m=4,n=10) 光学活性な5−n−デシル−2−〔4(5−メチルヘプ
チルオキシ)フエニル〕−ピリミジンの合成 温度計、冷却管、塩化カルシウム管、滴下ロートを備え
た30mlの三つ口フラスコに、水素化ナトリウム0.369g
(約50%油中懸濁液)、乾燥N.N−ジメチルホルムアミ
ド10mlを入れた。次に、氷冷下、乾燥N.N−ジメチルホ
ルムアミド5mlに溶解した4−(5−n−ヘプチル−2
−ピリミジニル)フエノール2.0gを滴下した。室温で30
分間反応した後、光学活性な5−メチルヘプタノール−
1のp−トルエンスルホン酸エステル1.82gを加えた。
滴下後、80℃で9.5時間反応を行ない、冷却後、氷水に
流し込み、酢酸エチルで抽出した。有機層は、5%NaO
H,水,飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、有機溶媒を溜去し
た。得た残渣を繰り返し精製し、5−n−デシル−2−
〔4−(5−メチルヘプチルオキシ)フエニル〕−ピリ
ミジン1.9g(収率70%)を得た。
(m=4,n=10,*印は不斉炭素を示す。) I.R.(nujol):υ=1605,1592,1250,1165,1105cm-1 ′H−N.M.R.(60MHz,CDCl3/TMS int) δ(ppm)= 8.58(s,2H,Pyrimidine H) 8.37(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 6.98(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 4.01(t,2H,J=6Hz,−CH2−O−) 2.59(t,2H,−CH2−Pyrimidine) 0.5〜2.2(3CH) 得られた化合物の転移温度と応答速度を測定して次の結
果を得た。
実施例17〜22 光学活性な5−n−アルキル−2−[(4−メチルヘキ
シルオキシ)フエニル]ピリミジンの合成法 実施例16に於ける4−(5−n−デシル−2−ピリミジ
ニル)フエノールの代わりに、異なつたアルキル置換基
をもつ、4−(5−n−アルキル−2−ピリミジニル)
フエノールを用いる以外は、実施例16を繰返して下記の
化合物を得た。
(得た化合物は、′H−N.M.R.において、アルキル基に
相応するプロトン数がδ=0.5〜2.2ppmの領域で変化す
る以外は、実施例16の化合物のI.R.,′H−N.M.R.と同
様な吸収及びシグナルを示した。) (*印は不斉炭素) 得られた化合物の転移温度と応答速度を測定して次の結
果を得た。
実施例23 光学活性な5−n−ノニル−2−〔4−(6−メチルオ
クチルオキシ)フエニル〕−ピリミジンの合成 温度計、冷却管、塩化カルシウム管、滴下ロートを備え
た30ml三つ口フラスコに、水素化ナトリウム0.336g(約
50%油中懸濁液)、乾燥N.N−ジメチルホルムアミド10m
lを入れた。次に、氷冷下、乾燥N.N−ジメチルホルムア
ミド5mlに溶解した4−(5−n−ノニル−2−ピリミ
ジニル)フエノール1.9gを滴下した。室温で30分間反応
した後、光学活性な6−メチルオクタノール−1のp−
トルエンスルホン酸エステル1.9gを加えた。滴下後、95
℃で9時間反応を行ない、冷却後、氷水に流し込み、酢
酸エチルで抽出した。有機層は、5%NaOH,水,飽和食
塩水で洗浄後、乾燥し、有機溶媒を溜去した。得た残渣
を繰り返し精製し、5−n−ノニル−2−〔4−(6−
メチルオクチルオキシ)フエニル〕−ピリミジン2.17g
(80%)を得た。
I.R.(nujol):υ=1610,1594,1250,1170,1110cm-1 ′H−N.M.R.(60MHz,CDCl3/TMS int) δ(ppm)= 8.56(s,2H,Pyrimidine H) 8.37(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 6.96(d,2H,J=9Hz,Aromatic H) 3.99(t,2H,J=6Hz,−CH2−O−) 2.56(t,2H,−CH2−Pyrimidine) 0.5〜2.2(34H) 得られた化合物の転移温度と応答速度を測定して次の結
果を得た。
〔実施例24〜27〕(m=5,n=6〜12) 実施例23に於ける4−(5−n−ノニル−2−ピリミジ
ニル)フエノールの代わりに、異なつたアルキル置換基
をもつ、4−(5−n−アルキル−2−ピリミジニル)
フエノールを用いる以外は、実施例20と同様にして下記
に示す化合物を得た。(得た化合物は、′H−N.M.R.に
おいて、アルキル基に相応するプロトン数がδ=0.5〜
2.2ppmの領域で変化する以外、実施例8の化合物のI.
R.,′H−N.M.R.と同様な吸収及びシグナルを示し
た。) (*印は不斉炭素) 以上の実施例より明らかな如く、本発明による新規液晶
化合物は、応答性が良好であり、且つ室温を含む広い温
度範囲でSC *相を呈する化合物であり、実用的なSC *相温
度範囲を有する液晶組成物を提供するものとして、単独
或いはブレンド系で極めて画期的な材料を提供するもの
であつて、強誘電性液晶デイスプレイの実用化に大きく
寄与するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図はスメクチックC*相またはH相の模式図であり、
第2図はカイラルスメクチツク相の液晶分子の電界によ
るコーンに沿つた運動を示す模式図であり、第3図は応
答速度の温度依存性を示すグラフであり、第4〜8図は
8〜12のnについて、nを一定としてmを種々に変化さ
せた場合におけるSC *相温度範囲と応答速度の変化を示
すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中*印は不整炭素原子を示し、mとnは以下の組み合
    わせのものに限る。 で示される強誘電性カイラルスメクチック相を持つ液晶
    化合物。
  2. 【請求項2】式 (式中mは1〜8、nは5〜18、*印は不整炭素原子を
    示す。) で示される化合物を少なくとも一つ含有することを特徴
    とする強誘電性カイラルスメクチック相を持つ液晶組成
    物。
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