JPH0765633A - 直流ケーブル - Google Patents
直流ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0765633A JPH0765633A JP5206727A JP20672793A JPH0765633A JP H0765633 A JPH0765633 A JP H0765633A JP 5206727 A JP5206727 A JP 5206727A JP 20672793 A JP20672793 A JP 20672793A JP H0765633 A JPH0765633 A JP H0765633A
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- JP
- Japan
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- cable
- insulator
- cross
- polyethylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メンテナンスフリーで、直流大容量の電力輸
送に使用することができる高温絶縁耐性の良好な直流ケ
ーブルを得る。 【構成】 導体1を被覆する絶縁体3が、密度が0.9
3g/cm3 以下でありかつメルトインデクスが1.5
g/10分以下であるLLDPE(直鎖状低密度ポリエ
チレン)またはVLDPE(超低密度ポリエチレン)、
もしくは加熱によって分解生成物を除去し得る架橋剤を
用いて架橋されかつその分解生成物が除去された架橋ポ
リエチレンから製せられる。
送に使用することができる高温絶縁耐性の良好な直流ケ
ーブルを得る。 【構成】 導体1を被覆する絶縁体3が、密度が0.9
3g/cm3 以下でありかつメルトインデクスが1.5
g/10分以下であるLLDPE(直鎖状低密度ポリエ
チレン)またはVLDPE(超低密度ポリエチレン)、
もしくは加熱によって分解生成物を除去し得る架橋剤を
用いて架橋されかつその分解生成物が除去された架橋ポ
リエチレンから製せられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流ケーブルに関するも
のであり、特にメンテナンスフリーでしかも高温絶縁耐
性の高い直流ケーブルに関するものである。
のであり、特にメンテナンスフリーでしかも高温絶縁耐
性の高い直流ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流大容量の電力輸送には従来からOF
ケーブルが用いられている。このOFケーブルはケーブ
ルシース内に絶縁油を充填(Oil-Fill)したものであ
る。図2にOFケーブルの一例を示す。図2のOFケー
ブル20は、軸心に亜鉛メッキ銅スパイラル21を配
し、この周囲に順次、導体22、カーボン紙23、絶縁
紙24、カーボン紙25、遮閉層26などの各層が形成
されている。この絶縁紙24には絶縁油が含浸されてい
る。この絶縁油は、一定の布設区間毎にケーブルの外部
に導出し、油圧調整タンクに接続して油圧を常に調整し
ておく必要がある。また、絶縁油は経時的に劣化するの
で、定期的に劣化の程度を測定し、劣化が激しくなれば
入れ換えるなど保守に多くの労力と経費を必要とする。
ケーブルが用いられている。このOFケーブルはケーブ
ルシース内に絶縁油を充填(Oil-Fill)したものであ
る。図2にOFケーブルの一例を示す。図2のOFケー
ブル20は、軸心に亜鉛メッキ銅スパイラル21を配
し、この周囲に順次、導体22、カーボン紙23、絶縁
紙24、カーボン紙25、遮閉層26などの各層が形成
されている。この絶縁紙24には絶縁油が含浸されてい
る。この絶縁油は、一定の布設区間毎にケーブルの外部
に導出し、油圧調整タンクに接続して油圧を常に調整し
ておく必要がある。また、絶縁油は経時的に劣化するの
で、定期的に劣化の程度を測定し、劣化が激しくなれば
入れ換えるなど保守に多くの労力と経費を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、絶縁油を使用
しない大電力輸送用のケーブルが探索された。架橋ポリ
エチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)は
絶縁油を使用しないのでOFケーブルのように油圧調整
タンクなどの補助設備を必要とせず、また保守のための
労力や経費も不要であるから、交流送電には従来から多
用されている。しかしこれを直流の大電力輸送に用いる
と絶縁破壊が起こり易く、従って直流用としては使用で
きないという問題があった。この絶縁破壊は次のような
機構によって発生するものであることがわかった。すな
わち、ケーブルの絶縁体として用いる架橋ポリエチレン
の内部には、ポリエチレンを架橋する際に架橋剤として
用いた有機過酸化物の分解生成物が残留している。この
ケーブルで大電力直流を輸送すると、強い分極した電界
と発熱とによって上記架橋剤の分解生成物が活性化さ
れ、活性化した分解生成物それ自体が架橋ポリエチレン
の絶縁性を低下させるとともに、架橋ポリエチレンに作
用してその連鎖を切断する。そこで比較的低い電圧でも
絶縁破壊が発生することになる。架橋剤を使わないポリ
エチレンの架橋方法も検討されたが、例えば電子線照射
による方法は絶縁体の肉厚がきわめて薄い場合には有効
であるものの、大容量高電圧用ケーブルなどの場合には
絶縁体の肉厚が厚いので電子線が層の内部まで浸透し難
く適用困難である。本発明はこの問題を解決するために
なされたものであり、従って本発明の目的は、絶縁体と
してポリエチレンを用いながら直流による絶縁耐性が高
い直流ケーブルを提供することにある。
しない大電力輸送用のケーブルが探索された。架橋ポリ
エチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)は
絶縁油を使用しないのでOFケーブルのように油圧調整
タンクなどの補助設備を必要とせず、また保守のための
労力や経費も不要であるから、交流送電には従来から多
用されている。しかしこれを直流の大電力輸送に用いる
と絶縁破壊が起こり易く、従って直流用としては使用で
きないという問題があった。この絶縁破壊は次のような
機構によって発生するものであることがわかった。すな
わち、ケーブルの絶縁体として用いる架橋ポリエチレン
の内部には、ポリエチレンを架橋する際に架橋剤として
用いた有機過酸化物の分解生成物が残留している。この
ケーブルで大電力直流を輸送すると、強い分極した電界
と発熱とによって上記架橋剤の分解生成物が活性化さ
れ、活性化した分解生成物それ自体が架橋ポリエチレン
の絶縁性を低下させるとともに、架橋ポリエチレンに作
用してその連鎖を切断する。そこで比較的低い電圧でも
絶縁破壊が発生することになる。架橋剤を使わないポリ
エチレンの架橋方法も検討されたが、例えば電子線照射
による方法は絶縁体の肉厚がきわめて薄い場合には有効
であるものの、大容量高電圧用ケーブルなどの場合には
絶縁体の肉厚が厚いので電子線が層の内部まで浸透し難
く適用困難である。本発明はこの問題を解決するために
なされたものであり、従って本発明の目的は、絶縁体と
してポリエチレンを用いながら直流による絶縁耐性が高
い直流ケーブルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、上記の絶
縁体が、密度が0.93g/cm3 以下でありかつメル
トインデクスが1.5g/10分以下であるLLDPE
(直鎖状低密度ポリエチレン)またはVLDPE(超低
密度ポリエチレン)、もしくは加熱によって分解生成物
を除去し得る架橋剤を用いて架橋されかつその分解生成
物が除去された架橋ポリエチレンから製せられたもので
ある直流ケーブルを提供することによって解決できる。
ここで、メルトインデクスはJIS K7210に規定
された方法によって測定される数値である。上記におい
て、加熱により分解生成物を除去し得る架橋剤として
は、ジ−tert−ブチルペルオキシド(以下「パーブチル
D」と称する)または2,5−ヂメチル−2,5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン(以下「パーヘキ
サ25B」と称する)が好適である。
縁体が、密度が0.93g/cm3 以下でありかつメル
トインデクスが1.5g/10分以下であるLLDPE
(直鎖状低密度ポリエチレン)またはVLDPE(超低
密度ポリエチレン)、もしくは加熱によって分解生成物
を除去し得る架橋剤を用いて架橋されかつその分解生成
物が除去された架橋ポリエチレンから製せられたもので
ある直流ケーブルを提供することによって解決できる。
ここで、メルトインデクスはJIS K7210に規定
された方法によって測定される数値である。上記におい
て、加熱により分解生成物を除去し得る架橋剤として
は、ジ−tert−ブチルペルオキシド(以下「パーブチル
D」と称する)または2,5−ヂメチル−2,5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン(以下「パーヘキ
サ25B」と称する)が好適である。
【0005】
【作用】架橋していない低密度ポリエチレンは常温にお
いては電気的にも物性的にも絶縁体として優れており、
また架橋剤の分解生成物を含むこともないので直流に対
する絶縁耐性も高い。しかし、融点が約105℃と低い
ために、大電力用ケーブルの常用温度である80〜90
℃で継続的に使用することはできない。上記のLLDP
E、VLDPEは低密度ポリエチレンの特性を維持しな
がら融点が120℃程度と高いので、架橋せずに直流ケ
ーブルの絶縁体として使用することができる。一方、通
常の低密度ポリエチレンであっても、その架橋に、加熱
によって分解生成物を除去し得る架橋剤を用いれば、架
橋後に加熱乾燥することによって分解生成物を含まない
架橋ポリエチレン絶縁体を得ることができ、従ってこれ
により製造されたケーブルは、直流を印加しても絶縁体
が活性化されることがないから、高温絶縁耐性が高いも
のとなる。
いては電気的にも物性的にも絶縁体として優れており、
また架橋剤の分解生成物を含むこともないので直流に対
する絶縁耐性も高い。しかし、融点が約105℃と低い
ために、大電力用ケーブルの常用温度である80〜90
℃で継続的に使用することはできない。上記のLLDP
E、VLDPEは低密度ポリエチレンの特性を維持しな
がら融点が120℃程度と高いので、架橋せずに直流ケ
ーブルの絶縁体として使用することができる。一方、通
常の低密度ポリエチレンであっても、その架橋に、加熱
によって分解生成物を除去し得る架橋剤を用いれば、架
橋後に加熱乾燥することによって分解生成物を含まない
架橋ポリエチレン絶縁体を得ることができ、従ってこれ
により製造されたケーブルは、直流を印加しても絶縁体
が活性化されることがないから、高温絶縁耐性が高いも
のとなる。
【0006】本発明の直流ケーブルで絶縁体として用い
ることのできるLLDPE、VLDPEは、いずれも、
長い直鎖の飽和炭化水素から短い直鎖の飽和炭化水素基
が多数分岐した構造を有する高分子飽和炭化水素であっ
て、密度が0.93g/cm3 以下でありかつメルトイ
ンデクスが1.5g/10分以下であることによって通
常の低〜高密度ポリエチレンとは明瞭に区別されるもの
である。このうち、LLDPEは密度が0.91〜0.
93g/cm3 、メルトインデクスが1.5〜0.8g
/10分の範囲にあり、VLDPEは密度が0.88〜
0.91g/cm3 、メルトインデクスが0.6〜1.
5g/10分の範囲にある。一方、通常の低密度ポリエ
チレンは、密度は0.91〜0.93g/cm3 と、L
LDPEと同程度であるが、分子中の分岐鎖がさらに不
規則に分岐していることなどによってメルトインデクス
は2g/10分以上と高いものとなっている。
ることのできるLLDPE、VLDPEは、いずれも、
長い直鎖の飽和炭化水素から短い直鎖の飽和炭化水素基
が多数分岐した構造を有する高分子飽和炭化水素であっ
て、密度が0.93g/cm3 以下でありかつメルトイ
ンデクスが1.5g/10分以下であることによって通
常の低〜高密度ポリエチレンとは明瞭に区別されるもの
である。このうち、LLDPEは密度が0.91〜0.
93g/cm3 、メルトインデクスが1.5〜0.8g
/10分の範囲にあり、VLDPEは密度が0.88〜
0.91g/cm3 、メルトインデクスが0.6〜1.
5g/10分の範囲にある。一方、通常の低密度ポリエ
チレンは、密度は0.91〜0.93g/cm3 と、L
LDPEと同程度であるが、分子中の分岐鎖がさらに不
規則に分岐していることなどによってメルトインデクス
は2g/10分以上と高いものとなっている。
【0007】一方、本発明で絶縁体として用いることの
できる架橋ポリエチレンは、予め低密度ポリエチレンに
上記の架橋剤を混合し、この混合物を導体上に押出し被
覆する方法によって形成される。このとき用いる好適な
架橋剤は、例えばパーブチルDまたはパーヘキサ25B
であって、低密度ポリエチレンに対していずれも1〜5
PHR程度混合することが好ましい。これらの架橋剤
は、架橋反応に使われた後の分解生成物がいずれも揮発
性であって、この分解生成物は、架橋反応中または終了
後に、例えば60℃の乾燥炉に送通するなどによって絶
縁体層から除去することができる。このような加熱乾燥
工程は、従来の通常のケーブル製造においても用いられ
ているものであるから、分解生成物除去のための特別な
装置は必要としない。ここで、パーブチルD、パーヘキ
サ25Bはそれぞれ次の(化合物1)(化合物2)の構
造を有するものである。
できる架橋ポリエチレンは、予め低密度ポリエチレンに
上記の架橋剤を混合し、この混合物を導体上に押出し被
覆する方法によって形成される。このとき用いる好適な
架橋剤は、例えばパーブチルDまたはパーヘキサ25B
であって、低密度ポリエチレンに対していずれも1〜5
PHR程度混合することが好ましい。これらの架橋剤
は、架橋反応に使われた後の分解生成物がいずれも揮発
性であって、この分解生成物は、架橋反応中または終了
後に、例えば60℃の乾燥炉に送通するなどによって絶
縁体層から除去することができる。このような加熱乾燥
工程は、従来の通常のケーブル製造においても用いられ
ているものであるから、分解生成物除去のための特別な
装置は必要としない。ここで、パーブチルD、パーヘキ
サ25Bはそれぞれ次の(化合物1)(化合物2)の構
造を有するものである。
【0008】
【化1】
【化2】
【0009】本発明の直流ケーブルは、従来のCVケー
ブルなど、架橋ポリエチレンを絶縁体として用いたケー
ブルと絶縁体の構成が異なるのみであるから、その他の
部分の素材、構造、形状、ケーブル全体の構成などは従
来のものと変わらない。
ブルなど、架橋ポリエチレンを絶縁体として用いたケー
ブルと絶縁体の構成が異なるのみであるから、その他の
部分の素材、構造、形状、ケーブル全体の構成などは従
来のものと変わらない。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。 (実施例1)ケーブル作製の常法に従い、図1に示す単
心の直流ケーブルを作製した。図1において、実施例1
の直流ケーブル10は、導体1上に順次、内部半導電層
2、絶縁体3、および外部半導電層4を被覆して形成さ
れている。この実施例では、さらにこの上に形成される
べき遮閉層やシースなどは省略した。絶縁体3として
は、密度0.920g/cm3 、メルトインデクス1.
0g/10分のLLDPEを使用した。架橋剤は使用し
なかった。この直流ケーブル10は、三層押出機を用い
て上記の内部半導電層2と絶縁体3と外部半導電層4と
を同時に導体1上に押出し形成し、その後に、60℃の
加熱炉に5時間送通して乾燥して作製した。実施例に用
いた導体1の外径は9.3mmであり、絶縁体2の厚み
は2.5mmであり、仕上がり直流ケーブルの外径は1
5mmであった。
心の直流ケーブルを作製した。図1において、実施例1
の直流ケーブル10は、導体1上に順次、内部半導電層
2、絶縁体3、および外部半導電層4を被覆して形成さ
れている。この実施例では、さらにこの上に形成される
べき遮閉層やシースなどは省略した。絶縁体3として
は、密度0.920g/cm3 、メルトインデクス1.
0g/10分のLLDPEを使用した。架橋剤は使用し
なかった。この直流ケーブル10は、三層押出機を用い
て上記の内部半導電層2と絶縁体3と外部半導電層4と
を同時に導体1上に押出し形成し、その後に、60℃の
加熱炉に5時間送通して乾燥して作製した。実施例に用
いた導体1の外径は9.3mmであり、絶縁体2の厚み
は2.5mmであり、仕上がり直流ケーブルの外径は1
5mmであった。
【0011】実施例1の直流ケーブルについて、高温絶
縁耐力を測定した。測定方法は以下の通りである。長さ
5mの直流ケーブル試料を加熱炉中で温度90℃に保持
し、導体1と外部半導電層4との間に直流電圧を印加
し、この電圧を10KV/30分の速度でステップアッ
プし、短絡が発生したときの電圧を読み取り、絶縁体の
厚みmm当りの絶縁破壊電圧として表示した。この結果
を表1に示す。
縁耐力を測定した。測定方法は以下の通りである。長さ
5mの直流ケーブル試料を加熱炉中で温度90℃に保持
し、導体1と外部半導電層4との間に直流電圧を印加
し、この電圧を10KV/30分の速度でステップアッ
プし、短絡が発生したときの電圧を読み取り、絶縁体の
厚みmm当りの絶縁破壊電圧として表示した。この結果
を表1に示す。
【0012】(実施例2)絶縁体として、密度0.90
0g/cm3 、メルトインデクス0.4g/10分のV
LDPEを使用した以外は実施例1と同様にして、実施
例2の直流ケーブルを作製した。得られた実施例2の直
流ケーブルについて、実施例1と同様にして高温絶縁耐
力を測定した。この結果を表1に示す。
0g/cm3 、メルトインデクス0.4g/10分のV
LDPEを使用した以外は実施例1と同様にして、実施
例2の直流ケーブルを作製した。得られた実施例2の直
流ケーブルについて、実施例1と同様にして高温絶縁耐
力を測定した。この結果を表1に示す。
【0013】(実施例3)絶縁体として、パーブチルD
を2PHR用いて架橋した低密度ポリエチレンを使用し
た以外は実施例1と同様にして、実施例3の直流ケーブ
ルを作製した。得られた実施例3の直流ケーブルについ
て、実施例1と同様にして高温絶縁耐力を測定した。こ
の結果を表1に示す。
を2PHR用いて架橋した低密度ポリエチレンを使用し
た以外は実施例1と同様にして、実施例3の直流ケーブ
ルを作製した。得られた実施例3の直流ケーブルについ
て、実施例1と同様にして高温絶縁耐力を測定した。こ
の結果を表1に示す。
【0014】(実施例4)絶縁体として、パーヘキサ2
5Bを2PHR用いて架橋した低密度ポリエチレンを使
用した以外は実施例1と同様にして、実施例4の直流ケ
ーブルを作製した。得られた実施例4の直流ケーブルに
ついて、実施例1と同様にして高温絶縁耐力を測定し
た。この結果を表1に示す。
5Bを2PHR用いて架橋した低密度ポリエチレンを使
用した以外は実施例1と同様にして、実施例4の直流ケ
ーブルを作製した。得られた実施例4の直流ケーブルに
ついて、実施例1と同様にして高温絶縁耐力を測定し
た。この結果を表1に示す。
【0015】(比較例1)絶縁体として、従来の架橋剤
であるジクミルペルオキシドを2PHR用いて架橋した
低密度ポリエチレンを使用した以外は実施例1と同様に
して、比較例1のケーブルを作製した。得られた比較例
1のケーブルについて、実施例1と同様にして高温絶縁
耐力を測定した。この結果を表1に示す。
であるジクミルペルオキシドを2PHR用いて架橋した
低密度ポリエチレンを使用した以外は実施例1と同様に
して、比較例1のケーブルを作製した。得られた比較例
1のケーブルについて、実施例1と同様にして高温絶縁
耐力を測定した。この結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示した結果から、実施例1〜4の直
流ケーブルの90℃における絶縁耐力はいずれも110
KV/mm以上であり、比較例1の90KV/mmに比
べ、高温絶縁耐力の大幅な向上が認められる。上記の実
施例では、本発明の効果を示すために簡略化した単心ケ
ーブルを作製し試験したが、本発明の技術が、従来知ら
れている全ての形式のケーブルに必要に応じて適用でき
るものであることは明かである。
流ケーブルの90℃における絶縁耐力はいずれも110
KV/mm以上であり、比較例1の90KV/mmに比
べ、高温絶縁耐力の大幅な向上が認められる。上記の実
施例では、本発明の効果を示すために簡略化した単心ケ
ーブルを作製し試験したが、本発明の技術が、従来知ら
れている全ての形式のケーブルに必要に応じて適用でき
るものであることは明かである。
【0018】
【発明の効果】本発明の直流ケーブルは、絶縁体がLL
DPE、VLDPE、または加熱により分解生成物を除
去し得る架橋剤を用いて架橋されかつその分解生成物が
除去された架橋ポリエチレンから製せられたものである
ので、直流電界による絶縁破壊が発生せず、また絶縁体
自体の耐熱性も高い。従って高温絶縁耐性の良好な直流
ケーブルが得られる。本発明の直流ケーブルは上記のよ
うに高温絶縁耐性が優れたものであるので、直流大容量
の電力輸送などにメンテナンスフリーで有利に使用する
ことができる。
DPE、VLDPE、または加熱により分解生成物を除
去し得る架橋剤を用いて架橋されかつその分解生成物が
除去された架橋ポリエチレンから製せられたものである
ので、直流電界による絶縁破壊が発生せず、また絶縁体
自体の耐熱性も高い。従って高温絶縁耐性の良好な直流
ケーブルが得られる。本発明の直流ケーブルは上記のよ
うに高温絶縁耐性が優れたものであるので、直流大容量
の電力輸送などにメンテナンスフリーで有利に使用する
ことができる。
【図1】 実施例1の直流ケーブルを示す断面図。
【図2】 従来のOFケーブルの一例を示す断面図。
1…導体、3…絶縁体、10…直流ケーブル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 23:00
Claims (3)
- 【請求項1】 直流ケーブルの導体を被覆する絶縁体
が、密度が0.93g/cm3 以下でありかつメルトイ
ンデクスが1.5g/10分以下であるLLDPE(直
鎖状低密度ポリエチレン)またはVLDPE(超低密度
ポリエチレン)から製せられたものである直流ケーブ
ル。 - 【請求項2】 直流ケーブルの導体を被覆する絶縁体
が、加熱によって分解生成物を除去し得る架橋剤を用い
て架橋され、かつその分解生成物が除去された架橋ポリ
エチレンから製せられたものである直流ケーブル。 - 【請求項3】 請求項2記載の直流ケーブルであって、
上記架橋剤がジ−tert−ブチルペルオキシドまたは2,
5−ヂメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)
ヘキサンである直流ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5206727A JPH0765633A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 直流ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5206727A JPH0765633A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 直流ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0765633A true JPH0765633A (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=16528110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5206727A Pending JPH0765633A (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 直流ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765633A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002027732A3 (en) * | 2000-09-26 | 2002-06-06 | Union Carbide Chem Plastic | Tree resistant cable |
| US6670554B1 (en) | 2002-10-07 | 2003-12-30 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | High-voltage direct current cable insulation |
| JP2010250964A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Japan Atomic Energy Agency | 水中モータ用電線 |
| CN101935423A (zh) * | 2010-10-11 | 2011-01-05 | 河北世纪光明电缆电线有限公司 | 热塑性氯化聚乙烯线缆料及生产方法 |
| FR2963352A1 (fr) * | 2010-07-27 | 2012-02-03 | Arkema France | Procede pour preparer un cable et utilisation de peroxydes organiques pour reduire l'etape de degazage dans un procede pour preparer un cable |
-
1993
- 1993-08-20 JP JP5206727A patent/JPH0765633A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002027732A3 (en) * | 2000-09-26 | 2002-06-06 | Union Carbide Chem Plastic | Tree resistant cable |
| US6441309B1 (en) | 2000-09-26 | 2002-08-27 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | Tree resistant cable |
| US6670554B1 (en) | 2002-10-07 | 2003-12-30 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | High-voltage direct current cable insulation |
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| A02 | Decision of refusal |
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