JPH0765662B2 - 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH0765662B2 JPH0765662B2 JP30978886A JP30978886A JPH0765662B2 JP H0765662 B2 JPH0765662 B2 JP H0765662B2 JP 30978886 A JP30978886 A JP 30978886A JP 30978886 A JP30978886 A JP 30978886A JP H0765662 B2 JPH0765662 B2 JP H0765662B2
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- Japan
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- hydraulic
- oil
- line
- port
- hydraulic cylinder
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置の改
良に関するものである。
良に関するものである。
従来技術 一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞれ設けられた
一対の一次側可変プーリおよび二次側可変プーリと、そ
れら一対の可変プーリに巻き掛けられて動力を伝達する
伝動ベルトと、前記一対の可変プーリの有効径をそれぞ
れ変更する一対の一次側油圧シリンダおよび二次側油圧
シリンダとを備えた車両用ベルト式無段変速機が知られ
ている。
一対の一次側可変プーリおよび二次側可変プーリと、そ
れら一対の可変プーリに巻き掛けられて動力を伝達する
伝動ベルトと、前記一対の可変プーリの有効径をそれぞ
れ変更する一対の一次側油圧シリンダおよび二次側油圧
シリンダとを備えた車両用ベルト式無段変速機が知られ
ている。
そして、かかる車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装
置として、(a)油圧源から作動油が供給される第1ラ
イン油路内の油圧を第1ライン油圧に調圧する第1調圧
弁と、(b)その第1ライン油路内の作動油を前記一次
側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの一方に供給
すると同時に他方側の油圧シリンダ内の作動油を第2ラ
イン油路へ流出させることにより、前記一次側可変プー
リおよび二次側可変プーリの有効径を変化させて前記無
段変速機の速度比を変更するとともに、その作動油の流
通断面積を変化させてその速度比を変化速度を調節する
変速制御弁と、(c)前記第2ライン油路内の油圧を前
記第1ライン油圧よりも低い第2ライン油圧に調圧する
第2調圧弁とを有し、上記第1ライン油圧を目標とする
速度比を実現する駆動側可変プーリ推力を発生させ且つ
動力損失が生じない必要かつ充分な値となるように調圧
する一方、第2ライン油圧を伝動ベルトの滑りが生じな
い必要かつ充分な値となるように調圧するようにしたも
のが考えられている。例えば、本願出願人が先に出願し
た特願昭61−37571号に記載されている装置はその一例
である。
置として、(a)油圧源から作動油が供給される第1ラ
イン油路内の油圧を第1ライン油圧に調圧する第1調圧
弁と、(b)その第1ライン油路内の作動油を前記一次
側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの一方に供給
すると同時に他方側の油圧シリンダ内の作動油を第2ラ
イン油路へ流出させることにより、前記一次側可変プー
リおよび二次側可変プーリの有効径を変化させて前記無
段変速機の速度比を変更するとともに、その作動油の流
通断面積を変化させてその速度比を変化速度を調節する
変速制御弁と、(c)前記第2ライン油路内の油圧を前
記第1ライン油圧よりも低い第2ライン油圧に調圧する
第2調圧弁とを有し、上記第1ライン油圧を目標とする
速度比を実現する駆動側可変プーリ推力を発生させ且つ
動力損失が生じない必要かつ充分な値となるように調圧
する一方、第2ライン油圧を伝動ベルトの滑りが生じな
い必要かつ充分な値となるように調圧するようにしたも
のが考えられている。例えば、本願出願人が先に出願し
た特願昭61−37571号に記載されている装置はその一例
である。
発明が解決しようとする問題点 ところで、このような油圧制御装置において速度比e
(二次側回転軸の回転速度Nout/一次側回転軸の回転速
度Nin)を速やかに変化させる場合には、前記一次側油
圧シリンダと二次側油圧シリンダとの間の推力差、すな
わち両油圧シリンダの受圧面積が等しい場合には前記両
ライン油圧の油圧差を大きくするとともに、変速制御弁
の流通断面積を大きくして作動油を大量に流通させるこ
ととなる。しかし、両ライン油圧の油圧差を大きくする
ために高圧側の第1ライン油圧を更に上昇させること
は、動力損失の増加,伝動ベルトの耐久性の低下などを
伴うため好ましくなく、また、低圧側の第2ライン油圧
については、第2調圧弁の構造上、例えば作動油中に異
物が混入してもスプールを確実に移動させるためのスプ
リングの存在等により、その最低調圧値が例えば2〜3k
gf/cm2以上に制約され、充分な油圧差を確保することは
難しかった。
(二次側回転軸の回転速度Nout/一次側回転軸の回転速
度Nin)を速やかに変化させる場合には、前記一次側油
圧シリンダと二次側油圧シリンダとの間の推力差、すな
わち両油圧シリンダの受圧面積が等しい場合には前記両
ライン油圧の油圧差を大きくするとともに、変速制御弁
の流通断面積を大きくして作動油を大量に流通させるこ
ととなる。しかし、両ライン油圧の油圧差を大きくする
ために高圧側の第1ライン油圧を更に上昇させること
は、動力損失の増加,伝動ベルトの耐久性の低下などを
伴うため好ましくなく、また、低圧側の第2ライン油圧
については、第2調圧弁の構造上、例えば作動油中に異
物が混入してもスプールを確実に移動させるためのスプ
リングの存在等により、その最低調圧値が例えば2〜3k
gf/cm2以上に制約され、充分な油圧差を確保することは
難しかった。
このため、速度比eの変化速度、すなわち変速応答性が
必ずしも満足し得るものではなく、例えば車両の停止時
には一般に再発進に備えて速度比eが小さい減速変速状
態、すなわち前記第1ライン油路内に作動油を前記二次
側油圧シリンダに供給すると同時に前記一次側油圧シリ
ンダ内の作動油を前記第2ライン油路に流出させること
により、二次側可変プーリの有効径大きく一次側可変プ
ーリの有効径を小さくした状態に無段変速機を保持する
必要があるが、急停止時等において減速変速状態となる
前に車両が停止してしまうと、車両の再発進時に駆動力
が不足してもたつきを生じる場合があった。また、車両
の停止時、すなわち可変プーリの非回転時に伝動ベルト
を減速変速側へ移動させようとすると、可変プーリの回
転時に比較して遥かに大きな油圧差が必要とされるが、
前述のように両ライン油圧の油圧差を充分に確保するこ
とは困難なため、かかる油圧制御装置において車両の停
止時に速度比eを変化させるには、無段変速機の設計等
において多くの問題を伴うのである。
必ずしも満足し得るものではなく、例えば車両の停止時
には一般に再発進に備えて速度比eが小さい減速変速状
態、すなわち前記第1ライン油路内に作動油を前記二次
側油圧シリンダに供給すると同時に前記一次側油圧シリ
ンダ内の作動油を前記第2ライン油路に流出させること
により、二次側可変プーリの有効径大きく一次側可変プ
ーリの有効径を小さくした状態に無段変速機を保持する
必要があるが、急停止時等において減速変速状態となる
前に車両が停止してしまうと、車両の再発進時に駆動力
が不足してもたつきを生じる場合があった。また、車両
の停止時、すなわち可変プーリの非回転時に伝動ベルト
を減速変速側へ移動させようとすると、可変プーリの回
転時に比較して遥かに大きな油圧差が必要とされるが、
前述のように両ライン油圧の油圧差を充分に確保するこ
とは困難なため、かかる油圧制御装置において車両の停
止時に速度比eを変化させるには、無段変速機の設計等
において多くの問題を伴うのである。
これに対し、前記一次側油圧シリンダから変速制御弁を
通して流出する作動油を直接大気に開放することによ
り、第1ライン油圧を特に高圧とすることなく両油圧シ
リンダ内の油圧差を充分に確保し、減速変速側への速度
比eの変速応答性を向上させるとともに、車両停止時に
おいても伝動ベルトを移動させ得るようにした油圧制御
装置が考えられている。例えば、本願出願人が先に出願
した特願昭61−37572号に記載されている装置はその一
例である。
通して流出する作動油を直接大気に開放することによ
り、第1ライン油圧を特に高圧とすることなく両油圧シ
リンダ内の油圧差を充分に確保し、減速変速側への速度
比eの変速応答性を向上させるとともに、車両停止時に
おいても伝動ベルトを移動させ得るようにした油圧制御
装置が考えられている。例えば、本願出願人が先に出願
した特願昭61−37572号に記載されている装置はその一
例である。
しかし、この場合には、例えばエンジンブレーキ時のよ
うに二次側回転軸から一次側回転軸へトルクが伝達され
る状態となると、一次側油圧シリンダから流出する作動
油は常に大気に開放されるため、第2調圧弁によるべル
ト挟圧力の制御が不可能となる。このため、変速制御弁
の流量制御によって第1ライン油圧を一次側油圧シリン
ダに作用させることにより、一次側可変プーリのベルト
挟圧力を確保するようにしているが、このような間接的
なベルト挟圧力の制御では誤差要因が多いため、伝動ベ
ルトの滑りを確実に防止する上で大きな余裕油圧を見込
んで第1ライン油圧を設定する必要があるとともに、そ
の第1ライン油圧の制御が複雑となってしまうのであ
る。
うに二次側回転軸から一次側回転軸へトルクが伝達され
る状態となると、一次側油圧シリンダから流出する作動
油は常に大気に開放されるため、第2調圧弁によるべル
ト挟圧力の制御が不可能となる。このため、変速制御弁
の流量制御によって第1ライン油圧を一次側油圧シリン
ダに作用させることにより、一次側可変プーリのベルト
挟圧力を確保するようにしているが、このような間接的
なベルト挟圧力の制御では誤差要因が多いため、伝動ベ
ルトの滑りを確実に防止する上で大きな余裕油圧を見込
んで第1ライン油圧を設定する必要があるとともに、そ
の第1ライン油圧の制御が複雑となってしまうのであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、前記(a)第1調圧弁と、
(b)変速制御弁と、(c)第2調圧弁とを有する車両
用ベルト式無段変速機の油圧制御装置において、前記一
次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの少なくと
も一方が前記他方側の油圧シリンダとされた場合にその
油圧シリンダから前記変速制御弁を通して流出する作動
油の流通断面積が予め定められた面積よりも大きくされ
たときに開かれ、その作動油を直接ドレン油路に流出さ
せるドレンポートをその変速制御弁に設けたことにあ
る。
その要旨とするところは、前記(a)第1調圧弁と、
(b)変速制御弁と、(c)第2調圧弁とを有する車両
用ベルト式無段変速機の油圧制御装置において、前記一
次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの少なくと
も一方が前記他方側の油圧シリンダとされた場合にその
油圧シリンダから前記変速制御弁を通して流出する作動
油の流通断面積が予め定められた面積よりも大きくされ
たときに開かれ、その作動油を直接ドレン油路に流出さ
せるドレンポートをその変速制御弁に設けたことにあ
る。
作用および発明の効果 このような油圧制御装置においては、変速制御弁を通し
て流出する作動油の流通断面積が予め定められた面積よ
りも小さい場合、すなわち速度比の変化が小さい定常状
態若しくは準定常状態の場合には、変速制御弁のドレン
ポートが開かれることはない。このため、他方側の油圧
シリンダ内の作動油は変速制御弁を通して第2ライン油
路へ流出させられ、第2調圧弁によって伝動ベルトの滑
りが生じない好適なベルト挟圧力を得る上で必要かつ充
分な第2ライン油圧に調圧される。
て流出する作動油の流通断面積が予め定められた面積よ
りも小さい場合、すなわち速度比の変化が小さい定常状
態若しくは準定常状態の場合には、変速制御弁のドレン
ポートが開かれることはない。このため、他方側の油圧
シリンダ内の作動油は変速制御弁を通して第2ライン油
路へ流出させられ、第2調圧弁によって伝動ベルトの滑
りが生じない好適なベルト挟圧力を得る上で必要かつ充
分な第2ライン油圧に調圧される。
これに対し、速度比を変化させるために変速制御弁の流
通断面積が予め定められた面積よりも大きくされると、
一次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの少なく
とも一方から変速制御弁を通して流出する作動油はドレ
ンポートから直接ドレン油路に流出して大気に開放され
る。このため、その作動油が流出する他方側の油圧シリ
ンダの油圧は殆ど大気圧と一致させられ、高圧側の第1
ライン油路の作動油が供給される一方の油圧シリンダと
の間で大きな油圧差が得られるようになる。
通断面積が予め定められた面積よりも大きくされると、
一次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの少なく
とも一方から変速制御弁を通して流出する作動油はドレ
ンポートから直接ドレン油路に流出して大気に開放され
る。このため、その作動油が流出する他方側の油圧シリ
ンダの油圧は殆ど大気圧と一致させられ、高圧側の第1
ライン油路の作動油が供給される一方の油圧シリンダと
の間で大きな油圧差が得られるようになる。
このように、本発明の油圧制御装置によれば、ベルト挟
圧力の制御精度を損なうことなく、速度比を変化させる
際には両油圧シリンダ間の油圧差が充分に確保され得る
のであり、これにより、無段変速機の速度比を急激に変
化させたり、可変プーリの非回転時、すなわち車両の停
止時に速度比を変化させたりすることが可能となるので
ある。したがって、例えば一次側油圧シリンダから変速
制御弁を通して流出させられる作動油をドレン油路へ流
出させるようにすれば、車両が急停止させられた場合等
においても、無段変速機の速度比は減速変速側へ変化さ
せられ、車両の再発進が容易とされるのである。
圧力の制御精度を損なうことなく、速度比を変化させる
際には両油圧シリンダ間の油圧差が充分に確保され得る
のであり、これにより、無段変速機の速度比を急激に変
化させたり、可変プーリの非回転時、すなわち車両の停
止時に速度比を変化させたりすることが可能となるので
ある。したがって、例えば一次側油圧シリンダから変速
制御弁を通して流出させられる作動油をドレン油路へ流
出させるようにすれば、車両が急停止させられた場合等
においても、無段変速機の速度比は減速変速側へ変化さ
せられ、車両の再発進が容易とされるのである。
ここで、無段変速機の速度比を急激に変化させたり、車
両の停止時に速度比を変化させたりする必要があるの
は、一般に速度比を減速変速側へ変化させる場合のみで
ある。このため、前記ドレンポートは、好適には、前記
一次側油圧シリンダ内の作動油のみを前記ドレン油路に
流出させるように構成される。
両の停止時に速度比を変化させたりする必要があるの
は、一般に速度比を減速変速側へ変化させる場合のみで
ある。このため、前記ドレンポートは、好適には、前記
一次側油圧シリンダ内の作動油のみを前記ドレン油路に
流出させるように構成される。
また、前記変速制御弁は、例えば、前記一次側油圧シリ
ンダに連通する一対の第1出力ポートおよび第1ドレン
ポートと前記二次側油圧シリンダに連通する第2出力ポ
ートと前記第1ライン油路に連通する入力ポートと前記
第2ライン油路に連通する一対の第1排出ポートおよび
第2排出ポートと前記ドレン油路に連通する第2ドレン
ポートとを備えたシリンダボアと、そのシリンダボアに
摺動可能に嵌合されたスプール弁子と、そのスプール弁
子を一軸方向へ移動させる電磁アクチュエータとを備
え、そのスプール弁子がその中立位置から前記一軸方向
へ移動させられるに従って、前記第1出力ポートおよび
第2出力ポートの一方と前記入力ポートとの間の流通断
面積を増大させると同時に、それ等第1出力ポートおよ
び第2出力ポートの他方と前記第1排出ポートおよび第
2排出ポートの他方との間の流通断面積を増大させ、且
つ、第1出力ポートと第1排出ポートとの間の流通断面
積が前記予め定められた面積よりも大きくなるように前
記スプール弁子が移動させられたときに、前記第1ドレ
ンポートと第2ドレンポートとの間を連通させるように
構成される。
ンダに連通する一対の第1出力ポートおよび第1ドレン
ポートと前記二次側油圧シリンダに連通する第2出力ポ
ートと前記第1ライン油路に連通する入力ポートと前記
第2ライン油路に連通する一対の第1排出ポートおよび
第2排出ポートと前記ドレン油路に連通する第2ドレン
ポートとを備えたシリンダボアと、そのシリンダボアに
摺動可能に嵌合されたスプール弁子と、そのスプール弁
子を一軸方向へ移動させる電磁アクチュエータとを備
え、そのスプール弁子がその中立位置から前記一軸方向
へ移動させられるに従って、前記第1出力ポートおよび
第2出力ポートの一方と前記入力ポートとの間の流通断
面積を増大させると同時に、それ等第1出力ポートおよ
び第2出力ポートの他方と前記第1排出ポートおよび第
2排出ポートの他方との間の流通断面積を増大させ、且
つ、第1出力ポートと第1排出ポートとの間の流通断面
積が前記予め定められた面積よりも大きくなるように前
記スプール弁子が移動させられたときに、前記第1ドレ
ンポートと第2ドレンポートとの間を連通させるように
構成される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は車両に設けられたベルト式無段変速機10および
その油圧制御装置12を示すものであって、図示しないエ
ンジンの出力は図示しないクラッチなどを介してベルト
式無段変速機10の一次側回転軸16へ伝達され、このベル
ト式無段変速機10の二次側回転軸18からの出力は、図示
しない副変速機,差動歯車装置などを経て車両の駆動輪
へ伝達されることになっている。
その油圧制御装置12を示すものであって、図示しないエ
ンジンの出力は図示しないクラッチなどを介してベルト
式無段変速機10の一次側回転軸16へ伝達され、このベル
ト式無段変速機10の二次側回転軸18からの出力は、図示
しない副変速機,差動歯車装置などを経て車両の駆動輪
へ伝達されることになっている。
上記ベルト式無段変速機10は、一次側回転軸16および二
次側回転軸18と、それら一次側回転軸16および二次側回
転軸18に取りつけられた有効径が可能な一次側可変プー
リ20および二次側可変プーリ22と、それら一次側可変プ
ーリ20および二次側可変プーリ22に巻き掛けられて動力
を伝達する伝動ベルト24と、一次側可変プーリ20および
二次側可変プーリ22の有効径を変更する一次側油圧シリ
ンダ26および二次側油圧シリンダ28とを備えている。こ
れら一次側油圧シリンダ26および二次側油圧シリンダ28
は同等の受圧面積となるように形成されており、上記一
次側可変プーリ20および二次側可変プーリ22の外径が同
等とされてベルト式無段変速機10が小型となっている。
そして、上記一次側可変プーリ20および二次側可変プー
リ22は、一次側回転軸16および二次側回転軸18にそれぞ
れ固定された固定回転体30および32と、上記一次側回転
軸16および二次側回転軸18にそれぞれ相対回転不能かつ
軸方向の移動可能に設けられて前記固定回転体30および
32との間にV溝を形成する可動回転体34および36とから
成る。
次側回転軸18と、それら一次側回転軸16および二次側回
転軸18に取りつけられた有効径が可能な一次側可変プー
リ20および二次側可変プーリ22と、それら一次側可変プ
ーリ20および二次側可変プーリ22に巻き掛けられて動力
を伝達する伝動ベルト24と、一次側可変プーリ20および
二次側可変プーリ22の有効径を変更する一次側油圧シリ
ンダ26および二次側油圧シリンダ28とを備えている。こ
れら一次側油圧シリンダ26および二次側油圧シリンダ28
は同等の受圧面積となるように形成されており、上記一
次側可変プーリ20および二次側可変プーリ22の外径が同
等とされてベルト式無段変速機10が小型となっている。
そして、上記一次側可変プーリ20および二次側可変プー
リ22は、一次側回転軸16および二次側回転軸18にそれぞ
れ固定された固定回転体30および32と、上記一次側回転
軸16および二次側回転軸18にそれぞれ相対回転不能かつ
軸方向の移動可能に設けられて前記固定回転体30および
32との間にV溝を形成する可動回転体34および36とから
成る。
このように構成されたベルト式無段変速機10を作動させ
るための油圧制御装置12は以下に説明するように構成さ
れる。すなわち、図示しない還流路を経てオイルタンク
38に還流した作動油はストレーナ40および吸入油路41を
介してオイルポンプ42に吸引され、変速制御弁44の入力
ポート46および第1調圧弁48と接続された第1ライン油
路50へ圧送される。このオイルポンプ42は、本実施例の
油圧源を構成し、図示しないエンジンにより駆動され
る。第1調圧弁48は、第1ライン油路50内の作動油の一
部を第2ライン油路52へ流出させることにより第1ライ
ン油路50内の油圧を第1ライン油圧Pl1に調圧する。第
2ライン油路52は前記変速制御弁44の第1排出ポート54
および第2排出ポート56と第2調圧弁58とにそれぞれ接
続されている。この第2調圧弁58は、第2ライン油路52
内の作動油の一部をドレン油路60へ流出させることによ
り、その第2ライン油路52内の油圧を前記第1ライン油
圧Pl1よりも相対的に低い第2ライン油圧Pl2に調圧す
る。上記第1調圧弁48および第2調圧弁58は、所謂電磁
比例リリーフ弁から構成されている。
るための油圧制御装置12は以下に説明するように構成さ
れる。すなわち、図示しない還流路を経てオイルタンク
38に還流した作動油はストレーナ40および吸入油路41を
介してオイルポンプ42に吸引され、変速制御弁44の入力
ポート46および第1調圧弁48と接続された第1ライン油
路50へ圧送される。このオイルポンプ42は、本実施例の
油圧源を構成し、図示しないエンジンにより駆動され
る。第1調圧弁48は、第1ライン油路50内の作動油の一
部を第2ライン油路52へ流出させることにより第1ライ
ン油路50内の油圧を第1ライン油圧Pl1に調圧する。第
2ライン油路52は前記変速制御弁44の第1排出ポート54
および第2排出ポート56と第2調圧弁58とにそれぞれ接
続されている。この第2調圧弁58は、第2ライン油路52
内の作動油の一部をドレン油路60へ流出させることによ
り、その第2ライン油路52内の油圧を前記第1ライン油
圧Pl1よりも相対的に低い第2ライン油圧Pl2に調圧す
る。上記第1調圧弁48および第2調圧弁58は、所謂電磁
比例リリーフ弁から構成されている。
上記変速制御弁44は、所謂比例制御用電磁弁であって、
シリンダボア62が形成されたシリンダボデー64と、その
シリンダボア62内に一軸方向の摺動可能に嵌合された1
本のスプール弁子66と、このスプール弁子66の両端部か
ら中立位置に向かって付勢することによりそのスプール
弁子66を中立位置に保持する一対の第1スプリング68お
よび第2スプリング70と、上記スプール弁子66の両端部
にそれぞれ設けられてスプール弁子66を第2スプリング
70または第1スプリング68の付勢力に抗して移動させる
第1電磁ソレノイド72および第2電磁ソレノイド74とを
備えている。シリンダボデー64には、前記入力ポート4
6,第1排出ポート54および第2排出ポート56,前記一次
側油圧シリンダ26に接続油路76を介して接続された第1
出力ポート78および第1ドレンポート80,前記二次側油
圧シリンダ28に接続油路82を介して接続された第2出力
ポート84,ドレン油路86に接続された第2ドレンポート8
8がそれぞれシリンダボア62を介して互いに連通するよ
うに形成されている。また、上記スプール弁子66には、
そのスプール弁子66が中立位置にある状態で前記第2ド
レンポート88,第1排出ポート54、入力ポート46および
第2排出ポート56に対応する位置に、それぞれランド9
0,92,94,96が形成されている一方、第1排出ポート54,
入力ポート46および第2排出ポート56がシリンダボア62
の内周面に開口する位置には、それぞれ環状溝98,100お
よび102が形成されている。これ等の環状溝98,100およ
び102は、スプール弁子66が一軸方向へ移動させられる
に伴って、それぞれ上記ランド92,94および96との間の
作動油の流通断面積を連続的に変化させる絞りを形成し
ている。
シリンダボア62が形成されたシリンダボデー64と、その
シリンダボア62内に一軸方向の摺動可能に嵌合された1
本のスプール弁子66と、このスプール弁子66の両端部か
ら中立位置に向かって付勢することによりそのスプール
弁子66を中立位置に保持する一対の第1スプリング68お
よび第2スプリング70と、上記スプール弁子66の両端部
にそれぞれ設けられてスプール弁子66を第2スプリング
70または第1スプリング68の付勢力に抗して移動させる
第1電磁ソレノイド72および第2電磁ソレノイド74とを
備えている。シリンダボデー64には、前記入力ポート4
6,第1排出ポート54および第2排出ポート56,前記一次
側油圧シリンダ26に接続油路76を介して接続された第1
出力ポート78および第1ドレンポート80,前記二次側油
圧シリンダ28に接続油路82を介して接続された第2出力
ポート84,ドレン油路86に接続された第2ドレンポート8
8がそれぞれシリンダボア62を介して互いに連通するよ
うに形成されている。また、上記スプール弁子66には、
そのスプール弁子66が中立位置にある状態で前記第2ド
レンポート88,第1排出ポート54、入力ポート46および
第2排出ポート56に対応する位置に、それぞれランド9
0,92,94,96が形成されている一方、第1排出ポート54,
入力ポート46および第2排出ポート56がシリンダボア62
の内周面に開口する位置には、それぞれ環状溝98,100お
よび102が形成されている。これ等の環状溝98,100およ
び102は、スプール弁子66が一軸方向へ移動させられる
に伴って、それぞれ上記ランド92,94および96との間の
作動油の流通断面積を連続的に変化させる絞りを形成し
ている。
これにより、スプール弁子66が中立位置にあるときに
は、前記第1出力ポート78および第2出力ポート84は前
記入力ポート46および排出ポート54,56に僅かな流通断
面積で均等に連通させられ、漏れを補充する程度の量の
作動油が一次側油圧シリンダ26および二次側油圧シリン
ダ28に供給され、また、僅かな量の作動油が排出ポート
54,56から流出させられる。
は、前記第1出力ポート78および第2出力ポート84は前
記入力ポート46および排出ポート54,56に僅かな流通断
面積で均等に連通させられ、漏れを補充する程度の量の
作動油が一次側油圧シリンダ26および二次側油圧シリン
ダ28に供給され、また、僅かな量の作動油が排出ポート
54,56から流出させられる。
しかし、スプール弁子66が中立位置からその一軸方向、
たとえば第1電磁ソレノイド72に接近する方向、すなわ
ち第1図の左方向へ移動させられるに伴って、第1出力
ポート78と入力ポート46との間の連通は遮断されるとと
もにその第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の
流通断面積は連続的に増加させられる一方、第2出力ポ
ート84と第2排出ポート56との間の連通は遮断されると
ともにその第2出力ポート84と入力ポート46との間の流
通断面積は連続的に増加させられるので、第1出力ポー
ト78から一次側油圧シリンダ26へ出力する作動油圧は、
第2出力ポート84から二次側油圧シリンダ28へ出力する
作動油圧に比較して低くなる。このため、ベルト式無段
変速機10における一次側油圧シリンダ26および二次側油
圧シリンダ28の推力の平衡が崩れ、二次側油圧シリンダ
28内へ作動油が流入する一方、一次側油圧シリンダ26内
の作動油が流出し、ベルト式無段変速機10の速度比e
(二次側回転軸18の回転速度Nout/一次側回転軸16の回
転速度Nin)が小さくなる。
たとえば第1電磁ソレノイド72に接近する方向、すなわ
ち第1図の左方向へ移動させられるに伴って、第1出力
ポート78と入力ポート46との間の連通は遮断されるとと
もにその第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の
流通断面積は連続的に増加させられる一方、第2出力ポ
ート84と第2排出ポート56との間の連通は遮断されると
ともにその第2出力ポート84と入力ポート46との間の流
通断面積は連続的に増加させられるので、第1出力ポー
ト78から一次側油圧シリンダ26へ出力する作動油圧は、
第2出力ポート84から二次側油圧シリンダ28へ出力する
作動油圧に比較して低くなる。このため、ベルト式無段
変速機10における一次側油圧シリンダ26および二次側油
圧シリンダ28の推力の平衡が崩れ、二次側油圧シリンダ
28内へ作動油が流入する一方、一次側油圧シリンダ26内
の作動油が流出し、ベルト式無段変速機10の速度比e
(二次側回転軸18の回転速度Nout/一次側回転軸16の回
転速度Nin)が小さくなる。
反対に、スプール弁子66が中立位置から第2電磁ソレノ
イド74に接近する方向、すなわち第1図の右方向へ移動
させられるに伴って、第1出力ポート78と第1排出ポー
ト54との間の連通は遮断されるとともにその第1出力ポ
ート78と入力ポート46との間の流通断面積は連続的に増
加させられる一方、第2出力ポート84と入力ポート46と
の間の連通は遮断されるとともにその第2出力ポート84
と第2排出ポート56との間の流通断面積は連続的に増加
させられるので、第1出力ポート78から一次側油圧シリ
ンダ26へ出力する作動油圧は、第2出力ポート84から二
次側油圧シリンダ28へ出力する作動油圧に比較して高く
なる。このため、ベルト式無段変速機10における一次側
油圧シリンダ26および二次側油圧シリンダ28の推力の平
衡が崩れ、一次側油圧シリンダ26内へ作動油が流入する
一方、二次側油圧シリンダ28内の作動油が流出し、ベル
ト式無段変速機10の速度比eが大きくなる。
イド74に接近する方向、すなわち第1図の右方向へ移動
させられるに伴って、第1出力ポート78と第1排出ポー
ト54との間の連通は遮断されるとともにその第1出力ポ
ート78と入力ポート46との間の流通断面積は連続的に増
加させられる一方、第2出力ポート84と入力ポート46と
の間の連通は遮断されるとともにその第2出力ポート84
と第2排出ポート56との間の流通断面積は連続的に増加
させられるので、第1出力ポート78から一次側油圧シリ
ンダ26へ出力する作動油圧は、第2出力ポート84から二
次側油圧シリンダ28へ出力する作動油圧に比較して高く
なる。このため、ベルト式無段変速機10における一次側
油圧シリンダ26および二次側油圧シリンダ28の推力の平
衡が崩れ、一次側油圧シリンダ26内へ作動油が流入する
一方、二次側油圧シリンダ28内の作動油が流出し、ベル
ト式無段変速機10の速度比eが大きくなる。
このように、かかる変速制御弁44は、油圧シリンダ26お
よび28の一方へ高圧の作動油を供給し他方の低圧の作動
油を供給する切り換え弁機能と、連続的に作動油の流量
を調節する流量制御弁機能とを併有しており、スプール
弁子66の中立位置からの移動量が小さい場合には両油圧
シリンダ26,28の油圧バランスを制御して目標とする速
度比eを維持する一方、スプール弁子66の中立位置から
の移動量が大きい場合には作動油の流量を大きくして速
度比eを速やかに変化させるのである。換言すれば、ス
プール弁子66の移動量が小さい場合は、速度比eの変化
が小さい定常状態苦しくは準定常状態であり、スプール
弁子66の移動量が大きい場合は、速度比eの変化が大き
い変速状態である。
よび28の一方へ高圧の作動油を供給し他方の低圧の作動
油を供給する切り換え弁機能と、連続的に作動油の流量
を調節する流量制御弁機能とを併有しており、スプール
弁子66の中立位置からの移動量が小さい場合には両油圧
シリンダ26,28の油圧バランスを制御して目標とする速
度比eを維持する一方、スプール弁子66の中立位置から
の移動量が大きい場合には作動油の流量を大きくして速
度比eを速やかに変化させるのである。換言すれば、ス
プール弁子66の移動量が小さい場合は、速度比eの変化
が小さい定常状態苦しくは準定常状態であり、スプール
弁子66の移動量が大きい場合は、速度比eの変化が大き
い変速状態である。
ここで、前記スプール弁子66に設けられたランド90は、
スプール弁子66が中立位置若しくはその近傍に保持さ
れ、或いは速度比eを大きくする方向へ移動させられた
ときには前記第2ドレンポート88を閉じて、第1ドレン
ポート80との連通を遮断しているが、スプール弁子66が
速度比eを小さくする方向、すなわち第1図における左
方向へ大きく移動させられると、第2ドレンポート88を
開いて第1ドレンポート80との連通を許容する。この
時、第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の流通
断面積は大きいが、第1排出ポート54に接続されている
第2ライン油路52内の第2ライン油圧Pl2は、第2調圧
弁58に存在するスプリング等の影響で大気圧より高いた
め、一次側油圧シリンダ26内の作動油はドレンポート8
0,88を通ってドレン油路86に流出させられる。また、こ
の時の第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の流
通断面積が、ドレンポート80と88との間を開くタイミン
グとして予め定められた面積である。第2図はこの状態
の変速制御弁44を示す図であり、第3図はかかる変速制
御弁44の出力油圧特性を示す図である。なお、第3図の
Pin,Poutはそれぞれ一次側油圧シリンダ26,二次側油圧
シリンダ28内の油圧である。
スプール弁子66が中立位置若しくはその近傍に保持さ
れ、或いは速度比eを大きくする方向へ移動させられた
ときには前記第2ドレンポート88を閉じて、第1ドレン
ポート80との連通を遮断しているが、スプール弁子66が
速度比eを小さくする方向、すなわち第1図における左
方向へ大きく移動させられると、第2ドレンポート88を
開いて第1ドレンポート80との連通を許容する。この
時、第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の流通
断面積は大きいが、第1排出ポート54に接続されている
第2ライン油路52内の第2ライン油圧Pl2は、第2調圧
弁58に存在するスプリング等の影響で大気圧より高いた
め、一次側油圧シリンダ26内の作動油はドレンポート8
0,88を通ってドレン油路86に流出させられる。また、こ
の時の第1出力ポート78と第1排出ポート54との間の流
通断面積が、ドレンポート80と88との間を開くタイミン
グとして予め定められた面積である。第2図はこの状態
の変速制御弁44を示す図であり、第3図はかかる変速制
御弁44の出力油圧特性を示す図である。なお、第3図の
Pin,Poutはそれぞれ一次側油圧シリンダ26,二次側油圧
シリンダ28内の油圧である。
そして、前記ベルト式無段変速機10および図示しないエ
ンジン等には、一次側回転軸16の回転速度Nin,二次側回
転軸18の回転速度Nout,車両の要求出力を表すスロット
ル弁開度θth,エンジン回転速度Neをそれぞれ検出し
て、それ等を表す信号を図示しないコントローラに供給
する各種のセンサが設けられているとともに、そのコン
トローラにはまた、ブレーキ操作が行われている場合に
ブレーキ信号が供給されるようになっている。
ンジン等には、一次側回転軸16の回転速度Nin,二次側回
転軸18の回転速度Nout,車両の要求出力を表すスロット
ル弁開度θth,エンジン回転速度Neをそれぞれ検出し
て、それ等を表す信号を図示しないコントローラに供給
する各種のセンサが設けられているとともに、そのコン
トローラにはまた、ブレーキ操作が行われている場合に
ブレーキ信号が供給されるようになっている。
上記コントローラは、CPU,RAM,ROM等を含む所謂マイク
ロコンピュータであり、RAMの一次記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って上述した入
力信号を処理し、第1ライン油圧Pl1,第2ライン油圧Pl
2および速度比eを制御するための駆動信号を第1調圧
弁48,第2調圧弁58,第1電磁ソレノイド72,および第2
電磁ソレノイド74へそれぞれ出力する。
ロコンピュータであり、RAMの一次記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って上述した入
力信号を処理し、第1ライン油圧Pl1,第2ライン油圧Pl
2および速度比eを制御するための駆動信号を第1調圧
弁48,第2調圧弁58,第1電磁ソレノイド72,および第2
電磁ソレノイド74へそれぞれ出力する。
以下、本実施例の作動を第4図のフローチャートに従っ
て説明する。
て説明する。
先ず、ステップS1が実行されることにより、一次側回転
軸16の回転速度Nin,二次側回転軸18の回転速度Nout,ス
ロットル弁開度θth,およびエンジン回転速度Neが読み
込まれる。次いで、ステップS2では上記回転速度Ninお
よびNoutから速度比eが算出され、更にステップS3で
は、ROMに記憶された関係からスロットル弁開度θthな
どに基づいて目標回転速度Nin *を決定し、その目標回
転速度Nin *と実際の回転速度Noutから目標速度比e*
が算出される。上記目標回転速度Nin *を決定するため
に関係は、例えば第5図に示すものであって、第6図に
示す最小燃費率曲線上でエンジンが専ら作動するように
予め求められたものである。
軸16の回転速度Nin,二次側回転軸18の回転速度Nout,ス
ロットル弁開度θth,およびエンジン回転速度Neが読み
込まれる。次いで、ステップS2では上記回転速度Ninお
よびNoutから速度比eが算出され、更にステップS3で
は、ROMに記憶された関係からスロットル弁開度θthな
どに基づいて目標回転速度Nin *を決定し、その目標回
転速度Nin *と実際の回転速度Noutから目標速度比e*
が算出される。上記目標回転速度Nin *を決定するため
に関係は、例えば第5図に示すものであって、第6図に
示す最小燃費率曲線上でエンジンが専ら作動するように
予め求められたものである。
続くステップS4では、上記速度比e,目標速度比e*およ
び制御定数Kに基づいて速度比制御値V0が算出される。
後述のステップS18においては、この速度比制御値V0が
正である場合にはスプール弁子66を右方向へ移動させて
速度比eを増加させるように前記第1電磁ソレノイド72
に駆動信号が出力され、負である場合にはスプール弁子
66を左方向へ移動させて速度比eを減少させるように前
記第2電磁ソレノイド74に駆動信号が出力される。ま
た、速度比制御値V0の大きさはスプール弁子66の移動量
に対応する。
び制御定数Kに基づいて速度比制御値V0が算出される。
後述のステップS18においては、この速度比制御値V0が
正である場合にはスプール弁子66を右方向へ移動させて
速度比eを増加させるように前記第1電磁ソレノイド72
に駆動信号が出力され、負である場合にはスプール弁子
66を左方向へ移動させて速度比eを減少させるように前
記第2電磁ソレノイド74に駆動信号が出力される。ま
た、速度比制御値V0の大きさはスプール弁子66の移動量
に対応する。
そして、ステップS5では、予めROMに記憶された良く知
られた関係からスロットル弁開度θthおよびエンジン回
転速度Neに基づいてエンジンの実際の出力トルクTeが決
定されるとともに、ステップS6ではエンジンの実際の出
力トルクTeが正であるか否か、すなわちエンジンから動
力が出力されている正トルク状態か或いはエンジンブレ
ーキ状態であるかが判断される。このような判断が必要
な理由は、正トルク状態とエンジンブレーキ状態とで動
力伝達方向が異なるため、油圧シリンダ26,28の速度比
eに対する油圧変化特性が変化するからである。
られた関係からスロットル弁開度θthおよびエンジン回
転速度Neに基づいてエンジンの実際の出力トルクTeが決
定されるとともに、ステップS6ではエンジンの実際の出
力トルクTeが正であるか否か、すなわちエンジンから動
力が出力されている正トルク状態か或いはエンジンブレ
ーキ状態であるかが判断される。このような判断が必要
な理由は、正トルク状態とエンジンブレーキ状態とで動
力伝達方向が異なるため、油圧シリンダ26,28の速度比
eに対する油圧変化特性が変化するからである。
ステップS6において出力トルクTeが正であると判断され
た場合には、ステップS7が実行されることにより、伝動
ベルト24に対する狭圧力を必要かつ充分に発生させるた
めの二次側油圧シリンダ28内の油圧(目標油圧)Pout′
が得られるように第2ライン油圧制御値V2が決定され
る。すなわち、先ず、出力トルクTeおよび速度比eに基
づいて最適な二次側油圧シリンダ28の推力(算出値)W
out′が算出され、その推力Wout′,二次側油圧シリン
ダ28の受圧面積Aout,回転速度Noutおよび遠心力補正係
数C2に基づいて油圧(算出値)Pout′を算出するととも
に、速度比e,目標速度比e*,出力トルクTeに基づいて
補正油圧ΔP2を算出する。そして、上記油圧Pout′およ
び補正油圧ΔP2に基づいて第2ライン油圧Pl2を算出
し、その油圧Pl2が得られるように第2ライン油圧制御
値V2が決定されるのである。
た場合には、ステップS7が実行されることにより、伝動
ベルト24に対する狭圧力を必要かつ充分に発生させるた
めの二次側油圧シリンダ28内の油圧(目標油圧)Pout′
が得られるように第2ライン油圧制御値V2が決定され
る。すなわち、先ず、出力トルクTeおよび速度比eに基
づいて最適な二次側油圧シリンダ28の推力(算出値)W
out′が算出され、その推力Wout′,二次側油圧シリン
ダ28の受圧面積Aout,回転速度Noutおよび遠心力補正係
数C2に基づいて油圧(算出値)Pout′を算出するととも
に、速度比e,目標速度比e*,出力トルクTeに基づいて
補正油圧ΔP2を算出する。そして、上記油圧Pout′およ
び補正油圧ΔP2に基づいて第2ライン油圧Pl2を算出
し、その油圧Pl2が得られるように第2ライン油圧制御
値V2が決定されるのである。
続くステップS8においては、目標速度比e*を実現でき
る推力を必要かつ充分に発生させるための一次側油圧シ
リンダ26内の油圧(目標油圧)Pin′が得られるよう
に、第1ライン油圧制御値V1が決定される。すなわち、
先ず目標速度比e*および出力トルクTeに基づいて正駆
動時の推力比γ+(二次側油圧シリンダ28の推力Wout/
一次側油圧シリンダ26の推力Win)が算出されるととも
に、その推力比γ+および前記推力Wout′から一次側油
圧シリンダ26の推力Win′が求められる。そして、推力W
in′,一次側油圧シリンダ26の受圧面積Ain,回転速度N
inおよび遠心力補正係数C1に基づいて油圧(算出値)P
in′を算出するとともに、その油圧Pin′および補正油
圧ΔP1に基づいて一次側ライン油圧Pl1を算出し、その
算出された油圧Pl1が得られるように第1ライン油圧制
御値V1が決定されるのである。なお、上記補正油圧ΔP1
は、速度比定常偏差と動力損失との均衡点において定め
られる。
る推力を必要かつ充分に発生させるための一次側油圧シ
リンダ26内の油圧(目標油圧)Pin′が得られるよう
に、第1ライン油圧制御値V1が決定される。すなわち、
先ず目標速度比e*および出力トルクTeに基づいて正駆
動時の推力比γ+(二次側油圧シリンダ28の推力Wout/
一次側油圧シリンダ26の推力Win)が算出されるととも
に、その推力比γ+および前記推力Wout′から一次側油
圧シリンダ26の推力Win′が求められる。そして、推力W
in′,一次側油圧シリンダ26の受圧面積Ain,回転速度N
inおよび遠心力補正係数C1に基づいて油圧(算出値)P
in′を算出するとともに、その油圧Pin′および補正油
圧ΔP1に基づいて一次側ライン油圧Pl1を算出し、その
算出された油圧Pl1が得られるように第1ライン油圧制
御値V1が決定されるのである。なお、上記補正油圧ΔP1
は、速度比定常偏差と動力損失との均衡点において定め
られる。
一方、前記ステップS6において車両がエンジンブレーキ
状態であると判断された場合には、ベルト式無段変速機
10における動力伝達方向が逆となるので、前記ステップ
S7およびS8と略同様なステップS9およびS10が実行され
ることより、一次側油圧シリンダ26内に必要な油圧
Pin′から第2ライン油圧制御値V2が決定されるととも
に、二次側油圧シリンダ28内に必要な油圧Pout′から第
1ライン油圧制御値V1が決定される。
状態であると判断された場合には、ベルト式無段変速機
10における動力伝達方向が逆となるので、前記ステップ
S7およびS8と略同様なステップS9およびS10が実行され
ることより、一次側油圧シリンダ26内に必要な油圧
Pin′から第2ライン油圧制御値V2が決定されるととも
に、二次側油圧シリンダ28内に必要な油圧Pout′から第
1ライン油圧制御値V1が決定される。
このようにして、第2ライン油圧制御値V2および第1ラ
イン油圧制御値V1が決定されると、次のステップS11が
実行されて目標速度比e*と実際の速度比eとの偏差
(e*−e)が正であるか否か、換言すれば速度比eが
増加方向へ変化する増速変速状態であるか減少方向へ変
化する減速変速状態であるかが判断され、増速変速状態
であればステップS12において、また、減速変速状態で
あればステップS13において、上記第1ライン油圧制御
値V1および第2ライン油圧制御値V2が補正される。これ
等のステップS12およびS13は、偏差の絶対値|e*−e|が
増加するとともに第1ライン油圧Pl1と第2ライン油圧P
l2との差を拡大してベルト式無段変速機14の速度比変化
速度を高くするためのものである。なお、ステップS13
において第2ライン油圧制御値V2を補正しないのは、減
速変速時に偏差(e−e*)が大きい場合には、前記ス
テップS4において決定された速度比制御値V0に基づいて
変速制御弁44のスプール弁子66は大きく左方向へ移動さ
せられ、一次側油圧シリンダ26の作動油は直接ドレン油
路86に流出させられるからである。また、かかるステッ
プS12およびS13におけるK1,K2,K3はそれぞれ比例定数で
ある。
イン油圧制御値V1が決定されると、次のステップS11が
実行されて目標速度比e*と実際の速度比eとの偏差
(e*−e)が正であるか否か、換言すれば速度比eが
増加方向へ変化する増速変速状態であるか減少方向へ変
化する減速変速状態であるかが判断され、増速変速状態
であればステップS12において、また、減速変速状態で
あればステップS13において、上記第1ライン油圧制御
値V1および第2ライン油圧制御値V2が補正される。これ
等のステップS12およびS13は、偏差の絶対値|e*−e|が
増加するとともに第1ライン油圧Pl1と第2ライン油圧P
l2との差を拡大してベルト式無段変速機14の速度比変化
速度を高くするためのものである。なお、ステップS13
において第2ライン油圧制御値V2を補正しないのは、減
速変速時に偏差(e−e*)が大きい場合には、前記ス
テップS4において決定された速度比制御値V0に基づいて
変速制御弁44のスプール弁子66は大きく左方向へ移動さ
せられ、一次側油圧シリンダ26の作動油は直接ドレン油
路86に流出させられるからである。また、かかるステッ
プS12およびS13におけるK1,K2,K3はそれぞれ比例定数で
ある。
そして、続くステップS14,S15,S16においては、それぞ
れスロットル弁開度θthが0であるか否か、ブレーキ信
号が供給されているか否か、二次側回転軸18の回転速度
Noutが予め定められた一定値a以下であるか否かが判断
され、それ等の何れもがYESの場合、すなわち車両が殆
ど停止させられる状態の時にはステップS17が実行さ
れ、そうでない場合には直ちにステップS18が実行され
る。ステップS17においては、前述した速度比制御値V0,
第1ライン油圧制御値V1および第2ライン油圧制御値V2
が、それぞれC0,C1およびC2に設定される。これは、車
両の再発進に備えてベルト式無段変速機10を減速変速状
態とするためのステップであり、C0は変速制御弁44のス
プール弁子66を第1図の左方向へ大きく移動させ、第1
ドレンポート80と第2ドレンポート88とを連通させて一
次側油圧シリンダ26内の作動油を直接ドレン油路86に流
出させるように前記第2電磁ソレノイド74に駆動信号を
出力させるための値である。また、C1は、上記ドレン油
路86に連通させられた一次側油圧シリンダ26内の油圧P
inと、第1ライン油路50内の油圧が殆どそのまま作用さ
せられる二次側油圧シリンダ28内の油圧Poutとの間に、
車両の停止時、すなわち可変プーリ20,22の非回転時に
おいても伝動ベルト24を減速変速側へ移動させ得る油圧
差を与えるために必要な第1ライン油圧Pl1に対応する
値であるが、一次側油圧シリンダ26内の油圧Pinは略大
気であるため、この第1ライン油圧Pl1は通常走行にお
いて必要とされる油圧に比較して特に高圧とする必要は
ない。また、C2は第2ライン油圧Pl2に対応するもので
あるが、この時変速制御弁44から流出する作動油、すな
わち一次側油圧シリンダ26内の作動油は直接ドレン油路
86に流出させられるため、第2ライン油圧Pl2は如何な
る値であっても差支えないが、本実施例では第2調圧弁
58の最低調圧値に対応する値である。
れスロットル弁開度θthが0であるか否か、ブレーキ信
号が供給されているか否か、二次側回転軸18の回転速度
Noutが予め定められた一定値a以下であるか否かが判断
され、それ等の何れもがYESの場合、すなわち車両が殆
ど停止させられる状態の時にはステップS17が実行さ
れ、そうでない場合には直ちにステップS18が実行され
る。ステップS17においては、前述した速度比制御値V0,
第1ライン油圧制御値V1および第2ライン油圧制御値V2
が、それぞれC0,C1およびC2に設定される。これは、車
両の再発進に備えてベルト式無段変速機10を減速変速状
態とするためのステップであり、C0は変速制御弁44のス
プール弁子66を第1図の左方向へ大きく移動させ、第1
ドレンポート80と第2ドレンポート88とを連通させて一
次側油圧シリンダ26内の作動油を直接ドレン油路86に流
出させるように前記第2電磁ソレノイド74に駆動信号を
出力させるための値である。また、C1は、上記ドレン油
路86に連通させられた一次側油圧シリンダ26内の油圧P
inと、第1ライン油路50内の油圧が殆どそのまま作用さ
せられる二次側油圧シリンダ28内の油圧Poutとの間に、
車両の停止時、すなわち可変プーリ20,22の非回転時に
おいても伝動ベルト24を減速変速側へ移動させ得る油圧
差を与えるために必要な第1ライン油圧Pl1に対応する
値であるが、一次側油圧シリンダ26内の油圧Pinは略大
気であるため、この第1ライン油圧Pl1は通常走行にお
いて必要とされる油圧に比較して特に高圧とする必要は
ない。また、C2は第2ライン油圧Pl2に対応するもので
あるが、この時変速制御弁44から流出する作動油、すな
わち一次側油圧シリンダ26内の作動油は直接ドレン油路
86に流出させられるため、第2ライン油圧Pl2は如何な
る値であっても差支えないが、本実施例では第2調圧弁
58の最低調圧値に対応する値である。
その後、一連のステップの内の最後のステップS18が実
行され、それ以前のステップにおいて決定された速度比
制御値V0,第1ライン油圧制御値V1,第2ライン油圧制御
値V2に対応する駆動信号が出力される。これにより、速
度比e,第1ライン油圧Pl1および第2ライン油圧Pl2が、
変速制御弁44,第1調圧弁48および第2調圧弁58によっ
て制御される。
行され、それ以前のステップにおいて決定された速度比
制御値V0,第1ライン油圧制御値V1,第2ライン油圧制御
値V2に対応する駆動信号が出力される。これにより、速
度比e,第1ライン油圧Pl1および第2ライン油圧Pl2が、
変速制御弁44,第1調圧弁48および第2調圧弁58によっ
て制御される。
このような本実施例の油圧制御装置においては、速度比
eの変化が小さい定常状態若しくは準定常状態の場合、
或いは速度比eを大きくする増速変速状態の場合には、
変速制御弁44の第1ドレンポート80と第2ドレンポート
88との間は閉じられている。このため、変速制御弁44か
ら流出する作動油は第2調圧弁58によって第2ライン油
圧Pl2に調圧され、好適なベルト挟圧力の制御が為され
る。
eの変化が小さい定常状態若しくは準定常状態の場合、
或いは速度比eを大きくする増速変速状態の場合には、
変速制御弁44の第1ドレンポート80と第2ドレンポート
88との間は閉じられている。このため、変速制御弁44か
ら流出する作動油は第2調圧弁58によって第2ライン油
圧Pl2に調圧され、好適なベルト挟圧力の制御が為され
る。
しかし、速度比eを減速変速側へ変化させるために変速
制御弁44のスプール弁子66が大きく減速変速側へ移動さ
せられると、第1ドレンポート80と第2ドレンポート88
との間が開かれ、一次側油圧シリンダ26内の作動油は直
接ドレン油路86に流出させられる。このため、その一次
側油圧シリンダ26の油圧Pinは殆ど大気圧と一致させら
れ、高圧側の第1ライン油圧Pl1が殆どそのまま作用さ
せられる二次側油圧シリンダ28の油圧Poutとの油圧差が
大きくされて、速度比eの変速応答性が向上する。
制御弁44のスプール弁子66が大きく減速変速側へ移動さ
せられると、第1ドレンポート80と第2ドレンポート88
との間が開かれ、一次側油圧シリンダ26内の作動油は直
接ドレン油路86に流出させられる。このため、その一次
側油圧シリンダ26の油圧Pinは殆ど大気圧と一致させら
れ、高圧側の第1ライン油圧Pl1が殆どそのまま作用さ
せられる二次側油圧シリンダ28の油圧Poutとの油圧差が
大きくされて、速度比eの変速応答性が向上する。
また、車両の停止時には、速度制御弁44のスプール弁子
66は上記急減速変速時と同様に減速変速側へ大きく移動
させられ、第1ドレンポート80と第2ドレンポート88と
の間が開かれるとともに、第1ライン油圧Pl1は比較的
高い油圧に調圧される。このため、ベルト式無段変速機
10は速やかに減速変速状態とされる一方、車両が急停止
して、無段変速機10が減速変速状態とされる前に停止し
てしまった場合でも、伝動ベルト24は両油圧シリンダ2
6,28の油圧差に基づいて減速変速側へ移動させられ、車
両の再発進時におけるもたつきが解消する。
66は上記急減速変速時と同様に減速変速側へ大きく移動
させられ、第1ドレンポート80と第2ドレンポート88と
の間が開かれるとともに、第1ライン油圧Pl1は比較的
高い油圧に調圧される。このため、ベルト式無段変速機
10は速やかに減速変速状態とされる一方、車両が急停止
して、無段変速機10が減速変速状態とされる前に停止し
てしまった場合でも、伝動ベルト24は両油圧シリンダ2
6,28の油圧差に基づいて減速変速側へ移動させられ、車
両の再発進時におけるもたつきが解消する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例ではスロットル弁開度θth,ブレー
キ信号,および回転速度Noutに基づいて車両の停止を判
断するようになっているが、スロットル弁開度θthおよ
び回転速度Nout、或いはブレーキ信号および回転速度N
outに基づいて判断することもできる。なお、スロット
ル弁開度θth,回転速度Noutの替わりにアイドル信号,
車速等を用いても良いことは勿論である。
キ信号,および回転速度Noutに基づいて車両の停止を判
断するようになっているが、スロットル弁開度θthおよ
び回転速度Nout、或いはブレーキ信号および回転速度N
outに基づいて判断することもできる。なお、スロット
ル弁開度θth,回転速度Noutの替わりにアイドル信号,
車速等を用いても良いことは勿論である。
また、前記実施例における第1ライン油圧制御値C1は、
可変プーリ20,22の非回転時でも伝動ベルト24を移動さ
せ得る油圧に第1ライン油圧Pl1を調圧する値である
が、前記ステップS16の一定値aの大きさ等により、車
両の急停止時でもその車両が停止する前にベルト式無段
変速機10を減速変速状態とすることが可能な場合には、
必ずしも可変プーリ20,22の非回転時に伝動ベルト24を
移動させ得る値とする必要はない。
可変プーリ20,22の非回転時でも伝動ベルト24を移動さ
せ得る油圧に第1ライン油圧Pl1を調圧する値である
が、前記ステップS16の一定値aの大きさ等により、車
両の急停止時でもその車両が停止する前にベルト式無段
変速機10を減速変速状態とすることが可能な場合には、
必ずしも可変プーリ20,22の非回転時に伝動ベルト24を
移動させ得る値とする必要はない。
また、前記実施例では車両の停止時のみならず、通常の
速度比制御においても第1ドレンポート80と第2ドレン
ポート88との間が連通させられるようになっているが、
このドレンポート80と88との間を開くタイミングは適宜
設定され得るものであり、例えば、車両の停止時におい
て速度比制御値V0がC0とされた場合にのみ開かれるよう
に構成することも可能である。
速度比制御においても第1ドレンポート80と第2ドレン
ポート88との間が連通させられるようになっているが、
このドレンポート80と88との間を開くタイミングは適宜
設定され得るものであり、例えば、車両の停止時におい
て速度比制御値V0がC0とされた場合にのみ開かれるよう
に構成することも可能である。
その他一々例示はしないが、本発明はその精神を逸脱す
ることなく当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を
加えた態様で実施することができる。
ることなく当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を
加えた態様で実施することができる。
第1図は本発明の一実施例である車両用ベルト式無段変
速機の油圧制御装置の構成図である。第2図は第1図に
おける変速制御弁の別の状態を示す断面図である。第3
図は第1図の変速制御弁の出力油圧特性を示す図であ
る。第4図は第1図の装置の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。第5図は第1図の装置における一次
側回転軸の目標回転速度とスロットル弁開度との関係を
示す図である。第6図はエンジンの最小燃費率曲線を示
す図である。 10:ベルト式無段変速機 12:油圧制御装置 16:一次側回転軸、18:二次側回転軸 20:一次側可変プーリ 22:二次側可変プーリ 24:伝動ベルト 26:一次側油圧シリンダ 28:二次側油圧シリンダ 42:オイルポンプ(油圧源) 44:変速制御弁、48:第1調圧弁 50:第1ライン油路、52:第2ライン油路 58:第2調圧弁、80:第1ドレンポート 86:ドレン油路、88:第2ドレンポート Pl1:第1ライン油圧 Pl2:第2ライン油圧
速機の油圧制御装置の構成図である。第2図は第1図に
おける変速制御弁の別の状態を示す断面図である。第3
図は第1図の変速制御弁の出力油圧特性を示す図であ
る。第4図は第1図の装置の作動を説明するためのフロ
ーチャートである。第5図は第1図の装置における一次
側回転軸の目標回転速度とスロットル弁開度との関係を
示す図である。第6図はエンジンの最小燃費率曲線を示
す図である。 10:ベルト式無段変速機 12:油圧制御装置 16:一次側回転軸、18:二次側回転軸 20:一次側可変プーリ 22:二次側可変プーリ 24:伝動ベルト 26:一次側油圧シリンダ 28:二次側油圧シリンダ 42:オイルポンプ(油圧源) 44:変速制御弁、48:第1調圧弁 50:第1ライン油路、52:第2ライン油路 58:第2調圧弁、80:第1ドレンポート 86:ドレン油路、88:第2ドレンポート Pl1:第1ライン油圧 Pl2:第2ライン油圧
Claims (3)
- 【請求項1】一次側回転軸および二次側回転軸にそれぞ
れ設けられた一対の一次側可変プーリおよび二次側可変
プーリと、該一対の可変プーリに巻き掛けられて動力を
伝達する伝動ベルトと、前記一対の可変プーリの有効径
をそれぞれ変更する一対の一次側油圧シリンダおよび二
次側油圧シリンダとを備えた車両用ベルト式無段変速機
において、油圧源から作動油が供給される第1ライン油
路内の油圧を第1ライン油圧に調圧する第1調圧弁と、
該第1ライン油路内の作動油を前記一次側油圧シリンダ
および二次側油圧シリンダの一方に供給すると同時に他
方側の油圧シリンダ内の作動油を第2ライン油路へ流出
させることにより、前記一次側可変プーリおよび二次側
可変プーリの有効径を変化させて前記無段変速機の速度
比を変更するとともに、該作動油の流通断面積を変化さ
せて該速度比の変化速度を調節する変速制御弁と、前記
第2ライン油路内の油圧を前記第1ライン油圧よりも低
い第2ライン油圧に調圧する第2調圧弁とを有する油圧
制御装置であって、 前記一次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダの少
なくとも一方が前記他方側の油圧シリンダとされた場合
に該油圧シリンダから前記変速制御弁を通して流出する
作動油の流通断面積が予め定められた面積よりも大きく
されたときに開かれ、該作動油を直接ドレイン油路に流
出されるドレンポートを該変速制御弁に設けたことを特
徴とする車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置。 - 【請求項2】前記ドレンポートは、前記一次側油圧シリ
ンダ内の作動油のみを前記ドレン油路に流出させるもの
である特許請求の範囲第1項に記載の車両用ベルト式無
断変速機の油圧制御装置。 - 【請求項3】前記変速制御弁は、前記一次側油圧シリン
ダに連通する一対の第1出力ポートおよび第1ドレンポ
ートと前記二次側油圧シリンダに連通する第2出力ポー
トと前記第1ライン油路に連通する入力ポートと前記第
2ライン油路に連通する一対の第1排出ポートおよび第
2排出ポートと前記ドレン油路に連通する第2ドレンポ
ートとを備えたシリンダボアと、該シリンダボアに摺動
可能に嵌合されたスプール弁子と、該スプール弁子を一
軸方向へ移動させる電磁アクチュエータとを備え、該ス
プール弁子がその中立位置から前記一軸方向へ移動させ
られるに従って、前記第1出力ポートおよび第2出力ポ
ートの一方と前記入力ポートとの間に流通断面積を増大
させると同時に、該第1出力ポートおよび第2出力ポー
トの他方と前記第1排出ポートおよび第2排出ポートの
他方との間の流通断面積を増大させ、且つ、該第1出力
ポートと該第1排出ポートとの間の流通断面積が前記予
め定められた面積よりも大きくなるように前記スプール
弁子が移動させられたときに、前記第1ドレンポートと
第2ドレンポートとの間を連通させるものである特許請
求の範囲第2項に記載の車両用ベルト式無段変速機の油
圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30978886A JPH0765662B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30978886A JPH0765662B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63163055A JPS63163055A (ja) | 1988-07-06 |
| JPH0765662B2 true JPH0765662B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17997248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30978886A Expired - Fee Related JPH0765662B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 車両用ベルト式無段変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765662B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE388355T1 (de) * | 2004-10-27 | 2008-03-15 | Bosch Gmbh Robert | Mit einer steuervorrichtung versehenes stufenloses getriebe |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP30978886A patent/JPH0765662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63163055A (ja) | 1988-07-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |