JPH0765923A - コネクタ及びコネクタ検査装置 - Google Patents

コネクタ及びコネクタ検査装置

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JPH0765923A
JPH0765923A JP5238981A JP23898193A JPH0765923A JP H0765923 A JPH0765923 A JP H0765923A JP 5238981 A JP5238981 A JP 5238981A JP 23898193 A JP23898193 A JP 23898193A JP H0765923 A JPH0765923 A JP H0765923A
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雅彦 青山
Keigo Atsumi
恵悟 渥美
Eiji Saijo
英二 西條
Takeshi Kitagawa
健 北川
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子金具の装着不良を確実に検出することが
できるコネクタ検査装置を提供する。 【構成】 コネクタハウジング31には対向する側面間
に検査孔36が貫通して形成されている。この検査孔3
6は端子金具33の挿入方向と交差してコネクタハウジ
ング31を直線的に貫通する形態で、しかも、各端子金
具33が正規位置にあるときにはスタビライザと干渉す
ることなく一連に連なった貫通孔となり、端子金具33
が非正規位置にあるときにはスタビライザと干渉して検
査孔36が不連続状態となる。検査装置10には検査孔
36に進入する検知体16が立設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタハウジング内に
挿入した端子金具の装着不良を検出するためのコネクタ
検査装置及びそれに適したコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタは、一般にプラスチック製のコ
ネクタハウジング内に、電線の先端に固着した端子金具
を装着して構成され、その端子金具は端子金具やコネク
タハウジングに設けたランス(係止爪)によって抜け止
め状態にされる。この種のコネクタにおいて、万一、端
子金具がコネクタハウジングのランスと係合する正規の
位置に装着されていないと、使用中に端子金具の抜けが
発生する可能性があるため、これを事前にチェックして
修正する必要がある。そこで、従来、端子金具の装着不
良を検出するための各種のコネクタ検査装置が開発され
ており、その一例として例えば実公昭53−18545
号公報に記載されたものがある。これは、原理的には図
11に示すような構成で、端子金具1を装着したコネク
タハウジング2に対向して各端子金具1に対向する押し
出しピン3を有する検査ユニット4を設け、コネクタハ
ウジング2及び検査ユニット4を互いに近接する方向に
移動させる構成である。
【0003】同図(A)の上側に示した端子金具1は図
の左側から正規位置まで十分に挿入されているため、そ
のランス1aがコネクタハウジング2の係止部2aに係
合して抜け止め状態となっている。しかし、下側の端子
金具1は挿入量が不足しているためランス1aがコネク
タハウジング2の係止部2aに係合しておらず、装着不
良の状態にある。そこで、図11(A)の状態から検査
ユニット4をコネクタハウジング2側に移動させれば、
上側の端子金具1は抜け止め状態にあるから、これに対
応する押し出しピン3はスプリング3aが圧縮されるこ
とにより検査ユニット4内に後退する(図11(B)参
照)。一方、下側の端子金具1については抜け止め状態
にはないため、押し出しピン3によって容易に動かさ
れ、電線5を曲げながら端子金具1がコネクタハウジン
グ2から押し戻されることになる。これにて装着不良が
検出され、作業者が端子金具1をコネクタハウジング2
の所定位置に完全に挿入する等の修正作業を行うことが
できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、端子金具1
は電線5に固着されているため、実際には電線5側の状
態によって装着不良の端子金具1が確実に押し戻される
か否かが大きな影響を受ける。例えば、電線5が太くて
剛性が高い場合、或いは、複数本の電線5が束ねられた
状態でテーピングされている場合には、電線5が変形し
難くなるため、仮に端子金具1に装着不良があり、これ
が押し出しピン3によって押されたとしてもコネクタハ
ウジング2から抜け出る方向に移動しなくなってしま
う。このことは、装着不良があってもこれを検出でき
ず、検査の信頼性が低くなることを意味するから、従来
より、この点の改良が要望されていた。なお、これを避
けるには、スプリング3aのバネ力を強くすることが考
えられるが、すると検査時に端子金具1に大きな力が作
用することになるため、端子金具1の変形を招き易くな
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、端子金具の装着不良を確実に検出することができて
信頼性が高いコネクタ検査装置及びこれに適したコネク
タを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るコネクタは、コネクタハウジングの所
定位置に挿入した端子金具を、ランスにてコネクタハウ
ジングに抜け止め状態とするものにおいて、コネクタハ
ウジングに端子金具の挿入方向と交差する方向に検査孔
を形成し、その検査孔は端子金具がランスにより抜け止
め状態にされる正規位置にあるときには、連続的に連な
るように設定したところに特徴を有する(請求項4の発
明)。
【0007】また、本発明に係るコネクタ検査装置は、
上記コネクタを検査するようになっており、そのコネク
タハウジングの検査孔に挿入される検知体を備えたとこ
ろに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0008】この検査装置において、検知体を延長方向
に沿って移動可能として弾性体にて先方側に付勢された
構造とし、加えて、検知体がコネクタの検査孔への挿入
方向とは反対側に変位したことを検出するスイッチを設
けるようにしてもよい(請求項2の発明)。
【0009】また、検知体の先端に、非正規位置にある
端子金具を正規位置に移動させる斜面部を形成してもよ
い(請求項3の発明)。
【0010】
【作用】請求項4のコネクタによれば、端子金具がコネ
クタハウジングに対して正規位置に装着されていれば検
査孔が連続的に連なり、正規位置に装着されていないと
検査孔が部分的に不連続状態になる。従って、検査孔が
連続しているか否かを検査するだけで端子金具が正規位
置にあるか否かを知ることができ、端子金具に固着され
ている電線側の状態に影響を受けない。なお、検査孔の
連続性を検査するには、機械的或いは光学的等の種々の
手段が適用できる。
【0011】請求項1ないし請求項3のコネクタ検査装
置は、上記コネクタの検査孔の連続性を機械的に検査で
きるようにしたものである。請求項1の検査装置によれ
ば、検知体が検査孔の全体に挿入できるときには、端子
金具(複数の端子金具が設けられているときには全ての
端子金具)がランスにより抜け止め状態にされる正規位
置にあることが確認でき、検知体が検査孔の全体に挿入
できないときには、少なくとも一部の端子金具が非正規
位置にあることが判る。請求項2のコネクタ検査装置の
ように、検知体を移動可能とすると共にその変位を検出
するスイッチを設ければ、端子金具が非正規位置にある
ときに検知体が変位してスイッチが作動するから、それ
を電気的に検出することができ、ランプやブザー、音声
等を利用してこれを報知することができるようになる。
さらに、請求項3のコネクタ検査装置のように、検知体
の先端に非正規位置にある端子金具を正規位置に移動さ
せる斜面部を形成しておけば、検知体を検査孔に挿入す
ることによって端子金具を正規位置に至るように修正す
ることができるようになる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1ないし請求
項3のコネクタ検査装置によれば、端子金具を押し出す
ことによりその装着不良を検出するのではなく、検知体
をコネクタハウジングの検査孔に挿入することによって
装着不良を検査するから、端子金具に固着した電線の影
響を受けることなく正確な検査を行うことができ、しか
も端子金具を変形させるおそれもなくなるという効果を
奏する。また、特に請求項2の装置では、端子金具の装
着不良を電気的に検出できるから、ランプ等の報知手段
にてそれを作業者に確実に知らせることができるように
なる。更に、請求項3の検査装置では、端子金具の装着
不良の検査だけでなく、装着不良の端子金具の修正も併
せてできるようになるから、検査・修正の作業能率が向
上する。また、請求項1の発明によれば、端子金具の装
着状況について正確且つ迅速な検査ができるコネクタを
提供でき、上述の各検査装置にて検査するのに最適とな
るという効果を奏する。
【0013】
【実施例】<第1実施例>以下、本発明の第1実施例に
ついて図1ないし図7を参照して説明する。本実施例の
検査装置10を使用して検査されるコネクタ30の構造
は図2に詳細に示してあり、まず、これを説明する。コ
ネクタハウジング31はプラスチック製で、全体として
長方形状をなすように成形され、内部に2段に分けて複
数のキャビティ32が形成されている。各キャビティ3
2は前後に貫通する形状で、この中に端子金具33が後
側(図2中左側)から挿入され、その端子金具33を抜
け止め状態に固定するためにランス34がコネクタハウ
ジング31に一体に設けられている。
【0014】一方、端子金具33は、この実施例では図
示しない相手方のコネクタの雄形端子金具と対をなす雌
形をなしており、その雄形端子金具の先端が挿入される
ボックス部33a、このボックス部33aの背面から突
出するスタビライザ33b及びボックス部33aに連な
って電線35を固着するバレル部33cを備えた周知の
構造として構成されている。この端子金具33が所定位
置、すなわちコネクタハウジング31のキャビティ32
内の最奥部に挿入されると、挿入途中に弾性変形してい
たランス34がボックス部33aが通過したところで復
元して図2に示すようにボックス部33aの縁部に係合
し、もってその端子金具33が抜け止め状態となる。な
お、この端子金具33がランス34による抜け止め状態
となる正規位置まで挿入されると、図2に示すように、
端子金具33のスタビライザ33bもキャビティ32内
の奥部にまで進出した状態となる。
【0015】そして、上記コネクタハウジング31には
対向する側面間に検査孔36が貫通して形成されてい
る。この検査孔36は、図1から明かなように、端子金
具33の挿入方向(図1の矢印A方向)と交差する方向
(図1で矢印B方向)に沿っており、コネクタハウジン
グ31を直線的に貫通する形態である。その形成位置及
び大きさは、図2に示すようにコネクタハウジング31
のほぼ中央を通ると共に、各端子金具33が同図に示す
ような正規位置にあるときにはスタビライザ33bと干
渉することなく一連に連なった貫通孔となり、図6に示
すように端子金具33がランス34と係合しない非正規
位置にあるときには、スタビライザ33bと干渉して検
査孔36が不連続状態となるように設定されている。
【0016】上記コネクタ30を検査するための検査装
置10は、図1及び図3に示してあり、次にこれを説明
する。検査装置10の基板11には、端部寄りにコネク
タホルダ12が固定状態に設けられている。このコネク
タホルダ12は、U字形の支持ブロック13とこれに着
脱可能に取り付けたやはりU字形をなすバックプレート
14とからなり、両者間に上方が開放するコネクタ固定
溝15が形成されている。このコネクタ固定溝15に
は、コネクタハウジング31の外面から突出する突条3
1aが上方から嵌め込まれ、もって両突条31aを上下
に案内してコネクタハウジング31を支持ブロック13
間に挟んだ位置決め状態に保持することができ、その状
態でコネクタハウジング31は前後方向(図1の矢印A
方向)に移動不能となる。
【0017】そして、上記支持ブロック13の中央部に
は、コネクタハウジング31の検査孔36に進入可能な
検知体16がまっすぐに立設され、その先端にはコネク
タ30の前面側に向く斜面部17が形成されている。
【0018】なお、上記コネクタホルダ12の隣には、
基板11上に導通検査ユニット20が左右方向に移動可
能に設けられ、これが基板11に回動可能に設けたカム
ハンドル21を回動操作すると、コネクタホルダ12に
対して接近或いは遠ざかる方向に移動するようになって
いる。この導通検査ユニット20には、前記コネクタ3
0の各端子金具33に対向する位置に複数本の導通検査
検知体22がコネクタ30側に向かって突設されてい
る。詳細には図示しないが、これらの導通検査検知体2
2は軸方向に移動可能にされると共に、スプリング24
によって常時進出方向に付勢されている。また、各導通
検査検知体22にはリード線23が接続され、これが図
示しない導通検査装置の入力端子に接続されている。
【0019】次に、本実施例におけるコネクタの検査手
順について説明する。予め、各電線35の先端に固着さ
れた端子金具33がコネクタハウジング31の所定のキ
ャビティ32に奥一杯まで挿入され、併せて、多数の電
線35をテーピング等によって束ねてワイヤハーネスと
して組み上げられた状態で次のように端子金具の装着不
良検査及び導通検査が行われる。ここで、検査すべきワ
イヤハーネスは所定の検査板上に載せられ、その検査板
の近くに設けたコネクタ検査装置10にワイヤハーネス
のコネクタ30がセットされる。
【0020】まず、コネクタハウジング31を指で摘
み、その突条31aをコネクタホルダ12のコネクタ固
定溝15に差し込んで、コネクタ30をコネクタホルダ
12内に上から嵌め込むようにしてセットする。これに
より、コネクタホルダ12の中央にある検知体16がコ
ネクタハウジング31の検査孔36内に進入することに
なる。このとき、コネクタ30の全ての端子金具33
が、コネクタハウジング31のランス34と係合する正
規位置にあれば、検査孔36は連続的な貫通孔となって
いるから、図4及び図5に示すように、検査孔36内を
検知体16がスタビライザ33bと干渉することなく貫
通し、なんなくコネクタ30はコネクタホルダ12の最
奥部まで挿入される。しかし、万一、図6に示すように
端子金具33がランス34と係合しない非正規位置にあ
るときには、検査孔36がスタビライザ33bと干渉し
て不連続状態となるから、図7に示すように検査孔36
内に進入した検知体16の先端が非正規位置にある端子
金具33のスタビライザ33bに衝突する。この結果、
コネクタ30には挿入抵抗が作用するようになるから、
これを摘んでコネクタホルダ12にセットしようとして
いる作業者は挿入抵抗の変化を感得し、装着不良状態の
端子金具33があることが判る。そこで、直ちに作業を
中断し、コネクタハウジング31の後方から延出してい
る電線35を摘んで端子金具33をキャビティ32内に
強く押し込んで端子金具33をランス34と係合する正
規位置に装着すればよい。
【0021】なお、本実施例では、検知体16の先端に
斜面部17が形成されているから、一部の端子金具33
が非正規位置にあるとはいえ、正規位置のすぐ近くであ
るような場合には、コネクタ30をコネクタホルダ12
にセットする操作によって、端子金具33が斜面部17
によって正規位置に押し込められることがある。この場
合には、一時的に検知体16が引っかかるようになって
も、端子金具33を正規位置に押しつつコネクタ30が
コネクタホルダ12にセットされるので、作業を中断す
る必要がない。
【0022】そして、コネクタ30をコネクタホルダ1
2にセットした後は、検査装置10のカムハンドル21
を操作して導通検査検知体22を進出させる。すると、
導通検査ユニット20の各導通検査検知体22がコネク
タ30の各端子金具33に接触するようになるから、こ
れにて導通検査装置にて各端子金具33が所定のキャビ
ティ32に装着されているか否かを検査することができ
る。
【0023】このように本実施例では、コネクタ30を
コネクタホルダ12にセットするだけで、検知体16が
コネクタハウジング31の検査孔36に進入するように
なるから、端子金具33の装着不良を簡単に見つけるこ
とができる。この場合、検知体16は非正規位置にある
端子金具33のスタビライザ33bに横から当接してそ
の装着不良を検出する構成であるから、端子金具33に
固着されている電線35の柔軟性等の影響は全く受ける
ことがなく、装着不良を確実に検出することができる。
また、この実施例のように検査孔36をコネクタハウジ
ング31のほぼ中央に設けて全ての端子金具33と干渉
可能に設定しているから、1本の検知体16によって全
ての端子金具33が正規位置にあるか否かを検査するこ
とができ、各端子金具1毎に押し出しピン3を設ける必
要があった図11の従来の検査装置に比べて構成が格段
に簡単になる。
【0024】さらには、この実施例ではコネクタホルダ
12に併せて導通検査ユニット20を設け、これにて各
端子金具33の導通検査も行うことができるようにし
た。このため、端子金具33の装着位置検査のためのコ
ネクタホルダ12へのセット操作が、端子金具33の導
通検査のためのコネクタ30のセット操作も兼ねること
になり、2種類の検査を効率的に進めることができて極
めて合理的である。
【0025】<第2実施例>図8は本発明の第2実施例
について、前記第1実施例と相違する特徴的部分のみを
示したものである。相違点は、検知体16を上下に移動
可能に支持ブロック13に支持し、弾性体に相当する圧
縮スプリング18にて常時上向きに付勢した構成とした
ところにある。また、支持ブロック13には検知体16
がコネクタ30の検査孔36への挿入方向とは反対方
向、すなわち下方への変位に基づいて作動するスイッチ
19が設けてあり、このスイッチ19からの信号を受け
てランプ(図示せず)を点灯させるようにしている。そ
の他の構成は前記第1実施例と同様であり、同一部分に
同一符号を付して重複した説明を省略した。
【0026】この第2実施例によれば、コネクタ30を
コネクタホルダ12にセットして検知体16がコネクタ
ハウジング31の検査孔36内に進入するようになった
とき、仮に一部の端子金具33に装着不良があったとす
ると、検知体16がその端子金具33のスタビライザ3
3bに当接して圧縮スプリング18が圧縮されて検知体
16が下方に沈み込むことになる。これにて、スイッチ
19が作動してランプが点灯するから、作業者はこれを
見て装着不良があったことを容易に確認できるようにな
り、コネクタ30の挿入抵抗の変化を手で感得する必要
がある第1実施例のものに比べ、作業を規格化できて能
率的となる。また、この実施例のように圧縮スプリング
18を設ける構成でも、やはり、単に検知体16を端子
金具33の横に当接させることによって検査を行うか
ら、そのスプリング18のバネ力を過剰に強くする必要
はなく、バネ力を強くしなくては検査が不正確になり易
かった図11の従来例とは異なり、端子金具33の変形
を招くおそれもない。
【0027】<第3実施例>図9及び図10は本発明の
第3実施例を示す。コネクタ40は、前記第1実施例と
同様にコネクタハウジング41のキャビティ42内に端
子金具43を2段にわたって並列させた構成で、コネク
タハウジング41に一体成形したランス44にて端子金
具43が抜け止め固定される。しかし、第1実施例では
端子金具33に干渉可能な位置に検査孔36を形成した
のに対し、この第3実施例では、各ランス44と干渉可
能な位置に検査孔46を形成している。勿論、この検査
孔36は、端子金具43の挿入方向と交差する方向に沿
ってコネクタハウジング41を横から貫くように形成さ
れており、また、ランス44が2段にわたって形成され
ていることに対応して2カ所に検査孔46が形成されて
いる。
【0028】この実施例では、端子金具43がランス4
4による抜け止め状態とされる正規位置にないと、ラン
ス44が端子金具43によって押し下げられ、ランスの
一部が検査孔46内に位置して検査孔46を不連続状態
にする。従って、検査装置側にコネクタ40の各検査孔
46に進入可能に設けられた検知体50が検査孔46を
貫通できなくなり、これにて端子金具43の装着不良が
あることを検出することができる。このように構成して
も、前記各実施例と同様に端子金具43の装着不良を正
確に検出できることは言うまでもない。
【0029】なお、本発明は、例えば次のような構成で
実施することもできる。 (イ)上記各実施例では、端子金具を抜け止め状態にす
るランスがコネクタハウジング側に設けられた例を示し
たが、これに限られず、端子金具に係止片を切り起こし
状に設けたいわゆる金属ランスであってもよい。
【0030】(ロ)検査孔を形成する位置は、端子金具
のボックス部と干渉する位置であってもよく、要する
に、端子金具の挿入方向と交差する方向に検査孔を形成
し、その検査孔は端子金具がランスによる正規の抜け止
め状態にされる正規位置にあるときには連続的に連なる
ように設定しておけばよい。
【0031】(ハ)前記第1実施例では1本の検知体を
コネクタハウジングの一方向側から進入させる構成とし
たが、これに限らず、複数の検査孔を設ける場合にはこ
れに対応して複数本の検知体を設けてもよく、また、1
本の検査孔に対して両側から検知体を進入させる構成と
してもよい。
【0032】(ニ)前記第2実施例では検知体16の変
位をスイッチ19にて検出したときにランプを点灯させ
るようにしたが、これに限らず、或いは、これと共にブ
ザーや音声を利用して作業者に報知するようにしてもよ
い。
【0033】(ホ)検知体を延長方向に移動可能にする
場合には、第2実施例のように検知体全体を移動可能に
するに限らず、例えば案内筒の先端に検知体先端を進退
可能に支持した構成として先端部のみを延長方向に移動
可能に構成してもよく、この場合には、検知体先端の変
位を検出するスイッチを上記案内筒内に設ければよい。
【0034】(ヘ)本発明の検査孔を設けたコネクタ
は、各実施例にて説明した検査孔に検知体を進入させる
いわば機械的検出を行う検査装置に限らず、検査孔の一
方側に発光素子を配置し、その発光素子からの光を検査
孔の他方側において受光する受光素子を備えた光学的検
出を行う検査装置にても端子金具の装着不良を簡単に検
査することができる。
【0035】その他、本発明は上記し或いは図面に示し
た実施例に限定されるものではなく、例えばコネクタの
端子金具は1本でもよいし、雄形であってもよく、また
検知体の先端は平坦にしてもよい等、要旨を逸脱しない
範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコネクタ検査装置の
全体を示す斜視図
【図2】コネクタの断面図
【図3】コネクタ検査装置の断面図
【図4】端子金具が正規位置にあるときに検査孔に検知
体が進入した様子を示すコネクタの断面図
【図5】図4の状態における概略的な斜視図
【図6】端子金具が非正規位置にあるときに検査孔に検
知体が進入した様子を示すコネクタの断面図
【図7】図6の状態における概略的な斜視図
【図8】本発明の第2実施例を示す要部の断面図
【図9】本発明の第3実施例を示すコネクタ及び検知体
の斜視図
【図10】第3実施例のコネクタの断面図
【図11】従来のコネクタ検査装置を示す断面図
【符号の説明】
10…コネクタ検査装置 15…コネクタ固定溝 16,50…検知体 17…斜面部 18…圧縮スプリング 19…スイッチ 30,40…コネクタ 31,41…コネクタハウジング 33,43…端子金具 34,44…ランス 35…電線 36,46…検査孔
フロントページの続き (72)発明者 北川 健 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 小林 日出夫 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの所定位置に挿入し
    た端子金具をランスにて抜け止め状態とするコネクタで
    あって、前記コネクタハウジングに前記端子金具の挿入
    方向と交差する方向に検査孔が形成され、この検査孔は
    前記端子金具が前記ランスにより抜け止め状態にされる
    正規位置にあるときには連続的に連なるように設定され
    ているコネクタを、検査する検査装置であって、前記コ
    ネクタハウジングの前記検査孔に挿入される検知体を備
    えてなるコネクタ検査装置。
  2. 【請求項2】 検知体は延長方向に沿って移動可能であ
    って弾性体にて先方側に付勢されており、その検知体が
    コネクタの検査孔への挿入方向とは反対側に変位したこ
    とを検出するスイッチが設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のコネクタ検査装置。
  3. 【請求項3】 検知体の先端には、非正規位置にある端
    子金具を正規位置に移動させる斜面部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ検査
    装置。
  4. 【請求項4】 コネクタハウジングの所定位置に挿入し
    た端子金具をランスにて抜け止め状態とするコネクタに
    おいて、前記コネクタハウジングに前記端子金具の挿入
    方向と交差する方向に検査孔が形成され、この検査孔は
    前記端子金具が前記ランスにより抜け止め状態にされる
    正規位置にあるときには、連続的に連なるように設定さ
    れていることを特徴とするコネクタ。
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