JPH0766379B2 - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JPH0766379B2
JPH0766379B2 JP59139879A JP13987984A JPH0766379B2 JP H0766379 B2 JPH0766379 B2 JP H0766379B2 JP 59139879 A JP59139879 A JP 59139879A JP 13987984 A JP13987984 A JP 13987984A JP H0766379 B2 JPH0766379 B2 JP H0766379B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は日本語文を読みとして入力し、これを漢字表記
として出力する、かな漢字変換装置に関する。
従来例の構成とその問題点 従来かな漢字変換装置として知られているものは日本語
文の読みを入力するキーボードと、日本語の多数の単語
の読みと漢字表記との対を記憶している単語辞書と、入
力された読みを有する単語を前記単語辞書中で検索する
単語検索部と、前記検索された単語の漢字表記を出力す
る出力部を備えたものであり、キーボードから入力され
た日本語文の読みをもつ単語又は単語列の漢字表記を出
力するものである。しかし日本語には読みが同一である
が異なる漢字表記を有する単語(同音異語、以下同音語
という)があるため、従来のかな漢字変換装置では、同
じ読みを有する複数の単語を出力し、操作者がそのうち
の一つを選ぶという同音語選択部を有するのが通例であ
る。さらに、一度選んだ単語は次の変換時には他の同音
語よりも優先的に出力するようにし、同音語選択の操作
を軽減する工夫がなされている。このためにある単語を
一意的に指定する情報(すなわち読みと漢字表記)と、
その単語を選択したという情報の対を一時的に記憶する
単語学習辞書が用いられる。そして上述の単語検索を行
なう場合、予め上記学習辞書内で入力された読みを有す
る単語を検索し、該当する単語があればその漢字表記を
出力するという方法がとられる。
また、通常日本語文法で同音語という場合には一つの単
語の読みが別の単語の読みと一致している場合をいうの
であるが、従来のかな漢字変換装置ではこの概念を拡張
し、ある単語Aの読みが、これとは異なる複数の単語列
の連なりB1B2……Bnの読みと一致する場合に、上記単語
Aの同音語として上記単語の連なりB1B2……Bnを含める
場合がある。例えば「赤井」という固有名詞の読みと、
形容詞語幹「赤」と形容詞語尾終止形「い」の連なり
「赤い」の読みは同一であるが、従来のかな漢字変換装
置では、「赤井」という漢字表記と「赤い」という漢字
を同時に表出し、そのうちのいずれかを選択することを
可能としているものがある。またさらに、ある単語の連
なりC1……Cmの読みと、これとは異なる単語の連なりD1
……Dnの読みとが一致する場合にも上述の同音語選択の
操作を可能としているのもがある。例えば「シンキシ
ュ」という読みに対し名詞「新規」と接尾語「種」との
連なり「新機種」と、接頭語「新」と名詞「機種」との
連なり「新機種」とを出力し、操作者がそのうちの一つ
を選択するのである。この場合にも操作者の選んだ単語
列を次回には優先的に出力するように次のような工夫が
なされている。すなわち、上述の例で操作者が「新機
種」を選択したとき、「シンキシュ」という読み列に対
し先頭から最も長く一致する読み列をもつ単語「新規」
と、操作者が選択した単語列「新機種」の先頭の単語
「新」との対を一意的に示す情報と、「新」という単語
を選択したという情報との3つの組を単語学習辞書に一
時的に記憶する。そして、再び「シンキシュ」という読
み列が入力されたとき、単語検索部は読み列の先頭から
最長一致する読みをもつ単語が「新規」であることを検
出し、さらに単語学習辞書内で「新規」なる単語を検索
し、「新規」なる単語に対し「新」という単語が以前に
選択されていることを検出する。そして「シンキシュ」
という読み列の先頭ふた読みのかな列を「新」に変換し
た後入力読み列を「キシュ」に変更し、単語辞書の検索
によって「機種」という漢字表記を得て、最終的に「新
機種」という単語列の漢字表記を得るのである。
従来のかな漢字変換装置は上述のようにして異なる読み
長さを持つ単語間の選択学習機能を実現している。しか
し上述のようなかな漢字変換装置は、同一の入力かな列
に対して単語の区切りまで異なる複数の単語列の連なり
の漢字出力を表示することが前提となっている。
一方、ある入力かな列に対するかな漢字変換の漢字出力
が誤った(ユーザの所望しない)ものであるとき、その
入力かな列自体を区切る等の方法により、誤った変換結
果を容易に修正できる方法が考案されている。さらに、
この種のものに対して上述の単語選択学習機能を実現し
ているものもある。すなわち、特開昭59−9749号公報に
記載される方法においては、ユーザにより指定された単
語を暫定的に格納する辞書を一般単語辞書とは別個にシ
ステム上に構成し、一般単語辞書の検索を行なう前に無
条件にその暫定単語辞書の検索をラストインファストア
ウト等の検索規則で行なうことにより、見出し長の長短
により無駄な変換を行なう可能性を少なくできる、とし
ている。しかしながら、この方法においては、修正した
結果の単語を暫定辞書に記憶するに際し、当該入力かな
列と最長一致する単語が何であったかとは無関係に記憶
するため、本来一般単語辞書の検索により得られた単語
を出力すればよいところを、暫定辞書の単語を検索し優
先的に出力するため、誤った出力を生じるという欠点が
ある。例えば、「しんきしゅ」という入力に対して、1
回目の変換結果が「新規・種」であったところを、操作
者の操作により、「新・機種」と修正したものとする。
このときこの従来方法においては「しん=新」なる対応
が暫定辞書に登録される。そして「しんきしゅ」という
入力があった場合に、暫定辞書の検索結果を優先的に処
理することより「新・機種」という漢字表記が出力され
る。しかし、この登録処理に引き続いて、「しんだいし
ゃ」という入力があった場合、この方法においては、暫
定辞書の検索結果を優先的に処理するために、「新・台
車」という漢字出力が出力されてしまうという欠点があ
る。
発明の目的 本発明は従来のかな漢字変換装置の有していた上述の欠
点に鑑み、装置の出力漢字列を操作者が再変換のための
操作によって別の漢字例に修正したとき、それ以降に再
び同じ読み列が入力された場合には操作者が選択した単
語の漢字出力を優先的に行なうことを目的としている。
さらにこのとき操作者が選択した単語の読み列を先頭部
分に含む別の読み列が入力された場合には上記優先処理
を行なわないことを目的とする。
発明の構成 本発明によるかな漢字変換装置は上記目的を達成するた
め、入力されたかな列を記憶するかな列記憶部と、日本
語の単語を記憶する単語辞書と、操作者の再変換のため
の操作によって前記かな列記憶部に記憶されるかな列の
先頭から始まる部分列を指定する前方かな列指定手段
と、前記かな列記憶部に記憶されるかな列又は前記部分
かな列の先頭から最長一致する読みを有する最長一致単
語を前記単語辞書において検索する単語検索手段と、入
力されたかな列に対して前記単語検索手段が検索した前
記最長一致単語の読み情報を記憶する最大最長一致単語
一時記憶部と、前記最大最長一致単語の読み情報と操作
者の再変換の操作により指定された部分かな列に対して
前記単語検索手段が検索した前記最長一致単語のうち操
作者が選択決定したものである選択決定単語からなる単
語学習情報を記憶する単語学習情報記憶部と、前記単語
学習情報を前記単語学習情報記憶部に登録する単語学習
情報登録部と、指定されたかな列を前記単語学習情報記
憶部において検索し、該当する単語学習情報を取り出す
単語学習情報検索部を有し、入力されたかな列を漢字列
に変換する際、前記単語検索手段は前記単語辞書におい
て最大一致単語を検索し、前記単語学習情報検索部はこ
の最大一致単語と同じ読み情報を有する単語学習情報を
前記単語学習情報記憶部において検索し、もし検索が成
功すれば検索された単号学習情報に含まれる選択決定単
語の漢字表記を前記最大一致単語の漢字表記よりも優先
的に出力し、一方前記検索が不成功であれば前記最大一
致単語の漢字表記を優先的に出力することを特徴とする
ものである。
実施例の説明 第1図は本発明の一実施例におけるかな漢字変換装置の
ブロック図である。同図において1はかな入力部で、た
とえば日本工業規格JiSC−6233で規定されるカナ鍵盤、
あるいはローマ字かな変換装置又は単音節認識装置又は
他のかな文字列記憶装置である。2はかな列記憶部でか
な入力部1から入力されたかな列Kとそのかな数Lを記
憶している。そして後述する単語検索部に出力されるの
はかな列Kの先頭に始まりかな数がL以下の系列であ
る。以下ではこれを部分かな列Mといいそのかな数をN
と記す。初期状態においてはN=Lである。ここで、以
下の説明においては簡単のためにかな入力部1から入力
されたかな列は清音(あ,か,め等)も濁音・半濁音
(が,ば,ぱ等)も、拗音(きゃ,じゃ等)もすべて一
単位としてコード化されてかな列記憶部2に格納されて
いるものとする。このようなコード化規則の一例を第2
図に示す。かな列記憶部2の内容は後述する入力かな列
表示部において表示される。
3は単語辞書で、日本語の単語の読み情報と漢字表記情
報と品詞情報とが組となって多数記憶されている。ここ
で単語の読み情報とは当該の単語をどう発音するかを示
すものである。例えば「授業」という単語は「じゅ」
「ぎょ」「う」という読み情報を持つものとする。この
読み情報のコード化の規則はかな列記憶部2の説明にお
いて行なったのと同様、清音も濁音・半濁音も拗音もそ
れぞれ1単位としてコード化されているものとする。ま
た単語の漢字表記情報とは当該の単語をどう書き表わす
かを示すものである。これは例えば日本工業規格JiS
C−6226に定める漢字コードによってコード化される。
また当該単語を通常ひらがなで書き表わす場合もこれを
漢字表記情報と呼ぶものとする。
4は単語検索部で、かな列記憶部2に記憶されているか
な列のうちの部分かな列の先頭からのかな列と最も長く
一致する読み情報をもつ単語を単語辞書3中で検索し、
上記検索された単語の読み情報Vと漢字表記情報Wの組
を後述する最長一致単語一時記憶部に転送する。なお、
本実施例においては単語検索部4は操作者の指示(例え
ば「変換キー」(図示せず)の押下)により起動するも
のとする。
5は最長一致単語一時記憶部で、単語検索部4で検索さ
れた1つの単語の読み情報Vと漢字表記情報Wの組を一
時的に記憶する。なお同音語についての処理説明は割愛
する。
6はかな列前部分取出起動部で、起動信号を発生する1
つのキー(例えば「修正キー」(図示せず))として実
現され、本キーの押下により後述するかな列前部分取出
部に対して起動信号を送出する。本キーの押下は操作者
があるかな列を変換した結果の漢字表記が所望するので
はない場合、再びかな漢字変換するという意図に対応し
ている。7はかな列前部分取出部で、かな列前部分取出
起動部6からの起動信号をうけるとかな列記憶部2に格
納されているかな列のうちの先頭から始まる部分かな列
を次のように指定してこれを単語検索部4に対して送出
する。すなわち、かな列記憶部2に記憶されている部分
かな列のかな数Nの値を、現在の値より少ない正数に設
定する。本実施例においてはN=N−1と設定するもの
とする。同時にかな列前部分取出部は後述する入力かな
列表示部を起動する。またかな列前部分取出部7は、単
語検索部4に対し部分かな列を送出する際にかな列の前
部分を取り出した旨の信号を後述するかな列前部分取出
記憶部に対して送出する。8はかな列前部分取出記憶部
で、一つの部分かな列取出フラグRを有し、この部分か
な列取出フラグRには、かな列前部分取出部7が単語検
索部4に対して前部分かな列を送出した旨の信号を送出
した場合には論理“1"が、それ以外の場合には論理“0"
が記憶されている。つまりR=0は現在入力したかな列
に対してかな漢字変換を行う状態であることに対応し、
R=1は入力されたかな列に対して再変換を行う状態で
あることに対応している。9は最大最長一致単語記憶部
で最大最長一致読み列レジスタUをもち、単語検索部4
が送出し最長一致単語一時記憶部5に格納されている最
長一致単語Pの読み列Vとかな列前部分取出記憶部8に
記憶されている情報Rとを読み取り、内部にある最長一
致読み列レジスタUの記憶状態を次のように設定する。
すなわち、 Rが“0"のときUにVの値を格納し、 Rが“1"のときUの値を以前のまま保持する。
つまり、かな列前部分取出部7が起動されていない状態
では最大最長一致読み列レジスタUの内容を最長一致単
語Pの読み列に更新し、かな列前部分取出部7が起動さ
れている状態では上記更新を行なわないのである。以上
のようにして最大最長一致単語一時記憶部には操作者が
かな入力部から入力したかな列と最も長く一致した単語
の読み列が一時記憶される。
10は単語学習情報登録部で、後述する単語決定部からの
起動信号を受けたとき、最大最長一致単語一時記憶部9
に格納されている最大最長一致単語の読み列Uと、その
時点で最長一致単語一時記憶部5に記憶されている最長
一致単語(これを選択決定単語という)の読み列Vとそ
の漢字表記情報Wとの組(U,V,W)を後述する単語学習
情報記憶部に対して転送する。
11は単語学習情報記憶部で、単語学習情報登録部10より
通知される単語学習情報(U,V,W)を記憶する。さらに
この情報は後述する単語学習情報検索部により参照され
る。
12は単語学習情報検索部で、最長一致単語一時記憶部5
に格納されている最長一致単語の読み列Vと一致する読
み列を単語学習情報記憶部11の最大最長一致読み列Uの
中で検索する。この検索が成功し、最大一致読み列とし
てU0が見つかった場合にはこの読み列U0に対応する選択
決定単語読みV0とその漢字表記情報W0を後述する漢字出
力部に対して送出する。一方、上記検索が不成功に終っ
た場合には、最長一致単語一時記憶部5に記憶されてい
る単語の読み列Vとその漢字表記情報Wとを後述する漢
字出力部に対して送出する。
13は漢字出力部で、かな列記憶部2に記憶されているか
な列のうち、単語学習情報検索部12により通知される単
語の読み列の部分はこの単語の漢字表記情報を出力し、
上記以外のかな列はその漢字表記(漢字コードのひらが
な部)を出力する。この出力形態は例えばCRT画面上の
表示であってもよい。
14は単語決定部で、1つのファンクションキーで実現さ
れ、このキーの押下によって単語学習情報登録部10が起
動される。またかな列一時記憶部2の内容がクリアされ
る。本キーは操作者が漢字出力部13に表示中の単語が所
望のものであることを確認したときに押下されるもので
ある。
15は入力かな列表示部で、かな列記憶部2に記憶される
かな列を表示すると共に、部分かな列を他と区別して表
示する。
上記のように構成された装置において、以下かな漢字変
換を行なう際の動作について第3図に示すフローチャー
トを用いて説明する。ここで各処理に続く処理番号が明
示されていない場合はイロハ順で次の処理番号の処理に
進む。
〔通常の入力〕
(イ)(かな列入力・記憶)入力待ち状態においてかな
入力部1よりかな列Kを入力する。入力されたかな列は
かな列記憶部2に追加格納される。部分かな列のかな数
を表わす内部レジスタNには記憶されているかな列のか
な数Lが設定される。さらにかな列前部分取出記憶部14
の部分かな列取出フラグRは論理“0"(すなわち変換モ
ード)にセットされる。また入力かな列表示部14はかな
列記憶部2に記憶されているかな列を表示する。この時
点ではすべてのかな列は部分かな列であるため、すべて
のかな列は部分かな列表示となり、例えばハッチングが
かけられた表示となる。この後入力待ちとなる。
(ロ)(単語検索)操作者の「変換キー」(図示せず)
の押下に対応して単語検索部4はかな列記憶部2に記憶
されているかな列のうちの部分かな列Mの先頭からのか
な列と最も長く一致する読み情報をもつ単語Pを単語辞
書3中で検索し、上記検索された単語Pの読み情報Vと
漢字表記情報Wの組を最長一致単語一時記憶部5に転送
する。
(ハ)(最大最長一致単語更新)最大最長一致単語一時
記憶部9は、最長一致単語一時記憶部5に格納されてい
る最長一致単語Pの読み情報Vとかな列前部分取出記憶
部8に記憶されている情報Rとを読み取り、内部にある
最大最長一致読み列レジスタUの記憶状態を次のように
設定する。すなわち Rが“0"のときUにVの値を設定し、 Rが“1"のときUの値を以前のまま保持する。
(ニ)(学習情報検索)単語学習情報検索部12は最長一
致単語一時記憶部5に格納されている最長一致単語の読
み列Vを単語学習情報記憶部11の最長一致読み列Uの中
で検索する。この検索が成功し、最長一致読み列として
U0がみつかった場合にはこの読み列U0に対応する選択決
定単語読み列V0とその漢字表記情報W0を漢字出力部13に
対して送出する。一方、上記検索が不成功に終った場合
は最長一致単語一時記憶部5に記憶されている単語の読
み列Vとその漢字表記情報Wとを漢字出力部に対して送
出する。
(ホ)(漢字表記出力)漢字出力部13はかな列記憶部2
に記憶されているかな列のうち、単語学習情報検索部12
により通知される単語の読み列の部分はこの単語の漢字
表記情報を出力し、上記以外のかな列はその漢字表記
(ひらがな)を出力する。この後入力待ち状態となる。
〔かな列前部分取出し〕
(ヘ)(かな列前部分取出し)入力待ち状態においてか
な列前部分取出し起動部6を起動すると、かな列前部分
取出部7が起動される。そしてかな列前部分取出部7は
かな列記憶部2に記憶されている部分かな列のかな数N
の値をN−1と設定する。さらにかな列前部分取出部7
はかな列前部分取出記憶部8の部分かな列取出フラグR
の値を論理“1"(すなわち再変換モード)に設定する。
この時入力かな列表示部14はかな列記憶部2に記憶され
ているかな列と、その部分かな列を表示する。この後入
力待ちとなる。
〔単語決定〕
(ト)(単語決定)入力待ち状態において、単語決定部
14であるファンクションキーが押下される。
(チ)(単語学習情報登録)このとき単語学習登録部10
は最大最長一致単語一時記憶部9に格納されている最大
最長一致単語の読み列Uと、最長一致単語一時記憶部5
に記憶されている最長一致単語の読み列Vとその漢字表
記情報Wとの組(U,V,W)を単語学習情報記憶部11に記
憶する。
さらに単語決定部14はかな列一時記憶部2に対してクリ
ア信号を送出する。この後入力待ち状態となる。
以上のように構成された本実施例のかな漢字変換装置の
動作の一具体例を次に説明する。
いま、オペレータが「走らない」という日本語文を作成
する場合を想定する。そのためにオペレータはかな入力
部より上記日本語文の読みをかなで入力する。「ハ」
「シ」「ラ」「ナ」「イ」というかなを順次入力しその
後「変換キー」を押した場合の本かな漢字変換装置は次
のように動作する。動作中の本かな漢字変換装置の各部
の状態を第4図に示す。
第4図において、I列は入力されたかなおよび制御キー
を示している。K列はかな列記憶部2のかな列の記憶状
態である。またこれは入力かな列表示部14のかな列表示
状態でもある。L列はかな列記憶部2のかな数,M列は同
部の部分かな列の記憶状態である。またこれは入力かな
列表示部14の部分かな列表示状態でもある。N列は同部
の部分かな列のかな数,R列はかな列前部分取出記憶部8
の部分かな列取出フラグ,U列は最大最長一致単語の読み
情報,V列は最長一致単語一時記憶部5の最長一致単語P
の読み情報V,W列は同部の最長一致単語Pの漢字出力情
報W,V0列は単語学習情報検索部12が単語学習情報記憶部
11を検索したときの検索結果の選択決定単語の読み列,W
0列は同選択決定単語の漢字表記情報,O列は漢字出力部
の出力漢字表記情報である。またI列において「変」は
変換キー,「前」は前部分取り出しキー,「決」は決定
キーの入力をそれぞれ表わす。
以下の具体例の各説明に続くかっこ内はその説明に対応
する第4図内の箇所を示すものである。
(0)まず初期状態においてかな列記憶部2の記憶内容
はクリアされ、かな列前部分取出記憶部8のレジスタR
に論理“0"がセットされる。
(1)まずオペレータが「ハ」というかなを入力したと
きかな列記憶部2にはかな列K「ハ」が記憶される。ま
た部分かな列Mも「ハ」となる(第4図第1行K列,M
列)。同様に「シ」「ラ」「ナ」「イ」というかなを入
力する。そして「変換」キーを押す。(第4図第6行I
列) (2)単語検索部4は単語情報記憶部3中でかな列「ハ
シラナイ」を読み列として有する単語を検索する。単語
情報記憶部3の記憶状態が第5図に示すようなものであ
ると、最長一致単語Pとして読み列「ハシラ」、漢字表
記情報「柱」である単語が検索される。(第4図第6行
V列,W列) (3)最大最長一致単語一時記憶部9は、かな列前部分
取出記憶部8のレジスタRの値が“0"であるので最大最
長一致読み列レジスタUの値を「ハシラ」とする(第6
図第1行U列)。
(4)単語学習情報検索部12は最長一致単語一時記憶部
5に格納されている読み列「ハシラ」を単語学習情報記
憶部11の最長一致読み列の中で検索する。第6図aは単
語学習情報記憶部11の記憶状態の一例を示したものであ
る。本例においては第U列の中で「ハシラ」が検索され
ないので、単語学習情報検索部12は最長一致単語一時記
憶部5に記憶されている単語の読み列「ハシラ」とその
漢字表記情報「柱」を漢字出力部13に対して出力する
(第4図第6行V0列,W0列)。
(5)漢字出力部13は上記漢字表記情報「柱」を出力す
る。そして残りの部分をひらがなで出力する。(第4図
第6行O列) (6)この状態で漢字出力部13の出力状態(O列)は
「柱ない」でありオペレータが所望するものとは異な
る。そこでオペレータはかな列前部分取出起動部6であ
るファンクションキーを押下する。(第4図第7行I
列) (7)この時、かな列前部分取出部7は部分かな列のか
な数の値を現在の値より1少ない4に設定する(第4図
第7行N列)。そして入力かな列表示部14は部分かな列
を表示する(第4図第7行M列)。
(8)この後かな列前部分取出部7はかな列前部分取出
記憶部8の部分かな列取出フラグRの値を論理“1"に設
定する(第4図第7行R列)。この後入力待ちとなる。
(9)ここで操作者が「変換キー」を押す。この後本装
置は第3図(ロ)〜(ホ)の処理を行なう。ここで第3
図(ハ)の処理において、上記Rの値が“1"であるので
最大最長一致単語読み列Uは現在の値「ハシラ」のまま
保持される(第4図第8行U列)。
この処理終了後の本装置の内部状態は第4図第8行に示
すものとなる。
(10)この時点での漢字出力状態は「柱ない」でありオ
ペレータが所望するものではない。そこでオペレータは
さらにかな列前部分取出ファンクションキーを押下す
る。
(11)この時かな列前部分取出部7は部分かな列のかな
数Nの値を現在の値4より1少ない値すなわち3に設定
する(第4図第9行M列N列)。そして本装置は入力待
ちとなる。
(12)この後操作者は「変換キー」を押す。本装置は第
3図の(ロ)〜(ホ)の処理を行なう。この処理終了後
の本装置の内部状態は第4図第10行に示すものとなる。
(13)この状態での漢字出力状態は「柱ない」でありオ
ペレータが所望するものではないので、オペレータはさ
らにかな列前部分取出ファンクションキーを押下する。
(14)この時Nの値は2であり、部分かな列は「ハシ」
となる。そして本装置は入力待ちとなる。この後操作者
は「変換キー」を押す。この後本装置は第3図(ロ)〜
(ホ)の処理を行なう。ここで特に注意すべきことは第
3図(ハ)の処理において前述のRの値が“1"であるの
で、この場合の最長一致単語の読みが「ハシ」であるに
もかかわらず最大最長一致単語読み列は現在の値「ハシ
ラ」のまま保持されることである。
(15)この処理の終了後本装置の内部状態は第4図第12
行に示すものとなる。
(16)この時点での漢字出力状態は「走らない」であり
オペレータが所望するものである。そこでオペレータは
単語決定部14である単語決定ファンクションキーを押下
する。
(17)この時単語学習登録部10は最大最長一致単語の読
み列U「ハシラ」と現時点での最長一致単語(選択決定
単語)の読み列V「ハシ」とその漢字表記情報W「走」
の組(「ハシラ」,「ハシ」「走」)を単語学習情報記
憶部11に記憶する。この処理の終了した時点で単語学習
情報記憶部11の記憶状態は第6図bのようになる。
さらに単語決定部14はかな列一時記憶部2に対してクリ
ア信号を送出する(第4図第13行)。次に、この後オペ
レータは再度「走らない」という漢字列を得るために
「ハ」「シ」「ラ」「ナ」「イ」というかなを順次入力
しその後「変換キー」を押した場合の本かな漢字変換装
置の動作について説明する。
(18)オペレータが「ハ」というかなを入力した時かな
列記憶部2にはかな列K「ハ」が記憶される。また部分
かな列Mも「ハ」となる。(第4図第14行K列,M列)。
この後入力待ちとなる。
(19)さらにオペレータが「シ」「ラ」「ナ」「イ」を
入力した時も前述と同様に動作する。この処理終了時点
での本装置の内部状態はそれぞれ第4図第15,16,17,18
行に示すものとなる。この後入力待ちとなる。
(20)操作者が「変換キー」を押すと、単語検索部4は
単語情報記憶部3中で部分かな列「ハシラナイ」と読み
列が最長一致する単語を検索する。このとき最長一致単
語Pとして読み列が「ハシラ」で漢字表記情報が「柱」
である単語が検索される(第4図第19行V列,W列)。
(21)最大最長一致単語一時記憶部9は、かな列前部分
取出記憶部8のレジスタRの値が“0"であるので最大最
長一致読み列レジスタUの値を「ハシラ」とする(第4
図第19行U列)。
(22)単語学習情報検索部12は最長一致単語一時記憶部
5に格納されている読み列「ハシラ」を単語学習情報記
憶部11の最長一致読み列の中で検索する。第6図bに示
す単語学習情報記憶部11の記憶状態においては第U列の
第3行に「ハシラ」が検出される。このとき単語学習情
報検索部12は第3行のV0列「ハシ」とその漢字表記W
0「走」を漢字出力部13に対して出力する。
(23)漢字出力部13は、かな列記憶部2より現在の部分
かな列が「ハシラナイ」であることを読み取り、さらに
単語学習情報検索部12から送出されたかな列V0「ハシ」
とその漢字表記W0「走」を読み取って、これらの情報よ
り漢字表記情報「走らない」を出力する(第4図第19行
K列)。
上記のように操作者の所望する漢字表記「走らない」が
得られたので操作者は「決定キー」を押す。
以上のように本実施例によれば、オペレータが「走らな
い」という漢字表記を所望するとき、まずオペレータが
「ハ」「シ」「ラ」「ナ」「イ」というかなを入力し、
変換キーを押した後の漢字出力表記は「柱ない」とな
る。これに続いて、かな列前部分取出ファンクションキ
ーと変換キーを3回ずつ押下すると漢字出力表記は「走
らない」となる。ここで単語決定キーを押下すると、最
大最長一致単語の読み列「ハシラ」と、単語決定キーの
押下された時点での最長一致単語の読み列「ハシ」とそ
の漢字表記情報「走」との組が学習単語情報記憶部に記
憶される。そして、この後に「ハ」「シ」「ラ」「ナ」
「イ」というかなを入力し、変換キーを押した場合にお
いては、上記学習単語情報記憶部に記憶されている上述
の組の状態が呼び出され、この場合にかな列前部分取出
キーを押下しなくとも漢字出力表記は「走らない」とな
るのである。また、上述の操作に続き「梯」という漢字
表記を得るために「ハ」「シ」「ゴ」というかな列を入
力した場合には、最大最長一致単語が「ハシゴ」とな
り、学習単語情報記憶部には「ハシゴ」を読み情報とす
る単語が記憶されていないので「梯」が漢字出され、
「走ご」のような漢字出力が優先的に出力されることが
ない。
なお本発明においてはかなを入力しこの後変換キーを押
すことによりかな列を漢字列に変換する場合を説明した
が本発明はこれに限定されるものではない。例えばかな
入力部からかなを1文字入力されるごとに自動的にかな
列を漢字列に変換するものであってよい。
また本実施例においてはかな列一時記憶部に記憶されて
いるかな列の先頭から1度だけ単語の検索を行ない、そ
の後の日本語の文法的処理は行なっていない。しかし、
本発明はこのような構成に限定されるものではなく、単
語検索の結果得られた単語の候補に対して文法的な接続
処理を行ない日本語として妥当な単語列を出力するよう
にした他の構成要素を深してもよい。
また本実施例においては「走」と「橋」と「端」のよう
な同一の読みを有する狭義の同音語について言及しなか
ったが、これらの同音語に対する単語学習の記憶や登録
や検索についての従来技術が適用できることは言うまで
もない。
発明の効果 本発明のかな漢字変換装置は、操作者の再変換のための
操作によってかな列記憶部に記憶されるかな列の先頭か
らの部分かな列を指定する前方かな列指定手段とかな列
記憶部に記憶しているかな列の先頭から最長一致する読
みを有する最長一致単語を検索する単語検索手段と、前
記最長一致単語を記憶する最長一致単語一時記憶部と、
入力されたかな列および前記操作者の修正操作により作
成されるそれぞれの部分かな列に対して前記単語検索装
置が検索した前記最長一致単語のうち読み長さが最大と
なる単語の読み情報を記憶する最大最長一致記憶部と、
前記最大最長一致単語の読み情報と前記最長一致単語の
うち操作者が決定したものの読み情報と漢字表記などの
情報からなる単語学習情報を記憶,記憶および検索する
各部を備えることにより、本装置の漢字出力結果が操作
者の所望するものでないとき、操作者が入力かな列の部
分指定を行なって再度漢字出力結果を表出し、さらに操
作者が表示中の単語の漢字出力表記が所望のものである
旨を通知した場合には当該単語の学習情報を単語学習情
報記憶部に登録し、また単語検索手段によって得られた
最長一致単語は前記単語学習情報記憶部において検索
し、該当するものがあれば当該単語に付属して記憶され
ている第2の単語を優先的に処理する。従って一度単語
学習情報を登録した後は、同じかな列が入力された場合
には前回操作者が選択した単語の漢字表記を優先的に出
力するものであり、さらに、前回操作者が選択した単語
の読み列を先頭部分に含む別の読み列が入力された場合
には上記優先処理を行なわないものであり、操作者の所
望する変換結果を出力する可能性を高くすることがで
き、その実用的な効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のかな漢字装置の一実施例の構成を示す
ブロック図、第2図は同実施例における読みのコード化
規則の一例を示す図、第3図は同実施例の動作を説明す
るフロー図、第4図は同実施例の各構成部の一具体例に
おける状態を示す図、第5図は同実施例における単語記
憶部の記憶状態の一例を示す図、第6図は同実施例にお
ける単語学習情報記憶部の記憶状態の一例を示す図であ
る。 2……かな列記憶部、4……単語検索部、5……最長一
致単語一時記憶部、7……かな列前部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたかな列を記憶するかな列記憶部
    と、日本語の単語の読み情報と漢字表記情報の対を記憶
    する単語辞書と、操作者の再変換のための操作によって
    前記かな列記憶部に記憶されるかな列の先頭から始まる
    部分列を指定する前方かな列指定手段と、前記かな列記
    憶部に記憶されるかな列又は前記部分かな列の先頭から
    最長一致する読みを有する最長一致単語を前記単語辞書
    において検索する単語検索手段と、入力されたかな列に
    対して前記単語検索手段が検索した前記最長一致単語の
    読み情報を記憶する最大最長一致単語一時記憶部と、前
    記最大最長一致単語の読み情報と操作者の再変換の操作
    により指定された部分かな列に対して前記単語検索手段
    が検索した前記最長一致単語のうち操作者が選択決定し
    たものである選択決定単語の読み情報と漢字表記情報の
    対からなる単語学習情報を記憶する単語学習情報記憶部
    と、前記単語学習情報を前記単語学習情報記憶部に登録
    する単語学習情報登録部と、指定されたかな列を前記単
    語学習情報記憶部において検索し該当する単語学習情報
    を取り出す単語学習情報検索部を有し、入力されたかな
    列を漢字列に変換する際、前記単語検索手段は前記単語
    辞書において最大一致単語を検索し、前記単語学習情報
    検索部はこの最大一致単語と同じ読み情報を有する単語
    学習情報を前記単語学習情報記憶部において検索し、も
    し検索が成功すれば検索された単語習情報に含まれる選
    択決定単語の漢字表記を前記最大一致単語の漢字表記よ
    りも優先的に出力し、一方前記検索が不成功であれば前
    記最大一致単語の漢字表記を優先的に出力することを特
    徴とするかな漢字変換装置。
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