JPH0766433A - 半導体整流素子 - Google Patents

半導体整流素子

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JPH0766433A
JPH0766433A JP5211576A JP21157693A JPH0766433A JP H0766433 A JPH0766433 A JP H0766433A JP 5211576 A JP5211576 A JP 5211576A JP 21157693 A JP21157693 A JP 21157693A JP H0766433 A JPH0766433 A JP H0766433A
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JP
Japan
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semiconductor
layer
type semiconductor
type
base layer
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JP5211576A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kosaka
広 小坂
Susumu Murakami
進 村上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0766433A publication Critical patent/JPH0766433A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/80Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials
    • H10D62/83Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials being Group IV materials, e.g. B-doped Si or undoped Ge
    • H10D62/832Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials being Group IV materials, e.g. B-doped Si or undoped Ge being Group IV materials comprising two or more elements, e.g. SiGe
    • H10D62/8325Silicon carbide
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/80Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D8/00Diodes
    • H10D8/60Schottky-barrier diodes 

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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 これまでの素子に比べて、大電流時において
も高速度でターンオフし、かつ、オフ時のリーク電流が
少ない半導体整流素子を提供する。 【構成】 n型の半導体基体層1と、半導体基体層1の
一方の面に接合されたn+型の半導体層2と、一方の面
が半導体基体層1の他方の面と同一レベルにあり、他方
の面が半導体基体層1の内部に達する少なくとも1つの
p+型の半導体領域3と、半導体基体層1の他方の面の
露出部にショットキー接合され、p+型の半導体領域3
の一方の面にオーミック接合されるアノード電極4と、
半導体層2にオーミック接合されるカソード電極5とか
らなり、p+型の半導体領域3とn型の半導体基体層1
との間にpn接合を形成させる半導体整流素子におい
て、p+型の半導体領域3のバンドギャップと、n型の
半導体基体層1及びn+型の半導体層2のバンドギャッ
プとがそれぞれ異なるような半導体材料で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体整流素子、特
に、これまでの素子に比べて、リ−ク電流を低減させ、
大電流通流時においても高速度でターンオフさせること
が可能な半導体整流素子に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに、半導体整流素子における代
表的なものとしては、ショットキ−ダイオ−ドやpnダ
イオ−ドが知られている。ところで、ショットキ−ダイ
オ−ドは、pnダイオ−ドに比べると、導通時における
順方向電圧降下が小さいという長所を有するものの、耐
圧を高めることが難しく、逆方向のリ−ク電流が大きい
という短所を有している。
【0003】そこで、この短所を改良するために、ショ
ットキーダイオードに関しては、逆方向のリーク電流の
低減を図る手段が既にいくつか提案されており、その例
としては、例えば、特公昭59−35183号、特開昭
59−115566号、または、特開昭60−7458
2号に開示の手段を挙げることができる。
【0004】これらの手段は、いずれも、ショットキー
接合部に隣接させて、半導体基板領域を構成する半導体
の導電型と異なる導電型の複数の半導体領域を所定間隔
で併設させ、ショットキーダイオードに逆方向電圧が印
加された際に、前記半導体基板領域と前記異なる導電型
の複数の半導体領域との間のpn接合を逆バイアスする
ことにより、前記半導体基板領域内に空乏層を拡張さ
せ、それによって前記異なる導電型の複数の半導体領域
の相互間をピンチオフさせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
示の手段においては、ショットキーダイオードに逆方向
電圧が印加された際に、前記半導体基板領域と前記異な
る導電型の複数の半導体領域との間のpn接合から前記
半導体基板領域内に空乏層を拡張させ、前記異なる導電
型の複数の半導体領域の相互間がピンチオフさせるもの
であるため、ショットキーダイオードに順方向電圧が印
加され、大きな通流電流が流れると、ショットキーダイ
オード内に形成された前記pn接合が順バイアス状態に
なってビルドアップを引き起こし、その結果、高不純物
濃度の半導体内にある多数キャリアの注入が行われるよ
うになる。
【0006】このため、前記開示の手段は、ショットキ
ーダイオードのターンオフ時に、リカバリー電流となる
残留キャリアが増大して、ターンオフ時間が著しく増加
するようになり、高速動作可能なショットキーダイオー
ドが実現できないという問題を有している。
【0007】また、前記開示の手段においては、リーク
電流を低減させるために、隣り合うpn接合の間隔を充
分小さくし、ショットキー接合近傍の電界強度を低減さ
せることが必要になるが、この必要性を満たすような構
成にすれば、順方向電流通路が狭められ、その部分の順
方向電圧降下が大きくなってしまうため、現実のショッ
トキーダイオードにおいては、隣り合うpn接合の間隔
を充分に小さくすることができず、リーク電流を充分低
減させることができないいう問題があった。
【0008】本発明は、前述の問題点を除くものであっ
て、これまでの素子に比べて、大電流時においても高速
度でターンオフし、かつ、オフ時のリーク電流が少ない
半導体整流素子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的の達成のため
に、本発明は、第1導電型の半導体基体層と、前記半導
体基体層の一方の面に接合された第1導電型の高不純物
濃度の半導体層と、一方の面が前記半導体基体層の他方
の面と同一レベルにあり、他方の面が前記半導体基体層
の内部に達する1つまたはそれ以上の第2導電型の高不
純物濃度の半導体領域と、前記半導体基体層の他方の面
の露出部にショットキー接触され、かつ、前記第2導電
型の高不純物濃度の半導体領域の一方の面にオーミック
接触される第1主電極と、前記第1導電型の高不純物濃
度の半導体層にオーミック接触される第2主電極とから
なり、前記第2導電型の高不純物濃度の半導体領域と前
記半導体基体層との間にpn接合を形成させる半導体整
流素子において、前記第2導電型の高不純物濃度の半導
体領域と前記半導体基体層及び前記第1導電型の高不純
物濃度の半導体層とが、それぞれ異なるバンドギャップ
を有する半導体材料で構成されている手段を具備する。
【0010】
【作用】前記手段によれば、本発明による半導体整流素
子は、第2導電型の高不純物濃度の半導体領域と第1導
電型の半導体基体層及び第1導電型の高不純物濃度の半
導体層とが、それぞれ異なるバンドギャップを有する半
導体材料で構成されている。
【0011】この場合に、第1導電型の半導体基体層
を、例えば、炭化珪素(SiC)のように広いバンドギ
ャップを有する半導体で構成すると、ショットキー接合
とpn接合との複合構造の既知の半導体整流素子におい
ては、前記pn接合の接合電位が、シリコン(Si)半
導体である場合に、約0.7乃至0.9V程度になるの
に対し、本発明による半導体整流素子においては、前記
pn接合の接合電位が約2V程度と大きくなるので、本
発明による半導体整流素子は、通流電流が大きくなる範
囲まで前記pn接合のビルドアップを防ぐことができ、
前記第1導電型の半導体基体層への少数キャリアの注入
を防止することができる。
【0012】このため、本発明による半導体整流素子
は、ターンオフ時のリカバリー電流の基になる残留キャ
リアを増加させることなく、そのターンオフを高速度で
行うことができるようになる。
【0013】また、前記の場合に、第2導電型の高不純
物濃度の半導体領域を、同じく炭化珪素(SiC)のよ
うに広いバンドギャップを有する半導体で構成すると、
多数キャリア注入時のポテンシャル障壁を既知のシリコ
ン(Si)半導体整流素子と同等に保つことにより、タ
ーンオフ時の高速度特性を維持させた状態で、第2導電
型の高不純物濃度の半導体領域の不純物濃度を、既知の
ものより高くすることができる。
【0014】このため、本発明による半導体整流素子
は、バイアス印加時における前記第1導電型の半導体基
体層への空乏層の拡がりを大きくし、前記pn接合で挟
まれたショットキー接合の電界強度を弱める結果、逆バ
イアス印加時におけるバリアハイトの低下を防ぎ、リー
ク電流を小さく保つことができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0016】図1は、本発明に係わる半導体整流素子の
第1の実施例の要部構成を示す斜視図である。
【0017】図1において、1はn型の半導体基体層
(第1導電型の半導体基体層)、2はn+型の半導体層
(第1導電型の高不純物濃度の半導体層)、3はP+型
の半導体領域(第2の導電型の高不純物濃度の半導体領
域)、4はアノード電極(第1主電極)、5はカソード
電極(第2主電極)、6はP+型の第2の半導体領域
(第2の導電型の高不純物濃度の第2の半導体領域)、
7は絶縁層である。この場合、P+型の半導体領域3及
びP+型の第2の半導体領域6は、それぞれシリコン
(Si)材料によって構成され、n型の半導体基体層1
及びn+型の半導体層2は、それぞれ前記シリコン(S
i)よりも広いバンドギャップを有する半導体材料、例
えば、炭化珪素(SiC)によって構成される。
【0018】そして、n型の半導体基体層1は一方の面
にn+型の半導体層2の一方の面が接合され、n+型の
半導体層2は他方の面にカソード電極5がオーミック接
合される。n型の半導体基体層1の他方の面には、一方
の面がn型の半導体基体層1の他方の面と同一レベルに
あり、他方の面がn型の半導体基体層1の内部に達する
複数の帯状のP+型の半導体領域3が設けられ、これら
帯状のP+型の半導体領域3はn型の半導体基体層1の
他方の面内でストライプ状になるように配置される。こ
の他に、n型の半導体基体層1の他方の面には、一方の
面がn型の半導体基体層1の他方の面と同一レベルにあ
り、他方の面がn型の半導体基体層1の内部に達し、か
つ、n型の半導体基体層1の隣り合った周縁部に沿って
略L字型をなすように屈曲して配置された1つの帯状の
P+型の第2の半導体領域6が設けられる。この略L字
型のP+型の第2の半導体領域6上には、前記略L字型
の一方の帯状部分61 に沿い、かつ、その帯状部分61
の露出面を略半分覆うようにして絶縁層7が配置され
る。n型の半導体基体層1、複数の帯状のP+型の半導
体領域3、1つの帯状のP+型の第2の半導体領域6の
各露出部及び絶縁層7上には、アノード電極4が接合さ
れ、このアノード電極4は、n型の半導体基体層1の露
出部にショットキー接触され、複数の帯状のP+型の半
導体領域3及び1つの帯状のP+型の第2の半導体領域
6の各露出部にオーミック接触されている。なお、複数
の帯状のP+型の半導体領域3及び1つの帯状のP+型
の第2の半導体領域6とn型の半導体基体層1とは、そ
れぞれpn接合を形成している。
【0019】次に、図2は、図1に図示されているユニ
ット部分の拡大構成図及びそのユニット部分におけるエ
ネルギバンドの状態を示す説明図であって、(a)は線
a−a’部分のエネルギバンドの状態、(b)は拡大構
成図、(c)は線b−b’部分のエネルギバンドの状態
を示すものである。
【0020】図2において、図1に示された構成要素と
同じ構成要素には同じ符号を付けている。なお、図2
(a)及び(c)において、横軸はエネルギレベル、縦
軸は露出面からの深さを表している。
【0021】また、図3は、半導体整流素子のターンオ
フ時におけるリカバリー電流状態を示す動作特性図であ
って、横軸は時間、縦軸はアノード電流を表しており、
実線は本発明の第1の実施例のものの特性であり、点線
は既知のものの特性である。
【0022】ここにおいて、図2及び図3を用い、本発
明の第1の実施例の動作について説明する。
【0023】この第1の実施例の特徴は、P+型の半導
体領域3とn型の半導体基体層1とからなるpn接合
を、バンドギャップの異なる半導体によって構成した
点、特に、P+型の半導体領域3をシリコン(Si)で
構成し、n型の半導体基体層1をシリコン(Si)より
も広いバンドギャップを有する炭化珪素(SiC)で構
成した点にある。
【0024】この場合、既知の半導体整流素子、図2
(c)の点線部分で示されるように、前記pn接合をバ
ンドギャップの略等しい半導体、例えば、P+型の半導
体領域3とn型の半導体基体層1の双方をシリコン(S
i)で構成している半導体整流素子においては、P+型
の半導体領域3内の正孔(ホール)に対するn型の半導
体基体層1へのエネルギ障壁g0 が比較的小さいもので
あったため、n型の半導体基体層1への少数キャリア
(ホール)の注入によって、半導体整流素子がターンオ
フする際の残留キャリアを大幅に少なくすることができ
ず、図3の点線に示されるように、半導体整流素子のタ
ーンオフ時におけるリカバリー電流が発生して、半導体
整流素子のターンオフを高速度で実現することが困難で
あった。
【0025】これに対して、この第1の実施例の半導体
整流素子は、図2(c)の実線部分で示されるように、
前記pn接合をバンドギャップの異なる半導体、具体的
に、P+型の半導体領域3をシリコン(Si)で構成
し、n型の半導体基体層1をシリコン(Si)よりも広
いバンドギャップを有する炭化珪素(SiC)で構成す
るようにしたので、前記pn接合における内蔵電位が既
知の半導体整流素子の同内蔵電位よりも大きくなり、P
+型の半導体領域3内の正孔(ホール)に対するn型の
半導体基体層1へのエネルギ障壁g1 が、既知の半導体
整流素子の同エネルギ障壁g0 よりもかなり大きくな
る。このため、この第1の実施例の半導体整流素子は、
n型の半導体基体層1への少数キャリア(ホール)の注
入がかなり抑制され、半導体整流素子がターンオフする
際の残留キャリアを大幅に少なくすることができるよう
になり、その結果、図3の実線に示されるように、半導
体整流素子のターンオフ時におけるリカバリー電流の発
生を、既知の半導体整流素子に比べて著しく少なくする
ことができ、半導体整流素子のターンオフを高速度で実
現することが可能になる。
【0026】続く、図4は、本発明に係わる半導体整流
素子の第2の実施例の要部構成を示す斜視図である。
【0027】図4において、31 はP+型の半導体連結
領域(第2導電型の高不純物濃度の半導体連結部)であ
り、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素に
は同じ符号を付けている。
【0028】そして、P+型の半導体連結領域31 は、
一方の面がn型の半導体基体層1の他方の面と同一レベ
ルにあり、他方の面がn型の半導体基体層1の内部に達
する帯状のものであって、複数の帯状のP+型の半導体
領域3の一方の端部を相互に連結するように配置構成さ
れている。
【0029】ところで、この第2の実施例と前述の第1
の実施例との違いは、P+型の半導体領域3の配置構成
に関して、第1の実施例は、複数の独立した帯状のもの
からなっており、それらがn型の半導体基体層1の他方
の面内でストライプ状になるように配置構成されている
のに対し、第2の実施例は、複数の帯状のものが一方の
端部においてP+型の半導体連結領域31 により連結さ
れ、それらが全体的に櫛状のもので構成されている点、
及び、P+型の第2の半導体領域6に関して、第1の実
施例は、前記第2の半導体領域6を具備しているのに対
し、第2の実施例は、前記第2の半導体領域6を具備し
ていない点だけであって、その他に、第2の実施例と第
1の実施例との間に構成上の違いがない。このため、第
2の実施例の構成についてのこれ以上の説明は省略す
る。
【0030】また、第2の実施例における動作について
見ると、図4に図示されたユニット部分についての構成
は、前述の第1の実施例の同ユニット部分の構成と全く
同じであるので、第2の実施例のユニット部分における
動作は、前述の第1の実施例の同ユニット部分の動作と
殆んど同じになり、第2の実施例において得られる作用
効果も、前述の第1の実施例で得られた作用効果と殆ん
ど同じになるので、第2の実施例の動作についての詳し
い動作の説明は省略する。
【0031】ただし、この第2の実施例においては、n
型の半導体基体層1とアノード電極4との接触部が構成
する多角形形状が、n型の半導体基体層1の一方主表面
側から見たとき、内角として鈍角部分を持たないため、
第1の実施例に比べると、コーナー部分のpn接合にお
いて逆バイアス印加時に形成される空乏層が半導体基体
層1側で拡がり易くなり、そのため、半導体整流素子の
耐圧を増大できるという利点がある。
【0032】次いで、図5は、本発明に係わる半導体整
流素子の第3の実施例の要部構成を示す斜視図である。
【0033】図5において、図1に示された構成要素と
同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0034】そして、この第3の実施例と前述の第1の
実施例との違いは、第1の実施例が、P+型の半導体領
域3及びP+型の第2の半導体領域6を、それぞれシリ
コン(Si)材料によって構成し、n型の半導体基体層
1及びn+型の半導体層2を、それぞれ前記シリコン
(Si)よりも広いバンドギャップを有する炭化珪素
(SiC)材料によって構成しているのに対し、第3の
実施例が、n型の半導体基体層1及びn+型の半導体層
2を、それぞれシリコン(Si)材料によって構成し、
P+型の半導体領域3及びP+型の第2の半導体領域6
を、それぞれ前記シリコン(Si)よりも広いバンドギ
ャップを有する炭化珪素(SiC)材料によって構成し
ている点だけであって、その他に、第3の実施例と第1
の実施例との間に構成上の違いがない。このため、第3
の実施例の構成についても、これ以上の説明は省略す
る。
【0035】また、図6は、図5に図示されているユニ
ット部分の拡大構成図及びそのユニット部分におけるエ
ネルギバンドの状態を示す説明図であって、(a)は線
a−a’部分のエネルギバンドの状態、(b)は拡大構
成図、(c)は線b−b’部分のエネルギバンドの状態
を示すものである。
【0036】図6において、図5に示された構成要素と
同じ構成要素には同じ符号を付けている。なお、図6
(a)及び(c)において、横軸はエネルギレベル、縦
軸は露出面からの深さを表している。
【0037】また、図7は、第3の実施例において、P
+型の半導体領域3とn型の半導体基体層1とのpn接
合における空乏層の拡がりを示す動作説明図である。
【0038】図7において、図5に示された構成要素と
同じ構成要素には同じ符号を付けている。
【0039】ここで、図6及び図7を用いて、この第3
の実施例の動作について説明する。
【0040】この第3の実施例の特徴は、P+型の半導
体領域3とn型の半導体基体層1とからなるpn接合
を、第1の実施例とは反対に、n型の半導体基体層1を
シリコン(Si)で構成し、P+型の半導体領域3をシ
リコン(Si)よりも広いバンドギャップを有する炭化
珪素(SiC)で構成した点にある。
【0041】この場合、第3の実施例においては、図6
(c)に示されているように、P+型の半導体領域3内
の正孔(ホール)に対するエネルギ障壁g2を、既知の
シリコン(Si)ダイオードのエネルギ障壁と同等に保
ち、かつ、ターンオフ時の高速度動作特性(ターンオフ
特性)を既知のシリコン(Si)ダイオードの同特性と
同等に保つようにすると、バンドギャップ中のフェルミ
レベルEfの相対位置は、図6(c)の一点鎖線に示さ
れているように、既知のシリコン(Si)ダイオードを
用いた場合の位置に比べて、より低い位置にあるように
なり、P+型の半導体領域3に炭化珪素(SiC)を用
いた第3の実施例は、P+型の半導体領域3にシリコン
(Si)を用いた既知のシリコン(Si)ダイオードよ
りも、P+型の半導体領域3の不純物濃度を高くするこ
とができる。このため、第3の実施例においては、逆バ
イアス電圧の印加時に、図7に示されるように、P+型
の半導体領域3内への空乏層の拡がりh1 を、既知のシ
リコン(Si)ダイオードの同じP+型の半導体領域3
内への空乏層の拡がりh2 よりも小さくすることがで
き、一方、n型の半導体基体層1への空乏層の拡がりh
3 を、既知のシリコン(Si)ダイオードの同じn型の
半導体基体層1への空乏層の拡がりh4 よりも大きくす
ることができる。この結果、第3の実施例においては、
pn接合で挟まれたショットキー接合部分の電界強度が
弱まり、ショットキー接合のバリアハイトの低下が防止
されるので、ターンオフ時のリーク電流を小さくするこ
とができるようになる。
【0042】続く、図8は、本発明に係わる半導体整流
素子の第4の実施例の要部構成を示す断面図である。
【0043】図8において、8はn+型の第2半導体層
(第1導電型の高不純物濃度の第2の半導体層)であ
り、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素に
は同じ符号を付けている。
【0044】そして、n+型の第2半導体層8は、n型
の半導体基体層1とアノード電極4との間に介在配置さ
れ、n+型の第2半導体層8とアノード電極4との間を
オーミック接触させるようにしている。
【0045】この第4の実施例と、前述の第1の実施例
との違いは、第4の実施例が、n型の半導体基体層1と
アノード電極4との間にn+型の第2半導体層8を介在
配置させているのに対し、第1の実施例が、n+型の第
2半導体層8を介在配置させていない点だけであって、
その他に、第4の実施例と第1の実施例との間に構成上
の違いがない。このため、第4の実施例の構成について
も、これ以上の説明は省略する。
【0046】この第4の実施例によれば、シリコン(S
i)よりも広いバンドギャップを有する炭化珪素(Si
C)を用いているn型の半導体基体層1の他方の面に、
n型の半導体基体層1よりも高不純物濃度のn+型の第
2半導体層8を配置させ、このn+型の第2半導体層8
とアノード電極4との間をオーミック接合させているの
で、第4の実施例においては、第1の実施例において発
揮される高速度ターンオフ特性に加えて、ターンオン時
の順方向電圧降下を小さくすることができるという利点
を有している。
【0047】次いで、図9は、本発明に係わる半導体整
流素子の第5の実施例の要部構成を示す断面図である。
【0048】図9において、9はn−型の半導体層(第
1導電型の低不純物濃度の半導体層)であり、その他、
図1に示された構成要素と同じ構成要素には同じ符号を
付けている。
【0049】そして、n−型の半導体層9は、n型の半
導体基体層1とアノード電極4との間に介在配置され、
n−型の半導体層9の厚さはp+型の半導体領域3の厚
さよりもやや薄くなるように構成されている。
【0050】この第5の実施例と、前述の第4の実施例
との違いは、n型の半導体基体層1とアノード電極4と
の間に、第4の実施例がn+型の第2半導体層8を介在
配置させているのに対し、第5の実施例がn−型の半導
体層9を介在配置させている点だけであって、その他
に、第5の実施例と第4の実施例との間に構成上の違い
がない。このため、第5の実施例の構成について、これ
以上の説明は省略する。
【0051】この第5の実施例によれば、n−型の半導
体層9は、n型の半導体基体層1に比べて空乏層が拡が
り易いので、第1の実施例等と比べて、逆バイアス印加
時におけるリーク電流をより一層低減させることができ
るという利点がある。
【0052】次に、図10は、本発明に係わる半導体整
流素子の第6の実施例の要部構成を示す断面図である。
【0053】図10において、10はアノード電極4の
構成材料と異なる材料からなる金属薄層(バリアハイト
を異にする金属材料の薄層)であり、その他、図1に示
された構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付けてい
る。
【0054】そして、金属薄層10は、各p+型の半導
体領域3とアノード電極4との間に介在配置され、この
金属薄層10と、p+型の半導体領域3及びアノード電
極4との間をそれぞれオーミック接触させるように構成
している。
【0055】この第6の実施例と前述の第1の実施例と
の違いは、第6の実施例が、p+型の半導体領域3とア
ノード電極4との間に金属薄層10を介在配置させてい
るのに対し、第1の実施例が、そのような金属薄層10
を介在配置させていない点だけであって、その他に、第
6の実施例と第1の実施例との間に構成上の違いがな
い。このため、第6の実施例の構成については、これ以
上の説明は省略する。
【0056】この第6の実施例によれば、p+型の半導
体領域3とアノード電極4との間に、アノード電極4と
異なる材料からなる金属薄層10を介在配置させている
ので、第6の実施例においては、オーミック接合及びシ
ョットキー接合を形成する部分の金属材料、即ち、アノ
ード電極4の材料と金属薄層10の材料とをそれぞれ独
立に選択することができ、ショットキー接合のバリアハ
イトを適宜選択するようにして、半導体整流素子の用途
に適した特性を選ぶことができるという利点がある。
【0057】続く、図11(a)乃至(d)は、本発明
に係わる半導体整流素子の第7乃至第10の各実施例の
要部構成を示すパターン図であって、n型の半導体基体
層1の他方の面から見たものである。
【0058】図11(a)乃至(d)において、図1に
示された構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付けて
いる。
【0059】そして、図11(a)に示されている第7
の実施例は、n型の半導体基体層1の露出面内に、島状
に規則的に配置された略正方形の複数のp+型の半導体
領域3が露出形成されたパターン形状のもので、図11
(b)に示されている第8の実施例は、n型の半導体基
体層1の露出面内に、島状に規則的に配置された略円形
の複数のp+型の半導体領域3が露出形成されたパター
ン形状のものである。一方、図11(c)に示されてい
る第9の実施例は、1つのp+型の半導体領域3の露出
面内に、島状に規則的に配置された略正方形の複数のn
型の半導体基体層1が露出しているパターン形状、即
ち、n型の半導体基体層1の露出面内に、島状に規則的
に配置された略正方形の複数のp+型の半導体領域3の
欠落部が露出形成されたパターン形状のものであり、図
11(d)に示されている第10の実施例は、1つのp
+型の半導体領域3の露出面内に、島状に規則的に配置
された略丸形の複数のn型の半導体基体層1が露出して
いるパターン形状、即ち、n型の半導体基体層1の露出
面内に、島状に規則的に配置された略丸形の複数のp+
型の半導体領域3の欠落部が露出形成されたパターン形
状のものである。なお、これら第7乃至第8の実施例の
いずれのものも、前記各パターン形状を除いた部分の構
成は、第1の実施例の構成と同じ構成になっている。
【0060】この第7乃至第10の実施例によれば、n
型の半導体基体層1の露出面内において、p+型の半導
体領域3の露出面がストライプ状になっている第1の実
施例に比べて、半導体整流素子の順方向電流の通流面積
を広くとることができて、単位面積当たりの通流電流を
低下させることができるので、半導体整流素子の内部の
電圧降下を低減させ、オン電圧の小さい半導体整流素子
が得られるという利点がある。
【0061】また、第9及び第10の実施例によれば、
第7及び第8の実施例に比べたとき、p+型の半導体領
域3の欠落部の形状が、鈍角を有しない多角形状である
か、または、外向きに凸なる形状であるため、半導体整
流素子への逆バイアス電圧の印加時に、欠落部である半
導体基体側で空乏層が拡がり易くなって、この部分の電
界強度を大幅に緩和して、ショットキー接合部の漏れ電
流の増大を抑制するとともに、前記pn接合における半
導体整流素子の耐圧を増大させることができるという利
点がある。
【0062】なお、これまでの各実施例においては、p
+型の半導体領域3とn型の半導体基体層1とからなる
2つの半導体によってpn接合を構成する場合、一方の
半導体の材料にシリコン(Si)を選び、他方の半導体
の材料に炭化珪素(SiC)を選んでいる例について説
明しているが、本発明は、前述の半導体材料を選んだ場
合に限定されるものではなく、例えば、炭化珪素(Si
C)を選ぶ代わりに、シリコン(Si)よりも広いバン
ドギャップを有する他の半導体材料を選択するようにし
てもよい。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わる半導
体整流素子においては、pn接合を構成するp+型の半
導体領域3とn型の半導体基体層1に対し、それぞれバ
ンドギャップを異にする半導体材料によって構成してい
る。
【0064】この場合、p+型の半導体領域3をシリコ
ン(Si)で構成し、n型の半導体基体層1を、炭化珪
素(SiC)のように、シリコン(Si)よりも広いバ
ンドギャップを有する半導体で構成すれば、前記pn接
合の内蔵電位が大きくなり、通流電流が大きくなる範囲
まで前記pn接合のビルドアップを防ぎ、n型の半導体
基体層1への少数キャリアの注入を防止できるので、半
導体整流素子のターンオフ時のリカバリー電流を増加さ
せることなく、そのターンオフを高速度で行うことがで
きる。
【0065】一方、n型の半導体基体層1をシリコン
(Si)で構成し、p+型の半導体領域3を第2導電型
の高不純物濃度の半導体領域を、炭化珪素(SiC)の
ように、シリコン(Si)よりも広いバンドギャップを
有する半導体で構成すれば、p+型の半導体領域3の不
純物濃度を高くすることが可能になり、バイアス印加時
にn型の半導体基体層1への空乏層の拡がりh3 が大き
くなって、前記pn接合で挟まれたショットキー接合の
電界強度を弱めるので、半導体整流素子の逆バイアス印
加時におけるバリアハイトの低下を防ぐことができ、リ
ーク電流を小さくできる。
【0066】このように、本発明に係わる半導体整流素
子によれば、既知の半導体整流素子に比べて、リ−ク電
流を少なくすることができる、あるいは、大電流通流時
においても高速度でターンオフさせることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体整流素子の第1の実施例の
要部構成を示す斜視図である。
【図2】図1に図示のユニット部分の拡大構成図及びそ
のユニット部分におけるエネルギバンドの状態を示す説
明図である。
【図3】半導体整流素子のターンオフ時におけるリカバ
リー電流状態を示す動作特性図である。
【図4】本発明による半導体整流素子の第2の実施例の
要部構成を示す斜視図である。
【図5】本発明による半導体整流素子の第3の実施例の
要部構成を示す斜視図である。
【図6】図5に図示のユニット部分の拡大構成図及びそ
のユニット部分におけるエネルギバンドの状態を示す説
明図である。
【図7】図5に図示の実施例において、P+型の半導体
領域3とn型の半導体基体層1とのpn接合における空
乏層の拡がりを示す動作説明図である。
【図8】本発明による半導体整流素子の第4の実施例の
要部構成を示す断面図である。
【図9】本発明による半導体整流素子の第5の実施例の
要部構成を示す断面図である。
【図10】本発明による半導体整流素子の第6の実施例
の要部構成を示す断面図である。
【図11】本発明による半導体整流素子の第7乃至第1
0の実施例の要部構成を示すパターン図である。
【符号の説明】
1 n型の半導体基体層(第1導電型の半導体基体層) 2 n+型の半導体層(第1導電型の高不純物濃度の半
導体層) 3 P+型の半導体領域(第2の導電型の高不純物濃度
の半導体領域) 4 アノード電極(第1主電極) 5 カソード電極(第2主電極) 6 P+型の第2の半導体領域(第2の導電型の高不純
物濃度の第2の半導体領域) 7 絶縁層 8 n+型の第2半導体層(第1導電型の高不純物濃度
の第2の半導体層) 9 n−型の半導体層(第1導電型の低不純物濃度の半
導体層) 10 金属薄層(バリアハイトを異にする金属材料の薄
層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7376−4M H01L 29/48 G 29/91 C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基体層と、前記半導
    体基体層の一方の面に接合された第1導電型の高不純物
    濃度の半導体層と、一方の面が前記半導体基体層の他方
    の面と同一レベルにあり、他方の面が前記半導体基体層
    の内部に達する1つまたはそれ以上の第2導電型の高不
    純物濃度の半導体領域と、前記半導体基体層の他方の面
    の露出部にショットキー接触され、かつ、前記第2導電
    型の高不純物濃度の半導体領域の一方の面にオーミック
    接触される第1主電極と、前記第1導電型の高不純物濃
    度の半導体層にオーミック接触される第2主電極とから
    なり、前記第2導電型の高不純物濃度の半導体領域と前
    記半導体基体層との間にpn接合を形成させる半導体整
    流素子において、前記第2導電型の高不純物濃度の半導
    体領域と前記半導体基体層及び前記第1導電型の高不純
    物濃度の半導体層とが、それぞれ異なるバンドギャップ
    を有する半導体材料で構成されていることを特徴とする
    半導体整流素子。
  2. 【請求項2】 前記第2導電型の高不純物濃度の半導体
    領域は、ストライプ状に配置された複数の半導体領域か
    らなっていることを特徴とする請求項1記載の半導体整
    流素子。
  3. 【請求項3】 前記第2導電型の高不純物濃度の半導体
    領域は、島状に規則的に配置された複数の半導体領域か
    らなっていることを特徴とする請求項1記載の半導体整
    流素子。
  4. 【請求項4】 前記第2導電型の高不純物濃度の半導体
    領域は、島状の規則的な複数の欠落部を有する1つの半
    導体領域からなっていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体整流素子。
  5. 【請求項5】 前記半導体基体層は、前記他方の面の前
    記半導体基体層の少なくとも一部の周縁部に沿って、一
    方の面が前記半導体基体層の他方の面と同一レベルにあ
    り、他方の面が前記半導体基体層の内部に達する帯状の
    1つの第2導電型の高不純物濃度の第2半導体領域を有
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の半導体整流素子。
  6. 【請求項6】 前記ストライプ状に配置された各半導体
    領域は、一方の端部を相互連結する第2導電型の高不純
    物濃度の半導体連結部を有することを特徴とする請求項
    2記載の半導体整流素子。
  7. 【請求項7】 前記半導体基体層の他方の面の露出部と
    前記第1主電極との間には、第1導電型の高不純物濃度
    の第2の半導体層が介在していることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載の半導体整流素子。
  8. 【請求項8】 前記半導体基体層の他方の面の露出部と
    前記第1主電極との間には、前記各半導体領域の厚みよ
    りやや薄い第1導電型の低不純物濃度の第3の半導体層
    が介在していることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の半導体整流素子。
  9. 【請求項9】 前記各半導体領域と前記第1主電極との
    間には、前記第1主電極とバリアハイトの異なる金属材
    料の薄層が介在していることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれかに記載の半導体整流素子。
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