JPH076710Y2 - 自励型dc―dc変換器 - Google Patents

自励型dc―dc変換器

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JPH076710Y2
JPH076710Y2 JP6402890U JP6402890U JPH076710Y2 JP H076710 Y2 JPH076710 Y2 JP H076710Y2 JP 6402890 U JP6402890 U JP 6402890U JP 6402890 U JP6402890 U JP 6402890U JP H076710 Y2 JPH076710 Y2 JP H076710Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電圧変動に対して安定した直流出力が得られ
る自励型DC-DC変換器に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は、従来の自励型DC-DC変換器の一例を示す回路
図である。
図において、1は直流電圧源V0が接続される入力端子、
2は所定の値の極性が反転した直流電圧を得る出力端
子、51は制御回路、6はブロッキング発振器、7は整流
平滑回路である。
入力端子1と接地間にコンデンサC1が接続され、入力端
子1とコンデンサC1との接続点に抵抗R1とメインスイッ
チング・トランジスタQ1のエミッタが接続されている。
抵抗R1の他端は制御用トランジスタQ2のベースに接続さ
れると共に、ツエナーダイオードZDのカソードに接続さ
れる。トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のコレ
クタ間には抵抗R0が接続されている。制御回路51は、ト
ランジスタQ2,抵抗R1,R0とで形成されている。トラン
ジスタQ1のコレクタと接地間にはトランス3の一次側コ
イルL1が接続され、そのベースはコンデンサC2を介して
トランス3の二次側コイルL2の一端に接続され、その他
端がトランジスタQ1のエミッタ(入力端子1)に接続さ
れてブロッキング発振回路6を構成している。又、トラ
ンジスタQ1のコレクタにダイオードD1のカソードが接続
され、そのアノードに平滑用コンデンサC3が接続されて
整流平滑回路7を構成している。ツエナーダイオードZD
は、そのカソードが制御回路51の抵抗R1とトランジスタ
Q2のベースとの接続点に接続され、アノードが整流平滑
回路7に接続されている。8は負荷回路である。
第4図の自励型DC-DC変換器の動作について説明する。
直流電圧V0が入力端子1に印加されると、トランジスタ
Q2にベース電流IBが流れ込み、抵抗R0を介してトランジ
スタQ1のベースからトランジスタQ2のコレクタ電流が流
れ込み、トランジスタQ1,Q2はオン状態となる。トラン
ジスタQ1のコレクタ電流は、トランス3の一次側コイル
L1に流れ込み、二次側コイルL2には、誘導電流が流れて
コンデンサC2を充電する。コンデンサC2の充電によっ
て、トランジスタQ1のベース電位は上昇して、トランジ
スタQ1がカットオフされる。トランジスタQ1がカットオ
フされると、2次コイルL2には、逆起電力が発生し、コ
ンデンサC2を逆向きに充電する。この充電電流はトラン
ジスタQ1のベースを正バイアスするので再びトランジス
タQ1はオン状態に転じる。同様な動作を繰り返し、トラ
ンジスタQ1のコレクタから発振出力が得られる。この発
振出力をダイオードD1で整流し、コンデンサC3で平滑し
て極性の反転した所定の値の直流電圧が出力端子2から
得られる。
又、ツエナーダイオードZDは、動作時の負荷電流や入力
側の直流電圧V0の変動に対して出力電圧の安定化を図る
為に接続されたものであり、出力電圧の安定化の為に
は、ツエナーダイオードZDにツエナー電流Izとして比較
的大きな電流を負荷回路8に流す必要がある。
〔本考案が解決しようとする課題〕
第4図の自励型DC-DC変換器は、出力電圧の安定化を図
る為に、制御回路51と整流平滑回路7間にツエナーダイ
オードZDが接続されており、起動時には、ツエナーダイ
オードZDを介して負荷回路8に流されるツエナー電流Iz
が制御用トランジスタQ2のベース電流として流れる。ト
ランジスタQ2のベース電流は、ツエナー電流Izにトラン
ジスタQ2のベース電流IBが加算されて(IB+Iz)の値の
電流が流れることになる。従って、トランジスタQ2のコ
レクタ電流を、メインスイッチング・トランジスタQ1の
ベースから引き込む為に、トランジスタQ1のコレクタ電
流として大電流が流れ易くなり、トランジスタQ1を破損
する可能性が大きくなる欠点を有する。このような観点
からツエナー電流を小さな値に設定すれば充分な出力電
圧の安定化ができない欠点がある。
本考案は、上述のような課題を解決する為になされたも
のであり、その主な目的は、負荷の変動に対して安定し
た直流出力を得ることができる改良された自励型DC-DC
変換器を提供するものである。
本考案の他の目的は、負荷の変動に対して安定した直流
出力を得ることができると共に起動時にメインスイッチ
ング・トランジスタを破損することのない自励型DC-DC
変換器を提供するものである。
〔課題を解決する為の手段〕
本考案の自励型DC-DC変換器は、スイッチング・トラン
ジスタ,一次と二次コイルからなるトランス及びコンデ
ンサから構成されるブロッキング発振器と、該スイッチ
ング・トランジスタを制御する制御用トランジスタを含
む制御回路と、該ブロッキング発振器からの発振出力を
直流出力とする整流平滑回路からなる自励型DC-DC変換
器に於いて、該制御回路と該整流平滑回路間に接続され
た出力を安定化する為のツエナーダイオードを具え、該
制御回路に該制御用トランジスタにベース電流を供給す
ると共に逆流防止素子を介して該ツエナーダイオードに
ツエナー電流を供給する第1の電流源と該ツエナーダイ
オードにのみツエナー電流を供給する第2の電流源とを
具えるものである。
〔作用〕
本考案の自励型DC-DC変換器は、負荷の変動に対して出
力電圧を安定化させる為に接続されたツエナーダイオー
ドに供給されるツエナー電流と、制御用トランジスタに
供給されるベース電流を夫々異なった電流源を介して供
給することによりメインスイッチング・トランジスタを
破壊することなく比較的大きな値のツエナー電流を供給
可能としたものである。
〔実施例〕
本考案に係る自励型DC-DC変換器について第1図の実施
例に基づき説明する。
尚、第1図の実施例は、第4図の従来例と同じ回路であ
って、同一部分には、同一符号が付されており、従来例
と異なる部分は、制御回路のみである。
第1図に於いて、ブロッキング発振回路6と整流平滑回
路7は、第4図の従来例と同じであるので、それらの構
成の説明は省略する。
制御回路5は、制御用トランジスタQ2,電流源41,42ダ
イオードD2で構成されている。入力端子1と制御用トラ
ンジスタQ2のベースには、制御用トランジスタQ2のベー
ス電流IBを主に供給する電流源41が接続されている。制
御用トランジスタQ2のベースと電流源41との接続点に、
逆流防止用素子であるダイオードD2のアノードが接続さ
れ、そのカソードと入力端子1間には、ツエナーダイオ
ードZDのみにツエナー電流Izを供給する電流源42が接続
されている。ツエナーダイオードZDは、そのカソードが
電流源42とダイオードD2のカソードとの接続点に接続さ
れ、そのアノードが整流平滑回路7のダイオードD1のア
ノードとコンデンサC3との接続点に接続されている。
次に、第1図に基づき本考案の自励型DC-DC変換器の動
作を説明する。
直流電圧V0が入力端子1に印加されると、電流源41を介
して電流I1が主にトランジスタQ2のベースに流れ込む。
負荷回路8の電圧変動に応じて電流I1の一部は、ダイオ
ードD2を介してツエナーダイオードZDに供給される。一
方、電流源42から供給される電流I2は、逆流防止素子用
のダイオードD2によって制御用トランジスタQ2のベース
に流れ込むことはなく、ツエナーダイオードZDを介して
負荷回路8に流れ込み出力を安定化する。この様に電流
源41から供給される電流I1は、制御用トランジスタQ2の
ベース電流IBとして主に供給され、電流I2はツエナーダ
イオードZDにのみ供給される。
これらの電流I1,I2、ベース電流IB、ツエナー電流Izの
夫々の相互の関係は、次式のように表すことができる。
Iz=I2+I1−IB ……………(1) 又、電流源41,42から流れる電流I1,I2の電流値の関係
を、I1≪I2のように設定すると、電流源41,42間に逆流
防止素子用のダイオードD2が接続されている為にベース
電流IBとツエナー電流Izとの関係は、(1)式を考え合
わせると、IB≪Izとなる。ツエナー電流Izとしてベース
電流IBより大きな電流が供給し得るので、一層出力電圧
の安定化が達成される。
更に、第1図の自励型DC-DC変換器では、直流電源V0が
入力端子1に印加され、出力電圧が立ち上がる前、或い
は出力電圧が立ち上がった後であっても、電流源42から
供給される電流I2は、制御用トランジスタQ2のベースに
供給されることがなく、メインスイッチング・トランジ
スタQ1のベースに大電流が流れることがない。
第2図及び第3図は、本考案に係る自励型DC-DC変換器
の他の実施例を示す回路図である。
第2図の実施例では、制御回路5の電流源41,42が直流
電圧源V0が印加される入力端子1に接続された抵抗R1,R
2で構成されており、直流電圧V0と抵抗R1,R2の抵抗値に
よって定められる電流I1,I2が供給されるようになされ
ている。この実施例では、抵抗R1,R2の抵抗値の関係をR
1≫R2の関係に設定することで、容易に電流I1,I2の関係
をI1≪I2とすることができる。
第3図の実施例では、制御回路5の電流源41,42が電流
ミラー型の電流源で構成されている。電流源41はダイオ
ードD3によってバイアスされたトランジスタQ3とそのエ
ミッタに接続された抵抗R3とによって構成されている。
抵抗R3の他端は、入力端子1に接続され、トランジスタ
Q3のコレクタは、制御用トランジスタQ2のベースとダイ
オードD2のアノードに接続されている。又、電流源42は
ダイオードD3によってバイアスされたトランジスタQ4と
そのエミッタに接続された抵抗R4とにより構成されてお
り、抵抗R4の他端が入力端子1に接続され、トランジス
タQ4のコレクタがダイオードD2のカソードとツエナーダ
イオードZDのカソードに接続されている。
この実施例の場合は、抵抗R3,R4の抵抗値をR3≫R4の関
係に設定することによって、ベース電流I1とツエナー電
流I2をI1≪I2の関係にすることができる。
〔効果〕
本考案の自励型DC-DC変換器は、出力電圧の安定化の為
に接続されているツエナーダイオードに供給されるツエ
ナー電流と、ブロッキング発振器の制御用トランジスタ
に供給されるベース電流を夫々異なった電流源から供給
するようになされており、従って、ツエナーダイオード
に比較的大きな値のツエナー電流を供給することができ
るので、一層安定した出力電圧を得ることができると共
に、ツエナー電流が制御用トランジスタに供給されるの
を阻止するダイオードを具えており、起動時にツエナー
電流が制御用トランジスタのベースに流れることがない
ので、メインスイッチング・トランジスタを破損するこ
ともないきわめて効果的な自励型DC-DC変換器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る自励型DC-DC変換器の一実施例
を示す回路図、第2図及び第3図は、本考案に係る自励
型DC-DC変換器の他の実施例であって、その要部を示し
た回路図、第4図は、従来の自励型DC-DC変換器の一例
を示す回路図である。 1:入力端子,2:出力端子,3:トランス,41,42:電流源,5:
制御回路,6:ブロッキング発振器,7:整流平滑回路,Q1:
メインスイッチング・トランジスタ,Q2:制御用トラン
ジスタ,D1,D2:ダイオード,C1,C2:コンデンサ,ZD:ツ
エナー・ダイオード,R0乃至R4:抵抗,V0:直流電圧源

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング・トランジスタ,一次と二次
    コイルからなるトランス及びコンデンサから構成される
    ブロッキング発振器と、該スイッチング・トランジスタ
    を制御する制御用トランジスタを含む制御回路と、該ブ
    ロッキング発振器からの発振出力を直流出力とする整流
    平滑回路とを含む自励型DC-DC変換器に於いて、該制御
    回路と該整流平滑回路間に接続されたツエナーダイオー
    ドを具え、該制御用トランジスタにベース電流を供給す
    ると共に、逆流防止素子を介して該ツエナーダイオード
    にツエナー電流を供給する第1の電流源と、該ツエナー
    ダイオードを介して負荷回路にツエナー電流を供給する
    第2の電流源を具えることを特徴とする自励型DC-DC変
    換器。
  2. 【請求項2】スイッチング・トランジスタ,一次と二次
    コイルからなるトランス及びコンデンサから構成される
    ブロッキング発振器と、該スイッチング・トランジスタ
    を制御する制御用トランジスタを含む制御回路と、該ブ
    ロッキング発振器からの発振出力を直流出力とする整流
    平滑回路とを含む自励型DC-DC変換器に於いて、該制御
    用トランジスタのベースに第1の電流源が接続されると
    共にダイオードのアノードが接続され、該ダイオードの
    カソードに第2の電流源が接続され、該ダイオードのカ
    ソードと該整流平滑回路との間にツエナーダイオードが
    接続されていることを特徴とする自励型DC-DC変換器。
  3. 【請求項3】前記第1と第2の電流源が夫々直流電圧源
    に接続された第1と第2の抵抗からなり、第1の抵抗に
    対して第2の抵抗の抵抗値を小さく設定したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1又は2項記載の自励
    型DC-DC変換器。
  4. 【請求項4】前記第1と第2の電流源が電流ミラー型の
    電流源回路であることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1又は項記載の自励型DC-DC変換器。
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