JPH0767381B2 - 霜降り状組織をもつハム製品及びその製造法 - Google Patents

霜降り状組織をもつハム製品及びその製造法

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JPH0767381B2
JPH0767381B2 JP3041444A JP4144491A JPH0767381B2 JP H0767381 B2 JPH0767381 B2 JP H0767381B2 JP 3041444 A JP3041444 A JP 3041444A JP 4144491 A JP4144491 A JP 4144491A JP H0767381 B2 JPH0767381 B2 JP H0767381B2
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marbling
emulsion
protein
ham
heat
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秀樹 清水
俊彰 池谷
喜久雄 能島
紹明 西谷
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、霜降り状ハム及びその
製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】霜降り状の牛肉は美味であり、外観も美
しく個人の嗜好に適している。しかし、肉製品、特にハ
ム類は牛肉で製するものは極めてまれである。これはひ
とつには牛肉は豚肉にくらべて肉が固く、また脂肪が少
ないために製品がパサつく傾向があることがその一因で
もある。また、ハム類で脂肪が霜降り状に分散し外観の
美しいものはまだ知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、霜降
り状の組織を有し、外観の美麗なハム類を提供すること
にある。さらに本発明の目的は、従来ほとんどハム類に
用いられなかった牛肉を用いて、肉質が軟らかく、かつ
脂肪が霜降り状に入って口中でパサつかないハム類を製
造することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な霜降り状のハム、特にそれを牛肉から製造することに
ついて鋭意検討を重ねたところ、ピックル成分に熱凝固
性タンパク質と油脂との特定のエマルジョンを加えてピ
ックルエマルジョンとし、これを肉塊に注入して加熱す
ると霜降り状の肉塊が得られることを見出して本発明を
なすに至った。
【0005】すなわち、本発明は、肉塊中に熱凝固性タ
ンパク質と常温で液状の油脂とのエマルジョンが霜降り
状に分散され、かつ熱凝固性タンパク質が加熱凝固され
ていて前記エマルジョンが肉塊中で固定されていること
よりなる霜降り状組織をもつハム製品に関する。さら
に、本発明は、熱凝固性タンパク質を水に溶解または懸
濁し、これに常温で液状の油脂を懸濁または乳化し、加
熱してタンパク質を変性させ、これをホモゲナイズして
得られたエマルジョンを冷却し、これに未変性の熱凝固
性タンパク質、ピックルに必要とされる成分を配合し、
懸濁または溶解してピックルエマルジョンとして、これ
をハム原料肉塊に注入して加熱することよりなる霜降り
状組織をもつハム製品の製造法に関する。
【0006】本発明における原料肉には、豚、羊、牛等
従来のハムの原料となる肉を用いることができるが、牛
肉の美味な風味と霜降り状外観とを一致させる意味で牛
肉を用いることが最も望ましい。この牛肉としては、ホ
ルスタイン廃牛、オーストラリア産牛肉等国内で安価に
取り引きされる牛肉を用いることが経済的に有利であ
る。また、本発明では熱凝固性タンパク質としてホエー
タンパク質、卵白等を用い、油脂としては大豆白絞油、
コーン油、米油等の油脂を用いる。ピックルに必要な成
分としては、食塩、砂糖、亜硝酸ナトリウム、アスコル
ビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウム、リン酸
塩その他、通常ハム類の製造において用いられるピック
ルに必要とされる成分を用いることができる。
【0007】本発明においてピックルエマルジョンを調
製するには、まず、熱凝固性タンパク質及び常温で液状
の油脂を水に懸濁または乳化する。これには、まず、熱
凝固性タンパク質を水に溶解または懸濁し、これに常温
で液状の油脂を加え両者を水に懸濁または乳化してもよ
いし、熱凝固性タンパク質と常温で液状の油脂とを同時
に水に加えて懸濁または乳化させてもよい。この時に用
いる熱凝固性タンパク質、常温で液状の油脂、水の3者
の配合割合は、0.5〜10:10〜60:30〜90
が好適であり、また、懸濁乃至乳化液調製のさい、ピッ
クルに必要とされる成分の一部を加えてもよい。次に、
得られた懸濁乃至乳化液を加熱する。加熱は熱凝固性タ
ンパク質を変性凝固させることのできる程度、すなわ
ち、60〜100℃、好適には80〜90℃で数分間行
い、これをホモゲナイズし、冷却する。冷却は10℃以
下で数時間〜数日間行って乳化液を安定化させる。この
エマルジョンに、未変性の熱凝固性タンパク質と前記し
たピックルに必要とされる成分とを加えてピックルエマ
ルジョンとする。このさい未変性の熱凝固性タンパク質
を加えることによって脂肪10〜60重量部、タンパク
質1〜18重量部及び水30〜90重量部となるように
調整すると霜降り肉として好適な外観と肉質の軟らかさ
を生じさせることができる。またピックルに必要とされ
る成分は、通常ピックル用に用いられる使用量の範囲内
で用いられる。
【0008】本発明では、このようにして得られたピッ
クルエマルジョンを肉塊に対し製品の品質に影響を与え
ない程度に充分な量、例えば30〜60重量%用いると
よい。ピックルエマルジョンの注入は、常法に従って行
い、マッサージして肉塊中にピックルの分布を促進させ
る。このようにして処理された肉塊を冷蔵庫等に放置し
て塩漬し、以後ケーシングに充填し、くん煙処理、蒸気
加熱処理等を行ってハム製品を得る。得られるハム製品
としては、スモークハム、ボンレスハム等がある。
【0009】本発明では、熱凝固性タンパク質、常温で
液状の油脂及び水のエマルジョンを調製し、これを加熱
冷却することによってタンパク質と油脂との安定なエマ
ルジョンを形成させ、これにさらに未変性の熱凝固性タ
ンパク質をピックルに必要とされる成分と共に配合しピ
ックルエマルジョンを形成し、肉塊に充分注入し加熱す
るので、ピックルエマルジョンは肉組織間に充分浸透
し、これを加熱したときに霜降り状を呈し、しかも加熱
により未変性の熱凝固性タンパク質も熱凝固してエマル
ジョンが組織間に固定される。そしてエマルジョン、特
にその中の常温で液状の油脂の作用によって肉質が固く
なったりパサついたりすることがなく断面が霜降り状を
呈し、美麗で食感のよいハム製品を得ることができる。
特に、本発明により牛肉の霜降り状ハム製品を製造する
と牛肉の風味と相まって非常に消費者の好みに合致した
製品を得ることができる。
【0010】次に、本発明を実施例を挙げ具体的に説明
する。実施例中の部は重量部を示す。
【実施例】濃縮ホエー蛋白粉末2部、カゼインナトリウ
ム粉末1部、砂糖1.4部、トリポリリン酸ナトリウム
1.2部、大豆白絞油30部に水53部を加え、乳化機
で充分に乳化してから加熱し、88℃で2分間保持し
た。これをバットに流し込んで冷蔵庫で約24時間冷却
した。このエマルジョンにトリポリリン酸ナトリウム1
部、砂糖0.6部、卵白粉末4部、香辛料0.95部、
食塩4部、亜硝酸ナトリウム0.08部、アスコルビン
酸ナトリウム0.2部を混合して再び乳化機にかけ注射
ピックルエマルジョンを調製した。この注射ピックルエ
マルジョンを、牛モモ肉100部に40部、通常のピッ
クルインジェクターで注射して、ロータリーマッサージ
ャーに入れこれを5時間回転させてマッサージして肉中
のピックルの分布を促進した。これを冷蔵庫中に1夜置
いて静置塩漬した後、肉の大きさに相応する直径のファ
イブラスケーシングに充填し、通常の自動制御スモーク
ハウス中で表面乾燥後くん煙してから蒸気を入れて加熱
し、中心温度63℃で30分以上保持した。その後水冷
してから冷蔵庫中で1夜冷却後包装して霜降り状組織を
有する牛肉ハム製品を得た。
【0011】
【比較例】実施例に使用した注射ピックルの配合のうち
大豆絞油30部を水30部に置換して比較例の注射ピッ
クルを調製し、これを用いる以外は実施例と同様の方法
で比較品を調製した。すなわち、この注射ピックルを、
牛モモ肉100部に40部、通常のピックルインジェク
ターで注射して、ロータリーマッサージャーに入れこれ
を5時間回転させてマッサージして肉中のピックルの分
布を促進した。これを冷蔵庫中に1夜置いて静置塩漬し
た後、肉の大きさに相応する直径のファイブラスケーシ
ングに充填し、通常の自動制御スモークハウス中で表面
乾燥後くん煙してから蒸気を入れて加熱し、中心温度で
63℃30分以上を保った。その後水冷却てから冷蔵庫
中で1夜冷却後包装して比較例サンプルとした。
【0012】霜降り牛肉ハムである実施例サンプルと赤
肉牛ハムである比較例サンプルを、訓練された官能検査
パネル8名を用いて主観的嗜好テストを行い、その後こ
の8名でディスカッションして結果のまとめをした。そ
の結果を次の表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】このように、断面外観、肉質、香味の点で
は実施例が優れていると判断され、本発明の効果が認め
られた。
【0015】
【発明の効果】本発明によると断面外観が霜降り状を呈
し、肉質が軟らかでパサつくことがなく食感がよく、ま
ろやかな風味を呈するハム類を得ることができる。特
に、本発明では、牛肉を原料とすると外観及び風味とも
に優れたハム製品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 紹明 埼玉県狭山市大字青柳63番地 新狭山ハイ ツ22−401号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉塊中に熱凝固性タンパク質と常温で液
    状の油脂とのエマルジョンが霜降り状に分散され、か
    つ、熱凝固性タンパク質が加熱凝固されていて前記エマ
    ルジョンを固定していることを特徴とする霜降り状組織
    をもつハム製品。
  2. 【請求項2】 肉塊が牛肉塊であることを特徴とする請
    求項1による霜降り状組織をもつハム製品。
  3. 【請求項3】 熱凝固性タンパク質及び常温で液状の油
    脂を水に懸濁または乳化し、加熱してタンパク質を変性
    させ、これをホモゲナイズして得られたエマルジョンを
    冷却し、これに未変性の熱凝固性タンパク質、ピックル
    に必要とされる成分を配合し、これを懸濁または溶解し
    てピックルエマルジョンとし、これをハム原料肉塊に注
    入して加熱することを特徴とする霜降り状組織をもつハ
    ム製品の製造法。
  4. 【請求項4】 熱凝固性タンパク質が、ホエータンパク
    質または卵白である請求項3記載の霜降り状組織をもつ
    ハム製品の製造法。
  5. 【請求項5】 ピックルエマルジョンの脂肪、タンパク
    質及び水の組成が、脂肪10〜60重量部、タンパク質
    1〜18重量部及び水30〜90重量部からなる組成で
    ある請求項3または4記載の霜降り状組織をもつハム製
    品の製造法。
JP3041444A 1991-01-26 1991-01-26 霜降り状組織をもつハム製品及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0767381B2 (ja)

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