JPH0767713A - 洋 傘 - Google Patents
洋 傘Info
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- JPH0767713A JPH0767713A JP24595193A JP24595193A JPH0767713A JP H0767713 A JPH0767713 A JP H0767713A JP 24595193 A JP24595193 A JP 24595193A JP 24595193 A JP24595193 A JP 24595193A JP H0767713 A JPH0767713 A JP H0767713A
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- ribs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造の下でハジキ無しの洋傘を提供す
る。 【構成】 下ロクロの上昇に伴い次第に拡開する受骨の
中棒に対する角度θが開傘位置で90度を超えるよう
に、親骨と受骨の枢結点Zから上ロクロの枢着点Qまで
の親骨長さL1に対し、前記枢結点Zから下ロクロの枢
着点Rまでの受骨長さL2を、L1>L2に構成すると
共に、親骨の少なくとも前記長さL1に相当する部分を
弾性変形自在に構成し、前記親骨の枢結点Zよりも先端
寄り部分Xと受骨の先端近傍部Yとの間に閉傘用引張バ
ネを介装して成る構成である。
る。 【構成】 下ロクロの上昇に伴い次第に拡開する受骨の
中棒に対する角度θが開傘位置で90度を超えるよう
に、親骨と受骨の枢結点Zから上ロクロの枢着点Qまで
の親骨長さL1に対し、前記枢結点Zから下ロクロの枢
着点Rまでの受骨長さL2を、L1>L2に構成すると
共に、親骨の少なくとも前記長さL1に相当する部分を
弾性変形自在に構成し、前記親骨の枢結点Zよりも先端
寄り部分Xと受骨の先端近傍部Yとの間に閉傘用引張バ
ネを介装して成る構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洋傘に関し、特に、下
ロクロを係止するためのハジキを不要ならしめた洋傘に
関する。
ロクロを係止するためのハジキを不要ならしめた洋傘に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洋傘は、下ロクロを押上げる
ことにより開傘せしめ、下ロクロを引下げることにより
閉傘せしめることが周知であるが、開傘位置及び閉傘位
置において、下ロクロを中棒に係止するためのハジキが
設けられている。
ことにより開傘せしめ、下ロクロを引下げることにより
閉傘せしめることが周知であるが、開傘位置及び閉傘位
置において、下ロクロを中棒に係止するためのハジキが
設けられている。
【0003】即ち、開傘位置で下ロクロを係止するため
の上ハジキと、閉傘位置で下ロクロを係止するための下
ハジキが設けられており、何れのハジキも、中棒に形成
したスリットに出没自在に挿入された鋼板から成り、下
ロクロを係止するための爪部を有する。
の上ハジキと、閉傘位置で下ロクロを係止するための下
ハジキが設けられており、何れのハジキも、中棒に形成
したスリットに出没自在に挿入された鋼板から成り、下
ロクロを係止するための爪部を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
洋傘においては、上下のハジキを設ける必要上、部品点
数が多く、構造上の問題があると共に、アセンブリの工
程数に大きく影響する。特に、中棒にハジキ挿入用のス
リットを形成することは、加工コストの低減を妨げる大
きな要因となる。
洋傘においては、上下のハジキを設ける必要上、部品点
数が多く、構造上の問題があると共に、アセンブリの工
程数に大きく影響する。特に、中棒にハジキ挿入用のス
リットを形成することは、加工コストの低減を妨げる大
きな要因となる。
【0005】しかも、洋傘の品質の観点からしても、中
棒の上下にスリットを有することは、中棒の強度を低下
し、中棒折損の原因となる。更に、開傘又は閉傘の都
度、ハジキを操作せしめることは、ユーザを指詰めの危
険にさらすことになる。
棒の上下にスリットを有することは、中棒の強度を低下
し、中棒折損の原因となる。更に、開傘又は閉傘の都
度、ハジキを操作せしめることは、ユーザを指詰めの危
険にさらすことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、ハジキを不要ならしめた洋傘を提供するも
のであり、特に構造を簡単とする点に目的を有する。即
ち、ハジキを不要化する反面、代替部品の増加又は構造
の複雑化を招くことは本発明の本旨ではなく、従来の洋
傘骨構造を可及的そのまま利用できるように構成するこ
とが本発明の目的である。
決するため、ハジキを不要ならしめた洋傘を提供するも
のであり、特に構造を簡単とする点に目的を有する。即
ち、ハジキを不要化する反面、代替部品の増加又は構造
の複雑化を招くことは本発明の本旨ではなく、従来の洋
傘骨構造を可及的そのまま利用できるように構成するこ
とが本発明の目的である。
【0007】そこで、本発明が第一の手段として構成し
たところは、中棒の上端部に固定した上ロクロと、該上
ロクロの下方に位置して中棒に摺動自在に外挿した下ロ
クロと、前記上ロクロに基端部を枢着した親骨と、前記
下ロクロに基端部を枢着すると共に先端部を親骨の中途
部に枢結した受骨とを備えた洋傘において、前記下ロク
ロの上昇に伴い次第に拡開する受骨の中棒に対する角度
が開傘位置で90度を超えるように、親骨と受骨の枢結
点から親骨の基端枢着点までの長さL1に対する該枢結
点から受骨の基端枢着点までの長さL2を、L1>L2
に構成すると共に、親骨の少なくとも前記長さL1に相
当する部分を弾性変形自在に構成して成り、前記親骨の
枢結点よりも先端寄り部分と前記受骨の先端近傍部との
間に閉傘用引張バネを介装して成る点にある。
たところは、中棒の上端部に固定した上ロクロと、該上
ロクロの下方に位置して中棒に摺動自在に外挿した下ロ
クロと、前記上ロクロに基端部を枢着した親骨と、前記
下ロクロに基端部を枢着すると共に先端部を親骨の中途
部に枢結した受骨とを備えた洋傘において、前記下ロク
ロの上昇に伴い次第に拡開する受骨の中棒に対する角度
が開傘位置で90度を超えるように、親骨と受骨の枢結
点から親骨の基端枢着点までの長さL1に対する該枢結
点から受骨の基端枢着点までの長さL2を、L1>L2
に構成すると共に、親骨の少なくとも前記長さL1に相
当する部分を弾性変形自在に構成して成り、前記親骨の
枢結点よりも先端寄り部分と前記受骨の先端近傍部との
間に閉傘用引張バネを介装して成る点にある。
【0008】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、前記第一の手段に加え、開傘状態において、
前記開傘用引張バネの親骨に対する取付点Xと受骨に対
する取付点Yを結ぶX−Y線に対し、前記親骨と受骨の
枢結点Zを、同一線上又は近傍部に位置せしめて成る点
にある。
ところは、前記第一の手段に加え、開傘状態において、
前記開傘用引張バネの親骨に対する取付点Xと受骨に対
する取付点Yを結ぶX−Y線に対し、前記親骨と受骨の
枢結点Zを、同一線上又は近傍部に位置せしめて成る点
にある。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の1実施例を詳
述する。
述する。
【0009】図1及び図2に示すように、洋傘は、中棒
1の上端部にピン等を介して固定した上ロクロ2と、該
上ロクロ2の下方に位置して中棒1に摺動自在に外挿し
た下ロクロ3と、前記上ロクロ2に基端部4aを枢着し
た親骨4と、前記下ロクロ3に基端部5aを枢着した受
骨5とを備えており、受骨5の先端部は、親骨4の中途
部に設けたブラケット6を介してハトメ等のピン7によ
り枢結されている。尚、図1に示すように、下ロクロ3
を上昇せしめた開傘位置で、該下ロクロ3を上方から支
承するストッパ8が設けられている。図例の場合、スト
ッパ8は、上ロクロ2の直下に位置して中棒1に固定さ
れた筒体により構成されているが、下ロクロ3の上部に
一体に延設せしめても良い。
1の上端部にピン等を介して固定した上ロクロ2と、該
上ロクロ2の下方に位置して中棒1に摺動自在に外挿し
た下ロクロ3と、前記上ロクロ2に基端部4aを枢着し
た親骨4と、前記下ロクロ3に基端部5aを枢着した受
骨5とを備えており、受骨5の先端部は、親骨4の中途
部に設けたブラケット6を介してハトメ等のピン7によ
り枢結されている。尚、図1に示すように、下ロクロ3
を上昇せしめた開傘位置で、該下ロクロ3を上方から支
承するストッパ8が設けられている。図例の場合、スト
ッパ8は、上ロクロ2の直下に位置して中棒1に固定さ
れた筒体により構成されているが、下ロクロ3の上部に
一体に延設せしめても良い。
【0010】上記の構成は、従来の洋傘骨と同様であ
り、親骨4に傘布(図示せず)を張設することにより、
洋傘として提供される。従って、下ロクロ3を中棒1に
沿って下降せしめることにより洋傘を閉傘せしめ、反対
に、下ロクロ3を中棒1に沿って上昇せしめることによ
り洋傘を開傘せしめるものであり、下ロクロ3の上昇に
伴い受骨5の中棒1に対する角度θを次第に拡開する。
り、親骨4に傘布(図示せず)を張設することにより、
洋傘として提供される。従って、下ロクロ3を中棒1に
沿って下降せしめることにより洋傘を閉傘せしめ、反対
に、下ロクロ3を中棒1に沿って上昇せしめることによ
り洋傘を開傘せしめるものであり、下ロクロ3の上昇に
伴い受骨5の中棒1に対する角度θを次第に拡開する。
【0011】そこで、開傘位置における前記角度θが9
0度を超えることを可能ならしめるため、前記親骨4と
受骨5のピン7による枢結点Z、親骨4の基端部4aと
上ロクロ2の枢着点Q、受骨5の基端部5aと下ロクロ
3の枢着点Rを基準として、前記枢結点Zと枢着点Qの
間における親骨4の長さL1に対し、前記枢結点Zと枢
着点Rの間における受骨5の長さL2を、L1>L2に
構成している。
0度を超えることを可能ならしめるため、前記親骨4と
受骨5のピン7による枢結点Z、親骨4の基端部4aと
上ロクロ2の枢着点Q、受骨5の基端部5aと下ロクロ
3の枢着点Rを基準として、前記枢結点Zと枢着点Qの
間における親骨4の長さL1に対し、前記枢結点Zと枢
着点Rの間における受骨5の長さL2を、L1>L2に
構成している。
【0012】前記親骨4は、少なくとも前記長さL1に
相当する部分を弾性変形自在に構成している。例えば、
親骨4を全長にわたり溝型鋼により形成し、全体が弓状
に弾性変形を可能とする。
相当する部分を弾性変形自在に構成している。例えば、
親骨4を全長にわたり溝型鋼により形成し、全体が弓状
に弾性変形を可能とする。
【0013】図3に示すように、受骨5の先端近傍部、
即ち、前記枢結点Zに近傍する個所には孔等から成る取
付部9が設けられている。また、親骨4の枢結点Zより
も先端寄りの部分にはブラケット10が固着されてお
り、該ブラケット10に孔等から成る取付部11が設け
られている。そして、両取付部9、11の間に閉傘用引
張バネ12が介装されている。
即ち、前記枢結点Zに近傍する個所には孔等から成る取
付部9が設けられている。また、親骨4の枢結点Zより
も先端寄りの部分にはブラケット10が固着されてお
り、該ブラケット10に孔等から成る取付部11が設け
られている。そして、両取付部9、11の間に閉傘用引
張バネ12が介装されている。
【0014】前記閉傘用引張バネ12は、伸縮自在なコ
イル部13を有するコイルバネを備え、該コイルバネの
一端にフック部14を形成する一方、他端にフック線材
15を固着しており、前記フック部14を親骨4の取付
部11に回動自在に係止すると共に、前記フック線材1
5を受骨5の取付部9に回動自在に係止している。従っ
て、前者の係止点により取付点Xが、後者の係止点によ
り取付点Yが、それぞれ構成される。
イル部13を有するコイルバネを備え、該コイルバネの
一端にフック部14を形成する一方、他端にフック線材
15を固着しており、前記フック部14を親骨4の取付
部11に回動自在に係止すると共に、前記フック線材1
5を受骨5の取付部9に回動自在に係止している。従っ
て、前者の係止点により取付点Xが、後者の係止点によ
り取付点Yが、それぞれ構成される。
【0015】そこで、図1に示すような下ロクロ3を上
昇してストッパ8に衝当せしめた開傘状態において、図
3(A)に示すように、前記取付点Xと、前記取付点Y
と、前記枢結点Zが、同一線上に近傍して位置せしめら
れる。換言すれば、枢結点Zは、X−Y線に対して、同
一線上か、又は該線の近傍部に位置している。即ち、枢
結点ZがX−Y線上に位置する場合、閉傘用引張バネ1
2の張力は、枢結点Zの軸回りに関して、親骨4及び受
骨5を開傘方向にも閉傘方向にも回動付勢しない。ま
た、図示のように枢結点ZがX−Y線の上方に位置する
が近傍している場合、閉傘用引張バネ12の張力は、親
骨4及び受骨5を閉傘方向に回動付勢するように作用す
るが、その付勢力は微小である。
昇してストッパ8に衝当せしめた開傘状態において、図
3(A)に示すように、前記取付点Xと、前記取付点Y
と、前記枢結点Zが、同一線上に近傍して位置せしめら
れる。換言すれば、枢結点Zは、X−Y線に対して、同
一線上か、又は該線の近傍部に位置している。即ち、枢
結点ZがX−Y線上に位置する場合、閉傘用引張バネ1
2の張力は、枢結点Zの軸回りに関して、親骨4及び受
骨5を開傘方向にも閉傘方向にも回動付勢しない。ま
た、図示のように枢結点ZがX−Y線の上方に位置する
が近傍している場合、閉傘用引張バネ12の張力は、親
骨4及び受骨5を閉傘方向に回動付勢するように作用す
るが、その付勢力は微小である。
【0016】一方、下ロクロ3を下降せしめた閉傘状態
においては、図3(B)に示すように、閉傘用引張バネ
12は、枢結点Zを支点として親骨4及び受骨5を引き
寄せ回動せしめ、親骨4を集束せしめる。
においては、図3(B)に示すように、閉傘用引張バネ
12は、枢結点Zを支点として親骨4及び受骨5を引き
寄せ回動せしめ、親骨4を集束せしめる。
【0017】上記実施例の作用を説明すると、中棒1に
は、従来のような上ハジキや下ハジキは設けられておら
ず、従って、下ロクロ3は、中棒1に対して摺動自在な
自由な状態にある。然しながら、閉傘状態においては、
前述のように、閉傘用引張バネ12の張力により親骨4
が集束せしめられるので、洋傘を下向き(上ロクロ2が
下向きとなる方向)の姿勢としても、自重により開傘す
ることはなく、閉傘状態を保持される。
は、従来のような上ハジキや下ハジキは設けられておら
ず、従って、下ロクロ3は、中棒1に対して摺動自在な
自由な状態にある。然しながら、閉傘状態においては、
前述のように、閉傘用引張バネ12の張力により親骨4
が集束せしめられるので、洋傘を下向き(上ロクロ2が
下向きとなる方向)の姿勢としても、自重により開傘す
ることはなく、閉傘状態を保持される。
【0018】この閉傘状態から洋傘を開傘するには、従
来と同様に、洋傘を上向きの姿勢として下ロクロ3を中
棒1に沿って上昇せしめれば良い。図4に示すように、
下ロクロ3の上昇に伴い受骨5の中棒1に対する角度θ
は次第に拡開せしめられるが、図4(A)のように、該
角度θが90度(図示鎖線に示す受骨の状態)よりも小
さい角度θ1のとき、下ロクロ3には下向きの力が作用
する。即ち、枢結点Zにおいて親骨4を押上げるために
必要な力、換言すれば親骨4の枢結点Zにかかる荷重F
は、受骨5に沿う分力D1を生じる。この分力は、下ロ
クロ3に対して斜め下方の力D2として作用するから、
角度θが90度未満では、使用者が下ロクロ3から手を
離すと、下ロクロ3は下降する。
来と同様に、洋傘を上向きの姿勢として下ロクロ3を中
棒1に沿って上昇せしめれば良い。図4に示すように、
下ロクロ3の上昇に伴い受骨5の中棒1に対する角度θ
は次第に拡開せしめられるが、図4(A)のように、該
角度θが90度(図示鎖線に示す受骨の状態)よりも小
さい角度θ1のとき、下ロクロ3には下向きの力が作用
する。即ち、枢結点Zにおいて親骨4を押上げるために
必要な力、換言すれば親骨4の枢結点Zにかかる荷重F
は、受骨5に沿う分力D1を生じる。この分力は、下ロ
クロ3に対して斜め下方の力D2として作用するから、
角度θが90度未満では、使用者が下ロクロ3から手を
離すと、下ロクロ3は下降する。
【0019】使用者が下ロクロ3を強く押上げると、下
ロクロ3は、図1に示すようにストッパ8に衝当するま
で上昇せしめられ、この状態で、受骨5の中棒1に対す
る角度は、図4(B)に示すように、90度を超える角
度θ2となる。このように、受骨5を角度θ2まで移動
できるのは、前記枢結点Zからの親骨4及び受骨5の長
さL1、L2が、L1>L2に構成されているからであ
り、しかも、親骨4の長さL1に相当する部分が弾性変
形自在だからである。蓋し、L1=L2であれば下ロク
ロ3をどこまで上昇させてもL1及びL2が中棒1を底
辺として二等辺三角形を構成し、角度θ2>90度の関
係を形成することはできない。また、ただ単にL1>L
2としても、親骨4のL1に相当する部分が剛体を成す
場合は、直線運動だけを可能とされた下ロクロ3の上昇
移動が、受骨5の枢結点Zを支点とした回動運動により
拘束されてしまうため、或る一点からは下ロクロ3が上
昇不能になる。この点に関して、本発明によれば、前記
L1>L2に構成すると共に、親骨4の少なくともL1
に相当する部分を弾性変形自在に構成しているため、図
4(B)に示すように、親骨4を弓状に変形しつつ、受
骨5が90度を超える角度θ2に至る位置まで下ロクロ
3を上昇せしめることが可能である。
ロクロ3は、図1に示すようにストッパ8に衝当するま
で上昇せしめられ、この状態で、受骨5の中棒1に対す
る角度は、図4(B)に示すように、90度を超える角
度θ2となる。このように、受骨5を角度θ2まで移動
できるのは、前記枢結点Zからの親骨4及び受骨5の長
さL1、L2が、L1>L2に構成されているからであ
り、しかも、親骨4の長さL1に相当する部分が弾性変
形自在だからである。蓋し、L1=L2であれば下ロク
ロ3をどこまで上昇させてもL1及びL2が中棒1を底
辺として二等辺三角形を構成し、角度θ2>90度の関
係を形成することはできない。また、ただ単にL1>L
2としても、親骨4のL1に相当する部分が剛体を成す
場合は、直線運動だけを可能とされた下ロクロ3の上昇
移動が、受骨5の枢結点Zを支点とした回動運動により
拘束されてしまうため、或る一点からは下ロクロ3が上
昇不能になる。この点に関して、本発明によれば、前記
L1>L2に構成すると共に、親骨4の少なくともL1
に相当する部分を弾性変形自在に構成しているため、図
4(B)に示すように、親骨4を弓状に変形しつつ、受
骨5が90度を超える角度θ2に至る位置まで下ロクロ
3を上昇せしめることが可能である。
【0020】ところで、前述のように受骨5の角度θ2
が90度を超えると、下ロクロ3には上向きの力が作用
する。即ち、枢結点Zにおける親骨4の荷重Fは、受骨
5に沿う分力U1を生じ、この分力は、下ロクロ3に対
して斜め上方の力U2として作用するから、90度を超
える角度θ2の下では、下ロクロ3は上昇方向に付勢さ
れ、使用者が下ロクロ3から手を離しても、下ロクロ3
は、ストッパ8に圧接され、開傘状態を保持する。
が90度を超えると、下ロクロ3には上向きの力が作用
する。即ち、枢結点Zにおける親骨4の荷重Fは、受骨
5に沿う分力U1を生じ、この分力は、下ロクロ3に対
して斜め上方の力U2として作用するから、90度を超
える角度θ2の下では、下ロクロ3は上昇方向に付勢さ
れ、使用者が下ロクロ3から手を離しても、下ロクロ3
は、ストッパ8に圧接され、開傘状態を保持する。
【0021】この開傘状態においては、図3(A)に基
づき前述したように、閉傘用引張バネ12の張力は、親
骨4及び受骨5を閉傘せしめる方向には作用せず、或い
は作用してもその力は微小である。即ち、開傘状態で閉
傘用引張バネ12が受骨5を回動方向に付勢する力より
も、前記下ロクロ3の上昇付勢力が勝るため、洋傘は開
傘状態を保持せしめられる。
づき前述したように、閉傘用引張バネ12の張力は、親
骨4及び受骨5を閉傘せしめる方向には作用せず、或い
は作用してもその力は微小である。即ち、開傘状態で閉
傘用引張バネ12が受骨5を回動方向に付勢する力より
も、前記下ロクロ3の上昇付勢力が勝るため、洋傘は開
傘状態を保持せしめられる。
【0022】一方、前記閉傘状態から洋傘を開傘するに
は、従来と同様に、下ロクロ3を中棒1に沿って下降せ
しめれば良い。即ち、下ロクロ3を引下げ、図4(A)
に示すように、受骨5の中棒1に対する角度が90度未
満の角度θ1になると、親骨4が弓状に弾性変形された
状態から徐々に直線状に復元すると共に、前述のように
下ロクロ3は下向きに付勢される。以後は、閉傘用引張
バネ12が親骨4と受骨5を相互に引き寄せるので、下
ロクロ3を円滑に下降せしめることができると共に、図
3(B)のように親骨4を集束せしめ、該閉傘用引張バ
ネ12により洋傘を閉傘状態に保持せしめる。
は、従来と同様に、下ロクロ3を中棒1に沿って下降せ
しめれば良い。即ち、下ロクロ3を引下げ、図4(A)
に示すように、受骨5の中棒1に対する角度が90度未
満の角度θ1になると、親骨4が弓状に弾性変形された
状態から徐々に直線状に復元すると共に、前述のように
下ロクロ3は下向きに付勢される。以後は、閉傘用引張
バネ12が親骨4と受骨5を相互に引き寄せるので、下
ロクロ3を円滑に下降せしめることができると共に、図
3(B)のように親骨4を集束せしめ、該閉傘用引張バ
ネ12により洋傘を閉傘状態に保持せしめる。
【0023】通常、親骨4と受骨5から成る一組の骨構
造体は、上ロクロ2及び下ロクロ3の周方向に複数組が
設けられる。そこで、前記閉傘用引張バネ12は、複数
組とされた全ての骨組構造体に設けることが好ましい
が、実用上は、その複数組のうちの選択された骨組構造
体にだけ設けても良い。例えば、一般的な8組の骨組構
造体(従って8本の親骨と8本の受骨を有する)におい
て、そこから一つ飛びに選択された4組の骨組構造体
(従って等間隔に位置する4本の親骨とこれに対応する
4本の受骨)にのみ閉傘用引張バネ12を設けても良
く、この場合でも、傘布を張設された全体の洋傘として
は、閉傘状態を保持できる。
造体は、上ロクロ2及び下ロクロ3の周方向に複数組が
設けられる。そこで、前記閉傘用引張バネ12は、複数
組とされた全ての骨組構造体に設けることが好ましい
が、実用上は、その複数組のうちの選択された骨組構造
体にだけ設けても良い。例えば、一般的な8組の骨組構
造体(従って8本の親骨と8本の受骨を有する)におい
て、そこから一つ飛びに選択された4組の骨組構造体
(従って等間隔に位置する4本の親骨とこれに対応する
4本の受骨)にのみ閉傘用引張バネ12を設けても良
く、この場合でも、傘布を張設された全体の洋傘として
は、閉傘状態を保持できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、親骨
4の枢結点Zから枢着点Qまでの長さL1と、受骨5の
枢結点Zから枢着点Rまでの長さL2を、LI>L2に
形成すると共に、親骨5の少なくとも長さL1に相当す
る部分を弾性変形自在に構成しているので、開傘に際し
て下ロクロ3を押上げると、受骨5の中棒1に対する角
度θが90度を超える角度θ2に至るまで下ロクロ3を
上昇させることが可能である。そして、この状態におい
て、下ロクロ3には上昇方向の付勢力が作用するので、
従来のような上ハジキを設けなくても、開傘状態を自己
保持することが可能になる。
4の枢結点Zから枢着点Qまでの長さL1と、受骨5の
枢結点Zから枢着点Rまでの長さL2を、LI>L2に
形成すると共に、親骨5の少なくとも長さL1に相当す
る部分を弾性変形自在に構成しているので、開傘に際し
て下ロクロ3を押上げると、受骨5の中棒1に対する角
度θが90度を超える角度θ2に至るまで下ロクロ3を
上昇させることが可能である。そして、この状態におい
て、下ロクロ3には上昇方向の付勢力が作用するので、
従来のような上ハジキを設けなくても、開傘状態を自己
保持することが可能になる。
【0025】一方、親骨4の枢結点Zよりも先端寄り部
分と受骨5の先端近傍部との間に閉傘用引張バネ12を
介装しているので、下ロクロ3を引下げ、洋傘を閉傘せ
しめた状態で、親骨4は、閉傘用引張バネ12により集
束せしめられるので、従来のような下ハジキを設けなく
ても、閉傘状態を自己保持することが可能になる。
分と受骨5の先端近傍部との間に閉傘用引張バネ12を
介装しているので、下ロクロ3を引下げ、洋傘を閉傘せ
しめた状態で、親骨4は、閉傘用引張バネ12により集
束せしめられるので、従来のような下ハジキを設けなく
ても、閉傘状態を自己保持することが可能になる。
【0026】このため、従来のような上ハジキ及び下ハ
ジキを設ける必要がなく、その結果、ハジキ無しの洋傘
を提供することができるので、中棒の耐用性の向上と、
洋傘の低コスト化が可能になる。
ジキを設ける必要がなく、その結果、ハジキ無しの洋傘
を提供することができるので、中棒の耐用性の向上と、
洋傘の低コスト化が可能になる。
【0027】特に、本発明によれば、ハジキ無しの洋傘
を極めて簡単な構造の下で提供できる効果がある。即
ち、上述のように、ハジキを不要化するに際し、ハジキ
に代わる代替部品等の著しい増加や、構造の複雑化を招
くことがなく、従来の洋傘骨構造を基本的に変更するこ
となく、特許請求の範囲に記載した僅かな変更を加える
だけで容易に実施できる点に優れた効果がある。
を極めて簡単な構造の下で提供できる効果がある。即
ち、上述のように、ハジキを不要化するに際し、ハジキ
に代わる代替部品等の著しい増加や、構造の複雑化を招
くことがなく、従来の洋傘骨構造を基本的に変更するこ
となく、特許請求の範囲に記載した僅かな変更を加える
だけで容易に実施できる点に優れた効果がある。
【0028】請求項2に記載の本発明によれば、開傘状
態において、閉傘用引張バネ12の両端の取付点X−Y
線に対し、枢結点Zを、同一線上又は近傍部に位置せし
める構成としたので、閉傘用引張バネ12の張力が親骨
4及び受骨5を閉傘方向に回動せしめる方向には作用せ
ず又は作用しても微小な力であるから、閉傘用引張バネ
12の存在にかかわらず、前述したような開傘状態の自
己保持機能を容易に達することができる。換言すれば、
閉傘用引張バネ12の張力を強大なものに設定すること
により閉傘状態の自己保持機能を強化できる一方、開傘
状態においては該閉傘用引張バネ12の開傘回動方向に
作用する力を好適に減殺せしめ、所期目的を効果的に達
することができる。
態において、閉傘用引張バネ12の両端の取付点X−Y
線に対し、枢結点Zを、同一線上又は近傍部に位置せし
める構成としたので、閉傘用引張バネ12の張力が親骨
4及び受骨5を閉傘方向に回動せしめる方向には作用せ
ず又は作用しても微小な力であるから、閉傘用引張バネ
12の存在にかかわらず、前述したような開傘状態の自
己保持機能を容易に達することができる。換言すれば、
閉傘用引張バネ12の張力を強大なものに設定すること
により閉傘状態の自己保持機能を強化できる一方、開傘
状態においては該閉傘用引張バネ12の開傘回動方向に
作用する力を好適に減殺せしめ、所期目的を効果的に達
することができる。
【図1】本発明の1実施例を開傘状態にて示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の1実施例を開傘と閉傘の中途状態にて
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】本発明の1実施例における閉傘用引張バネの作
用を示しており、(A)は開傘状態の要部断面図、
(B)は閉傘状態の要部断面図である。
用を示しており、(A)は開傘状態の要部断面図、
(B)は閉傘状態の要部断面図である。
【図4】本発明の1実施例における骨組の作用を示して
おり、(A)は開傘に近い状態の説明図、(B)は開傘
状態の説明図である。
おり、(A)は開傘に近い状態の説明図、(B)は開傘
状態の説明図である。
1 中棒 2 上ロクロ 3 下ロクロ 4 親骨 5 受骨 7 ピン 8 ストッパ 9 取付部 11 取付部 12 閉傘用引張バネ Q 枢着点 R 枢着点 X 取付点 Y 取付点 Z 枢結点
Claims (2)
- 【請求項1】 中棒の上端部に固定した上ロクロと、該
上ロクロの下方に位置して中棒に摺動自在に外挿した下
ロクロと、前記上ロクロに基端部を枢着した親骨と、前
記下ロクロに基端部を枢着すると共に先端部を親骨の中
途部に枢結した受骨とを備えた洋傘において、 前記下ロクロの上昇に伴い次第に拡開する受骨の中棒に
対する角度が開傘位置で90度を超えるように、親骨と
受骨の枢結点から親骨の基端枢着点までの長さL1に対
する該枢結点から受骨の基端枢着点までの長さL2を、
L1>L2に構成すると共に、親骨の少なくとも前記長
さL1に相当する部分を弾性変形自在に構成して成り、 前記親骨の枢結点よりも先端寄り部分と前記受骨の先端
近傍部との間に閉傘用引張バネを介装して成ることを特
徴とする洋傘。 - 【請求項2】 開傘状態において、前記閉傘用引張バネ
の親骨に対する取付点Xと受骨に対する取付点Yとを結
ぶX−Y線に対し、前記親骨と受骨の枢結点Zを、同一
線上又は近傍部に位置せしめて成ることを特徴とする請
求項1に記載の洋傘。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24595193A JPH0767713A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 洋 傘 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24595193A JPH0767713A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 洋 傘 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0767713A true JPH0767713A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17141284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24595193A Pending JPH0767713A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 洋 傘 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0767713A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110584281A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-20 | 泉州市雨相伴伞业科技有限公司 | 一种多功能新型折叠伞 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP24595193A patent/JPH0767713A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110584281A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-20 | 泉州市雨相伴伞业科技有限公司 | 一种多功能新型折叠伞 |
| CN110584281B (zh) * | 2019-10-22 | 2024-03-29 | 泉州市雨相伴伞业科技有限公司 | 一种多功能折叠伞 |
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