JPH0767992B2 - 回動アームの2位置係止装置 - Google Patents

回動アームの2位置係止装置

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JPH0767992B2
JPH0767992B2 JP19608089A JP19608089A JPH0767992B2 JP H0767992 B2 JPH0767992 B2 JP H0767992B2 JP 19608089 A JP19608089 A JP 19608089A JP 19608089 A JP19608089 A JP 19608089A JP H0767992 B2 JPH0767992 B2 JP H0767992B2
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賢司 平沢
真志 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回動レバーを二つの回動位置で位置決めする
ことができる回動アームの2位置係止装置に関するもの
であり、例えば、磁気記録装置におけるパッドローラユ
ニットをリード・ライト位置とメンテナンス位置とでそ
れぞれ位置決めする装置などとして利用可能なものであ
る。
(従来の技術) 例えば、プリペイドカード発行機における磁気記録ユニ
ットは、磁気ヘッドのクリーニングその他のメンテナン
スの都合上、磁気ヘッドにカードを押しつけるためのパ
ッドローラを設け、このパッドローラを、磁気ヘッドに
カードを押しつけるリード・ライト位置と、磁気ヘッド
から離間させるメンテナンス位置との間で移動できるよ
うにすると共に、上記二つの位置でそれぞれ位置決めで
きる構造が必要である。
そこで従来のプリペイドカード発行機の磁気記録ユニッ
トでは、リードヘッドに押しつけることができるパッド
ローラと、ライトヘッドに押しつけることができるパッ
ドローラを設けると共に、これらのパッドローラをリー
ド・ライト位置で位置決めする機構と、メンテナンス位
置で位置決めする機構をそれぞれ別個に設けていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のプリペイドカード発行機に見られるような磁
気記録ユニットによれば、リードヘッドに対応するパッ
ドローラの移動機構と、ライトヘッドに対応するパッド
ローラの移動機構がそれぞれ別々であり、また、各パッ
ドローラのリード・ライト位置での位置決め機構と、メ
ンテナンス位置での位置決め機構も別々になっているた
め、機構が複雑で部品点数が多くなると共に、各パッド
ローラ及び各位置決め機構を別々に操作しなければなら
ず、操作が面倒である。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、単一の位置決め機構によって回動アーム
を二つの位置で位置決めできるようにして機構の簡単化
と部品点数の削減を図ることができると共に、操作を簡
単にすることができる回動アームの2位置係止装置を提
供することを目的とする。
本発明はまた、回動アームを位置決めするときのオーバ
ーストロークをなくすことによって、回動アームの位置
決め精度を向上させ、また、回動アーム及びこれと関連
のある部材に無駄な力が加わることのないようにした回
動アームの2位置係止装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、支軸で回転自在に支持されたアームと、この
アームに設けられた第1の軸と、固定部材に設けられた
第2の軸と、第1の軸と第2の軸にまたがって遊嵌され
た二つのレバーと、この二つのレバー間に掛けられて第
1の軸と第2の軸を接近付勢するばねと、第1の軸と第
2の軸のうちの一方の軸に支持され、第1の軸と第2の
軸の軸間を上記ばねの付勢力に抗し拡開して他方の軸と
係合することができる係合部を備えたロックアームとを
有してなり、上記アームは、上記第1の軸が上記支軸と
上記第2の軸とを結ぶ線を横切って回動するものであ
り、上記二つのレバーは、相対移動することによって、
上記アームの回動に伴う上記支軸と第1の軸と第2の軸
とを結ぶ距離の変化に対応するものであり、上記ロック
アームは、第1の軸又は第2の軸と係合することによ
り、第1の軸が上記支軸と上記第2の軸とを結ぶ線を横
切って回動した上記アームの回動復帰を阻止することを
特徴とする。
ロックアームは、二つのレバーのうちの一方のレバーに
設け、これら二つのレバーを相対移動させて第1の軸又
は第2の軸の一方と係合するようにしてもよい。
(作用) アームは支軸を中心にして回動可能であり、二つのレバ
ーは第2の軸を中心に回動可能である。二つのレバーの
回動に伴い第1の軸が移動し、これに伴ってアームも回
動する。第1の軸は支軸を中心とする円を描いて移動す
る。アームは、このアームに設けられた第1の軸が支軸
と第2の軸とを結ぶ線を横切って回動した位置でロック
アームを二つのレバーの付勢力に抗し第1の軸と第2の
軸との間に係合させると、二つのレバーとロックアーム
は暫定的に実質一体の状態となり、アームは回動でき
ず、その位置で位置決め係止される。
ロックアームを二つのレバーのうちの一方のレバーに支
持した場合は、ロックアームによって回動アームを位置
決めし、また位置決めを解除するとき、二つのレバーが
相対移動し、第1の軸と第2の軸との間隔が変わること
はない。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明にかかる回動アームの
2位置係止装置の実施例について説明する。なお、図示
の実施例は、プリペイドカード発行機におけるパッドロ
ーラユニットに本発明装置を適用したものである。
第1図ないし第5図において、プリペイドカード発行機
の本体を構成する固定部材5には第1図で右下がりの線
に沿ってリードヘッド9とライトヘッド10が取付けられ
ている。固定部材5とこの固定部材5に対し一定の間隔
をおいて平行に設けられた側板4との間には支軸11が支
持されており、この支軸11によって同型同大の板状の2
枚のアーム1a,1bの一端部が回動自在に支持されてい
る。2枚のアーム1a,1bは適宜の支柱2a,2bと先端部の軸
3により所定の間隔をおいて平行に連結されている。固
定部材5の裏面側に突出した支軸11の一端部にはプーリ
22が設けられている。プーリ22には駆動ベルト17が掛け
られ、図示されない駆動源によってベルト17が駆動され
ることにより支軸11が回転駆動される。アーム1aから突
出した支軸11の他端部にはプーリ23が設けられている。
なお、支軸11はこれを管軸とし、この管軸の中に通した
軸に上記プーリ22,23を設けてもよい。アーム1aにはさ
らにプーリ24,25,26,27、テンションプーリ28が設けら
れており、プーリ23,24,25,26,27、テンションプーリ28
の順にベルト12が掛け渡されている。アーム1a,1b間に
は上記プーリ26,27と一体にパッドローラ7,8が設けられ
ている。パッドローラ7,8はそれぞれリードヘッド9、
ライトヘッド10に対応していて、アーム1a,1bが支軸11
を中心に回動することにより、第1図に示すように各ヘ
ッド9,10に所定の間隙をおいて近接する態位と、第3図
に示すように各ヘッド9,10から大きく離間した態位とを
とることができる。各ヘッド9,10はヘッドギャップを有
する先端部がプリペイドカードの搬送通路に露出してい
る。第1図のようにパッドローラ7,8がヘッド9,10に近
接した状態でパッドローラ7,8が回転駆動されると、プ
リペイドカードがパッドローラ7,8にて搬送されながら
各ヘッド9,10に押しつけられ、上記カードの記録トラッ
クの記録情報が読み出され、また、記録トラックに情報
が記録される。アーム1a,1b及びこれによって支持され
ているパッドローラ7,8を含む構成部分をパッドローラ
ユニットと呼ぶことにする。
前記軸3を第1の軸とすると、固定部材5に第2の軸19
が固定されている。そして、第1の軸3と第2の軸19に
またがって二つのレバー13,14が遊嵌されている。より
詳細には、二つのレバー13,14はよく似た形に形成され
ていて、それぞれ長手方向の長孔29,30を有し、この長
孔29,30が軸19に遊嵌され、一方、軸3に対して僅かに
余裕を有する程度に形成された長孔が上記軸3に遊嵌さ
れている。レバー13,14はこれらレバー13,14間に掛けら
れた一対のばね15,16によって互いに接近する向きに付
勢されている。軸19を中心にレバー13,14が回動するこ
とにより軸3が移動し、これに伴ってアーム1a,1bが支
軸11を中心に回動する。支軸11の中心と第2の軸19の中
心とを結んだ線上に第1の軸3が位置するとき、軸3の
移動軌跡と軸19との距離が最接近距離となる。アーム1
a,1bは、支軸11と軸3及び軸19とが一直線上に並んだ位
置を挾んで両方に回動することができる。また、二つの
レバー13,14の長さは、軸3の移動軌跡と軸19との最接
近距離よりも長くなっている。
上記第1の軸3にはロックアーム20が相対回動可能に支
持されている。ロックアーム20は軸3に対して回転のみ
が可能であり、軸3に対して摺動することはできない。
ロックアーム20の先端部にはつまみ18が設けられ、ま
た、ロックアーム20の一側縁部には係合部21が突設され
ている。係合部21は第2の軸19に係合するもので、軸19
との係合側が軸19の外形に合わせて凹の部分円弧状に形
成されている。ロックアーム20の係合部21が第2の軸19
に係合するのは、第1図に示すようにパッドローラユニ
ットがヘッド9,10に近接した位置と、第3図に示すよう
にパッドローラユニットがヘッド9,10から離間させられ
た位置である。ロックアーム20の係合部21が第2の軸19
に係合するとき、ばね15,16の付勢力に抗して第1の軸
3と第2の軸19との間隔を拡げるようになっている。
次に、上記実施例の動作について説明する。
第1図、第4図はパッドローラユニットがリード・ライ
ト位置にある状態を示している。この状態ではパッドロ
ーラユニットのアーム1a,1bが支軸11を中心に時計方向
に回動し、パッドローラ7,8がそれぞれリードヘッド
9、ライトヘッド10に近接している。第6図(a)は上
記リード・ライト位置で未だロックアーム20が第2の軸
19に係合していない状態を示しており、レバー13,14は
略横向きの態位をとっている。この状態からつまみ18を
つまんでロックアーム20を軸3を中心に反時計方向に回
動させ、第6図(b)のように、その係合部21を軸19に
係合させる。上記係合部21を軸19に係合させるには、ば
ね15,16に抗してレバー13,14を相対移動させながら第1
の軸3と第2の軸19相互間を拡開する必要がある。しか
し、軸19は固定で軸3のみが移動可能であるから、軸3
がその中心と軸19の中心を結ぶ線上において移動させら
れる。この移動力によってアーム1a,1bが第1図におい
て時計方向に付勢され、この付勢力によってパッドロー
ラ7,8がヘッド9,10に向かって押される。また、ロック
アーム20の係合部21が軸19に係合し、かつばね15,16の
付勢力が作用することにより、レバー13,14とロックア
ーム20は暫定的に実質一体となって軸3は動くことがで
きず、もって、パッドローラユニットは上記リード・ラ
イト位置に位置決めされ係止されることになる。
磁気ヘッド9,10のクリーニングその他のメンテナンスの
ためにパッドローラユニットを第3図に示すようにヘッ
ド9,10から離間させるときは、まず、つまみ18をつまん
でロックアーム20を時計方向に回動させ、軸19に対する
係合部21の係合を外し、第6図(a)の状態にする。次
に、つまみ18をつまんだままロックアーム20を介して軸
3を突き上げ、又はアーム1aを直接つまんでアーム1a,1
bを支軸11を中心に反時計方向に回動させる。このアー
ム1a,1bの回動により軸3の回動軌跡は第3図に線Pで
示すように支軸11を中心とする円弧になる。アーム1a,1
bの回動に伴う軸3の移動により、レバー13,14は軸19を
中心に時計方向に回動する。この回動の途中で軸3が支
軸11と軸19とを結ぶ線を横切って回動する。この間、軸
19に対してレバー13,14の長孔29,30の範囲内でレバー1
3,14が相対移動することにより、アーム1a,1bが上記支
軸11と軸19とを結ぶ線を横切って回動することができ
る。こうしてパッドローラユニットがヘッド9,10から離
間した状態では、レバー13,14は第7図(a)のように
軸19から略立ち上がった状態になる。この状態からつま
み18をつまんでロックアーム20を軸3を中心に反時計方
向に回動させ、第7図(b)のように、係合部21を軸19
に係合させる。このとき、前述のようにばね15,16に抗
してレバー13,14が相対移動しながら第1の軸3が第2
の軸19から拡開する向きに移動させられる。この移動力
によってアーム1a,1bが第3図において反時計方向に付
勢される。また、ロックアーム20の係合部21が軸19に係
合し、ばね15,16の付勢力が作用することにより、レバ
ー13,14とロックアーム20は暫定的に実質一体となって
軸3は動くことができず、もって、パッドローラユニッ
トは上記メンテナンス位置に位置決めされ係止されるこ
とになる。
このように、上記実施例によれば、二つのレバー13,14
とロックアーム20とばね15,16を有してなる単一の位置
決め機構によってパッドローラユニットをリード・ライ
ト位置とメンテナンス位置の二つの位置で位置決めする
ことができるため、位置決め機構の簡単化と部品点数の
削減を図ることができると共に、単一の機構のみを操作
すればよいので、操作を簡単にすることができ、メンテ
ナンスも容易になる。また、一つのパッドローラユニッ
トの回動によってリード・ライト位置とメンテナンス位
置に移動させることができ、パッドローラ移動機構をリ
ードヘッドとライトヘッドに対応させてそれぞれ別個に
設ける必要はないため、この点からも機構の簡単化及び
部品点数の削減を図ると共に、操作の簡単化を図ること
ができる。
なお、ロックアーム20は第2の軸19側に回動可能に設
け、第1の軸3と係合させるようにしてもよい。
上記実施例によれば、上記のように優れた作用効果を奏
するが、若干の課題も残っている。即ち、ロックアーム
20を第2の軸19又は第1の軸3に係合させるとき、第1
の軸3と第2の軸19の間隔が拡げられ、これがオーバー
ストロークとなってアーム1a,1bが所定の位置決め位置
よりもさらに回動させられてから所定の位置で位置決め
されることになるからである。特に、図示の実施例のよ
うな磁気記録ユニットにおいてリード・ライト位置で位
置決めされるとき、上記オーバーストロークによってパ
ッドローラ7,8がヘッド9,10にさらに接近し、パッドロ
ーラ7,8とヘッド9,10との間隙が変動してカードの適正
な搬送を行うことができないとか、パッドローラ7,8が
ヘッド9,10に圧接されて変形するというような不具合を
生ずる可能性がある。
次に説明する実施例は、上記のような不具合を生じる可
能性をなくしたものである。
第8図ないし第12図において、符号31,32は前記実施例
中のアーム1a,1bに対応するアームを示しており、適宜
の支軸を中心に回動可能に設けられている。アーム31,3
2の先端部には第1の軸33が設けられている。適宜の固
定部材には第2の軸49が固定され、第1の軸33と第2の
軸49にまたがって二つのレバー43,44が遊嵌されてい
る。二つのレバー43,44はそれぞれ長手方向の長孔59,60
を有し、この長孔59,60が軸49に遊嵌され、一方、軸33
に対して僅かに余裕を有する程度に形成された長孔が上
記軸33に遊嵌されている。二つのレバー43,44はこれら
レバー43,44間に掛けられた一対のばね45,46によって互
いに接近する向きに付勢されている。軸49を中心にレバ
ー43,44が回動することにより軸33が移動し、これに伴
ってアーム31,32が支軸を中心に回動する。上記支軸の
中心と第2の軸49の中心とを結んだ線上に第1の軸33が
位置するとき、軸33の移動軌跡と軸49とが最接近距離に
ある。アーム31,32は、上記支軸の中心と第1の軸33、
第2の軸49とが一直線に並んだ位置を挾んで両方に回動
することができる。また、二つのレバー43,44の長さ
は、軸33の移動軌跡と軸49との最接近距離よりも長くな
っている。
上記二つのレバー43,44のうちの一方のレバー43にはロ
ックアーム50の一端部が相対回動可能に支持されてい
る。ロックアーム50の先端部にはつまみ48が設けられ、
また、ロックアーム50の一側縁部には係合部51が突設さ
れている。係合部51は第2の軸49に係合するもので、軸
49との係合側が軸49の外形に合わせて凹の部分円弧状に
形成されている。
第13図において、カード発行機本体をなす固定部材40と
他の固定部材54との間には支柱53が固定されている。上
記アーム31,32にはストッパ41,42が固着され、アーム3
1,32がリード・ライト位置にあるとき上記ストッパ41,4
2が支柱53に当接してアーム31,32の回動位置を規制し、
もって、アーム31,32によって支持された図示されない
パッドローラと磁気ヘッドとの間隙を適正な間隙に保持
するようになっている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
アーム31,32の回動に伴う第1の軸33と二つのレバー43,
44の回動動作は、前記実施例の場合と同じである。そこ
でまず、アーム31,32がリード・ライト位置又はメンテ
ナンス位置にあるときの位置係止機構部の動作について
説明する。第9図はロックアーム50によって位置決め係
止した状態を示す。ばね45,46はレバー44を矢印F方向
に付勢し、レバー43を矢印G方向に付勢する。しかし、
ロックアーム50の係合部51が第2の軸49に係合するとき
上記付勢力に抗してレバー43をレバー44に対し相対移動
させ、第9図に示すような位置決め係止状態となる。こ
の状態では、ばね45,46の付勢力によりアーム31,32に取
り付けられたストッパ41,42が支柱53に当接されレバー4
3,44及びロックアーム50は暫定的に実質一体となり、第
1の軸33は移動不能に拘束されるため、上記パッドロー
ラユニットは所定の回動位置で位置決めされる。
ロックアーム50による係止を解除するときはつまみ48を
つまみ、ロックアーム50を第9図に矢印Hで示すように
時計方向に回動させる。ロックアーム50が時計方向に回
動するときその係止部51が軸49を押し、ロックアーム50
及びレバー43が相対的に第9図において左方に移動しな
がら上記係止部51が軸49を乗り越える。このときの上記
レバー43の移動がオーバーストロークとなるが、このオ
ーバーストロークによって第1の軸33が移動することは
なく、アーム31,32の回動位置がずれることもない。
ロックアーム50による係止解除状態から係止位置にする
場合は、第10図に示すようにつまみ48をつまんで矢印I
方向に移動させ、ロックアーム50を軸35を中心に反時計
方向に回動させる。この回動によってロックアーム50の
係止部51が第2の軸49に係合し、第9図に示すような係
止状態になる。ロックアーム50の係止部51が第2の軸49
に係合するときもロックアーム50及びレバー43が移動す
るが、第1の軸33は移動しないので、アーム31,32の回
動位置がずれることはない。
前述の実施例と同様に、ロックアーム50による係止解除
状態において、アーム31,32を有するパッドローラユニ
ットを、所定の支軸を中心にリード・ライト位置とメン
テナンス位置との間で回動させることができる。この回
動の途中で、第1の軸33の軌跡と第2の軸49とが最接近
する。第11図は支軸と第1の軸33、第2の軸49とが一直
線上に並んだとき、すなわち軸33の軌跡と軸49とが最接
近したときの各軸33,49とレバー43,44の相対位置関係を
示す。
上記パッドローラユニットをリード・ライト位置に位置
決めし係止する場合、まず、第13図に示す支柱53にアー
ム31,32のストッパ41,42が当接してパッドローラユニッ
トが位置決めされる。この状態で第9図に示すようにロ
ックアーム50を回動させてその係合部51を第2の軸49に
係合させる。上記のようにパッドローラユニットが位置
決めされることにより第1の軸33は移動できないから、
レバー44に対しレバー43が相対移動することによって係
止時のオーバーストロークを吸収する。
第14図は、第1の軸33の移動軌跡Qと第2の軸49と軸35
及びロックアーム50との関係を簡略化して示すもので、
各部材の符号をそのまま付したものがリード・ライト位
置で係止した場合を示し、各符号の末尾にAを付したも
のがメンテナンス位置で係止しようとする場合を示す。
上記実施例によれば、前述の実施例と同様の効果を奏す
るほか、ロックアーム50の係止部51を第2の軸49に係合
しまたこの係合を解除するとき、レバー43が回動するだ
けで第1の軸33が移動することはないので、回動アーム
31,32の位置がずれることはない。従って、第13図に示
す支柱53とストッパ41,42のような位置決め手段を設け
ることが可能であり、これによって、パッドローラと磁
気ヘッドとの間隙が変動なく、カードに損傷を与えたり
カード詰まりを生じたりすることもなく、カードの搬送
を適正に行うことができる。
なお、パッドローラと磁気ヘッドとの間隙が安定してい
ることを利用して、厚さの異なるカードを同一の機構で
共通に用いる場合に、上記間隙をカードの最小厚さ以下
になるように調整しておけば、リード・ライト時に走行
するカードに対して常に所定のパッド圧がかかるように
することができる。
上記実施例におけるロックアーム50はこれを二つのレバ
ー43,44のうちの他方のレバー44に設けてもよい。
本発明装置は、回動レバーを2位置で係止するものであ
ればプリペイドカード発行機に限らずあらゆる装置に適
用可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、支軸で回転自在に支持されたアーム
と、このアームに設けられた第1の軸と、固定部材に設
けられた第2の軸と、第1の軸と第2の軸にまたがって
遊嵌された二つのレバーと、この二つのレバー間に掛け
られて第1の軸と第2の軸を接近付勢するばねと、第1
の軸と第2の軸のうちの一方の軸に支持され、第1の軸
と第2の軸の軸間を上記ばねの付勢力に抗し拡開して他
方の軸と係合することができる係合部を備えたロックア
ームとを有してなり、上記アームは、上記第1の軸が上
記支軸と上記第2の軸とを結ぶ線を横切って回動するも
のであり、上記二つのレバーは、相対移動することによ
って、上記アームの回動に伴う上記支軸と第1の軸と第
2の軸とを結ぶ距離の変化に対応するものであり、上記
ロックアームは、第1の軸又は第2の軸と係合すること
により、第1の軸が上記支軸と上記第2の軸とを結ぶ線
を横切って回動した上記アームの回動復帰を阻止するも
のであることから、単一の位置係止機構で上記アームを
二つの位置で係止することができ、もって、位置係止機
構の簡単化と部品点数の削減を図ることができると共
に、単一の機構のみを操作すればよいので、操作を簡単
にすることができる。
また、ロックアームは、これを上記二つのレバーのうち
の一方のレバーに、これら二つのレバーを相対移動させ
て第1の軸又は第2の軸の一方と係合するように支持す
れば、ロックアームによって回動アームの位置を係止し
またこの係止を解除するとき、二つのレバーが相対移動
するだけで第1、第2の軸が相対移動することはないの
で、回動アームの位置がずれることはないし、回動アー
ム及びこれと関連する部材に無駄な力が加わることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる回動アームの2位置係止装置の
一実施例を示す正面図、第2図は同上平面図、第3図は
同上実施例の異なる作動態様を示す正面図、第4図は上
記実施例の要部の正面図、第5図は同上要部の底面断面
図、第6図は同上要部の一つの位置での係止解除状態と
係止状態を示す正面図、第7図は同じく別の位置での係
止解除状態と係止状態を示す正面図、第8図は本発明に
かかる別の実施例を示す正面図、第9図は同上実施例の
一つの作動態様を示す正面図、第10図は別の作動態様を
示す正面図、第11図はさらに別の実施例を示す正面図、
第12図は上記実施例の底面図、第13図は上記実施例中の
回動アームの位置決め機構部の平面図、第14図は上記実
施例の動作を簡略化して示す線図である。 1a,1b……アーム、3……第1の軸、5……固定部材、1
1……支軸、13,14……レバー、15,16……ばね、19……
第2の軸、20……ロックアーム、31,32……アーム、33
……第1の軸、40……固定部材、43,44……レバー、45,
46……ばね、49……第2の軸、50……ロックアーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/41 A 17/34 A 8224−5D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支軸で回転自在に支持されたアームと、 このアームに設けられた第1の軸と、 固定部材に設けられた第2の軸と、 第1の軸と第2の軸にまたがって遊嵌された二つのレバ
    ーと、 この二つのレバー間に掛けられて第1の軸と第2の軸を
    接近付勢するばねと、 第1の軸と第2の軸のうちの一方の軸に支持され、第1
    の軸と第2の軸の軸間を上記ばねの付勢力に抗し拡開し
    て他方の軸と係合することができる係合部を備えたロッ
    クアームとを有してなり、 上記アームは、上記第1の軸が上記支軸と上記第2の軸
    とを結ぶ線を横切って回動するものであり、 上記二つのレバーは、相対移動することによって、上記
    アームの回動に伴う上記支軸と第1の軸と第2の軸とを
    結ぶ距離の変化に対応するものであり、 上記ロックアームは、第1の軸又は第2の軸と係合する
    ことにより、第1の軸が上記支軸と上記第2の軸とを結
    ぶ線を横切って回動した上記アームの回動復帰を阻止す
    るものである回動アームの2位置係止装置。
  2. 【請求項2】支軸で回転自在に支持されたアームと、 このアームに設けられた第1の軸と、 固定部材に設けられた第2の軸と、 第1の軸と第2の軸にまたがって遊嵌された二つのレバ
    ーと、 この二つのレバー間に掛けられて第1の軸と第2の軸を
    接近付勢するばねと、 上記二つのレバーのうちの一方のレバーに支持され、こ
    れら二つのレバーを上記ばねの付勢力に抗して相対移動
    させて第1又は第2の軸の一方と係合することができる
    係合部を備えたロックアームとを有してなり、 上記アームは、上記第1の軸が上記支軸と上記第2の軸
    とを結ぶ線を横切って回動するものであり、 上記二つのレバーは、相対移動することによって、上記
    アームの回動に伴う上記支軸と第1の軸と第2の軸とを
    結ぶ距離の変化に対応するものであり、 上記ロックアームは、第1の軸又は第2の軸と係合する
    ことにより、第1の軸が上記支軸と上記第2の軸とを結
    ぶ線を横切って回動した上記アームの回動復帰を阻止す
    るものである回動アームの2位置係止装置。
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