JPH0768186B2 - アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤 - Google Patents

アミン化合物およびそれを有効成分とする抗真菌剤

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JPH0768186B2
JPH0768186B2 JP4312183A JP31218392A JPH0768186B2 JP H0768186 B2 JPH0768186 B2 JP H0768186B2 JP 4312183 A JP4312183 A JP 4312183A JP 31218392 A JP31218392 A JP 31218392A JP H0768186 B2 JPH0768186 B2 JP H0768186B2
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鉄也 前田
三夫 高瀬
明彦 石橋
俊之 山本
和也 佐々木
正 有可
守 横尾
理恵子 橋本
功治 雨宮
栄 越川
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、一般式(I): 【0002】 【化9】 (式中、R1 は式: 【0003】 【化10】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を
示す)を示し、R 2 は水素原子またはメチル基を示し、
3 はメチル基またはエチル基を示し、R 5 は式: 【0004】 【化11】 を示す。ただし、R1が式: 【0005】 【化12】 で示される基であり、R 2 水素原子であり、R3がメチ
ル基であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合物
またはその酸付加塩、およびそれを有効成分とする抗真
菌剤に関する。 【0006】 【従来の技術・発明が解決しようとする課題】一般式
(I)においてR1 が式: 【0007】 【化13】 (式中、R6 は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基ま
たはニトロ基を表わす)で示される基であり、R2 が水
素原子またはアルキル基であり、R3 がアルキル基であ
、R 5 が式: 【0008】 【化14】 (式中、R7 はアルキル基またはシクロアルキル基を表
わす)で示される基であ化合物については、特願昭5
9−118636号においてすでに出願した。 【0009】本発明の目的は、有用な抗真菌活性を有す
る新規なアミン化合物およびこれを有効成分とする抗真
菌剤を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、有用な抗真菌活性を有する新規なアミン
化合物を見出し、本発明を完成するにいたった。 【0011】すなわち、本発明は、一般式(I): 【0012】 【化15】 (式中、R 1 は式: 【0013】 【化16】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を
示す)を示し、R 2 は水素原子またはメチル基を示し、
3 はメチル基またはエチル基を示し、R 5 は式: 【0014】 【化17】 を示す。ただし、R1が式: 【0015】 【化18】 で示される基であり、R 2 水素原子であり、R3がメチ
ル基であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合物
またはその酸付加塩、およびそれを有効成分として含有
する抗真菌剤に関する。 【0016】 【実施例】本発明の化合物(I)においてにおけるハ
ロゲン原子としては塩素、臭素、フッ素またはヨウ素を
意味する。 【0017】一般式(I)で示されるアミン化合物の付
加塩としては、たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、硝酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、ベンゼン
スルホン酸塩およびメタンスルホン酸塩などの医薬品と
して許容される酸付加塩があげられる。 【0018】本発明の化合物は、たとえば (a)一般式(II): 【0019】 【化19】 (式中、R1 およびR 2 は前記と同じ、Aは離脱基を示
。)で表わされる化合物と一般式(III) : 【0020】 【化20】 (式中、R3 およびR 5 は前記と同じ。)で表わされる
化合物とを反応させるか、または (b)一般式(IV): 【0021】 【化21】 (式中、R1 、R2 およびR 3 は前記と同じ。)で表わ
される化合物と一般式(V): 【0022】 【化22】 (式中、 5 およびAは前記と同じ。)で表わされる化
合物とを反応させるか、または (c)一般式(VI): 【0023】 【化23】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR 5 は前記と同じ。)
で表わされる化合物を還元するか、または (d)一般式(VII): 【0024】 【化24】 (式中、R1 3 およびR 5 は前記と同じ。)で表わ
される化合物を還元することによってそれぞれえられる
化合物を遊離塩基または酸付加塩として回収することに
よって製造しうる。 【0025】前記方法(a)および(b)、または
(c)および(d)はそれぞれ通常の方法で実施しう
る。 (a)および(b)のばあい:たとえば芳香族炭化水素
(ベンゼンまたはトルエンなど)、エーテル類(ジエチ
ルエーテルまたはジオキサンなど)またはカルボン酸ア
ルキルアミド(ジメチルホルムアミドなど)などの反応
溶媒中、室温と溶媒の沸点のあいだの反応温度(好まし
くは室温から60℃まで)で実施しうる。離脱基Aとし
てハロゲン原子(塩素または臭素など)または炭素数1
〜10を有する有機スルホニルオキシ基(トシルオキシ
またはメシルオキシなど)などがあげられる。反応は適
すれば酸結合剤すなわちアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の水酸化物(水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムなど)、または炭酸塩(炭酸ナトリウムまたは炭酸
カリウムなど)の存在下で実施することが有利である。 (c)および(d)のばあい:たとえば還元剤として水
素化リチウムアルミニウムを用い、エーテル類(ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフランまたはジオキサンな
ど)などの不活性溶媒中、室温または室温と溶媒の沸点
のあいだの反応温度で実施しうる。 【0026】一般式(I)で表わされる本発明の化合物
を遊離塩基から酸付加塩に変換したり、またその逆の反
応は、それぞれ通常の方法で実施しうる。 【0027】一般式(I)で表わされる本発明の化合物
を製造するのに用いられる出発物質である(II)、(II
I) 、(IV)、(V)、(VI)および(VII)で表わされ
る化合物は、ほとんどが公知化合物であるが新規化合物
についても通常の方法で容易に製造しうる。それらの製
造例をつぎに示す。 【0028】 【化25】 (式中、R1 、R2 、R3 および 5 前記と同じ。)
反応条件はかかる反応に通常採用されるものでよく、中
間体は適すれば単離することなくさらに反応させること
ができる。単離を行なうばあいであっても通常の方法で
これを実施することができる。 【0029】本発明の化合物は優れた抗真菌活性を示
す。とくに毛瘡白癬菌(Trichophytonmentagrophyte
s)、趾間白癬菌(Trichophyton interdigitale)、猩紅
色白癬菌(Trichophyton rubrum) 、イヌ小胞子菌(Micro
sporum canis) 、石膏状小胞子菌(Microsporum gypseu
m) 、有毛表皮菌(Epidermophyton floccosum)、クリプ
トコッカス・ネオホルマンス(Cryptococuss neoforman
s) 、スポロトリックス・シェンキー(Sporothrix schen
ckii)、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillusfum
igatus)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)
などの真菌に対し、invitro試験では 0.025〜 100μg
/mlの抗真菌活性を示す。 【0030】また、モルモットを用いた皮膚真菌症モデ
ルでのin vivo 試験(酒井純雄:真菌と真菌症第1巻 2
52頁(昭和35年))においても、本発明の化合物が真菌
に対して優れた活性を有することが判明した。 【0031】本発明の化合物は液剤、軟膏剤またはクリ
ーム剤などの剤形にて抗真菌剤として提供しうる。有効
成分の濃度は、対象となる真菌、疾病の程度、用いる化
合物の種類、剤形などによって異なるが、一般的には0.
01〜5%の濃度で抗真菌剤として提供しうる。 【0032】以下、参考例、実施例、参考製剤例、試験
例および参考試験例に基づいて本発明をさらに詳しく説
明するが、もとより本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。 【0033】なお、以下に示すNMRスペクトルは、と
くににことわりのない限り全てTMSを基準物質として
用い、CDCl3 中で測定したときのδ値である。また
実施例化合物の融点は塩酸塩の融点を、NMRスペクト
ルは遊離塩基をそれぞれ示してある。 【0034】参考例1 N-メチル-4-tert-ブチルベンジルアミンの製造 4-tert−ブチル安息香酸178gとチオニールクロライド36
0gを混合し、50℃で5時間攪拌した。ついで減圧下で過
剰のチオニールクロライドを留去したのち、40%メチル
アミン水溶液 300mlに滴下し、3時間攪拌した。塩酸で
酸性にすることによりN-メチル-4-tert-ブチル安息香酸
アミド(融点99〜 100℃)171gが析出した。 【0035】このアミド体76.5g を水素化リチウムアル
ミニウムと無水ジエチルエーテル1リットルとよりなる
混液に加え6時間環流した。冷時、過剰の水素化リチウ
ムアルミニウムを水に滴下することにより分解し、エー
テル層を分取した。エーテルを留去したのち、減圧蒸留
で無色液体N-メチル-4-tert-ブチルベンジルアミン(沸
点93〜95℃/6mmHg)をえた。 【0036】NMRスペクトル:7.26(s,4H)、3.68(s,2
H )、2.42(S,3H)、1.29(S,9H) 塩酸塩の融点: 208.5〜 209.5℃ つぎの化合物も同様にして製造することができた。 N-エチル-4-tert-ブチルベンジルアミン(無色液体) 沸 点: 105〜 107℃/3mmHg NMRスペクトル:7.28(s,4H)、3.75(s,2H)、2.67(g,J
=7.5Hz,2H)、1.33(s,9H)、1.12(t,J=7.5Hz,3H) N-プロピル -1-ナフチルメチルアミン(無色液体) 沸 点: 133〜 134℃/ 1.5mmHg NMRスペクトル: 8.2〜 7.2(m,7H)、4.20(s,2H)、2.
69(t,J=7Hz,2H)、1.86〜1.15(m,2H)、0.9(t,J=7Hz,3H) 参考例2 N-メチル-N-(1-ナフチルメチル)4-tert- ブチルフェニ
ールアセトアミドの製造4-tert- ブチルフェニール酢酸
1.92gと塩化チオニール 3.6g を50℃で3時間攪拌させ
た。反応後、減圧下で塩化チオニールを留去して酸クロ
ライドをえた。 【0037】N-メチル -1-ナフチルメチルアミン 1.71
g、トリエチルアミン2mlおよび無水ベンゼン10mlの混
液に先の酸クロライドを無水ベンゼン10mlに溶した溶液
を滴下し、4時間攪拌させた。反応物を水に注ぎ、ベン
ゼンで抽出し、3%塩酸、3%炭酸水素ナトリウム水溶
液でそれぞれ洗い水洗後、硫酸ナトリウムで脱水した。
ベンゼンを留去して褐色粘稠物のアミド体をえた。 【0038】つぎの化合物も同様にして製造することが
できた。 【0039】N-(4-tert-ブチルベンジル)-N-メチル -1-
ナフチルアセトアミド NMRスペクトル(CDCl3 中):8〜7(m,11H)、
4.58、4.47(s,s,2H)、4.14(s,2H)、2.97、2.86(s,s,3
H)、1.27(s,9H ) N-(4-tert-ブチルベンジル)1-ナフトアミド 融点: 197〜 198℃ N-(4-tert-ブチルベンジル)-N-メチル -4-キノリンカル
ボン酸アミド NMRスペクトル:8.90〜6.84(m,10H) 、4.79、4.17
(s,s,2H)、3.09、2.55(s,s,3H)、1.29、1.23(s,s,9H) 参考例3 N-(4-tert- ブチルベンジル)-N-メチル -3-ベンゾチオ
フェンメチルアミンの製造 N-メチル-4-tert-ブチルベンジルアミン 0.89g、炭酸ナ
トリウム 0.6g およびジメチルホルムアミド20mlの混液
に、3-クロロメチルベンゾチオフェン 0.91gを加え室温
で攪拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンで抽出、水
洗いした。ベンゼン溶液に濃塩酸1mlを加え、減圧下で
ベンゼンを留去後、エタノールより再結晶して無色針状
晶 1.4g (融点: 216〜 217.5℃)をえた。 【0040】NMRスペクトル:8〜 7.2(m,9H)、3.74
(s,2H)、3.54(s,2H)、2.21(s,H) 、1.30(s,9H) MSスペクトル:147 (基準ピーク)、 148、176 、23
2(M) 実施例1〜6および参考例4〜9 それぞれ参考例3と同様にして各種アミン化合物の塩酸
塩をえた。各化合物の融点をあわせて表1に示す。 【0041】 【表1】 以下、各化合物のNMRスペクトルおよびMSスペクト
ル(m/e)をあげる。 【0042】参考例4でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.2〜 7.1(m,12H) 、3.90(s,2H)、
3.73(s,2H)、2.20(s,3H) MSスペクトル: 141、 147(基準ピーク)、148 、 1
70、 176、317 (M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル:8〜 7.2(m,12H) 、3.73(s,2H)、3.
65(s,2H)、2.20(s,3H)MSスペクトル: 141、 142、 1
47(基準ピーク)、 148、 170、 176、317 (M参考例5 でえられた化合物 NMRスペクトル:8.15〜6.83(m,13H) 、3.91(s,2H)、
3.81(s,2H)、2.19(s,3H) MSスペクトル:137 、149 (基準ピーク)、 170、 1
88、 327(M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.36 〜 6.87 (m,13H) 、3.90(s,2
H)、3.71(s,2H)、2.19(s,3H) MSスペクトル: 137、 138、 149(基準ピーク)、 1
70、 188、329 (M参考例6 でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.3〜 7.1(m,13H) 、3.94(s,2H)、
3.87(s,2H)、2.21(s,9H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、170 、 1
75、 204、345 (M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.35 〜 7.2(m,13H) 、3.84(s,2
H)、3.66(s,2H)、2.16(s,3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、170 、 1
75、 204、345 (M参考例 7でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.32 〜 7.11(m,13H)、3.92(s,2
H)、3.83(s,2H)、2.19(s,3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、170 、 2
19、 221、 248、250 、 389、 391(M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル(DMSO−d6 中):8.47〜7.45
(m,13H) 、3.92(s,2H)、3.72(s,2H)、2.16(s,3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、170 、 2
19、 221、 248、250 、389 、391 (M参考例8 でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.2〜 7.1(m,13H) 、3.90(s,4H)、
2.61(s,3H)、2.19(s,3H) MSスペクトル: 137、 146(基準ピーク)、 147、 1
70、 184、325 (M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.44 〜 7.3(m,13H) 、 3.95 (s,2
H)、 3.74 (s,2H)、2.66(s,3H)、 2.22(s,3H) MSスペクトル: 137、 138、 146(基準ピーク)、 1
47、 170、 184、325 (M参考例9 でえられた化合物 NMRスペクトル:8.57〜7.23(m,13H) 、3.85(s,2H)、
3.66(s,2H)、2.16(s,3H) MSスペクトル:37(基準ピーク)、 138、 170、 18
6、 215、 356(M)実施例でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.55 〜 7.3(m,14H) 、4.40(9,J=
6.5Hz,1H)、3.70,3.63(s,s,2H)、 2.21(s,3H) 、1.59
(d,J=6.5Hz,3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、146 、162 、17
0 、184 、198 、310 、325 (M) 参考例10 N-(4-tert-ブチルベンジル)-N-メチル -1-アセナフテニ
ルアミン塩酸塩の製造N-メチル-4-tert-ブチルベンジル
アミン 1.71g、炭酸ナトリウム 2.12gおよびジメチルホ
ルムアミド10mlの混液に、1-ブロモアセナフテン 3.89g
を加え、室温で19時間攪拌させた。反応液を水に注ぎ、
ベンゼンで抽出し、水洗した。ベンゼンを除去後、残留
物を少量のアセトンで溶し、冷時、濃塩酸2mlを加え
た。減圧下でアセトンおよび濃塩酸を除去し、アセトン
−メタノール混液より再結晶して白色板状晶の標題化合
物 2.8g をえた。 【0043】融点: 233〜 234.5℃ NMRスペクトル:7.7 〜7.29(m,10H) 、5.05〜4.86
(m,1H)、3.49(s,2H)、3.38〜3.26(m,2H)、2.15(s,3H)、
1.27(s,9H) MSスペクトル:144 、182 (基準ピーク)、314 、32
9 (M) 参考例11 N-(4-tert-ブチル -α- メチルベンジル)-N-メチル -1-
ナフチルメチルアミンの製造 N-メチル -1-ナフチルメチルアミン 1.71g、炭酸ナトリ
ウム 1.17g、ジメチルホルムアミド10mlの混液に4-tert
- ブチル -α -メチルベンジルクロライド 2.07gを加
え、70〜80℃で24時間攪拌させた。反応液を水に注ぎ、
ベンゼンで抽出し、水洗した。ベンゼン溶液に濃塩酸2
mlを加え、減圧下でベンゼンを留去後、アセトン−メタ
ノール溶液より再結晶して白色結晶 2.5g (融点: 22
7.5〜 228.5℃)をえた。 【0044】NMRスペクトル:8.23〜7.32(m,11H) 、
3.92(s,2H)、3.76(q,J=6.5Hz,1H)、2.11(s,3H)、1.47
(d,J=6.5Hz,3H)、1.30(s,9H) MSスペクトル:137 (基準ピーク)、150 、316 、33
1 (M) 参考例12 N-(5- インダンメチル)-N-メチル -1-ナフチルメチルア
ミン塩酸塩の製造 N-メチル -1-ナフチルメチルアミン 1.03g、炭酸ナトリ
ウム 0.76gおよびジメチルホルムアミド10mlの混液に、
5-クロロメチルインダン 0.76gを加え、50℃で17時間攪
拌させた。反応液を水に注ぎ、ベンゼンで抽出し、水洗
した。ベンゼンを除去後、残留の油状物を少量のアセト
ンで溶し、冷時、濃塩酸1mlを加えた。減圧下でアセト
ンおよび濃塩酸を除去し、アセトン−エタノール混液よ
り再結晶して白色板状晶の標題化合物 1.14gをえた。 【0045】融点: 192〜 194℃ NMRスペクトル:8.37〜7.02(m,10H) 実施例7および参考例13〜17 それぞれ参考例11および12と同様にして各種アミン
化合物の塩酸塩をえた。各化合物の融点をあわせて表2
に示す。 【0046】 【表2】 参考例13でえられた化合物 NMRスペクトル:8.14〜7.04(m、14H)、3.95(s、4H)
、2.54(q、J=7.5Hz 、2H) 、1.07(t、J= 7.5Hz、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、 184、 3
10、 325(M) 実施例でえられた化合物 NMRスペクトル:8.37〜7.15(m、14H)、3.90(s、2H)
、3.60(s、2H) 、2.49(q、J=7Hz 、2H) 、1.00(t、J=7
Hz 、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、184 、 3
10、 325(M参考例14でえられた化合物 NMRスペクトル:8.12〜7.06(m、14H)、3.97(s、4H)
、2.59〜2.33(m、2H) 、 1.9〜 1.3(m、2H) 、0.71
(t、J=7Hz 、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 310、339 (M
参考例15 でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.36 〜 7.2(m、14) 、3.98(s、2
H) 、 3.68(s 、2H) 、2.50(t、J=7Hz 、2H) 、 1.7〜
1.1(m、2H) 、 0.75(t 、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、198 、 3
10、 339(M参考例16 でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.11 〜 7.0(m、14H)、3.93(s、4
H) 、 2.46(t 、J=6.5Hz 、2H) 、 1.6〜 0.9(m、4H)
、0.69(t、J=6Hz 、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、 138、 212、 3
10、 353(M参考例17 でえられた化合物 NMRスペクトル: 8.4〜 7.35(m 、14H)、4.06(s、2
H) 、3.77(s、2H) 、2.54(t、J=7HZ 、2H) 、 1.8〜 0.
9(m、4H) 、0.77(t、J=6Hz 、3H) MSスペクトル: 137(基準ピーク)、138 、212 、31
0 、353 (M) 参考製剤例1 500ml のエタノールに50gのマクロゴール 400と参考例
3で製造したN-(4-tert- ブチルベンジル)-N-メチル -3
-ベンゾチオフェンメチルアミン塩酸塩10gを加えて溶
解し、ついで精製水 400gを少量ずつ加えて溶解し、さ
らにエタノールを加えて全量を1000mlとした。 【0047】参考製剤例2(軟膏剤) 白色ワセリン 400g、セタノール 180g、セスキオレイ
ン酸ソルビタン50g、ラウロマクロゴール5gおよびパ
ラオキシ安息香酸プロピル1gよりなる混合物を水浴上
で80℃に保ちながら、参考例3で製造したN-(4-tert-ブ
チルベンジル)-N-メチル -3-ベンゾチオフェンメチルア
ミン塩酸塩10gを加えて溶解した。さらにパラオキシ安
息香酸メチル1gに精製水 353gを加え、80℃に加温し
て溶解した液を徐々に加えたのち充分攪拌した。加温を
止め、冷却しながら固まるまでさらに充分攪拌した。 【0048】参考製剤例3(クリーム剤) 白色ワセリン15g、流動パラフィン 200g、ステアリル
アルコール50g、モノステアリン酸グリセリン40g、プ
ロピレングリコール 145gおよびパラオキシ安息香酸プ
ロピル1gよりなる混合物を水浴上で80℃に保ちながら
溶解し、参考例3で製造したN-(4-tert-ブチルベンジ
ル)-N- メチル -3-ベンゾチオフェンメチルアミン塩酸
塩10gを加えて溶解した。さらに40gのステアリン酸ポ
リオキシ40および1gのパラオキシ安息香酸メチルに精
製水 498gを加え、80℃に加温して溶解した液を加えた
のち充分攪拌した。攪拌後、冷却水を用いて冷却しなが
ら固まるまでさらに充分攪拌した。 【0049】試験例1(試験管内抗真菌試験) サブロー寒天培地を用い、毛瘡白癬菌および猩紅色白癬
菌に対する抗菌力を試験した。 【0050】表3に示す各被検化合物をエタノール1ml
で溶解したのち、蒸溜水を加え1000μg/mlの濃度に調
整し、以下2倍段階希釈系列を作製し、その1mlをシャ
ーレに取り、サブロー寒天培地9mlを添加して混和し、
平板培地をそれぞれ作製した。 【0051】2×106 胞子/mlに調整した各試験菌をミ
クロプランターMIP-2 (佐久間製作所製)で 0.005mlず
つ接種し、27℃で7日間培養したのちの結果を最小発育
阻止濃度(MIC、μg/ml)で表わした。えられた結
果を表3に示す。 【0052】試験の結果、表3に示した被検化合物のす
べてが抗真菌活性を有することが判明した。 【0053】 【表3】 参考試験例1(抗白癬治療試験) Hartley 系モルモット雄(体重 600〜 700g)の背部4
ケ所をそれぞれ4cm2ずつ抜毛し、軽くサンドペーパー
で擦過したのち、予め別のモルモットから逆培養した2
代目の毛瘡白癬菌を1感染面あたり1×105 胞子を感染
させた。感染48時間後から、エタノールで溶解した被検
化合物 0.2mlを1日1回計10回塗布した。最終治療の2
日後にモルモットを屠殺し、各感染面よりそれぞれ10個
の組織片をシクロヘキシミドおよびカナマイシン含有サ
ブロー平板に置き、27℃で7日間培養したのち白癬菌の
有無を判定し、抑制率をつぎのように百分率で表した。 【0054】抑制率=[1−(生育組織片数/逆培養組
織片数)]×100 えられた結果を表4に示す。 【0055】 【表4】 参考試験例2(副作用試験) 被検化合物の副作用を検討するため、Hartley 系モルモ
ット雄(体重 600〜700g)の背部2ケ所をそれぞれ4c
m2 ずつ抜毛し、翌日抜毛部位をサンドペーパーで擦過
したのち、被検化合物として参考例3の化合物をそれぞ
れエタノールで 0.5〜 2.0%濃度に溶解した溶液を抜毛
部位のうちの1つに、エタノールのみを他の抜毛部位に
それぞれ1日1回 0.2mlずつ10日間塗布した。 【0056】その結果、被検化合物によると考えられる
紅斑、丘疹などの副作用は認められなかった。 【0057】 【発明の効果】本発明のアミン化合物は、優れた抗真菌
活性を有し、抗真菌剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 俊之 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 佐々木 和也 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 有可 正 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 横尾 守 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 橋本 理恵子 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 雨宮 功治 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (72)発明者 越川 栄 東京都文京区本駒込2丁目28番8号 科研 製薬株式会社 東京研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−282348(JP,A) 特開 昭53−46924(JP,A) 特開 昭52−46301(JP,A) JOURNAL OF THE CHE MICAL SOCIETY.C.ORG ANIC CHEMISTRY,No.13 (1971)P.2428−2430

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】1 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 は式: 【化2】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を
    示す)を示し、R 2 は水素原子またはメチル基を示し、
    3 はメチル基またはエチル基を示し、R 5 は式: 【化3】 を示す。ただし、R1が式: 【化4】 で示される基であり、R 2 水素原子であり、R3がメチ
    ル基であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合物
    またはその酸付加塩。 2 一般式(I): 【化5】 (式中、R1 は式: 【化6】 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子またはメチル基を
    示す)を示し、R 2 は水素原子またはメチル基を示し、
    3 はメチル基またはエチル基を示し、R 5 は式: 【化7】 を示す。ただし、R1が式: 【化8】 で示される基であり、R 2 水素原子であり、R3がメチ
    ル基であるばあいを除く。)で表わされるアミン化合物
    またはその酸付加塩を有効成分として含有する抗真菌
    剤。
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