JPH0768314B2 - 含フッ素高分子化合物からなるラングミュアーブロジェット膜 - Google Patents

含フッ素高分子化合物からなるラングミュアーブロジェット膜

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JPH0768314B2
JPH0768314B2 JP20012093A JP20012093A JPH0768314B2 JP H0768314 B2 JPH0768314 B2 JP H0768314B2 JP 20012093 A JP20012093 A JP 20012093A JP 20012093 A JP20012093 A JP 20012093A JP H0768314 B2 JPH0768314 B2 JP H0768314B2
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fluorine
langmuir
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polyallylamine
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章 関屋
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工業技術院長
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な含フッ素高分子化
合物からなるラングミュアーブロジェット膜に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】長鎖のペルフルオロアルキル基で修飾さ
れた高分子化合物は撥水撥油性、防塵性、耐蝕性等優れ
た性質を示し、表面改質材として基盤保護に用いられて
いる。しかし、ペルフルオロアルキル基を導入した高分
子化合物はペルフロオロアルキル基の持つ撥水撥油性に
より溶媒に溶け難く、膜素材としては扱いにくい。つま
り、表面改質剤、基盤保護材として重要な要素である超
薄膜とすることが難しい。また、撥水撥油性等の機能基
であるペルフルオロアルキル基を高分子表面に並べるこ
とは、これら機能の性能を高める上で重要であるが、表
面への配向を制御することは容易なことではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、撥水撥油性
にすぐれたラングミュアーブロジェット膜を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ペルフルオ
ロアルキル基の疎水性を利用した超薄膜の製膜方法につ
いて鋭意研究を重ねた結果、ポリアリルアミンのアミノ
基の一部をアミド結合でペルフルオロアルキル化して得
られる高分子化合物は、ラングミュアーブロジェット膜
材料として好適なものであることを見出し、本発明を完
成するに到った。本発明によれば、一般式
【化1】 (式中、Rfは炭素数6〜15のペルフルオロアルキル
基を示し、mは10〜1500の数を示し、nはO<n
≦0.4mを満たす数である)で表わされる含フッ素高
分子物質からなるラングジュアーブロジェット膜が提供
される。
【0005】本発明による前記一般式(I)で表わされ
る含フッ素高分子化合物は、下記一般式(II)で表わさ
れるポリアリルアミンと、一般式(III)で表わされる
ペルフルオロカルボン酸アルキルとを次式によって反応
をさせることによって製造される。
【化2】 但し、前記式中、Rf、m及びnは前記と同一意味を有
し、Rは炭素数1〜5のアルキル基である。前記反応
は、反応溶媒としてアルコール類を用い、反応温度とし
て−10℃〜50℃、好ましくは15℃〜30℃を用い
て実施することができる。
【0006】ポリアリルアミンはポリアリルアミン塩酸
塩を塩基により中和して得られる。前記反応を好ましく
行うには、ポリアリルアミン塩酸塩をアルコール中で中
和した溶液部、又はポリアリルアミンをアルコールに溶
かして得られるポリアリルアミンのアルコール溶液に、
ペルフルオロアルキルカルボン酸アルキルを加える。加
えるペルフルオロアルキルカルボン酸の量を変えること
により任意の割合でポリアリルアミンにペルフルオロア
ルキル基を導入できる。前記一般式(I)の高分子化合
物を得る場合、反応は均一系で行われる。反応溶液を数
分攪拌後反応溶液を濃縮、水洗して、得られた高分子化
合物を乾燥する。このものはフッ素分析値、IRスペク
トルにより前記一般式(I)で表わされる含フッ素ポリ
アリルアミンであることが同定された。
【0007】前記一般式(I)の含フッ素高分子化合物
は溶媒に溶け、水面上で容易に単分子膜を形成するもの
であり、ラングミュアーブロジェット累積膜(Y膜)を
作成できる。この超薄膜の膜厚及びn−アルカンに対す
る臨界表面張力γcを求めた結果、次のことが分かっ
た。つまり導入するペルフルオロアルキル基の量が少な
いと膜厚は薄く(20Å)、γcはポリ四フッ化エチレ
ンの18.5に近いこと、多いと厚く(30Å)、γc
は18.5より小さい(膜表面にCF3が並んでいる)
ことがわかる。更に、ラングミュアーブロジェット膜の
F−A曲線からの極限面積よりペルフルオロアルキル基
1つの占める面積が、導入するペルフルオロアルキル基
の量が多いと29Å2(CF2鎖の断面積)になり、少な
いとこれより大きくなる。またこの含フッ素高分子化合
物の溶液を基盤上に乾固しても膜ができ、この膜のγc
の値が小さいことより表面にCF3が出ていることが分
かる。これより製膜方法、導入するペルフルオロアルキ
ル基の量を変えることにより表面にペルフルオロアルキ
ル基を立てたり、寝かしたり、密に、又は間隔をもって
並ベることが出来ることがわかる。
【0008】
【発明の効果】前記一般式(I)の含フッ素高分子化合
物はラングミュアーブロジェット法により超薄膜化する
ことができ、従来にない超薄膜表面改質物質として用い
ることができる。また、この含フッ素高分子化合物で
は、機能基であるペルフルオロアルキル基を、膜表面へ
分子内や分子間で配向制御することができる。従来ラン
グミュアーブロジェット法により高分子中のペルフルオ
ロアルキル基を、分子内や分子間で配列制御した例はな
い。本発明でラングミュアーブロジェット膜素材として
有利に適用し得る含フッ素高分子物質は、前記一般式
(I)において、そのnはn<0≦0.4mを満たした
ものである。nが0.4mよりも大きくなると膜素材と
して不適なものとなる。なお、本明則書な言うラングミ
ュアーブロジェット膜とは、従来よく知られているラン
グミュアーブロジェット法により得られる単分子膜及び
類積膜を意味する。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例1 メタノール15mlに金属ナトリウム0.23gを加
え、水素の発生がなくなってからポリアリルアミン塩酸
塩(平均分子量 約9000)0.936gを加え、蓋
をして攪拌する。析出した塩化ナトリウムをろ過して取
り除き、メタノール10mlで洗い、洗液はろ液に戻
す。この溶液にペルフルオクタン酸エチル0.8gをメ
タノール5mlに溶かして一度に加える。得られた均一
な反応溶液はフッ素化されたポリアリルアミン溶液であ
り、薄膜の製膜にそのまま使用できる。この溶液を減圧
下で溶媒除去し、更に水洗して乾燥するとポリアリルア
ミン中20%のアミノ基がアミド化されてペルフルオロ
ヘプチル基が導入された高分子が得られた。このことは
得られた高分子化合物のフッ素分析値41.5%(計算
値41.8%)と赤外吸収スペクトルにより、アミド結
合:1708、1555cm1、炭素−フッ素結合:1
300−1100cm1の強い吸収が認められたことに
より確認された。同様の方法でペルフルオロオクタン酸
エチル、又はペルフルオロノナン酸エチルを用い、ポリ
アリルアミンに対するモル比を変えて反応を行った。得
られた高分子化合物のフッ素分析値を以下の順で示す。
つまり、ポリアリルアミン中のアミノ基に対する含フッ
素エステルの比(%):フッ素分析値(%)、フッ素分
析計算値(%)である。 ペルフルオロオクタン酸エチルを用いた場合:(1)4
0、52.5、52.9;(2)20、41.5、4
1.8;(3)5、18.0、18.5;ペルフルオロ
ノナン酸エチルを用いた場合:(1)40、54.4、
54.9の結果が得られた。
【0010】実施例2 ラングミュアーブロジェット法において、17℃の水面
上にポリアリルアミン中のアミノ基をペルフルオロオク
タン酸エチル5モル%(PAAF5)、及び20%(P
AAF20)で修飾した含フッ素高分子のメタノール・
ベンゼン希薄混合溶液を展開したときの表面圧・一分子
当りの面積の関係(F−A曲線)を測定した結果を図面
に示す。これより膜中の分子の断面積、つまり極限面積
はPAAF20ではフルオロアルキル基一つに対して2
9Å2、PAAF5では70Å2と100Å2の値を示し
た。
【0011】実施例3 実施例2に示いたPAAF5及びPAAF20を17℃
の水面上に実施例2と同様に展開し、表面圧20mN/
mでガラス基盤上に単分子膜、及び累積膜として移しと
った。累積膜はY膜であり、7層まで累積した。実施例
1に示した反応溶液をメタノールで3倍にうすめ、ガラ
ス基盤上で乾燥すると膜が得られた。
【0012】実施例4 実施例3で製膜したラングミュアープロジェットの7層
累積膜について、タリステップにより表面の荒さ、及び
膜厚を測定した結果、1層当りPAAF5は膜厚22
Å、PAAF20は29Åであり、表面の凹凸は約2〜
4Åの上下が認められた。
【0013】実施例5 実施例3で得た膜についてn−アルカンとの接触角を測
定し、Zismanプロットから求めた臨界表面張力γ
cを測定した。その結果、PAAF20の単分子膜は1
8.2、7層の累積膜は17.6、PAAF5の7層の
累積膜は19.3、溶液を風乾して得たPAAF20の
膜は14.4、PAAF5では20.1であった。また
水との接触角は、ポリアリルアミンの膜では74°であ
ったが、PAAF20の単分子膜は106°、7層の累
積膜は110°、PAAF5の7層の累積膜は107
°、溶液を風乾して得たPAAF20の膜は115°、
PAAF5では93°を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による含フッ素高分子化合物のラ
ングミュアーブロジェット膜のF−A曲線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rfは炭素数6〜15のペルフルオロアルキル
    基を示し、mは10〜1500の数を示し、nは0<n
    ≦0.4mを満たす数である。)で表わされる含フッ素
    高分子化合物からなるラングミュアーブロジェット膜。
JP20012093A 1993-07-19 1993-07-19 含フッ素高分子化合物からなるラングミュアーブロジェット膜 Expired - Lifetime JPH0768314B2 (ja)

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JPH06263826A JPH06263826A (ja) 1994-09-20
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