JPH0768594B2 - 熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金 - Google Patents
熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金Info
- Publication number
- JPH0768594B2 JPH0768594B2 JP62083603A JP8360387A JPH0768594B2 JP H0768594 B2 JPH0768594 B2 JP H0768594B2 JP 62083603 A JP62083603 A JP 62083603A JP 8360387 A JP8360387 A JP 8360387A JP H0768594 B2 JPH0768594 B2 JP H0768594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- migration
- electronic parts
- hot workability
- resistant
- copper alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005012 migration Effects 0.000 title claims description 20
- 238000013508 migration Methods 0.000 title claims description 20
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 19
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 9
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 32
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 16
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 11
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 10
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N Cu2+ Chemical compound [Cu+2] JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 229910001431 copper ion Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 229910017827 Cu—Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- OWXLRKWPEIAGAT-UHFFFAOYSA-N [Mg].[Cu] Chemical compound [Mg].[Cu] OWXLRKWPEIAGAT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 1
- 239000003610 charcoal Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000265 homogenisation Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- FWFGVMYFCODZRD-UHFFFAOYSA-N oxidanium;hydrogen sulfate Chemical compound O.OS(O)(=O)=O FWFGVMYFCODZRD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 1
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 1
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱間加工性に優れた耐マイグレーション性電
気・電子部品用銅合金(詳しくは、半導体素子・集積回
路および端子・コネクター用銅合金)に関するものであ
る。
気・電子部品用銅合金(詳しくは、半導体素子・集積回
路および端子・コネクター用銅合金)に関するものであ
る。
[従来技術] 従来、特公昭43−38397号公報にて提案されているCu−
2.3%Fe−0.03%P−1.13%Znからなる鉄入り銅合金
は、導電性に優れ、耐熱性の良好な電気・電子部品用の
高力銅合金材料として知られている。
2.3%Fe−0.03%P−1.13%Znからなる鉄入り銅合金
は、導電性に優れ、耐熱性の良好な電気・電子部品用の
高力銅合金材料として知られている。
上記の鉄入り銅合金は、常温において、Cu中へのFeの固
溶限以上のFeを含有する。したがって、連続鋳造あるい
は半連続鋳造にて作製した鉄入り銅合金鋳塊には、晶出
および析出した鉄が存在する。この鉄入り銅合金鋳塊を
熱間加工する際には、晶出および析出した鉄を固溶させ
るために熱間加工前の熱処理として930〜980℃の温度で
2〜3時間の平均化処理を必要とする。
溶限以上のFeを含有する。したがって、連続鋳造あるい
は半連続鋳造にて作製した鉄入り銅合金鋳塊には、晶出
および析出した鉄が存在する。この鉄入り銅合金鋳塊を
熱間加工する際には、晶出および析出した鉄を固溶させ
るために熱間加工前の熱処理として930〜980℃の温度で
2〜3時間の平均化処理を必要とする。
また、さらに上記鉄入り同合金鋳塊には500〜700℃に脆
性域があり、この温度域での高温伸びは6%以下であ
る。
性域があり、この温度域での高温伸びは6%以下であ
る。
したがって、熱間加工する際に均質化処理を行なわない
場合は、10Kgf/mm2以上の残留応力の存在する鋳塊を脆
性域内で30分以上保持すると熱間割れを発生しやすいと
いう問題があった。
場合は、10Kgf/mm2以上の残留応力の存在する鋳塊を脆
性域内で30分以上保持すると熱間割れを発生しやすいと
いう問題があった。
さらに、近年電気・電子部品は軽薄短小化のニーズに伴
ない、例えば集積回路抵抗器などは電極数の増加やプリ
ント基盤への高密度実装の必要から前記電極の電極間ピ
ッチは、1/10インチ(2.54mm)から1/20インチ(1.27m
m)、1/30インチ(0.847mm)へと小さくなってきてお
り、これに対応して端子・コネクターの極間ピッチも小
さくなっている。
ない、例えば集積回路抵抗器などは電極数の増加やプリ
ント基盤への高密度実装の必要から前記電極の電極間ピ
ッチは、1/10インチ(2.54mm)から1/20インチ(1.27m
m)、1/30インチ(0.847mm)へと小さくなってきてお
り、これに対応して端子・コネクターの極間ピッチも小
さくなっている。
上記のように、電気・電子部品の電極間ピッチが小さく
なると、湿気の結露あるいは水分の侵入によって電極間
の水分の付着した部分に銅イオンが溶出し、当該銅イオ
ンが電極間電位で還元され、当該還元の繰り返しによ
り、Cuのマイグレーション現象が生じ、電極間を短絡す
るという不具合が生じ易い。
なると、湿気の結露あるいは水分の侵入によって電極間
の水分の付着した部分に銅イオンが溶出し、当該銅イオ
ンが電極間電位で還元され、当該還元の繰り返しによ
り、Cuのマイグレーション現象が生じ、電極間を短絡す
るという不具合が生じ易い。
すなわち、従来の電気・電子部品用銅合金では、Cuのマ
イグレーション現象が生じ易く、電極間の短絡という問
題がある。
イグレーション現象が生じ易く、電極間の短絡という問
題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 以上説明したように、Cu−2.3%Fe−0.03P−0.13%Znか
らなる鉄入り銅合金は、鋳塊状態では、600℃付近の中
高温度域での高温伸びは6%以下と低いため、熱間加工
前の熱処理として930〜980℃の温度で数時間の均質化処
理が必要となる。
らなる鉄入り銅合金は、鋳塊状態では、600℃付近の中
高温度域での高温伸びは6%以下と低いため、熱間加工
前の熱処理として930〜980℃の温度で数時間の均質化処
理が必要となる。
本発明は、上記に説明したCu−2.3%Fe−0.03%P−0.1
3%Znからなる鉄入り銅合金が熱間加工における加熱
中、あるいは熱間加工中に粒界割れを生じ易いという問
題点を解決し、さらには、当該銅合金を材料とする電気
・電子部品の高密度化に伴なう銅のマイグレーション現
象により発生する短絡という問題点を解決すべくなされ
たものである。
3%Znからなる鉄入り銅合金が熱間加工における加熱
中、あるいは熱間加工中に粒界割れを生じ易いという問
題点を解決し、さらには、当該銅合金を材料とする電気
・電子部品の高密度化に伴なう銅のマイグレーション現
象により発生する短絡という問題点を解決すべくなされ
たものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は以上の事情に基づいてなされたものであり、熱
間加工性に優れた耐マイグレーション性電気・電子部品
用合金において、Fe:1.5〜3.0%,P:0.001〜0.1%,Zn:1.
0〜5.0%,Mg:0.001〜0.01%(0.01%は含まず)とCr,T
i,Zrのいずれか一種以上を0.001〜0.01%(0.1%は含ま
ず)含有し、残部がCuと不可避不純物からなることに要
旨が存在する。
間加工性に優れた耐マイグレーション性電気・電子部品
用合金において、Fe:1.5〜3.0%,P:0.001〜0.1%,Zn:1.
0〜5.0%,Mg:0.001〜0.01%(0.01%は含まず)とCr,T
i,Zrのいずれか一種以上を0.001〜0.01%(0.1%は含ま
ず)含有し、残部がCuと不可避不純物からなることに要
旨が存在する。
[作用] 以下に本発明の熱間加工性に優れた耐マイグレーション
性電気・電子部品用銅合金について詳細に説明する。
性電気・電子部品用銅合金について詳細に説明する。
一般的に、銅合金などの連続鋳造あるいは半連続鋳造に
おいては、鋳塊の表層部数mmを除いた部分は徐冷されて
凝固している。
おいては、鋳塊の表層部数mmを除いた部分は徐冷されて
凝固している。
また、Cu−Fe系合金の550℃以下の温度でのCu中へのFe
の固溶限は0.15%以下である。
の固溶限は0.15%以下である。
したがって、Cu−2.3%Fe−0.03%P−0.13%Znからな
る鉄入り合金では2.15%以上のFeが結晶粒界・粒内に析
出している。特に、結晶粒界にFeが多量に析出すると、
高温下における粒界のすべりが起り難くなり、粒界の高
温強度が著しく劣化し、熱間割れの原因となる。また60
0℃付近の中高温度域で高温伸びが6%以下となり、脆
性を示す。
る鉄入り合金では2.15%以上のFeが結晶粒界・粒内に析
出している。特に、結晶粒界にFeが多量に析出すると、
高温下における粒界のすべりが起り難くなり、粒界の高
温強度が著しく劣化し、熱間割れの原因となる。また60
0℃付近の中高温度域で高温伸びが6%以下となり、脆
性を示す。
本発明は銅合金において合金元素の添加によりFeの結晶
粒界への析出を抑制し、粒界の中高温強度、中高温脆性
を改善し、また電気・電子部品のマイグレーションの形
成を抑えた、熱間加工性に優れた耐マイグレーション性
銅合金に関するものであり、以下に各添加元素の限定理
由および作用について説明する。
粒界への析出を抑制し、粒界の中高温強度、中高温脆性
を改善し、また電気・電子部品のマイグレーションの形
成を抑えた、熱間加工性に優れた耐マイグレーション性
銅合金に関するものであり、以下に各添加元素の限定理
由および作用について説明する。
(Mg) Mg:0.001〜0.1%(0.01%は含まず)とする。
Mgは、原料、炉材あるいは雰囲気から混入するSを、安
定なMgとの化の形で母相中に固定し、熱間加工性を向上
させる必須元素であり、含有量が0.001%未満では上記
効果はなく、Sは粒界中を移動して粒界割れを助言する
こととなる。Mgの含有量が0.01%以上であると鋳塊内部
にCu+MgCu2という融点722℃の共晶を生じ、熱間加工温
度である850〜950℃に加熱することが不可能となり、さ
らには鋳塊の表面に酸化物の巻き込みが多くなり、健全
な鋳塊が得られなくなる。したがってMg含有量は0.001
〜0.01%(0.01%含まず)とする。
定なMgとの化の形で母相中に固定し、熱間加工性を向上
させる必須元素であり、含有量が0.001%未満では上記
効果はなく、Sは粒界中を移動して粒界割れを助言する
こととなる。Mgの含有量が0.01%以上であると鋳塊内部
にCu+MgCu2という融点722℃の共晶を生じ、熱間加工温
度である850〜950℃に加熱することが不可能となり、さ
らには鋳塊の表面に酸化物の巻き込みが多くなり、健全
な鋳塊が得られなくなる。したがってMg含有量は0.001
〜0.01%(0.01%含まず)とする。
(Cr,Ti,Zr) Cr,Ti,Zr:いずれか1種以上を0.001〜0.
01%(0.01%は含まれず)含有する。
01%(0.01%は含まれず)含有する。
Cr,Ti,Zrいずれか1種類以上の含有量が0.001%未満で
は熱間割れの抑制効果は得られず、また0.01%以上含有
すると溶湯が酸化し易くなり、良好な鋳塊が得られな
い。したがってCr,Ti,Zr:いずれか1種以上を0.001〜0.
01%(0.01%は含まれず)含有する必要がある。
は熱間割れの抑制効果は得られず、また0.01%以上含有
すると溶湯が酸化し易くなり、良好な鋳塊が得られな
い。したがってCr,Ti,Zr:いずれか1種以上を0.001〜0.
01%(0.01%は含まれず)含有する必要がある。
(Zn) Zn:1.0〜5.0% Znは、電圧が印加された電気・電子部品の極間に水の侵
入や結露などが生じた場合のCuのマイグレーション形成
を抑え、漏洩電流を抑制するための必須元素である。
入や結露などが生じた場合のCuのマイグレーション形成
を抑え、漏洩電流を抑制するための必須元素である。
Zn含有量が1.0%未満ではマイグレーション抑制効果が
得られず、Zn含有量が5.0%を越えた場合は、導電率が
小さくなり、また応力腐触割れを起こしやすくなる。し
たがってZn含有量は1.0〜5.0とする。
得られず、Zn含有量が5.0%を越えた場合は、導電率が
小さくなり、また応力腐触割れを起こしやすくなる。し
たがってZn含有量は1.0〜5.0とする。
(P) P:0.001〜0.1% Pは含有量が0.001%未満では、溶湯中の脱酸効果が得
られず、また0.1%を越えて含有すると熱間加工性の劣
化および導電率の低下をきたす。したがって、Pの含有
量は0.001から0.1%とする必要がある。
られず、また0.1%を越えて含有すると熱間加工性の劣
化および導電率の低下をきたす。したがって、Pの含有
量は0.001から0.1%とする必要がある。
(Fe) Fe:1.5〜3.0% Feは素材の強度向上に寄与するが、その含有量が1.5%
未満では目的とする高強度が得られず、また3.0%を越
えて含有すると導電率の低下および晶出するFeが巨大化
し、その結果、半田付け性の劣化およびAu,Agめっきの
ふくれ等の不具合を生じ易くなる。したがって、Feの含
有量は1.5〜3.0%とする必要がある。
未満では目的とする高強度が得られず、また3.0%を越
えて含有すると導電率の低下および晶出するFeが巨大化
し、その結果、半田付け性の劣化およびAu,Agめっきの
ふくれ等の不具合を生じ易くなる。したがって、Feの含
有量は1.5〜3.0%とする必要がある。
[実施例] 以下に本発明の熱間加工性に優れた電気・電子部品用銅
合金の実施例について説明する。
合金の実施例について説明する。
第1表に示す組成の銅合金を電気炉により大気巾で木炭
被覆下で溶解し、厚さ50mm、幅80mm、長さ180mmの鋳塊
を溶製した。
被覆下で溶解し、厚さ50mm、幅80mm、長さ180mmの鋳塊
を溶製した。
以上により溶製した各鋳塊を切断し、厚さ6mmのASTME8
の高温引張試験片と厚さ40mm、幅80mm、厚さ180mmの熱
間圧延試験方と厚さ5mm、幅20mm、長さ150mmの中高温脆
性特性の評価試験片を作製した。
の高温引張試験片と厚さ40mm、幅80mm、厚さ180mmの熱
間圧延試験方と厚さ5mm、幅20mm、長さ150mmの中高温脆
性特性の評価試験片を作製した。
高温引張試験条件は、温度600℃、700℃,800℃および95
0℃とし、引張速度は2mm/minとした。
0℃とし、引張速度は2mm/minとした。
熱間圧延条件は、圧延開始温度950℃とし、1パス毎の
圧下率は大幅25%とし、3パスにて圧延し、圧延終了温
度650℃以上、厚さ15mmに仕上げた。
圧下率は大幅25%とし、3パスにて圧延し、圧延終了温
度650℃以上、厚さ15mmに仕上げた。
中高温脆性の評価試験は、3点支持曲げにて10Kgf/mm2
の応力を付加し、真空炉中で600℃にて1時間保持し、
冷却後常温にて内側面曲げ半径30mmで、90度曲げて割れ
の有無を確認した。
の応力を付加し、真空炉中で600℃にて1時間保持し、
冷却後常温にて内側面曲げ半径30mmで、90度曲げて割れ
の有無を確認した。
また、耐マイグレーションの試験のために、前記鋳塊の
それぞれの一部を950℃で1時間加熱後熱間圧延を行な
い、厚さ15mmの板材とし水中急冷した。
それぞれの一部を950℃で1時間加熱後熱間圧延を行な
い、厚さ15mmの板材とし水中急冷した。
上記熱間圧延材の表面の酸化スケースは20vol%硫酸水
にて除去後、冷間圧延にて、途中、500℃×2hr、で焼鈍
し、厚さ0.32mmの圧延材を作製した。
にて除去後、冷間圧延にて、途中、500℃×2hr、で焼鈍
し、厚さ0.32mmの圧延材を作製した。
上記の冷間圧延材から、厚さ0.32mm、幅3.0mm、長さ80m
mの試験片を作製した。
mの試験片を作製した。
第1図および第2図は、上記試験片を使用した漏洩電流
測定用の試験装置である。第1図および第2図におい
て、1a,1bは試験片、2は厚さ1mmのABS樹脂、3は前記A
BS樹脂2の押え板である。4は、前記押え板3を押圧固
定するため表面に絶縁塗料を塗布したクリップ、5はバ
ッテリー、6は電線である。試験片1a,1bは端部を電線
6に接続している。
測定用の試験装置である。第1図および第2図におい
て、1a,1bは試験片、2は厚さ1mmのABS樹脂、3は前記A
BS樹脂2の押え板である。4は、前記押え板3を押圧固
定するため表面に絶縁塗料を塗布したクリップ、5はバ
ッテリー、6は電線である。試験片1a,1bは端部を電線
6に接続している。
第1図および第2図に示す2枚の試験片1a,1bに、バッ
テリー5より直流電圧14Vを印加して、水道水中に5分
間浸漬、続いて10分間乾燥の乾湿試験を50回行ない、そ
の間の最大漏電流を高感度レコーダー(図示せず)で測
定した。
テリー5より直流電圧14Vを印加して、水道水中に5分
間浸漬、続いて10分間乾燥の乾湿試験を50回行ない、そ
の間の最大漏電流を高感度レコーダー(図示せず)で測
定した。
以上説明した、試験結果を第2表および第3表に示す。
第3表の結果から明らかなように、本発明の実施例No.1
〜18においては、加熱中の昇温途中における一番脆化し
易い温度である600℃で、10Kgf/mm2の応力が付加された
状態で1時間保持しても、全く割れを生じない。
第3表の結果から明らかなように、本発明の実施例No.1
〜18においては、加熱中の昇温途中における一番脆化し
易い温度である600℃で、10Kgf/mm2の応力が付加された
状態で1時間保持しても、全く割れを生じない。
また、第2表、第3表における中高温引張試験および第
3表における950℃からの熱間圧延試験においても、各
々異常な破断および割れを生じてない。
3表における950℃からの熱間圧延試験においても、各
々異常な破断および割れを生じてない。
また、第2表に示すように、耐マイグレションの点にお
いても本発明の実施例No.1〜18は最大漏洩電流が0.48〜
0.56Aと小さく耐マイグレーション性に優れいる。
いても本発明の実施例No.1〜18は最大漏洩電流が0.48〜
0.56Aと小さく耐マイグレーション性に優れいる。
すなわち、本発明の実施例においては、Mgを0.001〜0.0
1%(0.01%含まず)含有させ、さらにCr,Ti,Zrのいず
れか1種以上を0.001〜0.01%(0.01%含まず)含有さ
せることによって、熱間加工性が良くなっている。ま
た、本発明の実施例においては、Znを1.0〜5.0%含有さ
せることにより、耐マイグレーションも良くなってい
る。
1%(0.01%含まず)含有させ、さらにCr,Ti,Zrのいず
れか1種以上を0.001〜0.01%(0.01%含まず)含有さ
せることによって、熱間加工性が良くなっている。ま
た、本発明の実施例においては、Znを1.0〜5.0%含有さ
せることにより、耐マイグレーションも良くなってい
る。
以上説明した実施例に対して、第2表および第3表に示
す、比較例No.19〜29においては、第3表に示す600℃に
おける応力付加試験において、貫通割れを生じている。
す、比較例No.19〜29においては、第3表に示す600℃に
おける応力付加試験において、貫通割れを生じている。
また第2表、第3表における中高温引張試験において
は、伸び率は低く、950℃における高温引張試験での切
断部以外の割れ状況は、激しく粒界割れを生じている。
は、伸び率は低く、950℃における高温引張試験での切
断部以外の割れ状況は、激しく粒界割れを生じている。
さらに、第3表において950℃での熱間圧延試験では1
パスで耳割れ、表面割れが発生し、2パスで崩壊した。
パスで耳割れ、表面割れが発生し、2パスで崩壊した。
さらにまた、比較例No.21,22,23,26および29において
は、第2表に示すように、最大漏洩電流がそれぞれ3.15
A〜4.35Aと高い値となっており。耐マイグレーション性
に劣っている。
は、第2表に示すように、最大漏洩電流がそれぞれ3.15
A〜4.35Aと高い値となっており。耐マイグレーション性
に劣っている。
すなわち、本発明の実施例に対する比較例No.20〜No.32
においては、本発明の必須要件を満足するMg:0.001〜0.
01%(0.01%含まず)が含有されておらず、また、同様
にCr,Ti,Zrのいずれか1種以上を0.001〜0.01%(0.01
%含まず)含有されていないため、熱間加工性が悪い。
においては、本発明の必須要件を満足するMg:0.001〜0.
01%(0.01%含まず)が含有されておらず、また、同様
にCr,Ti,Zrのいずれか1種以上を0.001〜0.01%(0.01
%含まず)含有されていないため、熱間加工性が悪い。
また、比較例No.21,22,23および26においては、本発明
の必須要件を満足するZn:1.0〜5.0%を含有していない
ために耐マイグレーション性に劣っている。
の必須要件を満足するZn:1.0〜5.0%を含有していない
ために耐マイグレーション性に劣っている。
尚、本発明の実施例において、漏洩電流の試験時におけ
る印加電圧は直流14Vとしたが直流印加電圧24Vあるい
は、100V交流印加電圧においても、良好の耐マイグレー
ション性を示す。
る印加電圧は直流14Vとしたが直流印加電圧24Vあるい
は、100V交流印加電圧においても、良好の耐マイグレー
ション性を示す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、鋳塊の均質化処
理を行なうことなく、中高温における脆性を改善し、熱
間加工が可能であり、さらには、Cuのマイグレーション
現象を制御することにより、電極間短絡のない、熱間加
工性に優れた耐マイグレーション性電気・電子部品用銅
合金を提供することができる。
理を行なうことなく、中高温における脆性を改善し、熱
間加工が可能であり、さらには、Cuのマイグレーション
現象を制御することにより、電極間短絡のない、熱間加
工性に優れた耐マイグレーション性電気・電子部品用銅
合金を提供することができる。
第1図および第2図は、最大漏洩電流を測定のための実
験装置の平面図および測断面図である。 1a,1b……試験片、2……ABS樹脂、4……クリップ、5
……バッテリー、6……電線、3……押え板、2a……放
電穴
験装置の平面図および測断面図である。 1a,1b……試験片、2……ABS樹脂、4……クリップ、5
……バッテリー、6……電線、3……押え板、2a……放
電穴
Claims (1)
- 【請求項1】Fe:1.5〜3.0%(重量%以下同じ。)P:0.0
01〜0.1%,Zn:1.0〜5.0%,Mg:0.001〜0.01%(0.01%は
含まず)を含有し、Cr,Ti,Zrのいずれか一種以上を0.00
1〜0.01%(0.01%は含まず)含有し、残部がCuと不可
避不純物からなることを特徴とする、熱間加工性に優れ
た耐マイグレーション性電気・電子部品用銅合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62083603A JPH0768594B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62083603A JPH0768594B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63247328A JPS63247328A (ja) | 1988-10-14 |
| JPH0768594B2 true JPH0768594B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=13807057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62083603A Expired - Lifetime JPH0768594B2 (ja) | 1987-04-03 | 1987-04-03 | 熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768594B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59193233A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | Toshiba Corp | 銅合金 |
| JPS61127839A (ja) * | 1984-11-24 | 1986-06-16 | Kobe Steel Ltd | 熱間加工性の優れた燐青銅 |
-
1987
- 1987-04-03 JP JP62083603A patent/JPH0768594B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63247328A (ja) | 1988-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09104956A (ja) | 高強度高導電性銅基合金の製造法 | |
| JP3383615B2 (ja) | 電子材料用銅合金及びその製造方法 | |
| EP0189637A1 (en) | Copper alloy and production of the same | |
| JP2844120B2 (ja) | コネクタ用銅基合金の製造法 | |
| JP3904118B2 (ja) | 電気、電子部品用銅合金とその製造方法 | |
| JP3049137B2 (ja) | 曲げ加工性が優れた高力銅合金及びその製造方法 | |
| JPS63307232A (ja) | 銅合金 | |
| JPS62182240A (ja) | 導電性高力銅合金 | |
| JP2950715B2 (ja) | 電気・電子部品用銅合金 | |
| JPS6215621B2 (ja) | ||
| JP2006283107A (ja) | Cu−Ni−Si系銅合金及びその製造方法 | |
| JPH11323463A (ja) | 電気・電子部品用銅合金 | |
| JPS6338547A (ja) | 高力伝導性銅合金 | |
| JPS62199741A (ja) | 耐マイグレ−シヨン性に優れた端子・コネクタ−用銅合金。 | |
| JPH0768594B2 (ja) | 熱間加工性に優れた耐マイグレ−シヨン性電気・電子部品用銅合金 | |
| JPH05311364A (ja) | 高強度高導電性銅合金の製造方法 | |
| JP3941308B2 (ja) | 熱間加工性に優れた銅合金 | |
| JP2000273561A (ja) | 端子用銅基合金及びその製造方法 | |
| JP2585347B2 (ja) | 耐マイグレーション性に優れた高導電性銅合金の製造方法 | |
| JPH06220556A (ja) | 熱間加工性及び耐マイグレーション性が優れた電気・電子部品用銅合金 | |
| JPH0696757B2 (ja) | 耐熱性および曲げ加工性が優れる高力、高導電性銅合金の製造方法 | |
| JP3344687B2 (ja) | リードフレーム用銅合金 | |
| JPH01165733A (ja) | 高強度高導電性銅合金 | |
| JP3049149B2 (ja) | 耐マイグレーション性が優れた高力・高導電性銅合金及びその製造方法 | |
| JPH0219432A (ja) | 半導体機器リード材又は導電性ばね材用高力高導電銅合金 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070726 Year of fee payment: 12 |