JPH0768608B2 - 分割型コンロツドの浸炭焼入方法 - Google Patents
分割型コンロツドの浸炭焼入方法Info
- Publication number
- JPH0768608B2 JPH0768608B2 JP27194686A JP27194686A JPH0768608B2 JP H0768608 B2 JPH0768608 B2 JP H0768608B2 JP 27194686 A JP27194686 A JP 27194686A JP 27194686 A JP27194686 A JP 27194686A JP H0768608 B2 JPH0768608 B2 JP H0768608B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carburizing
- cap
- large end
- connecting rod
- small diameter
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンロッド本体とその大端部に締結されるキ
ャップとで構成される分割型コンロッドの浸炭焼入方法
に関する。
ャップとで構成される分割型コンロッドの浸炭焼入方法
に関する。
(従来の技術) この種分割型コンロッドでは、第2図に示す如くコンロ
ッド本体(1)の大端部(2)にクランクピンの軸受面
(2a)の直径方向両側の締付孔(3)と、キャップ
(4)にクランクピンの軸受面(4a)の直径方向両側の
締付孔(5)とを形成し、該キャップ(4)を該大端部
(2)に両締付孔(3)(5)に貫通させる締付ボルト
を用いて締結するを一般とし、この場合大端部(2)に
対するキャップ(4)の位置ずれを防止すべく、各締付
孔(3)(5)の合せ面(2b)(4b)側の部分を小径に
して、この小径部(3a)(5a)に締付ボルトを圧入する
ようにしている。
ッド本体(1)の大端部(2)にクランクピンの軸受面
(2a)の直径方向両側の締付孔(3)と、キャップ
(4)にクランクピンの軸受面(4a)の直径方向両側の
締付孔(5)とを形成し、該キャップ(4)を該大端部
(2)に両締付孔(3)(5)に貫通させる締付ボルト
を用いて締結するを一般とし、この場合大端部(2)に
対するキャップ(4)の位置ずれを防止すべく、各締付
孔(3)(5)の合せ面(2b)(4b)側の部分を小径に
して、この小径部(3a)(5a)に締付ボルトを圧入する
ようにしている。
ところで、浸炭焼入に際しコンロッド本体(1)とキャ
ップ(4)とを分離しておくと、コンロッド本体(1)
の大端部(2)がこれに形成した締付孔(3)(3)の
ピッチl1を狭める方向に、又キャップ(4)がこれに形
成した締付孔(5)(5)のピッチl2を広げる方向に変
形して、両締付孔(3)(5)が芯ずれし、又締付孔
(3)(5)の内面が座ぐり面(2c)(4c)側の大径部
(3b)(5b)から小径部(3a)(5a)に亘って浸炭さ
れ、小径部(3a)(5a)の内面の硬度が高くなって、そ
の仕上げをリーマ加工で行なうことが困難になる。
ップ(4)とを分離しておくと、コンロッド本体(1)
の大端部(2)がこれに形成した締付孔(3)(3)の
ピッチl1を狭める方向に、又キャップ(4)がこれに形
成した締付孔(5)(5)のピッチl2を広げる方向に変
形して、両締付孔(3)(5)が芯ずれし、又締付孔
(3)(5)の内面が座ぐり面(2c)(4c)側の大径部
(3b)(5b)から小径部(3a)(5a)に亘って浸炭さ
れ、小径部(3a)(5a)の内面の硬度が高くなって、そ
の仕上げをリーマ加工で行なうことが困難になる。
そこで、従来、第3図に示すようにキャップ(4)をコ
ンロッド本体(1)の大端部(2)にボルトaを用いて
締結し、この状態で浸炭焼入処理を行ない、両締付孔
(3)(5)の芯ずれを防止し、又ボルトaの頭部側と
その他端のナットb側とに銅ワッシャcを装着して、該
ワッシャcにより各締付孔(3)(5)の開口端を密閉
し、これら締付孔(3)(5)の内面が浸炭されないよ
うにしている。
ンロッド本体(1)の大端部(2)にボルトaを用いて
締結し、この状態で浸炭焼入処理を行ない、両締付孔
(3)(5)の芯ずれを防止し、又ボルトaの頭部側と
その他端のナットb側とに銅ワッシャcを装着して、該
ワッシャcにより各締付孔(3)(5)の開口端を密閉
し、これら締付孔(3)(5)の内面が浸炭されないよ
うにしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来技術では、浸炭焼入処理の前後におけるキャッ
プ(4)の締結と解体とに時間がかかり、特に浸炭焼入
処理時に大端部(2)とキャップ(4)との孔軸方向の
熱膨張によってナットbの螺合部に大きな荷重が作用
し、ねじ山が損傷してナットbの取外しが困難になるこ
とがあり、生産性の向上を図る上での障害となってい
る。
プ(4)の締結と解体とに時間がかかり、特に浸炭焼入
処理時に大端部(2)とキャップ(4)との孔軸方向の
熱膨張によってナットbの螺合部に大きな荷重が作用
し、ねじ山が損傷してナットbの取外しが困難になるこ
とがあり、生産性の向上を図る上での障害となってい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる問題点を解決すべく、コンロッド本体
とその大端部に締結されるキャップとで構成され、且つ
該大端部と該キャップとに合せ面側を小径とした段付形
状の締付孔を形成して成る分割型コンロッドの浸炭焼入
方法において、該大端部あるいは該キャップのいずれか
一方の締付孔から該締付孔と他方の締付孔の小径部とを
貫通する長さの固定ピンを挿入して、該ピンを該両締付
孔の小径部に嵌合することにより該キャップを該大端部
に組付け、この状態で浸炭焼入処理を施すことを特徴と
する。
とその大端部に締結されるキャップとで構成され、且つ
該大端部と該キャップとに合せ面側を小径とした段付形
状の締付孔を形成して成る分割型コンロッドの浸炭焼入
方法において、該大端部あるいは該キャップのいずれか
一方の締付孔から該締付孔と他方の締付孔の小径部とを
貫通する長さの固定ピンを挿入して、該ピンを該両締付
孔の小径部に嵌合することにより該キャップを該大端部
に組付け、この状態で浸炭焼入処理を施すことを特徴と
する。
(作 用) 大端部の締付孔とキャップの締付孔とは、該両締付孔の
小径部に嵌合される固定ピンにより芯決めされた状態に
保持され、浸炭焼入処理による該両締付孔の芯ずれが抑
制される。
小径部に嵌合される固定ピンにより芯決めされた状態に
保持され、浸炭焼入処理による該両締付孔の芯ずれが抑
制される。
又、固定ピンが小径部への処理ガスの侵入を防止する栓
の役割を果して、小径部の内面は浸炭されないが、締付
孔の大径部の内面はその開口端から侵入する処理ガスに
より浸炭される。この大径部内面の浸炭は、大端部やキ
ャップの強度アップを図る上で有効に機能する。
の役割を果して、小径部の内面は浸炭されないが、締付
孔の大径部の内面はその開口端から侵入する処理ガスに
より浸炭される。この大径部内面の浸炭は、大端部やキ
ャップの強度アップを図る上で有効に機能する。
更に、固定ピンを大端部とキャップとの一方の締付孔か
ら挿脱するだけで、従来技術のようにナットの螺脱作業
を行なうことなくキャップの組付けと解体とを行ない得
られ、作業性が向上する。
ら挿脱するだけで、従来技術のようにナットの螺脱作業
を行なうことなくキャップの組付けと解体とを行ない得
られ、作業性が向上する。
(実施例) 第1図に基づいて本発明の実施例を説明する。尚、第1
図のコンロッドは第2図のものと同一であり、同一符号
を付してコンロッド自体の詳細な説明は省略する。
図のコンロッドは第2図のものと同一であり、同一符号
を付してコンロッド自体の詳細な説明は省略する。
第1図で(6)は、キャップ(4)に形成した締付孔
(5)と大端部(2)に形成した締付孔(3)の小径部
(3a)とに貫通するのに必要充分な長さに形成した固定
ピンを示し、浸炭焼入処理の前工程で大端部(2)の合
せ面(2b)にキャップ(4)の合せ面(4b)を突き合せ
て、該キャップ(4)の各締付孔(5)に該各固定ピン
(6)を挿入し、該各固定ピン(6)を該各締付孔
(5)の小径部(5a)に嵌合すると共に、大端部(2)
の各締付孔(3)の小径部(3a)に嵌合して、該キャッ
プ(4)を該大端部(2)に組付け、この状態で浸炭焼
入処理を行なうようにした。
(5)と大端部(2)に形成した締付孔(3)の小径部
(3a)とに貫通するのに必要充分な長さに形成した固定
ピンを示し、浸炭焼入処理の前工程で大端部(2)の合
せ面(2b)にキャップ(4)の合せ面(4b)を突き合せ
て、該キャップ(4)の各締付孔(5)に該各固定ピン
(6)を挿入し、該各固定ピン(6)を該各締付孔
(5)の小径部(5a)に嵌合すると共に、大端部(2)
の各締付孔(3)の小径部(3a)に嵌合して、該キャッ
プ(4)を該大端部(2)に組付け、この状態で浸炭焼
入処理を行なうようにした。
実験によれば、締付孔(3)(3)のピッチl1と締付孔
(5)(5)のピッチl2との規定寸法を49.0mmとし、又
固定ピン(6)の径を小径部(3a)(5a)に手作業で軽
圧入し得る程度形成して、浸炭焼入処理後のl1、l2を計
測したところ、l1、l2共に49±0.05mmの許容範囲に収ま
り、固定ピン(6)により締付孔(3)(4)の相互の
芯ずれを実用上問題の無い程度に抑制し得ることが確認
された。
(5)(5)のピッチl2との規定寸法を49.0mmとし、又
固定ピン(6)の径を小径部(3a)(5a)に手作業で軽
圧入し得る程度形成して、浸炭焼入処理後のl1、l2を計
測したところ、l1、l2共に49±0.05mmの許容範囲に収ま
り、固定ピン(6)により締付孔(3)(4)の相互の
芯ずれを実用上問題の無い程度に抑制し得ることが確認
された。
又固定ピン(6)の頭部(6a)で閉塞されていない大端
部(2)の締付孔(3)の大径部(3b)の内面は浸炭さ
れて硬度が高められるが、小径部(3a)(5a)の内面は
浸炭されないことも確認された。
部(2)の締付孔(3)の大径部(3b)の内面は浸炭さ
れて硬度が高められるが、小径部(3a)(5a)の内面は
浸炭されないことも確認された。
実施例では、大端部(2)の座ぐり面(2c)を合せ面
(2b)に近付けて形成したため、座ぐり面(2c)の軸受
面(2a)側のコーナ部の強度が肉厚の減少で低下する
が、締付孔(3)の大径部(3b)内面の浸炭はコーナ部
の強度低下を補償すべく有効に機能する。
(2b)に近付けて形成したため、座ぐり面(2c)の軸受
面(2a)側のコーナ部の強度が肉厚の減少で低下する
が、締付孔(3)の大径部(3b)内面の浸炭はコーナ部
の強度低下を補償すべく有効に機能する。
浸炭焼入処理後、各固定ピン(6)を抜取ってコンロッ
ド本体(1)とキャップ(4)とを解体し、各締付孔
(3)(5)の小径部(3a)(5a)にリーマ加工を施す
が、小径部(3a)(5a)の内面は上記の如く浸炭されて
いないため、リーマ加工を容易に行ない得られる。
ド本体(1)とキャップ(4)とを解体し、各締付孔
(3)(5)の小径部(3a)(5a)にリーマ加工を施す
が、小径部(3a)(5a)の内面は上記の如く浸炭されて
いないため、リーマ加工を容易に行ない得られる。
(発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、固定ピンによりコンロ
ッド本体の大端部に形成する締付孔とキャップに形成す
る締付孔との浸炭焼入処理時の芯ずれを抑制できると共
に、締付孔の小径部内面の浸炭が防止されて後工程での
リーマ加工が容易になり、且つ締付孔の大径部内面が浸
炭されてコンロッドの強度を高める上で有効に機能し、
而も浸炭焼入処理の前後でのキャップの組付けと解体と
を固定ピンを締付孔に挿脱するだけで容易に行ない得ら
れ、作業性が向上する効果を有する。
ッド本体の大端部に形成する締付孔とキャップに形成す
る締付孔との浸炭焼入処理時の芯ずれを抑制できると共
に、締付孔の小径部内面の浸炭が防止されて後工程での
リーマ加工が容易になり、且つ締付孔の大径部内面が浸
炭されてコンロッドの強度を高める上で有効に機能し、
而も浸炭焼入処理の前後でのキャップの組付けと解体と
を固定ピンを締付孔に挿脱するだけで容易に行ない得ら
れ、作業性が向上する効果を有する。
第1図は本発明方法による浸炭焼入処理時のコンロッド
の組立状態を示す截断平面図、第2図はコンロッドの解
体状態の截断平面図、第3図は従来技術による浸炭焼入
処理時のコンロッドの組立状態を示す截断平面図であ
る。 (1)……コンロッド本体、(2)……大端部 (4)……キャップ、(2b)(4b)……合せ面 (3)(5)……締付孔、(3a)(5a)……小径部 (6)……固定ピン
の組立状態を示す截断平面図、第2図はコンロッドの解
体状態の截断平面図、第3図は従来技術による浸炭焼入
処理時のコンロッドの組立状態を示す截断平面図であ
る。 (1)……コンロッド本体、(2)……大端部 (4)……キャップ、(2b)(4b)……合せ面 (3)(5)……締付孔、(3a)(5a)……小径部 (6)……固定ピン
Claims (1)
- 【請求項1】コンロッド本体とその大端部に締結される
キャップとで構成され、且つ該大端部と該キャップとに
合せ面側を小径とした段付形状の締付孔を形成して成る
分割型コンロッドの浸炭焼入方法において、該大端部あ
るいは該キャップのいずれか一方の締付孔から該締付孔
と他方の締付孔の小径部とを貫通する長さの固定ピンを
挿入して、該ピンを該両締付孔の小径部に嵌合すること
により該キャップを該大端部に組付け、この状態で浸炭
焼入処理を施すことを特徴とする分割型コンロッドの浸
炭焼入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27194686A JPH0768608B2 (ja) | 1986-11-17 | 1986-11-17 | 分割型コンロツドの浸炭焼入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27194686A JPH0768608B2 (ja) | 1986-11-17 | 1986-11-17 | 分割型コンロツドの浸炭焼入方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63128162A JPS63128162A (ja) | 1988-05-31 |
| JPH0768608B2 true JPH0768608B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17507027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27194686A Expired - Fee Related JPH0768608B2 (ja) | 1986-11-17 | 1986-11-17 | 分割型コンロツドの浸炭焼入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768608B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6482839B2 (ja) * | 2014-12-02 | 2019-03-13 | 日産自動車株式会社 | ボルト組立体及びその浸炭方法 |
-
1986
- 1986-11-17 JP JP27194686A patent/JPH0768608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63128162A (ja) | 1988-05-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |