JPH0768875A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH0768875A
JPH0768875A JP21966393A JP21966393A JPH0768875A JP H0768875 A JPH0768875 A JP H0768875A JP 21966393 A JP21966393 A JP 21966393A JP 21966393 A JP21966393 A JP 21966393A JP H0768875 A JPH0768875 A JP H0768875A
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JP
Japan
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recording
paper
ink
recording paper
thermal transfer
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Application number
JP21966393A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nakano
哲夫 中野
Yuichi Takano
裕一 高野
Masami Takada
正美 高田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録時間の短縮あるいは、色ずれの少ない画
質の良い記録を得られる熱転写記録装置を提供する。 【構成】 システムコントローラ2が機構部1を第1の
排出動作で動作させる場合は、最終色の記録時に、チャ
ック113が感熱ヘッド101の下を通過した後、感熱
ヘッド101をドラム111に圧着させ、同時に、チャ
ック113を上方に押し上げる。この状態でドラム11
1を回転させ熱転写記録を行う。記録紙110の端部は
チャック113とドラム111の隙間を通過し、ローラ
121方向に送られる。システムコントローラ2が機構
部1を第2の排出動作で動作させる場合、最終色の記録
が完了後、チャック113による記録紙110の保持を
解放し、感熱ヘッド101をドラム11に圧着させたま
ま記録紙110を搬送する。記録紙110の端部がロー
ラ121に到達したら、感熱ヘッド101を浮上させ、
ローラ120をローラ121に押し当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録紙をドラムに巻装
し、ドラムを複数回回転させ、順次3原色インク等を転
写記録する熱転写記録装置に関し、特に、記録し終えた
記録紙を装置外部に排出するに際して、その排出動作を
選択することができる熱転写記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱転写記録装置はインク紙と記
録紙を重ね合わせてドラム上に押しつけ、インク紙の上
から感熱ヘッドにて加熱することによって記録を行う。
カラーの記録を行う場合にはイエロー、マゼンタ、シア
ンの3原色を順次重ね合わせてカラーを実現する。
【0003】このようなカラー熱転写記録装置では、転
写記録の位置精度を確保するため、記録紙をドラム上に
保持した上で記録を行う場合が多く、3色を記録する間
は記録紙の保持手段で記録紙をドラム上に保持し、記録
終了後に保持手段を解放して、記録紙の排出を行う。
【0004】ところで、従来の熱転写記録装置において
は、この様な記録紙の排出に際して、例えば、特開平1
−301275号公報に記載されているように、ドラム
を記録していた時とは反対方向に回転させ、記録紙を反
対方向に搬送させながら、装置外部に排出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の熱転写記録装置においては、記録紙の排出を行う際、
ドラムを記録していた時とは反対方向に回転させ、記録
紙を反対方向に搬送させながら排出するため、記録紙一
枚あたりの記録時間が長くなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、必要に応じて、記録紙一枚あたりの記録時
間を短縮でき、場合によっては、記録時間はそれほど短
縮できないが、色ずれを抑制できる熱転写記録装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数の色を重ねてカラーの記録を行う
際に、最後の色で記録を行う直前に記録紙の排出を開始
し、記録しながら前記記録紙の排出を行う第1の記録紙
排出動作を設ける。
【0008】さらに、最終色の記録を終了した後に記録
紙の排出を開始する第2の記録紙排出動作を設け、前記
異なる2つの排出動作を外部からの操作により切替可能
なよう構成する。
【0009】また、記録紙の種類あるいはインク紙の種
類を判別する判別手段を備え、その判別結果に応じて、
記録紙の排出動作を切替えるよう構成する。
【0010】あるいは、インク紙の残量を検出する検出
手段を設け、その検出結果に応じて、記録紙の排出動作
を切替えるよう構成する。
【0011】
【作用】第1の排出動作の場合、最終色の記録を開始す
る直前に記録紙の保持を解放し、記録動作と同時に排出
動作を行う。この場合、記録と排出動作とを同時に行う
ため、記録完了と同時に排出動作も大部分終了してい
る。そのため記録時間が短縮できる。
【0012】が、その一方、3色目の記録時の記録紙の
保持は、感熱ヘッドとドラムの圧着にのみ依存する。そ
のため、紙裏面の摩擦係数の低い記録紙を用いた場合
は、記録紙裏面とドラム表面上で十分な摩擦力が得られ
ず、その結果として記録紙が正確に搬送されず色ずれと
なる場合もある。
【0013】色ずれが発生するような場合には、外部か
らの操作により排出動作を第2の排出動作に切替え、最
終色の記録が完了した後に、排出動作を開始する排出動
作をさせる。この場合は記録動作中は記録紙の保持状態
が変化しないため、色ずれの発生が抑制される。
【0014】また、判別手段の判別結果によって、使用
するインク紙が黒インク1色を塗布したインク紙等のよ
うに色ずれが問題とならない場合には、記録しながら排
出する第1の排出動作に切替えるよう動作する。あるい
は判別手段により、色ずれの発生し易い記録紙であるか
否かを判別し、自動的に排出動作を切替えるよう動作す
る。
【0015】前記第2の排出動作の場合には、熱転写記
録は行われないが、インク紙と記録紙を同時に搬送する
ために、記録紙搬送長さ分だけ余分なインク紙を必要と
する。インク紙の終端部に排出に十分な長さがない場合
には、排出動作中にインク紙が終了し前進しなくなるた
め、記録紙が排出されない恐れがある。そこで、検出手
段によりインク紙の残量を検出し、インク紙の残量が少
ない場合には、外部からの設定によらず、記録しながら
排出する第1の排出動作に切替える。これによって、イ
ンク紙の終了端でインク紙の長さに余裕のない場合で
も、記録紙が排出できないという事態を回避できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0017】図1は本発明の一実施例としての熱転写記
録装置の構成図である。同図において、機構部1は記録
紙の排出動作時の状態を表している。図2は図1におけ
る機構部の給紙動作時の状態を示す構成図である。図3
は同じく図1における機構部の記録動作時の状態を示す
構成図である。
【0018】まず、図1を用いて、本実施例の構成を説
明する。同図において、1は熱転写記録装置の機構部、
2は装置全体をコントロールするシステムコントロー
ラ、3は機構部の駆動並びに記録する画像の処理などを
行う回路部、4は外部から装置を操作するための操作部
である。
【0019】ここで、機構部1は以下に説明する構成要
素から構成されている。101は感熱ヘッド、102は
感熱ヘッドを支持するヘッドアーム、103はヘッドア
ームの回動軸、104は感熱ヘッドの放熱を行うための
放熱フィン、105は放熱フィン上に設置されたインク
センサである。感熱ヘッド101、ヘッドアーム10
2、放熱フィン104、インクセンサ105は一体とな
って、回動軸103を中心に上下方向に回動する。イン
クセンサ105はフォトトランジスタなどの光検出素子
であって、同図面上で機構部手前側と奥側の両側に設け
られている。
【0020】106はインクカセット、107はインク
カセットに収納されたインク紙、108はインク紙を巻
いた供給軸、109はインク紙の巻き取り軸である。イ
ンクカセット106は感熱ヘッドが浮上した状態の時に
同図の手前方向から挿入され、装置に装着される。
【0021】110は記録紙、111は記録紙を巻き付
けるドラム、112はドラムの回転軸、113は記録紙
をドラム上に保持するチャック、114はチャックに取
り付けられたバネ、115はチャックを駆動するための
駆動アーム、116は駆動アームの回動軸である。チャ
ック113は、回転軸112を中心に回転可能であると
ともに、ドラム111の半径方向に移動可能となってい
る。そして、チャック113は、通常はバネ114によ
ってドラム111の中心方向に付勢されており、駆動ア
ーム115を回動させることによって、ドラムの外側方
向に移動する。
【0022】117は記録紙のガイド、118はガイド
117上に設けられた係合部、119は記録紙のガイ
ド、120、121、122はローラ、123、124
は記録紙を検出するセンサである。係合部118はガイ
ド117上の突起であって、チャック113が浮上した
状態の時、そのチャック113が係合部118に当た
り、ドラム111が回転しても、チャック113はその
位置に留まるよう働く。ローラ120は図示せぬバネ等
によってローラ121方向に付勢されているが、感熱ヘ
ッド101がドラム111上に圧着中は、上方に浮上す
るよう構成されている。ローラ122は記録紙の給紙時
のみローラ121に圧着され記録紙を給紙する。センサ
123、124はフォトインタラプタなどの素子であっ
て、記録紙の検出を行うものである。センサ124とド
ラム111の間に位置するガイド119には、センサ1
24に対向する位置に穴が設けられており、記録紙11
0がガイド119とドラム111の間に挿入されたこと
を検出可能になっている。
【0023】一方、図2において、201は発光ダイオ
ードなどの発光素子であり、同図面上で機構部手前側と
奥側の両方に設けられている。その他、図1と同一の構
成要素には同一の符号が付してある。また、図3におい
ても同様に、図1と同一の構成要素には同一の符号が付
してある。
【0024】次に、図1、図2、図3を用いて、本実施
例の動作を説明する。まず、図2を用いて記録紙の給紙
動作等を説明する。
【0025】チャック113はガイド119に設けられ
た凹部まで回転し待機している。記録動作が開始される
と、駆動アーム115が回転しチャック113を下方に
押し下げる。続いて、ローラ122がローラ121方向
に押し上げられ、図示せぬ給紙手段により給紙された記
録紙110が挿入される。ローラ121は図示せぬトル
ククラッチを介して記録紙110の挿入方向とは逆方向
に回転力を与えられている。挿入された記録紙110が
1枚の時は、記録紙110とローラ122の摩擦力に対
して、前記トルククラッチの回転力が弱く、記録紙11
0の挿入方向に回転する。逆に挿入された記録紙110
が2枚以上の時は、ローラ122が逆転し、余分な記録
紙を戻すよう、前記トルククラッチのトルクが設定され
ている。挿入された記録紙110をセンサ124にて検
出した後一定距離さらに搬送すると、記録紙110はド
ラム111とチャック113の隙間に到達する。次に駆
動アーム115をチャック113から離す方向に回転さ
せると、チャック113はバネ114によってドラム1
11の中心方向に移動し、記録紙110の端部はチャッ
ク113によってドラム111に押しつけられ保持され
る。
【0026】次に、ヘッドアーム102が図中点線の位
置まで降下し、インク紙107が巻き取り軸109によ
って巻き取られる。インクセンサ105が一画面分のイ
ンクの先頭を検出するとインク紙107の搬送を停止
し、インク紙の頭出しが終了する。
【0027】後述する図6(a)に本実施例に用いるイ
ンク紙を示してある。インク紙107にはカラー記録の
ため色インクがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の順にインクが塗布さている。さらに1画面分
のインクの境界を示すためのマーク601と、色インク
間の境界を示すマーク602が設けられている。インク
部では赤外線が透過し、マーク部では赤外線が透過しな
い。そのため、インク部では、発光素子201から発せ
られた赤外線はインク紙107を通過しインクセンサ1
05に到達するが、マーク部ではインクセンサ105に
光が到達しない。インクセンサ105及び、発光素子2
01は機構部奥側と手前側の両側に設けられているた
め、一画面分のインクの境界と、色間の境界を判別可能
である。
【0028】次に、図3を用いて記録動作の説明をす
る。記録紙110の給紙、並びにインク紙107の頭出
しが終了した後、チャック113が感熱ヘッド101の
下を通過するまでドラム111を回転させる。次に感熱
ヘッド101を、インク紙107と記録紙110とを間
に挾んでドラム111に押し当てる。このような状態で
インク紙107を巻き取り軸109で巻き取るととも
に、ドラム111を回転させ、さらに感熱ヘッド101
に通電し熱転写の記録を行う。一色目のイエローの記録
が終了した後、一旦感熱ヘッドを浮上させ2色目のイン
クの頭出しを行い、さらにチャック113が感熱ヘッド
101の下を通過した後、感熱ヘッド101をドラム1
11に押し当て2色目の記録を行う。
【0029】続いて、図1を用いて最終色の記録動作の
説明をする。カラー記録のためイエロー、マゼンタ、シ
アンの3色を重ねて記録する場合、3色目のシアンが最
後に記録する色となる。最終色の記録時は、2色目まで
と同様に、一旦感熱ヘッド101を浮上させ3色目のイ
ンク紙の頭出しを行い、チャック113が感熱ヘッド1
01の下を通過した後、感熱ヘッド101をドラム11
1に圧着させる。同時に、駆動アーム115を回転さ
せ、チャック113を上方に押し上げる。この状態で、
ドラム111を回転させ熱転写記録を行う。押し上げら
れたチャック113は係合部118に当たり、その位置
に留まる。記録紙110の端部はドラム111の回転に
よってチャック113とドラム111の隙間を通過し、
さらにガイド117の間隙を通りローラ121方向に送
られる。感熱ヘッド101の圧着中はローラ120は浮
上しているため、記録中にローラへ突入することによる
印画面への影響はない。
【0030】記録終了後、感熱ヘッド101を浮上させ
る。同時にローラ120がローラ121に押し当てら
れ、記録紙110を挟持する。さらに、ローラ121が
回転し装置外部に排出される。
【0031】以上、説明したようにして熱転写記録が行
われる。上記説明は、最終色の記録を行う直前に記録紙
の保持を解放し、記録しながら記録紙の排出を行う第1
の排出動作の場合である。
【0032】上記動作の場合、最終色の記録と記録紙の
排出を同時に行うため、記録紙一枚の記録に要する動作
時間を短縮できる。しかし、最終色の記録時は、図1に
示すごとく、記録紙はドラムと感熱ヘッドとによって挟
持されているのみで、記録紙裏面とドラムの摩擦力が不
十分な場合には、記録中に記録紙がドラムに対してずれ
る場合も発生する。記録紙がずれた場合には、色ずれと
なって画質の低下を招くことになる。
【0033】色ずれが発生した場合には、図1の操作部
4の操作によって、動作シーケンスを最終色の記録終了
後に記録紙の排出を行う第2の排出動作に切り替える。
この切り替え動作によって、記録画の画質の低下を防ぐ
ことが可能となる。
【0034】さて次に、このような第2の排出動作につ
いて説明する。図1の操作部4の操作によって第2の排
出動作に切り替えられた場合、システムコントローラ2
が切り替えを検知し、機構部1の動作を第2の排出動作
で動作させる。図2、図3を用いて既に説明したのと同
様にして、2色目までの記録が行われる。最終色のシア
ンの記録時も、2色目までと同様に、チャック113が
感熱ヘッド101の下を通過後、感熱ヘッド101をド
ラム111に圧着させ、チャック113で記録紙110
を保持したまま熱転写記録を行う。最終色の記録が完了
後、図1に示すように、チャック113による記録紙1
10の保持を解放し、感熱ヘッド101をドラム11に
圧着させたまま記録紙110をその端部がローラ121
に到達するまで搬送する。記録紙110の端部がローラ
121に到達したら、感熱ヘッド101を浮上させると
ともに、ローラ120をローラ121に押し当てる。以
後、記録紙110はローラ120とローラ121により
挟持、搬送され装置外部に排出される。
【0035】以上が第2の排出動作の動作内容である。
第2の排出動作の場合には、最終色の記録が完了するま
でチャックによる記録紙の保持は解放されないため、色
ずれによる画質の低下は防止される。
【0036】以上説明したように、本実施例において
は、たとえ十分な摩擦力を持たない記録紙の場合でも、
外部からの操作により排出動作を切り替えることによっ
て、色ずれのない高画質の記録画が得られる。
【0037】次に、図4〜図7を用いて本発明の他の実
施例を説明する。
【0038】本実施例は、インク紙の種類あるいは記録
紙の種類を自動的に判別し、排出動作を切り替える場合
の例である。
【0039】図4は本発明の他の実施例としての熱転写
記録装置における機構部の構成図であって、インクカセ
ットを装着しない状態を示している。同図において、4
01はインクカセットの種類を判別するためのセンサ、
402はインク紙の巻き取り軸に勘合するリール台、4
03はインク紙の供給軸に嵌合するリール台である。そ
の他、図1と同一の構成要素には同一の符号が付してあ
る。なお、カセット判別センサ401は、本実施例では
5つのセンサからなり、各センサはフォトインタラプタ
等の光センサである。
【0040】図5は図4における熱転写記録装置に装着
するインクカセットを示す正面図である。同図におい
て、501はインクカセット表面に設けられた反射板、
106はインクカセット、108はインク紙の供給軸、
109はインク紙の巻き取り軸である。反射板501
は、図4における熱転写記録装置の機構部にインクカセ
ット106を装着した時にカセット判別センサ401に
対向するような位置となるように設けられている。カセ
ット判別センサ401は反射板501のそれぞの有無を
検出することによって、装着されたインクカセットの種
類すなわちインクカセット内のインク紙の種類を判別す
る。反射板並びにセンサを5個設けた本実施例の場合、
2の5乗、すなわち、32通りのインクの種類の判別が
可能である。
【0041】図6は図5におけるインクカセットに収納
されるインク紙の種類を説明するための説明図である。
図6(a)はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3色のインクを順次塗布したインク紙である。
色間及び一画面分のインク領域の境界は、インクの境界
を示すマークが設けられている。図6(b)は3色のイ
ンクに加えてフィニッシャー層(F)を設けたインク紙
である。フィニッシャー層は3色のインクによるカラー
の記録後、透明の保護層を転写することによって、記録
画像の保存性を高めるためのものである。
【0042】図6(b)に示したフィニッシャー付きイ
ンク紙の場合、最後に保護層が転写される。転写される
保護層は透明であるため、たとえ色ずれが発生した場合
でも、視覚上は色ずれとして認識されることはなく、画
質の劣化とはならない。また保護層の転写時のみ、印画
面よりも広い領域を転写し、色ずれが発生しても保護層
の転写領域が、画像の印画領域を被うようにすれば問題
ない。
【0043】従って、図4における熱転写記録装置にお
いては、たとえば装着されたインクカセットがフィニッ
シャー付きインク紙を収納したものであることを検出し
た場合、排出動作の設定によらず、最終色を記録しなが
ら排出動作を行う第1の排出動作を行うように動作す
る。
【0044】本実施例では、インク紙の種類が、フィニ
ッシャー付きインク紙など、色ずれが画質劣化の問題と
はならないインク紙の場合には、装置の操作部からの設
定によらず、第1の排出動作を行うことによって、記録
紙一枚についての記録動作を行う時間を短縮できる。
【0045】上記説明ではフィニッシャー付きインク紙
について説明したが、例えば、白色の記録紙に対し、黒
インク1色を塗布したインク紙を用いるなどの場合に
は、色ずれの問題は有り得ないため、同様に動作させれ
ば良いことは明かである。また、記録紙として専用紙で
なく普通紙を用い、その普通紙に記録するために、イン
ク紙として、受容層付きインク紙を用いる場合には、記
録紙が専用紙ではなく普通紙であるので、記録紙の摩擦
力が不十分な場合が十分有り得る。この場合は設定によ
らず、記録の完了後排出動作を行う第2の排出動作を行
うよう動作させれば良い。
【0046】また、本実施例では、インクカセットの種
類の判別はインクカセット上に設けられた反射板によっ
て行うが、これは操作部での操作によって外部からカセ
ットの種類を指示する方式であっても良い。または、イ
ンクカセットの種類を示すバーコードをカセット表面、
あるいインク紙の供給軸にリング状に張り付け、それを
読みとる方式などであっても構わない。
【0047】次に、記録紙の種別を判別に付いて説明す
る。図7は図4における熱転写記録装置に給紙する記録
紙の裏面を示した裏面図である。同図において、110
は記録紙、701は記録紙裏面に設けられたマークであ
る。マーク701は記録紙の挿入方向がどちらからでも
可能なよう、記録紙110の中心に対して点対称の位置
に設けられている。図4のセンサ123は記録紙110
の給紙時に記録紙裏面のマーク701の有無により、記
録紙110の種類を検出する。
【0048】例えばマーク701がある場合には、使用
する記録紙110の裏面の摩擦力が高く、マーク701
がない場合には摩擦力が低いことを表すとする。センサ
123によって裏面のマーク701が検出された場合、
記録紙110の摩擦力が高く色ずれは発生しないため、
第1の排出動作を行う。また裏面にマーク701がない
場合は、使用する記録紙110の摩擦力が低く色ずれが
発生し易いため、第2の排出動作を行うよう動作する。
【0049】上記説明では、裏面のマークの有無によっ
て記録紙の判別を行ったが、マークの個数あるいはマー
クの長さで、記録紙の種類を表し、センサで前記個数あ
るいは長さを検出してもかまわない。
【0050】さて、以上説明した各本実施例では、記録
完了後に記録紙の排出を行う第2の排出動作の場合、熱
転写記録は行われないが、図1に示すごとく、感熱ヘッ
ドでドラムを圧着させ記録紙とインク紙を重ねて搬送す
るため、実際の記録に必要なインク紙長さに加えて、記
録紙の排出動作時における記録紙搬送のための長さが必
要になる。
【0051】ところが、インク紙の終端部において、排
出動作時の記録紙搬送に必要なだけのインク紙の長さが
なく、しかも、インク紙がインク紙の供給軸に強固に張
り付けられているような場合には、排出動作中にインク
紙が終端に達し、インク紙がそれ以上進まなくなるた
め、排出動作が行えなくなる可能性がある。
【0052】そこで、本発明の別の実施例として、その
ような問題点を解決した実施例を、図8,図9を用いて
説明する。
【0053】本実施例では、上記の問題点を解決するた
め、インク紙の残量を検出し、その検出結果によりイン
ク紙の残量が少ない場合には、排出動作の設定によら
ず、記録しながら記録紙の排出を行う第1の排出動作を
行うよう動作するものである。
【0054】図8は本発明の別の実施例としての熱転写
記録装置における機構部の構成図であって、インクカセ
ットを装着しない状態を示している。同図において、8
01はインク紙の供給軸に嵌合するリール台403と一
体に設けられた反射板、802は反射板の検出をするた
めのセンサである。その他、図1ないし図4と同一の構
成要素には同一の符号を付してある。
【0055】記録動作中は、インクカセットが機構部に
装着され、インク紙の供給軸はリール台403に嵌合
し、供給軸、リール台403、反射板801が一体とな
って回転する。従って、反射板801をセンサ802で
検出することによって、反射板801の回転にともなっ
てセンサ802からはパルス信号が出力され、供給軸の
回転を検出することができる。
【0056】図9は図8における熱転写記録装置におい
て、記録が開始して給紙した後、イエローインクの頭出
しを行った時点から、3色目の記録直前にシアンインク
の頭出しを行った時点までに、センサ802で出力され
るパルスの数と、インクの残り枚数と、の関係を示すグ
ラフである。インク紙が巻き終わり付近に近づくに従っ
て、インク供給軸側のインク巻き径は小さくなる。従っ
て、同じ長さのインク紙を送り出す場合でも、巻き径の
小さな巻き終わり付近では、回転数が大きくなり、セン
サ802の出力パルス数も大きくなる。
【0057】図9に示した関係に基づいて、センサ80
2の出力パルス数から、インク紙の残量、すなわち、イ
ンクの残り枚数を知ることができる。例えば、パルス数
のカウント値がnの場合には、インクの残り枚数はt枚
であることがわかる。
【0058】本実施例において、センサ802の出力パ
ルスの数をシステムコントローラでカウントし、カウン
ト値がn以上になった場合は、操作部の設定によらず第
1の排出動作行うよう動作する。つまり、インクが残り
t枚以下になった場合は、自動的に第1の排出動作を行
うものである。第1の排出動作に切り替えるか否かの決
定は、最終色のシアンインクの記録開始以前に決定すれ
ば良いため、シアンの頭出しの時点までパルス数のカウ
ントを行って差し支えない。
【0059】本実施例では、インク紙の巻き終わり付近
では自動的に第1の排出動作を行うため、仮に第2の排
出動作を行うように設定がなされていた場合でも、イン
ク紙の終端部で十分な長さがなく、排出動作が行えなく
なるという不具合を防止できる。また、イエローインク
の頭出しを行った時点から、3色目の記録直前にシアン
インクの頭出しを行った時点までの長さ分だけ、パルス
数のカウントを行い、そのカウント長さはインクの頭出
しマークのピッチに依存するため、正確なカウントが行
える。さらに、記録が開始してからカウントを行うた
め、途中まで使用したインクカセットを装着した場合に
も支障がない。
【0060】また、本実施例では、インク紙の供給軸の
回転を検出してインク紙の残量を検出しているが、イン
クカセットの収納枚数をカセットセンサで検出し、イン
クカセットを装着してからの累積の記録枚数をカウント
する方式であっても良い。あるいは、接触、非接触な手
段などでインクの巻き径を直に測定するような方式であ
っても良い。
【0061】
【発明の効果】本発明では、第1の排出動作時は記録と
排出動作とを同時に行うため、記録完了と同時に排出動
作も大部分終了しており、そのため記録時間を短縮でき
る。また、記録紙によって色ずれが発生し易い場合に
も、第2の排出動作に切替えることによって色ずれを抑
制できる。すなわち、本発明によれば、必要に応じて、
記録紙一枚あたりの記録時間を短縮でき、場合によって
は、記録時間はそれほど短縮できないが、色ずれを抑制
することができる。
【0062】また、インク紙の残量が少ない場合には、
記録しながら排出する第1の排出動作に切替えること
で、インク紙の終端でインク紙の長さに余裕のない場合
でも、記録紙の排出動作を確実に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての熱転写記録装置の構
成図である。
【図2】図1における機構部の給紙動作時の状態を示す
構成図である。
【図3】図1における機構部の記録動作時の状態を示す
構成図である。
【図4】本発明の他の実施例としての熱転写記録装置に
おける機構部の構成図である。
【図5】図4における熱転写記録装置に装着するインク
カセットを示す正面図である。
【図6】図5におけるインクカセットに収納されるイン
ク紙の種類を説明するための説明図である。
【図7】図4における熱転写記録装置に給紙する記録紙
の裏面を示した裏面図である。
【図8】本発明の別の実施例としての熱転写記録装置に
おける機構部の構成図である。
【図9】図8における熱転写記録装置におけるセンサで
出力されるパルスの数と、インクの残り枚数と、の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…機構部、2…システムコントローラ、3…回路部、
4…操作部、101感熱ヘッド、107…インク紙、1
10…記録紙、111…ドラム、113…チャック、4
01…カセット判別センサ、801…反射板、802…
センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を中心として一定方向に回転する
    ことにより、給紙部より給紙された記録紙をその外周に
    巻き付けて搬送するドラムと、給紙された前記記録紙の
    端部を前記ドラムの外周の所定の部分に固定保持する記
    録紙保持手段と、複数の発熱素子を有し、前記ドラムに
    巻き付いた記録紙に、熱転写インク等を塗布して成るイ
    ンク紙を間に介して前記発熱素子を押し当て、各発熱素
    子を選択的に発熱させることにより、前記インク紙に塗
    布された熱転写インク等を前記記録紙に熱転写させる感
    熱ヘッドと、を備えて成り、前記記録紙に1回または複
    数回の熱転写を行った後に、該記録紙を排紙部より装置
    外部に排出する熱転写記録装置において、 前記記録紙を排出する際の排出動作として、最後の回の
    熱転写を行う直前に前記記録紙保持手段による前記記録
    紙の端部の固定保持を解放し、その後、最後の回の熱転
    写を行いつつ、該記録紙の端部より順次前記排紙部に送
    り出す第1の排出動作と、最後の回の熱転写を終えた後
    に前記記録紙保持手段による前記記録紙の端部の固定保
    持を解放し、該記録紙の端部より順次前記排紙部に送り
    出す第2の排出動作と、の中から、何れかを選択するよ
    うにしたことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱転写記録装置におい
    て、前記記録紙の種類またはインク紙の種類を判別する
    判別手段を備え、前記第1及び第2の排出動作の中か
    ら、前記判別手段による判別結果に応じて排出動作を選
    択することを特徴とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱転写記録装置におい
    て、前記インク紙の残量を検出する検出手段を備え、前
    記第1及び第2の排出動作の中から、前記検出手段によ
    る検出結果に応じて排出動作を選択することを特徴とす
    る熱転写記録装置。
JP21966393A 1993-08-03 1993-09-03 熱転写記録装置 Pending JPH0768875A (ja)

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JP21966393A JPH0768875A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 熱転写記録装置
US08/279,043 US5480238A (en) 1993-08-03 1994-07-22 Thermal transfer printer

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190873A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Funai Electric Co Ltd プリンタ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190873A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Funai Electric Co Ltd プリンタ装置

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