JPH076906A - タンク形避雷器 - Google Patents

タンク形避雷器

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JPH076906A
JPH076906A JP5146642A JP14664293A JPH076906A JP H076906 A JPH076906 A JP H076906A JP 5146642 A JP5146642 A JP 5146642A JP 14664293 A JP14664293 A JP 14664293A JP H076906 A JPH076906 A JP H076906A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁媒体2を封入した接地タンク3に、非直
線要素群1を収納し、非直線要素群1の高圧側に傘状シ
―ルド6を配設し、傘状シ―ルド6の低圧側に接続支持
体7a,7bを介して2つの球冠状シ―ルド10a,10b
を接続したタンク形避雷器。 【効果】 電圧分担が均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸化亜鉛を主成分とする
非直線抵抗体を備えたタンク形避雷器に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化亜鉛素子を使用した避雷器は、電圧
電流直線性、放電耐量特性、化学的安定性などの優れた
特性を有することから、従来の直列ギャップと炭化ケイ
素非直線性抵抗体を使用した避雷器に代わって広く普及
している。そして、近年では、275kV ,500kV などの高
電圧系統において、さらに保護特性に優れた避雷器が開
発され、適用されるに至っている。
【0003】また、この種の避雷器は、常時印加されて
いる系統電圧での平均ストレス(課電率)を高くして使
用される傾向にあり、長期信頼性を確保するために、個
々の酸化亜鉛素子の分担電圧を均一にする電圧分担均一
化技術の開発が特に重要になっている。
【0004】従来のタンク形避雷器を図7及び図8を参
照して説明する。図7に示すように酸化亜鉛素子を直列
に積み重ねた非直線要素群1が、SF6ガスなどの絶縁
性の優れた絶縁媒体2を封入した垂直配置の接地タンク
3内に収納され、接地タンク3と同軸状に配置されてい
る。この非直線要素群1の軸方向の1端(図中上端部)
は、絶縁スペ―サ4で支持された高圧側導体5を介し
て、図示しない変電所母線に接続されている。このタン
ク形避雷器は、特公昭 64-1913号公報に開示されている
ように、非直線要素群1の高圧側に傘状シ―ルド6が配
設され、非直線要素群1の低圧側に大地電位部が接続さ
れている。傘状シ―ルド6の低圧側には周方向幅の狭い
4本の接続支持体7を介して、2つ以上の環状シ―ルド
8を配置することにより、非直線要素群1の酸化亜鉛素
子に係る電圧分担の均一化を図っている。
【0005】また特願平 4-99634号には図8に示すよう
に、環状シ―ルドに代えて円弧状シ―ルド9が接続支持
体7を介して傘状シ―ルド6に接続されているタンク形
避雷器が記載されている。
【0006】しかしながら、前記のような図7及び図8
に示すタンク形避雷器は、500kV クラスまで実用上十分
な精度で電圧分担を均一化することが可能であるもの
の、現在研究が進められている1000kVクラスになると、
十分な精度が確保できないという問題点がある。
【0007】このような問題点の生じる理由を、図5
(a),(b)及び図6を参照して次に説明する。ここ
で、図5(a),(b)は電位分布制御を示す説明図で
あり、図6及び図8と同一の部分には同一の符号を付し
てその説明を省略する。非直線要素1の電位分布を完全
に均一にするためには、接地電位である接地タンク3へ
漏れていく充電電流に等しい電流を高圧側のシ―ルドか
ら流してやれば良い。従って、まず、次の式(1)及び
(2)が成立する。
【0008】
【数1】 C(x)・dx[1−V(x)]=Cs(x)・dx・V(x)…(1) V(x)=1−x …(2) ここで、C(x)は位置xにおける高圧シ―ルドと酸化
亜鉛素子間のキャパシタンスであり、Cs(x)は、位
置xにおける酸化亜鉛素子と接地電位間のキャパシタン
スである。続いて、前記の式(1)及び(2)を整理す
ると次の式(3)が得られる。
【0009】
【数2】 C(x)/Cs(x)=1/(x−1) …(3) さらに、図6は、この式(3)を表現するグラフであ
り、言い換えれば、理想状態のキャパシタンス分布を示
すグラフである。すなわち、このような式(3)及び図
5(a),(b)に示すキャパシタンス分布を満足する
ようなシ―ルド形状を実現することにより、たとえ酸化
亜鉛素子自体にキャパシタンスがなくても、非直線要素
群1の軸方向に沿って均一な電圧分担が得られることに
なる。
【0010】しかしながら、現実には、図6に示すよう
な特性を満足するシ―ルド形状を完全に実現することは
困難であるため、種々の近似形状が提案されており、図
7及び図8はその一例である。実際、酸化亜鉛素子は、
系統電圧が常時印加された状態で、比較的大きな誘電率
(約700 )を有する誘電体としての機能を有しており、
その自己静電容量の効果により、近似的なシ―ルド形状
でも、電圧クラス(500kV クラス)によってはその電圧
分担の実用上十分な範囲に抑制することが可能である。
【0011】ところで図7に示した特公昭 64-1913号公
報に開示されているタンク形避雷器においては、環状シ
―ルド8を使用しているためこの環状シ―ルド8を介し
て対向している非直線要素群1と接地タンク3との間の
キャパシンスC(x)がマスクされ略零となる。このた
めC(x)/Cs(x)の値が図6に示す理想状態から
大きくかけ離れ、非直線要素群1の電位分布が乱れる。
従って、500kV クラスに比べて非直線要素群1の直列枚
数が増大し、その結果自己静電容量がより小さくなる10
00kVクラスにおいては、図7に示すようなシ―ルド形状
を適用した場合に、電圧分担のばらつきを実用上十分な
範囲で抑制することができないという問題があった。
【0012】このような問題を解決する避雷器として特
開昭 54-8854号公報には棒状又は板状のシ―ルドを斜め
に突出させた避雷器が開示されている。しかしながら、
このような避雷器においては実際のシ―ルド構造が複雑
になり、且つ、解折しにくいため、非直線要素群1の構
成が変化すると、その度に実測で確認する必要性があ
り、汎用性にかけるという問題点がある。このためシ―
ルド構造を簡略化した、図8に示す特願平 4-99634号の
タンク形避雷器が提案されている。
【0013】ところで1000kV級の高電圧系統に適用され
る避雷器としては、主に下記の2つの理由から、非直線
抵抗体群として複数(4並列)の酸化亜鉛素子群(コラ
ム)を並列接続した構成が考えられる。
【0014】(1)機器及び送電線路の小型化の目的
で、避雷器の制限電圧(保護レベル)が極めて低く設定
されており、この低い制限電圧を実現するために、酸化
亜鉛素子群(コラム)を並列接続し、各酸化亜鉛素子群
(コラム)に流れるサ―ジ電流値を減らして制限電圧を
下げる必要がある。
【0015】(2)送電線路の導体径、導体数が増大す
るため、サ―ジインピ―ダンスが下がり、開閉動作責務
がより厳しくなる。加えて、負荷遮断などによる短時間
過電圧債務もより厳しくなるなど、必要なエネルギ―耐
量がより厳しくなるため、酸化亜鉛素子群(コラム)を
並列接続してエネルギ―耐量をあげる必要がある。
【0016】そして、このような1000kVクラスの避雷器
では、各並列コラムに流れる分流電流をできるだけ均一
にすることが重要である。特に、酸化亜鉛素子は、良好
な非直線性を有するので、各並列コラムの電圧電流特性
を精度良く揃えないと、分流にアンバランスが生じてし
まう。例えば、次の式(4)に示すように、各並列コラ
ム毎の制限電圧のバラツキを± 0.2%以内に管理しない
と、分流アンバランスを±10%以内に収めることができ
ない。
【0017】
【数3】 Imax /(Itotal /4) ={4×(1.002)30}/{(1.002)30+3×(1.002)30} =1.093 通常、一枚毎の素子の制限電圧のバラツキは±10%程度
あるため、例えば、5枚毎に組み合わせてバラツキが±
0.2%程度になるように管理する。このようにして組み
合わせたブロックを定格電圧に応じて積み上げる。制限
電圧のバラツキは、素子の直列枚数をnとした場合、正
規分布を仮定すると、1/n1/2 に比例して小さくな
る。したがって、直列枚数が約 300枚の1000kVクラスの
避雷器の場合には、次の式(5)に示すように、ランダ
ムに積み上げた場合でも、バラツキは± 0.26%程度にな
るため、現実的な管理が可能である。
【0018】
【数4】 しかしながら特願平 4-99634号に記載された避雷器にお
いては、シ―ルドが非対称に配置されているために、非
直線要素群1の各並列コラム毎に電位分布のアンバラン
スが生じ、全ての並列コラムの電位分布を均一化させる
ように制御することが困難となる。このような不都合を
回避するためには、各並列コラムを適当な素子数枚数を
有する複数のブロックに分割し、各ブロック毎に並列コ
ラム間を相互に接続すれば良いが、この場合には、組み
合わせ管理が難しくなり、分流アンバランスが生じ、放
電耐量特性状で不利となる。
【0019】さらに特願平4-147573号には複数の並列コ
ラムからなる非直線要素群に対して複数の円弧状シ―ル
ドを対称に配置した構成が記載されている。しかしなが
ら、この円弧状シ―ルドの周方向の自由端は、著しく高
電界となるため、電界を緩和するために円弧状シ―ルド
の周方向の自由端を適当な球面にする必要があり、製造
するのが非常に困難になるという問題があった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のタ
ンク形避雷器は非直線要素群の電圧分担を均一化するの
が困難であり、特に避雷器が大容量化されて複数の並列
コラムからなる非直線要素群を用いるとコラム間の分流
アンバランスを減少するのが難しいという問題があっ
た。
【0021】そこで本発明の目的は非直線要素群の電圧
分担を容易に均一化すると共に、複数の並列コラムから
なる非直線要素群に対しても、コラム間の分流アンバラ
ンスが減少したタンク形避雷器を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明として絶縁媒体を封入した接地タンク
に、非直線抵抗体を直列に積み重ねて形成された非直線
要素群を収納し、この非直線要素群の高圧側に傘状シ―
ルドを配設し、低圧側に大地電位部を接続し、前記傘状
シ―ルドの低圧側に接続支持体を介してシ―ルドを接続
したタンク形避雷器において、前記シ―ルドが球面部を
備えた、少なくとも1つの球冠状シ―ルドであり、前記
球面部が前記接地タンクと対向するよう配設されている
ことを特徴とするタンク形避雷器を提供する。
【0023】また第2の発明として前記非直線要素群
が、前記非直線抵抗体を直列に積み重ねて形成された複
数の並列コラムから成り、前記球冠状シ―ルドがこの並
列コラムを介して対称な位置に配設されていることを特
徴とする請求項1記載のタンク形避雷器を提供する。
【0024】
【作用】以上のように構成された本発明のタンク形避雷
器においては、非直線要素群の周囲に配設された球冠状
シ―ルドは非直線要素群と接地タンク間とのキャパシタ
ンスを完全にマスクすることはなく、非直線要素群の球
冠状シ―ルドの位置近傍と接地タンクとの間にキャパシ
タンスが生じる。そのため、非直線要素群の低圧側と球
冠状シ―ルドとの間のキャパシタンスがより小さくな
り、非直線要素群と接地タンクとの間のキャパシタンス
がより大きくなるため、非直線要素群のキャパシタンス
分布が理想的状態に近づき、その結果、非直線要素群の
電圧分担を軸方向に沿って均一化できる。
【0025】更に、非直線要素群が複数の並列コラムで
形成されても、球冠状シ―ルドを対称に配置したことに
より各並列コラムの電位分布が均一になるように制御で
きる。従って電位分布のために各並列コラムを複数のブ
ロックに分割し、夫々のブロック毎に並列コラム間を相
互接続する必要はなく、分流管理が容易となり、しかも
分流アンバランスが減少する。
【0026】
【実施例】以下に本発明によるタンク形避雷器の一実施
例を、1000kV級の高電圧系統用の4並列のタンク形避雷
器に適用した一実施例について、図1及び図2を参照し
て説明する。なお従来と同様の構成部分には同一の番号
を付与して説明を省略する。
【0027】図1及び図2に示すように、複数の酸化亜
鉛素子(非直線抵抗体)を直列に積み重ねて形成された
4つの並列コラム1a〜1dからなる非直線要素群1
が、SF6 ガスなどの絶縁性の優れた絶縁媒体2を封入
した垂直配置の接地タンク3内に収納されている。非直
線要素群1を構成する4つの並列コラム1a〜1dは、
図2に示すように、接地タンク3の中心軸の周囲に、接
地タンク3と同軸方向に整列する形で配置されている。
そして、これらの並列コラム1a〜1dからなる非直線
要素群1の軸方向の1端(図中上端部)は、絶縁スペ―
サ4で支持された高圧側導体5を介して、図示しない変
電所母線に接続されている。非直線要素群1の低圧側は
大地電位部に接続されており、非直線要素群1の高圧側
には傘状シ―ルド6が配設され、この傘状シ―ルド6の
低圧側には接続支持体7a,7bが配設されている。接
続支持体7a,7bは例えば棒状導体,リング状導体,
リ―ド線などで構成され、配設する本数は適宜選択しう
る。対称な位置に配設されるのが望ましい。この接続支
持体7a,7bを介して2つの金属製の球冠状シ―ルド
10a,10bが傘状シ―ルド6の低圧側に接続されてい
る。球冠状シ―ルド10a,10bは平面部と球面部から成
る椀状で、球冠状シ―ルド10aの平面部は隣接する2つ
の並列コラム1a,1bに対向し、球冠状シ―ルド10b
の平面部は隣接する2つの並列コラム1c,1dに対向
し、球冠状シ―ルド10a,10bの球面部は夫々接地タン
ク3と対向するように非直線要素群1の周囲に対称に配
置されている。
【0028】次に作用について説明する。傘状シ―ルド
6の低圧側に接続支持体7a,7bを介して球冠状シ―
ルド10a,10bを配設したことにより、球冠状シ―ルド
10a,10bの位置近傍の非直線要素群1と接地タンク3
との間にキャパシタンスCs(x)が生じる。接続支持
体7a,7bは球冠状シ―ルド10a,10bを高圧側導体
5と電気的にほぼ同電位に接続するために使用される部
材であり、球冠状シ―ルド10a,10bを機械的に十分に
支持固定できるものであれば良い。球冠状シ―ルド10
a,10bは互いに所定の距離をおいて配設されているた
め、環状シ―ルドを用いた場合とは異なり非直線要素群
1と接地タンク3がシ―ルドを介さずに対向するところ
が形成される。従って非直線要素群1と接地タンク3と
の間にキャパシタンスCs(x)が生じ、低圧側非直線
要素群1の、より低圧側の部分と球冠状シ―ルド10a,
10bとの間のキャパシタンスが小さくなる。また非直線
要素群1と接地タンク3との間のキャパシタンスがより
大きくなるため、非直線要素群1のキャパシタンス分布
が図5に示したような理想状態に近づき、その結果、非
直線要素群1の電圧分担を軸方向に沿って均一化でき
る。
【0029】さらに、球冠状シ―ルド10a,10bは、非
直線要素群1の周囲に対称配置されているため、各並列
コラム1a〜1dの電位分布は均一に制御される。従っ
て、前述した従来例のように、各ブロック毎に並列コラ
ム間を相互に接続する必要がなく、並列コラム1a〜1
d間の制限電圧のバラツキを最小化することができ、分
流アンバランスの低減,エネルギ―処理能力の向上に寄
与できる。また、本実施例においては、接続支持体7
a,7bも対称に配置されているため、この点からも、
並列コラム1a〜1d間の電位分布の均一化に貢献でき
る。
【0030】また、球冠状シ―ルドの球面部が接地タン
クと対向し、球冠状シ―ルドの平面部が非直線要素群に
対向するように配置されているため、球冠状シ―ルドの
電界が緩和されており、且つ、球冠状シ―ルドは球面部
と平面部のみの構成であるため、製造が非常に容易であ
る。
【0031】以上説明したように、本実施例のタンク形
避雷器においては、傘状シ―ルド6の低圧側に、接続支
持体7a,7bを介して球冠状シ―ルド10a,10bを配
置したことにより、比較的簡単な構成で高電圧クラスの
非直線要素群1の電圧分担を実用上十分な精度で均一化
できる。その結果、避雷器としての信頼性を大幅に向上
させることができる。また、球冠状シ―ルド10a,10b
を対称に配置した上に、接続支持体7a,7bをも対称
に配置したことにより、各並列コラム1a〜1dの電位
分布を均一に制御でき、コラム間の分流アンバランスを
低減でき、エネルギ―処理能力の向上を図ることができ
る。また、球冠状シ―ルドの球面部が接地タンクと対向
しているため、電界が緩和されており、且つ、球冠状シ
―ルドは球面部と平面部のみの構成であるため、製造が
非常に容易である。さらに、比較的簡単な構成であるた
め、3次元電界解析などのモデル化が容易であり、一度
解析と実測との比較を行い、モデルを確立しておけば、
非直線要素群のサイズ,並列数,静電容量の変更などに
も比較容易に対応できるという効果を奏する。
【0032】なお、本実施例は以上の構成に限定される
ものではなく、各部の具体的な構成は適宜選択可能であ
る。本実施例においては、非直線要素群1が複数の酸化
亜鉛素子(非直線抵抗体)を直列に積み重ねて形成され
た4つの並列コラム1a〜1dで形成されているが、非
直線要素群1が複数の非直線抵抗体を直列に積み重ねて
単一のコラムで形成されていてもよい。非直線要素群1
が単一のコラムで形成された他の実施例について図3及
び図4を参照して説明する。なお、図1及び図2に示し
たタンク形避雷器と同様の部分には同一の番号を付与し
説明を省略する。
【0033】図3に示すように絶縁媒体2を封した接地
タンク3に、単一のコラムから成る非直線要素群1が収
納され、この非直線要素群1の高圧側に傘状シ―ルド6
が配設され、この傘状シ―ルド6の低圧側に接続支持体
7a,7bを介して2つの球冠状シ―ルド10a,10bが
対称な位置に接続されている。図4に示したタンク形避
雷器は球冠状シ―ルド10aが非対称に配置されている以
外は図3に示すタンク形避雷器と同様に構成されてい
る。このような実施例においても前述した実施例と同様
の作用効果を奏する。
【0034】なお、球冠状シ―ルド及び接続支持体の数
や寸法などは適宜選択可能であり、前記実施例において
は、球冠状シ―ルドを断面中実としているが、断面中空
としたり、断面C字状としても良く、さらには、楕円状
であっても、球状であっても良いが、半球に近似した形
状であることが望ましい。また、接続支持体は、傘状シ
―ルド6から斜め方向に突出した配置でも良く、接続支
持体の配置が対称であることが望ましいが、電位分布に
与える影響は球冠状シ―ルドに比べて格段に小さいた
め、例えば、図1において、高圧側導体5を接地タンク
3の横方向に突出する構成なども可能である。かなわ
ち、接続支持体がある程度非対称であっても、電位分布
の影響は、問題とならない程度に小さいため、接続支持
体の配置は、解析及び実測により適宜選択可能である。
さらに本発明は、単一あるいは4つの並列コラムを並列
接続してなるタンク形避雷器に限定されるものではな
く、複数の並列コラムを並列接続してなるタンク形避雷
器一般に広く適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
傘状シ―ルドの低圧側に接続支持体を介して球冠状シ―
ルドを接続したことにより、比較的簡単な構成で非直線
要素群の電圧分担を容易に均一化すると共に、非直線要
素群が複数の並列コラムで形成されても、コラム間の分
流アンバランスを減少させたタンク形避雷器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタンク形避雷器の断面
図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】本発明の他の実施例を示すタンク形避雷器の側
面図。
【図4】本発明の他の実施例を示すタンク形避雷器の側
面図。
【図5】(a)(b)とも電位分布制御の原理を示す説
明図。
【図6】理想状態のキャパシタンス分布を示すグラフ。
【図7】従来のタンク形避雷器の一例を示す断面図。
【図8】従来のタンク形避雷器の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1…非直線要素群、1a〜1d…並列コラム、2…絶縁
媒体、3…接地タンク、6…傘状シ―ルド、7,7a,
7b…接続支持体、10a,10b…球冠状シ―ルド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁媒体を封入した接地タンクに、非直
    線抵抗体を直列に積み重ねて形成された非直線要素群を
    収納し、この非直線要素群の高圧側に傘状シ―ルドを配
    設し、低圧側に大地電位部を接続し、前記傘状シ―ルド
    の低圧側に接続支持体を介してシ―ルドを接続したタン
    ク形避雷器において、 前記シ―ルドが球面部を備えた、少なくとも1つの球冠
    状シ―ルドであり、前記球面部が前記接地タンクと対向
    するよう配設されていることを特徴とするタンク形避雷
    器。
  2. 【請求項2】 前記非直線要素群が、前記非直線抵抗体
    を直列に積み重ねて形成された複数の並列コラムから成
    り、前記球冠状シ―ルドがこの並列コラムを介して対称
    な位置に配設されていることを特徴とする請求項1記載
    のタンク形避雷器。
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