JPH0769637A - Bi系超伝導物質 - Google Patents

Bi系超伝導物質

Info

Publication number
JPH0769637A
JPH0769637A JP22077593A JP22077593A JPH0769637A JP H0769637 A JPH0769637 A JP H0769637A JP 22077593 A JP22077593 A JP 22077593A JP 22077593 A JP22077593 A JP 22077593A JP H0769637 A JPH0769637 A JP H0769637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
based superconducting
phase
magnetic field
superconducting
superconducting material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22077593A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Endo
昭彦 遠藤
Shunichi Nishikida
俊一 錦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP22077593A priority Critical patent/JPH0769637A/ja
Publication of JPH0769637A publication Critical patent/JPH0769637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】Jc特性に優れたBi系超伝導物質の提供。 【構成】(Bi 、Pb)2Sr2Ca2Cu3-x x y の組成式で表
されるBi系超伝導物質。ただし、MはV、Y、Zr、Wお
よびPtのいずれかの元素であり、xは、MがV(バナジ
ウム) であるときは、0.001 〜0.100 、MがY(イッ
トリウム)であるときは、0.0005〜0.0100、MがZr(ジ
ルコニウム)であるときは、0.0001〜0.0050、MがW
(タングステン)であるときは、0.001 〜0.050 、Mが
Pt(白金) であるときは、0.0001〜0.1000、で
ある。 【効果】従来のBi2Sr2Ca2Cu3O y と組成が異なる本発明
のBi系超伝導物質は高Jc特性を有し、磁場中でのJc特性
の低下も小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた超伝導臨界電流
密度(Jc)特性を有するBi系超伝導物質に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】(Bi、Pb)2Sr2Ca2Cu3 y の組成式で表
されるいわゆるBi2223相の酸化物超伝導化合物は、100
Kを超える超伝導臨界温度(Tc)を有しており、これま
で金属系超伝導物質では不可能であった液体窒素温度
(77K)での応用が期待されている。
【0003】このBi2223相を主体とするBi系超伝導物質
を実用材料として超伝導マグネット等に応用する場合
は、Bi系超伝導物質を線材化する必要がある。その方法
として銀チューブの中に仮焼したBi系超伝導物質の原料
粉末を充填した後、ダイス伸線やロール圧延を施して線
材化するパウダーインチューブ法がある。
【0004】Bi系超伝導線材は熱処理と熱処理間のプレ
スを組み合わせることによってBi2223相の結晶方位が揃
った高配向組織を有し、77K、無磁場中の環境下におい
ては10000A/cm2以上の臨界電流密度(Jc)値を得ること
ができる。
【0005】ところが、磁場中の環境下ではそれが 0.1
テスラ程度であってもJc特性が非常に低下してしまう。
そこでBi系超伝導物質のJc特性を改善するために超伝導
化合物(Bi2223相)に磁束をトラップするためのピンニ
ングセンターとして非超伝導体を導入する試みがなされ
てきた。
【0006】例えば、Japanese Journal of Applied Py
sics Vol.30(1991)PP.L1384 にはBi系超伝導線材中に存
在するSr-Ca-Cu-0化合物やCa-Pb-0 化合物などの不純物
相をBi2223相内に微細に分散することでピンニングセン
ターを導入し、磁場中でのJc特性の改善を行っている。
【0007】しかしながら上記の方法では、磁場中のJc
値の改善としては満足できるものではなく、無磁場中な
らびに磁場中でもJc特性の優れたBi系超伝導物質の新た
な開発が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、Jc特
性に優れたBi2223相を主体とするBi系超伝導物質を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のBi系超伝
導物質を要旨とする。
【0010】(Bi 、Pb)2Sr2Ca2Cu3-x x y の組成式
で表されるBi系超伝導物質。
【0011】ただし、MはV、Y、Zr、WおよびPtのい
ずれかの元素であり、xは、MがV(バナジウム) で
あるときは、0.001 〜0.100 、MがY(イットリウム)
であるときは、0.0005〜0.0100、MがZr(ジルコニウ
ム)であるときは、0.0001〜0.0050、MがW(タングス
テン)であるときは、0.001 〜0.050 、MがPt(白金)
であるときは、0.0001〜0.1000、である。
【0012】上記の「(Bi 、Pb)2Sr2Ca2Cu3-x x y
の組成式で表されるBi系超伝導物質」とは、(Bi 、Pb)2
Sr2Ca2Cu3 y (Bi2223相)のCu原子をM原子で一部置
換した超伝導化合物を主体とし、その他Sr-Ca-Cu-0化合
物等の不純物からなる物質である。
【0013】本発明物質を製造するには、原料粉末を所
定の比に混合して、目的に合わせて銀チューブに充填し
て線材としたり、任意の形状にプレス成形したり、ある
いは銀板上に塗布して厚膜状にし、その後従来の製造方
法のように焼結処理および成形処理を施す。そうすれば
Bi2223相のCu原子がM原子に一部置換された本発明物質
を得ることができる。
【0014】
【作用】本発明者らは、Bi2223相中のCu原子を他元素の
原子で一部置換することで、置換された他の原子が磁束
をピン止めする有効なピンニングセンターとして働き、
Bi系超伝導物質の磁場中におけるJc値を向上させること
ができる知見を得た。
【0015】図1はBi2223相の結晶構造を模式的に表し
たものである。Bi2223相は超伝導電流が流れるCu−O面
と絶縁体的な振舞いをするBi−O、Sr−O面からなる。
Bi2223相にはこのCu−O面が3層存在する。
【0016】Cu−O面のCu原子サイトをCuと原子半径が
近い他の元素(V、Y、Zr、WおよびPt)で置換するこ
とで、その周辺部分は超伝導状態が破壊され常伝導状態
となる。
【0017】超伝導相(Bi2223相)内の一部に常伝導状
態ができるとその部分はピンニングセンターとなり、外
部電流によって発生するローレンツ力に対抗して、磁束
の移動を阻止するピン止め効果が発生する。
【0018】磁束が外部電流によるローレンツ力で移動
すれば、電流方向に電圧が発生し、抵抗が発生した状態
になり、エネルギーロスが生じる。そこで、Bi2223相内
のピン止め効果を向上させれば、磁束を移動させること
なく外部電流を増加でき、Jc値を上昇させることができ
る。
【0019】図2は、Bi2223相の結晶において3層存在
するCu−O面の1層のうちCu原子サイトの一部を他元素
の原子で置換した場合のピン止め効果を説明するための
模式図である。
【0020】外部電流を超伝導物質に流した場合に、磁
束にはローレンツ力が働き、磁束は移動しようとする
が、Bi2223相内のCu原子サイトに置換した他元素の原子
によってピン止めされて移動できない。つまり磁束を移
動させることなく外部電流を増加することができるので
Jc値が向上する。
【0021】ピン止め効果が顕著に表れる元素を確認す
るために30種類の元素置換の実験を試みた結果、V、
Y、Zr、WおよびPtのいずれかの元素を原料粉末に添加
することでBi系超伝導物質のJc値は向上し、しかも磁場
中におけるJc特性の低下が小さいことがわかった。
【0022】次に(Bi 、Pb)2Sr2Ca2Cu3-x x y にお
ける置換元素Mについて述べる。
【0023】MがVの場合 置換量xは0.001 〜0.100 とする。Jc値向上のために好
ましいのは 0.003〜0.030 である。xが 0.001未満では
置換によるピン止め効果が現れにくい。またxが 0.100
を超えるとV原子数がBi2223相内の置換可能なCu原子サ
イト数を超えてしまい、余ったV原子はBi2223相から排
出されてJc特性を劣化させる不純物となる。
【0024】MがYの場合 置換量xは0.0005〜0.0100とする。Jc値向上のために好
ましいのは0.0010〜0.0050である。xが0.0005未満では
上記Vと同じように置換によるピン止め効果が現れにく
い。またxが0.0100を超えるとVと同じように置換され
ずに余ったY原子が不純物となり、Jc特性を劣化させ
る。
【0025】MがZrの場合 置換量xは0.0001〜 0.0050 とする。Jc値向上のために
好ましいのは0.0002〜0.0008である。xが0.0001未満や
0.0050を超えると望ましくないのは、上記、と同じ
理由である。
【0026】MがWの場合 置換量xは 0.001〜0.050 とする。Jc値向上のために好
ましいのは 0.002〜0.010 である。xが 0.001未満や
0.050を超えると望ましくないのは、上記、と同じ
理由である。
【0027】MがPtの場合 置換量xは0.0001〜0.1000とする。Jc値向上のために好
ましいのは 0.0010 〜0.0100である。xが0.0001未満や
0.1000 を超えると望ましくないのは、上記、と同
じ理由である。
【0028】
【実施例】原料として、純度99.99 %のBi2O3 、PbO 、
SrCO3 、CaCO3 、純度99.999%のCuO およびV、Y、Z
r、W、Ptの内から選択した1種類の金属元素Mの酸化
物をBi:Pb:Sr:Ca:Cu:M=1.8 :0.2 :2.0 :2.0
:3-x:xとなるように配合した。次に大気中、電気
炉で800 ℃に12時間保って仮焼した。その後、粉末を細
かく粉砕し再び同じ仮焼処理を施した。この原料粉末を
外径6mm、内径4mmの銀チューブに充填し、ダイス伸線
とロール圧延で幅3mm、厚さ 0.1mmのテープ状線材に加
工した。
【0029】次にテープ状線材を長さ5cmに切断したも
のを、大気中において 830℃から 860℃の温度まで5時
間で昇温し、24時間保持して原料粉末を焼結させた。そ
の後室温まで5時間で冷却した。この線材を1軸プレス
機で1t/cm2 の圧力でプレス処理を施した後、再び同じ
温度で24時間保持して焼結処理を施した。その後前記の
プレス処理と焼結処理を再度施し、室温まで5時間で冷
却した。
【0030】作製したBi系超伝導線材を4端子法を用い
て、液体窒素温度(77K)において無磁場および1テス
ラ中でのJc値を測定した。なお、外部磁場はテープ状線
材のテープ面に対して平行に印加した。その結果を表1
に示した。
【0031】表1から元素置換をおこなっていない従来
のBi2223系超伝導線材のJc値と比較して、本発明のBi22
23系超伝導線材のそれは、V置換の場合は、xが0.001
〜0.100 の範囲で、Y置換の場合は、xが0.0005〜0.01
00の範囲で、Zr置換の場合は、xが0.0001〜 0.0050 の
範囲で、W置換の場合は、xが 0.001〜0.050 の範囲
で、Pt置換の場合は、xが0.0001〜 0.1000 の範囲で、
無磁場中および1テスラの磁場中においてJc特性が優れ
ていることが分かる。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明のBi系超伝導物質は、従来のもの
と比較して無磁場中において高Jc特性を有しいる。しか
もBi2223相内のCu原子が他の原子に置換されており、そ
れがピンニング効果を持つので磁場中においてもJc特性
が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】Bi2223相の結晶構造を模式的に示す図である。
【図2】Bi2223相の結晶中の3層のCu−O面のうち、1
層のCu原子サイトの一部を他元素の原子で置換した場合
のピン止め効果を説明するための模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(Bi、Pb)2Sr2Ca2Cu3-x x y の組成式
    で表されるBi系超伝導物質。ただし、MはV、Y、Zr、
    WおよびPtのいずれかの元素であり、 xは、 MがV(バナジウム) であるときは、0.001 〜0.100
    、 MがY(イットリウム)であるときは、0.0005〜0.010
    0、 MがZr(ジルコニウム)であるときは、0.0001〜0.005
    0、 MがW(タングステン)であるときは、0.001 〜0.050
    、 MがPt(白金) であるときは、0.0001〜0.100
    0、である。
JP22077593A 1993-09-06 1993-09-06 Bi系超伝導物質 Pending JPH0769637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22077593A JPH0769637A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 Bi系超伝導物質

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22077593A JPH0769637A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 Bi系超伝導物質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0769637A true JPH0769637A (ja) 1995-03-14

Family

ID=16756374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22077593A Pending JPH0769637A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 Bi系超伝導物質

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0769637A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2859602B2 (ja) 超伝導材料からなる製品の製造方法
US4933317A (en) Bismuth oxide superconductors, and devices and systems comprising such a superconductor
CA1337149C (en) Devices and systems based on novel superconducting material
EP0377359B1 (en) Oxide superconducting material, process for preparing the same and applications thereof
US5340796A (en) Oxide superconductor comprising Cu, Bi, Ca and Sr
JP2571789B2 (ja) 超電導材料及びその製造方法
JP2719518B2 (ja) 酸化物超伝導性素材の製造法
JP3219563B2 (ja) 金属酸化物とその製造方法
JP3681768B2 (ja) 層状銅酸化物およびその製造方法
JP3313908B2 (ja) Bi系超伝導材料、これを有するBi系超伝導線材及び該超伝導線材の製造方法
JP2855127B2 (ja) 酸化物超電導体
JPH0950718A (ja) 希土類系酸化物超電導材料およびその製造方法
EP0468428A2 (en) Oxide superconductor material and manufacturing method thereof
JPH04300202A (ja) 酸化物を用いた超電導体及びその作製方法
JP3287667B2 (ja) 金属酸化物
JPH0616419A (ja) 無限層超伝導体
JPH01301512A (ja) 臨界電流密度の高い酸化物超電導体
JPH01164728A (ja) 酸化物超伝導材料
JPH0825744B2 (ja) 超電導材料の製造方法
JPH05139736A (ja) 酸化物超電導体
JPH02275720A (ja) 酸化物超伝導材料
Fang Interfacial studies of high temperature superconducting bismuth (2) strontium (2) calcium (n-1) copper (n) oxygen (2n+ 4) and silver
JPH02116623A (ja) 酸化物超伝導材料
WO1995008518A1 (en) Superconductors containing thallium, copper, oxygen, fluorine and at least one of barium and strontium
JPH01162384A (ja) 酸化物超電導素子