JPH0769723B2 - プロセス制御装置 - Google Patents
プロセス制御装置Info
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- JPH0769723B2 JPH0769723B2 JP63076925A JP7692588A JPH0769723B2 JP H0769723 B2 JPH0769723 B2 JP H0769723B2 JP 63076925 A JP63076925 A JP 63076925A JP 7692588 A JP7692588 A JP 7692588A JP H0769723 B2 JPH0769723 B2 JP H0769723B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、フィードバック制御系とフィードフォワード
制御系を組合わせたプロセス制御装置に係わり、特に動
特性および静特性の補償手段を改良したプロセス制御装
置に関する。
制御系を組合わせたプロセス制御装置に係わり、特に動
特性および静特性の補償手段を改良したプロセス制御装
置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のプロセス制御装置は、第6図に示すよう
に制御対象1を制御するフィードバック制御系と外乱に
対する補償機能をもったフィードフォワード制御系とで
構成され、そのうち前者のフィードバック制御系は、目
標値SVと制御対象1のフィードバック信号であるプロセ
ス値PVとを偏差演算手段2に導入して両値の制御偏差信
号eを取出した後、この制御偏差信号eを速度形PID調
節手段3へ供給し速度形PID調節演算を行う。この速度
形PID調節手段3で得られた調節演算出力は加算手段4
を介して速度形−位置形信号変換手段5に供給され、こ
こで速度形信号を位置形信号に変換した後、加算手段6
を通って操作信号として制御対象1に印加している。
に制御対象1を制御するフィードバック制御系と外乱に
対する補償機能をもったフィードフォワード制御系とで
構成され、そのうち前者のフィードバック制御系は、目
標値SVと制御対象1のフィードバック信号であるプロセ
ス値PVとを偏差演算手段2に導入して両値の制御偏差信
号eを取出した後、この制御偏差信号eを速度形PID調
節手段3へ供給し速度形PID調節演算を行う。この速度
形PID調節手段3で得られた調節演算出力は加算手段4
を介して速度形−位置形信号変換手段5に供給され、こ
こで速度形信号を位置形信号に変換した後、加算手段6
を通って操作信号として制御対象1に印加している。
一方、フィードフォワード制御系は、外乱信号Dを検出
し、係数手段7で外乱信号Dにフィードフォワード制御
モデルのゲインKを乗算して信号Dnを得た後、この信号
Dnを2分岐する。そのうち,一方の分岐信号は差分演算
手段8で差分演算を行って速度形信号△Dnに変換した
後、前記加算手段4に導いて前記速度形PID調節手段3
の出力信号△Cnと加算合致し外乱の静特性補償を行い、
また、他方の分岐信号は不完全微分演算手段8で微分演
算出力を得、これを前記加算手段6へ導いて信号変換手
段5の出力と加算合成して動特性補償を行い、ここで加
算合成された操作信号が制御対象1へ印加する構成であ
る。
し、係数手段7で外乱信号Dにフィードフォワード制御
モデルのゲインKを乗算して信号Dnを得た後、この信号
Dnを2分岐する。そのうち,一方の分岐信号は差分演算
手段8で差分演算を行って速度形信号△Dnに変換した
後、前記加算手段4に導いて前記速度形PID調節手段3
の出力信号△Cnと加算合致し外乱の静特性補償を行い、
また、他方の分岐信号は不完全微分演算手段8で微分演
算出力を得、これを前記加算手段6へ導いて信号変換手
段5の出力と加算合成して動特性補償を行い、ここで加
算合成された操作信号が制御対象1へ印加する構成であ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、以上のようなフィードフォワード制御系
は、動特性の高次補償を行えないこと、動特性補償分が
変形されているので直感的に把握しにくく、パラメータ
チューニング時にパラメータの差を取って設定しなけれ
ばならず面倒で相当な時間を要する。また、フィードフ
ォワード制御系の動作特性補償に関し,外乱の増減時に
進み/遅れ時間に方向性が持たせることができないの
で、適用すべき制御対象1に応じて最適な制御を行えな
い問題がある。
は、動特性の高次補償を行えないこと、動特性補償分が
変形されているので直感的に把握しにくく、パラメータ
チューニング時にパラメータの差を取って設定しなけれ
ばならず面倒で相当な時間を要する。また、フィードフ
ォワード制御系の動作特性補償に関し,外乱の増減時に
進み/遅れ時間に方向性が持たせることができないの
で、適用すべき制御対象1に応じて最適な制御を行えな
い問題がある。
特に、今後の各種プラント運転では、益々フレキシブル
化の方向に進むものと予想されており、それに充分対処
させ得るためにはフィードフォワード制御系における特
性補償の柔軟性が必要不可欠な状況になってきている。
化の方向に進むものと予想されており、それに充分対処
させ得るためにはフィードフォワード制御系における特
性補償の柔軟性が必要不可欠な状況になってきている。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、フィードフ
ォワード制御系の動特性補償として、高次補償が可能で
あり、かつ、直感的な把握を可能として調整容易な構成
とし、外乱信号の増減に対し適用制御対象に応じた応答
性を持たせうるプロセス制御装置を提供することを目的
とする。
ォワード制御系の動特性補償として、高次補償が可能で
あり、かつ、直感的な把握を可能として調整容易な構成
とし、外乱信号の増減に対し適用制御対象に応じた応答
性を持たせうるプロセス制御装置を提供することを目的
とする。
また、本発明の他の目的は、フィードフォワード制御系
の動特性補償として、上記目的に加え、動特性補償ゲイ
ンの強さを、任意、かつ、独立に設定できるプロセス制
御装置を提供するものである。
の動特性補償として、上記目的に加え、動特性補償ゲイ
ンの強さを、任意、かつ、独立に設定できるプロセス制
御装置を提供するものである。
更に、本発明の他の目的は、フィードフォワード制御系
の静特性補償として、静特性補償ゲインの強さを、任
意、かつ、独立に設定できるプロセス制御装置を提供す
るものである。
の静特性補償として、静特性補償ゲインの強さを、任
意、かつ、独立に設定できるプロセス制御装置を提供す
るものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明によるプロセス制御装置は、上記目的を達成する
ために、フィードバック制御系とフィードフォワード制
御系とを組合せたプロセス制御装置において、前記フィ
ードフォワード制御系の動特性補償手段として、外乱信
号の立上り変化または立下り変化に対して時間的に進み
/遅れをもった信号を出力する所要のフィードフォワー
ド制御ゲインを有する第1の単位伝達関数手段と、前記
外乱信号の立上り変化または立下り変化に対して時間的
に進み/遅れをもった信号を出力する所要のフィードフ
ォワード制御ゲインを有する第2の単位伝達関数手段
と,これら第1,第2の単位伝達関数手段の出力のうち、
高位信号または低位信号を選択する信号選択手段と、こ
の信号選択手段の出力から前記外乱信号を減算する減算
手段と、この減算手段の出力を動特性補償信号として前
記フィードバック制御系の操作出力に加える加算手段と
を設けてなる構成である。
ために、フィードバック制御系とフィードフォワード制
御系とを組合せたプロセス制御装置において、前記フィ
ードフォワード制御系の動特性補償手段として、外乱信
号の立上り変化または立下り変化に対して時間的に進み
/遅れをもった信号を出力する所要のフィードフォワー
ド制御ゲインを有する第1の単位伝達関数手段と、前記
外乱信号の立上り変化または立下り変化に対して時間的
に進み/遅れをもった信号を出力する所要のフィードフ
ォワード制御ゲインを有する第2の単位伝達関数手段
と,これら第1,第2の単位伝達関数手段の出力のうち、
高位信号または低位信号を選択する信号選択手段と、こ
の信号選択手段の出力から前記外乱信号を減算する減算
手段と、この減算手段の出力を動特性補償信号として前
記フィードバック制御系の操作出力に加える加算手段と
を設けてなる構成である。
また、フィードフォワード制御系の静特性補償手段とし
て、外乱信号の差分を求める差分演算手段と、この差分
演算手段の出力に静特性補償ゲインを乗ずる係数手段
と、この係数手段の出力および前記差分演算手段の出力
のうち、高位信号または低位信号を選択する信号選択手
段と、この信号選択手段の出力を静特性補償信号として
前記フィードバック制御系の速度形調節演算出力に加え
る加算手段とを設けてなる構成である。
て、外乱信号の差分を求める差分演算手段と、この差分
演算手段の出力に静特性補償ゲインを乗ずる係数手段
と、この係数手段の出力および前記差分演算手段の出力
のうち、高位信号または低位信号を選択する信号選択手
段と、この信号選択手段の出力を静特性補償信号として
前記フィードバック制御系の速度形調節演算出力に加え
る加算手段とを設けてなる構成である。
さらに、フィードフォワード制御系の動特性補償手段と
して、外乱信号の立上り変化および立下り変化に対して
時間的な進み/遅れに方向性を持たせた時間方向性手段
と、この時間方向性手段によって得られた出力の動特性
補償ゲインに方向性を持たせたゲイン方向性手段とを設
けてなる構成である。
して、外乱信号の立上り変化および立下り変化に対して
時間的な進み/遅れに方向性を持たせた時間方向性手段
と、この時間方向性手段によって得られた出力の動特性
補償ゲインに方向性を持たせたゲイン方向性手段とを設
けてなる構成である。
(作用) 従って、本発明は以上のような手段とすることにより、
外乱信号の2分岐し、各分岐信号を単位伝達関数を通し
た後適宜にレベル選択して出力することにより、外乱信
号の立上り時に例えば速い応答方向性を持たせ、逆に外
乱信号の立下り時には例えば緩慢な応答方向性を持たせ
ながら動特性補償を行うことができる。
外乱信号の2分岐し、各分岐信号を単位伝達関数を通し
た後適宜にレベル選択して出力することにより、外乱信
号の立上り時に例えば速い応答方向性を持たせ、逆に外
乱信号の立下り時には例えば緩慢な応答方向性を持たせ
ながら動特性補償を行うことができる。
また、フィードフォワード制御系の静特性補償手段およ
び動特性補償手段の補償ゲインに独立的、かつ、任意に
設定することができる。
び動特性補償手段の補償ゲインに独立的、かつ、任意に
設定することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について第1図を参照して説明
する。なお、フィードバック制御系は従来装置(第6
図)と同様であるので、ここでは同一符号を付して詳し
い説明は省略し、以下,専らフィードフォワード制御系
10について説明する。すなわち、このフィードフォワー
ド制御系10は、外乱が発生した時,その外乱が制御対象
1に影響を与える前に先回りして影響量を予測し、その
影響量を打消す方向に補償を行うものであって、フィー
ドバック制御系と組合せて使用される。具体的には、第
1図に示すように外乱検出手段(図示せず)によって検
出された外乱信号Dにフィードフォワード制御系のゲイ
ンkを乗ずる係数手段11と、この係数手段11で得られた
ゲインkを乗算した外乱信号Dnに対して静特性補償およ
び動特性補償を行う静特性補償手段および動特性補償手
段とが設けられている。
する。なお、フィードバック制御系は従来装置(第6
図)と同様であるので、ここでは同一符号を付して詳し
い説明は省略し、以下,専らフィードフォワード制御系
10について説明する。すなわち、このフィードフォワー
ド制御系10は、外乱が発生した時,その外乱が制御対象
1に影響を与える前に先回りして影響量を予測し、その
影響量を打消す方向に補償を行うものであって、フィー
ドバック制御系と組合せて使用される。具体的には、第
1図に示すように外乱検出手段(図示せず)によって検
出された外乱信号Dにフィードフォワード制御系のゲイ
ンkを乗ずる係数手段11と、この係数手段11で得られた
ゲインkを乗算した外乱信号Dnに対して静特性補償およ
び動特性補償を行う静特性補償手段および動特性補償手
段とが設けられている。
この静特性補償手段は従来と同様に係数手段11の出力Dn
を差分演算によって速度形信号△Dnを取得する差分演算
手段12と、この差分演算手段12の出力△Dnを速度形PID
調節手段3の出力△Cnと加算合成する加算手段13によっ
て構成されている。
を差分演算によって速度形信号△Dnを取得する差分演算
手段12と、この差分演算手段12の出力△Dnを速度形PID
調節手段3の出力△Cnと加算合成する加算手段13によっ
て構成されている。
一方、前記動特性補償手段は、係数手段11の出力Dnを例
えばフィードフォワード制御モデルのゲイン「1」を通
す第1の単位伝達関数手段14、同じく係数手段11の出力
Dnを例えばフィードフォワード制御モデルのゲイン
「1」を通す第2の単位伝達関数手段15、これら両関数
手段14,15の出力のうち高位信号または低位信号を選択
する信号選択手段16、この信号選択手段16の出力から前
記係数手段11の出力Dnを減算する減算手段17、この減算
手段17の出力を前記フィードバック制御系の速度形−位
置形信号変換手段5の出力と加算合成し操作出力MVを取
得する加算手段18等によって構成され、この加算手段18
で取得された操作出力MVが制御対象1に印加する構成と
なっている。
えばフィードフォワード制御モデルのゲイン「1」を通
す第1の単位伝達関数手段14、同じく係数手段11の出力
Dnを例えばフィードフォワード制御モデルのゲイン
「1」を通す第2の単位伝達関数手段15、これら両関数
手段14,15の出力のうち高位信号または低位信号を選択
する信号選択手段16、この信号選択手段16の出力から前
記係数手段11の出力Dnを減算する減算手段17、この減算
手段17の出力を前記フィードバック制御系の速度形−位
置形信号変換手段5の出力と加算合成し操作出力MVを取
得する加算手段18等によって構成され、この加算手段18
で取得された操作出力MVが制御対象1に印加する構成と
なっている。
次に、上記装置の動作について説明する。外乱検出手段
によって検出された外乱信号Dは係数手段11に導入さ
れ、ここで外乱信号Dにフィードフォワード制御モデル
のゲインkを乗算して信号Dnを得、この信号Dnが静特性
補償および動特性補償にに利用される。
によって検出された外乱信号Dは係数手段11に導入さ
れ、ここで外乱信号Dにフィードフォワード制御モデル
のゲインkを乗算して信号Dnを得、この信号Dnが静特性
補償および動特性補償にに利用される。
ところで、本装置におけるフィードフォワード制御モデ
ルGF(s)は、 GF(s)=k・gF(s) ……(1) k:フィードフォワード制御ゲイン s:ラプラス演算子 で表される。ここで、上記(1)式を変形すると、 GF(s)=k・gF(s) =k[1+{gF(s)−1}] ……(2) なる式を得ることができる。この式のうち,前段の下線
は静特性補償分を意味し、後段の下線は動特性補償分を
示す。
ルGF(s)は、 GF(s)=k・gF(s) ……(1) k:フィードフォワード制御ゲイン s:ラプラス演算子 で表される。ここで、上記(1)式を変形すると、 GF(s)=k・gF(s) =k[1+{gF(s)−1}] ……(2) なる式を得ることができる。この式のうち,前段の下線
は静特性補償分を意味し、後段の下線は動特性補償分を
示す。
従って、前記係数手段11から出力された信号Dnは、静特
性補償手段では第(2)式で表すように全く時間に関係
なく差分演算手段12を通って速取形信号に変換した後に
加算手段13へ導入し、ここでフィードバック制御系の速
度形PID調節手段3の出力△Cnと加算合成して静特性補
償を行う。
性補償手段では第(2)式で表すように全く時間に関係
なく差分演算手段12を通って速取形信号に変換した後に
加算手段13へ導入し、ここでフィードバック制御系の速
度形PID調節手段3の出力△Cnと加算合成して静特性補
償を行う。
一方、動作特性補償手段においては、係数手段11の出力
Dnをフィードフォワード制御ゲインk=1とした第1の
単位伝達関数手段14を通った信号と、同じく係数手段11
の出力Dnをフィードフォワード制御ゲインk=1とした
第2の単位伝達関数手段15を通った信号とが信号選択手
段16に導入され、ここで例えば高レベルの信号が選択出
力される。つまり、第2図に示す信号Dnの立上りおよび
立下り変化に対し、第1の単位伝達関数手段14から同図
(イ),(イ′)のような時間的に進み/遅れの方向性
を持った信号が出力され、また第2の単位伝達関数手段
15から同図(ロ),(ロ′)のような時間的に進み/遅
れの方向性を持った信号が出力されるが、信号選択手段
16ではそのうち高い方のレベル信号(図示黒丸ライン
線)を選択して出力する。ここで、方向性とは信号が増
加する方向の性質をもつ信号か下降する方向の性質をも
つ信号かを表す意味であって、同図(イ),(ロ)は増
加する方向性をもった信号であり、同図(イ′),
(ロ′)は下降する方向性をもった信号である。このこ
とは立上り変化に対して速やかに応答し、立下り変化に
対して緩やかに応答し、例えば蒸留塔のフィード制御あ
るいはボイラの空気制御に最適な制御として利用可能で
ある。また、制御対象1に応じて例えば特性(イ)
(ロ′)のような低位信号を選択することもできる。
Dnをフィードフォワード制御ゲインk=1とした第1の
単位伝達関数手段14を通った信号と、同じく係数手段11
の出力Dnをフィードフォワード制御ゲインk=1とした
第2の単位伝達関数手段15を通った信号とが信号選択手
段16に導入され、ここで例えば高レベルの信号が選択出
力される。つまり、第2図に示す信号Dnの立上りおよび
立下り変化に対し、第1の単位伝達関数手段14から同図
(イ),(イ′)のような時間的に進み/遅れの方向性
を持った信号が出力され、また第2の単位伝達関数手段
15から同図(ロ),(ロ′)のような時間的に進み/遅
れの方向性を持った信号が出力されるが、信号選択手段
16ではそのうち高い方のレベル信号(図示黒丸ライン
線)を選択して出力する。ここで、方向性とは信号が増
加する方向の性質をもつ信号か下降する方向の性質をも
つ信号かを表す意味であって、同図(イ),(ロ)は増
加する方向性をもった信号であり、同図(イ′),
(ロ′)は下降する方向性をもった信号である。このこ
とは立上り変化に対して速やかに応答し、立下り変化に
対して緩やかに応答し、例えば蒸留塔のフィード制御あ
るいはボイラの空気制御に最適な制御として利用可能で
ある。また、制御対象1に応じて例えば特性(イ)
(ロ′)のような低位信号を選択することもできる。
すなわち、本装置における動特性補償手段は、上記
(2)式の動特性補償分に基づき外乱信号Dnの増減に応
じて信号選択手段16で、 外乱増加時… Wn=k・gF1(s) ……(3) 外乱減少時… Wn=k・gF2(s) ……(4) 定常時……… Wn=k・gF1(s) =k・gF2(s) ……(5) を選択し、動特性補償に時間的な進み/遅れに方向性を
持たせるものである。
(2)式の動特性補償分に基づき外乱信号Dnの増減に応
じて信号選択手段16で、 外乱増加時… Wn=k・gF1(s) ……(3) 外乱減少時… Wn=k・gF2(s) ……(4) 定常時……… Wn=k・gF1(s) =k・gF2(s) ……(5) を選択し、動特性補償に時間的な進み/遅れに方向性を
持たせるものである。
しかる後、信号選択手段16によって得られた信号Wnは減
算手段17に導入され、ここでWn−Dnの演算を行って次の
ような動特性補償分Ynを得る。
算手段17に導入され、ここでWn−Dnの演算を行って次の
ような動特性補償分Ynを得る。
Yn=k{gF1(s)−1}・D ……(6) または Yn=k{gF2(s)−1}・D ……(7) となる。このYnは、 外乱一定の時…Yn=0 ……(8) 外乱変化の過渡時…Yn≠0 (9) となる。上記(8)式が成立する理由は最終値の定理に
より単位ステップ外乱が入力されたとき、時間経過後の
値Yt=∞は、 となる。そして、以上のようにして得られた動作特性補
償分Ynは加算手段18に導入され、ここでフィードバック
制御系の信号変換手段5の出力と加算合成して操作信号
MVとして制御対象1に印加される。
より単位ステップ外乱が入力されたとき、時間経過後の
値Yt=∞は、 となる。そして、以上のようにして得られた動作特性補
償分Ynは加算手段18に導入され、ここでフィードバック
制御系の信号変換手段5の出力と加算合成して操作信号
MVとして制御対象1に印加される。
従って、以上のような実施例の構成によれば、外乱信号
Dnを第1,第2の単位伝達関数手段14,15を通すことによ
り、フィードフォワード制御の高次補償を行うことがで
き、しかも、不完全微分演算とは異なって(1)式の単
位伝達関数を1次式をもって表わせば直感的に把握可能
となり調整が非常に容易になる。また、信号選択手段16
を用いて高位信号または低位信号を選択するので、外乱
信号の増減方向に応じて動特性補償に時間的な進み/遅
れに方向性を持たせることにより、適用制御対象1に合
った制御性で最適な制御を実現できる。また、フィード
フォワード制御モデルが進み補償の場合、あるいは遅れ
補償の場合でも容易に適用でき融通性の富んだ補償を行
うことができる。
Dnを第1,第2の単位伝達関数手段14,15を通すことによ
り、フィードフォワード制御の高次補償を行うことがで
き、しかも、不完全微分演算とは異なって(1)式の単
位伝達関数を1次式をもって表わせば直感的に把握可能
となり調整が非常に容易になる。また、信号選択手段16
を用いて高位信号または低位信号を選択するので、外乱
信号の増減方向に応じて動特性補償に時間的な進み/遅
れに方向性を持たせることにより、適用制御対象1に合
った制御性で最適な制御を実現できる。また、フィード
フォワード制御モデルが進み補償の場合、あるいは遅れ
補償の場合でも容易に適用でき融通性の富んだ補償を行
うことができる。
次に、本発明装置の他の実施例について第3図を参照し
て説明する。すなわち、第1図に示す静特性補償手段で
は差分演算手段12と加算手段13で構成されたが、例えば
第3図に示すように差分演算手段12の出力を2分岐し、
その一方の信号を係数手段21でゲインk1を乗じた信号を
得、この信号と前記差分演算手段12の出力そのもの,つ
まり残りの分岐信号とを信号選択手段22で高位信号また
は低位信号を選択し、その選択信号△Xnを前記加算手段
13に供給する構成である。
て説明する。すなわち、第1図に示す静特性補償手段で
は差分演算手段12と加算手段13で構成されたが、例えば
第3図に示すように差分演算手段12の出力を2分岐し、
その一方の信号を係数手段21でゲインk1を乗じた信号を
得、この信号と前記差分演算手段12の出力そのもの,つ
まり残りの分岐信号とを信号選択手段22で高位信号また
は低位信号を選択し、その選択信号△Xnを前記加算手段
13に供給する構成である。
従って、以上のような実施例の構成によれば、差分演算
手段12の出力△Dnを2分岐し、係数k1(例えば0<k1<
1)を乗じた信号とそのまま信号のうち、信号選択手段
22で例えば常に高い方の信号△Xnを選択すれば、第4図
に示すように △Dn≧0のとき(外乱増加時)……△Xn=△Dn △Dn≦0のとき(外乱減少時)……△Xn=k1・△Dn を選択できる。すなわち、外乱信号Dの増減に対し、フ
ィードフォワード制御の静特性補償ゲインに方向性を持
たせることができる。ここで、方向性とはゲインが増加
する方向の性質をもつものか下降する方向の性質をもつ
かを意味する。このことは、補償ゲインを任意、かつ、
独立的に設定でき、制御の応答性を改善できる。
手段12の出力△Dnを2分岐し、係数k1(例えば0<k1<
1)を乗じた信号とそのまま信号のうち、信号選択手段
22で例えば常に高い方の信号△Xnを選択すれば、第4図
に示すように △Dn≧0のとき(外乱増加時)……△Xn=△Dn △Dn≦0のとき(外乱減少時)……△Xn=k1・△Dn を選択できる。すなわち、外乱信号Dの増減に対し、フ
ィードフォワード制御の静特性補償ゲインに方向性を持
たせることができる。ここで、方向性とはゲインが増加
する方向の性質をもつものか下降する方向の性質をもつ
かを意味する。このことは、補償ゲインを任意、かつ、
独立的に設定でき、制御の応答性を改善できる。
更に、本発明装置の他の実施例として、第3図に示すよ
うに動特性補償手段として、第1図に示す動特性補償の
時間的な進み/遅れの方向性を持たせる各手段14〜17の
ほか、前記減算手段17の出力Ynに係数k2を乗じた信号を
得る係数手段31と、この係数手段31の出力と前記減算手
段17の出力そのものの信号とから例えば高レベルの信号
を選択して出力する信号選択手段32を付加し、外乱信号
の増減に対し、フィードフォワード制御における動特性
補償分のゲインに方向性を持たせる構成であってもよ
い。
うに動特性補償手段として、第1図に示す動特性補償の
時間的な進み/遅れの方向性を持たせる各手段14〜17の
ほか、前記減算手段17の出力Ynに係数k2を乗じた信号を
得る係数手段31と、この係数手段31の出力と前記減算手
段17の出力そのものの信号とから例えば高レベルの信号
を選択して出力する信号選択手段32を付加し、外乱信号
の増減に対し、フィードフォワード制御における動特性
補償分のゲインに方向性を持たせる構成であってもよ
い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば静特性補償手段として信号選択手段等21,22を用
いたが、例えば第5図に示すよに折線信号発生手段41を
設け、静特性補償分のゲインに方向性を持たせるもので
あってもよい。同様の理由により、動作特性補償のゲイ
ンに方向性を持たせる手段として、折線信号発生手段41
を設けてもよい。その他、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
例えば静特性補償手段として信号選択手段等21,22を用
いたが、例えば第5図に示すよに折線信号発生手段41を
設け、静特性補償分のゲインに方向性を持たせるもので
あってもよい。同様の理由により、動作特性補償のゲイ
ンに方向性を持たせる手段として、折線信号発生手段41
を設けてもよい。その他、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果] 本発明によるプロセス制御装置は、次に述べるように種
々の効果を奏するものである。
々の効果を奏するものである。
請求項1においては、外乱信号を分岐しそれぞれの分岐
信号を単位伝達関数を通した後、両信号から高位信号ま
たは低位信号を選択的に取出し、前記外乱信号との減算
処理を行って動特性補償を行うようにしたので、高次補
償が実現でき、かつ、直感的に把握できることから調整
が容易に行うことができ、また外乱信号の増減に対し動
特性補償の時間的な進み/遅れに方向性を持たせること
が可能となり適用制御対象に応じて最適な制御を実現で
きる。
信号を単位伝達関数を通した後、両信号から高位信号ま
たは低位信号を選択的に取出し、前記外乱信号との減算
処理を行って動特性補償を行うようにしたので、高次補
償が実現でき、かつ、直感的に把握できることから調整
が容易に行うことができ、また外乱信号の増減に対し動
特性補償の時間的な進み/遅れに方向性を持たせること
が可能となり適用制御対象に応じて最適な制御を実現で
きる。
次に、請求項2においては、外乱信号の変化に対し、そ
の変化信号に係数を乗じた信号とその変化信号そのもの
の信号のうち高位信号または低位信号を選択的に取出し
て静特性補償を行うことにより、外乱信号の増減に対し
てフィードフォワード制御の静特性補償ゲインに独立、
かつ、任意の方向性を持たせて補償できる。
の変化信号に係数を乗じた信号とその変化信号そのもの
の信号のうち高位信号または低位信号を選択的に取出し
て静特性補償を行うことにより、外乱信号の増減に対し
てフィードフォワード制御の静特性補償ゲインに独立、
かつ、任意の方向性を持たせて補償できる。
次に、請求項3においても、外乱信号の増減に対してフ
ィードフォワード制御の動静特性補償ゲインに独立、か
つ、任意の方向性を持たせながら補償できる。
ィードフォワード制御の動静特性補償ゲインに独立、か
つ、任意の方向性を持たせながら補償できる。
第1図および第2図は本発明に係わるプロセス制御装置
の一実施例を説明するために示したもので、第1図は本
発明装置の機能的なブロック構成図、第2図は外乱の変
化に対する各部の挙動を示す図、第3図は本発明装置の
他の実施例を示す機能的なブロック構成図、第4図は外
乱変化に対する各部の挙動を示す図、第5図は同じく本
発明装置の他の実施例を説明する一部の構成を示す図、
第6図は従来装置の機能的なブロック構成図である。 1……制御対象、3……速度形PID調節手段、5……速
度形−位置形信号変換手段、10……フィードフォワード
制御系、11……係数手段、12……差分演算手段、13……
加算手段、14……第1の単位伝達関数手段、15……第2
の単位伝達関数手段、16……信号選択手段、17……減算
手段、18……加算手段、21,31……係数手段、22,32……
信号選択手段、41……折線信号発生手段。
の一実施例を説明するために示したもので、第1図は本
発明装置の機能的なブロック構成図、第2図は外乱の変
化に対する各部の挙動を示す図、第3図は本発明装置の
他の実施例を示す機能的なブロック構成図、第4図は外
乱変化に対する各部の挙動を示す図、第5図は同じく本
発明装置の他の実施例を説明する一部の構成を示す図、
第6図は従来装置の機能的なブロック構成図である。 1……制御対象、3……速度形PID調節手段、5……速
度形−位置形信号変換手段、10……フィードフォワード
制御系、11……係数手段、12……差分演算手段、13……
加算手段、14……第1の単位伝達関数手段、15……第2
の単位伝達関数手段、16……信号選択手段、17……減算
手段、18……加算手段、21,31……係数手段、22,32……
信号選択手段、41……折線信号発生手段。
Claims (3)
- 【請求項1】フィードバック制御系とフィードフォワー
ド制御系とを組合せたプロセス制御装置において、 前記フィードフォワード制御系の動特性補償手段とし
て、外乱信号の立上り変化および立下り変化に応じて時
間的に進み/遅れをもった信号を出力する所要のフィー
ドフォワード制御ゲインを有する第1の単位伝達関数手
段と、前記外乱信号の立上り変化および立下り変化に応
じて時間的に進み/遅れをもった信号を出力する所要の
フィードフォワード制御ゲインを有する第2の単位伝達
関数手段と,これら第1,第2の単位伝達関数手段の出力
のうち、高位信号または低位信号を選択する信号選択手
段と、この信号選択手段の出力から前記外乱信号を減算
する減算手段と、この減算手段の出力を動特性補償信号
として前記フィードバック制御系の操作出力に加える加
算手段とを備えたことを特徴とするプロセス制御装置。 - 【請求項2】フィードバック制御系とフィードフォワー
ド制御系とを組合せたプロセス制御装置において、 前記フィードフォワード制御系の静特性補償手段とし
て、外乱信号の差分を求める差分演算手段と、この差分
演算手段の出力に静特性補償ゲインを乗ずる係数手段
と、この係数手段の出力および前記差分演算手段の出力
のうち、高位信号または低位信号を選択する信号選択手
段と、この信号選択手段の出力を静特性補償信号として
前記フィードバック制御系の調節演算出力に加える加算
手段とを備えたことを特徴とするプロセス制御装置。 - 【請求項3】フィードバック制御系とフィードフォワー
ド制御系とを組合せたプロセス制御装置において、 前記フィードフォワード制御系の動特性補償手段とし
て、外乱信号の立上り変化および立下り変化に応じて時
間的な進み/遅れに方向性を持たせた時間方向性手段
と、この時間方向性手段で得られた出力の動特性補償ゲ
インに方向性を持たせたゲイン方向性手段とを備えたこ
とを特徴とするプロセス制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63076925A JPH0769723B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | プロセス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63076925A JPH0769723B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | プロセス制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01248205A JPH01248205A (ja) | 1989-10-03 |
| JPH0769723B2 true JPH0769723B2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=13619292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63076925A Expired - Lifetime JPH0769723B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | プロセス制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0769723B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6974142B2 (ja) * | 2017-12-05 | 2021-12-01 | アズビル株式会社 | 制御装置および制御方法 |
| JP6974143B2 (ja) * | 2017-12-05 | 2021-12-01 | アズビル株式会社 | 制御装置および制御方法 |
| JP7050614B2 (ja) * | 2018-08-01 | 2022-04-08 | アズビル株式会社 | 制御装置および制御方法 |
| JP7050616B2 (ja) * | 2018-08-01 | 2022-04-08 | アズビル株式会社 | 制御装置および制御方法 |
| JP7050615B2 (ja) * | 2018-08-01 | 2022-04-08 | アズビル株式会社 | 制御装置および制御方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58165106A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Toshiba Corp | フイ−ドフオワ−ド制御装置 |
| JPS5947608A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-17 | Toshiba Corp | 特性補償装置 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63076925A patent/JPH0769723B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01248205A (ja) | 1989-10-03 |
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