JPH0770613A - チタン粉末製造における脱水素化処理方法 - Google Patents
チタン粉末製造における脱水素化処理方法Info
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- JPH0770613A JPH0770613A JP5221286A JP22128693A JPH0770613A JP H0770613 A JPH0770613 A JP H0770613A JP 5221286 A JP5221286 A JP 5221286A JP 22128693 A JP22128693 A JP 22128693A JP H0770613 A JPH0770613 A JP H0770613A
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- Japan
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- powder
- titanium
- dehydrogenation
- kiln
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、従来のトレイを多段に積んで脱水
素化熱処理を静止・バッチ型で行なうのでなく、密閉型
回転炉で装入した水素化チタンを回転攪拌させながら行
うことにより、生産性が高く、かつ効率のよいチタン粉
末製造における脱水素化処理方法を提供する。 【構成】 回転ジョイントを介して真空吸引管及びAr
ガス供給管を連結した密閉回転炉に水素化チタン粉末を
装入し、炉内を真空引きすると共に加熱し、かつ回転炉
を回転させながら脱水素処理を行い、炉内が所定の真空
いかに回復した後に加熱を停止せしめ直ちに或いは所要
時間保定後Arガスを供給して冷却することを特徴とす
るチタン粉末製造における脱水素化処理方法である。上
記脱水素処理中の回転炉に振動を連続或いは間欠的に付
与することができる。
素化熱処理を静止・バッチ型で行なうのでなく、密閉型
回転炉で装入した水素化チタンを回転攪拌させながら行
うことにより、生産性が高く、かつ効率のよいチタン粉
末製造における脱水素化処理方法を提供する。 【構成】 回転ジョイントを介して真空吸引管及びAr
ガス供給管を連結した密閉回転炉に水素化チタン粉末を
装入し、炉内を真空引きすると共に加熱し、かつ回転炉
を回転させながら脱水素処理を行い、炉内が所定の真空
いかに回復した後に加熱を停止せしめ直ちに或いは所要
時間保定後Arガスを供給して冷却することを特徴とす
るチタン粉末製造における脱水素化処理方法である。上
記脱水素処理中の回転炉に振動を連続或いは間欠的に付
与することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末冶金原料としての
チタン粉末を水素化脱水素法(HDH法)により製造す
る場合において、水素化チタン粉末を脱水素化熱処理す
る方法に関するものである。
チタン粉末を水素化脱水素法(HDH法)により製造す
る場合において、水素化チタン粉末を脱水素化熱処理す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チタン合金は比強度が高く、耐熱性、耐
蝕性に優れており、航空機等の材料として極めて有効な
特性を具備しているが、溶解、鍛造、切削等の加工性に
難点がある。このため、加工費の低減、歩留りの向上の
観点から最終形状に近い半製品を直接製造する技術とし
て、粉末冶金法が有望になっている。粉末冶金によって
チタン合金を製造する場合、原料として純チタン粉末と
チタン母合金粉末の混合粉末を用いる方法、およびチタ
ン合金粉末を用いる方法がある。前者の方法は両粉末の
混合比を変えることにより種々の組成の合金を安価に製
造できることから有利な方法とされている。
蝕性に優れており、航空機等の材料として極めて有効な
特性を具備しているが、溶解、鍛造、切削等の加工性に
難点がある。このため、加工費の低減、歩留りの向上の
観点から最終形状に近い半製品を直接製造する技術とし
て、粉末冶金法が有望になっている。粉末冶金によって
チタン合金を製造する場合、原料として純チタン粉末と
チタン母合金粉末の混合粉末を用いる方法、およびチタ
ン合金粉末を用いる方法がある。前者の方法は両粉末の
混合比を変えることにより種々の組成の合金を安価に製
造できることから有利な方法とされている。
【0003】純チタン粉末の製造方法としては、一般に
金属チタンを得るスポンジチタンを機械的に直接粉砕し
て粉末とする方法もあるが、スポンジチタンは展延性に
富むためこれを直接粉砕して微粉末を得るのは困難であ
り、また、得られたとしても塩素分が多いため粉末冶金
用としては低い品質となる。一方、溶融チタンをガスで
吹き飛ばして粉末を作るアトマイズ法、或いは、チタン
電極を回転させ、その電極をプラズマ等で溶融し、遠心
力で吹き飛ばして粉末にする回転電極法がある。これら
の方法によれば、比較的純度の高いチタンが得られる
が、粉末形状、粒度、コスト等に難点がある。
金属チタンを得るスポンジチタンを機械的に直接粉砕し
て粉末とする方法もあるが、スポンジチタンは展延性に
富むためこれを直接粉砕して微粉末を得るのは困難であ
り、また、得られたとしても塩素分が多いため粉末冶金
用としては低い品質となる。一方、溶融チタンをガスで
吹き飛ばして粉末を作るアトマイズ法、或いは、チタン
電極を回転させ、その電極をプラズマ等で溶融し、遠心
力で吹き飛ばして粉末にする回転電極法がある。これら
の方法によれば、比較的純度の高いチタンが得られる
が、粉末形状、粒度、コスト等に難点がある。
【0004】このため、原料チタンを水素化処理して脆
弱なチタン水素化物とし、これを機械的に粉砕して粉末
とした後、真空加熱等により脱水素してチタン粉末を得
るHDH法による方法が一般的に採用されている。この
HDH法による脱水素化処理では水素化チタン粉末を皿
状の処理容器(トレイ)に充填し、真空中で加熱処理さ
れるが、トレイ中には水素化チタン粉末の層厚を30〜
50mm以上にすると脱水素に時間が掛かるという問題が
あり、そのため脱水素効率から前記層厚を30〜50mm
程度に抑える必要がある。このように、脱水素化チタン
粉末の層厚に制限があるため、処理量を上げるには水素
化チタン粉末が厚さ30〜50mm入ったトレイを多段に
積上げ処理する必要がある。この積上げるトレイは脱水
素化炉の熱処理・排気能力、炉内容積・形状等によって
も異なるが、工業的規模では数十段になる。
弱なチタン水素化物とし、これを機械的に粉砕して粉末
とした後、真空加熱等により脱水素してチタン粉末を得
るHDH法による方法が一般的に採用されている。この
HDH法による脱水素化処理では水素化チタン粉末を皿
状の処理容器(トレイ)に充填し、真空中で加熱処理さ
れるが、トレイ中には水素化チタン粉末の層厚を30〜
50mm以上にすると脱水素に時間が掛かるという問題が
あり、そのため脱水素効率から前記層厚を30〜50mm
程度に抑える必要がある。このように、脱水素化チタン
粉末の層厚に制限があるため、処理量を上げるには水素
化チタン粉末が厚さ30〜50mm入ったトレイを多段に
積上げ処理する必要がある。この積上げるトレイは脱水
素化炉の熱処理・排気能力、炉内容積・形状等によって
も異なるが、工業的規模では数十段になる。
【0005】現状この各トレイにチタン粉末を供給し、
所定の層厚に調整するのを人手で行っており、そして必
要な段数に積上げて脱水素化炉に装入する。このような
人手によることは、作業効率が悪く生産性が低い。また
層厚みのバラツキがあり、これによる処理時間にもバラ
ツキを引き起すという問題がある。
所定の層厚に調整するのを人手で行っており、そして必
要な段数に積上げて脱水素化炉に装入する。このような
人手によることは、作業効率が悪く生産性が低い。また
層厚みのバラツキがあり、これによる処理時間にもバラ
ツキを引き起すという問題がある。
【0006】一方、脱水素処理が終了した後は、多段に
積んだトレイを人手で解体し、また粉末がトレイに凝着
・付着した場合も人手で剥がさなければならない。
積んだトレイを人手で解体し、また粉末がトレイに凝着
・付着した場合も人手で剥がさなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な従来
の問題点を解消するものであって、トレイを多段に積ん
で脱水素化熱処理を静止・バッチ型でなく、密閉型回転
炉で装入した水素化チタンを回転攪拌させながら行うこ
とにより、生産性が高く、かつ効率のよいチタン粉末製
造における脱水素化処理方法を提供することを目的とす
る。
の問題点を解消するものであって、トレイを多段に積ん
で脱水素化熱処理を静止・バッチ型でなく、密閉型回転
炉で装入した水素化チタンを回転攪拌させながら行うこ
とにより、生産性が高く、かつ効率のよいチタン粉末製
造における脱水素化処理方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を要旨とする。すなわち、(1)
水素化脱水素法によりチタン粉末を製造する方法におい
て、回転炉内に水素化チタン粉末を装入し、該炉を回転
させながら脱水素処理することを特徴とするチタン粉末
製造における脱水素化処理方法であり、(2)回転ジョイ
ントを介して真空吸引管及びArガス供給管を連結した
密閉回転炉に水素化チタン粉末を装入し、炉内を真空引
きすると共に加熱し、かつ回転炉を回転させながら脱水
素処理を行い、炉内が所定の真空以下に回復した後に加
熱を停止せしめ直ちに或いは所要時間保定後Arガスを
供給して冷却することを特徴とするチタン粉末製造にお
ける脱水素化処理方法である。上記脱水素処理中の回転
炉に振動を連続或いは間欠的に付与することにより炉内
への脱水素化チタン粉末の付着を防止できる。
に本発明は、以下の構成を要旨とする。すなわち、(1)
水素化脱水素法によりチタン粉末を製造する方法におい
て、回転炉内に水素化チタン粉末を装入し、該炉を回転
させながら脱水素処理することを特徴とするチタン粉末
製造における脱水素化処理方法であり、(2)回転ジョイ
ントを介して真空吸引管及びArガス供給管を連結した
密閉回転炉に水素化チタン粉末を装入し、炉内を真空引
きすると共に加熱し、かつ回転炉を回転させながら脱水
素処理を行い、炉内が所定の真空以下に回復した後に加
熱を停止せしめ直ちに或いは所要時間保定後Arガスを
供給して冷却することを特徴とするチタン粉末製造にお
ける脱水素化処理方法である。上記脱水素処理中の回転
炉に振動を連続或いは間欠的に付与することにより炉内
への脱水素化チタン粉末の付着を防止できる。
【0009】
【作用】このように本発明においては、水素化チタン粉
末を密閉型回転炉に装入し回転させながら脱水素化処理
を行うことにより、粉末が常に攪拌されることで脱水素
化の効率がよくなると共に、前記バッチ型のように装入
層厚を50mm以下に制限する必要も無く、また、粉末が
疑似焼結して塊状になることもない。一部疑似焼結化す
ることがあっても脱水素化後簡単に解砕するだけです
む。更に、回転炉の内壁を高融点材料とするか、この材
料でライニングすることにより、或いは更に炉壁に振動
等の打撃を与えることにより、チタン粉末が炉壁へ付着
するのを防止できる。
末を密閉型回転炉に装入し回転させながら脱水素化処理
を行うことにより、粉末が常に攪拌されることで脱水素
化の効率がよくなると共に、前記バッチ型のように装入
層厚を50mm以下に制限する必要も無く、また、粉末が
疑似焼結して塊状になることもない。一部疑似焼結化す
ることがあっても脱水素化後簡単に解砕するだけです
む。更に、回転炉の内壁を高融点材料とするか、この材
料でライニングすることにより、或いは更に炉壁に振動
等の打撃を与えることにより、チタン粉末が炉壁へ付着
するのを防止できる。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の脱水素化処理を実施する装置を模式的に示した説
明図である。図において、1は円筒状の回転炉であり、
加熱手段(例えば電気ヒーター、図示せず)を埋設した
炉壁2と、その内側にステンレス等の耐熱合金鋼からな
る内壁3から構成されている。内壁3の内表面には高融
点材、例えばMo,Nb等の耐熱材やAl2 O3 ,窒化
Nb等のセラミックスを内張或いは溶射等で被覆するの
が好ましく、これによりチタン粉末が内壁に付着するの
を防止できる。4は真空吸引管でありロータリージョイ
ント5を介して回転炉1に側壁中心部に連結している。
6は炉の側壁にロータリージョイント5′を介して連結
するArガス供給管であり、脱水素処理終了時に炉内に
Arガスを供給する。回転炉の回転は、とくに図示しな
いが、通常のロータリーキルンと同様に、炉の外周複数
ヶ所に設けた外部動力により作動する回転ローラーで行
われる。7は振動付与装置であり、炉1の外周に適宜設
ける。図の例は炉の操業中に回転に応じて適時に炉壁を
打撃するハンマーを示している。8は水素化チタン粉末
を回転炉に供給するホッパーであり、炉壁1に設けた開
閉可能な供給口(図示せず)により炉内と連通する。9
は開閉可能に炉壁に設けた排出口(図示せず)と連通す
る排出ボックスであり、上部にガイドクラッシャー10
が設けられていて処理したチタン粉末を導出する。11
は炉内に装入された水素化チタン粉末である。
発明の脱水素化処理を実施する装置を模式的に示した説
明図である。図において、1は円筒状の回転炉であり、
加熱手段(例えば電気ヒーター、図示せず)を埋設した
炉壁2と、その内側にステンレス等の耐熱合金鋼からな
る内壁3から構成されている。内壁3の内表面には高融
点材、例えばMo,Nb等の耐熱材やAl2 O3 ,窒化
Nb等のセラミックスを内張或いは溶射等で被覆するの
が好ましく、これによりチタン粉末が内壁に付着するの
を防止できる。4は真空吸引管でありロータリージョイ
ント5を介して回転炉1に側壁中心部に連結している。
6は炉の側壁にロータリージョイント5′を介して連結
するArガス供給管であり、脱水素処理終了時に炉内に
Arガスを供給する。回転炉の回転は、とくに図示しな
いが、通常のロータリーキルンと同様に、炉の外周複数
ヶ所に設けた外部動力により作動する回転ローラーで行
われる。7は振動付与装置であり、炉1の外周に適宜設
ける。図の例は炉の操業中に回転に応じて適時に炉壁を
打撃するハンマーを示している。8は水素化チタン粉末
を回転炉に供給するホッパーであり、炉壁1に設けた開
閉可能な供給口(図示せず)により炉内と連通する。9
は開閉可能に炉壁に設けた排出口(図示せず)と連通す
る排出ボックスであり、上部にガイドクラッシャー10
が設けられていて処理したチタン粉末を導出する。11
は炉内に装入された水素化チタン粉末である。
【0011】本発明において、水素化チタン粉末が、供
給ホッパー8より停止している回転炉1の供給口を開に
して所定量炉内に装入された後、密閉した回転炉を真空
に引くと共にヒーターをオンにして加熱を開始し、所定
温度に達した後回転を始動する。水素化チタン粉末より
脱水素が開始されると炉内真空度は低下するが、時間経
過と共に水素発生量が少なくなり、真空度が次第に回復
し、設定値或いはそれ以下になって脱水素が終了する。
脱水素化は炉内をほぼ700℃に加熱し、炉を所定の回
転速度で実施することで水素化チタン粉末が攪拌される
ため常に雰囲気に露され、極めて短時間で処理が進行す
る。図2は加熱時間と回転数の関係を示したもので、1
0rpm以上の回転速度とすることによりほぼ600分
で脱水素化が可能となることがわかる。なお、脱水素処
理中に振動を付与することはチタン粉末の炉壁への付着
をより抑制できる。
給ホッパー8より停止している回転炉1の供給口を開に
して所定量炉内に装入された後、密閉した回転炉を真空
に引くと共にヒーターをオンにして加熱を開始し、所定
温度に達した後回転を始動する。水素化チタン粉末より
脱水素が開始されると炉内真空度は低下するが、時間経
過と共に水素発生量が少なくなり、真空度が次第に回復
し、設定値或いはそれ以下になって脱水素が終了する。
脱水素化は炉内をほぼ700℃に加熱し、炉を所定の回
転速度で実施することで水素化チタン粉末が攪拌される
ため常に雰囲気に露され、極めて短時間で処理が進行す
る。図2は加熱時間と回転数の関係を示したもので、1
0rpm以上の回転速度とすることによりほぼ600分
で脱水素化が可能となることがわかる。なお、脱水素処
理中に振動を付与することはチタン粉末の炉壁への付着
をより抑制できる。
【0012】脱水素化が終了した後は加熱および真空吸
引を停止し、炉の回転を一旦中止してバルブを開にして
炉内にArガスを供給し、炉を再び回転させながら室温
まで冷却する。冷却時の炉内はほぼ大気圧の状態とな
る。このように炉を回転することで脱水素処理と同様に
処理時間が大幅に短縮される。図3は冷却時間と回転数
の関係を示したものであるが、これから、10rpm以
上の回転速度にすることにより、ほぼ600分で常温ま
での冷却処理が可能となることがわかる。
引を停止し、炉の回転を一旦中止してバルブを開にして
炉内にArガスを供給し、炉を再び回転させながら室温
まで冷却する。冷却時の炉内はほぼ大気圧の状態とな
る。このように炉を回転することで脱水素処理と同様に
処理時間が大幅に短縮される。図3は冷却時間と回転数
の関係を示したものであるが、これから、10rpm以
上の回転速度にすることにより、ほぼ600分で常温ま
での冷却処理が可能となることがわかる。
【0013】
【実施例】脱水素化炉として図1に示すロータリキルン
型の回転炉を用い、水素化チタン粉末65kgを装入した
後、炉内を真空引きすると共にヒーターをオンにして加
熱した。炉温が300℃に達した時点で炉を30rpm
で回転させ、さらに750℃まで加熱して保定した。脱
水素化に伴って水素が発生するが炉内を真空引きして脱
気した。加熱は炉内の真空度が0.05torr以下に到達
した後、ヒーターをオフにし、かつ回転を停止すると共
にArガスを封入し60分保定し、その後冷却した。冷
却時にはArガスを供給流通し、かつ炉を30rpmで
回転させ、100℃以下になったら冷却を終了した。
型の回転炉を用い、水素化チタン粉末65kgを装入した
後、炉内を真空引きすると共にヒーターをオンにして加
熱した。炉温が300℃に達した時点で炉を30rpm
で回転させ、さらに750℃まで加熱して保定した。脱
水素化に伴って水素が発生するが炉内を真空引きして脱
気した。加熱は炉内の真空度が0.05torr以下に到達
した後、ヒーターをオフにし、かつ回転を停止すると共
にArガスを封入し60分保定し、その後冷却した。冷
却時にはArガスを供給流通し、かつ炉を30rpmで
回転させ、100℃以下になったら冷却を終了した。
【0014】加熱および冷却の終了するまでの時間は夫
々600分であった。因みに従来のトレイ使用の水素化
チタン粉末65kgの静置処理における加熱時間の一例は
2800分、冷却時間は1500分であった。このよう
に本発明での処理時間が短縮されたのは、回転炉内で脱
水素を行なうことによりチタン粉末が常に攪拌されるた
め、高温になっても粉末が疑似焼結化して塊状になるこ
とがなく、水素化チタンが回転炉中で常に表層部に出て
脱水素化および冷却が効率良く行われた結果である。ま
た、水素化チタン粉末の装入層厚を従来のトレイ使用の
静置処理のように制限する必要がない。
々600分であった。因みに従来のトレイ使用の水素化
チタン粉末65kgの静置処理における加熱時間の一例は
2800分、冷却時間は1500分であった。このよう
に本発明での処理時間が短縮されたのは、回転炉内で脱
水素を行なうことによりチタン粉末が常に攪拌されるた
め、高温になっても粉末が疑似焼結化して塊状になるこ
とがなく、水素化チタンが回転炉中で常に表層部に出て
脱水素化および冷却が効率良く行われた結果である。ま
た、水素化チタン粉末の装入層厚を従来のトレイ使用の
静置処理のように制限する必要がない。
【0015】以上本発明を脱水素化処理に用いる場合を
主体に説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、水素化チタン粉末以外の熱処理にも適用できる。
主体に説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、水素化チタン粉末以外の熱処理にも適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は回転炉で
脱水素化を行なうことにより、従来の静止・バッチ型炉
での処理に比して、脱水素化化処理時間の短縮、処理量
の増大、解砕工程の負荷軽減、付着防止等による生産性
の増大、省力化、コスト削減が図れる。特に処理時間短
縮化は大きく、実施例から明らかのように従来加熱時間
が2800分掛かっていたものが本発明では600分で
終了し、また冷却時間も1500分から600分で終了
することが可能となり、この工業的効果は極めて大き
い。
脱水素化を行なうことにより、従来の静止・バッチ型炉
での処理に比して、脱水素化化処理時間の短縮、処理量
の増大、解砕工程の負荷軽減、付着防止等による生産性
の増大、省力化、コスト削減が図れる。特に処理時間短
縮化は大きく、実施例から明らかのように従来加熱時間
が2800分掛かっていたものが本発明では600分で
終了し、また冷却時間も1500分から600分で終了
することが可能となり、この工業的効果は極めて大き
い。
【図1】本発明法を実施する装置の一例を模式的に示す
説明図。
説明図。
【図2】加熱時間と回転数の関係を示す図。
【図3】冷却時間と回転数の関係を示す図。
1:回転炉 2:炉壁 3:内壁 4:真空吸引管 5:ロータリージョイント 6:Ar瓦斯供給管 7:振動付与装置 8:粉末供給ホッパー 9:粉末排出ボックス 10:ガイドクラッシャー 11:水素化チタン粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山宮 昌夫 東京都千代田区大手町2−6−3 新日本 製鐵株式会社内 (72)発明者 田村 道夫 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日本 製鐵株式会社広畑製鐵所内 (72)発明者 籠橋 亘 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3−3−5 東邦 チタニウム株式会社内 (72)発明者 深澤 英一 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3−3−5 東邦 チタニウム株式会社内 (72)発明者 村山 良治 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3−3−5 東邦 チタニウム株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 水素化脱水素法によりチタン粉末を製造
する方法において、回転炉内に水素化チタン粉末を装入
し、該炉を回転させながら脱水素処理することを特徴と
するチタン粉末製造における脱水素化処理方法。 - 【請求項2】 回転ジョイントを介して真空吸引管及び
Arガス供給管を連結した密閉回転炉に水素化チタン粉
末を装入し、炉内を真空引きすると共に加熱し、かつ回
転炉を回転させながら脱水素処理を行い、炉内が所定の
真空以下に回復した後に加熱を停止せしめ、直ちに或い
は所要時間保定後Arガスを供給して冷却することを特
徴とするチタン粉末製造における脱水素化処理方法。 - 【請求項3】 脱水素処理中の回転炉に振動を連続或い
は間欠的に付与することを特徴とする請求項1或いは2
記載のチタン粉末製造における脱水素化処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221286A JPH0770613A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | チタン粉末製造における脱水素化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5221286A JPH0770613A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | チタン粉末製造における脱水素化処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770613A true JPH0770613A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16764408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5221286A Withdrawn JPH0770613A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | チタン粉末製造における脱水素化処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770613A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005007572A1 (ja) * | 2003-07-18 | 2005-01-27 | Noriyuki Yamazaki | 炭化物製造装置及び炭化物製造方法 |
| CN110480029A (zh) * | 2019-07-23 | 2019-11-22 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种用于氢化钛粉末脱氢的正压反应装置及脱氢方法 |
| KR20220134178A (ko) * | 2021-03-26 | 2022-10-05 | 한국과학기술원 | Lohc 탈수소화 반응기 용 촉매구조체 |
| CN117206535A (zh) * | 2023-10-11 | 2023-12-12 | 西安交通大学 | 一种球形钛粉高效率制备方法与装置 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP5221286A patent/JPH0770613A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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