JPH0770824A - 中空アクリル繊維の製造方法 - Google Patents
中空アクリル繊維の製造方法Info
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維軸方向に連続した中空部を有し、通常の
芯鞘複合紡糸口金で安定に、かつ特殊な重合体を使用す
ることなしに、生産性よく中空アクリル繊維を得る。 【構成】 アクリロニトリル量の差が3wt%以上ある
2種のアクリロニトリル系重合体のうちの一方を鞘成分
とし、他方を芯成分として複合紡糸により紡出した後、
乾燥緻密化する前に、紡出糸を80℃以下の温度で含水
率20wt%以下に乾燥して芯鞘間に中空部を形成す
る。
芯鞘複合紡糸口金で安定に、かつ特殊な重合体を使用す
ることなしに、生産性よく中空アクリル繊維を得る。 【構成】 アクリロニトリル量の差が3wt%以上ある
2種のアクリロニトリル系重合体のうちの一方を鞘成分
とし、他方を芯成分として複合紡糸により紡出した後、
乾燥緻密化する前に、紡出糸を80℃以下の温度で含水
率20wt%以下に乾燥して芯鞘間に中空部を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料用途等に好適な中
空アクリル繊維の製造方法に関する。
空アクリル繊維の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、保温性、嵩高性の向上、また
吸水性の向上を目的として、アクリル繊維を中空構造と
する試み多数なされ、例えば特開昭54−68415
号、特開昭61−28014号、特開昭61−2961
1号、特公昭60−18332号、特公昭62−728
6号、特開平3−249215号各公報に提案されてい
る。しかしながら、これらの提案では、連続した中空構
造が得られず多孔状となる、中空構造とするには、使用
できる共重合体組成が限定されると共に芯成分の原液濃
度を低くする必要があり芯鞘間の粘度差が大きくなると
通常の芯鞘複合紡糸口金では安定に中空繊維を得ること
が困難である、芯成分の原液を低濃度に維持しかつ高粘
度とするためには分子量が非常に高い特殊な重合体の使
用が要求される等の問題点を有している。
吸水性の向上を目的として、アクリル繊維を中空構造と
する試み多数なされ、例えば特開昭54−68415
号、特開昭61−28014号、特開昭61−2961
1号、特公昭60−18332号、特公昭62−728
6号、特開平3−249215号各公報に提案されてい
る。しかしながら、これらの提案では、連続した中空構
造が得られず多孔状となる、中空構造とするには、使用
できる共重合体組成が限定されると共に芯成分の原液濃
度を低くする必要があり芯鞘間の粘度差が大きくなると
通常の芯鞘複合紡糸口金では安定に中空繊維を得ること
が困難である、芯成分の原液を低濃度に維持しかつ高粘
度とするためには分子量が非常に高い特殊な重合体の使
用が要求される等の問題点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維軸方向
に連続した中空部を有し、通常の芯鞘複合紡糸口金で安
定に、かつ特殊な重合体を使用することなしに、生産性
よく中空アクリル繊維を得ることにある。
に連続した中空部を有し、通常の芯鞘複合紡糸口金で安
定に、かつ特殊な重合体を使用することなしに、生産性
よく中空アクリル繊維を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクリロニト
リル量の差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル
系重合体のうちの一方を鞘成分とし、他方を芯成分とし
て複合紡糸により紡出した後、乾燥緻密化する前に、紡
出糸を80℃以下の温度で含水率20wt%以下に乾燥
して芯鞘間に中空部を形成することを特徴とする中空ア
クリル繊維の製造方法にある。
リル量の差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル
系重合体のうちの一方を鞘成分とし、他方を芯成分とし
て複合紡糸により紡出した後、乾燥緻密化する前に、紡
出糸を80℃以下の温度で含水率20wt%以下に乾燥
して芯鞘間に中空部を形成することを特徴とする中空ア
クリル繊維の製造方法にある。
【0005】本発明において用い得るアクリロニトリル
系重合体は、ポリアクリロニトリル及びアクリロニトリ
ル50wt%以上と各種ビニル単量体との共重合体であ
り、共重合成分としてのビニル単量体としては、例えば
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、アクリルアミド、アクリル酸、アクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、メタクリルスルホン酸ナトリウム
等が挙げられる。
系重合体は、ポリアクリロニトリル及びアクリロニトリ
ル50wt%以上と各種ビニル単量体との共重合体であ
り、共重合成分としてのビニル単量体としては、例えば
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、アクリルアミド、アクリル酸、アクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、メタクリルスルホン酸ナトリウム
等が挙げられる。
【0006】本発明においては、アクリロニトリルの量
の差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル系重合
体のうちの一方を鞘成分、他方を芯成分に用いるもので
あり、2種の重合体のうちの一つを鞘成分、芯成分のい
ずれに用いてもよい。本発明においては、連続した中空
構造を形成させるためには、芯、鞘成分間の重合体に予
めアクリロニトリル量の差を設けることが必要で、アク
リロニトリル量の差が3wt%未満では、連続した中空
構造を得ることが出来ない。
の差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル系重合
体のうちの一方を鞘成分、他方を芯成分に用いるもので
あり、2種の重合体のうちの一つを鞘成分、芯成分のい
ずれに用いてもよい。本発明においては、連続した中空
構造を形成させるためには、芯、鞘成分間の重合体に予
めアクリロニトリル量の差を設けることが必要で、アク
リロニトリル量の差が3wt%未満では、連続した中空
構造を得ることが出来ない。
【0007】本発明において、アクリロニトリルの量の
差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル系重合体
は、そのうちの一方がポリアクリロニトリルであっても
よいことは当然であるが、共に共重合体であるときは、
一方が、共重合成分の種類、共重合成分の数に係わりな
く、アクリロニトリル量で他方と3wt%以上異なるア
クリロニトリル系重合体であればよい。また用いられる
アクリロニトリル系重合体の分子量も、何等限定される
ものではない。
差が3wt%以上ある2種のアクリロニトリル系重合体
は、そのうちの一方がポリアクリロニトリルであっても
よいことは当然であるが、共に共重合体であるときは、
一方が、共重合成分の種類、共重合成分の数に係わりな
く、アクリロニトリル量で他方と3wt%以上異なるア
クリロニトリル系重合体であればよい。また用いられる
アクリロニトリル系重合体の分子量も、何等限定される
ものではない。
【0008】本発明においてのアクリル繊維の製造は、
アクリル繊維の製糸工程で一般に用いられている方法が
適用され、また鞘成分の紡糸原液、芯成分の紡糸原液を
用い通常の芯鞘複合紡糸口金を用いて公知の芯鞘複合紡
糸にて紡糸するものである。紡糸原液での溶剤として
は、アクリロニトリル系重合体の溶剤として一般に用い
られているものが使用可能であり、例えばジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクタ
ン、エチレンカーボネート、硝酸チオシアン酸ナトリウ
ム、塩化亜鉛水溶液等が挙げられる。紡糸原液の濃度
は、特に限定されるものではなく、紡糸方式に応じ適宜
選定される。紡糸方式としては、湿式紡糸、乾湿式紡糸
が好ましく用いられる。
アクリル繊維の製糸工程で一般に用いられている方法が
適用され、また鞘成分の紡糸原液、芯成分の紡糸原液を
用い通常の芯鞘複合紡糸口金を用いて公知の芯鞘複合紡
糸にて紡糸するものである。紡糸原液での溶剤として
は、アクリロニトリル系重合体の溶剤として一般に用い
られているものが使用可能であり、例えばジメチルアセ
トアミド、ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクタ
ン、エチレンカーボネート、硝酸チオシアン酸ナトリウ
ム、塩化亜鉛水溶液等が挙げられる。紡糸原液の濃度
は、特に限定されるものではなく、紡糸方式に応じ適宜
選定される。紡糸方式としては、湿式紡糸、乾湿式紡糸
が好ましく用いられる。
【0009】本発明において、アクリル繊維を中空構造
とするためには、紡糸口金から紡出された紡出糸を、乾
燥緻密化する処理工程に到る前に、80℃以下の温度で
含水率20wt%以下に乾燥することが必須である。こ
の低温での乾燥処理により、芯鞘間に繊維軸方向に連続
する中空部が形成される。乾燥温度が80℃を超える
と、また含水率が20wt%を超えると連続した中空部
を安定に形成させることができない。
とするためには、紡糸口金から紡出された紡出糸を、乾
燥緻密化する処理工程に到る前に、80℃以下の温度で
含水率20wt%以下に乾燥することが必須である。こ
の低温での乾燥処理により、芯鞘間に繊維軸方向に連続
する中空部が形成される。乾燥温度が80℃を超える
と、また含水率が20wt%を超えると連続した中空部
を安定に形成させることができない。
【0010】紡出糸の低温での乾燥方法としては、特に
限定はないが、加温ローラー掛け、室温或いは加温空気
の吹き付け等が好ましく用いられる。この低温乾燥処理
は、紡出糸を乾燥緻密化する処理工程の前であれば、延
伸工程の前でも、また後でもよいが、延伸工程の前に実
施し、その後に高倍率に湿熱延伸等で延伸することが中
空構造を発達させるうえで好ましい。乾燥緻密化処理
は、100℃以上の温度の加熱ローラーで実施される
が、もし、乾燥緻密化処理工程の後でこの低温乾燥処理
を実施するならば、中空部はもはや形成されず、中空繊
維を得ることができない。
限定はないが、加温ローラー掛け、室温或いは加温空気
の吹き付け等が好ましく用いられる。この低温乾燥処理
は、紡出糸を乾燥緻密化する処理工程の前であれば、延
伸工程の前でも、また後でもよいが、延伸工程の前に実
施し、その後に高倍率に湿熱延伸等で延伸することが中
空構造を発達させるうえで好ましい。乾燥緻密化処理
は、100℃以上の温度の加熱ローラーで実施される
が、もし、乾燥緻密化処理工程の後でこの低温乾燥処理
を実施するならば、中空部はもはや形成されず、中空繊
維を得ることができない。
【0011】本発明における低温での乾燥処理により、
芯鞘成分間の相溶性の低下及び鞘部の変形の抑止により
起こる芯鞘部間での界面剥離によって、芯鞘間に繊維軸
方向に連続せる三日月状またはリング状の中空部が形成
される。この中空部は、後の乾燥緻密化処理によって固
定化され、製糸工程での各種後工程によっても消失する
ことはない。
芯鞘成分間の相溶性の低下及び鞘部の変形の抑止により
起こる芯鞘部間での界面剥離によって、芯鞘間に繊維軸
方向に連続せる三日月状またはリング状の中空部が形成
される。この中空部は、後の乾燥緻密化処理によって固
定化され、製糸工程での各種後工程によっても消失する
ことはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
【0013】(実施例1)アクリロニトリル89wt
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の20wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて一旦
大気中に吐出し直ちに凝固浴に導く乾湿式紡糸を行っ
た。凝固浴は、50℃のジメチルアセトアミド55wt
%水溶液を用いた。紡出糸を、沸水洗浄後、約30℃の
空気を吹き付けて低温乾燥し、その含水率を5wt%と
した。その後乾燥糸を沸水中で5倍の湿熱延伸を行い、
次いで150℃の加熱ローラーで乾燥緻密化処理を行い
アクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に安定してお
り、得られたアクリル繊維は、その繊維断面に三日月状
の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連続するもの
であった。
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の20wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて一旦
大気中に吐出し直ちに凝固浴に導く乾湿式紡糸を行っ
た。凝固浴は、50℃のジメチルアセトアミド55wt
%水溶液を用いた。紡出糸を、沸水洗浄後、約30℃の
空気を吹き付けて低温乾燥し、その含水率を5wt%と
した。その後乾燥糸を沸水中で5倍の湿熱延伸を行い、
次いで150℃の加熱ローラーで乾燥緻密化処理を行い
アクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に安定してお
り、得られたアクリル繊維は、その繊維断面に三日月状
の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連続するもの
であった。
【0014】(実施例2)アクリロニトリル92wt
%、酢酸ビニル8wt%のアクリロニトリル共重合体の
24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸原
液とし、アクリロニトリル60wt%、塩化ビニリデン
40wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジ
メチルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘
/芯吐出量比を3/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて
凝固浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃
のジメチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡
出糸を、沸水洗浄、沸水中での5倍の湿熱延伸後、約3
0℃の空気を吹き付けて低温乾燥し、その含水率を5w
t%とした。次いで150℃の加熱ローラーで乾燥緻密
化処理を行いアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に
安定しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断面
に三日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連
続するものであった。
%、酢酸ビニル8wt%のアクリロニトリル共重合体の
24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸原
液とし、アクリロニトリル60wt%、塩化ビニリデン
40wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジ
メチルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘
/芯吐出量比を3/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて
凝固浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃
のジメチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡
出糸を、沸水洗浄、沸水中での5倍の湿熱延伸後、約3
0℃の空気を吹き付けて低温乾燥し、その含水率を5w
t%とした。次いで150℃の加熱ローラーで乾燥緻密
化処理を行いアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に
安定しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断面
に三日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連
続するものであった。
【0015】(実施例3)実施例1における鞘成分の紡
糸原液を芯成分の紡糸原液に、芯成分の紡糸原液を鞘成
分の紡糸原液にそれぞれ交換した以外は、実施例1と同
様にしてアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に安定
しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断面に三
日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連続す
るものであった。
糸原液を芯成分の紡糸原液に、芯成分の紡糸原液を鞘成
分の紡糸原液にそれぞれ交換した以外は、実施例1と同
様にしてアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常に安定
しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断面に三
日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に連続す
るものであった。
【0016】(実施例4)実施例1における沸水洗浄後
の低温乾燥で80℃の加熱空気を用いた以外は、実施例
1と同様にしてアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常
に安定しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断
面に三日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に
連続するものであった。
の低温乾燥で80℃の加熱空気を用いた以外は、実施例
1と同様にしてアクリル繊維を得た。製糸状況は、非常
に安定しており、得られたアクリル繊維は、その繊維断
面に三日月状の中空部を有し、中空部は、繊維軸方向に
連続するものであった。
【0017】(実施例5)実施例1における沸水洗浄後
の低温乾燥により紡出糸の含水率を18wt%とした以
外は、実施例1と同様にしてアクリル繊維を得た。製糸
状況は、非常に安定しており、得られたアクリル繊維
は、その繊維断面に三日月状の中空部を有し、中空部
は、繊維軸方向に連続するものであった。
の低温乾燥により紡出糸の含水率を18wt%とした以
外は、実施例1と同様にしてアクリル繊維を得た。製糸
状況は、非常に安定しており、得られたアクリル繊維
は、その繊維断面に三日月状の中空部を有し、中空部
は、繊維軸方向に連続するものであった。
【0018】(比較例1)アクリロニトリル89wt
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝固
浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃のジ
メチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出糸
を、沸水洗浄後、沸水中で5倍の湿熱延伸を行い、次い
で150℃の加熱ローラーで乾燥緻密化処理を行いアク
リル繊維を得た。得られたアクリル繊維は、その繊維断
面に中空部を有しない中実糸であった。
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝固
浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃のジ
メチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出糸
を、沸水洗浄後、沸水中で5倍の湿熱延伸を行い、次い
で150℃の加熱ローラーで乾燥緻密化処理を行いアク
リル繊維を得た。得られたアクリル繊維は、その繊維断
面に中空部を有しない中実糸であった。
【0019】(比較例2)アクリロニトリル89wt
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝固
浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃のジ
メチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出糸
を、沸水洗浄後、約30℃の空気を吹き付けて低温乾燥
し、その含水率を40wt%とした。その後乾燥糸を沸
水中で5倍の湿熱延伸を行い、次いで150℃の加熱ロ
ーラーで乾燥緻密化処理を行いアクリル繊維を得た。得
られたアクリル繊維は、その繊維断面に中空部を有する
ものと中空部を有しないものとが混在するものであっ
た。
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル92wt%、酢酸ビニル8
wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメチ
ルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/芯
吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝固
浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃のジ
メチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出糸
を、沸水洗浄後、約30℃の空気を吹き付けて低温乾燥
し、その含水率を40wt%とした。その後乾燥糸を沸
水中で5倍の湿熱延伸を行い、次いで150℃の加熱ロ
ーラーで乾燥緻密化処理を行いアクリル繊維を得た。得
られたアクリル繊維は、その繊維断面に中空部を有する
ものと中空部を有しないものとが混在するものであっ
た。
【0020】(比較例3)アクリロニトリル89wt
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル90wt%、酢酸ビニル1
0wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメ
チルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/
芯吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝
固浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃の
ジメチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出
糸を、沸水洗浄後、約30℃の空気を吹き付けて低温乾
燥し、その含水率を5wt%とした。その後乾燥糸を沸
水中で5倍の湿熱延伸を行い、次いで150℃の加熱ロ
ーラーで乾燥緻密化処理を行いアクリル繊維を得た。得
られたアクリル繊維は、その繊維断面に中空部を有する
ものと中空部を有しないものとが混在するものであっ
た。
%、酢酸ビニル11wt%のアクリロニトリル共重合体
の24wt%ジメチルアセトアミド溶液を鞘成分の紡糸
原液とし、アクリロニトリル90wt%、酢酸ビニル1
0wt%のアクリロニトリル共重合体の24wt%ジメ
チルアセトアミド溶液を芯成分の紡糸原液として、鞘/
芯吐出量比を5/1とし、芯鞘複合紡糸口金を用いて凝
固浴に吐出する湿式紡糸を行った。凝固浴は、50℃の
ジメチルアセトアミド55wt%水溶液を用いた。紡出
糸を、沸水洗浄後、約30℃の空気を吹き付けて低温乾
燥し、その含水率を5wt%とした。その後乾燥糸を沸
水中で5倍の湿熱延伸を行い、次いで150℃の加熱ロ
ーラーで乾燥緻密化処理を行いアクリル繊維を得た。得
られたアクリル繊維は、その繊維断面に中空部を有する
ものと中空部を有しないものとが混在するものであっ
た。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、繊維軸方向に連続した
中空部を有し、通常の芯鞘複合紡糸口金で安定に、かつ
特殊な重合体を使用することなしに、良好な製糸性でコ
ストパーフォーマンスに優れた中空繊維を得ることが可
能であり、保温性、嵩高性に優れ、かつ吸水性を向上し
うるもので衣料用途をはじめ寝装用途に好適なるアクリ
ル繊維を提供しうるものである。
中空部を有し、通常の芯鞘複合紡糸口金で安定に、かつ
特殊な重合体を使用することなしに、良好な製糸性でコ
ストパーフォーマンスに優れた中空繊維を得ることが可
能であり、保温性、嵩高性に優れ、かつ吸水性を向上し
うるもので衣料用途をはじめ寝装用途に好適なるアクリ
ル繊維を提供しうるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/40 7199−3B
Claims (1)
- 【請求項1】 アクリロニトリル量の差が3wt%以上
ある2種のアクリロニトリル系重合体のうちの一方を鞘
成分とし、他方を芯成分として複合紡糸により紡出した
後、乾燥緻密化する前に、紡出糸を80℃以下の温度で
含水率20wt%以下に乾燥して芯鞘間に中空部を形成
することを特徴とする中空アクリル繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24031393A JPH0770824A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 中空アクリル繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24031393A JPH0770824A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 中空アクリル繊維の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770824A true JPH0770824A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=17057609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24031393A Pending JPH0770824A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 中空アクリル繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770824A (ja) |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP24031393A patent/JPH0770824A/ja active Pending
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