JPH0771304A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
- Publication number
- JPH0771304A JPH0771304A JP6018540A JP1854094A JPH0771304A JP H0771304 A JPH0771304 A JP H0771304A JP 6018540 A JP6018540 A JP 6018540A JP 1854094 A JP1854094 A JP 1854094A JP H0771304 A JPH0771304 A JP H0771304A
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- Japan
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- internal combustion
- intake air
- combustion engine
- air amount
- starting
- Prior art date
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空燃比のフィードバック制御を開始する時期
を、機関始動時の機関水温により可変にすることによ
り、実際の内燃機関の暖機状態応じてより正確な空燃比
フィードバック制御を開始させるようにすることを目的
とする。 【構成】 始動後の内燃機関の温度を測定する内燃機関
の制御装置において、始動時の冷却水の温度を測定する
冷却水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当値の
積算値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記吸入
空気量相当値の積算値とから内燃機関の温度状態を推定
する推定手段とを備える。
を、機関始動時の機関水温により可変にすることによ
り、実際の内燃機関の暖機状態応じてより正確な空燃比
フィードバック制御を開始させるようにすることを目的
とする。 【構成】 始動後の内燃機関の温度を測定する内燃機関
の制御装置において、始動時の冷却水の温度を測定する
冷却水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当値の
積算値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記吸入
空気量相当値の積算値とから内燃機関の温度状態を推定
する推定手段とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は始動開始後の機関温度を
測定する内燃機関の制御装置に関し、更に詳しくは、始
動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始
動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手
段とを備えた内燃機関の制御装置に関する。
測定する内燃機関の制御装置に関し、更に詳しくは、始
動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始
動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手
段とを備えた内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−26748号公報には、排
気系に二次空気を供給して触媒の暖機を促進すると共
に、暖機後は空燃比のフィードバック制御を行う内燃機
関において、触媒が十分暖機されている場合には二次空
気の供給を停止して、空燃比のフィードバック制御を行
い、触媒の過熱、フィードバック制御の開始遅れによる
エミッションの悪化を防止することを目的として、排気
系に空燃比センサを設け、このセンサからの出力によっ
て空燃比のフィードバック制御を行い、一方で、触媒の
温度を検出し、触媒が暖機状態に達したか否かを判定し
て、触媒が暖機している場合には、二次空気の供給を停
止しかつ空燃比のフィードバック制御を開始するように
している。この場合において、内燃機関の温度を、始動
時からの積算吸入空気量から推定していた。
気系に二次空気を供給して触媒の暖機を促進すると共
に、暖機後は空燃比のフィードバック制御を行う内燃機
関において、触媒が十分暖機されている場合には二次空
気の供給を停止して、空燃比のフィードバック制御を行
い、触媒の過熱、フィードバック制御の開始遅れによる
エミッションの悪化を防止することを目的として、排気
系に空燃比センサを設け、このセンサからの出力によっ
て空燃比のフィードバック制御を行い、一方で、触媒の
温度を検出し、触媒が暖機状態に達したか否かを判定し
て、触媒が暖機している場合には、二次空気の供給を停
止しかつ空燃比のフィードバック制御を開始するように
している。この場合において、内燃機関の温度を、始動
時からの積算吸入空気量から推定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷却水温、
即ち機関の温度は始動時の内燃機関の状態に応じて変化
するが、上述の従来技術においては、始動時の状態が考
慮されていないので、空燃比のフィードバック制御の開
始を判断する積算吸入空気量の所定値が固定されている
ため内燃機関が実際に暖機されていても暖機されていな
いと判断し、フィードバックが開始されずにエミッショ
ンの悪化をもたらすという問題があった。
即ち機関の温度は始動時の内燃機関の状態に応じて変化
するが、上述の従来技術においては、始動時の状態が考
慮されていないので、空燃比のフィードバック制御の開
始を判断する積算吸入空気量の所定値が固定されている
ため内燃機関が実際に暖機されていても暖機されていな
いと判断し、フィードバックが開始されずにエミッショ
ンの悪化をもたらすという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、空燃比のフィードバッ
ク制御を開始する時期すなわち機関の暖機状態を機関始
動時の機関水温により可変にすることにより、実際の内
燃機関の暖機状態に応じてより正確な空燃比フィードバ
ック制御を開始させるようにすることを課題とする。
ク制御を開始する時期すなわち機関の暖機状態を機関始
動時の機関水温により可変にすることにより、実際の内
燃機関の暖機状態に応じてより正確な空燃比フィードバ
ック制御を開始させるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明によると、始動後の内燃機
関の温度を測定する内燃機関の制御装置において、始動
時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動
時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら内燃機関の温度状態を推定する推定手段とを備える内
燃機関の制御装置が提供される。
めに、請求項1に記載の発明によると、始動後の内燃機
関の温度を測定する内燃機関の制御装置において、始動
時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動
時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら内燃機関の温度状態を推定する推定手段とを備える内
燃機関の制御装置が提供される。
【0006】請求項2に記載の発明によると、始動後の
内燃機関の温度を測定する内燃機関の制御装置におい
て、始動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段
と、始動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する
演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積
算値とから内燃機関の空燃比のフィードバック制御の開
始時期を算出する算出手段とを備える内燃機関の制御装
置が提供される。
内燃機関の温度を測定する内燃機関の制御装置におい
て、始動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段
と、始動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する
演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積
算値とから内燃機関の空燃比のフィードバック制御の開
始時期を算出する算出手段とを備える内燃機関の制御装
置が提供される。
【0007】請求項3に記載の発明によると、内燃機関
の排気系に設けられた触媒を通電加熱するための通電加
熱式触媒を備えた内燃機関の制御装置において、始動時
の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動時
からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら通電加熱式触媒の通電終了時期を算出する算出手段と
を備える内燃機関の制御装置が提供される。
の排気系に設けられた触媒を通電加熱するための通電加
熱式触媒を備えた内燃機関の制御装置において、始動時
の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動時
からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら通電加熱式触媒の通電終了時期を算出する算出手段と
を備える内燃機関の制御装置が提供される。
【0008】請求項4に記載の発明によると、冷却水温
と吸入空気量相当値の積算値とに加え、バッテリの電圧
状態からも通電加熱式触媒の通電終了時期を算出するこ
とを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置が
提供される。請求項5に記載の発明によると、始動後の
内燃機関の温度を測定する内燃機関の制御装置におい
て、始動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段
と、始動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する
演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積
算値とから暖機時の燃料増量係数を算出する算出手段と
を備える内燃機関の制御装置が提供される。
と吸入空気量相当値の積算値とに加え、バッテリの電圧
状態からも通電加熱式触媒の通電終了時期を算出するこ
とを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置が
提供される。請求項5に記載の発明によると、始動後の
内燃機関の温度を測定する内燃機関の制御装置におい
て、始動時の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段
と、始動時からの吸入空気量相当値の積算値を演算する
演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積
算値とから暖機時の燃料増量係数を算出する算出手段と
を備える内燃機関の制御装置が提供される。
【0009】請求項6に記載の発明によると、排気ガス
の一部を排気系から吸気系に再循環させる排気ガス再循
環装置を具備する内燃機関の制御装置において、始動時
の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動時
からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら前記排気ガス再循環装置による排気ガス再循環の開始
時期を算出する算出手段とを備える内燃機関の制御装置
が提供される。
の一部を排気系から吸気系に再循環させる排気ガス再循
環装置を具備する内燃機関の制御装置において、始動時
の冷却水の温度を測定する冷却水温測定手段と、始動時
からの吸入空気量相当値の積算値を演算する演算手段
と、上記冷却水温と上記吸入空気量相当値の積算値とか
ら前記排気ガス再循環装置による排気ガス再循環の開始
時期を算出する算出手段とを備える内燃機関の制御装置
が提供される。
【0010】
【作用】本願の発明によると、機関始動時の水温により
空燃比のフィードバック制御の開始時期を変更している
ので、特に機関冷間時から始動した場合、機関が暖機状
態に達し、また触媒が活性温度に達しているにもかかわ
らず、空燃比のフィードバック制御が開始されないため
に生じる、燃費の悪化、エミッションの悪化を防止する
ことができる。また、機関冷間時のエミッション(特に
COエミッション)を低減できるので二次空気装置がな
くても冷間COエミッション規制を達成できコスト低減
になる。更にまた、従来のように機関水温がある一定値
になった時にフィードバック制御を開始している場合に
比べ、始動後、水温センサが異常状態になった時でも積
算吸入空気量或いは負荷の積算値が始動時水温で設定さ
れた所定値を越えた時点で空燃比のフィードバック制御
が開始され、エミッションの悪化を防止できる。
空燃比のフィードバック制御の開始時期を変更している
ので、特に機関冷間時から始動した場合、機関が暖機状
態に達し、また触媒が活性温度に達しているにもかかわ
らず、空燃比のフィードバック制御が開始されないため
に生じる、燃費の悪化、エミッションの悪化を防止する
ことができる。また、機関冷間時のエミッション(特に
COエミッション)を低減できるので二次空気装置がな
くても冷間COエミッション規制を達成できコスト低減
になる。更にまた、従来のように機関水温がある一定値
になった時にフィードバック制御を開始している場合に
比べ、始動後、水温センサが異常状態になった時でも積
算吸入空気量或いは負荷の積算値が始動時水温で設定さ
れた所定値を越えた時点で空燃比のフィードバック制御
が開始され、エミッションの悪化を防止できる。
【0011】請求項3に記載の発明によると、通電加熱
式触媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量に応じた制御
が行われるので、例えば、使用者がバッテリの誤配線を
行った場合、或いは誤ったバッテリ(例えば24Vのも
の)を組付けた場合等において、通電加熱式触媒が過加
熱されたり、焼損したりするのを防止することができ
る。
式触媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量に応じた制御
が行われるので、例えば、使用者がバッテリの誤配線を
行った場合、或いは誤ったバッテリ(例えば24Vのも
の)を組付けた場合等において、通電加熱式触媒が過加
熱されたり、焼損したりするのを防止することができ
る。
【0012】請求項3又は請求項4に記載の発明による
と、積算吸入空気量(TGA)の判定値(TGAGR
D)を機関始動時の水温(THWST)によって可変と
しているので、最適な触媒暖機制御を行うことができ、
通電停止時における触媒到達温度のばらつきを小さくす
ることができる。請求項5に記載の発明によると、暖機
燃料増量係数を積算吸入空気量の相当値及び始動時の冷
却水温で算出しているので、実際の燃焼状態に応じた燃
料増量値の設定が可能となる。請求項6に記載の発明に
よると、排気ガス再循環(EGR)制御の開始時期が機
関の始動状態と暖機の程度に応じて最適に制御される。
と、積算吸入空気量(TGA)の判定値(TGAGR
D)を機関始動時の水温(THWST)によって可変と
しているので、最適な触媒暖機制御を行うことができ、
通電停止時における触媒到達温度のばらつきを小さくす
ることができる。請求項5に記載の発明によると、暖機
燃料増量係数を積算吸入空気量の相当値及び始動時の冷
却水温で算出しているので、実際の燃焼状態に応じた燃
料増量値の設定が可能となる。請求項6に記載の発明に
よると、排気ガス再循環(EGR)制御の開始時期が機
関の始動状態と暖機の程度に応じて最適に制御される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1に本発明の実施例1のフロ
ーチャートを示す。ステップ100において、機関の始
動状態(XSTEFI)を判定し、始動前(XSTEF
I=1)の時は、ステップ101において機関の水温
(THW)を読み込み、ステップ102において始動時
水温(THW)により設定されたフィードバック開始判
定用吸入空気量の積算値(KFBGAC)を、下記に示
すようなマップより求め、その値をセットする。即ち下
記の表1は、始動時水温(THW)に対するフィードバ
ック開始判定用の吸入空気量積算値(KFBGAC)を
実験等により求めたマップを示すものである。
ついて詳細に説明する。図1に本発明の実施例1のフロ
ーチャートを示す。ステップ100において、機関の始
動状態(XSTEFI)を判定し、始動前(XSTEF
I=1)の時は、ステップ101において機関の水温
(THW)を読み込み、ステップ102において始動時
水温(THW)により設定されたフィードバック開始判
定用吸入空気量の積算値(KFBGAC)を、下記に示
すようなマップより求め、その値をセットする。即ち下
記の表1は、始動時水温(THW)に対するフィードバ
ック開始判定用の吸入空気量積算値(KFBGAC)を
実験等により求めたマップを示すものである。
【0014】
【表1】
【0015】機関始動後は、ステップ103において、
フューエルカット中であるか否かを判定し(XFC)、
フューエルカット中である場合(XFC=1)は、ステ
ップ107に進み吸入空気量の積算を行なわず、そのま
まルーチンを終了する。その結果、吸入空気量の積算値
(GACi)はフューエルカット前の値を保持する(G
ACi=GACi−1)。即ち、フューエルカット中は
吸入空気量の積算を行わないことにより、実際に燃焼に
寄与した空気量だけの積算になるため暖機状態の推定を
より一層確実なものとしている。
フューエルカット中であるか否かを判定し(XFC)、
フューエルカット中である場合(XFC=1)は、ステ
ップ107に進み吸入空気量の積算を行なわず、そのま
まルーチンを終了する。その結果、吸入空気量の積算値
(GACi)はフューエルカット前の値を保持する(G
ACi=GACi−1)。即ち、フューエルカット中は
吸入空気量の積算を行わないことにより、実際に燃焼に
寄与した空気量だけの積算になるため暖機状態の推定を
より一層確実なものとしている。
【0016】フューエルカット中でない場合は、ステッ
プ104において、吸入空気量の積算する(GACi=
GACi−1+GA)。ここで、GAは単位時間(1秒
間)当りの吸入空気量(g)である。ステップ105に
おいて、吸入空気量の積算値(GACi)を、始動時に
セットしたフィードバック開始判定用の吸入空気量積算
値(KFBGAC)と比較する。吸入空気量の積算値が
フィードバック開始判定用の吸入空気量積算値を越えて
いる場合(GACi≧KFBGAC)は、機関暖機後で
あると判断し、ステップ106において空燃比のフィー
ドバック制御を開始する。一方、吸入空気量の積算値が
フィードバック開始判定用の吸入空気量積算値を越えて
いない場合(GACi<KFBGAC)は、ステップ1
08において、空燃比のフィードバック制御を開始しな
い。
プ104において、吸入空気量の積算する(GACi=
GACi−1+GA)。ここで、GAは単位時間(1秒
間)当りの吸入空気量(g)である。ステップ105に
おいて、吸入空気量の積算値(GACi)を、始動時に
セットしたフィードバック開始判定用の吸入空気量積算
値(KFBGAC)と比較する。吸入空気量の積算値が
フィードバック開始判定用の吸入空気量積算値を越えて
いる場合(GACi≧KFBGAC)は、機関暖機後で
あると判断し、ステップ106において空燃比のフィー
ドバック制御を開始する。一方、吸入空気量の積算値が
フィードバック開始判定用の吸入空気量積算値を越えて
いない場合(GACi<KFBGAC)は、ステップ1
08において、空燃比のフィードバック制御を開始しな
い。
【0017】尚、フィードバック開始判定用の吸入空気
量積算値は始動時水温が高い程小さくする。図2に本発
明の実施例2のフローチャートを示す。実施例1と相違
する点のみを説明する。空燃比のフィードバック制御に
関しての判定を、機関の負荷の積算値、即ち機関1回転
当りの吸入空気量の積算値により行う実施例である。
量積算値は始動時水温が高い程小さくする。図2に本発
明の実施例2のフローチャートを示す。実施例1と相違
する点のみを説明する。空燃比のフィードバック制御に
関しての判定を、機関の負荷の積算値、即ち機関1回転
当りの吸入空気量の積算値により行う実施例である。
【0018】始動前である場合(XSTEFI=1)
は、ステップ101において機関の水温(THW)を読
み込み、ステップ112において始動時水温(THW)
により設定されたフィードバック開始判定用の機関1回
転当りの吸入空気量の積算値(KFBGNC)を、下記
の表2に示すマップより求め、その値をセットする。即
ち、表2は、始動時水温(THW)に対するフィードバ
ック開始判定用の機関1回転当りの吸入空気量の積算値
(KFBGAC)を実験等により求めたマップである。
は、ステップ101において機関の水温(THW)を読
み込み、ステップ112において始動時水温(THW)
により設定されたフィードバック開始判定用の機関1回
転当りの吸入空気量の積算値(KFBGNC)を、下記
の表2に示すマップより求め、その値をセットする。即
ち、表2は、始動時水温(THW)に対するフィードバ
ック開始判定用の機関1回転当りの吸入空気量の積算値
(KFBGAC)を実験等により求めたマップである。
【0019】
【表2】
【0020】機関始動後で、フューエルカット中である
場合(XFC=1)は、ステップ117において、機関
1回転当りの吸入空気量の積算値(GNCi)はフュー
エルカット前の値を保持する(GNCi=GNCi−
1)。フューエルカット中でない場合は、ステップ11
4において、機関1回転当りの吸入空気量GN(g/r
ev)を積算する(GNCi=GNCi−1+GN)。
そして、ステップ115において、機関1回転当りの吸
入空気量の積算値(GNCi)を、始動時にセットした
フィードバック開始判定用の機関1回転当りの吸入空気
量積算値(KFBGNC)と比較する。機関1回転当り
の吸入空気量の積算値がフィードバック開始判定用の機
関1回転当りの吸入空気量積算値を越えている場合(G
NCi≧KFBGNC)は、機関暖機後であると判断
し、ステップ106において空燃比のフィードバック制
御を開始する。一方、機関1回転当りの吸入空気量の積
算値がフィードバック開始判定用の機関1回転当りの吸
入空気量積算値を越えていない場合(GNCi<KFB
GNC)は、ステップ108において、空燃比のフィー
ドバック制御を開始しない。
場合(XFC=1)は、ステップ117において、機関
1回転当りの吸入空気量の積算値(GNCi)はフュー
エルカット前の値を保持する(GNCi=GNCi−
1)。フューエルカット中でない場合は、ステップ11
4において、機関1回転当りの吸入空気量GN(g/r
ev)を積算する(GNCi=GNCi−1+GN)。
そして、ステップ115において、機関1回転当りの吸
入空気量の積算値(GNCi)を、始動時にセットした
フィードバック開始判定用の機関1回転当りの吸入空気
量積算値(KFBGNC)と比較する。機関1回転当り
の吸入空気量の積算値がフィードバック開始判定用の機
関1回転当りの吸入空気量積算値を越えている場合(G
NCi≧KFBGNC)は、機関暖機後であると判断
し、ステップ106において空燃比のフィードバック制
御を開始する。一方、機関1回転当りの吸入空気量の積
算値がフィードバック開始判定用の機関1回転当りの吸
入空気量積算値を越えていない場合(GNCi<KFB
GNC)は、ステップ108において、空燃比のフィー
ドバック制御を開始しない。
【0021】以上に説明したように、実施例1又は2で
は、機関の水温により空燃比のフィードバック制御の開
始時期を変更しているので、特に機関冷間時から始動し
た場合、機関が暖機状態に達し、また触媒が活性温度に
達しているにもかかわらず、空燃比のフィードバック制
御が開始されないために生じる、燃費の悪化、エミッシ
ョンの悪化を防止することができる。また、機関冷間時
のエミッション(特にCOエミッション)が低減できる
ので二次空気供給装置なしでも冷間時のCOエミッショ
ン規制を達成できコスト低減になる。更にまた、従来の
ように機関水温がある一定値以上の場合に空燃比のフィ
ードバック制御を開始している場合に比べ、始動後、水
温センサが所定温度以上を検出した時でも積算吸入空気
量或いは負荷の積算値が始動時水温で設定された所定値
を越えなければ、フィードバック制御を開始しないこと
により、エミッションの悪化を防止できるという効果が
ある。
は、機関の水温により空燃比のフィードバック制御の開
始時期を変更しているので、特に機関冷間時から始動し
た場合、機関が暖機状態に達し、また触媒が活性温度に
達しているにもかかわらず、空燃比のフィードバック制
御が開始されないために生じる、燃費の悪化、エミッシ
ョンの悪化を防止することができる。また、機関冷間時
のエミッション(特にCOエミッション)が低減できる
ので二次空気供給装置なしでも冷間時のCOエミッショ
ン規制を達成できコスト低減になる。更にまた、従来の
ように機関水温がある一定値以上の場合に空燃比のフィ
ードバック制御を開始している場合に比べ、始動後、水
温センサが所定温度以上を検出した時でも積算吸入空気
量或いは負荷の積算値が始動時水温で設定された所定値
を越えなければ、フィードバック制御を開始しないこと
により、エミッションの悪化を防止できるという効果が
ある。
【0022】図3は、2つの通電加熱式触媒を並列に配
置した構成例を示す。並列な2つの排気通路には、それ
ぞれの触媒アッセンブリ1,2が設けられ、それらの上
流側には更に通電加熱式触媒3,4がそれぞれ設けられ
る。機関の電子制御装置(ECU)5のポート6ないし
リレー7を制御することにより、バッテリ8及びオルタ
ネータ9から通電加熱式触媒3,4への電力供給が制御
され、各通電加熱式触媒3,4への通電が行なわれる。
置した構成例を示す。並列な2つの排気通路には、それ
ぞれの触媒アッセンブリ1,2が設けられ、それらの上
流側には更に通電加熱式触媒3,4がそれぞれ設けられ
る。機関の電子制御装置(ECU)5のポート6ないし
リレー7を制御することにより、バッテリ8及びオルタ
ネータ9から通電加熱式触媒3,4への電力供給が制御
され、各通電加熱式触媒3,4への通電が行なわれる。
【0023】図4はこのような通電加熱式触媒3,4へ
の電力供給を制御するためのフローチャートである(実
施例3)を示す。ベースルーチン(BEHC)が開始さ
れると、まずステップ201において、排気系への二次
空気供給を実行するための前提条件が満たされているか
否か、即ち、フラグXAIREX=1であるか否かが判
定される。フラグXAIREXは、図示しない二次空気
制御ルーチンで実行され、始動時の水温が所定の範囲内
で、且つ所定の始動モードを抜けている場合に、二次空
気供給を実行するための前提条件が満たされたものと判
定される。
の電力供給を制御するためのフローチャートである(実
施例3)を示す。ベースルーチン(BEHC)が開始さ
れると、まずステップ201において、排気系への二次
空気供給を実行するための前提条件が満たされているか
否か、即ち、フラグXAIREX=1であるか否かが判
定される。フラグXAIREXは、図示しない二次空気
制御ルーチンで実行され、始動時の水温が所定の範囲内
で、且つ所定の始動モードを抜けている場合に、二次空
気供給を実行するための前提条件が満たされたものと判
定される。
【0024】このような二次空気供給を実行するための
前提条件が満たされた場合(XAIREX=1)は、ス
テップ202において、始動後の積算吸入空気量の所定
値(TGAmax)を、始動時の機関の水温(THW)
及びバッテリ電圧(BAT)のテーブルから求める。図
5は、始動時の機関の水温(THW)及びバッテリ電圧
(BAT)から始動後の積算吸入空気量の所定値(TG
Amax)を求める場合のマップである。また、図6は
通電加熱式触媒3,4への通電時間を求める場合のマッ
プである。
前提条件が満たされた場合(XAIREX=1)は、ス
テップ202において、始動後の積算吸入空気量の所定
値(TGAmax)を、始動時の機関の水温(THW)
及びバッテリ電圧(BAT)のテーブルから求める。図
5は、始動時の機関の水温(THW)及びバッテリ電圧
(BAT)から始動後の積算吸入空気量の所定値(TG
Amax)を求める場合のマップである。また、図6は
通電加熱式触媒3,4への通電時間を求める場合のマッ
プである。
【0025】通電加熱式触媒3,4への供給電力は電源
電圧(バッテリ電圧)によってほぼ決まる。即ち、機関
の運転条件が一定である場合は、排気ガスからの受熱量
は一定であり、触媒が活性温度に到達するまでの時間は
バッテリ電圧によって決まる。機関運転条件が一定(例
えば燃料噴射状態を一定に放置)での前記時間は始動後
の積算吸入空気量(TGA)の所定値(TGAmax)
によって代用でき、例えばレーシング或いは即発進等の
ように、機関運転条件が変化しても、排気ガスからの所
定の受熱量はTGAmaxで得られる。
電圧(バッテリ電圧)によってほぼ決まる。即ち、機関
の運転条件が一定である場合は、排気ガスからの受熱量
は一定であり、触媒が活性温度に到達するまでの時間は
バッテリ電圧によって決まる。機関運転条件が一定(例
えば燃料噴射状態を一定に放置)での前記時間は始動後
の積算吸入空気量(TGA)の所定値(TGAmax)
によって代用でき、例えばレーシング或いは即発進等の
ように、機関運転条件が変化しても、排気ガスからの所
定の受熱量はTGAmaxで得られる。
【0026】図5に示すように、バッテリ電圧が高い時
は、TGAmaxを相対的に小さくし、バッテリ電圧が
低い時は、TGAmaxを相対的に大きくする。また、
水温が高い時は、TGAmaxを相対的に小さくし、水
温が低い時は、TGAmaxを相対的に大きくする。ま
た、バッテリ電圧が16V以上である時は、通電加熱式
触媒への通電を禁止している。これは何らかの原因で別
の電源が通電加熱式触媒に直列に接続された時等のよう
に、通電加熱式触媒に不用意な高電圧が印加された場合
に生ずる電気的負荷を軽減し、通電加熱式触媒を保護す
るためのフェイルセーフのためである。
は、TGAmaxを相対的に小さくし、バッテリ電圧が
低い時は、TGAmaxを相対的に大きくする。また、
水温が高い時は、TGAmaxを相対的に小さくし、水
温が低い時は、TGAmaxを相対的に大きくする。ま
た、バッテリ電圧が16V以上である時は、通電加熱式
触媒への通電を禁止している。これは何らかの原因で別
の電源が通電加熱式触媒に直列に接続された時等のよう
に、通電加熱式触媒に不用意な高電圧が印加された場合
に生ずる電気的負荷を軽減し、通電加熱式触媒を保護す
るためのフェイルセーフのためである。
【0027】図4のステップ203において、始動後の
積算吸入空気量(TGA)が所定値(TGAmax)を
越えているか否か、即ち機関が所定の空気量を消費して
いるか否かを判別する。消費していない場合(TGA<
TGAmax)は、ステップ204において、始動後の
経過時間(CAST1)が所定値、例えば10秒間を越
えているか否かを判定する。所定値以下の場合(CAS
T1≦10)は、ステップ205において、通電加熱式
触媒への通電を実施する(YEHC←1)。
積算吸入空気量(TGA)が所定値(TGAmax)を
越えているか否か、即ち機関が所定の空気量を消費して
いるか否かを判別する。消費していない場合(TGA<
TGAmax)は、ステップ204において、始動後の
経過時間(CAST1)が所定値、例えば10秒間を越
えているか否かを判定する。所定値以下の場合(CAS
T1≦10)は、ステップ205において、通電加熱式
触媒への通電を実施する(YEHC←1)。
【0028】なお、ステップ204において、始動後の
経過時間の所定値(CAST1)を可変とする場合にお
いては、図6に示すマップに基づいて、通電時間を求め
る。即ち、図6に示すように、バッテリ電圧が高い時
は、通電時間を相対的に短くし、バッテリ電圧が低い時
は、通電時間を相対的に長くする。また、水温が高い時
は、通電時間を相対的に短くし、水温が低い時は、通電
時間を相対的に長くする。バッテリ電圧が16V以上で
ある時は、前述と同様の理由で、通電加熱式触媒への通
電を禁止する。
経過時間の所定値(CAST1)を可変とする場合にお
いては、図6に示すマップに基づいて、通電時間を求め
る。即ち、図6に示すように、バッテリ電圧が高い時
は、通電時間を相対的に短くし、バッテリ電圧が低い時
は、通電時間を相対的に長くする。また、水温が高い時
は、通電時間を相対的に短くし、水温が低い時は、通電
時間を相対的に長くする。バッテリ電圧が16V以上で
ある時は、前述と同様の理由で、通電加熱式触媒への通
電を禁止する。
【0029】ステップ201、ステップ203、及びス
テップ204において、条件を満たさない場合は、ステ
ップ206において、通電加熱式触媒への通電を停止し
(YEHC←0)、このルーチンを終了する(EQ
U)。図7は通電加熱式触媒への電力供給を制御するた
めの他の実施例(実施例4)に係るフローチャートであ
る。この実施例では、図4で述べた実施例3における始
動後積算吸入空気量(TGA)を始動後積算燃料量(T
GF)に置き換えたものである。したがって、図4のフ
ローチャートと異なる部分のみ説明する。
テップ204において、条件を満たさない場合は、ステ
ップ206において、通電加熱式触媒への通電を停止し
(YEHC←0)、このルーチンを終了する(EQ
U)。図7は通電加熱式触媒への電力供給を制御するた
めの他の実施例(実施例4)に係るフローチャートであ
る。この実施例では、図4で述べた実施例3における始
動後積算吸入空気量(TGA)を始動後積算燃料量(T
GF)に置き換えたものである。したがって、図4のフ
ローチャートと異なる部分のみ説明する。
【0030】まずステップ201において、排気系への
二次空気供給を実行するための前提条件が満たされてい
るか否かが判定され、二次空気供給の前提条件が満たさ
れている場合(XAIREX=1)、ステップ211に
おいて、通電加熱式触媒への通電が行われているか否か
を判定し、通電が行われていない場合(YEHC=0)
は、ステップ212において、始動後の積算燃料量の所
定値(TGFmax)を、図示しない、始動時の機関の
水温(THW)及びバッテリ電圧(BAT)のテーブル
から求める。始動後の積算燃料量の所定値(TGFma
x)は、図5に示した始動後の積算吸入空気量の所定値
(TGAmax)を求めるマップと同様のマップにより
求めることができる。
二次空気供給を実行するための前提条件が満たされてい
るか否かが判定され、二次空気供給の前提条件が満たさ
れている場合(XAIREX=1)、ステップ211に
おいて、通電加熱式触媒への通電が行われているか否か
を判定し、通電が行われていない場合(YEHC=0)
は、ステップ212において、始動後の積算燃料量の所
定値(TGFmax)を、図示しない、始動時の機関の
水温(THW)及びバッテリ電圧(BAT)のテーブル
から求める。始動後の積算燃料量の所定値(TGFma
x)は、図5に示した始動後の積算吸入空気量の所定値
(TGAmax)を求めるマップと同様のマップにより
求めることができる。
【0031】なお、ステップ211において、通電加熱
式触媒への通電が行われている場合(YEHC=1)
は、ステップ212における上記のようなテーブルサー
チを実行しないで、次のステップ213に移る。即ち、
通電加熱式触媒への通電直前の積算吸入空気量の所定値
(即ち、THW及びBATから求めたもの)が維持され
る。
式触媒への通電が行われている場合(YEHC=1)
は、ステップ212における上記のようなテーブルサー
チを実行しないで、次のステップ213に移る。即ち、
通電加熱式触媒への通電直前の積算吸入空気量の所定値
(即ち、THW及びBATから求めたもの)が維持され
る。
【0032】ステップ213において、始動後の積算燃
料量(TGF)が所定値(TGFmax)を越えている
か否か、即ち機関が所定の燃料量を消費しているか否か
を判別する。消費していない場合(TGF<TGFma
x)は、ステップ204に進み、図4の場合と同様の制
御を行う。通電加熱式触媒への通電制御を図4〜図7で
説明した実施例3及び4のように行うと、通電加熱式触
媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量に応じた制御が行
われるので、例えば、使用者がバッテリの誤配線を行っ
た場合、或いは誤ったバッテリ(例えば24Vのもの)
を組付けた場合等において、通電加熱式触媒が過加熱さ
れたり、焼損したりするのを防止することができる。
料量(TGF)が所定値(TGFmax)を越えている
か否か、即ち機関が所定の燃料量を消費しているか否か
を判別する。消費していない場合(TGF<TGFma
x)は、ステップ204に進み、図4の場合と同様の制
御を行う。通電加熱式触媒への通電制御を図4〜図7で
説明した実施例3及び4のように行うと、通電加熱式触
媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量に応じた制御が行
われるので、例えば、使用者がバッテリの誤配線を行っ
た場合、或いは誤ったバッテリ(例えば24Vのもの)
を組付けた場合等において、通電加熱式触媒が過加熱さ
れたり、焼損したりするのを防止することができる。
【0033】図8は、通電加熱式触媒への電力供給を制
御するための更に他の実施例(実施例5)に係るフロー
チャートである。この実施例では、積算吸入空気量(T
GA)の判定値(TGAGRD)を機関始動時の水温
(THWST)によって可変し、通電加熱式触媒への通
電時間を可変にし、最適な触媒暖機制御を行うことで通
電停止時における触媒の到達温度のばらつきを小さくす
るものである。
御するための更に他の実施例(実施例5)に係るフロー
チャートである。この実施例では、積算吸入空気量(T
GA)の判定値(TGAGRD)を機関始動時の水温
(THWST)によって可変し、通電加熱式触媒への通
電時間を可変にし、最適な触媒暖機制御を行うことで通
電停止時における触媒の到達温度のばらつきを小さくす
るものである。
【0034】ベースルーチン(BEHC)が開始される
と、まずステップ301において、機関の始動状態(X
STEFI)を判定し、始動前(XSTEFI=1)の
時は、ステップ302において機関の水温(THW)を
読み込み、始動時の水温をTHWSTとする。機関始動
後は、ステップ303において、排気系への二次空気供
給を実行するための前提条件が満たされているか否か、
即ち、フラグXAIREX=1であるか否かが判定され
る。二次空気供給の前提条件が満たされた場合(XAI
REX=1)は、ステップ304において、始動時機関
水温(THWST)によって、始動後の積算吸入空気量
(TGA)の判定値(TGAGRD)を算出する。
と、まずステップ301において、機関の始動状態(X
STEFI)を判定し、始動前(XSTEFI=1)の
時は、ステップ302において機関の水温(THW)を
読み込み、始動時の水温をTHWSTとする。機関始動
後は、ステップ303において、排気系への二次空気供
給を実行するための前提条件が満たされているか否か、
即ち、フラグXAIREX=1であるか否かが判定され
る。二次空気供給の前提条件が満たされた場合(XAI
REX=1)は、ステップ304において、始動時機関
水温(THWST)によって、始動後の積算吸入空気量
(TGA)の判定値(TGAGRD)を算出する。
【0035】図9は始動時機関水温(THWST)によ
って始動後の積算吸入空気量の判定値(TGAGRD)
を算出するマップである。また、図10は機関始動後の
触媒温度(低温始動時及び高温始動時)、吸入空気量の
積算値及び車速の時間的変化を示したものである。始動
時の水温が低い場合、触媒の活性化温度に到達するのに
必要なエネルギが大きいので、図10に示すように、通
電加熱式触媒への通電時間を長く(T1)設定する必要
がある。逆に、始動時の水温が高い場合、少ないエネル
ギで触媒の活性化温度に到達するので通電加熱式触媒へ
の通電時間を短く(T2)設定してよい。
って始動後の積算吸入空気量の判定値(TGAGRD)
を算出するマップである。また、図10は機関始動後の
触媒温度(低温始動時及び高温始動時)、吸入空気量の
積算値及び車速の時間的変化を示したものである。始動
時の水温が低い場合、触媒の活性化温度に到達するのに
必要なエネルギが大きいので、図10に示すように、通
電加熱式触媒への通電時間を長く(T1)設定する必要
がある。逆に、始動時の水温が高い場合、少ないエネル
ギで触媒の活性化温度に到達するので通電加熱式触媒へ
の通電時間を短く(T2)設定してよい。
【0036】ステップ305において、始動後の積算吸
入空気量(TGA)が所定の判定値(TGAGRD)に
到達したか否か、即ち機関が所定の空気量を消費してい
るか否かを判別する。消費していない場合(TGA<T
GAGRD)は、ステップ306において、始動後の経
過時間(CAST1)が所定値、例えば10秒間を越え
ていないかを判定する。所定値以下の場合(CAST1
≦10)は、ステップ307において、通電加熱式触媒
への通電を実施する(YEHC←1)。
入空気量(TGA)が所定の判定値(TGAGRD)に
到達したか否か、即ち機関が所定の空気量を消費してい
るか否かを判別する。消費していない場合(TGA<T
GAGRD)は、ステップ306において、始動後の経
過時間(CAST1)が所定値、例えば10秒間を越え
ていないかを判定する。所定値以下の場合(CAST1
≦10)は、ステップ307において、通電加熱式触媒
への通電を実施する(YEHC←1)。
【0037】ステップ303、ステップ305、及びス
テップ306において、条件を満たさない場合は、ステ
ップ308において、通電加熱式触媒への通電を停止し
(YEHC←0)、このルーチンを終了する(EN
D)。このように図8のフローチャートでは、積算吸入
空気量(TGA)の判定値(TGAGRD)を機関始動
時の水温(THWST)によって可変としているので、
最適な触媒暖機制御を行うことができ、通電停止時にお
ける触媒到達温度のばらつきを小さくすることができ
る。
テップ306において、条件を満たさない場合は、ステ
ップ308において、通電加熱式触媒への通電を停止し
(YEHC←0)、このルーチンを終了する(EN
D)。このように図8のフローチャートでは、積算吸入
空気量(TGA)の判定値(TGAGRD)を機関始動
時の水温(THWST)によって可変としているので、
最適な触媒暖機制御を行うことができ、通電停止時にお
ける触媒到達温度のばらつきを小さくすることができ
る。
【0038】図11は積算吸入空気量によって暖機時の
燃料増量係数を求めるルーチン(実施例6)のフローチ
ャートである。このルーチンは128ms毎に実行される
もので、まず、ステップ401において機関の運転状
態、例えば機関回転数(NE)、吸入空気量(GA)、
機関冷却水温(THW)等を検知する。次にステップ4
02では、機関の始動状態を判定し、始動状態(XST
EFI=1)にある時は、機関冷却水温(THW)を基
に、ステップ406において暖機時の燃料増量係数の初
期値(FWLI)を、更にステップ407において暖機
完了時の積算吸入空気量(KTCGA)をそれぞれ算出
する。これらの値は、それぞれ図12及び図13に示し
た、機関冷却水温(THW)に対する暖機燃料増量係数
初期値(FWLI)及び暖機完了時積算吸入空気量(K
TCGA)の特性を表したマップより求める。ステップ
408において積算吸入空気量(CGA)をクリアし
て、ステップ409に進む。
燃料増量係数を求めるルーチン(実施例6)のフローチ
ャートである。このルーチンは128ms毎に実行される
もので、まず、ステップ401において機関の運転状
態、例えば機関回転数(NE)、吸入空気量(GA)、
機関冷却水温(THW)等を検知する。次にステップ4
02では、機関の始動状態を判定し、始動状態(XST
EFI=1)にある時は、機関冷却水温(THW)を基
に、ステップ406において暖機時の燃料増量係数の初
期値(FWLI)を、更にステップ407において暖機
完了時の積算吸入空気量(KTCGA)をそれぞれ算出
する。これらの値は、それぞれ図12及び図13に示し
た、機関冷却水温(THW)に対する暖機燃料増量係数
初期値(FWLI)及び暖機完了時積算吸入空気量(K
TCGA)の特性を表したマップより求める。ステップ
408において積算吸入空気量(CGA)をクリアし
て、ステップ409に進む。
【0039】ステップ402において機関が始動後の状
態である(XSTEFI=0)と判定されたときは、ス
テップ403において次式のように吸入空気の積算を行
う。 CGAi=CGAi−1+GA ステップ403においてオーバーフローしたとき、即ち
積算吸入空気量(CGA)が暖機完了時の積算吸入空気
量(KTCGA)を越えたときは、ステップ405にお
いて、積算吸入空気量の値を当該値にガードし(CGA
i=¥FFFF)、ステップ409へ進む。ステップ4
03においてオーバーフローしないときはそのままステ
ップ409へ進む。
態である(XSTEFI=0)と判定されたときは、ス
テップ403において次式のように吸入空気の積算を行
う。 CGAi=CGAi−1+GA ステップ403においてオーバーフローしたとき、即ち
積算吸入空気量(CGA)が暖機完了時の積算吸入空気
量(KTCGA)を越えたときは、ステップ405にお
いて、積算吸入空気量の値を当該値にガードし(CGA
i=¥FFFF)、ステップ409へ進む。ステップ4
03においてオーバーフローしないときはそのままステ
ップ409へ進む。
【0040】ステップ409では、次式のように、積算
吸入空気量の暖機完了までの到達度を始動時にセットし
た暖機燃料増量係数初期値(FWLI)にかけて、暖機
燃料増量係数(FWL)を算出し、ルーチンを抜ける。 FWL=FWLI×(KTCGA−CGA)/KTCG
A このとき、KTCGA−CGAは最小値を0で制限す
る。
吸入空気量の暖機完了までの到達度を始動時にセットし
た暖機燃料増量係数初期値(FWLI)にかけて、暖機
燃料増量係数(FWL)を算出し、ルーチンを抜ける。 FWL=FWLI×(KTCGA−CGA)/KTCG
A このとき、KTCGA−CGAは最小値を0で制限す
る。
【0041】以上のようなルーチンでもって、積算吸入
空気量(CGA)の増加に伴って暖機燃料増量係数(F
WL)を減少していくように暖機時の燃料増量を設定す
ることで実際の機関の燃焼状態に応じた燃料増量値の設
定が可能となる。また、図11に示したルーチンでは、
ステップ403において始動時以外は常に吸入空気量の
積算を行っているが、図1のルーチンにおけるステップ
103,107と同様に、フューエルカット中のときは
吸入空気量の積算を行わないようにするとより正確な暖
機燃料増量係数(FWL)を求めることができる。ま
た、暖機燃料増量係数(FWL)=0となった時点、即
ち理論空燃比となった時点でも、安定した燃焼が得られ
るので、このルーチンによる制御において、暖機燃料増
量係数(FWL)が0となった時間で空燃比のフィード
バック制御を開始するようにしてもよい。
空気量(CGA)の増加に伴って暖機燃料増量係数(F
WL)を減少していくように暖機時の燃料増量を設定す
ることで実際の機関の燃焼状態に応じた燃料増量値の設
定が可能となる。また、図11に示したルーチンでは、
ステップ403において始動時以外は常に吸入空気量の
積算を行っているが、図1のルーチンにおけるステップ
103,107と同様に、フューエルカット中のときは
吸入空気量の積算を行わないようにするとより正確な暖
機燃料増量係数(FWL)を求めることができる。ま
た、暖機燃料増量係数(FWL)=0となった時点、即
ち理論空燃比となった時点でも、安定した燃焼が得られ
るので、このルーチンによる制御において、暖機燃料増
量係数(FWL)が0となった時間で空燃比のフィード
バック制御を開始するようにしてもよい。
【0042】図14〜図17は、本発明の実施例7であ
って、排気ガスの一部を排気系から吸気系に再循環させ
る排気ガス再循環(EGR)装置を具備する内燃機関の
制御装置において、積算吸入空気量によってEGR制御
の開示時期を算出する実施例を示す。
って、排気ガスの一部を排気系から吸気系に再循環させ
る排気ガス再循環(EGR)装置を具備する内燃機関の
制御装置において、積算吸入空気量によってEGR制御
の開示時期を算出する実施例を示す。
【0043】まず、図14はこのような制御を行うEG
R装置を具備する内燃機関の全体を示す概略図である。
図14において、10はエンジン本体、11はエアーク
リーナ、12はエアーフローメータ、13はスロットル
バルブ、14は吸気通路、15はサージタンク、16は
吸気弁、17は排気弁、18は排気通路、19はEGR
通路、20はEGRバルブ、21はEGR用負圧調整
弁、22はEGR用三方負圧切換弁、23はEGR制御
用コンピュータ、24はエンジン冷却水温センサであ
る。吸入空気はエアークリーナ11、エアーフローメー
タ12、スロットルバルブ13、サージタンク15を通
って吸気弁16から内燃機関の燃焼室に吸入される。排
気ガスは排気弁17から排気通路18を介して排気され
るが、排気ガスの一部は排気通路18からEGR通路1
9を通り、EGRバルブ20を経てサージタンク15の
上流の吸気通路14にEGRガスとして流入する。
R装置を具備する内燃機関の全体を示す概略図である。
図14において、10はエンジン本体、11はエアーク
リーナ、12はエアーフローメータ、13はスロットル
バルブ、14は吸気通路、15はサージタンク、16は
吸気弁、17は排気弁、18は排気通路、19はEGR
通路、20はEGRバルブ、21はEGR用負圧調整
弁、22はEGR用三方負圧切換弁、23はEGR制御
用コンピュータ、24はエンジン冷却水温センサであ
る。吸入空気はエアークリーナ11、エアーフローメー
タ12、スロットルバルブ13、サージタンク15を通
って吸気弁16から内燃機関の燃焼室に吸入される。排
気ガスは排気弁17から排気通路18を介して排気され
るが、排気ガスの一部は排気通路18からEGR通路1
9を通り、EGRバルブ20を経てサージタンク15の
上流の吸気通路14にEGRガスとして流入する。
【0044】典型的なEGR装置では、EGRバルブ2
0はダイアフラム方式であり、スロットルボディに設け
られた負圧の立ち上がりの違う2つのポートからの負圧
が、EGR用負圧調整弁21によって調圧されてEGR
バルブ20のダイアフラムに圧力を及ぼすことによりE
GRバルブ20を制御し、EGRガスの流量を制御して
いる。また、2つのポートのうち、スロットルバルブ1
3の動作に伴う立ち上がりの早い方の負圧経路にEGR
用三方負圧切換弁21を設置する。このEGR用三方負
圧切換弁21は非通電状態で大気開放され、通電状態で
ポートよりの負圧を伝達するようになっている。したが
って、EGRガスの流れを強制的に遮断しようとする際
は、EGR用三方負圧切換弁21を非通電状態として、
EGR用負圧調整弁21側のポートを大気開放すること
で、EGRバルブ20を閉じて、EGRガスの吸気側へ
の流れを強制的に遮断する。
0はダイアフラム方式であり、スロットルボディに設け
られた負圧の立ち上がりの違う2つのポートからの負圧
が、EGR用負圧調整弁21によって調圧されてEGR
バルブ20のダイアフラムに圧力を及ぼすことによりE
GRバルブ20を制御し、EGRガスの流量を制御して
いる。また、2つのポートのうち、スロットルバルブ1
3の動作に伴う立ち上がりの早い方の負圧経路にEGR
用三方負圧切換弁21を設置する。このEGR用三方負
圧切換弁21は非通電状態で大気開放され、通電状態で
ポートよりの負圧を伝達するようになっている。したが
って、EGRガスの流れを強制的に遮断しようとする際
は、EGR用三方負圧切換弁21を非通電状態として、
EGR用負圧調整弁21側のポートを大気開放すること
で、EGRバルブ20を閉じて、EGRガスの吸気側へ
の流れを強制的に遮断する。
【0045】制御用コンピュータ23には、エンジン回
転数(NE)、吸入空気量(GA)、スロットルバルブ
開度(θth)、温度センサ24で検出したエンジン冷
却水温等の信号が入力され、これらの信号に基づいてエ
ンジン運転状態に応じた点火時期、燃料噴射量等の基本
的な制御と共に、負圧切換弁22に信号を送り、EGR
ガスのON,OFFの制御を行う。燃焼室の壁温がある
温度以上になった時をEGRガス制御を行う開始時期と
するが、燃焼室壁温の推定値としては、エンジン冷却水
温センサ24で検出したエンジン冷却水温と吸入空気量
相当値の積算値とから算出する。即ち、燃焼室壁温は、
始動時のエンジン冷却水温を初期値とし、温度上昇分は
流入する発熱量、即ち吸入空気量の積算値に依存するも
のと考える。
転数(NE)、吸入空気量(GA)、スロットルバルブ
開度(θth)、温度センサ24で検出したエンジン冷
却水温等の信号が入力され、これらの信号に基づいてエ
ンジン運転状態に応じた点火時期、燃料噴射量等の基本
的な制御と共に、負圧切換弁22に信号を送り、EGR
ガスのON,OFFの制御を行う。燃焼室の壁温がある
温度以上になった時をEGRガス制御を行う開始時期と
するが、燃焼室壁温の推定値としては、エンジン冷却水
温センサ24で検出したエンジン冷却水温と吸入空気量
相当値の積算値とから算出する。即ち、燃焼室壁温は、
始動時のエンジン冷却水温を初期値とし、温度上昇分は
流入する発熱量、即ち吸入空気量の積算値に依存するも
のと考える。
【0046】したがって、この実施例では、図15に示
すように、一例として始動時の水温により燃焼が安定す
るまでの積算吸入空気量をマップでもち、始動時に、E
GR制御開始積算吸入空気量を算出するものとした。即
ち、図15において、横軸は始動時の水温、縦軸はEG
R制御開始積算吸入空気量を示す。
すように、一例として始動時の水温により燃焼が安定す
るまでの積算吸入空気量をマップでもち、始動時に、E
GR制御開始積算吸入空気量を算出するものとした。即
ち、図15において、横軸は始動時の水温、縦軸はEG
R制御開始積算吸入空気量を示す。
【0047】図16は積算吸入空気量によってEGRバ
ルブ20を制御するルーチン(実施例7)のフローチャ
ートである。まず、ステップ501において機関の運転
状態、例えば機関回転数(NE)、吸入空気量(G
A)、スロットルバルブ開度(θth)等を検知する。
次に、ステップ502では、機関の始動状態を判定し、
始動状態にあるとき(XSTEFI=1)にある時は、
ステップ505において積算吸入空気量CGAのカウン
タをクリアし、ステップ506において図15に示した
マップにより始動時冷却水温を基にEGR制御開始積算
吸入空気量(KCGAEGR)を算出し、ステップ50
7においてEGR制御用負圧切換弁(EGRVSV)2
2をOFFとしてルーチンを抜ける。
ルブ20を制御するルーチン(実施例7)のフローチャ
ートである。まず、ステップ501において機関の運転
状態、例えば機関回転数(NE)、吸入空気量(G
A)、スロットルバルブ開度(θth)等を検知する。
次に、ステップ502では、機関の始動状態を判定し、
始動状態にあるとき(XSTEFI=1)にある時は、
ステップ505において積算吸入空気量CGAのカウン
タをクリアし、ステップ506において図15に示した
マップにより始動時冷却水温を基にEGR制御開始積算
吸入空気量(KCGAEGR)を算出し、ステップ50
7においてEGR制御用負圧切換弁(EGRVSV)2
2をOFFとしてルーチンを抜ける。
【0048】ステップ502において機関の始動時でな
い時は、ステップ503において、積算吸入空気量(C
GA)とEGR制御開始積算吸入空気量(KCGAEG
R)とを比較し、CGAの方が小さい場合は燃焼がいま
だ安定していないものと判断し、ステップ507におい
てEGR制御用負圧切換弁(EGRVSV)をOFFと
してルーチンを抜ける。ステップ503において積算吸
入空気量(CGA)がEGR制御開始積算吸入空気量
(KCGAEGR)に等しいか又は大きい場合は、EG
Rガスを吸気系へ供給しても十分燃焼が安定するものと
判断し、ステップ504においてEGR制御用負圧切換
弁(EGRVSV)をONとし、EGRバルブ20(図
14)を開いてEGR制御を開始する。
い時は、ステップ503において、積算吸入空気量(C
GA)とEGR制御開始積算吸入空気量(KCGAEG
R)とを比較し、CGAの方が小さい場合は燃焼がいま
だ安定していないものと判断し、ステップ507におい
てEGR制御用負圧切換弁(EGRVSV)をOFFと
してルーチンを抜ける。ステップ503において積算吸
入空気量(CGA)がEGR制御開始積算吸入空気量
(KCGAEGR)に等しいか又は大きい場合は、EG
Rガスを吸気系へ供給しても十分燃焼が安定するものと
判断し、ステップ504においてEGR制御用負圧切換
弁(EGRVSV)をONとし、EGRバルブ20(図
14)を開いてEGR制御を開始する。
【0049】また、本実施例では、図17に示すよう
に、128ms毎に吸入空気量(GA)を積算するものと
し、オーバフローしないように最大(MAX)値でガー
ドしている。即ち、図17において、ステップ601に
おいて積算吸入空気量(CGA)がMAX値に達してい
ない場合は、ステップ602において吸入空気量(G
A)を積算し、ステップ601においてMAX値に達し
た場合はその時の積算吸入空気量、即ちKCGAEGR
を保持する。
に、128ms毎に吸入空気量(GA)を積算するものと
し、オーバフローしないように最大(MAX)値でガー
ドしている。即ち、図17において、ステップ601に
おいて積算吸入空気量(CGA)がMAX値に達してい
ない場合は、ステップ602において吸入空気量(G
A)を積算し、ステップ601においてMAX値に達し
た場合はその時の積算吸入空気量、即ちKCGAEGR
を保持する。
【0050】以上のように、実施例7によれば、機関の
始動状態および暖機過程に応じてEGR制御の開始時期
を最適とできるため、特に低温始動時の排気特性を改善
できる(特に,Noxの排出を低減できる)。なお、図
14に示した実施例では負圧制御方式のEGRバルブ2
0を用いたが、他方式のEGRバルブを用いた場合でも
同様の効果が得られる。又、EGR制御開始積算吸入空
気量(KCGAEGR)を上記の制御では図15に示す
ように始動時水温による一次元マップとしたが、転負荷
よりも高負荷又は低回転よりも高回転の方が燃焼変動が
起きにくいので、負荷や回転数による補正を加えたマッ
プを作成することも可能である。
始動状態および暖機過程に応じてEGR制御の開始時期
を最適とできるため、特に低温始動時の排気特性を改善
できる(特に,Noxの排出を低減できる)。なお、図
14に示した実施例では負圧制御方式のEGRバルブ2
0を用いたが、他方式のEGRバルブを用いた場合でも
同様の効果が得られる。又、EGR制御開始積算吸入空
気量(KCGAEGR)を上記の制御では図15に示す
ように始動時水温による一次元マップとしたが、転負荷
よりも高負荷又は低回転よりも高回転の方が燃焼変動が
起きにくいので、負荷や回転数による補正を加えたマッ
プを作成することも可能である。
【0051】以上、本発明の添付図面を参照して実施例
について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限
定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内にお
いて種々の形態、変形、修正等が可能であることに留意
すべきである。
について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限
定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内にお
いて種々の形態、変形、修正等が可能であることに留意
すべきである。
【0052】
【発明の効果】本願の発明によると、機関始動時の水温
により空燃比フィードバック制御の開始時期を変更して
いるので、燃費の悪化やエミッションの悪化を低コスト
で防止することができる。請求項3に記載の発明による
と、通電加熱式触媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量
に応じた制御が行われるので、通電加熱式触媒が過度に
加熱されたり、焼損したりするのを有効に防止すること
ができる。
により空燃比フィードバック制御の開始時期を変更して
いるので、燃費の悪化やエミッションの悪化を低コスト
で防止することができる。請求項3に記載の発明による
と、通電加熱式触媒の発熱量及び排気ガスからの受熱量
に応じた制御が行われるので、通電加熱式触媒が過度に
加熱されたり、焼損したりするのを有効に防止すること
ができる。
【0053】請求項3又は請求項4に記載の発明による
と、積算吸入空気量(TGA)の判定値(TGAGR
D)を機関始動時の水温(THWST)によって可変と
しているので、通電停止時における触媒到達温度を一定
にすることができる。請求項5に記載の発明によると、
積算吸入空気量(CGA)の相当値を始動時の冷却水温
とで暖機燃料増量係数(FWL)を設定しているので、
実際の機関の燃焼状態に応じた燃料増量値の設定が可能
で、燃費や暖機特性を良好にすることができる。
と、積算吸入空気量(TGA)の判定値(TGAGR
D)を機関始動時の水温(THWST)によって可変と
しているので、通電停止時における触媒到達温度を一定
にすることができる。請求項5に記載の発明によると、
積算吸入空気量(CGA)の相当値を始動時の冷却水温
とで暖機燃料増量係数(FWL)を設定しているので、
実際の機関の燃焼状態に応じた燃料増量値の設定が可能
で、燃費や暖機特性を良好にすることができる。
【0054】請求項6に記載の発明によると、排気ガス
再循環(EGR)制御の開始時期が機関の始動状態およ
び暖機の過程に応じて最適に制御できるため、特に低温
始動時の排気ガス特性の改善(特にNoxの低減)を図
ることができる。
再循環(EGR)制御の開始時期が機関の始動状態およ
び暖機の過程に応じて最適に制御できるため、特に低温
始動時の排気ガス特性の改善(特にNoxの低減)を図
ることができる。
【図1】本発明の実施例1に係るフローチャートであ
る。
る。
【図2】図1に類似する本発明の実施例2に係るフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】2つの通電加熱式触媒を並列に配置した構成例
を示す。
を示す。
【図4】通電加熱式触媒への電力供給を制御するための
フローチャートである(実施例3)を示す。
フローチャートである(実施例3)を示す。
【図5】始動時の機関の水温(THW)及びバッテリ電
圧(BAT)から始動後の積算吸入空気量の所定値(T
GAmax)を求める場合のマップである。
圧(BAT)から始動後の積算吸入空気量の所定値(T
GAmax)を求める場合のマップである。
【図6】始動時の機関の水温(THW)及びバッテリ電
圧(BAT)から通電加熱式触媒への通電時間を求める
場合のマップである。
圧(BAT)から通電加熱式触媒への通電時間を求める
場合のマップである。
【図7】本発明の実施例4に係るフローチャートであ
る。
る。
【図8】通電加熱式触媒への電力供給を制御するための
更に他の実施例(実施例5)に係るフローチャートであ
る。
更に他の実施例(実施例5)に係るフローチャートであ
る。
【図9】始動時機関水温(THWST)によって始動後
の積算吸入空気量の判定値(TGAGRD)を算出する
マップである。
の積算吸入空気量の判定値(TGAGRD)を算出する
マップである。
【図10】機関始動時の温度条件による触媒の温度変
化、積算吸入空気量の変化、及び車速の変化を示す図で
ある。
化、積算吸入空気量の変化、及び車速の変化を示す図で
ある。
【図11】積算吸入空気量によって暖機時の燃料増量係
数を求めるルーチン(実施例6)のフローチャートであ
る。
数を求めるルーチン(実施例6)のフローチャートであ
る。
【図12】機関冷却水温(THW)に対する暖機時の燃
料増量係数の初期値(FWLI)の特性を表したマップ
である。
料増量係数の初期値(FWLI)の特性を表したマップ
である。
【図13】機関冷却水温(THW)に対する暖機完了時
の積算吸入空気量(KTCGA)の特性を表したマップ
である。
の積算吸入空気量(KTCGA)の特性を表したマップ
である。
【図14】実施例7を実施するEGR装置を具備する内
燃機関の概略図である。
燃機関の概略図である。
【図15】始動時の水温よりEGR制御開始積算吸入空
気量を求めるマップである。
気量を求めるマップである。
【図16】積算吸入空気量によってEGRバルブを制御
するルーチン(実施例7)のフローチャートである。
するルーチン(実施例7)のフローチャートである。
【図17】積算吸入空気量をMAX値にガードするフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1,2…触媒アッセンブリ 3,4…通電加熱式触媒 5…電子制御装置(ECU) 7…リレー 8…バッテリ 9…オルタネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 550 H (72)発明者 大仲 英巳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田中 比呂志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 原田 健一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 始動後の内燃機関の温度を測定する内燃
機関の制御装置において、始動時の冷却水の温度を測定
する冷却水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当
値の積算値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記
吸入空気量相当値の積算値とから内燃機関の温度状態を
推定する推定手段とを備える内燃機関の制御装置。 - 【請求項2】 始動後の内燃機関の温度を測定する内燃
機関の制御装置において、始動時の冷却水の温度を測定
する冷却水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当
値の積算値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記
吸入空気量相当値の積算値とから内燃機関の空燃比のフ
ィードバック制御の開始時期を算出する算出手段とを備
える内燃機関の制御装置。 - 【請求項3】 内燃機関の排気系に設けられた触媒を通
電加熱するための通電加熱式触媒を備えた内燃機関の制
御装置において、始動時の冷却水の温度を測定する冷却
水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当値の積算
値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気
量相当値の積算値とから通電加熱式触媒の通電終了時期
を算出する算出手段とを備える内燃機関の制御装置。 - 【請求項4】 冷却水温と吸入空気量相当値の積算値と
に加え、バッテリの電圧状態からも通電加熱式触媒の通
電終了時期を算出することを特徴とする請求項3に記載
の内燃機関の制御装置。 - 【請求項5】 始動後の内燃機関の温度を測定する内燃
機関の制御装置において、始動時の冷却水の温度を測定
する冷却水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当
値の積算値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記
吸入空気量相当値の積算値とから暖機時の燃料増量係数
を算出する手段とを備える内燃機関の制御装置。 - 【請求項6】 排気ガスの一部を排気系から吸気系に再
循環させる排気ガス再循環装置を具備する内燃機関の制
御装置において、始動時の冷却水の温度を測定する冷却
水温測定手段と、始動時からの吸入空気量相当値の積算
値を演算する演算手段と、上記冷却水温と上記吸入空気
量相当値の積算値とから前記排気ガス再循環装置による
排気ガス再循環の開始時期を算出する算出手段とを備え
る内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6018540A JPH0771304A (ja) | 1993-06-29 | 1994-02-15 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-158853 | 1993-06-29 | ||
| JP15885393 | 1993-06-29 | ||
| JP6018540A JPH0771304A (ja) | 1993-06-29 | 1994-02-15 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0771304A true JPH0771304A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=26355228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6018540A Pending JPH0771304A (ja) | 1993-06-29 | 1994-02-15 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0771304A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5946907A (en) * | 1996-01-29 | 1999-09-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine catalyst activation determining device and engine controller related thereto |
| JP2003519330A (ja) * | 1999-12-31 | 2003-06-17 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 内燃機関の暖機運転のための方法 |
| JP2007154794A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化システム |
| JP2009079518A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関装置およびその制御方法並びに車両 |
| US7712459B2 (en) | 2006-04-24 | 2010-05-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air-fuel ratio control system for internal combustion engine and control method of the same |
| JP2015123819A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日産自動車株式会社 | プラグインハイブリッド車両の制御装置 |
| JP2018003603A (ja) * | 2016-06-27 | 2018-01-11 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の空燃比制御装置 |
| WO2018116994A1 (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の制御装置及び燃焼室壁温推定方法 |
| JP2019148233A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP6018540A patent/JPH0771304A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5946907A (en) * | 1996-01-29 | 1999-09-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine catalyst activation determining device and engine controller related thereto |
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| JP2015123819A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日産自動車株式会社 | プラグインハイブリッド車両の制御装置 |
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| US10041425B2 (en) | 2016-06-27 | 2018-08-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Air-fuel ratio controller of internal combustion engine and method for controlling air-fuel ratio of internal combustion engine |
| WO2018116994A1 (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の制御装置及び燃焼室壁温推定方法 |
| JP2018100599A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関の制御装置及び燃焼室壁温推定方法 |
| CN108513599A (zh) * | 2016-12-19 | 2018-09-07 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制装置及燃烧室壁温推定方法 |
| US10502175B2 (en) | 2016-12-19 | 2019-12-10 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Control device for internal combustion engine and method of estimating combustion chamber-wall temperature of internal combustion engine |
| CN108513599B (zh) * | 2016-12-19 | 2020-11-13 | 日立汽车系统株式会社 | 内燃机的控制装置及燃烧室壁温推定方法 |
| JP2019148233A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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