JPH0771646B2 - 電気式集塵装置におけるイオン化線 - Google Patents

電気式集塵装置におけるイオン化線

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JPH0771646B2
JPH0771646B2 JP27185489A JP27185489A JPH0771646B2 JP H0771646 B2 JPH0771646 B2 JP H0771646B2 JP 27185489 A JP27185489 A JP 27185489A JP 27185489 A JP27185489 A JP 27185489A JP H0771646 B2 JPH0771646 B2 JP H0771646B2
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platinum
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tungsten
electric dust
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JP27185489A
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衛 庄子
茂雄 黒瀬
直記 杉田
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ミドリ安全工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は電気式集塵装置におけるイオン化線に係り、
さらに詳細には、切断時間を著しく延長し得るイオン化
線に関する。
(従来の技術) 電気式集塵装置においては、集塵装置を通過する空気中
から微細な塵埃を除去するために、イオン化線と、この
イオン化線に対向する板状の対向電極とを備えている。
そして、上記イオン化線を高圧直流電源のプラス側に接
続し、対向電極をマイナス側に接続して、両電極間のコ
ロナ放電を利用して塵埃に電荷を付与し、帯電された塵
埃を集塵コレクタに補集するよう構成してある。
上記イオン化線として、引張り強度、長時間の張力付与
においても延びないこと、耐腐食性が良いこと等の問題
により、従来は、断線を考慮して径が200μm程度の比
較的太いタングステン線が使用されている。しかし、タ
ングステン線においても腐食が進行し、断線寿命があま
り長いものではない。
そこで、耐腐食性のよいステンレス線を使用して実験を
してみたが、断線寿命としてはあまり改良できるもので
はなかった。また、種々の材質の線材について実験を行
なって見たところ、タングステン線に白金を被覆したク
ラッド線においては、断線寿命が著しく延びることが発
見された。
(発明が解決しようとする課題) 電気式集塵装置においては、タングステンの心線に白金
を被覆したクラッド線をイオン化線として使用すると、
腐食が生じ難く、断線しにくいことが発見された。クラ
ッド線は、タングステン線に白金をかぶせて密着した
後、熱間線引法によって製造しているので、被覆性、密
着性がすぐれている。
しかし、クラッド線の製造にあたっては、両方の境界面
を十分に食い込ませているので、白金層の厚みが薄くな
ると、上記食い込みが十分に行なわれず、白金層の密着
性が不十分になるおそれがある。したがって、十分な密
着性を得るには、白金層をあまり薄くすることができ
ず、全体として25%重量程度の白金層が必要であり、一
般的には25〜40%であって、例えば0.5φのクラッド線
において白金層の平均厚みは約35μm程度である。
すなわちクラッド線においては、タングステンの心線径
に対して白金層の厚さが比較的厚く、高価であるという
問題がある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたも
ので、線径が50μm〜200μmのタングステンの線材の
表面に、白金、ロジウムあるいはパラジウムの一層ある
いは複数層のメッキ層を形成し、上記メッキ層の厚さが
0.3μm〜9μmである。
(作用) 上記構成によれば、タングステン線に白金、ロジウムあ
るいはパラジウムをメッキしてなるものであるから、メ
ッキ層を0.3μm〜9μm程度に極めて薄くできる。
すなわち、メッキによるものであるから、例えば白金層
をクラッド線における白金層の厚さに比較して極めて薄
くできるものである。また、タングステン線は白金のメ
ッキ層によって保護されており、クラッド線と同様の効
果を奏し得る。
(実施例) 第1図を参照するに、この実施例に係るイオン化線1
は、径が80μmのタングステンの心線3の表面に、通常
のメッキ法によって白金層5をメッキしてなるものであ
り、メッキ層5の厚さは5μ程度とした。
上記構成のイオン化線1とタングステン線およびステン
レス線との対比を行なうために、それぞれの線径(80μ
m)、長さ、張力および本数等の条件を同一にし、同一
構造の電気式集塵装置7A,7B,7Cを第2図に示すように屋
外に並置し、通常の使用条件の約3倍の電流を流した過
酷な条件において同時に連続運転を行ない、各電気集塵
装置7A,7B,7Cにおける総てのイオン化線が断線する時間
を測定した。
第3図より明らかなように、タングステン線A〜Iは、
それぞれ、98,142,76,112,124,132,90,377,108時間であ
り、またステンレス線の場合には、110,110,122,88,12
2,88,120,140,86時間であった。すなわち、タングステ
ン線およびステンレス線の場合には、大略120時間程度
であるのに対し、タングステン線に白金をメッキしたイ
オン化線においては、2000時間以上の連続運転において
も1本も断線することはなかった。
第3図には、メッキ層が5μm程度の場合の断線試験例
について、そのデータを示したが、種々試験の結果、メ
ッキ層の厚さが0.3μm以下になるとピンホールを生
じ、白金のメッキの効果が低下する。また、メッキ層の
厚さが厚くなると、価格が高くなるのみであって、効果
的には大きな改善が認められないので、白金のメッキ層
の厚さは、0.3μm〜9μm程度であることが望まし
い。
また白金属に属するロジウム、パラジウムおよびロジウ
ム20%で白金80%の合金についても前述した試験と同様
の試験を行なったところ、ほぼ同様の効果が得られた。
なお、ロジウムは白金、パラジウムに比較すると極めて
高価であるから、メッキ層としては白金あるいはパラジ
ウムを採用することが望ましい。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、本発
明において、電気式集塵装置におけるイオン化線は、線
径が50μm〜200μmのタングステンの線材の表面に、
白金、ロジウム、パラジウムあるいはそれらの合金の一
層あるいは複数層のメッキ層を形成し、上記メッキ層の
厚さを0.3μm〜9μmに形成してなるものであるか
ら、タングステンの心線がメッキ層によって保護される
こととなり、心線の腐食を抑制でき、断線寿命を著しく
延すことができる。
この場合、白金等はメッキ層であるので極めて薄く形成
でき、白金等が高価であるにもかかわらず比較的安価に
製造できるものである。
さらに、タングステン線が白金のメッキ層によって保護
され、断線が抑制されるものであるから、タングステン
線を従来よりも細径にすることができコロナ開始電圧を
低くできると共に消費電力を低くすることができる等の
効果をも奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はイオン化
線の構成を示す説明図、第2図は試験条件の説明図、第
3図は試験結果の説明図である。 3……タングステン線、5……メッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−213857(JP,A) 特開 昭50−47265(JP,A) 特開 平1−123645(JP,A) 実開 昭54−145871(JP,U) 特公 昭35−10085(JP,B1) 特公 昭42−15360(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線径が50μm〜200μmのタングステンの
    線材の表面に、白金、ロジウム、パラジウムあるいはそ
    れらの合金の一層あるいは複数層のメッキ層を形成し、
    上記メッキ層の厚さが0.3μm〜9μmであることを特
    徴とする電気式集塵装置におけるイオン化線。
JP27185489A 1989-10-20 1989-10-20 電気式集塵装置におけるイオン化線 Expired - Lifetime JPH0771646B2 (ja)

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