JPH0772165B2 - 2,5−置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)およびその製造法 - Google Patents
2,5−置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)およびその製造法Info
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- JPH0772165B2 JPH0772165B2 JP25625486A JP25625486A JPH0772165B2 JP H0772165 B2 JPH0772165 B2 JP H0772165B2 JP 25625486 A JP25625486 A JP 25625486A JP 25625486 A JP25625486 A JP 25625486A JP H0772165 B2 JPH0772165 B2 JP H0772165B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等
の製造原料、あるいは有機半導体としての用途が期待で
きるテトラシアノキノジメタン誘導体の中間体として有
用な新規化合物に関するものである。
の製造原料、あるいは有機半導体としての用途が期待で
きるテトラシアノキノジメタン誘導体の中間体として有
用な新規化合物に関するものである。
従来の技術 7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)は融点29
3.5〜296℃の黄色結晶である。この化合物は容易に1個
の電子を受け入れて安定なアニオンラジカルを形成し、
その誘導体は極めて小さい電気抵抗を示す。この化合物
はチオフェノール、メルカプト酢酸、ヨウ化水素などで
還元されてフェニレンジマロノニトリルとなり、これを
N−ブロモスクシンイミドで酸化すると再びTCNQに戻
る。実用化されたTCNQの用途としてケミカルコンデンサ
ーがある。
3.5〜296℃の黄色結晶である。この化合物は容易に1個
の電子を受け入れて安定なアニオンラジカルを形成し、
その誘導体は極めて小さい電気抵抗を示す。この化合物
はチオフェノール、メルカプト酢酸、ヨウ化水素などで
還元されてフェニレンジマロノニトリルとなり、これを
N−ブロモスクシンイミドで酸化すると再びTCNQに戻
る。実用化されたTCNQの用途としてケミカルコンデンサ
ーがある。
TCNQの合成法としては、たとえばマロノニトリルと1,4
−シクロヘキサン−ジオンを縮合させて得られる1,4−
ビス−(ジシアノメチレン)シクロヘキサンをピリジン
中でN−ブロモスクシンイミドあるいは臭素を用いて酸
化する方法が知られている。
−シクロヘキサン−ジオンを縮合させて得られる1,4−
ビス−(ジシアノメチレン)シクロヘキサンをピリジン
中でN−ブロモスクシンイミドあるいは臭素を用いて酸
化する方法が知られている。
発明が解決しようとする問題点 上記のようにTCNQは有機化合物でありながら導電性を有
するので、該化合物の他のルートによる合成法を見出し
たり、該化合物に骨格が類似した導電性を有する化合物
を見出すことは、この種の有機導電性化合物の研究、開
発、さらには実用化の上で重要である。
するので、該化合物の他のルートによる合成法を見出し
たり、該化合物に骨格が類似した導電性を有する化合物
を見出すことは、この種の有機導電性化合物の研究、開
発、さらには実用化の上で重要である。
本発明は、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等
の製造原料、あるいは有機半導体としての用途が期待で
きるTCNQ誘導体の中間体として有用な新規化合物を提供
することを目的とするものである。
の製造原料、あるいは有機半導体としての用途が期待で
きるTCNQ誘導体の中間体として有用な新規化合物を提供
することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明の化合物は、次の一般式で示される2,5−置換−
シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)であ
り、文献未載の新規化合物である。
シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)であ
り、文献未載の新規化合物である。
式中、R1は水素またはメチル基、XはCOOR2(R2は水素ま
たはアルキル基)またはCNである。ただし、R1が水素の
ときはXはCNであるものとする。
たはアルキル基)またはCNである。ただし、R1が水素の
ときはXはCNであるものとする。
R2がアルキル基のときのアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基、シクロヘキシル基など炭素数1〜
10程度のアルキル基、殊に炭素数1〜4程度の低級アル
キル基があげられる。
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オ
クチル基、デシル基、シクロヘキシル基など炭素数1〜
10程度のアルキル基、殊に炭素数1〜4程度の低級アル
キル基があげられる。
化合物(IV)の具体例としては、 R1が水素で、XがCNであるもの、すなわち、2,5−
ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−ビ
ス(ジシアノメチレン)、 R1がメチル基で、XがCOOR2であるもの、すなわ
ち、2,5−ビス[2−(アルコキシカルボニル)プロピ
ル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレ
ン)または2,5−ビス[2−(カルボキシ)プロピル]
−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)、 R1がメチル基で、XがCNであるもの、すなわち、2,
5−ビス[2−(シアノ)プロピル]−シクロヘキサン
−1,4−ビス(ジシアノメチレン)、 などがあげられる。
ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−ビ
ス(ジシアノメチレン)、 R1がメチル基で、XがCOOR2であるもの、すなわ
ち、2,5−ビス[2−(アルコキシカルボニル)プロピ
ル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレ
ン)または2,5−ビス[2−(カルボキシ)プロピル]
−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)、 R1がメチル基で、XがCNであるもの、すなわち、2,
5−ビス[2−(シアノ)プロピル]−シクロヘキサン
−1,4−ビス(ジシアノメチレン)、 などがあげられる。
次に、上式(IV)で示される本発明の化合物の製造法に
ついて述べる。
ついて述べる。
化合物(IV)は、一般式 [式中、R1,XおよびR2は上記と同一]で示される2,5−
置換−シクロヘキサン−1,4−ジオンと、式 NC−CH2−CN で示されるマロニトリルとを反応させることにより製造
される。
置換−シクロヘキサン−1,4−ジオンと、式 NC−CH2−CN で示されるマロニトリルとを反応させることにより製造
される。
反応は、通常、水、アルコール、水/アルコールなどの
溶媒中で行われる。
溶媒中で行われる。
反応に際しては、β−アラニン、グリシン、酢酸アンモ
ニウムなどの触媒を少量共存させる。
ニウムなどの触媒を少量共存させる。
XがCOOHである場合は、必要に応じ予め化合物(III)
を炭酸水素ナトリウムその他のアルカリ性物質で中和し
ておくことが望ましい。
を炭酸水素ナトリウムその他のアルカリ性物質で中和し
ておくことが望ましい。
反応は、加熱下(たとえば40〜60℃)で1〜5時間程度
行えば十分である。
行えば十分である。
化合物(III)とマロノニトリルとの使用モル比は、前
者1モルに対し後者を2モルとするのが通常であるが、
後者を過剰に用いても差支えない。
者1モルに対し後者を2モルとするのが通常であるが、
後者を過剰に用いても差支えない。
反応終了後は、析出した結晶を分取し、常法により精製
すればよい。
すればよい。
XがCOOR2であり、そのR2がアルキル基である化合物(I
V)を得ようとするときは、反応原料としてR2がアルキ
ル基である化合物(III)を用いる方法のほか、化合物
(III)としてXがCOOHのものを用い、これとマロノニ
トリルとの反応中にエステル化を行ったり、この反応の
後にエステル化を行うようにすることもできる。反応中
にエステル化を同時に行うときは、この反応をアルコー
ルの存在下で行えばよく、反応終了後に反応生成物であ
る化合物(IV)をエステル化するときは、反応生成物を
塩化チオニル等で酸クロライドとした後、アルコールと
反応させればよい。
V)を得ようとするときは、反応原料としてR2がアルキ
ル基である化合物(III)を用いる方法のほか、化合物
(III)としてXがCOOHのものを用い、これとマロノニ
トリルとの反応中にエステル化を行ったり、この反応の
後にエステル化を行うようにすることもできる。反応中
にエステル化を同時に行うときは、この反応をアルコー
ルの存在下で行えばよく、反応終了後に反応生成物であ
る化合物(IV)をエステル化するときは、反応生成物を
塩化チオニル等で酸クロライドとした後、アルコールと
反応させればよい。
このようにして得られた化合物(IV)を臭素またはN−
ブロモスクシンイミドを用いて酸化すれば、一般式 で示される2,5−置換−7,7,8,8−テトラシアノキノジメ
タンが取得できる。
ブロモスクシンイミドを用いて酸化すれば、一般式 で示される2,5−置換−7,7,8,8−テトラシアノキノジメ
タンが取得できる。
出発物質である化合物(III)は、次式に従って製造で
きる。
きる。
第1段階の反応は、化合物(I)、つまりシクロヘキサ
ン−1,4−ジオンをピロリジンにてエナミン化して、化
合物(II)、つまり1,4−ジピロリジノシクロヘキサン
−1,3−ジエンを得る反応である。
ン−1,4−ジオンをピロリジンにてエナミン化して、化
合物(II)、つまり1,4−ジピロリジノシクロヘキサン
−1,3−ジエンを得る反応である。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレンなどが用
いられる。
いられる。
反応温度は還流下が好ましく、また反応中に副生する水
を系外に除去しながら反応を進行させる。触媒は特に必
要ではないが、p−トルエンスルホン酸などの酸が使用
できる。
を系外に除去しながら反応を進行させる。触媒は特に必
要ではないが、p−トルエンスルホン酸などの酸が使用
できる。
反応系は、生成したジエナミンの酸化を防止するため、
窒素雰囲気下に保つのが有利である。
窒素雰囲気下に保つのが有利である。
ピロリジンの使用量は、化合物(I)1モルに対して2
〜4モルの範囲から選ばれる。
〜4モルの範囲から選ばれる。
反応時間は、1〜3時間が適当である。
第1段階の反応の反応生成液から溶媒および残余のピロ
リジンを除去した後、第2段階の反応である不飽和化合
物との反応を行う。
リジンを除去した後、第2段階の反応である不飽和化合
物との反応を行う。
溶媒としては、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、エ
タノール、メタノール、アセトニトリルなどが使用され
る。
タノール、メタノール、アセトニトリルなどが使用され
る。
不飽和化合物は、化合物(I)1モル当り2〜4モルの
割合で用いられる。
割合で用いられる。
還流下で3〜24時間程度反応を行い、その後シクロヘキ
サンジオンに対して2モル当量程度の水を添加して1〜
2時間程度還流下で加水分解反応を続行すると、目的物
が得られる。
サンジオンに対して2モル当量程度の水を添加して1〜
2時間程度還流下で加水分解反応を続行すると、目的物
が得られる。
不飽和化合物の具体例としては、メタクリル酸、メタク
リル酸アルキル(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル等)、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
があげられる。
リル酸アルキル(メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル等)、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど
があげられる。
本発明の化合物(IV)は、種々の用途が期待できるが、
たとえばポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等の
製造原料、あるいは有機半導体としてのテトラシアノキ
ノジメタン(TCNQ)誘導体製造のための中間体として有
用である。
たとえばポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等の
製造原料、あるいは有機半導体としてのテトラシアノキ
ノジメタン(TCNQ)誘導体製造のための中間体として有
用である。
作用 先にも述べたように、本発明の化合物(IV)を臭素また
はN−ブロモスクシンイミドなどの酸化剤を用いて酸化
すれば、化合物(V)、すなわち、2,5−置換−7,7,8,8
−テトラシアノキノジメタンが取得できる。
はN−ブロモスクシンイミドなどの酸化剤を用いて酸化
すれば、化合物(V)、すなわち、2,5−置換−7,7,8,8
−テトラシアノキノジメタンが取得できる。
上記で詳述した一連の反応を整理すると次のようにな
る。化合物(IV)が本発明の化合物に相当し、の反応
が本発明の方法に相当する。
る。化合物(IV)が本発明の化合物に相当し、の反応
が本発明の方法に相当する。
なお、化合物(III)自体も新規化合物であり、該化合
物(III)を得るためのおよびの反応も新規な方法
である。そこで本出願人は、これにつきすでに特願昭61
-208276号として特許出願を行った。
物(III)を得るためのおよびの反応も新規な方法
である。そこで本出願人は、これにつきすでに特願昭61
-208276号として特許出願を行った。
さらに、化合物(V)も新規化合物であり、該化合物
(V)を得るためのの反応も新規な方法である。そこ
で本出願人は、これについても本発明の特許出願と並行
して別途特許出願を行った。
(V)を得るためのの反応も新規な方法である。そこ
で本出願人は、これについても本発明の特許出願と並行
して別途特許出願を行った。
実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1 この実施例は、本発明の化合物(IV)の一例としての2,
5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−
ビス(ジシアノメチレン)にかかるものである。以下こ
の化合物を(IVa)と略称することにする。
5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−
ビス(ジシアノメチレン)にかかるものである。以下こ
の化合物を(IVa)と略称することにする。
該化合物(IVa)は、2,5−ビス(2−シアノエチル)−
シクロヘキサン−1,4−ジオン(以下(IIIa)と略称す
る)にマロノニトリルを反応させることにより得られ
る。
シクロヘキサン−1,4−ジオン(以下(IIIa)と略称す
る)にマロノニトリルを反応させることにより得られ
る。
化合物(IIIa)の製造 シクロヘキサン−1,4−ジオン11.2g(0.1モル)、ピロ
リジン21.3g(0.3モル)およびトルエン45mlを混合し、
還流下、窒素ガスを導入しながら脱水下に3時間反応さ
せた。
リジン21.3g(0.3モル)およびトルエン45mlを混合し、
還流下、窒素ガスを導入しながら脱水下に3時間反応さ
せた。
トルエンおよび残余のピロリジンを除去し、ジオキサン
50mlとアクリロニトリル15.9g(0.3モル)を仕込み、還
流下で12時間反応させた。続いて水5mlを添加し、還流
下で1時間反応を続けた。
50mlとアクリロニトリル15.9g(0.3モル)を仕込み、還
流下で12時間反応させた。続いて水5mlを添加し、還流
下で1時間反応を続けた。
反応終了後、反応液を残余のアクリロニトリルおよびジ
オキサンを除去し、水300mlを添加後、クロロホルムで
抽出を行った。
オキサンを除去し、水300mlを添加後、クロロホルムで
抽出を行った。
クロロホルム層を10%塩酸で洗浄し、さらに水で洗浄し
た後、硫酸ナトリウムで脱水した。抽出液からクロロホ
ルムを留去して10.9gの結晶を得、さらにメタノールよ
り再結晶して融点147.8℃の無色の結晶を得た。
た後、硫酸ナトリウムで脱水した。抽出液からクロロホ
ルムを留去して10.9gの結晶を得、さらにメタノールよ
り再結晶して融点147.8℃の無色の結晶を得た。
この結晶は、NMRスペクトル、マススペクトルおよびIR
スペクトルの解析の結果、化合物(IIIa)、つまり、2,
5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−
ジオンであることが同定された。
スペクトルの解析の結果、化合物(IIIa)、つまり、2,
5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキサン−1,4−
ジオンであることが同定された。
化合物(IVa)の製造 上記で得た化合物(IIIa)873mg、水3.4g、メタノール
5.0gおよびβ−アラニン9.9mgを混合し、加温した。内
温が45℃になった時点で、予めメタノール1.6gにマロノ
ニトリル536mgを溶解した溶液を一括仕込みし、45〜50
℃で1.5時間反応させた。
5.0gおよびβ−アラニン9.9mgを混合し、加温した。内
温が45℃になった時点で、予めメタノール1.6gにマロノ
ニトリル536mgを溶解した溶液を一括仕込みし、45〜50
℃で1.5時間反応させた。
反応終了後、室温にまで冷却し、ろ過により結晶を分取
し、水洗、メタノール洗浄を行った後、減圧下に乾燥
し、1.24gの結晶を得た。
し、水洗、メタノール洗浄を行った後、減圧下に乾燥
し、1.24gの結晶を得た。
得られた結晶は下記の特性値を有し、化合物(IVa)、
つまり、2,5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキ
サン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)であることが確
認された。なお、化合物(IIIa)に対する収率は98.6%
であった。
つまり、2,5−ビス(2−シアノエチル)−シクロヘキ
サン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)であることが確
認された。なお、化合物(IIIa)に対する収率は98.6%
であった。
実施例2 この実施例では、本発明の化合物(IV)の一例としての
2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロピル]−
シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)にか
かるものである。以下この化合物を(IVb)と略称する
ことにする。
2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロピル]−
シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)にか
かるものである。以下この化合物を(IVb)と略称する
ことにする。
該化合物(IVb)は、2,5−ビス[2−(メトキシカルボ
ニル)プロピル]−シクロヘキサン−1,4−ジオン(以
下(IIIb)と略称する)にマロノニトリルを反応させる
ことにより得られる。
ニル)プロピル]−シクロヘキサン−1,4−ジオン(以
下(IIIb)と略称する)にマロノニトリルを反応させる
ことにより得られる。
化合物(IIIb)の製造 シクロヘキサン−1,4−ジオン11.2g(0.1モル)、ピロ
リジン21.3g(0.3モル)およびベンゼン45mlを混合し、
還流下、窒素ガスを導入しながら脱水下に3時間反応さ
せた。
リジン21.3g(0.3モル)およびベンゼン45mlを混合し、
還流下、窒素ガスを導入しながら脱水下に3時間反応さ
せた。
ベンゼンおよび残余のピロリジンを除去し、エタノール
50mlとメタクリル酸メチル30.3(0.3モル)を仕込み、
還流下で12時間反応させた。続いて水10mlを加え、還流
下で1時間加水分解を行った。
50mlとメタクリル酸メチル30.3(0.3モル)を仕込み、
還流下で12時間反応させた。続いて水10mlを加え、還流
下で1時間加水分解を行った。
反応終了後エタノールと過剰のメタクリル酸メチルを追
出し、300mlの水を加え、クロロホルムで抽出を行っ
た。次に10%塩酸で洗浄し、クロロホルム層からクロロ
ホルムを追出した後、クーゲル減圧蒸留装置を用い、オ
ーブン温度190〜210℃(1.0〜1.2mmHg)にて無色の粘稠
なオイルを得た。
出し、300mlの水を加え、クロロホルムで抽出を行っ
た。次に10%塩酸で洗浄し、クロロホルム層からクロロ
ホルムを追出した後、クーゲル減圧蒸留装置を用い、オ
ーブン温度190〜210℃(1.0〜1.2mmHg)にて無色の粘稠
なオイルを得た。
このオイルは、NMRスペクトル、マススペクトルおよびI
Rスペクトルの解析の結果、化合物(IIIb)、つまり、
2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロピル]−
シクロヘキサン−1,4−ジオンであることが同定され
た。
Rスペクトルの解析の結果、化合物(IIIb)、つまり、
2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロピル]−
シクロヘキサン−1,4−ジオンであることが同定され
た。
化合物(IVb)の製造 上記で得た化合物(IIIb)1.0g、水3.5g、メタノール2.
0gおよびβ−アラニン8mgを混合し、加温した。内温が4
5℃になった時点で、予めメタノール1.6gにマロノニト
リル432mgを溶解した溶液を一括仕込みし、45〜52℃で
1.5時間反応させた。
0gおよびβ−アラニン8mgを混合し、加温した。内温が4
5℃になった時点で、予めメタノール1.6gにマロノニト
リル432mgを溶解した溶液を一括仕込みし、45〜52℃で
1.5時間反応させた。
反応終了後、室温にまで冷却し、オイル層を分離し、エ
ーテルを添加して結晶化を行い、ろ過により結晶を分取
し、エーテル洗浄を行った後、減圧下に乾燥し、0.40g
の結晶を得た。
ーテルを添加して結晶化を行い、ろ過により結晶を分取
し、エーテル洗浄を行った後、減圧下に乾燥し、0.40g
の結晶を得た。
得られた結晶は下記の特性値を有し、化合物(IVb)、
つまり、2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロ
ピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレ
ン)であることが確認された。なお、化合物(IIIb)に
対する収率は30.6%であった。
つまり、2,5−ビス[2−(メトキシカルボニル)プロ
ピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレ
ン)であることが確認された。なお、化合物(IIIb)に
対する収率は30.6%であった。
実施例3 アクリロニトリルに代えてメタクリロニトリルを用いた
ほかは実施例1と同様にして2,5−ビス[2−(シア
ノ)プロピル]−シクロヘキサン−1,4−ジオン(化合
物(IIIc))を得た。
ほかは実施例1と同様にして2,5−ビス[2−(シア
ノ)プロピル]−シクロヘキサン−1,4−ジオン(化合
物(IIIc))を得た。
該化合物(IIIc)を実施例1と同様にしてマロノニトリ
ルと反応させたところ、2,5−ビス[2−(シアノ)プ
ロピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチ
レン)化合物(IVc))の生成が確認できた。
ルと反応させたところ、2,5−ビス[2−(シアノ)プ
ロピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチ
レン)化合物(IVc))の生成が確認できた。
発明の効果 本発明により、新規化合物である2,5−置換−シクロヘ
キサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)が提供できる
ので、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等の製
造原料、あるいは有機半導体としてのテトラシアノキノ
ジメタン(TCNQ)誘導体の中間体の取得のルートが拡大
される。
キサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)が提供できる
ので、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン等の製
造原料、あるいは有機半導体としてのテトラシアノキノ
ジメタン(TCNQ)誘導体の中間体の取得のルートが拡大
される。
Claims (5)
- 【請求項1】一般式 [式中、R1は水素またはメチル基、XはCOOR2(R2は水素
またはアルキル基)またはCN、ただし、R1が水素のとき
はXはCN]で示される2,5−置換−シクロヘキサン−1,4
−ビス(ジシアノメチレン)。 - 【請求項2】2,5−ビス(2−シアノエチル)−シクロ
ヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)である特許
請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】2,5−ビス[2−(アルコキシカルボニ
ル)プロピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシア
ノメチレン)または2,5−ビス[2−(カルボキシ)プ
ロピル]−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチ
レン)である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項4】2,5−ビス[2−(シアノ)プロピル]−
シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)であ
る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項5】一般式 [式中、R1は水素またはメチル基、XはCOOR2(R2は水素
またはアルキル基)またはCN、ただし、R1が水素のとき
はXはCN]で示される2,5−置換−シクロヘキサン−1,4
−ジオンと、式 NC−CH2−CN で示されるマロノニトリルとを反応させることを特徴と
する一般式 [式中、R1,XおよびR2は上記と同一]で示される2,5−
置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレ
ン)の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25625486A JPH0772165B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 2,5−置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25625486A JPH0772165B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 2,5−置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112550A JPS63112550A (ja) | 1988-05-17 |
| JPH0772165B2 true JPH0772165B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=17290083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25625486A Expired - Fee Related JPH0772165B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | 2,5−置換−シクロヘキサン−1,4−ビス(ジシアノメチレン)およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772165B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-27 JP JP25625486A patent/JPH0772165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63112550A (ja) | 1988-05-17 |
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