JPH077217U - 二重平衡差動増幅回路 - Google Patents

二重平衡差動増幅回路

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JPH077217U
JPH077217U JP3261793U JP3261793U JPH077217U JP H077217 U JPH077217 U JP H077217U JP 3261793 U JP3261793 U JP 3261793U JP 3261793 U JP3261793 U JP 3261793U JP H077217 U JPH077217 U JP H077217U
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JP
Japan
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pair
amplifier circuit
transistors
differential amplifier
resistors
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JP3261793U
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Inventor
良二 本田
浩平 池谷
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】温度変化があっても増幅度が変動せず、また入
力信号の幅を広げることができて扱い易い二重平衡差動
増幅回路を提供することを目的とする。 【構成】上段の二つの差動対を構成する二対のトランジ
スタQ1〜Q4の各対のエミッタどうしを接続して、そ
れを下段の差動対を構成する一対のトランジスタQ5,
Q6のコレクタに片方ずつ接続した二重平衡差動増幅回
路において、上記上段の各対のエミッタ間に二つの抵抗
器を直列に接続して、その二つの抵抗器の中点と上記下
段のトランジスタQ5,Q6のコレクタとを接続するよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電圧制御増幅回路などとしてICなどに使われる二重平衡差動増 幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の二重平衡差動増幅回路を示しており、下段の差動対を構成する一 対のトランジスタのコレクタに、上段の二つの差動対を構成する二対のトランジ スタのうちのあい異なる一対のトランジスタのエミッタが接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示される二重平衡差動増幅回路の上段の二つの差動対のうちの一つを図 5に示す。
【0004】 この図5に示される回路において、直流の入力信号1(V1)と一対のトラン ジスタQ1,Q2のコレクタ電流IC1,IC2との関係は、図6に示されるように なる。
【0005】 即ち、V1=0のときはIC1=IC2=0.5Iであり、V1が増加するにつれて 一方のトランジスタQ1のコレクタ電流IC1が増加して、他方のトランジスタQ 2のコレクタ電流IC2が減少し、IC1+IC2=Iの関係が保たれる。
【0006】 同様にして、図4に示される上段のもう一対の差動対では、I′C3+I′C4= I′の関係が保たれ、これらIとI′は、下段の差動対によって、I+I′が一 定になるように、入力信号2(V2)の変化にしたがって、トランジスタQ5に I、Q6にI′の電流が流れる。
【0007】 ここで、入力信号1(V1)が図6中に示されるV1=Vaの場合について考え てみると、IC1=0.75I、IC2=0.25Iであり、Iは3対1に分割され て、二重平衡差動増幅回路の増幅度はこの電流比によって決まる。
【0008】 このように増幅度を決定する電圧Vaを、トランジスタのベース電圧とコレク タ電流の特性(VBE−IC特性)線図で示したのが図7である。図7上において は、P1及びP2が二つのトランジスタQ1,Q2のVBE−ICの動作点になり 、両トランジスタQ1,Q2のVBEの差電圧がVaになる。
【0009】 図8は、トランジスタのVBE−IC特性の温度変化による変化を示している。 この線図からわかるように、温度が変化すると特性線の傾きが変わるので、VBE の電位差Vaが一定でも、温度変化によって二つのトランジスタのVBE電圧が同 じように変化しないために、コレクタ電流が変わって、上述のコレクタ電流比率 が確保されなくなってしまう。その結果、特性が完全に一致した対のトランジス タを用いても、温度変化によって二重平衡差動増幅回路の増幅度が変動してしま うことになる。
【0010】 また一般のトランジスタでは、使用可能な入力信号1(V1)の幅が±100m V程度しかなくて、V1に対する感度が高いので、非常に扱い難いという問題があ る。
【0011】 そこで本考案は、温度変化があっても増幅度が変動せず、また入力信号の幅を 広げることができて扱い易い二重平衡差動増幅回路を提供することを目的とする 。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の二重平衡差動増幅回路は、上段の二つの 差動対を構成する二対のトランジスタの各対のエミッタどうしを接続して、それ を下段の差動対を構成する一対のトランジスタのコレクタに片方ずつ接続した二 重平衡差動増幅回路において、上記上段の各対のエミッタ間に二つの抵抗器を直 列に接続して、その二つの抵抗器の中点と上記下段のトランジスタのコレクタと を接続するようにしたことを特徴とする。
【0013】 そして、上記各抵抗器と並列にコンデンサを接続することにより、出力信号の 波形歪みが軽減される。
【0014】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図1は二重平衡差動増幅回路の回路構成を示しており、下段の差動対を構成す る一対のトランジスタQ5,Q6の各コレクタに、上段の二つの差動対を構成す る二対のトランジスタQ1,Q2及びQ3,Q4のうちの一対のトランジスタの エミッタ、即ちQ5のコレクタにQ1とQ2のエミッタ、Q6のコレクタにQ3 とQ4のエミッタが各々接続されている。
【0015】 入力信号は、上段の差動対の両端のトランジスタQ1,Q4のベースと内側の トランジスタQ2,Q3のベース間に直流の入力信号1(V1)が入力され、下 段の差動対の両トランジスタQ5,Q6のベース間に交流の入力信号2(V2) が入力される。
【0016】 下段の差動対の両トランジスタQ5,Q6としては、同特性のトランジスタが 用いられており、その両エミッタ間に、同抵抗値の第3と第4の抵抗器R3,R 4が直列に接続され、その中点が、常に同じ電流値が流される定電流源I1を介 して接地されている。
【0017】 上段の差動対の4つのトランジスタQ1〜Q4にも同特性のものが用いられて いて、各差動対の一方(左側)のトランジスタQ1,Q3のコレクタは、第1の 抵抗器R1を介して定電圧源VCCに接続され、他方(右側)のトランジスタQ2 ,Q4のコレクタは、第2の抵抗器R2を介して定電圧源VCCに接続されると共 に、出力信号VOがとり出される出力端になっている。
【0018】 上段の左側の差動対の二つのトランジスタQ1,Q2のエミッタ間には、同抵 抗値の二つの抵抗器R5,R6が直列に接続され、その中点が下段の差動対の左 側のトランジスタQ5のコレクタに接続されている。
【0019】 また同様にして、上段の右側の差動対の二つのトランジスタQ3,Q4のエミ ッタ間には、各々R5及びR6と同抵抗値の二つの抵抗器R7,R8が直列に接 続され、その中点が下段の差動対の右側のトランジスタQ6のコレクタに接続さ れている。また、それら4つの各抵抗器R5,R6,R7,R8と並列に、同特 性のコンデンサC1,C2,C3,C4が接続されている。
【0020】 このように構成された二重平衡差動増幅回路は、上段の差動対の各トランジス タQ1〜Q4のエミッタに抵抗器R5〜R8とコンデンサC1〜C4とが接続さ れている以外は、普通の標準的な二重平衡差動増幅回路と同じである。
【0021】 即ち、下段の差動対の二つのトランジスタQ5,Q6のコレクタ電流IC5とI C6 は常にIC5+IC6=I(一定)であって、その分割比が入力信号2(V2)に よって変えられ、上段の二つの差動対においては、各トランジスタQ1〜Q4の 各々のコレクタ電流IC1〜IC4の関係が、常にIC1+IC2=IC5、IC3+IC4= IC6であって、各分割比が入力信号1(V1)によって変えられる。その結果、 直流の入力信号1(V1)を変えることによって、交流の入力信号2(V2)の増 幅度を変えて出力信号VOをとり出すことができる。
【0022】 そこで、上段の差動対におけるエミッタに接続された抵抗器R5〜R8の作用 について図2及び図3を参照して説明をする。 図2は、上段の一方(左側)の差動対からコンデンサC1,C2を省略した回 路を示している。
【0023】 入力信号1(V1)とコレクタ電流IC1,IC2との関係は、R5及びR6の抵 抗値を各々Reとすると、図3に示されるようにV1の入力範囲が0〜(I・R e+0.1)Vとなり、トランジスタのエミッタに抵抗器が接続されていない図 6に示される場合に比べて、I・Re[V]だけ入力信号1(V1)の範囲を広 く設定して、V1に対する感度を低くすることができる。
【0024】 このことは、温度変化による二つのトランジスタのVBE電圧のずれ量ΔVBEを 1/(I・Re)にすることになり、I・Reの値が大きければ大きい程ΔVBE の影響が小さくなることになる。
【0025】 その結果、温度変化によるコレクタ電流の変動の割り合いが小さくなるので、 、温度変化に対する増幅比の変動が小さくなる。 ただし、図2に示される定電流源Iの値は、第2の入力信号(V2)に応じて 変化するので、二つの抵抗器R5及びR6で発生する電圧降下量も変化する。
【0026】 その結果、二つの抵抗器R5及びR6の中点の電位も第2の入力信号(V2) に応じて変化してしまい、相対的にみると、第1の入力信号(V1)が変化する のと同じことになってしまう。このために増幅度が第2の入力信号(V2)に応 じて変動し、出力信号波形に歪みを生じてしまう。
【0027】 しかし、図1に示されるように、各抵抗器R5,R6,R7,R8と並列にコ ンデンサC1,C2,C3,C4を接続することにより、各抵抗器R5,R6, R7,R8は交流的に低いインピーダンスになるので、交流の第2の入力信号( V2)が加わっても二つの抵抗器R5とR6及びR7とR8の各中点の電位は変 化しなくなる。このようにすることで、信号波形の歪みが軽減される。
【0028】
【考案の効果】
本考案の二重平衡差動増幅回路によれば、上段の各対のエミッタ間に二つの抵 抗器を直列に接続して、その二つの抵抗器の中点と下段のトランジスタのコレク タとを接続するようにしたことにより、上段の差動対に対する入力信号の範囲を 広く設定することができるので、扱い易く、また、温度変化による出力信号の変 動を大幅に軽減することが可能となる。
【0029】 そして、さらに各抵抗器と並列にコンデンサを接続することによって、その部 分の電位変動が小さくなり、出力信号の波形歪みを大幅に小さくすることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の二重平衡差動増幅回路の回路図であ
る。
【図2】実施例の動作を説明するための回路図である。
【図3】実施例の動作を説明するための特性線図であ
る。
【図4】従来例の二重平衡差動増幅回路の回路図であ
る。
【図5】従来例の動作を説明するための回路図である。
【図6】従来例の動作を説明するための特性線図であ
る。
【図7】従来例の動作を説明するための特性線図であ
る。
【図8】トランジスタのVBE−IC特性線図である。
【符号の説明】
Q1〜Q4 上段の二つの差動対を構成する二対のトラ
ンジスタ Q5,Q6 下段の差動対を構成する一対のトランジス
タ R5〜R8 抵抗器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上段の二つの差動対を構成する二対のトラ
    ンジスタの各対のエミッタどうしを接続して、それを下
    段の差動対を構成する一対のトランジスタのコレクタに
    片方ずつ接続した二重平衡差動増幅回路において、 上記上段の各対のエミッタ間に二つの抵抗器を直列に接
    続して、その二つの抵抗器の中点と上記下段のトランジ
    スタのコレクタとを接続するようにしたことを特徴とす
    る二重平衡差動増幅回路。
  2. 【請求項2】上記各抵抗器と並列にコンデンサが接続さ
    れている請求項1記載の二重平衡差動増幅回路。
JP3261793U 1993-06-17 1993-06-17 二重平衡差動増幅回路 Pending JPH077217U (ja)

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