JPH0772188A - 周波数偏差比拡大器 - Google Patents
周波数偏差比拡大器Info
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- JPH0772188A JPH0772188A JP22131693A JP22131693A JPH0772188A JP H0772188 A JPH0772188 A JP H0772188A JP 22131693 A JP22131693 A JP 22131693A JP 22131693 A JP22131693 A JP 22131693A JP H0772188 A JPH0772188 A JP H0772188A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 1段でしかも従来より拡大係数を大幅に向上
した拡大器を提供すること。 【構成】 被測定周波数f0 =fs+df(fsは公称
周波数で既知であり、dfは偏差)を周波数逓倍器5で
A(A≧1)倍した周波数f1 がフィルタ6で選択さ
れ、ミキサ7の一方の入力端子に加えられる。一方、基
準周波数fr=Afsを分周器9で分周した周波数fp
=fr/Cが周波数逓倍器(例えばPLL)10でB
(1以上の定数)倍されて、f2 =Bfp=βfr(β
=B/C)に変換されて、ミキサ7の他方の入力端子に
加えられる。ミキサ7で周波数混合され、フィルタ11
で差の周波数f3=f1 〜f2 が選択される。f3 =K
(fs+αdf)=Kfs+Adfと表される。αは偏
差比拡大係数で、α=1/(1〜β)、K=A/αと表
される。汎用のカウンタでf3を測定すれば、dfを測
定できる。
した拡大器を提供すること。 【構成】 被測定周波数f0 =fs+df(fsは公称
周波数で既知であり、dfは偏差)を周波数逓倍器5で
A(A≧1)倍した周波数f1 がフィルタ6で選択さ
れ、ミキサ7の一方の入力端子に加えられる。一方、基
準周波数fr=Afsを分周器9で分周した周波数fp
=fr/Cが周波数逓倍器(例えばPLL)10でB
(1以上の定数)倍されて、f2 =Bfp=βfr(β
=B/C)に変換されて、ミキサ7の他方の入力端子に
加えられる。ミキサ7で周波数混合され、フィルタ11
で差の周波数f3=f1 〜f2 が選択される。f3 =K
(fs+αdf)=Kfs+Adfと表される。αは偏
差比拡大係数で、α=1/(1〜β)、K=A/αと表
される。汎用のカウンタでf3を測定すれば、dfを測
定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】公称周波数fsが既知である比較
的精度の高い被測定周波数源(fs+df;dfは周波
数偏差)の周波数偏差比df/fsを所定倍に拡大する
装置に関する。本装置により周波数偏差比を拡大できる
ので、汎用のカウンタを用いてAdf(Aは1又は1よ
り大きい既知の定数)を測定し、これより周波数偏差d
f、従って偏差比df/fsが測定可能となる。
的精度の高い被測定周波数源(fs+df;dfは周波
数偏差)の周波数偏差比df/fsを所定倍に拡大する
装置に関する。本装置により周波数偏差比を拡大できる
ので、汎用のカウンタを用いてAdf(Aは1又は1よ
り大きい既知の定数)を測定し、これより周波数偏差d
f、従って偏差比df/fsが測定可能となる。
【0002】
(1)被測定周波数源の出力を通常の周波数カウンタに
入力して周波数を測定する方法では、周波数カウンタの
計数クロック周波数に測定精度が依存し、周波数測定分
解能は500MHz程度以下では2×10-9/τ(τは
ゲート時間)程度が実用限界である。
入力して周波数を測定する方法では、周波数カウンタの
計数クロック周波数に測定精度が依存し、周波数測定分
解能は500MHz程度以下では2×10-9/τ(τは
ゲート時間)程度が実用限界である。
【0003】(2)周波数カウンタとしてタイムエクス
パンション方式のカウンタを用いた場合には前記(1)
の場合より精度が高いが、その周波数測定分解能はτ=
1秒で1×10-10 程度が実用限界である。 (3)被測定周波数源及び基準周波数源からの入力周波
数の種類を共に3、4種類程度に限定し、10倍程度の
比較的低い拡大率の周波数偏差比拡大回路を1〜4段程
度直列に接続し、総合的な周波数偏差比の高拡大率化を
図った場合、前述(2)の場合より精度が高いが、個々
の周波数偏差比拡大回路の発生する雑音が回路の直列接
続により累積重畳されるため、周波数測定分解能は1×
10-11程度が実用限界である。
パンション方式のカウンタを用いた場合には前記(1)
の場合より精度が高いが、その周波数測定分解能はτ=
1秒で1×10-10 程度が実用限界である。 (3)被測定周波数源及び基準周波数源からの入力周波
数の種類を共に3、4種類程度に限定し、10倍程度の
比較的低い拡大率の周波数偏差比拡大回路を1〜4段程
度直列に接続し、総合的な周波数偏差比の高拡大率化を
図った場合、前述(2)の場合より精度が高いが、個々
の周波数偏差比拡大回路の発生する雑音が回路の直列接
続により累積重畳されるため、周波数測定分解能は1×
10-11程度が実用限界である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、公称中心
周波数fsが既知である比較的精度の高い被測定周波数
源の周波数fs+df(dfは周波数偏差)をK(fs
+αdf)(Kは定数、αは周波数偏差比拡大係数)に
変換することによって、被測定周波数の周波数偏差比d
f/fsをαdf/fsに拡大できる周波数偏差比拡大
器(以下簡単に拡大器と言う)に関する。本発明では特
に1段でしかも従来より拡大係数αを大幅に向上した拡
大器を提供することを目的としている。
周波数fsが既知である比較的精度の高い被測定周波数
源の周波数fs+df(dfは周波数偏差)をK(fs
+αdf)(Kは定数、αは周波数偏差比拡大係数)に
変換することによって、被測定周波数の周波数偏差比d
f/fsをαdf/fsに拡大できる周波数偏差比拡大
器(以下簡単に拡大器と言う)に関する。本発明では特
に1段でしかも従来より拡大係数αを大幅に向上した拡
大器を提供することを目的としている。
【0005】
(1)請求項1の周波数偏差比拡大器は、入力被測定周
波数fs+df(fsは公称周波数、dfは周波数偏
差)をA(Aは定数で、A≧1)倍する周波数逓倍器
と、前記A×fsに等しい基準周波数(fr )を入力し
て、β(1の近傍の定数で、β≠1)倍する周波数変換
器と、前記周波数逓倍器及び前記周波数変換器の出力を
周波数混合するミキサと、そのミキサの出力よりミキサ
の2つの入力周波数の差の周波数を選択するフィルタ
と、を具備し、前記フィルタ出力の周波数偏差比が、入
力被測定周波数の周波数偏差比df/fsに比べて1/
(1〜β)倍されているものである。
波数fs+df(fsは公称周波数、dfは周波数偏
差)をA(Aは定数で、A≧1)倍する周波数逓倍器
と、前記A×fsに等しい基準周波数(fr )を入力し
て、β(1の近傍の定数で、β≠1)倍する周波数変換
器と、前記周波数逓倍器及び前記周波数変換器の出力を
周波数混合するミキサと、そのミキサの出力よりミキサ
の2つの入力周波数の差の周波数を選択するフィルタ
と、を具備し、前記フィルタ出力の周波数偏差比が、入
力被測定周波数の周波数偏差比df/fsに比べて1/
(1〜β)倍されているものである。
【0006】(2)請求項2の発明は、前記(1)項に
記載の周波数偏差比拡大器において、前記周波数変換器
が、前記基準周波数Afsを1/C(Cは1より大きい
定数)に分周する分周器と、その分周器出力の周波数を
B=C×β倍に逓倍する周波数逓倍器とより成るもので
ある。 (3)請求項3の発明は、前記(2)項記載の周波数偏
差比拡大器において、前記フィルタ出力の公称周波数が
前記分周器出力の周波数(fp)に等しく設定されてい
るものである。
記載の周波数偏差比拡大器において、前記周波数変換器
が、前記基準周波数Afsを1/C(Cは1より大きい
定数)に分周する分周器と、その分周器出力の周波数を
B=C×β倍に逓倍する周波数逓倍器とより成るもので
ある。 (3)請求項3の発明は、前記(2)項記載の周波数偏
差比拡大器において、前記フィルタ出力の公称周波数が
前記分周器出力の周波数(fp)に等しく設定されてい
るものである。
【0007】(4)請求項4の周波数偏差比拡大器は、
第1入力周波数(その公称周波数をfaとする)をA
(Aは定数で、A≧1)倍する周波数逓倍器と、第2入
力周波数(その公称周波数をfbとする)を入力して、
1/C(Cは1以上の定数)に分周する分周器と、その
分周器の出力をB(1以上の定数)倍に逓倍する周波数
逓倍器とより成る周波数変換器と、前記倍率Aの周波数
逓倍器及び前記周波数変換器の出力を周波数混合するミ
キサと、そのミキサの出力よりミキサの2つの入力周波
数の差の周波数を選択するフィルタと、を具備し、その
フィルタの出力の公称周波数Afa〜(B/C)fb
を、前記分周器出力の公称周波数(fp)に等しく設定
することによって、前記フィルタ出力の周波数偏差比
が、前記第1又は第2入力周波数の一方を基準としたと
きの他方の周波数の偏差比に比べて(B±1)倍されて
いるものである。
第1入力周波数(その公称周波数をfaとする)をA
(Aは定数で、A≧1)倍する周波数逓倍器と、第2入
力周波数(その公称周波数をfbとする)を入力して、
1/C(Cは1以上の定数)に分周する分周器と、その
分周器の出力をB(1以上の定数)倍に逓倍する周波数
逓倍器とより成る周波数変換器と、前記倍率Aの周波数
逓倍器及び前記周波数変換器の出力を周波数混合するミ
キサと、そのミキサの出力よりミキサの2つの入力周波
数の差の周波数を選択するフィルタと、を具備し、その
フィルタの出力の公称周波数Afa〜(B/C)fb
を、前記分周器出力の公称周波数(fp)に等しく設定
することによって、前記フィルタ出力の周波数偏差比
が、前記第1又は第2入力周波数の一方を基準としたと
きの他方の周波数の偏差比に比べて(B±1)倍されて
いるものである。
【0008】(5)請求項5の発明は、前記(2)〜
(4)のいずれかに記載の周波数偏差比拡大器におい
て、前記周波数変換器内の前記周波数逓倍器がPLL回
路より成るものである。
(4)のいずれかに記載の周波数偏差比拡大器におい
て、前記周波数変換器内の前記周波数逓倍器がPLL回
路より成るものである。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図1を参照して説明す
る。被測定周波数源1は公称周波数fsが既知であり、
公称周波数fsに対する周波数偏差をdfとすると、被
測定周波数f0 は f0 =fs+df ……(1) で表される。周波数偏差比df/fsがかなり小さく、
汎用のユンバーサル・カウンタで直接、高精度に測定す
ることができないので、この発明の拡大器2を通して、
被測定周波数f0 を f3 =K(fs+αdf) ……(2) に変換する。ここでKは定数、αは周波数偏差比拡大係
数である。この周波数変換によって、被測定周波数f0
の偏差比df/fsはKαdf/Kfs=α(df/f
s)に拡大され、汎用のユニバーサル・カウンタ3に入
力される。ユニバーサル・カウンタ3は偏差比が拡大さ
れているので、偏差分Kαdfを含めて、出力周波数f
3 をユニバーサル・カウンタ3のもつ精度で十分正確に
測定することができる。基準周波数源4から被測定周波
数源1の公称周波数fsのA(Aは定数で、A≧1)倍
した基準周波数fr fr=Afs ……(3) が、拡大器2及びユニバーサル・カウンタ3に供給され
る。
る。被測定周波数源1は公称周波数fsが既知であり、
公称周波数fsに対する周波数偏差をdfとすると、被
測定周波数f0 は f0 =fs+df ……(1) で表される。周波数偏差比df/fsがかなり小さく、
汎用のユンバーサル・カウンタで直接、高精度に測定す
ることができないので、この発明の拡大器2を通して、
被測定周波数f0 を f3 =K(fs+αdf) ……(2) に変換する。ここでKは定数、αは周波数偏差比拡大係
数である。この周波数変換によって、被測定周波数f0
の偏差比df/fsはKαdf/Kfs=α(df/f
s)に拡大され、汎用のユニバーサル・カウンタ3に入
力される。ユニバーサル・カウンタ3は偏差比が拡大さ
れているので、偏差分Kαdfを含めて、出力周波数f
3 をユニバーサル・カウンタ3のもつ精度で十分正確に
測定することができる。基準周波数源4から被測定周波
数源1の公称周波数fsのA(Aは定数で、A≧1)倍
した基準周波数fr fr=Afs ……(3) が、拡大器2及びユニバーサル・カウンタ3に供給され
る。
【0010】ユニバーサル・カウンタ3で(2)式の拡
大器出力周波数f3 を十分な精度で測定すれば、Kfs
は既知であるので、 f3 −Kfs=Kαdf ……(4) よりf3 の周波数偏差Kαdfを求めることができる。
Kαdfが分れば、Kαは既知であるので、被測定周波
数偏差df及びその偏差比df/fsが求められる。
大器出力周波数f3 を十分な精度で測定すれば、Kfs
は既知であるので、 f3 −Kfs=Kαdf ……(4) よりf3 の周波数偏差Kαdfを求めることができる。
Kαdfが分れば、Kαは既知であるので、被測定周波
数偏差df及びその偏差比df/fsが求められる。
【0011】被測定周波数f0 =fs+dfは、拡大器
2の周波数逓倍器5に入力され、A倍される。Aは前記
したように定数でA≧1であり、(3)式より A=fr/fs ……(5) で与えられる。フィルタ6で入力f0 をA倍した周波数
f1 f1 =Af0 =Afs+Adf ……(6) が選択され、ミキサ7の一方の入力端子に供給される。
2の周波数逓倍器5に入力され、A倍される。Aは前記
したように定数でA≧1であり、(3)式より A=fr/fs ……(5) で与えられる。フィルタ6で入力f0 をA倍した周波数
f1 f1 =Af0 =Afs+Adf ……(6) が選択され、ミキサ7の一方の入力端子に供給される。
【0012】基準周波数fr=Afsが拡大器2の分周
器9に入力され、1/C(Cは1以上の定数)に分周さ
れた周波数fp fp=fr/C=Afs/C ……(7) が周波数逓倍器10に入力され、B(1以上の定数)倍
された周波数f2 f2 =Bfp=(B/C)fr=(B/C)Afs ……(8) に逓倍される。
器9に入力され、1/C(Cは1以上の定数)に分周さ
れた周波数fp fp=fr/C=Afs/C ……(7) が周波数逓倍器10に入力され、B(1以上の定数)倍
された周波数f2 f2 =Bfp=(B/C)fr=(B/C)Afs ……(8) に逓倍される。
【0013】 B/C=β ……(9) と置けば、f2 は f2 =βfr=βAfs ……(10) と表される。(9)式のβはβ≠1で、かつ1の近傍に
設定される。分周器9と周波数逓倍器10とで入力周波
数frとβ=B/C倍に変換する周波数変換器8が構成
され、その出力周波数f2 がミキサ7の他方の入力端子
に与えられる。
設定される。分周器9と周波数逓倍器10とで入力周波
数frとβ=B/C倍に変換する周波数変換器8が構成
され、その出力周波数f2 がミキサ7の他方の入力端子
に与えられる。
【0014】ミキサ7で、2つの入力周波数f1 =Af
0 及びf2 =βfrが周波数混合され、ミキサ出力がフ
ィルタ11に与えられて、差の周波数f3 =f1 〜f2
が選択される。f3 は f3 =f1 〜f2 =Af0 〜βfr =A(fs+df)〜βAfs =A(1〜β)fs+Adf =A(1〜β){fs+df/(1〜β)} =(A/α)(fs+αdf) =K(fs+αdf) ……(11) =Kfs+Adf ……(11′) ここで α=1/(1〜β) ……(12) K=A/α=A(1〜β) ……(13) (11′)式のf3 の公称周波数Kfsは Kfs=(A/α)fs=fr(1〜β)=fr(1〜B/C) ……(14) f3 の公称周波数Kfsは例えば分周器9の出力の周波
数fpに等しく設定される。その時、 Kfs=fp=fr/C ……(15) その時、f1 の公称周波数Afs=frをf2 よりfp
だけずらす必要がある。従って、 fr=f2 ±fp =Bfp±fp=(B±1)fp=(B±1)fr/C …(16) ∴ C−B=±1 ……(16′) ∴ C〜B=1 ……(16″) となる。f3 の公称周波数をfpに等しくした時には、
(11′)式のf3 は f3 =fp+Adf ……(17) となり、また(12)式のαは α=1/(1〜β)=1/(1〜B/C)=C/(C〜B) =C=B±1 ……(12′) となる。
0 及びf2 =βfrが周波数混合され、ミキサ出力がフ
ィルタ11に与えられて、差の周波数f3 =f1 〜f2
が選択される。f3 は f3 =f1 〜f2 =Af0 〜βfr =A(fs+df)〜βAfs =A(1〜β)fs+Adf =A(1〜β){fs+df/(1〜β)} =(A/α)(fs+αdf) =K(fs+αdf) ……(11) =Kfs+Adf ……(11′) ここで α=1/(1〜β) ……(12) K=A/α=A(1〜β) ……(13) (11′)式のf3 の公称周波数Kfsは Kfs=(A/α)fs=fr(1〜β)=fr(1〜B/C) ……(14) f3 の公称周波数Kfsは例えば分周器9の出力の周波
数fpに等しく設定される。その時、 Kfs=fp=fr/C ……(15) その時、f1 の公称周波数Afs=frをf2 よりfp
だけずらす必要がある。従って、 fr=f2 ±fp =Bfp±fp=(B±1)fp=(B±1)fr/C …(16) ∴ C−B=±1 ……(16′) ∴ C〜B=1 ……(16″) となる。f3 の公称周波数をfpに等しくした時には、
(11′)式のf3 は f3 =fp+Adf ……(17) となり、また(12)式のαは α=1/(1〜β)=1/(1〜B/C)=C/(C〜B) =C=B±1 ……(12′) となる。
【0015】(11) 式は、既に述べた(2)式と同じ
であり、被測定周波数偏差比df/fsがα倍されてい
る。周波数逓倍器10は例えば図1Bに示すPLL(P
hase LockedLoop)回路で構成すること
ができる。PLL回路はよく知られているように、入力
周波数fp=fr/Cの位相と分周器15の出力周波数
fpの位相とを比較し、位相差に対応した直流分をもつ
リップル電圧が取出され、ローパスフィルタ13で直流
分が選択され、制御電圧として電圧制御発振器14に入
力される。電圧制御発振器14は、分周器15の出力の
位相及び周波数が入力信号(fp=fr/C)の位相及
び周波数に一致するように位相及び周波数が制御され
る。定常状態では、電圧制御発振器14から入力周波数
fpをB(1以上の定数)倍した周波数f2 =Bfp=
B(fr/C)=βfrが出力され、ミキサ7及び分周
器15に入力される。分周器15は周波数f2 を1/B
に分周して位相比較器12へ入力する。
であり、被測定周波数偏差比df/fsがα倍されてい
る。周波数逓倍器10は例えば図1Bに示すPLL(P
hase LockedLoop)回路で構成すること
ができる。PLL回路はよく知られているように、入力
周波数fp=fr/Cの位相と分周器15の出力周波数
fpの位相とを比較し、位相差に対応した直流分をもつ
リップル電圧が取出され、ローパスフィルタ13で直流
分が選択され、制御電圧として電圧制御発振器14に入
力される。電圧制御発振器14は、分周器15の出力の
位相及び周波数が入力信号(fp=fr/C)の位相及
び周波数に一致するように位相及び周波数が制御され
る。定常状態では、電圧制御発振器14から入力周波数
fpをB(1以上の定数)倍した周波数f2 =Bfp=
B(fr/C)=βfrが出力され、ミキサ7及び分周
器15に入力される。分周器15は周波数f2 を1/B
に分周して位相比較器12へ入力する。
【0016】なお、図1の周波数逓倍器5を省略するこ
ともできる。その場合はこれ迄の記載でA=1とすれば
よい。拡大器2と汎用周波数カウンタ3とを1つの測定
器に組み込むことで高精度周波数偏差測定器が実現でき
る。PLL型を用いた周波数逓倍器10は一般に入力信
号の位相ジッタに弱いが、図1の例では周波数変換器8
には位相の安定な基準周波数frを入力するようにして
いるので、被測定周波数f0 に位相変動やジッタがあっ
ても、拡大器2の動作が不安定となり、そのため測定誤
差が発生するような恐れはない。
ともできる。その場合はこれ迄の記載でA=1とすれば
よい。拡大器2と汎用周波数カウンタ3とを1つの測定
器に組み込むことで高精度周波数偏差測定器が実現でき
る。PLL型を用いた周波数逓倍器10は一般に入力信
号の位相ジッタに弱いが、図1の例では周波数変換器8
には位相の安定な基準周波数frを入力するようにして
いるので、被測定周波数f0 に位相変動やジッタがあっ
ても、拡大器2の動作が不安定となり、そのため測定誤
差が発生するような恐れはない。
【0017】次に、具体的な数値例をあげて説明しよ
う。 (1) 公称中心周波数fs=5MHz、周波数逓倍器5
の倍率A=2とすれば、(3) 式より基準周波数fr=
Afs=10MHz、(6) 式よりフィルタ6の出力周
波数f1 =Af0 =A(fs+df)=10MHz+2
df (2) 周波数逓倍器10の入力周波数、(PLL回路の
位相比較周波数)fp=10kHzに設定すると、
(7) 式より分周器9の分周比は、 1/C=1/(fr/fp)=1/1000 (3) f3 の公称周波数Kfs=fpに設定するため
に、f2 をf1 の公称周波数Afsよりfpだけずらせ
る。従って、f2 =10MHz±10kHz=10.0
1MHz又は9.99MHzとなる。f2 =9.99M
Hzを用いると、(8) 式より、B=f2 /fp=9.
99MHz/10kHz=999 周波数変換器8の倍率β=B/C=0.999 C−B=1000−999=1 (4) 拡大器2の拡大率α及び定数Kは(12) 及び
(13) 式より α=1/(1〜β)=1/(1−0.999) =100
0 となり、勿論α=C=B+1(12´式) となってい
る。
う。 (1) 公称中心周波数fs=5MHz、周波数逓倍器5
の倍率A=2とすれば、(3) 式より基準周波数fr=
Afs=10MHz、(6) 式よりフィルタ6の出力周
波数f1 =Af0 =A(fs+df)=10MHz+2
df (2) 周波数逓倍器10の入力周波数、(PLL回路の
位相比較周波数)fp=10kHzに設定すると、
(7) 式より分周器9の分周比は、 1/C=1/(fr/fp)=1/1000 (3) f3 の公称周波数Kfs=fpに設定するため
に、f2 をf1 の公称周波数Afsよりfpだけずらせ
る。従って、f2 =10MHz±10kHz=10.0
1MHz又は9.99MHzとなる。f2 =9.99M
Hzを用いると、(8) 式より、B=f2 /fp=9.
99MHz/10kHz=999 周波数変換器8の倍率β=B/C=0.999 C−B=1000−999=1 (4) 拡大器2の拡大率α及び定数Kは(12) 及び
(13) 式より α=1/(1〜β)=1/(1−0.999) =100
0 となり、勿論α=C=B+1(12´式) となってい
る。
【0018】K=A/α=2/1000 (5) 拡大器2の出力周波数f3 =f1 〜f2 は(1
1) 式より f3 =f1 〜f2 =10MHz+2df〜9.99MH
z =10kHz+2df (11) 式は f3 =K(fs+αdf)=(2/1000) (5MH
z+1000×df) となる。
1) 式より f3 =f1 〜f2 =10MHz+2df〜9.99MH
z =10kHz+2df (11) 式は f3 =K(fs+αdf)=(2/1000) (5MH
z+1000×df) となる。
【0019】(6) 拡大器2の出力周波数f3 を「従来
の技術」の(1) 項で述べた汎用の周波数カウンタを用
いて、ゲート時間τ=1秒で測定した場合、f3 がカウ
ンタ3の測定限界(2×10-9/秒)である、周波数f
3 =9.99999998kHzを指示したとすれば、
拡大器2のf1 =Afs+Adf又はf3 =Kfs+A
dfに含まれる偏差周波数Adf=2dfは、 2df=10kHz−9.99999998kHz=2
0μHz ∴df=10μHz 従って、本発明による拡大器2と従来公知の技術による
周波数カウンタ3を用いることで、入力被測定周波数f
0 =fs+dfの周波数偏差比率をdf/fs=10μ
Hz/5MHz=2×10-12まで測定できることにな
る。
の技術」の(1) 項で述べた汎用の周波数カウンタを用
いて、ゲート時間τ=1秒で測定した場合、f3 がカウ
ンタ3の測定限界(2×10-9/秒)である、周波数f
3 =9.99999998kHzを指示したとすれば、
拡大器2のf1 =Afs+Adf又はf3 =Kfs+A
dfに含まれる偏差周波数Adf=2dfは、 2df=10kHz−9.99999998kHz=2
0μHz ∴df=10μHz 従って、本発明による拡大器2と従来公知の技術による
周波数カウンタ3を用いることで、入力被測定周波数f
0 =fs+dfの周波数偏差比率をdf/fs=10μ
Hz/5MHz=2×10-12まで測定できることにな
る。
【0020】(7) 拡大器2の出力周波数f3 を「従来
の技術」の(2) 項で述べたタイムエクスパンション方
式の周波数カウンタを用いてゲート時間τ=1秒で測定
した場合、f3 がカウンタの測定限界(1×10-10 /
秒)である、f3 =9.999999999kHzを指
示したとすれば、f3 に含まれる偏差周波数2dfは、 2df=10kHz−9.999999999kHz=
1μHz ∴df=0.5μHz になる。従って、本発明による拡大器2と従来公知の技
術によるタイムエクスパンション方式の周波数カウンタ
を用いることで、入力被測定信号の周波数偏差比をdf
/fs=0.5μH/5MHz=1×10-13まで測定
できることになる。
の技術」の(2) 項で述べたタイムエクスパンション方
式の周波数カウンタを用いてゲート時間τ=1秒で測定
した場合、f3 がカウンタの測定限界(1×10-10 /
秒)である、f3 =9.999999999kHzを指
示したとすれば、f3 に含まれる偏差周波数2dfは、 2df=10kHz−9.999999999kHz=
1μHz ∴df=0.5μHz になる。従って、本発明による拡大器2と従来公知の技
術によるタイムエクスパンション方式の周波数カウンタ
を用いることで、入力被測定信号の周波数偏差比をdf
/fs=0.5μH/5MHz=1×10-13まで測定
できることになる。
【0021】変形実施例 次に述べる図2の変形実施例は請求項4に対応するもの
である。被測定信号の公称周波数として、標準周波数の
一般的な値(1、5、10MHz)以外の周波数を入力
できるように本発明を変形した実施例を以下に記す。例
として、デジタル通信網の基準クロックとしてよく使わ
れる公称周波数2.048MHzであった場合を説明す
る。
である。被測定信号の公称周波数として、標準周波数の
一般的な値(1、5、10MHz)以外の周波数を入力
できるように本発明を変形した実施例を以下に記す。例
として、デジタル通信網の基準クロックとしてよく使わ
れる公称周波数2.048MHzであった場合を説明す
る。
【0022】本変形実施例では、被測定周波数として、
標準周波数の一般的な値(1、5、10MHz)以外の
周波数を入力できるようにするために、以下(A)〜
(C)の変形を行なう。 (A)これまで規定していた被測定信号入力あるいは基
準信号入力というカテゴリィをなくし、図2に示すよう
にA入力、B入力とし、これまでのf0 の代りにfa、
frの代りにfbとする。そして、これまでのfr=A
fsの制約をはずす。 (B)本発明は、基本的にはミキサにより2つの入力周
波数の差を導き出すことを利用した構成になっており、
何れか一方の入力信号を基準にした相対周波数偏差及び
偏差比を導くものである。従って、被測定信号と基準信
号とを入れ替えても、f1 ,f2 の周波数偏差及びf
a,fbの周波数偏差比として同じ測定値が得られ、極
性(符号)のみが逆になるだけである。このことは後述
する数値例からより明確にされる。ただし、B入力側の
周波数変換器にPLL方式を用いた場合はB入力信号の
位相変動が比較的少ない事が必要である。 (C)図1の実施例では入力可能な周波数fsは、fs
=fr/A=Cfp/Aとなり、固定であったが、分周
器をプログラマブルにすることで、分周器の分周比デー
タの設定変更のみで、入力可能な周波数がPLL位相比
較周波数fpの整数倍の中から選択できる。しかも、数
kHz程度の位相比較周波数fpを選択した場合、特殊
なデバイスを用いずとも、市販のプログラマブル分周I
Cで数百から数千種類の入力可能な周波数の種類を実現
できる。
標準周波数の一般的な値(1、5、10MHz)以外の
周波数を入力できるようにするために、以下(A)〜
(C)の変形を行なう。 (A)これまで規定していた被測定信号入力あるいは基
準信号入力というカテゴリィをなくし、図2に示すよう
にA入力、B入力とし、これまでのf0 の代りにfa、
frの代りにfbとする。そして、これまでのfr=A
fsの制約をはずす。 (B)本発明は、基本的にはミキサにより2つの入力周
波数の差を導き出すことを利用した構成になっており、
何れか一方の入力信号を基準にした相対周波数偏差及び
偏差比を導くものである。従って、被測定信号と基準信
号とを入れ替えても、f1 ,f2 の周波数偏差及びf
a,fbの周波数偏差比として同じ測定値が得られ、極
性(符号)のみが逆になるだけである。このことは後述
する数値例からより明確にされる。ただし、B入力側の
周波数変換器にPLL方式を用いた場合はB入力信号の
位相変動が比較的少ない事が必要である。 (C)図1の実施例では入力可能な周波数fsは、fs
=fr/A=Cfp/Aとなり、固定であったが、分周
器をプログラマブルにすることで、分周器の分周比デー
タの設定変更のみで、入力可能な周波数がPLL位相比
較周波数fpの整数倍の中から選択できる。しかも、数
kHz程度の位相比較周波数fpを選択した場合、特殊
なデバイスを用いずとも、市販のプログラマブル分周I
Cで数百から数千種類の入力可能な周波数の種類を実現
できる。
【0023】入力Aに対する入力Bの周波数差は、入力
Bに対する入力Aの周波数差でもあるので、ここでは、
図1の実施例とは逆に、入力Aに10MHz(本来は基
準信号)を入力し、入力Bに2.048MHz(本来は
被測定信号)を入力してその周波数偏差を求める。入力
Bの周波数fbは、分周比1/Cの分周器9及び倍率B
の周波数逓倍器(例えばPLL)10で構成される周波
数変換器8で周波数変換されるので、変換後の周波数f
2 は f2 =fb(B/C) …(18) f3 の公称周波数を周波数逓倍器10の入力周波数(P
LLの位相比較周波数)fpにするために、周波数f1
を周波数f2 に対して、fp=fb/Cだけずらす必要
がある。従って、fp=fb/C f1 =fb(B/C)±fb/C=fb(B±1)C …(19) fa,fbは、一方が基準周波数であるときには他方に
周波数偏差が存在する。しかし、ここではいずれが基準
周波数であってもさしつかえないように、fbを基準に
したときfaの偏差が、fbに換算してdfであったと
すると、(19)式でfb→fb+dfに置き換えて、 f1 =(fb+df)(B±1) /C …(20) になる。
Bに対する入力Aの周波数差でもあるので、ここでは、
図1の実施例とは逆に、入力Aに10MHz(本来は基
準信号)を入力し、入力Bに2.048MHz(本来は
被測定信号)を入力してその周波数偏差を求める。入力
Bの周波数fbは、分周比1/Cの分周器9及び倍率B
の周波数逓倍器(例えばPLL)10で構成される周波
数変換器8で周波数変換されるので、変換後の周波数f
2 は f2 =fb(B/C) …(18) f3 の公称周波数を周波数逓倍器10の入力周波数(P
LLの位相比較周波数)fpにするために、周波数f1
を周波数f2 に対して、fp=fb/Cだけずらす必要
がある。従って、fp=fb/C f1 =fb(B/C)±fb/C=fb(B±1)C …(19) fa,fbは、一方が基準周波数であるときには他方に
周波数偏差が存在する。しかし、ここではいずれが基準
周波数であってもさしつかえないように、fbを基準に
したときfaの偏差が、fbに換算してdfであったと
すると、(19)式でfb→fb+dfに置き換えて、 f1 =(fb+df)(B±1) /C …(20) になる。
【0024】 f3 =f1 〜f2 =(fb+df)(B±1) /C〜(B/C)fb ={(B±1) /C}fb+{(B±1) /C}df〜(B/C)fb =〔{(B±1)〜B}/C]fb+{(B±1) /C}df =(1/C)fb+{(B±1) /C}df …(21) (20) ,(21) 式より明らかなように、f1 及びf
3 の周波数偏差は共に等しく{(B±1)/C}dfと
なる。
3 の周波数偏差は共に等しく{(B±1)/C}dfと
なる。
【0025】f3 を入力Bの周波数fbとそれに対する
偏差の形に換算すると、 f3 ÷(1/C)=fb+(B±1) df …(22) と表せる。初めにfa,従ってf1 はfbに換算して、
fb+dfであるとしているので、f3 の偏差比の拡大
率αは α=(B±1) …(23) になる。
偏差の形に換算すると、 f3 ÷(1/C)=fb+(B±1) df …(22) と表せる。初めにfa,従ってf1 はfbに換算して、
fb+dfであるとしているので、f3 の偏差比の拡大
率αは α=(B±1) …(23) になる。
【0026】なお、図2において周波数逓倍器5を省略
することもできる。以下に具体的な実施例を記す。 A.周波数逓倍器5の拡大率Aを1にし、入力Aの公称
周波数faを10MHz、入力Bの公称周波数fbを
2.048MHz、PLLの位相比較周波数を公衆通信
網の基本周波数である8kHzに設定し、B=124
9、C=256とし、f3 の公称周波数をPLLの位相
比較周波数fp=8kHzにする。
することもできる。以下に具体的な実施例を記す。 A.周波数逓倍器5の拡大率Aを1にし、入力Aの公称
周波数faを10MHz、入力Bの公称周波数fbを
2.048MHz、PLLの位相比較周波数を公衆通信
網の基本周波数である8kHzに設定し、B=124
9、C=256とし、f3 の公称周波数をPLLの位相
比較周波数fp=8kHzにする。
【0027】B.周波数f1 は、その公称周波数がf2
よりfpだけ大きい場合のみを考えると、(20) 式よ
り、 f1 =(2.048MHz+df)(1249+1) /
256 になる。 C.f2 は(18) 式より、 f2 =(1249/256) ×2.048MHz D.f3 は(21) 式より f3 =(1/256) ×2.048MHz+{(124
9+1) /256}×df =8kHz+(1250/256) ×df E.周波数f3 を入力Bの周波数fb=2.048MH
zとそれに対する偏差量の形に換算すると、(22) 式
より f3 ÷(1/256) =f3 ×256 =2.048MHz+(1250×df) と表せ、dfの拡大率αは1250倍になる。
よりfpだけ大きい場合のみを考えると、(20) 式よ
り、 f1 =(2.048MHz+df)(1249+1) /
256 になる。 C.f2 は(18) 式より、 f2 =(1249/256) ×2.048MHz D.f3 は(21) 式より f3 =(1/256) ×2.048MHz+{(124
9+1) /256}×df =8kHz+(1250/256) ×df E.周波数f3 を入力Bの周波数fb=2.048MH
zとそれに対する偏差量の形に換算すると、(22) 式
より f3 ÷(1/256) =f3 ×256 =2.048MHz+(1250×df) と表せ、dfの拡大率αは1250倍になる。
【0028】F.従って「従来の技術」の(2) 項によ
るタイムエクスパンション方式の周波数カウンタを用
い、ゲート時間1秒で測定された周波数f3 が、例えば
8kHzに対して測定限界である0.8μHz高く測定
された場合、dfは、 (1250/256) ×df=0.8μHz df=0.8/(1250/256) μHz =0.16384μHz G.ここで、df=0.16384μHzを前述B項の
周波数f1 に代入すると、 f1 =(2.048MHz+0.16384μHz)(1
249+1) /256 =(2.048MHz+0.16384μHz)×(1
250/256) =10MHz+0.8μHz となる。本変形実施例の場合0.8μHz/10MHz
=+8×10-14 の周波数偏差比を測定したことにな
る。
るタイムエクスパンション方式の周波数カウンタを用
い、ゲート時間1秒で測定された周波数f3 が、例えば
8kHzに対して測定限界である0.8μHz高く測定
された場合、dfは、 (1250/256) ×df=0.8μHz df=0.8/(1250/256) μHz =0.16384μHz G.ここで、df=0.16384μHzを前述B項の
周波数f1 に代入すると、 f1 =(2.048MHz+0.16384μHz)(1
249+1) /256 =(2.048MHz+0.16384μHz)×(1
250/256) =10MHz+0.8μHz となる。本変形実施例の場合0.8μHz/10MHz
=+8×10-14 の周波数偏差比を測定したことにな
る。
【0029】H.更に入力Bのfb=2.048MHz
を基準信号として入力Aの10MHz(A=1の場合)
の周波数偏差を測定した結果、+8×10-14 であると
いうことは、逆に入力Aの10MHzを基準信号として
入力Bの周波数2.048MHzの偏差比が−8×10
-14 であることを意味する。従って、入力Aに基準周波
数を入力し、入力Bに被測定周波数を入力した場合、測
定結果の符号を逆にする。この場合、実際の入力Bの周
波数fb=2.048MHzのずれは、 2.048MHz×(−8×10-14 )=−0.163
84μHz になる。
を基準信号として入力Aの10MHz(A=1の場合)
の周波数偏差を測定した結果、+8×10-14 であると
いうことは、逆に入力Aの10MHzを基準信号として
入力Bの周波数2.048MHzの偏差比が−8×10
-14 であることを意味する。従って、入力Aに基準周波
数を入力し、入力Bに被測定周波数を入力した場合、測
定結果の符号を逆にする。この場合、実際の入力Bの周
波数fb=2.048MHzのずれは、 2.048MHz×(−8×10-14 )=−0.163
84μHz になる。
【0030】I.また、(23) 式から判るように、分
周比1/Cが拡大率に影響しないので、本変形実施例で
は、入力周波数fbを位相比較周波数fpの整数倍の範
囲で変更しても、拡大率は不変である。従って、デジタ
ル通信網でよく使われる周波数である、2.048MH
z以外の例えば、1.544MHz、6.312MH
z、8.448MHz等の周波数精度も分周比1/Cの
変更のみで常に周波数偏差拡大率α=1250倍で測定
できる。
周比1/Cが拡大率に影響しないので、本変形実施例で
は、入力周波数fbを位相比較周波数fpの整数倍の範
囲で変更しても、拡大率は不変である。従って、デジタ
ル通信網でよく使われる周波数である、2.048MH
z以外の例えば、1.544MHz、6.312MH
z、8.448MHz等の周波数精度も分周比1/Cの
変更のみで常に周波数偏差拡大率α=1250倍で測定
できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
拡大器1段で被測定周波数の周波数偏差比を図1の場
合、α=1/(1〜β)倍(例えばα=1000)又は
図2の場合、α=B±1倍(例えばα=1250)に拡
大することができる。この発明の拡大器と汎用の周波数
カウンタとを用いることによって、周波数測定分解能を
従来の数百〜数千倍の精度、即ち10-12 〜10-13 /
τの分解能で測定できる。
拡大器1段で被測定周波数の周波数偏差比を図1の場
合、α=1/(1〜β)倍(例えばα=1000)又は
図2の場合、α=B±1倍(例えばα=1250)に拡
大することができる。この発明の拡大器と汎用の周波数
カウンタとを用いることによって、周波数測定分解能を
従来の数百〜数千倍の精度、即ち10-12 〜10-13 /
τの分解能で測定できる。
【0032】基準周波数(fr又はfb)を入力する周
波数変換器8の分周器9や周波数逓倍器10をプログラ
マブルにすることによって、数百から数千種類の基準周
波数を選択できる。また、周波数変換器8に被測定周波
数を、周波数逓倍器5に基準周波数をそれぞれ入力して
測定した周波数偏差比の符号(極性)を逆にすることに
よって、被測定周波数の偏差比を求めることができるの
で、数百から数千種類の被測定周波数を選択できる。
波数変換器8の分周器9や周波数逓倍器10をプログラ
マブルにすることによって、数百から数千種類の基準周
波数を選択できる。また、周波数変換器8に被測定周波
数を、周波数逓倍器5に基準周波数をそれぞれ入力して
測定した周波数偏差比の符号(極性)を逆にすることに
よって、被測定周波数の偏差比を求めることができるの
で、数百から数千種類の被測定周波数を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】この発明の変形実施例を示すブロック図。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力被測定周波数fs+df(fs は公
称周波数、dfは周波数偏差)をA(Aは定数で、A≧
1)倍する周波数逓倍器と、 前記A×fsに等しい基準周波数(fr )を入力して、
β(1の近傍の定数で、β≠1)倍する周波数変換器
と、 前記周波数逓倍器及び前記周波数変換器の出力を周波数
混合するミキサと、 そのミキサの出力よりミキサの2つの入力周波数の差の
周波数を選択するフィルタと、を具備し、 前記フィルタ出力の周波数偏差比が、入力被測定周波数
の周波数偏差比df/fsに比べて1/(1〜β)倍さ
れていることを特徴とする、 周波数偏差比拡大器。 - 【請求項2】 請求項1記載の周波数偏差比拡大器にお
いて、前記周波数変換器が、前記基準周波数Afsを1
/C(Cは1より大きい定数)に分周する分周器と、そ
の分周器出力の周波数をB=C×β倍に逓倍する周波数
逓倍器とより成ることを特徴とする。 - 【請求項3】 請求項2記載の周波数偏差比拡大器にお
いて、前記フィルタ出力の公称周波数が前記分周器出力
の周波数(fp)に等しく設定されていることを特徴と
する。 - 【請求項4】 第1入力周波数(その公称周波数をfa
とする)をA(Aは定数で、A≧1)倍する周波数逓倍
器と、 第2入力周波数(その公称周波数をfbとする)を入力
して、1/C(Cは1以上の定数)に分周する分周器
と、その分周器の出力をB(1以上の定数)倍に逓倍す
る周波数逓倍器とより成る周波数変換器と、 前記倍率Aの周波数逓倍器及び前記周波数変換器の出力
を周波数混合するミキサと、 そのミキサの出力よりミキサの2つの入力周波数の差の
周波数を選択するフィルタと、を具備し、 そのフィルタの出力の公称周波数Afa〜(B/C)f
bを、前記分周器出力の公称周波数(fp)に等しく設
定することによって、前記フィルタ出力の周波数偏差比
が、前記第1又は第2入力周波数の一方を基準としたと
きの他方の周波数の偏差比に比べて(B±1)倍されて
いることを特徴とする、 周波数偏差比拡大器。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかに記載の周波
数偏差比拡大器において、前記周波数変換器内の前記周
波数逓倍器がPLL回路より成ることを特徴とする。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22131693A JPH0772188A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 周波数偏差比拡大器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22131693A JPH0772188A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 周波数偏差比拡大器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0772188A true JPH0772188A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16764896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22131693A Withdrawn JPH0772188A (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 周波数偏差比拡大器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772188A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007010593A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Yokogawa Electric Corp | 周波数測定回路及びそれを用いた振動センサ式差圧・圧力伝送器 |
| JP2010190836A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Epson Toyocom Corp | 周波数測定装置及び検査システム |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP22131693A patent/JPH0772188A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007010593A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Yokogawa Electric Corp | 周波数測定回路及びそれを用いた振動センサ式差圧・圧力伝送器 |
| JP2010190836A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Epson Toyocom Corp | 周波数測定装置及び検査システム |
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