JPH0772485A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH0772485A JPH0772485A JP23721693A JP23721693A JPH0772485A JP H0772485 A JPH0772485 A JP H0772485A JP 23721693 A JP23721693 A JP 23721693A JP 23721693 A JP23721693 A JP 23721693A JP H0772485 A JPH0772485 A JP H0772485A
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- liquid crystal
- stripe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で大きな階調数を有する、強誘電
性液晶を用いた液晶表示素子を提供する。 【構成】 強誘電性液晶表示素子において、200μm
角の画素内に、幅5μm、間隔15μm、高さ1000
Åのストライプ状凸部を形成し、該凸部の長手方向に平
行にラビング処理を行なった対向電極基板をそれぞれの
ストライプ状凸部が平行になるように配置して強誘電性
液晶を挟持する。
性液晶を用いた液晶表示素子を提供する。 【構成】 強誘電性液晶表示素子において、200μm
角の画素内に、幅5μm、間隔15μm、高さ1000
Åのストライプ状凸部を形成し、該凸部の長手方向に平
行にラビング処理を行なった対向電極基板をそれぞれの
ストライプ状凸部が平行になるように配置して強誘電性
液晶を挟持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン等に利用
される液晶表示素子に関し、特に、強誘電性液晶を用
い、階調性を持たせた液晶表示素子に関する。
される液晶表示素子に関し、特に、強誘電性液晶を用
い、階調性を持たせた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブマトリクス駆動方式を
用いた液晶テレビジョンパネルでは、薄膜トランジスタ
(以下、「TFT」と記す)を画素毎にマトリクス配置
し、該TFTのゲートにオンパルスを印加してソースと
ドレイン間を導通状態とし、この時画像信号がソースか
ら印加され、キャパシタに蓄積され、この蓄積された画
像信号に対応して液晶(例えばTN液晶)が駆動し、同
時に画像信号の電圧を変調することによって階調表示が
行なわれている。
用いた液晶テレビジョンパネルでは、薄膜トランジスタ
(以下、「TFT」と記す)を画素毎にマトリクス配置
し、該TFTのゲートにオンパルスを印加してソースと
ドレイン間を導通状態とし、この時画像信号がソースか
ら印加され、キャパシタに蓄積され、この蓄積された画
像信号に対応して液晶(例えばTN液晶)が駆動し、同
時に画像信号の電圧を変調することによって階調表示が
行なわれている。
【0003】しかしこのようなTN液晶を用いたアクテ
ィブマトリクス駆動方式のテレビジョンパネルでは、使
用するTFTが複雑な構造を有しているため、作製工程
数が多く、高い製造コストがネックとなっている上に、
TFTを構成している薄膜半導体(例えばポリシリコ
ン、アモルファスシリコン)を広い面積に亘って被膜形
成することが困難である。
ィブマトリクス駆動方式のテレビジョンパネルでは、使
用するTFTが複雑な構造を有しているため、作製工程
数が多く、高い製造コストがネックとなっている上に、
TFTを構成している薄膜半導体(例えばポリシリコ
ン、アモルファスシリコン)を広い面積に亘って被膜形
成することが困難である。
【0004】一方、低コストで製造できるものとしてT
N液晶を用いたパッシブマトリクス駆動方式の表示パネ
ルが知られているが、この表示パネルでは、走査線数
(N)が増大するに従って、1画素(1フレーム)を走
査する間に一つの選択点に有効な電界が印加されうる時
間(デューティー比)が1/Nの割合で減少し、このた
めにクロストークが発生し、しかも画像のコントラスト
が低いという問題を有している上、デューティー比が小
さくなると各画素の階調を電圧変調により制御すること
が困難となるなど、高密度配線数の表示パネル、特に液
晶テレビジョンパネルには適していない。
N液晶を用いたパッシブマトリクス駆動方式の表示パネ
ルが知られているが、この表示パネルでは、走査線数
(N)が増大するに従って、1画素(1フレーム)を走
査する間に一つの選択点に有効な電界が印加されうる時
間(デューティー比)が1/Nの割合で減少し、このた
めにクロストークが発生し、しかも画像のコントラスト
が低いという問題を有している上、デューティー比が小
さくなると各画素の階調を電圧変調により制御すること
が困難となるなど、高密度配線数の表示パネル、特に液
晶テレビジョンパネルには適していない。
【0005】このような従来のTN液晶が持つ根本的な
問題点を解決するものとして、クラークとラガウォール
らの米国特許第4367924号などで双安定状態を持
つ強誘電性液晶(以下「FLC」と記す)素子が提案さ
れている。このFLC素子は、理想的には2つの双安定
状態のいずれかに安定しようとして、中間的な分子位置
をとらないため、階調表現には不向きであると考えられ
てきた。これに対してデイザ法に代表されるようなデジ
タル的な手法による階調表示が行なわれている。
問題点を解決するものとして、クラークとラガウォール
らの米国特許第4367924号などで双安定状態を持
つ強誘電性液晶(以下「FLC」と記す)素子が提案さ
れている。このFLC素子は、理想的には2つの双安定
状態のいずれかに安定しようとして、中間的な分子位置
をとらないため、階調表現には不向きであると考えられ
てきた。これに対してデイザ法に代表されるようなデジ
タル的な手法による階調表示が行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記F
LCを用いた階調表示法では、解像度が低下してしま
い、HDTV対応等の高解像度ディスプレイには向かな
い。さらに、画素分割数を上げずに輝度階調数を大きく
することは困難である。また、1画素階調表示のために
多数の駆動電極を必要とし、複雑な演算処理回路も必要
で、歩留も低下してしまう。
LCを用いた階調表示法では、解像度が低下してしま
い、HDTV対応等の高解像度ディスプレイには向かな
い。さらに、画素分割数を上げずに輝度階調数を大きく
することは困難である。また、1画素階調表示のために
多数の駆動電極を必要とし、複雑な演算処理回路も必要
で、歩留も低下してしまう。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で
大きな階調数を有するFLC素子を提供することを目的
とするものである。
大きな階調数を有するFLC素子を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、一対
の対向電極と、該対向電極間に挟持したFLCとを有す
る液晶表示素子において、少なくとも一方の電極表面に
ストライプ状の凹凸パターンを形成し、上記ストライプ
パターンの長手方向に平行にラビング処理を行ない、且
つ上記液晶のカイラルスメクティック相での層法線方向
と上記ストライプパターンの長手方向とのなす角が90
°±20°の範囲内であることを特徴とする液晶表示素
子である。
の対向電極と、該対向電極間に挟持したFLCとを有す
る液晶表示素子において、少なくとも一方の電極表面に
ストライプ状の凹凸パターンを形成し、上記ストライプ
パターンの長手方向に平行にラビング処理を行ない、且
つ上記液晶のカイラルスメクティック相での層法線方向
と上記ストライプパターンの長手方向とのなす角が90
°±20°の範囲内であることを特徴とする液晶表示素
子である。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明において、FLCとしては、カイラ
ルスメクティックC相(SmC* )、H相(SmH
* )、I相(SmI* )等をとる液晶が用いられる。以
下、カイラルスメクティックC相で説明する。
ルスメクティックC相(SmC* )、H相(SmH
* )、I相(SmI* )等をとる液晶が用いられる。以
下、カイラルスメクティックC相で説明する。
【0011】液晶セル中でのスメクティック相の層法線
方向Lは、例えば振幅20V、周波数10Hzの両極性
矩形パルスを印加しながら偏光板、検光板クロスニコル
観察した時の2つの消光位方向の2等分線の方向であ
る。通常は、液晶分子は配向膜のラビング方向に沿って
配向する傾向にあり、従ってラビング方向とスメクティ
ック相の層法線方向Lはほぼ平行な方向となる。しか
し、配向膜材料とラビング条件の適当な組み合わせによ
っては、ラビング方向に垂直な方向に分子が配向し、そ
の結果スメクティック相の層法線方向Lをラビング方向
にほぼ垂直とすることが可能である。本発明において配
向膜材料としては、ポリアミド系材料、ペンダントポリ
マー等が好ましく用いられるが、これらに限定されるも
のではない。
方向Lは、例えば振幅20V、周波数10Hzの両極性
矩形パルスを印加しながら偏光板、検光板クロスニコル
観察した時の2つの消光位方向の2等分線の方向であ
る。通常は、液晶分子は配向膜のラビング方向に沿って
配向する傾向にあり、従ってラビング方向とスメクティ
ック相の層法線方向Lはほぼ平行な方向となる。しか
し、配向膜材料とラビング条件の適当な組み合わせによ
っては、ラビング方向に垂直な方向に分子が配向し、そ
の結果スメクティック相の層法線方向Lをラビング方向
にほぼ垂直とすることが可能である。本発明において配
向膜材料としては、ポリアミド系材料、ペンダントポリ
マー等が好ましく用いられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0012】図1は、上下の電極表面上にストライプ状
の凹凸パターンを付与し、前述のような配向膜をその上
に形成した後に、ストライプパターンの長手方向にラビ
ングを施したセルの画素を面に垂直な方向から観察した
結果を模式的に表わした図である。図中11は画素領
域、12はストライプ状凸部、13は反転ドメインであ
る。層法線方向はLで示す方向で、ラビング方向、即ち
ストライプパターンの長手方向に対してほぼ垂直となっ
ている。
の凹凸パターンを付与し、前述のような配向膜をその上
に形成した後に、ストライプパターンの長手方向にラビ
ングを施したセルの画素を面に垂直な方向から観察した
結果を模式的に表わした図である。図中11は画素領
域、12はストライプ状凸部、13は反転ドメインであ
る。層法線方向はLで示す方向で、ラビング方向、即ち
ストライプパターンの長手方向に対してほぼ垂直となっ
ている。
【0013】反転ドメイン13は層法線方向Lに垂直に
直線状に伸びており、このことはドメインが層内方向に
成長することを示している。電圧の上昇に伴い、反転ド
メインは先ずストライプ状凸部のエッジ部分及びその延
長上に現れ(V=V1 )、続いてストライプ状凸部及び
その延長部が反転し(V=V2 )、その後凹部が凸部に
近い方から反転する(V=V3 )。この場合、セル厚が
小さくなって実効的に電界が大きくなることで閾値電圧
が小さくなるストライプパターンの方向と、ドメインが
伸び易い層内方向とが一致しているため、ストライプパ
ターンの長手方向に垂直な方向に伸びるドメインはあま
り出現せず、一次元的なドメインが形成されるのだと考
えられる。また、凹部の中では凸部に近い領域ほど層構
造の乱れが大きく閾値が低いために、凸部に近い方から
反転が起こるのだと考えられる。
直線状に伸びており、このことはドメインが層内方向に
成長することを示している。電圧の上昇に伴い、反転ド
メインは先ずストライプ状凸部のエッジ部分及びその延
長上に現れ(V=V1 )、続いてストライプ状凸部及び
その延長部が反転し(V=V2 )、その後凹部が凸部に
近い方から反転する(V=V3 )。この場合、セル厚が
小さくなって実効的に電界が大きくなることで閾値電圧
が小さくなるストライプパターンの方向と、ドメインが
伸び易い層内方向とが一致しているため、ストライプパ
ターンの長手方向に垂直な方向に伸びるドメインはあま
り出現せず、一次元的なドメインが形成されるのだと考
えられる。また、凹部の中では凸部に近い領域ほど層構
造の乱れが大きく閾値が低いために、凸部に近い方から
反転が起こるのだと考えられる。
【0014】このような形状の制御されたドメインは安
定性に優れており、また、これにより画素間での透過率
のばらつきを非常に小さくすることができる。
定性に優れており、また、これにより画素間での透過率
のばらつきを非常に小さくすることができる。
【0015】本発明において、層法線方向はストライプ
パターンの長手方向にほぼ垂直になるため、凸部による
層構造の乱れが大きく、これを有効に利用することがで
きる。即ち、凸部のピッチや高さを変化させることによ
って層の乱れの程度を変化させることができるため、1
画素中に凸部ピッチや高さの異なる領域を設けること
で、画素内に反転閾値の異なる部分を作ることができ
る。この時、ラビング条件によっては、凹凸修飾の異な
る領域で層法線方向が変化し、1つの画素内で配向規制
方向と層法線方向のなす角度に分布を持たせることがで
き、これにより反転閾値の差を大きくすることも可能で
ある。
パターンの長手方向にほぼ垂直になるため、凸部による
層構造の乱れが大きく、これを有効に利用することがで
きる。即ち、凸部のピッチや高さを変化させることによ
って層の乱れの程度を変化させることができるため、1
画素中に凸部ピッチや高さの異なる領域を設けること
で、画素内に反転閾値の異なる部分を作ることができ
る。この時、ラビング条件によっては、凹凸修飾の異な
る領域で層法線方向が変化し、1つの画素内で配向規制
方向と層法線方向のなす角度に分布を持たせることがで
き、これにより反転閾値の差を大きくすることも可能で
ある。
【0016】図2は、透明薄膜電極の片側に一定高さの
ストライプ状凸部を異なるピッチで付与したセルを同じ
電圧で駆動させた場合の反転ドメイン領域の比較を模式
的に表した図である。ピッチの大きさは(a)<(b)
<(c)の順で大きくなっている。図中21が凸部で初
期状態ではセルは全黒22である。。(a)〜(c)の
セルに対して等しい電圧を印加した後の反転ドメイン2
3の面積は(a)>(b)>(c)となっていた。
ストライプ状凸部を異なるピッチで付与したセルを同じ
電圧で駆動させた場合の反転ドメイン領域の比較を模式
的に表した図である。ピッチの大きさは(a)<(b)
<(c)の順で大きくなっている。図中21が凸部で初
期状態ではセルは全黒22である。。(a)〜(c)の
セルに対して等しい電圧を印加した後の反転ドメイン2
3の面積は(a)>(b)>(c)となっていた。
【0017】図3に印加電圧−透過率特性を示す。点線
A〜Cは図2のセル(a)〜(c)の特性を示してい
る。ここで図4のように1画素内でストライプパターン
の配置密度に分布を持たせれば、画素内で反転閾値の異
なる部分を作り込み、ドメイン位置を制御することがで
きる。また、これによって階調表示特性を示す値γ=飽
和電圧/閾値電圧の値を図3中の実線のように所望の値
とすることができる。
A〜Cは図2のセル(a)〜(c)の特性を示してい
る。ここで図4のように1画素内でストライプパターン
の配置密度に分布を持たせれば、画素内で反転閾値の異
なる部分を作り込み、ドメイン位置を制御することがで
きる。また、これによって階調表示特性を示す値γ=飽
和電圧/閾値電圧の値を図3中の実線のように所望の値
とすることができる。
【0018】ポリイミドやPVA等の配向膜を用いて、
ストライプパターンの長手方向に対して垂直にラビング
を施した場合にも、層法線方向はストライプパターンの
長手方向に垂直となるが、この場合ストライプ状凹凸の
近傍でのラビングの不均一性が大きく、これによる閾値
のずれ等が問題となってしまう。
ストライプパターンの長手方向に対して垂直にラビング
を施した場合にも、層法線方向はストライプパターンの
長手方向に垂直となるが、この場合ストライプ状凹凸の
近傍でのラビングの不均一性が大きく、これによる閾値
のずれ等が問題となってしまう。
【0019】また、カイラルスメクティック相での層法
線方向とストライプパターンの長手方向とのなす角が9
0°±20°の範囲外の場合には、ストライプパターン
の長手方向以外の方向にもドメインが成長し、前述のよ
うな一次元的なドメインを得ることができない。
線方向とストライプパターンの長手方向とのなす角が9
0°±20°の範囲外の場合には、ストライプパターン
の長手方向以外の方向にもドメインが成長し、前述のよ
うな一次元的なドメインを得ることができない。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0021】(実施例1)図5に本実施例の画素パター
ンを示す。図中51の正方形が一つの画素を示す。52
は透明薄膜電極上に設けられた修飾部(ストライプ状凸
部)である。画素サイズは200μm角で、ストライプ
状凸部の幅は5μm、ストライプパターンの間隔は15
μmで上下両方の基板にパターンを形成してある。
ンを示す。図中51の正方形が一つの画素を示す。52
は透明薄膜電極上に設けられた修飾部(ストライプ状凸
部)である。画素サイズは200μm角で、ストライプ
状凸部の幅は5μm、ストライプパターンの間隔は15
μmで上下両方の基板にパターンを形成してある。
【0022】図6に図5中のA−A’のセル断面図を示
す。ガラス基板61、62上にITO63、64(15
00Å)が成膜されており、2度のフォトリソグラフィ
ーの工程により画素パターン、及びストライプパターン
が形成されている。ストライプパターンの段差は約10
00Åである。さらにこの上にアルブミン約200Åを
成膜し、押し込み0.35mm、ローラー回転数100
0回転、ステージ速度40mm/sの条件でストライプ
パターンの長手方向に平行にラビングを施した後にセル
ギャップ1.2μmで貼り合わせられている。その中に
FLC(商品名:CS1014をベースにブレンドした
もの)を注入してある。セルの貼り合わせ方は図9に示
す平行セルである。
す。ガラス基板61、62上にITO63、64(15
00Å)が成膜されており、2度のフォトリソグラフィ
ーの工程により画素パターン、及びストライプパターン
が形成されている。ストライプパターンの段差は約10
00Åである。さらにこの上にアルブミン約200Åを
成膜し、押し込み0.35mm、ローラー回転数100
0回転、ステージ速度40mm/sの条件でストライプ
パターンの長手方向に平行にラビングを施した後にセル
ギャップ1.2μmで貼り合わせられている。その中に
FLC(商品名:CS1014をベースにブレンドした
もの)を注入してある。セルの貼り合わせ方は図9に示
す平行セルである。
【0023】本実施例のセルは良好な配向を示し、振幅
20V、周波数10Hzの両極性矩形パルスを印加して
測定したスメクティック相の層法線方向Lとストライプ
パターンの長手方向とのなす角は約88°であった。こ
のようにして作製したセルの上下電極間に図10に示す
ようなパルス電圧を印加し、光学応答を測定した。本実
施例ではΔt=50μsであった。この場合の反転ドメ
イン形状を観察した結果、図1に模式的に示したよう
に、ストライプパターンの長手方向に延びる一次元的な
ドメインが形成された。このドメインは形状が均一で安
定性に優れていた。
20V、周波数10Hzの両極性矩形パルスを印加して
測定したスメクティック相の層法線方向Lとストライプ
パターンの長手方向とのなす角は約88°であった。こ
のようにして作製したセルの上下電極間に図10に示す
ようなパルス電圧を印加し、光学応答を測定した。本実
施例ではΔt=50μsであった。この場合の反転ドメ
イン形状を観察した結果、図1に模式的に示したよう
に、ストライプパターンの長手方向に延びる一次元的な
ドメインが形成された。このドメインは形状が均一で安
定性に優れていた。
【0024】(実施例2)図7に本実施例の画素パター
ンを示す。71の正方形が一つの画素を示す。72は透
明薄膜電極上に設けられた修飾部(ストライプ状凸部)
である。画素サイズは200μm角で、画素内でストラ
イプのピッチに変化をつけてある。ストライプ状凸部の
幅は2μm、ストライプ状パターンの最も密な部分の間
隔は2μm、最も疎な部分の間隔は16μmで、上下両
方の基板にパターンを形成してある。
ンを示す。71の正方形が一つの画素を示す。72は透
明薄膜電極上に設けられた修飾部(ストライプ状凸部)
である。画素サイズは200μm角で、画素内でストラ
イプのピッチに変化をつけてある。ストライプ状凸部の
幅は2μm、ストライプ状パターンの最も密な部分の間
隔は2μm、最も疎な部分の間隔は16μmで、上下両
方の基板にパターンを形成してある。
【0025】図8に図7中B−B’のセル断面図を示
す。ガラス基板81、82上にITO83、84(15
00Å)が成膜されており、2度のフォトリソグラフィ
ーの工程により画素パターン、及びストライプパターン
が形成されている。ストライプパターンの段差は約10
00Åである。さらにこの上にアルブミン約200Åを
成膜し、実施例1と同じ条件でラビング処理を施した後
に、セルギャップ1.2μmで貼り合わせられている。
用いたFLCも実施例1と同じである。セルの貼り合わ
せ方は図9に示す平行セルである。
す。ガラス基板81、82上にITO83、84(15
00Å)が成膜されており、2度のフォトリソグラフィ
ーの工程により画素パターン、及びストライプパターン
が形成されている。ストライプパターンの段差は約10
00Åである。さらにこの上にアルブミン約200Åを
成膜し、実施例1と同じ条件でラビング処理を施した後
に、セルギャップ1.2μmで貼り合わせられている。
用いたFLCも実施例1と同じである。セルの貼り合わ
せ方は図9に示す平行セルである。
【0026】このセルは良好な配向を示し、振幅20
V、周波数10Hzの両極性矩形パルスを印加して測定
したスメクティック相の層法線方向Lとストライプパタ
ーンの長手方向とのなす角は約88°であった。このよ
うにして作製したセルの上下電極間に図10に示すよう
なパルス電圧を印加し、光学応答を測定した。本実施例
ではΔt=50μs、Vap=12〜30Vであった。こ
の場合の反転ドメイン形状を観察した結果、図2に模式
的に示したように、ピッチの小さい領域では反転閾値電
圧が低く、ピッチの大きい領域では反転閾値電圧が大き
くなっていた。つまり画素内で、異なる修飾ピッチの領
域間でドメイン反転率に差が生じ、画素内に閾値分布を
作り込みことができた。また、各電圧値毎の画素間の透
過率のばらつきは非常に小さかった。このセルにおいて
測定された印加電圧−透過率特性を図11に示す。この
ように、ストライプ状凹凸パターンを形成することによ
ってγ値は大きくなり、階調表示の制御性が向上した。
V、周波数10Hzの両極性矩形パルスを印加して測定
したスメクティック相の層法線方向Lとストライプパタ
ーンの長手方向とのなす角は約88°であった。このよ
うにして作製したセルの上下電極間に図10に示すよう
なパルス電圧を印加し、光学応答を測定した。本実施例
ではΔt=50μs、Vap=12〜30Vであった。こ
の場合の反転ドメイン形状を観察した結果、図2に模式
的に示したように、ピッチの小さい領域では反転閾値電
圧が低く、ピッチの大きい領域では反転閾値電圧が大き
くなっていた。つまり画素内で、異なる修飾ピッチの領
域間でドメイン反転率に差が生じ、画素内に閾値分布を
作り込みことができた。また、各電圧値毎の画素間の透
過率のばらつきは非常に小さかった。このセルにおいて
測定された印加電圧−透過率特性を図11に示す。この
ように、ストライプ状凹凸パターンを形成することによ
ってγ値は大きくなり、階調表示の制御性が向上した。
【0027】(実施例3)実施例2と同様のストライプ
パターンを施した基板とアルブミン配向膜を用いて、セ
ルの貼り合わせ方向を図9に示す反平行セルとした液晶
セルを作製した。ラビング条件、FLC、セルギャップ
も実施例1、2と同じである。このセルは、良好な配向
を示し、カイラルスメクティック相での層法線方向とス
トライプパターンの長手方向とのなす角は約88°であ
った。このセルに対して実施例1、2と同様の光学応答
特性を測定した結果、実施例2と同様の、画素間での透
過率のばらつきが小さく、階調表示の制御性の高い表示
装置が得られた。尚、平行セルよりも反平行セルの方が
大きなγ値を得ることができた。
パターンを施した基板とアルブミン配向膜を用いて、セ
ルの貼り合わせ方向を図9に示す反平行セルとした液晶
セルを作製した。ラビング条件、FLC、セルギャップ
も実施例1、2と同じである。このセルは、良好な配向
を示し、カイラルスメクティック相での層法線方向とス
トライプパターンの長手方向とのなす角は約88°であ
った。このセルに対して実施例1、2と同様の光学応答
特性を測定した結果、実施例2と同様の、画素間での透
過率のばらつきが小さく、階調表示の制御性の高い表示
装置が得られた。尚、平行セルよりも反平行セルの方が
大きなγ値を得ることができた。
【0028】(実施例4)図12に本実施例の画素パタ
ーンを示す。1201の正方形が一つの画素を示す。1
202は透明薄膜電極上に設けられた修飾部(ここでは
ストライプ状凸部)である。画素内に凸部の高さの異な
る4つの領域が設けられている。1201のサイズは2
00μm角、ストライプ状凸部の幅は2μm、凸部と凸
部の間隔は10μm、凸部の高さは2000Å、150
0Å、1000Å、500Åである。
ーンを示す。1201の正方形が一つの画素を示す。1
202は透明薄膜電極上に設けられた修飾部(ここでは
ストライプ状凸部)である。画素内に凸部の高さの異な
る4つの領域が設けられている。1201のサイズは2
00μm角、ストライプ状凸部の幅は2μm、凸部と凸
部の間隔は10μm、凸部の高さは2000Å、150
0Å、1000Å、500Åである。
【0029】図13に図12中のC−C’のセル断面図
を示す。ガラス基板1301、1302上にITO13
03、1304(1500Å)が成膜されており、フォ
トリソグラフィーの工程により画素パターン、及びスト
ライプパターンが形成されている。ストライプパターン
は上下の電極表面に形成されている。この上にポリスチ
レン200Åを成膜し、ラビング処理(押し込み0.4
0mm、ローラー回転数1000回転、ステージ速度5
0mm/s)を施した後、セルギャップ1.2μmで貼
り合わせられている。ラビング方向はストライプパター
ンの長手方向に平行で、セルの貼り合わせ方向は図9に
示す平行方向である。用いたFLCは実施例1で用いた
ものと同一である。
を示す。ガラス基板1301、1302上にITO13
03、1304(1500Å)が成膜されており、フォ
トリソグラフィーの工程により画素パターン、及びスト
ライプパターンが形成されている。ストライプパターン
は上下の電極表面に形成されている。この上にポリスチ
レン200Åを成膜し、ラビング処理(押し込み0.4
0mm、ローラー回転数1000回転、ステージ速度5
0mm/s)を施した後、セルギャップ1.2μmで貼
り合わせられている。ラビング方向はストライプパター
ンの長手方向に平行で、セルの貼り合わせ方向は図9に
示す平行方向である。用いたFLCは実施例1で用いた
ものと同一である。
【0030】本実施例のセルは、良好な配向を示し、カ
イラルスメクティック相での層法線方向とストライプパ
ターンの長手方向とのなす角は約85°であった。
イラルスメクティック相での層法線方向とストライプパ
ターンの長手方向とのなす角は約85°であった。
【0031】このようにして作製したセルの上下電極間
に図10に示すようなパルス電圧を印加し、光学応答を
測定した。本実施例ではΔt=50μs、Vap=10〜
30Vであった。この場合の反転ドメイン形状を観察し
た結果、凸部の高さの高い修飾を施した領域では全体的
に反転閾値電圧が低く、凸部の高さの低い領域では全体
的に反転閾値電圧が大きくなっていた。つまり、画素内
で、凸部高さの異なる領域間でドメイン反転率に差が生
じ、画素内に閾値分布を作り込むことができた。また、
この場合も各電圧値毎の画素間の透過率のばらつきは非
常に小さく、さらにγ値は大きくなり、階調表示の制御
性が向上した。
に図10に示すようなパルス電圧を印加し、光学応答を
測定した。本実施例ではΔt=50μs、Vap=10〜
30Vであった。この場合の反転ドメイン形状を観察し
た結果、凸部の高さの高い修飾を施した領域では全体的
に反転閾値電圧が低く、凸部の高さの低い領域では全体
的に反転閾値電圧が大きくなっていた。つまり、画素内
で、凸部高さの異なる領域間でドメイン反転率に差が生
じ、画素内に閾値分布を作り込むことができた。また、
この場合も各電圧値毎の画素間の透過率のばらつきは非
常に小さく、さらにγ値は大きくなり、階調表示の制御
性が向上した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
素子では反転ドメインの形状と位置とを高度に制御する
ことができるため安定なドメインが得られ、画素間での
中間表示特性のばらつきを非常に小さく抑えることがで
きる。また、γの値を大きくすることができるため中間
調表示特性が良い。しかも高速駆動が可能で1画素の大
きさも大きくする必要がないため、高階調度、高精細デ
ィスプレイを作製することができる。
素子では反転ドメインの形状と位置とを高度に制御する
ことができるため安定なドメインが得られ、画素間での
中間表示特性のばらつきを非常に小さく抑えることがで
きる。また、γの値を大きくすることができるため中間
調表示特性が良い。しかも高速駆動が可能で1画素の大
きさも大きくする必要がないため、高階調度、高精細デ
ィスプレイを作製することができる。
【図1】ストライプ状凹凸パターンを形成した液晶セル
における反転ドメインを模式的に表わした図である。
における反転ドメインを模式的に表わした図である。
【図2】ストライプ状凹凸パターンのピッチを変えた場
合の反転ドメインの比較を表わす図である。
合の反転ドメインの比較を表わす図である。
【図3】本発明の液晶表示素子における印加電圧−透過
率特性を示す図である。
率特性を示す図である。
【図4】1画素内で配置密度に分布を持たストライプ状
凹凸パターンを示す図である。
凹凸パターンを示す図である。
【図5】本発明の実施例1のストライプパターンを示す
図である。
図である。
【図6】図5のA−A’断面図である。
【図7】本発明第2の実施例のストライプパターンを示
す図である。
す図である。
【図8】図7のB−B’断面図である。
【図9】液晶セルの貼り合わせ方向の説明図である。
【図10】液晶セルの駆動印加電圧を示す図である。
【図11】本発明第2の実施例の印加電圧−透過率特性
を示す図である。
を示す図である。
【図12】本発明第4の実施例のストライプパターンを
示す図である。
示す図である。
【図13】図12のC−C’断面図である。
11 画素領域 12 ストライプ状凸部 13 反転ドメイン(白) 14 初期ドメイン(黒) 21 凸部 22 初期ドメイン(黒) 23 反転ドメイン(白) 41 画素領域 42 ストライプ状凸部 51 画素領域 52 ストライプパターン 61、62 ガラス基板 63、64 ITO 65、66 アルブミン 71 画素領域 72 ストライプパターン 81、82 ガラス基板 83、84 ITO 85、86 アルブミン 1201 画素領域 1202 ストライプパターン 1301、1302 ガラス基板 1303、1304 ITO 1305 1306 ポリスチレン
Claims (5)
- 【請求項1】 一対の対向電極と、該対向電極間に挟持
した強誘電性液晶とを有する液晶表示素子において、少
なくとも一方の電極表面にストライプ状の凹凸パターン
を形成し、上記ストライプパターンの長手方向に平行に
ラビング処理を行ない、且つ上記液晶のカイラルスメク
ティック相での層法線方向と上記ストライプパターンの
長手方向とのなす角が90°±20°の範囲内であるこ
とを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】 ラビング方向が上下基板でほぼ平行であ
ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項3】 ラビング方向が上下基板でほぼ反平行で
あることを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項4】 ストライプ状凹凸パターンのピッチが異
なる複数の領域を1画素内に有することを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示素子。 - 【請求項5】 ストライプ状凹凸パターンの高さが異な
る複数の領域を1画素内に有することを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23721693A JPH0772485A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23721693A JPH0772485A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0772485A true JPH0772485A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17012106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23721693A Withdrawn JPH0772485A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772485A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000081625A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-03-21 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶パネル体用基板及びそれを用いた液晶パネル体 |
| US7499138B2 (en) | 2002-08-08 | 2009-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Panel and a liquid crystal display including the panel |
| US7841833B2 (en) | 2006-04-06 | 2010-11-30 | Hitachi, Ltd. | Turbine rotor and turbine blade |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP23721693A patent/JPH0772485A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000081625A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-03-21 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶パネル体用基板及びそれを用いた液晶パネル体 |
| US7499138B2 (en) | 2002-08-08 | 2009-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Panel and a liquid crystal display including the panel |
| US7841833B2 (en) | 2006-04-06 | 2010-11-30 | Hitachi, Ltd. | Turbine rotor and turbine blade |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |