JPH0772528B2 - イグナイター - Google Patents
イグナイターInfo
- Publication number
- JPH0772528B2 JPH0772528B2 JP61213989A JP21398986A JPH0772528B2 JP H0772528 B2 JPH0772528 B2 JP H0772528B2 JP 61213989 A JP61213989 A JP 61213989A JP 21398986 A JP21398986 A JP 21398986A JP H0772528 B2 JPH0772528 B2 JP H0772528B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- igniter
- chip
- aln
- substrate
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は自動車のイグナイターの放熱板として用いて好
適なAlN焼結体に関し、更に詳しくは、回路形成したSi
チップをそれ自体の上に直接搭載することができる特性
を備えたイグナイター用AlN焼結体を用いたイグナイタ
ーに関する。
適なAlN焼結体に関し、更に詳しくは、回路形成したSi
チップをそれ自体の上に直接搭載することができる特性
を備えたイグナイター用AlN焼結体を用いたイグナイタ
ーに関する。
(従来の技術) 自動車のイグナイターは、例えばAl製のケースの中に電
気絶縁性のAl2O3基板を接着剤樹脂で接着し、その上に
熱伝導性に優れたCu,Moなどから成る所定厚みの金属層
を接合し、更にこの金属層の上に所定の回路を形成した
Siチップを搭載して構成されている。
気絶縁性のAl2O3基板を接着剤樹脂で接着し、その上に
熱伝導性に優れたCu,Moなどから成る所定厚みの金属層
を接合し、更にこの金属層の上に所定の回路を形成した
Siチップを搭載して構成されている。
ここで中間の金属層はSiチップで発生した熱量を放熱す
る機能を有する。
る機能を有する。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来構造のイグナイターの場合、Al2O3基板
は熱伝導率が小さいためSiチップから発生する熱量の放
熱性が悪い。したがって、全体の放熱性を高めるため
に、Al2O3基板とSiチップとの間には前述したような金
属層を介在せしめることが必要になる。しかしながら、
Siの熱膨張係数は約3.5×10-6/Kであり、Cuは約17×10
-6/K,Moは約5.5×10-6/Kであるため、Siチップの発熱時
にこれら金属層との間で熱応力が発生して時としてSiチ
ップが剥離することがある。
は熱伝導率が小さいためSiチップから発生する熱量の放
熱性が悪い。したがって、全体の放熱性を高めるため
に、Al2O3基板とSiチップとの間には前述したような金
属層を介在せしめることが必要になる。しかしながら、
Siの熱膨張係数は約3.5×10-6/Kであり、Cuは約17×10
-6/K,Moは約5.5×10-6/Kであるため、Siチップの発熱時
にこれら金属層との間で熱応力が発生して時としてSiチ
ップが剥離することがある。
また、製造の立場からいえば、Al2O3基板に金属層を接
合してはじめてSiチップの搭載が可能になるので、従来
構造のイグナイターにあっては、このAl2O3基板と金属
層とを複合体化して電気絶縁性と放熱性を併有せしめる
ことが前提となる。仮に、この2つの特性を兼備し、し
かもSiと熱膨張係数が近似する材質で基板を構成すれ
ば、金属層の接合は不要となり、この基板の上に直接Si
チップを搭載することが可能となる。
合してはじめてSiチップの搭載が可能になるので、従来
構造のイグナイターにあっては、このAl2O3基板と金属
層とを複合体化して電気絶縁性と放熱性を併有せしめる
ことが前提となる。仮に、この2つの特性を兼備し、し
かもSiと熱膨張係数が近似する材質で基板を構成すれ
ば、金属層の接合は不要となり、この基板の上に直接Si
チップを搭載することが可能となる。
このようなことから、本願発明者らは、Al2O3基板に代
えてAlNを基板とするイグナイターを検討し始めてい
る。これはAlNが電気絶縁性を有すると同時に熱伝導率
も大きく放熱性に富み、しかもその熱膨張率が4×10-6
〜5×10-6/KであってSiのそれに比較的近似しているか
らである。
えてAlNを基板とするイグナイターを検討し始めてい
る。これはAlNが電気絶縁性を有すると同時に熱伝導率
も大きく放熱性に富み、しかもその熱膨張率が4×10-6
〜5×10-6/KであってSiのそれに比較的近似しているか
らである。
ところで、AlNの焼結板をイグナイターの放熱板として
組込む際には、その放熱板の広さ,厚みなどの形状に関
する設計基準は、用いるAlNの上に列記したような特性
によって大きく規定される。
組込む際には、その放熱板の広さ,厚みなどの形状に関
する設計基準は、用いるAlNの上に列記したような特性
によって大きく規定される。
しかしながら現在までのところ、イグナイターの放熱板
としてAlNを用いる場合の適正なAlNの特性に関する報告
はなされていない。
としてAlNを用いる場合の適正なAlNの特性に関する報告
はなされていない。
本発明は、イグナイターの放熱板としての適正な特性を
具備し、それ自体の上に直接Siチップを搭載することが
できるAlN焼結体を用いたイグナイターの提供を目的と
する。
具備し、それ自体の上に直接Siチップを搭載することが
できるAlN焼結体を用いたイグナイターの提供を目的と
する。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、Siチップを直接セラミックス基板に搭載
する際にこのセラミックス焼結板に要求される特性に関
して種々の検討を加えたところ、後述するような特性を
具備するAlN焼結板は好適であるとの事実を見出し、本
発明を開発するに到った。
する際にこのセラミックス焼結板に要求される特性に関
して種々の検討を加えたところ、後述するような特性を
具備するAlN焼結板は好適であるとの事実を見出し、本
発明を開発するに到った。
すなわち、本発明のAlN焼結体は、熱容量(C:J/K)と熱
伝導率(K:W/m・K)との積が1.5J2/s・m・K2・K以上
の値を有し、かつ熱膨張係数(α)1.5×10-6/K〜5.5×
10-6/Kであることを特徴とする。
伝導率(K:W/m・K)との積が1.5J2/s・m・K2・K以上
の値を有し、かつ熱膨張係数(α)1.5×10-6/K〜5.5×
10-6/Kであることを特徴とする。
これらの特性のうち、C×Kの値は、イグナイター用基
板として組込まれたときそのAlN基板の放熱性の良否を
規定するパラメータである。この値が1.5J2/s・m・K2
・Kより小さい場合は、Siチップで発生した熱量が速や
かに放散されずに蓄積され、その結果、回路の断線等の
事故が多発しはじめる。
板として組込まれたときそのAlN基板の放熱性の良否を
規定するパラメータである。この値が1.5J2/s・m・K2
・Kより小さい場合は、Siチップで発生した熱量が速や
かに放散されずに蓄積され、その結果、回路の断線等の
事故が多発しはじめる。
また、イグナイターとしては電気比抵抗(ρ)が大きけ
れば大きい程電気絶縁性という点では有効であるが、イ
グナイターの放熱板としては0.5×1014Ω・cm以上、好
ましくは1×1014Ω・cm以上であればよい。
れば大きい程電気絶縁性という点では有効であるが、イ
グナイターの放熱板としては0.5×1014Ω・cm以上、好
ましくは1×1014Ω・cm以上であればよい。
αは、可能な限りSiのα値に近似していることが好まし
いが、1.5×10-6/K〜5.5×10-6/Kに設定する。αが1.5
×10-6/Kより小さいセラミックスはその製造が工業的に
は事実上不可能であり、また5.5×10-6/Kより大きいセ
ラミックスは、搭載されるSiチップとのα差が大きくな
りすぎて熱応力による剥離現象などが生ずる。
いが、1.5×10-6/K〜5.5×10-6/Kに設定する。αが1.5
×10-6/Kより小さいセラミックスはその製造が工業的に
は事実上不可能であり、また5.5×10-6/Kより大きいセ
ラミックスは、搭載されるSiチップとのα差が大きくな
りすぎて熱応力による剥離現象などが生ずる。
このような特性のいずれも備えるAlN焼結体は、一般に
行なわれている方法で製造することができる。
行なわれている方法で製造することができる。
しかしその際に、原料粉の種類及び純度,粒径;焼結助
剤の種類,純度,粒径;焼結助剤の混合割合;グリーン
成形体の成形方法,成形条件(圧,温度など);焼結時
の温度,時間,雰囲気などの焼結条件;のような製造工
程における各条件を適宜に変化させかつ組合せることが
必要である。
剤の種類,純度,粒径;焼結助剤の混合割合;グリーン
成形体の成形方法,成形条件(圧,温度など);焼結時
の温度,時間,雰囲気などの焼結条件;のような製造工
程における各条件を適宜に変化させかつ組合せることが
必要である。
例えば、平均粒径が1.5μmで、O2不純物が2重量%以
下のAlN粉末に、1.0μm以下のY2O3粉を3〜5重量%添
加し、充分混合する。その後、バインダーを加え、スラ
リー化し、ドクターブレードにてシート成形する。脱脂
後、N2雰囲気中にて、例えば、1800℃で2時間焼成する
ように各条件を設定することが好ましい。
下のAlN粉末に、1.0μm以下のY2O3粉を3〜5重量%添
加し、充分混合する。その後、バインダーを加え、スラ
リー化し、ドクターブレードにてシート成形する。脱脂
後、N2雰囲気中にて、例えば、1800℃で2時間焼成する
ように各条件を設定することが好ましい。
このようなAlN焼結体を放熱性に優れた基板として適用
することによりSiチップを直接搭載したイグナイターを
提供できる。
することによりSiチップを直接搭載したイグナイターを
提供できる。
(発明の実施例) 実施例1 酸素含有量1〜2重量%,平均粒径1.5μmのAlN粉97重
量部と純度99.99%,平均粒径0.8μmのY2O3粉3重量部
とをボールミルに入れ充分に混合・粉砕した。
量部と純度99.99%,平均粒径0.8μmのY2O3粉3重量部
とをボールミルに入れ充分に混合・粉砕した。
得られた混合粉にバインダーとしてアクリル系樹脂を12
重量部添加して混合したのち、これを平均粒径50μmに
整粒し得られた顆粒を金型に充填して、室温下、1000kg
/cm2の圧で成形した。
重量部添加して混合したのち、これを平均粒径50μmに
整粒し得られた顆粒を金型に充填して、室温下、1000kg
/cm2の圧で成形した。
得られた成形体を700℃で脱脂してバインダーを熱分解
除去し、ついでこれを窒素雰囲気炉にいれて、1800℃ま
では150℃/hrの昇温速度で加熱し、1800℃で2時間保持
・焼結したのち300℃/hrで降温して冷却した。
除去し、ついでこれを窒素雰囲気炉にいれて、1800℃ま
では150℃/hrの昇温速度で加熱し、1800℃で2時間保持
・焼結したのち300℃/hrで降温して冷却した。
得られた焼結体の各特性を測定しそれを表に示した。ま
た、この焼結体から縦14mm横10mm厚み0.635〜3.0mmの基
板を50枚切出し加工し、これら基板を放熱板としてその
上に直接Siチップをはんだ付けして常法により組込んで
イグナイターを製作した。
た、この焼結体から縦14mm横10mm厚み0.635〜3.0mmの基
板を50枚切出し加工し、これら基板を放熱板としてその
上に直接Siチップをはんだ付けして常法により組込んで
イグナイターを製作した。
これらイグナイター中のパワートランジスタをVCB=30
V,IE=1.5Aの条件で作動させ、Siチップ上の温度上昇
(mV)(IM=20mA,SD=100μs)を測定した。その結果
を表に示した。
V,IE=1.5Aの条件で作動させ、Siチップ上の温度上昇
(mV)(IM=20mA,SD=100μs)を測定した。その結果
を表に示した。
実施例2,比較例1〜7 比較のため、実施例1と同一形状のSi3N4及びAl2O3基板
を用意し、それぞれ厚み1.5mmのMo層を介してSiチップ
を搭載し従来構造のイグナイターを製作した。その作動
時における測定結果も表に併記した。
を用意し、それぞれ厚み1.5mmのMo層を介してSiチップ
を搭載し従来構造のイグナイターを製作した。その作動
時における測定結果も表に併記した。
製造時の条件を様々に変えて各種特性のAlN焼結体を製
造した。これら焼結体を用いて実施例1と同様にイグナ
イターを組立て、その性能を測定した。結果を一括して
表にした。
造した。これら焼結体を用いて実施例1と同様にイグナ
イターを組立て、その性能を測定した。結果を一括して
表にした。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、上記した特性を全て満足
するAlN基板はいずれも放熱性が良好であり、イグナイ
ターの放熱板として適正である。
するAlN基板はいずれも放熱性が良好であり、イグナイ
ターの放熱板として適正である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 英樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜金属工場内 (56)参考文献 特開 昭56−66086(JP,A) 特開 昭53−102310(JP,A) 特開 昭60−178688(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】熱容量と熱伝導率との積が1.5J2/s・m・K
2以上の値を有し、かつ熱膨脹係数が1.5×10-6/K〜5.5
×10-6/KであるAlN基板上にSiチップを直接搭載したこ
とを特徴とするイグナイター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61213989A JPH0772528B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | イグナイター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61213989A JPH0772528B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | イグナイター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6370546A JPS6370546A (ja) | 1988-03-30 |
| JPH0772528B2 true JPH0772528B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=16648410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61213989A Expired - Lifetime JPH0772528B2 (ja) | 1986-09-12 | 1986-09-12 | イグナイター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772528B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2765885B2 (ja) * | 1988-11-14 | 1998-06-18 | 新光電気工業株式会社 | 窒化アルミニウム回路基板及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-09-12 JP JP61213989A patent/JPH0772528B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6370546A (ja) | 1988-03-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |