JPH0774032A - 高電圧機器 - Google Patents
高電圧機器Info
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- JPH0774032A JPH0774032A JP5217779A JP21777993A JPH0774032A JP H0774032 A JPH0774032 A JP H0774032A JP 5217779 A JP5217779 A JP 5217779A JP 21777993 A JP21777993 A JP 21777993A JP H0774032 A JPH0774032 A JP H0774032A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁信頼性及び作業効率が向上され、機械的
強度の優れた高電圧機器を提供することである。 【構成】 鉄心28の周囲に導体24を巻回してなる低
圧巻線25aとその外周に絶縁バリア29を介して高圧
巻線25bを設ける。絶縁バリア29の上下の端部にL
字形バリア31を配置する。L字形バリア31の外周面
全体に、L字形バリア31と絶縁バリア29との間に形
成されるくさび状のギャップ34を含めて完全にその表
面を覆うフォーム材料層1を装着する。フォーム材料層
1は、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易となる連続性気泡
のエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発泡体等、あるい
は独立性気泡のシリコン系発泡体等により構成する。
強度の優れた高電圧機器を提供することである。 【構成】 鉄心28の周囲に導体24を巻回してなる低
圧巻線25aとその外周に絶縁バリア29を介して高圧
巻線25bを設ける。絶縁バリア29の上下の端部にL
字形バリア31を配置する。L字形バリア31の外周面
全体に、L字形バリア31と絶縁バリア29との間に形
成されるくさび状のギャップ34を含めて完全にその表
面を覆うフォーム材料層1を装着する。フォーム材料層
1は、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易となる連続性気泡
のエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発泡体等、あるい
は独立性気泡のシリコン系発泡体等により構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器その他の高電圧
機器に関する。
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス絶縁開閉装置、管路気中送
電装置、及び変圧器は高電圧機器として使用されてい
る。高電圧機器においては、高電圧導体を接地物に対し
て絶縁状態で支持するために、各種の絶縁物が使用され
ている。ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置では、接
地された金属容器内に高電圧導体を絶縁支持して収納す
るために、絶縁スペーサが数多く使用されている。この
絶縁スペーサは、例えば、特公昭54−44106号公
報及び特開平55−155512号公報に示すように、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂性樹脂からなる絶縁スペ
ーサ本体で高電圧導体を支持し、また、この絶縁スペー
サのフランジ部を隣接する2つの金属容器のフランジ部
と締め付け固定するように構成されている。
電装置、及び変圧器は高電圧機器として使用されてい
る。高電圧機器においては、高電圧導体を接地物に対し
て絶縁状態で支持するために、各種の絶縁物が使用され
ている。ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置では、接
地された金属容器内に高電圧導体を絶縁支持して収納す
るために、絶縁スペーサが数多く使用されている。この
絶縁スペーサは、例えば、特公昭54−44106号公
報及び特開平55−155512号公報に示すように、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂性樹脂からなる絶縁スペ
ーサ本体で高電圧導体を支持し、また、この絶縁スペー
サのフランジ部を隣接する2つの金属容器のフランジ部
と締め付け固定するように構成されている。
【0003】一方、変圧器は、接地された金属容器内
に、変圧器中身と共に絶縁性ガスや絶縁油などの絶縁性
を有する気体や液体による絶縁媒体を封入して構成され
ている。この場合、変圧器中身として、金属シートと絶
縁シートを重ねて巻回してなる箔状巻線を使用する箔巻
変圧器や、絶縁被覆を施した導体を巻回してなる巻線を
使用するタイプのものなどがある。
に、変圧器中身と共に絶縁性ガスや絶縁油などの絶縁性
を有する気体や液体による絶縁媒体を封入して構成され
ている。この場合、変圧器中身として、金属シートと絶
縁シートを重ねて巻回してなる箔状巻線を使用する箔巻
変圧器や、絶縁被覆を施した導体を巻回してなる巻線を
使用するタイプのものなどがある。
【0004】このような変圧器の一例として、図4乃至
図6に、導体を巻回してなるワイヤ巻線を使用するタイ
プを示す。この場合、図4は巻線の構成を示す断面図、
図5は図4の巻線の構成を詳細に示す拡大断面図であ
る。また、図6は図4の巻線を鉄心の周囲に配置した状
態を示す模式的断面図であり、図面の簡略化の観点から
スペーサを省略して示している。まず、図4に示すよう
に、図示していない鉄心の周囲に配置された基礎絶縁筒
21の外周側には、その軸方向に沿ってダクト用のレー
ル22が固定されている。レール22の周囲には、図5
に示すように、絶縁紙や絶縁フィルムあるいは絶縁被膜
などの被覆絶縁物23により被覆された導体24が、強
固な締め付け力によって巻回され、巻線25が構成され
ている。この巻線25は、複数の巻回層から構成され、
各巻回層の間には一定の厚みを有するスペーサ26が挿
入されており、このスペーサ26の内周側端部(図中左
側端部)は、レール22の溝に係合されている。すなわ
ち、巻線25を構成する導体24は、スペーサ26によ
って区分され、各巻回層毎のセクション27を形成して
おり、各セクョン27間の間隔は、スペーサ26の厚み
によって一定に保持されている。
図6に、導体を巻回してなるワイヤ巻線を使用するタイ
プを示す。この場合、図4は巻線の構成を示す断面図、
図5は図4の巻線の構成を詳細に示す拡大断面図であ
る。また、図6は図4の巻線を鉄心の周囲に配置した状
態を示す模式的断面図であり、図面の簡略化の観点から
スペーサを省略して示している。まず、図4に示すよう
に、図示していない鉄心の周囲に配置された基礎絶縁筒
21の外周側には、その軸方向に沿ってダクト用のレー
ル22が固定されている。レール22の周囲には、図5
に示すように、絶縁紙や絶縁フィルムあるいは絶縁被膜
などの被覆絶縁物23により被覆された導体24が、強
固な締め付け力によって巻回され、巻線25が構成され
ている。この巻線25は、複数の巻回層から構成され、
各巻回層の間には一定の厚みを有するスペーサ26が挿
入されており、このスペーサ26の内周側端部(図中左
側端部)は、レール22の溝に係合されている。すなわ
ち、巻線25を構成する導体24は、スペーサ26によ
って区分され、各巻回層毎のセクション27を形成して
おり、各セクョン27間の間隔は、スペーサ26の厚み
によって一定に保持されている。
【0005】そして、このような構成を有する巻線25
が、図6に示すように、低圧巻線25a及び高圧巻線2
5bとして使用され、図示していない容器内に収納され
て、SF6 ガスなどの絶縁性ガスまたは絶縁油などの絶
縁媒体が封入されている。すなわち、低圧巻線25aは
鉄心28の周囲に配置され、この低圧巻線25aの外周
に、絶縁バリア29を介して高圧巻線25bが配置され
ている。また、このような巻線構造において、高圧巻線
25bに高電圧が印加されると、鉄心ヨーク28aと対
向する巻線の上下端部に電界が集中するため、その部分
に電界緩和用静電シールド30が取り付けられていると
共に、高圧巻線25bの内周面から静電シールド30の
上下端面に至る部分を覆うように、1個乃至複数個のプ
レスボート製L字形バリア31が配置され、絶縁バリア
29の上下の端部に取り付けられている。この場合、高
圧巻線25bは、このL字形バリア31を介して図示し
ていない支持絶縁物により上下から締め付け固定される
ことになる。さらにまた、高圧巻線25bの各セクショ
ン27における導体24角部からの放電を阻止する目的
で、高圧巻線25bの各セクション27における導体2
4角部にプレスボード成型物や絶縁物を重ねて加工した
絶縁物32が密着状態で取り付けられる場合もある。
が、図6に示すように、低圧巻線25a及び高圧巻線2
5bとして使用され、図示していない容器内に収納され
て、SF6 ガスなどの絶縁性ガスまたは絶縁油などの絶
縁媒体が封入されている。すなわち、低圧巻線25aは
鉄心28の周囲に配置され、この低圧巻線25aの外周
に、絶縁バリア29を介して高圧巻線25bが配置され
ている。また、このような巻線構造において、高圧巻線
25bに高電圧が印加されると、鉄心ヨーク28aと対
向する巻線の上下端部に電界が集中するため、その部分
に電界緩和用静電シールド30が取り付けられていると
共に、高圧巻線25bの内周面から静電シールド30の
上下端面に至る部分を覆うように、1個乃至複数個のプ
レスボート製L字形バリア31が配置され、絶縁バリア
29の上下の端部に取り付けられている。この場合、高
圧巻線25bは、このL字形バリア31を介して図示し
ていない支持絶縁物により上下から締め付け固定される
ことになる。さらにまた、高圧巻線25bの各セクショ
ン27における導体24角部からの放電を阻止する目的
で、高圧巻線25bの各セクション27における導体2
4角部にプレスボード成型物や絶縁物を重ねて加工した
絶縁物32が密着状態で取り付けられる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような図4乃至図5の変圧器においては、導体部分と絶
縁物との間に微小なギャップを生じ、このギャップ部分
に電界が集中してして絶縁上の弱点となる問題がある。
ような図4乃至図5の変圧器においては、導体部分と絶
縁物との間に微小なギャップを生じ、このギャップ部分
に電界が集中してして絶縁上の弱点となる問題がある。
【0007】また、前記の変圧器では、図5の拡大図に
示すように、レール22と導体24の被覆絶縁物23及
びスペーサ26との間、あるいは、被覆絶縁物23とス
ペーサ26との間に、ギャップ長が連続的に変化するよ
うなくさび状のギャップ33が生じる。したがって、特
に、絶縁媒体が絶縁性ガスである場合には、絶縁性ガス
と固体絶縁物の誘電率の格差により、ギャップ33部分
に電界が集中し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の
弱点となってしまう。
示すように、レール22と導体24の被覆絶縁物23及
びスペーサ26との間、あるいは、被覆絶縁物23とス
ペーサ26との間に、ギャップ長が連続的に変化するよ
うなくさび状のギャップ33が生じる。したがって、特
に、絶縁媒体が絶縁性ガスである場合には、絶縁性ガス
と固体絶縁物の誘電率の格差により、ギャップ33部分
に電界が集中し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の
弱点となってしまう。
【0008】さらに、前記の変圧器では、電圧が高くな
るほど、巻線25a,25b間の絶縁距離Sを大きくす
る必要があるが、実際には、輸送制限から要求される条
件によって、極力縮小化されることになる。そのため、
巻線25a,25b間に加わる電圧により、L字形バリ
ア31に電界が集中し、過大なストレスが加わる。特に
L字形バリア31は、高圧巻線25bの端部を覆うと共
に、自らの電界を極力抑制する目的で、大きな曲率を有
する断面円弧状に形成されているため、このL字形バリ
ア31と絶縁バリア29との間には、ギャップ長が連続
的に変化するようなくさび状のギャップ34が、L字形
バリア31の外周面全体にわたって形成される。したが
って、前述のギャップ33部分と同様に、特に絶縁媒体
が絶縁性ガスである場合には、絶縁性ガスと固体絶縁物
の誘電率の格差により、ギャップ34部分に電界が集中
し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の弱点となって
しまう。
るほど、巻線25a,25b間の絶縁距離Sを大きくす
る必要があるが、実際には、輸送制限から要求される条
件によって、極力縮小化されることになる。そのため、
巻線25a,25b間に加わる電圧により、L字形バリ
ア31に電界が集中し、過大なストレスが加わる。特に
L字形バリア31は、高圧巻線25bの端部を覆うと共
に、自らの電界を極力抑制する目的で、大きな曲率を有
する断面円弧状に形成されているため、このL字形バリ
ア31と絶縁バリア29との間には、ギャップ長が連続
的に変化するようなくさび状のギャップ34が、L字形
バリア31の外周面全体にわたって形成される。したが
って、前述のギャップ33部分と同様に、特に絶縁媒体
が絶縁性ガスである場合には、絶縁性ガスと固体絶縁物
の誘電率の格差により、ギャップ34部分に電界が集中
し、ガスの絶縁破壊電界を越え、絶縁上の弱点となって
しまう。
【0009】このように、図4乃至図6の変圧器におい
ては、巻線25a,25b及びその支持部分の各部にお
いて、くさび状のギャップ33,34が生じ、その部分
に電界が集中し、絶縁上の弱点となる。そのため、セク
ション27間の距離などの巻線各部の絶縁距離を大きく
取る必要が生じ、機器の大型化を招くことになる。
ては、巻線25a,25b及びその支持部分の各部にお
いて、くさび状のギャップ33,34が生じ、その部分
に電界が集中し、絶縁上の弱点となる。そのため、セク
ション27間の距離などの巻線各部の絶縁距離を大きく
取る必要が生じ、機器の大型化を招くことになる。
【0010】さらに、図6に示すように、高圧巻線25
bの各セクション27における導体24角部にプレスボ
ード成型物や絶縁物を重ねて加工した絶縁物32を密着
状態で取り付けようとしても、実際には、絶縁物32が
導体24角部に十分に密着しない場合があり、このよう
な場合には、高圧巻線25bにガタが生じたり間隙が形
成されて絶縁効果が損なわれる可能性がある。その上、
このような成型加工による絶縁物は、製作工数が非常に
多く、高価であり、機器全体に製作コストを上昇させる
一因となる。
bの各セクション27における導体24角部にプレスボ
ード成型物や絶縁物を重ねて加工した絶縁物32を密着
状態で取り付けようとしても、実際には、絶縁物32が
導体24角部に十分に密着しない場合があり、このよう
な場合には、高圧巻線25bにガタが生じたり間隙が形
成されて絶縁効果が損なわれる可能性がある。その上、
このような成型加工による絶縁物は、製作工数が非常に
多く、高価であり、機器全体に製作コストを上昇させる
一因となる。
【0011】なお、以上のような問題点は、絶縁媒体と
して絶縁性ガスを使用したガス絶縁変圧器に限らず、絶
縁媒体として絶縁油を使用した油入変圧器においても同
様に存在している。すなわち、油入変圧器においては、
やはり、巻線の各部に同様のくさび状ギャップや微小ギ
ャップが形成されることにより、同様に電界集中が生
じ、絶縁信頼性の低下が生じる。この場合、油入変圧器
においては、絶縁媒体が油であることから、固体絶縁物
との誘電率との差が、ガス絶縁変圧器に比べて小さいた
め、くさび状ギャップ部への電界集中はガス絶縁変圧器
ほど顕著ではないものの、電界集中による絶縁信頼性の
低下の問題は同様に存在している。
して絶縁性ガスを使用したガス絶縁変圧器に限らず、絶
縁媒体として絶縁油を使用した油入変圧器においても同
様に存在している。すなわち、油入変圧器においては、
やはり、巻線の各部に同様のくさび状ギャップや微小ギ
ャップが形成されることにより、同様に電界集中が生
じ、絶縁信頼性の低下が生じる。この場合、油入変圧器
においては、絶縁媒体が油であることから、固体絶縁物
との誘電率との差が、ガス絶縁変圧器に比べて小さいた
め、くさび状ギャップ部への電界集中はガス絶縁変圧器
ほど顕著ではないものの、電界集中による絶縁信頼性の
低下の問題は同様に存在している。
【0012】また、以上のような問題は、ガス絶縁変圧
器、油入変圧器などの変圧器に限らず、前述したような
ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置においても、その
絶縁スペーサによる高電圧導体の支持部分において、同
様なくさび状ギャップや微小なギャップが形成され、同
様に電界集中に伴なう絶縁信頼性の低下を生じている。
すなわち、これらの機器を含む高電圧機器一般において
は、概して、高電圧導体を絶縁支持するために、支持絶
縁物が使用されており、同様の問題を生じている。
器、油入変圧器などの変圧器に限らず、前述したような
ガス絶縁開閉装置や管路気中送電装置においても、その
絶縁スペーサによる高電圧導体の支持部分において、同
様なくさび状ギャップや微小なギャップが形成され、同
様に電界集中に伴なう絶縁信頼性の低下を生じている。
すなわち、これらの機器を含む高電圧機器一般において
は、概して、高電圧導体を絶縁支持するために、支持絶
縁物が使用されており、同様の問題を生じている。
【0013】さらに、支持絶縁物や導体の被覆絶縁物
は、高電圧機器の長期運転に伴ない、乾燥や枯れにより
収縮するため、運転時や輸送時において導体支持部分の
ずれや緩みが生じ、このことが、機械的強度の低下や振
動・騒音の原因となる問題もある。
は、高電圧機器の長期運転に伴ない、乾燥や枯れにより
収縮するため、運転時や輸送時において導体支持部分の
ずれや緩みが生じ、このことが、機械的強度の低下や振
動・騒音の原因となる問題もある。
【0014】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたもので、その目的は、絶縁信
頼性及び作業効率が向上され、機械的強度の優れた高電
圧機器を提供することである。
解決するために提案されたもので、その目的は、絶縁信
頼性及び作業効率が向上され、機械的強度の優れた高電
圧機器を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の高電圧機器では、気体あるいは液体
の絶縁媒体を機器本体内に封入してなる高電圧機器にお
いて、前記機器本体内の所定部に、前記絶縁媒体の透過
性を有する固体絶縁材料からなるフォーム材料層が設け
られていることを特徴とする。
に、請求項1記載の高電圧機器では、気体あるいは液体
の絶縁媒体を機器本体内に封入してなる高電圧機器にお
いて、前記機器本体内の所定部に、前記絶縁媒体の透過
性を有する固体絶縁材料からなるフォーム材料層が設け
られていることを特徴とする。
【0016】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の機器本体内に導体と固体絶縁物が設けられ、前記
導体と固体絶縁物間または固体絶縁物間の一部または全
部に、前記フォーム材料層が設けられていることを特徴
とする。
記載の機器本体内に導体と固体絶縁物が設けられ、前記
導体と固体絶縁物間または固体絶縁物間の一部または全
部に、前記フォーム材料層が設けられていることを特徴
とする。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
フォーム材料層が、独立性気泡または連続性気泡からな
る発泡体により構成されていることを特徴とする。
フォーム材料層が、独立性気泡または連続性気泡からな
る発泡体により構成されていることを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
フォーム材料層が、予め成型されて設けられていること
を特徴とする。
フォーム材料層が、予め成型されて設けられていること
を特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
フォーム材料層が、固体絶縁材料を塗布または充填によ
り発泡させて設けられていることを特徴とする。
フォーム材料層が、固体絶縁材料を塗布または充填によ
り発泡させて設けられていることを特徴とする。
【0020】
【作用】以上のように構成される本発明の高電圧機器で
は、機器本体内の導体と固体絶縁物間または固体絶縁物
間に生じるくさび状や微小なギャップを、フォーム材料
層により埋めることができる。したがって、各部での電
界集中をほとんどない状態にすることができ、絶縁信頼
性が向上する。
は、機器本体内の導体と固体絶縁物間または固体絶縁物
間に生じるくさび状や微小なギャップを、フォーム材料
層により埋めることができる。したがって、各部での電
界集中をほとんどない状態にすることができ、絶縁信頼
性が向上する。
【0021】また、フォーム材料層の圧縮力と弾性によ
り、導体と固体絶縁物との間のズレを吸収でき、導体を
強固に固定できる。これは、運転時や輸送時において、
ズレや緩みを生じることがなくなり、十分な機械的強度
を維持でき、振動や騒音の問題を生じない。
り、導体と固体絶縁物との間のズレを吸収でき、導体を
強固に固定できる。これは、運転時や輸送時において、
ズレや緩みを生じることがなくなり、十分な機械的強度
を維持でき、振動や騒音の問題を生じない。
【0022】さらに、フォーム材料層が、その気泡間の
連通性と絶縁媒体の透過性とにより、絶縁性の気体また
は液体の絶縁媒体がフォーム材料層に浸透し、容易に気
泡内部に充填される。これにより、長期運転に伴うフォ
ーム材料層の乾燥や枯れが起こらず、絶縁耐力が向上さ
れると共に、機械的変形が防止される。さらに、気泡内
の空気が完全に絶縁媒体と置換されるため、誘電率の格
差が生じず、電界が集中することがなく、絶縁信頼性が
大幅に向上される。
連通性と絶縁媒体の透過性とにより、絶縁性の気体また
は液体の絶縁媒体がフォーム材料層に浸透し、容易に気
泡内部に充填される。これにより、長期運転に伴うフォ
ーム材料層の乾燥や枯れが起こらず、絶縁耐力が向上さ
れると共に、機械的変形が防止される。さらに、気泡内
の空気が完全に絶縁媒体と置換されるため、誘電率の格
差が生じず、電界が集中することがなく、絶縁信頼性が
大幅に向上される。
【0023】
【実施例】以下、本発明による高電圧機器の一実施例
を、図面に基づき説明する。なお、従来技術と同一機能
を有する部材については、同一の符号を付し説明は省略
する。
を、図面に基づき説明する。なお、従来技術と同一機能
を有する部材については、同一の符号を付し説明は省略
する。
【0024】(1)第1実施例 … 図1 本実施例では、高電圧機器の一例として、前記図4乃至
図6に示した変圧器に、本発明を適用したものである。
図6に示した変圧器に、本発明を適用したものである。
【0025】本実施例においては、図1に示すように、
L字形バリア31の外周面全体に、L字形バリア31と
絶縁バリア29との間に形成されるくさび状のギャップ
34を含めて完全にその表面を覆う形状にフォーム材料
層1が成型され、装着されている。このフォーム材料層
1を構成するフォーム材料は、例えば、気泡間の連通し
た連続性気泡で、その気泡内に絶縁媒体の浸透が容易と
なるエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発泡体等の発泡
体、あるいは、独立性気泡で且つ気泡間の連通性が優れ
材料自体に透過性を有し、気泡内に絶縁媒体の浸透が容
易となるシリコン系発泡体等の発泡体により構成されて
いる。
L字形バリア31の外周面全体に、L字形バリア31と
絶縁バリア29との間に形成されるくさび状のギャップ
34を含めて完全にその表面を覆う形状にフォーム材料
層1が成型され、装着されている。このフォーム材料層
1を構成するフォーム材料は、例えば、気泡間の連通し
た連続性気泡で、その気泡内に絶縁媒体の浸透が容易と
なるエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発泡体等の発泡
体、あるいは、独立性気泡で且つ気泡間の連通性が優れ
材料自体に透過性を有し、気泡内に絶縁媒体の浸透が容
易となるシリコン系発泡体等の発泡体により構成されて
いる。
【0026】以上の様に構成される本実施例の作用効果
は、以下のようになる。すなわち、絶縁バリア29とL
字形バリア31との間にフォーム材料層1が装着されて
いるため、両バリア29,31との間にくさび状のギャ
ップは生じることが無くなる。したがって、従来技術の
同タイプの変圧器(図6)で問題となっていた電界集中
箇所を除去することができ、巻線支持部分の絶縁信頼性
を向上することができる。また、本実施例のように、絶
縁バリア29とL字形バリア31との間にフォーム材料
層1を設けた場合には、高圧巻線25bの導体角部から
発生した部分放電を阻止する角部の部分の絶縁厚さを最
も厚くすることができるため、放電の阻止効果を最大限
に大きくでき、この点からも絶縁信頼性を向上すること
ができる。さらに、長期運転に伴なうL字形バリア31
の収縮に対しても、フォーム材料層1の圧縮力と弾性に
より収縮分を吸収することができるため、運転時や輸送
時においてもずれや緩みを生じることがなく、十分な機
械的強度を維持でき、振動・騒音の問題を生じることも
ない。
は、以下のようになる。すなわち、絶縁バリア29とL
字形バリア31との間にフォーム材料層1が装着されて
いるため、両バリア29,31との間にくさび状のギャ
ップは生じることが無くなる。したがって、従来技術の
同タイプの変圧器(図6)で問題となっていた電界集中
箇所を除去することができ、巻線支持部分の絶縁信頼性
を向上することができる。また、本実施例のように、絶
縁バリア29とL字形バリア31との間にフォーム材料
層1を設けた場合には、高圧巻線25bの導体角部から
発生した部分放電を阻止する角部の部分の絶縁厚さを最
も厚くすることができるため、放電の阻止効果を最大限
に大きくでき、この点からも絶縁信頼性を向上すること
ができる。さらに、長期運転に伴なうL字形バリア31
の収縮に対しても、フォーム材料層1の圧縮力と弾性に
より収縮分を吸収することができるため、運転時や輸送
時においてもずれや緩みを生じることがなく、十分な機
械的強度を維持でき、振動・騒音の問題を生じることも
ない。
【0027】また、本実施例のフォーム材料層1では、
絶縁媒体が浸透するため、容易にフォーム材料層の気泡
内部に絶縁媒体が充填される。フォーム材料層1自体に
乾燥や枯れが起こることが無い。したがって、フォーム
材料層1自体の収縮はなく、絶縁耐力が向上されると共
に、機械的強度が高いものとなる。
絶縁媒体が浸透するため、容易にフォーム材料層の気泡
内部に絶縁媒体が充填される。フォーム材料層1自体に
乾燥や枯れが起こることが無い。したがって、フォーム
材料層1自体の収縮はなく、絶縁耐力が向上されると共
に、機械的強度が高いものとなる。
【0028】しかも、気泡内の空気が完全に絶縁媒体と
置換されるため、絶縁媒体とフォーム材料層の気泡内部
とに誘電率の格差が生じない。また、フォーム材料層1
と絶縁バリア29及びL字形バリア31とのそれぞれの
接面にまで絶縁媒体が浸透する。これにより、フォーム
材料層1の気泡部分や、フォーム材料層1と絶縁バリア
29及びL字形バリア31とのそれぞれの接面に電界が
集中することがないため、絶縁上の弱点となることが無
い。したがって、本実施例では、絶縁信頼性を大幅に向
上することができる。また、フォーム材料層1に絶縁媒
体が浸透するため、容器内に絶縁媒体を封入する時に機
械的変形の恐れがなく、作業性も向上することになる。
置換されるため、絶縁媒体とフォーム材料層の気泡内部
とに誘電率の格差が生じない。また、フォーム材料層1
と絶縁バリア29及びL字形バリア31とのそれぞれの
接面にまで絶縁媒体が浸透する。これにより、フォーム
材料層1の気泡部分や、フォーム材料層1と絶縁バリア
29及びL字形バリア31とのそれぞれの接面に電界が
集中することがないため、絶縁上の弱点となることが無
い。したがって、本実施例では、絶縁信頼性を大幅に向
上することができる。また、フォーム材料層1に絶縁媒
体が浸透するため、容器内に絶縁媒体を封入する時に機
械的変形の恐れがなく、作業性も向上することになる。
【0029】なお、本実施例においては、フォーム材料
層1を予め成型する代わりに、絶縁バリア29との間の
くさび状のギャップを含むL字形バリア31の表面にお
いてフォーム材料を発泡させてフォーム材料層1を形成
することも可能である。この場合には、フォーム材料層
1のための特別な成型金型等を必要とせず、作業効率を
向上させることができる。
層1を予め成型する代わりに、絶縁バリア29との間の
くさび状のギャップを含むL字形バリア31の表面にお
いてフォーム材料を発泡させてフォーム材料層1を形成
することも可能である。この場合には、フォーム材料層
1のための特別な成型金型等を必要とせず、作業効率を
向上させることができる。
【0030】(2)第2実施例 … 図2 本実施例では、第1実施例と同様に、高電圧機器の一例
として、前記図4乃至図6に示した変圧器巻線に、本発
明を適用したものである。
として、前記図4乃至図6に示した変圧器巻線に、本発
明を適用したものである。
【0031】本実施例においては、図2に示すように、
各セクション27には、導体24の内周側角部(図中左
側角部)に沿って、断面コ字形の成型絶縁物であるフォ
ーム材料層2が取り付けられている。このフォーム材料
層2は、例えば、連続性気泡でその気泡内に絶縁媒体の
浸透が容易となるエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発
泡体等の発泡体、あるいは、独立性気泡でその材料自体
の透過性が優れ、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易となる
シリコン系発泡体等の発泡体により構成されている。し
たがって、レール22部分やスペーサ26部分は導体2
4とフォーム材料層2を介して接触している。
各セクション27には、導体24の内周側角部(図中左
側角部)に沿って、断面コ字形の成型絶縁物であるフォ
ーム材料層2が取り付けられている。このフォーム材料
層2は、例えば、連続性気泡でその気泡内に絶縁媒体の
浸透が容易となるエポキシ樹脂発泡体やポリウレタン発
泡体等の発泡体、あるいは、独立性気泡でその材料自体
の透過性が優れ、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易となる
シリコン系発泡体等の発泡体により構成されている。し
たがって、レール22部分やスペーサ26部分は導体2
4とフォーム材料層2を介して接触している。
【0032】以上のような構成の本実施例では、導体2
4はその角部に沿って圧縮力と弾性とを有するフォーム
材料層2が取り付けられて保護されている。したがっ
て、各セクション27における導体24角部からの放電
がフォーム材料層2により確実に阻止されて、絶縁信頼
性が向上される。特に、フォーム材料層2は、その気泡
内部に絶縁媒体が容易に浸透するため、気泡内部の空気
が容器内に封入されている絶縁性ガスや絶縁油等の絶縁
媒体に置換されると共に、導体24とフォーム材料層2
との接面にまで絶縁媒体が浸透する。これにより、気泡
部分や接面での誘電率の格差が生じることがない。しか
も、フォーム材料層2の気泡内部に絶縁媒体が浸透する
ため、巻線の乾燥工程や長期運転の場合でも、フォーム
材料層自体に乾燥や枯れが起こらず収縮しないため、従
来技術に比べて機械的強度を格段に向上させることがで
きる。
4はその角部に沿って圧縮力と弾性とを有するフォーム
材料層2が取り付けられて保護されている。したがっ
て、各セクション27における導体24角部からの放電
がフォーム材料層2により確実に阻止されて、絶縁信頼
性が向上される。特に、フォーム材料層2は、その気泡
内部に絶縁媒体が容易に浸透するため、気泡内部の空気
が容器内に封入されている絶縁性ガスや絶縁油等の絶縁
媒体に置換されると共に、導体24とフォーム材料層2
との接面にまで絶縁媒体が浸透する。これにより、気泡
部分や接面での誘電率の格差が生じることがない。しか
も、フォーム材料層2の気泡内部に絶縁媒体が浸透する
ため、巻線の乾燥工程や長期運転の場合でも、フォーム
材料層自体に乾燥や枯れが起こらず収縮しないため、従
来技術に比べて機械的強度を格段に向上させることがで
きる。
【0033】さらに、導体24は、半径方向の巻回力
(締め付け力)、あるいは、巻線を上下方向に締め付け
る軸方向の締め付け力と、フォーム材料層2が有する圧
縮力と弾性とにより、フォーム材料層2を介して、レー
ル22部分やスペーサ26部分に完全に密着させること
ができる。したがって、導体24周囲に、絶縁上の弱点
となるくさび状のギャップや微小なギャップが生じず、
電界が集中することがなく、絶縁信頼性が大幅に向上さ
れる。また、導体24は、フォーム材料層2を介して導
体24とレール22及びスペーサ26が圧着されるた
め、巻線のガタやずれが生じず、各セクション27間を
強固に固定することができる。同時に、フォーム材料層
2の圧縮力及び弾性により、運転時や輸送時の振動を吸
収できるため、振動や騒音の低減の効果を得ることがで
きる。
(締め付け力)、あるいは、巻線を上下方向に締め付け
る軸方向の締め付け力と、フォーム材料層2が有する圧
縮力と弾性とにより、フォーム材料層2を介して、レー
ル22部分やスペーサ26部分に完全に密着させること
ができる。したがって、導体24周囲に、絶縁上の弱点
となるくさび状のギャップや微小なギャップが生じず、
電界が集中することがなく、絶縁信頼性が大幅に向上さ
れる。また、導体24は、フォーム材料層2を介して導
体24とレール22及びスペーサ26が圧着されるた
め、巻線のガタやずれが生じず、各セクション27間を
強固に固定することができる。同時に、フォーム材料層
2の圧縮力及び弾性により、運転時や輸送時の振動を吸
収できるため、振動や騒音の低減の効果を得ることがで
きる。
【0034】なお、本実施例では、導体24角部にフォ
ーム材料層2を取り付けると共に、図2に示すように,
そのフォーム材料層2外周面に固体絶縁物3を装着する
ことも可能である。これにより、絶縁信頼性を大幅に向
上することができる。
ーム材料層2を取り付けると共に、図2に示すように,
そのフォーム材料層2外周面に固体絶縁物3を装着する
ことも可能である。これにより、絶縁信頼性を大幅に向
上することができる。
【0035】さらに、固体絶縁物3と導体24との間に
間隙を有するように固体絶縁物3を配置し、この間隙に
フォーム材料を充填して発泡させフォーム材料層2を形
成すること等によっても、導体24角部に沿ってフォー
ム材料層2を密着した状態で配置することが可能であ
る。このように間隙にフォーム材料を充填して発泡させ
フォーム材料層2を形成する場合には、フォーム材料層
2のための特別な成型金型等を必要とせず、作業効率を
向上させることができる。
間隙を有するように固体絶縁物3を配置し、この間隙に
フォーム材料を充填して発泡させフォーム材料層2を形
成すること等によっても、導体24角部に沿ってフォー
ム材料層2を密着した状態で配置することが可能であ
る。このように間隙にフォーム材料を充填して発泡させ
フォーム材料層2を形成する場合には、フォーム材料層
2のための特別な成型金型等を必要とせず、作業効率を
向上させることができる。
【0036】また、本実施例では、フォーム材料層2が
各セクション27の導体24の内周側角部(図中左側角
部)に沿って断面コ字形に配置されて取り付けられてい
るが、これは各セクション27の表面全体、すなわち導
体24の外周側角部(図中右側角部)も覆うように取り
付けることも可能である。さらに、フォーム材料層2は
コ字形に限定されず、L字形等の形状により導体24角
部の形状に合わせて、各セクションの一部に取り付ける
ように構成することもでき、上述の実施例と同様の効果
を得ることができる。そして、フォーム材料層2は全セ
クションに取り付ける以外に、一部のセクションに取り
付ける構成とすることもできる。
各セクション27の導体24の内周側角部(図中左側角
部)に沿って断面コ字形に配置されて取り付けられてい
るが、これは各セクション27の表面全体、すなわち導
体24の外周側角部(図中右側角部)も覆うように取り
付けることも可能である。さらに、フォーム材料層2は
コ字形に限定されず、L字形等の形状により導体24角
部の形状に合わせて、各セクションの一部に取り付ける
ように構成することもでき、上述の実施例と同様の効果
を得ることができる。そして、フォーム材料層2は全セ
クションに取り付ける以外に、一部のセクションに取り
付ける構成とすることもできる。
【0037】(3)第3実施例 … 図3 本実施例では、第1及び第2実施例と同様に、高電圧機
器の一例として、前記図4乃至図6に示した変圧器巻線
に、本発明を適用したものである。
器の一例として、前記図4乃至図6に示した変圧器巻線
に、本発明を適用したものである。
【0038】本実施例においては、図3に示すように、
レール22の外周面にフォーム材料層4が装着され、こ
の上に導体24が巻回され、巻線の各セクション27が
構成されている。この各セクション27の間に設けられ
たスペーサ26には、その表面にフォーム材料層5が装
着されている。この場合、スペーサ26の内周側端部
(図中左側端部)は、フォーム材料層5と共に、レール
22の溝に係合されている。なお、スペーサ26は、周
方向に部分的に配置され、上下方向からフォーム材料層
5を介して締め付けられ、巻線のガタやずれが生じない
ように構成されている。なお、本実施例で使用されるフ
ォーム材料層4,5は、連続性気泡でその気泡内に絶縁
媒体の浸透が容易となるエポキシ樹脂発泡体やポリウレ
タン発泡体等の発泡体、あるいは、独立性気泡でその材
料自体の透過性が優れ、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易
となるシリコン系発泡体等の発泡体により構成されてい
る。
レール22の外周面にフォーム材料層4が装着され、こ
の上に導体24が巻回され、巻線の各セクション27が
構成されている。この各セクション27の間に設けられ
たスペーサ26には、その表面にフォーム材料層5が装
着されている。この場合、スペーサ26の内周側端部
(図中左側端部)は、フォーム材料層5と共に、レール
22の溝に係合されている。なお、スペーサ26は、周
方向に部分的に配置され、上下方向からフォーム材料層
5を介して締め付けられ、巻線のガタやずれが生じない
ように構成されている。なお、本実施例で使用されるフ
ォーム材料層4,5は、連続性気泡でその気泡内に絶縁
媒体の浸透が容易となるエポキシ樹脂発泡体やポリウレ
タン発泡体等の発泡体、あるいは、独立性気泡でその材
料自体の透過性が優れ、気泡内に絶縁媒体の浸透が容易
となるシリコン系発泡体等の発泡体により構成されてい
る。
【0039】このように構成された本実施例において、
導体24はレール22に締め付けられ、弾性を有するフ
ォーム材料層4に密着するため、従来技術のようにレー
ル22と導体24間にくさび状のギャップや微小なギャ
ップを生じることがない。また、巻線の周方向に部分的
に配置されたスペーサ26と巻線の導体24との間に
も、弾性を有するフォーム材料層5が配置されているた
め、巻線を上下方向から締め付けることにより、導体2
4とスペーサ26がこれらの間に介在させたフォーム材
料層5に完全に密着し、くさび状のギャップや微小なギ
ャップを生じることがない。このように、本実施例にお
いては、くさび状のギャップや微小なギャップを形成す
ることなく、フォーム材料層4,5を介して導体24を
レール22部分やスペーサ26部分に完全に密着させる
ことができる。
導体24はレール22に締め付けられ、弾性を有するフ
ォーム材料層4に密着するため、従来技術のようにレー
ル22と導体24間にくさび状のギャップや微小なギャ
ップを生じることがない。また、巻線の周方向に部分的
に配置されたスペーサ26と巻線の導体24との間に
も、弾性を有するフォーム材料層5が配置されているた
め、巻線を上下方向から締め付けることにより、導体2
4とスペーサ26がこれらの間に介在させたフォーム材
料層5に完全に密着し、くさび状のギャップや微小なギ
ャップを生じることがない。このように、本実施例にお
いては、くさび状のギャップや微小なギャップを形成す
ることなく、フォーム材料層4,5を介して導体24を
レール22部分やスペーサ26部分に完全に密着させる
ことができる。
【0040】しかも、絶縁媒体が図示していない容器内
に封入された場合に、フォーム材料層4,5の気泡内部
に絶縁媒体が浸透して、気泡内の空気が絶縁媒体と置換
されるため、絶縁上の弱点となるギャップが形成されな
いと共に、誘電率の格差が生じることがない。したがっ
て、絶縁信頼性を大幅に向上することができる。しか
も、フォーム材料層4,5の気泡内部に絶縁媒体が浸透
するため、巻線の乾燥工程や長期運転の場合でも、フォ
ーム材料層4,5自体に乾燥や枯れが起こらず収縮しな
いため、従来技術に比べて機械的強度を格段に向上させ
ることができる。
に封入された場合に、フォーム材料層4,5の気泡内部
に絶縁媒体が浸透して、気泡内の空気が絶縁媒体と置換
されるため、絶縁上の弱点となるギャップが形成されな
いと共に、誘電率の格差が生じることがない。したがっ
て、絶縁信頼性を大幅に向上することができる。しか
も、フォーム材料層4,5の気泡内部に絶縁媒体が浸透
するため、巻線の乾燥工程や長期運転の場合でも、フォ
ーム材料層4,5自体に乾燥や枯れが起こらず収縮しな
いため、従来技術に比べて機械的強度を格段に向上させ
ることができる。
【0041】また、導体24は、半径方向の巻回力(締
め付け力)、あるいは、巻線を上下方向に締め付ける軸
方向の締め付け力により、フォーム材料層4,5を介し
てレール22やスペーサ26に圧着される。これによ
り、巻線のガタやずれが生じず、各セクション27間を
強固に固定することができる。しかも、フォーム材料層
4,5の気泡内部に絶縁媒体が浸透するため、巻線の乾
燥工程や長期運転の場合でも、フォーム材料層4,5自
体に乾燥や枯れが起こらず収縮しないため、従来技術に
比べて機械的強度を格段に向上させることができる。同
時に、フォーム材料層4,5の圧縮力及び弾性により、
運転時や輸送時の振動を吸収できるため、振動や騒音の
低減の効果が得られる。なお、本実施例の変形例とし
て、例えば、レール22及びスペーサ26のいずれか一
方のみにフォーム材料層を設ける構成も可能である。
め付け力)、あるいは、巻線を上下方向に締め付ける軸
方向の締め付け力により、フォーム材料層4,5を介し
てレール22やスペーサ26に圧着される。これによ
り、巻線のガタやずれが生じず、各セクション27間を
強固に固定することができる。しかも、フォーム材料層
4,5の気泡内部に絶縁媒体が浸透するため、巻線の乾
燥工程や長期運転の場合でも、フォーム材料層4,5自
体に乾燥や枯れが起こらず収縮しないため、従来技術に
比べて機械的強度を格段に向上させることができる。同
時に、フォーム材料層4,5の圧縮力及び弾性により、
運転時や輸送時の振動を吸収できるため、振動や騒音の
低減の効果が得られる。なお、本実施例の変形例とし
て、例えば、レール22及びスペーサ26のいずれか一
方のみにフォーム材料層を設ける構成も可能である。
【0042】以上のような本実施例では、フォーム材料
層は、予め成型して用いることに限定されず、レール2
2表面またはスペーサ26表面にフォーム材料を塗布や
充填等により発泡させて設けることもできる。
層は、予め成型して用いることに限定されず、レール2
2表面またはスペーサ26表面にフォーム材料を塗布や
充填等により発泡させて設けることもできる。
【0043】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、高電圧導体が気体あるいは絶縁油など
の絶縁媒体中に設けられた高電圧機器全般に広く適用す
ることができる。
るものではなく、高電圧導体が気体あるいは絶縁油など
の絶縁媒体中に設けられた高電圧機器全般に広く適用す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高電圧導
体または固体絶縁物に密着して絶縁媒体の浸透性を有す
るフォーム材料層を装着させることにより、誘電率の格
差が生じず、絶縁信頼性の優れた高電圧機器を得ること
ができる。
体または固体絶縁物に密着して絶縁媒体の浸透性を有す
るフォーム材料層を装着させることにより、誘電率の格
差が生じず、絶縁信頼性の優れた高電圧機器を得ること
ができる。
【図1】本発明の高電圧機器の第1実施例を示し、巻線
を使用するタイプの変圧器の鉄心の周囲に巻線を配置し
た状態を示す模式的断面図。
を使用するタイプの変圧器の鉄心の周囲に巻線を配置し
た状態を示す模式的断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示し、変圧器の巻線の構
成を示す要部断面図。
成を示す要部断面図。
【図3】本発明の第3実施例を示し、変圧器の巻線の構
成を示す要部断面図。
成を示す要部断面図。
【図4】従来技術の一例として巻線を使用するタイプの
変圧器の巻線の構成を示す要部断面図。
変圧器の巻線の構成を示す要部断面図。
【図5】図4の巻線の詳細を示す要部拡大断面図。
【図6】図4の巻線を鉄心の周囲に配置した状態を示す
模式的断面図。
模式的断面図。
1,2,4,5 … フォーム材料層 3 … 固体絶縁物 21 … 基礎絶縁筒 22 … レール 23 … 被覆絶縁物 24 … 導体 25 … 巻線 26 … スペーサ 27 … セクョン 28 … 鉄心 29 … 絶縁バリア 30 … 電界緩和用静電シールド 31 … プレスボート製L字形バリア 32 … 絶縁物 33,34 … くさび状のギャップ
Claims (5)
- 【請求項1】 気体あるいは液体の絶縁媒体を機器本体
内に封入してなる高電圧機器において、 前記機器本体内の所定部に、前記絶縁媒体の透過性を有
する固体絶縁材料からなるフォーム材料層が設けられて
いることを特徴とする高電圧機器。 - 【請求項2】 前記高電圧機器は、機器本体内に導体と
固体絶縁物が設けられ、前記導体と固体絶縁物間または
固体絶縁物間の一部または全部に、前記フォーム材料層
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の高電
圧機器。 - 【請求項3】 前記フォーム材料層が、独立性気泡また
は連続性気泡からなる発泡体により構成されていること
を特徴とする請求項1記載の高電圧機器。 - 【請求項4】 前記フォーム材料層が、予め成型されて
設けられていることを特徴とする請求項1記載の高電圧
機器。 - 【請求項5】 前記フォーム材料層が、固体絶縁材料を
塗布または充填により発泡させて設けられていることを
特徴とする請求項1記載の高電圧機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5217779A JPH0774032A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 高電圧機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5217779A JPH0774032A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 高電圧機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774032A true JPH0774032A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16709604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5217779A Pending JPH0774032A (ja) | 1993-09-01 | 1993-09-01 | 高電圧機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774032A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009170449A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器の絶縁構造 |
| CN103489602A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-01-01 | 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 | 一种高压电流装置 |
| JP2020522140A (ja) * | 2017-05-31 | 2020-07-27 | エービービー シュヴァイツ アクチェンゲゼルシャフト | 絶縁変圧器 |
| CN114242418A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-03-25 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种环保型气体绝缘变压器及铜材表面镀锡以提高与环保气体相容性的方法 |
-
1993
- 1993-09-01 JP JP5217779A patent/JPH0774032A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009170449A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Mitsubishi Electric Corp | 電気機器の絶縁構造 |
| CN103489602A (zh) * | 2013-10-16 | 2014-01-01 | 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 | 一种高压电流装置 |
| CN103489602B (zh) * | 2013-10-16 | 2016-06-29 | 云南电力试验研究院(集团)有限公司电力研究院 | 一种高压电流装置 |
| JP2020522140A (ja) * | 2017-05-31 | 2020-07-27 | エービービー シュヴァイツ アクチェンゲゼルシャフト | 絶縁変圧器 |
| CN114242418A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-03-25 | 广东电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种环保型气体绝缘变压器及铜材表面镀锡以提高与环保气体相容性的方法 |
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